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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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81.  ハルク 《ネタバレ》 
長い・・そして暗すぎる画面に飽きてきた。 「ダークシティ」のような灯りを消せば観られるという暗さではない。 なんとこの作品の暗がりでの格闘シーンはCGとCGの戦いみたいなもので、 揺れるし暗いしで全く臨場感もない・・ 唯一よかったのが明るすぎるくらい明るい砂漠や裸の山を飛ぶハルク、 かなりドンキー・コングみたいに飛びまくるのだがその浮遊感はよかった。 何が合わないというのはすぐわかった。 演出だ。 デ・パルマの映画のようなカット割り。 あちらはサスペンスだからまだよいとして・・ SFでのこの説明的な漫画のコマ割りはどうなのか? たまにあるなら許せるにしてもあまりに乱雑に使われると、 安物のスパイ映画をテレビで観ているよう・・ もしこういった演出をたとえば「キング・コング」でやったらどうか?? SFで一応お金かけてるんだから・・ 監督のアン・リーは「ブローク・バック・マウンテン」の人なんだけど、 まさかこういうのその映画ではやらないでほしい・・ あのカット割りはデ・パルマやタランティーノ作品で観るべき(苦笑) ハルクに変身してからも緑の怪人=シュレックか、 サッカーのイタリア代表のビエリか!? そう、体の動きはドンキー・コングやってるみたいだった。 「宇宙戦争」の地面の割れる見せ所のようなシーンが出てくるが、 同じようなシーンを演出してもコレだけ違うんだと納得。 SFは見世物でもあるのだから「ダークシティ」を見習ってほしい。 その作品にも出ていたジェニファー・コネリーをまた観た事になる。 かわいいしきれいだなぁ・・ どちらかといえば彼女は男顔で東洋的、 天海祐希に感じが似てる気がするのだけれど・・ エリック・バナは「ミュンヘン」のほうがよかったなぁ。 もちろんこの作品でも親子愛やらシリアスな演技もしてはいるものの、 「トロイ」や「ミュンヘン」に比べると・・ というより彼はこういうのに出ちゃいけないとさえ思う。 ハリウッドで数少ない誠実な普通の大人が素でやれる役者だと思うんだけど・・ うまいけれど作られた普通さのトム・ハンクスとか、 若い朴訥なトビー・ワグワイアやユアン・マクレガーとかは別として・・ 役者の個性という点ではジェニファーの父がよかったなぁ・・  
[DVD(字幕)] 4点(2006-04-02 13:19:43)
82.  バッド・エデュケーション(2004) 《ネタバレ》 
音楽はものすごくよい。  エンド・クレジッドで流れる曲は聞き入ります。  危ない作品内容もこの監督の独特の色彩とカット割りで、  娯楽サスペンスにも取れる映画作りとなっています。  ただし私的にはちょっと合わなかったです。  突然現れたガエル・ガルシア・ベルナルは結局復讐のために全編を通じて活躍するのですが、  私は彼をなぜかマイク・マイヤーズ似だなぁと見てコメディに見ちゃいました(苦笑)  サスペンス的には二重三重で面白いしそのわりにわかりやすい。  難解ですが演出や編集がうまいので戸惑いません。  丁寧に作っています。  しかし「オール・アバウト・マイ・マザー」もですが・・  この監督作品の男優(ゲイ役の)と私は合いませんねぇ・・  いかにもってな感じだから(まあだからわかりやすいのだけれども)  引いてしまうんですよね。  幼少時代の純粋な愛引き裂かれた初恋が、  たとえ男同士であれども感情移入はできます。  そこにはやはり少年同士というみずみずしさと、  その年頃の恋の場合は男女も関係はないと・・  しかも引き裂いた悪役が神父なのです。  カトリックの寄宿学校という環境で神父は異常愛者。  この神父への復讐がある脚本がきっかけで始まるのですが・・  こういったサスペンスとして観られれば面白いかも。  お金、性欲、復讐・・もうドロドロです。  唯一といってもよいエンリケ役の薄い顔のフェレ・マルティネスが救いかも。  あまりに現実主義な彼の生き方に、  初恋を裂かれたあきらめも仕事に生かすという、  クールな生き様に感傷は感じなかったです。  やはり子供時代で終わってましたね・・  
[DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:18:10)
83.  ダークシティ 《ネタバレ》 
 どこかで見たような映画なのですがうまいことできてる(笑)  まず冒頭のストリーテラーから「宇宙戦争」に代表とされる語りだし。  この手法は旧約聖書とかの史劇モノで必ず使われます。  主人公は記憶喪失でバスタブから脱出するシーンは「SAW」。  連続殺人事件の犯人は誰?  徐々に記憶を取り戻すかのような主人公と異星から侵略しにきたかのような連中。  ここは地球のとある古い時代の街で宇宙から地球人をさらいに来たか、  それともここはニセの街で宇宙人がそこに地球人を飼育実験にしているのか?  街の外はどうなっているのか?  夜中の12時に針が重なると街中が止まるのはなぜ?  記憶の入れ刷みをされたのは誰??  面白い・・  こういったテンポの速い難解SFって好きなんですよ。  しかも絵が暗いから「レディ・キラーズ」のようなブラック・ファンタジーみたい。  運河の向こうにある夢の島にはどうして行けないのか?  閉鎖感いっぱいの演出は前に観てうろ覚えの「トゥールーマン・ショー」みたい。  あの作られた世界は外はああだったんですがこれは見事。  超難解だった「惑星ソラリス」のラストの答えがここにあると思いました。  そして「CUBE」とそっくりな演出もあります。  CUBEで一番好きな高さがわかる怖さ部屋が動く怖さがここに・・  というと・・まるで娯楽SFのおいしいとこどりごった煮なのですが、  これに「マトリックス」の世界を入れたような感じで、  よくまあ100分に詰め込んだものだと感心。  どうせアメコミのような作品だろうと期待はしていなかったのですが、  ラストまで飽きることもないし何しろ最初から飛んだSFと見ていたので面白い。  暗い画面や記憶を植えられた話や悪魔団体のような集団・・  苦手な方にはお勧めできませんが好きなら楽しめます。  主人公が中途半端にヘタレのくせに無敵なので、  これは感情移入はできかねるなぁと思うのだけれど、  どの登場人物が主役でも成立すると監督が特典で説明していました。  ああそうかそれはありうると感心。  博士に妻役に異星人のボスに刑事に・・誰の目で観ても見られます。  この作品の主役はこの世界らしいから(街ということで)  期待していなかったアメコミ格闘系SFと思っていたのに、  なかなか哲学的で暗いのに娯楽SFとなっています。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 13:12:58)(笑:1票) (良:1票)
84.  タイムリミット 《ネタバレ》 
 なんとなく昔の「めまい」のようなオーソドックスな身代わりサスペンスだったので、  これなら主体である女の怖さというものを追求した「めまい」のほうが上だし、  トリックももちろん向こうが上だとあらためてヒッチ・コックってすごいと思った。  あまり好きではないヒッチ(客観的に見せる手法)の作品が、  こういうサスペンスと比べて観て思い出すとやはり違うなぁと納得(??)  人間の本質にせまりながらもまるで冒険映画のラストのようなオチでガックリ来た。  インディシリーズのような冒険恋愛映画ならお決まりでいいけれども、  私はこの一見テレビ映画のような作品に毒を期待したのです。  デンゼル・ワシントンもあまり好きではないのですが(モーガン・フリーマンが好き)  無難にコミカルな演技もしてたし真面目でとぼけた誠実な役というのも合ってはいた。  だから「めまい」のジェームズ・スチュワートのような役どころも期待したし、  そこまで粘着系にしなくてもいいならば、  その朴訥さを生かして全てにそっぽ向かれる怖さもいいんじゃないかなと。  そのほうが記憶に残る作品だったかなと思うのです。  それをやってくれてたら私の評価は★6つにはなっていただろう。  これではテレビでやってるロードショー映画です。  日曜洋画劇場とかの・・  途中から日本語吹き替えにしたのも悪かったけれど、  読めて読めてしまうので飽きてきちゃった。  でもテンポはいいから観て損はしないと思いますが、  観たあとは何も残らないだろうなぁ・・  それにしても犯人があまりにわかりすぎます。  わかったあとのみんなの裏切りが見たかったなぁ・・  そういうラストならばヘタしたらワシントンを好きになってるかもしれないから。  ちょっと真面目すぎるから面白みがないんですよね。  私は黒人俳優はクセのあるタイプか(独特の色気とか)  それとも本当におバカな役ができるやつがいいですねぇ・・  「レッド・ドラゴン」に引き続きおうちが焼ける演出のからくりも飽きちゃったかな・・  そういう家全焼のサスペンスでほんとーにマヌケだと心に残っているのが、  トラボルタ主演の家族サスペンスでした。  
[DVD(字幕)] 4点(2006-04-02 13:09:47)
85.  レッド・ドラゴン(2002) 《ネタバレ》 
トラウマからの脱出というテーマは今回はFBI捜査官にではなく、  犯人に向けられていたということが弱かったです。  ノートンのトラウマもあればよかったかな・・  最後のほうの火災からの生還は「宇宙戦争」の息子か!?  と、私はストーリーとしては面白いが納得できかねました。  愛する盲目の女性(ありきたりですね) エミリー・ワトソンが、  どうも風吹ジュンに似ていた・・  全体的にはひとつの作品としても観られます。  しかしやはり「羊たちの沈黙」があったからこその作品なので、  ファンのための説明的な作品です。  こういったレクター博士の使い方ももしかしたら飽きがこないかも?  と思う私は完全にレクターは檻の中のコロンボだと理解しました(爆)  同じような手でテレビ・ドラマ化してもよいのでは・・  もちろんレクターは檻の中で推理しては捜査官いじめをするという(笑)   スターウォーズシリーズで言えばエピソード3、  あと最近よくある序章映画。  やっぱりシリーズモノってもう過去に向かうしかないのですよね。  大成功すると特に未来のことを書くと繋ぎより話が脱線してくる。  で、序章ならば成功作と同じような作りにしても懐かしい感じで繋げてくれる・・  「ハンニバル」が大ヒットした「羊たちの沈黙」からの失敗例だったのは、  何よりも主演女優が変わったことが大きかった。  「ターミネーター2」から「3」に子役=救世主ジョンが変わったことで大不評になった。  そういうものなんじゃないかな。  内容はどうであれファンは同じ俳優の成長や年をとった姿を見たいもの。  もしも役者を変えるのならば出さなければいいと思ったのがこの作品。  ホプキンズのお相手がジョディからノートンに変わってもいいのですよ。  同じことをやっててもいい。  ラストの「羊たちの沈黙」に繋がる(その女性FBIの名は?)  そのひとことが聞けただけでもう感激しました(おかしいかな?)  もうこの作品自体がそれだけでもういい映画になっちゃう。  まあ内容もいるんですがやはり「SWエピソード3」のラストのような感激。  
[DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:08:04)
86.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 
人間は善と悪の表裏で出来ています。  エミリーはクリスチャンであり自分の命をかけて悪を生かしたのです。  悪魔が存在したとなれば神がいることの証明になるから。  神父も死なせてしまったということは悪に負けたのですから仕事は失敗です。  これはこれで償うのは当たり前だとも私は思います。  教会がそこから逃げれば悪を否定します。  悪を否定すれば善も否定することになるのに・・  サタンの6変化これを認めなければ神も存在しないのでは・・  ここらはまた勉強になりました(爆)  ラテン語ギリシャ語ヘブライ語ドイツ語・・聞き取れない!  スティグマータ(聖痕)が現れたときは・・この自己犠牲がキリスト教の見所だ(爆)  と世界に入りかけたのですが・・  法廷劇での猛反論は(フェンスの傷)と言われると、  う~んそれもそうだとか・・  どちらとも取れるんですよね。  だって悪魔つきなんて実際のところ、  当の本人も悪魔がついているに違いないと思いこんでるかもしれないし、  本当についているかもしれないしそんなの立証ができないから。  日本で言えばわかりやすく例えればイタコさんみたいなものでしょうか。    この難解で答えが出ないオカルトを法廷劇という現実的なドラマで見せるのです。  そういう点では全く新鮮でした。  それと久しぶりに映画で悪魔祓いの儀式を観られたこと。  十字を切り聖書の一説を説きながら聖水を振りかける・・  この一連の神父の動作はかっこいいとさえ思う私って・・(笑)  初心者の神父だったからああなっちゃったんですね・・  有罪か無罪かを決めようとする人たちは、  人の死よりも悪魔が存在するか否かを決めたいんでしょう。  ここらが哀しい勇気あるサスペンスの話にもなっています。  字幕も演出もカトリックの描写は完璧でしたが、  パンフを読むとやはり・・神父と牧師がごっちゃにされてた。  カトリック=神父 プロテスタント=牧師が絶対なわけでもないのですが、  映画は真面目に作っている法廷ホラーなのに残念と思いました。  私のような素人が間違えるならまだしも・・(苦笑)  
[映画館(字幕)] 7点(2006-04-02 13:04:58)
87.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 
この作品を借りたのは実は「-lessレス」に似ているからということでしたが、  ・・似ていませんでした。  似ていたのはその標識の場所から抜け出せないという形と、  全ておわったことが元に返るという組み立てで、  実はよくあるサスペンスのお手本なのです。  私は本当にこの作品に似ているのは、  「オープン・ユア・アイズ」なのではなかろうかと思います。  見かけは「レス」に似ているかもしれませんがそれは勘違いで、  実は根底には「オープン・ユア・アイズ」の世界なのです。  それは解読サイトを読み終えて気づいたのです。  この作品はかなり難解でして、  観終えたあと頭の中が???のこだまがひびいている状態(爆)  何がなにやらさっぱりわからない~!!  待て待て・・どれかはっきりさせてくれ。  実は死んでいたとか夢だったとか!  パニくりましたよ(苦笑)  そう解いてもつじつまがあわないのですから・・  ああ、そうだったのか!という驚愕のフィナーレに感動というものでもない。  ただ何かわからにんだけれどもナオミ・ワッツの片思いは理解できたし、  恨みやねたみや狂うほどの恋しさ哀しさはわかったような気がする。  だからこの作品はストレートに脚本をいじっていなければ泣けるかもしれない、  恋愛映画であり成功から転落した(本人は成功したと勘違い)夢みる少女の物語。  「パルプ・フィクション」というタランティーノの映画がありました。  あれも後半に脚本の順番を変えて観客を不思議な世界に誘います。  この作品はある程度ネタバレされたほうが面白いと思いますが・・  
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 13:02:51)
88.  ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 
どことなく自分勝手に「リバーランズ・スルーイット」みたいな兄弟愛ドラマを期待していたので、  いやコレは違うこれは家族団結のドラマで朴訥であり暗い現実と裏腹にコミカルな作品だ。  そういえば「サイダー・ハウス・ルール」もそんな感じでした。  あともうひとつグッときたのがあの人が死んじゃうとき。  前触れもありましたがその場に居合わせたのがデカプリオだというのも・・  この子供はふたりの死を見てしまうんですよね。  弟がああなってしまったのもそのトラウマからかもしれない。  わめいたり大笑いしたりという演技が印象的なのですが、  実はデカプリオの演技の中ではデップとルイスがいい仲で、  それを見守るときの自分のことのような嬉しそうな表情。  そういうちょっとした演出がいいんです。  「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクの恋人も出てたし、  そして同じ映画でマーティのパパ役をやっていた葬儀屋、  あのパパに似てるんだけれども・・  最後が放火という演出では「母の贈り物」を思い出しました。  ここらはちょっとやりすぎかなぁ・・  全体的には暗い題材ではあるのに淡々とした素朴な映画になっている。  そこが物足りないし逆に言えばいい作品なのかもしれません。   
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 13:01:18)
89.  フライトプラン 《ネタバレ》 
久しぶりのジョディ・フォスター主演映画。  直前に「羊たちの沈黙」を観たのもいけなかったか(苦笑)  観ているうちにジョディがシガニー・ウーパーに見えてきた(爆)  もちろん両方好きですよ。  でも違うんだなぁ・・  ジョディが「エイリアン」シリーズの(特に子供を守る2)になっちゃ・・  男版「ダイハード」のようでもあります(汗)  Tシャツ1枚で排気口の中とか冒険しちゃだめですよ。  まあ久しぶりの復帰作として大目に見たとしても、  このオチはないと思う。  まだ観ていない人のために伏せておきますが、  これは違反だと思うよ(苦笑)  何でもアリ?  「エアポート」シリーズのようでいて全然違う映画。  細かいところを突っ込めばキリはないのですが、  とにかく大雑把なサスペンスでした。  種類は違いますが同じくジョディ主演の「パニック・ルーム」を思い出した。  私にはどうも彼女には母親役は似合わないように思うのです。  たぶん所帯じみて見えないからかな・・  母性もあまり感じないのです。  年をとってもいつまでもキャリア・ウーマンのイメージがあって・・  キャサリン・ゼタ・ジョーンズは母性を感じるんだけれど・・  でもまあ久しぶりにジョディが観られたのでよかったとしましょう。  あと意外にもショーン・ビーンが今までいいと思わなかったのに、  この映画ではすごくいい役者だなぁと感心しました。  機長の役が似合うようになったのですね。  こういう役もできるようになると楽しみです。   
[映画館(字幕)] 6点(2006-04-02 12:59:27)
90.  海と毒薬 《ネタバレ》 
日本の黒い夏 冤罪 の熊井監督の作品を探していて見つかりました。  医療サスペンスになるし実話にヒントを得たミステリーにもなります。  邦画でこの世界をコレだけ真面目に描けたのはすごいことです。  淡々と進んでゆきますので客観的に見るしかないので、  主人公の奥田瑛二と視点は近くなると思います。   国際映画祭出品作で世界的にも認められたこの作品は、  なんと86年作なのに白黒です。  なぜ白黒なのか疑問に思いただ気取ってるだけかと観ていましたが、  白黒でなければリアルな手術シーンは再現できないかも。  カラーであれば単なるキモイ映画になっていたかもしれない。  このたった2色のメリハリが社会派映画としても見られるような演出になっています。  難を言えば世界を意識したのか外人や日系(岡田真澄)の使い方が・・  この時代(いつの時代もですが)の日本の医学界、  戦争時の退廃的な生き方生かされ方、  文学的でもあるし過度な演出による娯楽的な残酷シーン・・  邦画でもこういう作品があったんだなぁと感心。  渡辺謙のセリフが的を得ていてそれでもなんかなぁと・・  なぜか戦時下だから人体実験をするっていうのは無理やりな説得力ある。  無差別に病院や公共施設も破壊したアメリカ兵だから、  人間ではなく物として扱うから死ぬまで実験をするというのも、  患者はどうせ死ぬんだから、  戦争で死ぬよりも実験に使うほうが世のためになる、  こういうことが本当に行われていたとしたら、  医学の発展とは犠牲の元なんだと暗くなります。  見終えたあともドヨ~ッと暗いまるでホラー映画のようなのですが、  見ごたえのある演出と感情移入さえ許さないような乾いた演技、  戦争映画を根本的に嫌いな私もこういう切り口なら観られます。  どことなく巨匠シドニー・ルメットを思い出しましたが、  それは言いすぎでしょうか・・  誰に感情移入できるか、  誰にもおそらく主人公にでさもできかねないのに、  実験手術されるアメリカ兵捕虜を好奇心で取り囲む日本兵。  彼らと同じ好奇心でこの映画を観ていることに気がつきました。  その後味の悪さも何か問いかけていて怖い作品でした。  
[DVD(邦画)] 7点(2006-04-02 12:58:08)
91.  エンゼル・ハート 《ネタバレ》 
  アラン・パーカーの絵という感じですねぇ・・  ブラック・ファンタジーの世界です。  久しぶりに観ましたがこの作品って・・こんなに難解だったんですね。  まさに観る時期観る作品の関連性ということもあり、  最近ではサスペンスをよく観ているので犯人さえわかればよいみたいな感じで、  このジャンルはサスペンスでもホラーでも可能(ホラーの棚にありました)  だから観方を変えなければ理解不能なところがあります。  犯人がわかりやすく作られているのに意味がわからない作品。  オカルトに意味を求めても難解になるだけなのです。  「エクソシスト」よりは「オーメン」に近いかもしれません。  しかしこのジャンルで致命的なミスは配役だと思います。  私はロバート・デ・ニーロは合っていないと思いますが・・  恰幅がよすぎるし全く怖くはないから(苦笑)  同じ役では別の作品のアル・パチーノのほうがはまっていました。  その作品の題名も忘れたのですが確かキアヌ・リーブスも出ていました。  ソレも前に観ていて今回の作品とごっちゃになって記憶しています。  あとミッキー・ロークの「ジョニー・ハンサム」という作品。  これも観た記憶があるのに忘れています。  また見直してみよう・・  ジョニーはエンゼル・ハートでも出てきます。  このミッキー・ロークが依頼を受け探しているジョニーは、  整形手術を受けて顔がわからないということがややこしくさせています。  まさに・・ジョニー・ハンサムと同じ(爆)  見えないジョニーを追う探偵、  ジョニーの過去を調べるうちに次々とジョニーの記憶を消すかのように、  殺人事件がおきてゆきます。  主役のミッキーにふりかかる殺人事件の疑惑、  操られているのかはめられているのか・・?  新しい犯人がわかるころにはこの探偵の素性も明らかになります。  よくできた話ではあるものの、  やはり2度目の観賞ということもあるし、  よーく考えたらおかしい説明不足なところもあったりします。  ミッキー・ロークはこの頃が一番ではなかろうか・・  このあたりの時期では好きですね。  こんなヨレヨレの役をやっててかっこいい人はあまりいないと思う。  汚い役で生える人って最近いませんから・・  
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-02 12:54:47)
92.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 
評なこの作品も観ていなければ「羊たちの沈黙」も評価できないと、  こちらは初めて観賞しました。  前評判が悪かったことからなんの期待もしなかったので、  そんなに悪いつまらない作品とは思わなかった。  けれども2回観ようとは思わない。  やはり誰もが思うように主役が今イチ(今3くらい)  これならば全く逆の発想でニコール・キッドマンとか別の個性でもよかったのでは?  「ターミネーター3」とどちらがいいかというくらいダメでしたね。  クラリスの真剣な強気とか弱さと無邪気さが・・  まるでジュリアン・ムーアはただのインテリFBIに見え、  メリル・ストリーブに見えてしまいました(爆)  クラリスの姉とかの設定に変えてもよかったり・・  この違和感は最後まで付きまといました。  あとゲイリー・オールドマンのあの役は・・なんであんな役ばかり(泣)  レクターが自在に犯行計画を実地してゆくので、  羊たちのような怖さは全く感じず、  恐怖よりは不快感のみのグロ映画になってしまった。  脳ミソを食べるシーンなどは「魔宮の伝説」のほうが優秀だし、  おかしくて逆に笑えてしまったくらい。  よかったところは刑事が賞金目当てでレクターを売ろうとしたくだり。  あれはダンテの歌曲にかけての制裁なのですが、  これはこれで羊たちのクラリスに対するトラウマ探しと同じですね。  こちらでは先祖の首吊りのトラウマを使うわけですが、  もう完全にホラーしていますね。  羊たちではゲイ団体から抗議が起きたそうですが、  こちらはカトリックから抗議が起きそうな感じです。  これではカトリックは悪の宗教みたいな描かれ方で、  これを主体にむしろホラーにすればよかったと(苦笑)  その場合クラリスは必要ないわけで、  結局今回の2作目も私はいらないとさえ思っている。  あれだけレクターが活躍すればいらないかなと。  むしろ出さずにでも映画として成立できそうです。  レクターの回想シーンや独り言にしたら面白そうだ。  よかったのはあと・・音楽くらいですね。  とにかく私はやはりリドリー・スコットとは「エイリアン」以外は相性が悪い。  大きな理由に画面の青黒さが苦手だということ・・  ヤヌス・カミンスキーの撮影する最近のスピルバーグの作品も色は苦手。   
[DVD(字幕)] 5点(2006-04-02 12:51:55)
93.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 
ずっーっと前に1度観てたのに評価をしなかったのは、  もうかなり前の記憶でしたのとオチもわかっていたから・・  「ハンニバル」をまだ未見でしたのでこの機会に両方観ることに。  まずこちらから2度目の観賞ですが・・  前に観たときはよくできた映画だとは認めてはいたものの、  正直ソツがなくて今ひとつだったと記憶していました。  が・・この作品がなぜアカデミー賞を総ナメしたのか(この特殊なジャンルであるのに!)  ようやくわかったような気がします。  心理描写が深いこととやはり哲学性を感じたから。  そして何よりも主演二人の演技が素晴らしい。  ホラーにも属されるかもしれない危ういサスペンス娯楽でありながら、  こんなに深い描写をしていたんだなぁ・・  前に観たときには犯人である連続殺人犯がやけにマヌケに見え、  「悪魔のいけにえ」と同じじゃあないかと思っていたのですが、  これはああいう系ではなかったんですよね。  主題はまさにクラリスのトラウマ救済とレクターの好奇心です。  ジョディは体格も小柄でいて中性的な魅力を感じるし、  表情もあどけなくもあり色気もあります。  その賢明さ聡明さは観ていて力強くもあり、  怪奇殺人の犯人のほうが似合うホプキンズと正面から演技合戦をしても、  全く互角以上の真剣さです。  彼女の演技は客観的には観れないくらい入り込んでいます。  幼い頃の羊をかかえ逃げる彼女は救えなかったことが自分のトラウマになっています。  そしてそのトラウマと向き合うことをアドバイスするホプキンズ。  そのまんま犯人の井戸に隠した誘拐された女の悲鳴となるのです。  この単純なのに深層心理をついている脚本は見事です。  猟奇殺人をもとにした刑事ドラマでは「セブン」のほうが好きですが、  この作品も二重の舞台のトラウマと演出で上手に作られています。  なにしろホラー要素もあるサスペンスなのに品さえ感じられるのも、  やはりジョディ・フォスターだからでしょうか。  意思の強さと気弱さとあっけらかんとした陽気さ・・  見事な演技でしたね。   
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-02 12:49:38)
94.  ツイステッド 《ネタバレ》 
普通に面白かっただけのミステリー・サスペンスです。  内容はテレビ映画みたいなのすが監督も配役も有名どころばかり。  犯人も特定できず最後になってようやくわかる。  とにかくよくある最後に説明して終わるサスペンスです。  そのたぐいの中ではまあまあアイデアはいい。  とにかくあのキーワードが気になって・・  主人公が血液鑑定を出す場面があるのですが、  あそこでひっぱるなら小さくどんでん返しにしないで、  それを根拠に新しい大きなどんでん返しがほしかったです。  「ユージュアル・サスペクツ」の犯人が実は、  ガブリエル・バーンだったみたいなオチもいいのではと。  ありきたりに既存のどんでん返しの刑事ドラマだと、  もう誰が出てても同じようなものだと思いますよ。  ヒッチ・コック作品を今更観ているような気分にもなりました。  時間の問題もあるでしょうけれど、  後半をもっと丁寧にしてほしかったです。  この作品に一番似ている系統では、  「リクルート」でしょうか。  父親の死の謎を意味なくひっぱり、  CIAと刑事と微妙には違うものの、  携帯電話の使い方も同じです。  もし観た人は見比べると面白いですよ。   
[DVD(字幕)] 5点(2006-03-05 10:58:47)
95.  -less [レス] 《ネタバレ》 
 エンディングのあとまたエンディングがありますので、  最後まで観たほうが人道的なブラックというのがわかると思います。  この映画は霊と霊との戦いです。     居眠り運転で交通事故を起こしたのは主役の家族です。  赤ちゃんを抱えた白いドレスの女性は怖がられ気味悪がられる存在ですが、  追突されて子供と共に殺されたのだからこんなに理不尽なことはない。  その相手がバカみたいな性格の家族と婚約者で、  車の時間が止まっていることからほとんど同時に死んだのです。    ところが唯一妊娠中の娘だけが生き残った。  運転手の父親は最後に疲れ果て、  終わったら(よいおじいさんになる)と紙に書きます。  つまりは孫の顔が見たいんですね。  結局二重エンディングでその紙はレスキュー隊が発見して捨てるのですが、  これで子持ちの幽霊は救われたんではなかろうか・・  そういう人道的なブラックさがあると思うのです。    バカみたいな家族が団結しようと必死になるたびに、  幽霊は現れ誘われるようにひとりひとり黒い車で連れ去られます。  この車は第一発見者の車で、  一晩中同じ道を走り回っているのもそこから逃げられないのも、  霊の呪縛であり時間的には瞬時のことでしょう。  次々と殺されてゆくように見えますが、  交通事故で息絶える順番でよく考えると怖いです。  これは(ホラーではなく交通事故だ)とわかります。    この映画の後味がまだすっきりした方だと思ったのも、  交通事故で呪縛霊となって事故を誘う浮ばれない霊の怖さではなく、  正面衝突して即死炎上した車の中の霊たちの戦いであり、  被害にあったのに気味悪がられ疎まれる女性が、  日本的に考えれば成仏できたことと、  同じ子持ちの女性が運だけで助かったわけではなかったこと。  そして孫の顔が見たい父親までは許してはくれなかった(運転手ですから!)  洋画にしては実に邦画的なホラーだなぁと。  ただしこれを邦画にしたらかなり暗く怖いんだろうなぁ・・     
[DVD(字幕)] 7点(2006-03-05 10:52:00)
96.  透明人間(1992) 《ネタバレ》 
最初は何てつまらない映画なんだろうか、  やはり昔の白黒とは全然違うなぁとむくれていた私・・  通常このての名作のリメイクはつまらないものが多いのです。  ところがこれはリメイクというより原作が違うんですね。  しかしH.G.ウェルズへのオマージュは過激なほどあったので、  やはり意識して観てしまいます。  絶対製作者は意識していたはずです(笑)  原作が違うといえども透明人間の元はウェルズです。  あの作品の映画化ではその時代の技術からできないこと、  想像させるところがありました。  そこを製作者は待ってました!とばかりに見せます。  タバコを吸うシーンでは肺に煙が舞い、  食事をすると鏡ごしに胃が動くのが見える。  そして雨に濡れれば輪郭だけがキラキラと輝く・・  これらは昔にできなかったことです。  この描写はファンタジー感いっぱいですね。  まあこれを見られたことと、  自分も透明だから足元が見えないから怖いということを、  よくわかるように演出していました。  これらは全てあのH.G.ウェルズの原作映画でできなかったこと。  後半からの面白さと演出が見られたのでまあまあよかった。  それに結局最後は面白かったし。  ただ・・  透明人間なので透明になってからはなるべくならば、  俳優さんの顔は出さない方がよかったと思います。  説明用にか露出度が多くそのたびにつまらなくなって、  つまらなくなればまた透明になったりと逆におかしい。  たぶん製作者がやはり透明でないと妙だとわれにかえったのか?  透明人間役の俳優さんは見えてたらパントマイムのようなのです。  それを狙ったのかもしれませんが・・  普通の人間が透明になりCIAに利用されないように逃げ続けるのがこの作品で、  昔のものは科学者が透明になり世界征服の野望を燃やすまでになる違い。  結局見えないから悪いことができると考えるか、  見えないからスパイに使えるから利用しようとか、  見えないことって結局不便なのですよね。  最期にしか姿が見えない哀れな昔の透明人間と、  最初から姿が見えるこっけいな透明人間・・どちらが面白いかでしょうか。  
[DVD(字幕)] 6点(2006-03-05 10:41:01)(良:1票)
97.  CUBE2 《ネタバレ》 
 現時点では同じような筋でしかも予想通りのCUBE2は、  普通に娯楽サスペンスとしてはこの普通な採点です。  CUBEとの大きな違いをあげておきます。  立体感がないことですね。  CUBEのときの立方体の高さが表現できていないので、  全く平面的でした。  ここは大きなマイナスですからこのCUBE2はもう観ないでしょう。  意外にも面白かったけどそれだけ。  もしかしたら全くの平面になっちゃうほうが怖いかも。  1次元とか2次元とか怖くはないですか?  この4次元はある意味では全く怖くはなくコメディです。  バック・トゥ・ザ・フューチャー2でドクが黒板に説明してた図を思い出しますよ。  時間のねじれはCGで作っちゃつまらないでしょう。  わかりやすいんだけれども難解にさせてるだけの確信犯みえみえ。  セイコーの時計をいくつも集めては自分の存在を確認する男が面白い。  あの数字の解き方はただの偶然だからみんな1のように計算なんか不得手。  1でもややこしい計算をやろうとしてそれがただのあがきでしかなかったこと、  そこがまた難解な面白さと単純なオチだったんですが、  2ではそのややこしいことすらわかっていても兵器のような危険性。  こっちのほうが惨殺度は高いのに全然怖くはないのはなぜだろうか。  ジャンルでいえばサスペンスでもあるしホラーの要素も入れなければつまらないのに、  怖くはないダンジョンというのも致命的であります。  でもコメディとしてみたからまあまあでした。  無差別に墓場に放り込まれた1はもしかしたら失敗作です。  映画では大成功ですがダンジョンの製作者はこれを教訓に2を作った。  まあこれのほうがラストはひどいよね。  (閣下)という言葉がでてきたところでやはり、  政府が作った公共墓場なのでしょうが、  2のラストが1のあの白い景色の向こうかどうかはわからない。  もしそうだとすればあの1の生還者はまず生きてはいない。  もし未開発の旧式のままのダンジョンならば外も未開発だから逃げられたかも。  私は予想通りのラストなんかよりもあの1の結末の男がどうなったかのほうが気になる(苦笑)  あいつにとんでもない冒険をやらせるのも外伝みたいな感じで面白いと・・  
[DVD(字幕)] 5点(2006-03-05 10:33:25)
98.  帝都物語 《ネタバレ》 
こういう邦画のホラーSFはまだ観たことがなかったので、  興味しんしんでした。  そういえば「ソドムの市」というホラーコメディは観ていますが・・  わからなさ度ではあれと同じくらいかなぁ・・  もちろんこの作品は原作の小説も有名なきちんとしたSF映画ですが、  それを読んでないとわかりにくいのではと思う難解な世界でした。  途中からもう割り切って、  (これはバビル二世とジョジョの奇妙な冒険を合わせた作品だ)  などと楽しんで観賞していました。  途中から「グレムリン」や「インディジョーンズ」みたいな世界になっていた・・  原作がそうなんだろうけれどちょっとついてゆけませんでした。  あの・・カトーというのは何なんでしょうか??  冗談で言えばあの加藤というのはなまずでしょう。  本当は平家の仲間割れと思うんだけど・・  五芒星と言えば陰陽師でした。  まだ見ていないので今度は陰陽師を見てみよう。  六芒星はユダヤの星ですが五芒星というのは、  その力を身につけることは世界を征服できるくらい危険だそうです。  ムムッ・・そう考えたら面白そうなんだけれど・・  このての世界はわからない。  そういえば大地震を防ぐために平将門の霊を呼ぶとかなんとか、  前に真剣にテレビで言ってたのを見た記憶がある(爆)  日本は多神教だなぁとこの作品を観てて思います。  風水にタロットに神社に仏教・・  不思議と作品中には洋物(キリストとか)は出てきませんでした(笑)  原田美枝子はきれいでした。  嶋田久作はデビッド・ボウイかと・・(笑)  どう見てもナチの軍服に見えてしまうんだけど・・  あまり知らない世界なので見て面白い程度にしました。  大正時代の世界などはよく出来てましたので、  実を言えば「SAYURI」も邦画でやればよかったり・・  
[ビデオ(字幕)] 4点(2006-02-28 09:54:26)
99.  帝都大戦 《ネタバレ》 
先に見た帝都物語より私はこちらの続編の方が面白かったです。  普通は続編の方が面白いはずなんですが(評価もたぶん)  でもこちらのほうがより(漫画チック)になり、  さらにホラー色が濃くなっていてオカルト~!  このくらいオドロオドロしいほうが面白い。  もの哀しいホラーは苦手なのですがこういう笑えるホラーは大丈夫。  時代も第二次世界大戦のころ、  日本とドイツと組んでいたのかぁ・・と今さらながら思いました。  こういう映画の見方をしたのも初めてです。  だいたい映画はドイツは悪い敵国みたいなのばかり見てるから。  新鮮というか戸惑いました・・  日本側からも見なきゃいけないんですが・・  しかし・・カトーと将門の末裔との対決が、  ヒットラー自殺に関係あるとは(嘘)  このくらい飛んでる方がまあ楽しいかも・・  主演女優は前作の方がいいのですが男優はこちらがいいかな。  加藤(カトーではない)昌也はガタイがあってかっこいいです。  よりいっそうジョジョの奇妙な冒険+バビル二世っぽい。  そしてカトーはもう、  ストリート・ファイターズのベガですよ!  知ってる人は懐かしいかな?  ベガというキャラがいてたんですが、  この速い動きが面白くて制御ができず難しい(爆)  私はこのゲームではバルログを好んで愛用しておりました。  ふわりと飛ぶキャラが好きで別の(侍スピリッツ)では右京使いでした。  いやぁ、ベガはカクッと飛ぶので難しいのです。  まさにカトーの動きはワイヤーを使い放題の、  中国映画のような(マトリックス系)サーッ!ピタッ(と立つ)動き。  怪しくも似合っている丹波さんの僧侶もいい。  加藤昌也の白いロングコートは学ランみたいでバビル二世だし・・  内容はどうあれ見て楽しめますよ(笑)   
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-02-28 09:50:12)
100.  CUBE 《ネタバレ》 
かなり前に話題になった作品ですね。 「CUBE」と「ソウ」とどちらが好きかという問題かも・・ それまでが難解なくせに終わったあとのオチに、 爆笑ものの疲労感を感じる「ソウ」は「ユージュアル・サスペクツ」と同系。 こういう系に腹がたつひとは「CUBE」のほうがいいかも。 「CUBE」はどちらかといえば「未来世紀ブラジル」の虚脱感です。 そしてラスト以外はわりと誰でも楽しめる「ポセイドン・アドベンチャー」です。 外はどうなっているのか? その問いかけは入れられた登場人物より観客の方がさらに大きくなります。 誰が作ったか何の目的で? そんなこともどうでもいいというならば、 その向こうは何なのか? あの人が生き残ったことに逆に恐怖を感じませんか? あの人が何を見たかもわからないですが、 絶望感と恍惚感の入り混じった顔を見れば、 それまでの彼の行動からしても一人でいられない。 要するに何も出来ない人を置き去りに生かしたのです。 それを考えると製作者側はかなり意地悪です(爆) 「ショーシャンクの空に」の社会に復帰できず死を選んだ老人。 「未来世紀ブラジル」の裁判にかけられるオチを思い出した・・ あの白い空白の風景がその向こうにもキューブが果てしなく続くようにも思えるし、 それともただ本当に何もない世界かもしれない・・ コメディに出来たらば孫悟空の釈迦の手だということでいいのですが(笑) そういう風な世界かもしれませんね。 だから神格化された作品なのかもしれません。 「未知との遭遇」の特別版のような神がかりな世界も思い出したし。 私としては中途半端な後味だったので、 あの白い世界よりももっと嫌な世界も見たかった。 彼の足元には上から落ちてきた彼女の死体とかが転がってたり、 その向こうはあの白い世界でもいいので・・ そうすれば(無駄だよ出られない)と何かが言ってるように見えるでしょう。 そうすればかなり絶望感のある救いようのない後味で、 はっきりしないラストよりもすっきりできたかもしれないなぁ・・ 
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-28 09:46:06)
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