781. 超高速!参勤交代 リターンズ
《ネタバレ》 心優しい湯長谷藩の皆さんにまた会えた喜びはありました。しかし、メリハリのない話ですな。悪役・松平信祝の造形が、なんか単純なんですよ。ワル一辺倒。「超高速!参勤交代 リターンズ」って言いたかっただけなんじゃないかと思いました。 [DVD(邦画)] 5点(2017-03-05 21:33:45) |
782. 新・刑事コロンボ/奇妙な助っ人<TVM>
《ネタバレ》 コロンボは清濁あわせ飲むというのであれば、最後はごちそうになるってのはもちろんないんだけど、コロンボのおごりで一杯ってのでも良かったかもね。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2017-01-29 16:31:51) |
783. スーパーの女
《ネタバレ》 気にはなっていたのだけれども、手が伸びなかったのは、予告編で観たあの変なダンスですよね。いい年をしたオッサンとオバチャンがはしゃいでる映画。鑑賞してみて、予感的中。何故、津川雅彦と宮本信子にしたんだろうと思わざるを得ない。ズボンのポケットに手を入れて店の中を歩く津川雅彦。これはきっと、後半で胸を張って歩く姿を鮮やかに見せる前振りと思っていましたが、津川は最後まで、そうでもない人のままでしたね。 [DVD(邦画)] 5点(2017-01-28 14:59:04)(良:1票) |
784. CURE キュア
《ネタバレ》 はじめから、高部刑事の妄想だった的なもんかと思いました。皆さんのレビューを拝見して、ええっ、そうだったのかと。意味ありげなシーンがあるなとは思いましたが(ラストのファミレスのシーンなど)。我ながら未熟な鑑賞者だとイヤんなっちゃうけど、やっぱ、わかんなかったなあ。残念でした。 [DVD(邦画)] 5点(2017-01-08 18:45:54) |
785. マネーモンスター
《ネタバレ》 爆弾が○○なのを大オチでバラさないところがウマい。彼女になじられ、憔悴する犯人をみてから、どうかこの馬鹿たれの悪夢を早く解いてやってくれと願っていました。イタむず痒いんだ。娯楽作品として観ていられないくらい。オレは稼いだ分だけで、コツコツやっていこう。 [DVD(字幕)] 5点(2016-12-29 14:18:28) |
786. 新・刑事コロンボ/恋におちたコロンボ<TVM>
《ネタバレ》 原題からすれば、コロンボと被疑者がお互いを利用しつつも、まるで恋のような状況を演じるってモンだと思います。そんなスジの話もありかと思いますが、コロンボにそんなモノは求めないなあ、オレは。なんか、デレデレしているときのピーター・フォークはみのもんたさんみたいですね。うれしいモンじゃないなあ。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-11-30 16:17:28) |
787. カラスの親指
《ネタバレ》 笑わせることを封印した村上ショージさんが見せる、ギリギリの演技。これ以上ないくらいデリケートに「テツ」に取り組んでいることが観客にヒシヒシと伝わってくるが故に、何かしゃべる度に彼に見入ってしまう。よかった、なんだか上手いぞと。つまり、村上さんに申し訳ないんだけど、我が子が学芸会で準主役級の役を演じているのを見ているがごとくなのです。ぎこちないと言ってしまうにはもったいない、何か特別な魅力があるのですが、それを受け取るこちらがどう扱っていいのか分からない。結局は、最後まで村上さんに振り回されました。阿部寛さんが終始不機嫌な顔つきなのがよく分かる本作です。 [DVD(邦画)] 5点(2016-09-19 16:26:07) |
788. クリード チャンプを継ぐ男
《ネタバレ》 前シリーズとの統合性よく、巧くつなげているのだなという印象。だから、未見の「ロッキー3~5」も見てみようかなという気になりました。ただ、気持ちの高ぶりは、「こんなにもロッキーが愛されて余生を送っているんだ」というところだけでした。その分、アドニスに気持ちが入っていかない。本作こそが、「ロッキーシリーズ」のかませ犬になってしまっている構造なのではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2016-06-05 07:27:30) |
789. 合衆国壊滅/M(マグニチュード)10.5<TVM>
残念ながら、人のイマジネーションを自然の力は遙かに超えていましたね。 [DVD(字幕)] 5点(2016-05-01 19:11:53) |
790. ねこタクシー
《ネタバレ》 心やさしい物語だったなあとは思います。おそらく、原作もTVドラマも面白かったのだろうと想像できます。でも、それらを未見のワタシとしては少し物語が唐突だなあという印象です。原作(またはドラマ)では、間瀬垣家の事情のシンボルでもあったであろう居間のおびただしい数のトロフィなどにも触れずじまい。教師に戻る必然性があったのだろうと思いますが、予習のないワタシには納得しづらい。ドラマの映画化を否定するモノではありません。需要はあると思いますので。しかし「映画」または「劇場版」とタイトルに入れるのがやっぱり親切ではないかと。 [DVD(邦画)] 5点(2016-04-10 21:18:05) |
791. 波伝谷に生きる人びと
《ネタバレ》 うーん。監督は波伝谷の皆さんの生きるうねりに飲み込まれてしまっているようだ。よそ者の視点がだんだん弱くなっていく。思い入れが強いからどのシーンも削れないのだと思いますが、料理されていない素材だけを提供されているよう。契約講の共同作業のシーン、アベック優勝したソフトボール大会など、波伝谷の人が輝いているだろうシーンが盛られていないのも残念。貴重な記録であることはわかるんだ。「30年後に役立つ映像」。今後、どう我妻監督が動くのか? [映画館(邦画)] 5点(2016-03-14 18:33:28) |
792. 青春の殺人者
《ネタバレ》 面白くはないんだけれど、低い点数もつけられないってやっかいな映画です。ラストシーン、独りになった主人公。そこで、「It’s good to be home again(家に帰れて、うれしい)」が流れる。基地害沙汰が遠ざかってゆく。この胸くその悪い映画を、こういう風におわらせるワケねと、とため息をつきました。 [DVD(邦画)] 5点(2016-03-06 17:55:29) |
793. 人生劇場 飛車角
《ネタバレ》 一線を退いたという設定であるにせよ吉良常のような処世術もあったと言うことを考えれば、飛車角の進む道は一途というよりむしろ考えることを放棄しているかのよう。21世紀もだいぶ過ぎた今に思えば、不条理もしくはコントネタ。一つの場所をじっくりと大事にする吉良常の方が、一宿一飯の義理なんてもんであっちこっちふらふらしている飛車角よりずっとかっこいいぞ。しかし。本作の見所はラストシーン。へー、ここで終わらせるの?、と思いましたが、おとよの待ち伏せしている「あの場」に飛車角がおもむいたところで、この話は終わっているんですもんね。予定調和な進行を超えるカタルシス。これ書きながら、ジワジワ妙な余韻に浸っています。この余韻は「続」以降を見ると台無しになってしまいそうなので、観ないことにします。 [DVD(邦画)] 5点(2015-11-15 19:04:38)(良:1票) |
794. 醜聞(1950)
《ネタバレ》 弁護士生命を懸けた逆転さよならホームランのカタルシスなんてものは一片もなく、負けるわけがない裁判をこんなにこじらせた善良なつもりのバカのどうしようもなさへの徒労感だけが募る。星が生まれた?ウソコケ。一連の蛭田弁護士の法廷でのふるまいが、「蛍の光」を合唱してから練り上げたシナリオ通りだったというスジだったらと思うと残念でならない。 [DVD(邦画)] 5点(2015-10-24 11:32:54) |
795. 張込み(1958)
《ネタバレ》 時代がついた雰囲気は好きでした。石井とさだ子の逢瀬のシーン。二人の会話の内容があるようなないようなだらだら感やなぜかパラソルを回すシーンとか、これから全部捨てる大人の女性の本当な感じかもしれんと思っています。ただ、リアルさを追求したがための単調であれば、なおさら一瞬”ハッ”とするシーンがなければ、と思います。後半、なんか刑事による説明っぽさが気になりました。 [DVD(字幕)] 5点(2015-09-19 08:55:24) |
796. ヒックとドラゴン2
《ネタバレ》 お話自体は王道的というか、古典的というか、むしろ伝統芸能的といってもいいくらいクラシックなお話。ただ、ドラゴンに乗っているがごとくダイナミックで躍動感のある映像が魅力。だから、これを日本では劇場未公開というのは、どんなチカラ関係があるのか知りませんが、もったいないことです。 [DVD(字幕)] 5点(2015-07-26 16:17:19) |
797. LUCY ルーシー
《ネタバレ》 人間の脳が100%働くと宇宙になるというお話と解釈しました。新しいような気もしましたが、そうだとすると私という存在も誰かの脳の活動なのねとか考えちゃうと、いつか見た物語のような気もしますね。終盤、脳の活動がどんどん上がっていく過程が、徐々に足下から黒っぽくなっていく主人公というのが安い。だから、長めの「世にも奇妙な物語」を見たような鑑賞後の印象です。リュック・ベッソン、これは「小説」で勝負するべき話ではなかったでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2015-02-10 23:31:05) |
798. her 世界でひとつの彼女
《ネタバレ》 うわー、これはえらいものを観せられた。OSの彼女なんてものを道具立てしていますが、つまるところ、赤裸々かつ、あからさまに「オトコの更年期障害」を描いた作品だと思う。中身は物心ついた頃からほとんど変わらないのに、入れ物(身体)だけはどんどん衰えている。すぐ転ぶところがイヤだ。寛容にみえて、心グズグズなところがイヤだ。ウクレレや手紙集が卑猥だ。子供に見せたくないくらい。ワタシはこの映画の主人公がとてつもなくイヤだ。だから、とことん良くできていると48才のおっさんは思う。そうです、ワタシも更年期です。10点でも5点でも良いような気がしますが、ここは5点で。いや、すごい5点だよ。 [DVD(字幕)] 5点(2015-02-06 22:57:08) |
799. 秋刀魚の味(1962)
《ネタバレ》 激しく感情を高ぶらせるようなことはなく、正確な間合いで会話する登場人物たち。ひとの暮らしをモチーフにしつつ、生活臭さがない。まるでアンドロイドたちが昭和30年代を演じているようだ。その違和感がイヤかというと、そういうわけでもない。不思議な映画。 [DVD(邦画)] 5点(2015-01-11 10:06:17) |
800. ノッティングヒルの恋人
《ネタバレ》 うーん。前半、妹の誕生日パーティに何のてらいもなくアンが溶け込んでしまうくだりとか、ウィリアムが状況を理解し、躊躇なくホテルマンになりすまし身を引くシーンとか好きでした。しかし、一度別れてからのダラダラ感。彼女のいるはずのリッツへ駆けつけるカーシーンの、これはホントに映画かと見まごうばかりのダラダラ感。「ローマの休日」を期待したら、昭和のラブコメだったという拍子抜け。なんか「うわさの姫子(芸能界編)」?ジュリア・ロバーツ、綺麗でした。 [DVD(字幕)] 5点(2014-10-25 07:09:48) |