841. カプリコン・1
《ネタバレ》 火星着陸偽装プロジェクト―政府による「大いなる陰謀」。その全貌を知る宇宙飛行士たちの逃走劇。大胆な着想を得るきっかけは当時政府の陰謀として世間を賑わせていたヴェトナム戦争やウォーターゲート事件。緊迫の追撃戦、特に終盤のスカイチェイスは映画史に残る名シーン。高揚感ある主題曲。ただ、今この作品を観るとインパクトに欠け物足りないですね。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-02 00:54:45) |
842. クラウド アトラス
《ネタバレ》 時代、ジャンルの垣根を越えたオムニバス・SFドラマ大作。“紫紺の欠片”のごとく散りばめられつつも同時進行する6つの物語。トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒュー・グラント、スーザン・サランドンら豪華キャストが一人で何役もこなします。まるで別の映画に出ているようです。それぞれの物語の印象は薄くつながっていくわけでもなくただ長いだけに感じてしまった。「今までにないハリウッド映画」、「初めての体験」―撮っている側、演じている側はそうかもしれないが観る側としては必ずしもそうではない、ただそれだけのコト。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 02:27:15) |
843. スティーブ・ジョブズ(2013)
《ネタバレ》 二年前に亡くなったアップルコンピュータの創業者、その波乱に満ちた人生の真相が明かされます。世界を変える頭脳と行動力を併せ持つ熱血漢の反面、冷酷非情にしてサイテーヤローと罵られ自ら立ち上げた会社すら追われてしまう孤独な天才を本人によく似せたアシュトン・カッチャーが好演。シリアスなシーンで軽やかな曲を流し爽快感を演出。物語に深みはないですが、ものづくりに人生を懸ける漢たちの意気込みがひしひしと伝わってくる良作。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-01 00:40:03) |
844. ジェイソンX 13日の金曜日
《ネタバレ》 シリーズ第10弾、今作が現時点での最終作。455年後、冷凍封印から解凍されたジェイソンが宇宙船内で暴れ回ります。SF的な舞台ですがやっていることは前作までと同じです。第二形態に変身した不死身のヘンタイ殺人鬼の最期は「ダイの大冒険」にカブります。ようやくシリーズ全11作を観終えました。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 00:23:49) |
845. パピヨン(1973)
《ネタバレ》 脱獄を三たび敢行。胸に蝶の刺青のある脱獄王の、実話に基づいた壮絶な人生をスティーブ・マックィーンが体現。まさに魂揺るがす怪演。その傍らには名脇役のダスティン・ホフマン。無実の罪で孤島の刑務所に収監、厳しいムショ生活、ワクワクの脱獄アドベンチャー、なぜか上半身が生まれたままの姿の民族との安らぎのひととき、捕らえられ再びムショへ。それでもなお、海に飛び込み自由を求め行く。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 00:04:06) |
846. ダイアナ
《ネタバレ》 「世界のプリンセス」の秘められた恋を綴る伝記ラブストーリー。夫との別居から交通事故死までの3年間、孤独ながらも束の間の甘いひととき。英国皇太子妃という地位から脱し、自由を手にする彼女。淡い恋の終わりから「最期の刻」を迎えるまで、緊迫感が差し迫ってきました。ナオミ・ワッツ好演でしたが唯一無二のダイアナ嬢とは似つきません。 [映画館(字幕)] 6点(2013-12-31 23:30:16)(良:1票) |
847. オリエント急行殺人事件(1974)
《ネタバレ》 アガサ・クリスティの生んだ、小太りでチャーミングな口ひげがトレードマークの名探偵ポワロをアルバート・フィニーが熱演。急行列車の中で起きた殺人事件、曲者揃いの12人の容疑者の前で独壇場となる推理ショーを披露。事件の真相は12人それぞれによる怨念のひと刺し。ポワロは推理小説の概念を突き崩す、もう一つの選択肢を示しました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-29 02:30:16) |
848. 13日の金曜日/ジェイソンの命日
《ネタバレ》 シリーズ第9弾も付け足しには変わりないですが恐怖感・エグさ・エロさ・グロさはシリーズ上MAXか。ジェイソンの心臓にカブりつく男、次々と姿を変えて迫ります。クリスタル・レイク周辺の連続惨殺に変わりはありません。あれでジェイソンが地獄へ落ちるはずがありません。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-26 23:59:39) |
849. ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
《ネタバレ》 これがためにプレイステーションを購入した大ヒットソフト「FFⅦ」、星を守る戦いのアナザーストーリーを描いたCGアニメ。ゲームクリア後、16年経ちストーリーはほとんど覚えていなかったですが、徐々にその世界観が脳裏によみがえってきました。クラウドにティファ、バレット、ヴィンセント、ユフィ、シド、レッドXⅢ―かつての仲間揃い踏みで躍動感あふれるアクションを繰り広げる中盤から大いに盛り上がりました。そして悩めるヒーロー・クラウドと悪の元凶・セフィロスの死闘再び。フィナーレで今なお忘れられないヒト、亡きエアリスの陰を追うクラウドの姿を強調。熱い魂伝わる主題歌。FFⅦファン必見の傑作。 [DVD(邦画)] 8点(2013-12-22 00:58:53) |
850. そして父になる
《ネタバレ》 血のつながりか共に過ごした時間か、取り違えた子を6年間育てた2つの家族が交差するドラマ。BGMのない静かな空気感の中で物語は紡がれます。初の父親役を好演した福山雅治、エリートイケメンパパはハマっていたようです。切ない展開に引き込まれたのですが、あっさりとしすぎたオチに違和感アリ。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-16 22:58:38) |
851. スター・トレック/イントゥ・ダークネス
《ネタバレ》 約5ヶ月ぶり2度目観賞。シリーズ第2弾。カーク船長、トンガリ耳のスポックらがベネディクト・カンバーバッチ好演の冷酷でしぶとい悪役カーンと激突。宇宙空間を舞台にした戦闘シーンの迫力は申し分ないが、ストーリーが説明不足のために不明確。 [映画館(字幕)] 6点(2013-12-15 22:26:48) |
852. 許されざる者(2013)
《ネタバレ》 20年前の米アカデミー最優秀作品を和風にリメイク。銃弾と斬撃、西部劇と時代劇を見事に融合させた良作です。武骨なる元人斬り十兵衛を渡辺謙が好演、漲るオーラ、「漢は背中で語る」。佐藤浩市が悪代官ぶりを熱演。未開の地・北海道を舞台にぶつかり合う魂。原作をも凌ぐ印象です。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-15 22:13:58) |
853. ウルヴァリン:SAMURAI
《ネタバレ》 「X-MEN」のヒーローにして不死身の狼男・ウルヴァリンがニッポン上陸。東京、長崎など各地で大迫力バトルの連続。シリーズ3部作終了後、自ら殺めたジーンの幻に悩まされる孤高のヒーローの復活が主題です。「X-MEN」とニッポンの融合の具合は芳しくないですが、ウルヴァリンがニッポン各地で転戦というだけで充足です。ウルヴァリンVS真田広之はドリーム・レアマッチ。 [映画館(字幕)] 7点(2013-12-15 01:02:03) |
854. ONE PIECE FILM Z
《ネタバレ》 新世界の存亡を賭けて麦わらの一味とNEO海軍が激突。NEO海軍の大ボス・ゼットは海兵たちの“せんせー”である黒腕のゼファー。劇中でルフィが二度も敗れるワンピース映画史上最強の敵。ルフィとゼット、ラストバウトはまるで「あしたのジョー」。青キジのナマ歌「海導」はレア曲。躍動感と原作の魅力がギッシリ詰まった良作。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-15 00:48:50) |
855. リトル・ランボーズ
《ネタバレ》 名作「ランボー」に魅せられた少年たち青春のひととき、“ランボーごっこ”。ランボウの息子としてお手製の映画を撮る少年たちの友情。コメディ風でやや冗長でしたが、フィナーレで固い友情と兄弟の絆を示していました。独特な雰囲気の小品ドラマ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-15 00:37:24) |
856. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 キャスト一新。少し翳のある、悩める「スーパーマン」新シリーズ開幕。明かされるスーパーマン誕生秘話。宇宙や地球市街地での戦闘シーンの映像・音響・迫力は圧巻、旧シリーズとは比較になりません。序盤でスーパーマンの正体を知ってしまうヒロイン、フィナーレでプラネット新聞記者クラーク・ケント誕生。 [映画館(字幕)] 7点(2013-12-14 02:26:26) |
857. ゴーストライダー2
《ネタバレ》 マーベルコミック、ニコちゃん演じる燃ゆるガイコツライダー第2弾。“悪魔の子”を救うため大激闘。前作同様ストーリー性はないけど独特のダークなテイストは健在です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-11 22:52:51) |
858. パシフィック・リム
《ネタバレ》 続編公開に向けて約4年5ヶ月ぶり2度目観賞。近未来、地球存亡を懸けて人型巨大兵器「イェーガー」と“裂け目”から這い出た“KAIJU”が激突。ドラマ性は低いものの、メガトン・バトルの映像・音響・迫力の完成度が高く盛り上がりました。迫る“KAIJU”をなぎ倒し“裂け目”を爆破してハッピーエンド。ヒロインに菊池凛子、芦田愛菜。 [映画館(字幕)] 7点(2013-09-08 22:45:30) |
859. 少年H
《ネタバレ》 約8ヶ月ぶり2度目観賞。妹尾河童の実体験に基づいた戦争ドラマ。冷静にこの戦争を見つめる洋服仕立屋の父。その大きな背中を見て真っ直ぐに生きる少年H。神戸大空襲によって焼かれる我が地元、長田。そして漂う無力感。心に染みるのは、脱力する父へ茶碗をぶん投げたHに妹が一喝、「お兄ちゃんなんか死んでしまえぃ!」。戦争の生む虚しさがストレートに伝わってきました。日本人なら誰もが感じ入る傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2013-09-08 00:49:26) |
860. キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~
《ネタバレ》 黒人ミュージシャン・グループの実話に基づいた熱くて切ない音楽ドラマ。人種差別が絡むそれぞれの波乱万丈の人生を描いていますがあまり入り込めませんでした。 [地上波(字幕)] 5点(2013-09-01 23:30:40) |