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81.  地球が静止する日
平和的異星人との会談を徹底して拒否するアメリカ大統領は一貫して画面から排除される。この点、、オリジナル『地球の静止する日』(1951)の忠実な踏襲である。ロバート・ワイズ版の中では、異星人がリンカーン像を見上げ褒め讃える一場面などもあり、これが原爆認可と切り離せない映画公開当時の大統領トルーマンに対する逆説的非難であることは一目瞭然だ。その意味では旧作のほうがより直接的な政権批判を主眼とした政治風刺映画ということが出来よう。無論、本作における大統領個人の不在や軍の好戦姿勢、現実としてのアメリカ覇権主義描写もそれに倣ったものだが、リメイク版が志向するのは旧作が「物語」や「啓蒙的メッセージ」といった非映画的要素に重きを置く都合から各シークエンス間で省略した、より即物的な「アクション」部分である。具体的には、地球人の発砲により負傷したキアヌ・リーブスの治療の生々しい模様。隔離ブロックからの脱出経緯。二者が黒板に数式を黙々と書き込み合う動作等であり、特に前半部分は旧作に即した物語展開の為、その相違点は明確に際立っている。説明を極力排した活劇重視による画面主導の語り口が非常に潔い。宇宙人の翻意は、無表情で、(明快な)論理でないからこそ世界の豊かな多義性というものが映画に取り込まれている。●また、序盤で示されるタイムリミットの意外性に始まり、中盤のジェニファー・コネリーを上空から拉致する強引さ。彼女が墓地に再登場する唐突さ、戦闘機登場の突発性など、展開の目まぐるしさも良い。
[映画館(字幕)] 6点(2009-08-21 23:11:37)
82.  真夏のオリオン 《ネタバレ》 
ファンタジー映画に考証ミスなどはどうでも良いとして、劇構成・脚本がかなり幼稚。過剰なファンサービスであろう主演タレントのクロースアップ過多の画面には、潜水艦映画の演出とは違う意味で窒息感が充満していた。麗しいロマンスから専門用語羅列に頼んだ似非アクションまで、戦争をダシに「売りの要素」を節操無く八方美人的に詰め込んだ「水増し大作主義」の散漫さはこの映画のというよりシネコン興業システム自体の問題とは思うが。回想形式の作劇自体の不味さがサスペンスを損なわせ、回想の回想が何度もドラマの流れを阻害するという、これはやはり「水増し」の弊害にもよるのだろう。その割に人物像の掘り下げのない、何とも浅薄な二時間である。  
[映画館(邦画)] 2点(2009-07-18 22:47:51)
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