Menu
 > レビュワー
 > MASS さんの口コミ一覧。5ページ目
MASSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 174
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456789
投稿日付順123456789
変更日付順123456789
>> カレンダー表示
>> 通常表示
81.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 
ロン・ハワード監督の作品が好きだ。初期のスプラッシュからコクーン、バックドラフト、アポロ13、身代金、ラッシュに至るまで今まで見た作品はかなりの確率で好きな作品となっている。この作品もロン・ハワード監督作品という先入観を除いて見てみたが、とてもいい作品だと思った。試合巧者のロン・ハワードらしく、ハズレなくまとめているがそれでいて「手堅くまとめた感」を感じさせず、感動の作品に仕上げていると思った。海中を泳ぐ鯨のシーンは本当にリアルで、実写と思えるほど。その反面、船上で人物がアップになるシーンはライティング(太陽光の描写)のせいか、「いかにもセットで撮りました感」が見えてしまっているのが残念。あと、邦題の「白鯨との闘い」について。嘘は言っていないがこの映画が本当に表したいことは白鯨との闘いじゃないことは、見た方ならすぐにわかる。なので、原題の「IN THE HEART OF THE SEA」をもっと生かした邦題にして欲しかった。
[映画館(字幕)] 8点(2016-01-16 17:30:20)
82.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 
映画界において世界一失敗が許されないコンテンツ、スター・ウォーズ。その続編を作るにはかなり気を遣うであろうことは想像に難くない。監督のJ.J.エイブラムスは世界中にあまたいるマニアを納得させる素晴らしい仕事をしたと思う。その結果、ep4~6(特に4)を彷彿とさせるストーリーになったことは皮肉としか言いようがない。でも、スターデストロイヤーの残骸が出てきたり、レジスタンスのメンバーに懐かしいエイリアンがいたりと旧作のファンならニヤリとするような仕掛けもちりばめられていてそれだけでも楽しい。ストーリーは単純で、歴史の表舞台から消えたルーク・スカイウォーカーの居場所がわかるとされる地図を持ったドロイド(BB-8)を巡って帝国軍の残党であるファースト・オーダーとレジスタンスが戦う、というもの。サブタイトルの「フォースの覚醒」とはヒロインのレイが文字通りフォースを使えるようになることを表しているのだが彼女の出自がはっきりと示されていないため、なぜ彼女がフォースを使えるようになるのかいまいちよくわからない。フォースを使える人物と血がつながっていることはわかるがそれが誰なのか明らかにしていないからだ。また、ハン・ソロが息子のカイロ・レンに刺されてしまうが本当に死んでしまったかどうかはハッキリしていない(あれだけ高いところから落ちたら普通は助からないが、爆発に巻き込まれても生きていたポーの例もあるので断言はできない)。その辺はep8・9で明らかになるのかもしれない。続編も面白いものになることを期待しよう。 スター・ウォーズは今作からディズニー配給となったため、冒頭の20世紀FOXのファンファーレがないことは寂しいが、ディズニーがシンデレラ城のアレを出さなかったことは素直に褒めてあげたい。また、今回時間の都合で3D字幕版を見たのだが、3Dのメリットは大いにあった。ただ、3Dメガネを通して見るのでどうしても画面全体が暗くなるのは改善すべきだ。3D版は映像を通常より明るくすべきだと強く思う。映画の出来としては8点を計上してもいい出来だが、3Dで画面が暗くなることにウンザリしたので-1点。
[映画館(字幕)] 7点(2015-12-20 09:25:02)(良:2票)
83.  ラストエンペラー 《ネタバレ》 
リバイバル上映にて2度目の劇場鑑賞。1987年の上映時は中学生だったのであまりわかっていなかったように思う。改めて見ると子供ではわからなかった多くのことに気付く。紫禁城内での風俗習慣が恐らく昔から連綿と続く中国宮中の伝統であろうことや紫禁城にラクダがたくさんいたことなど、実に興味深い。3時間近い大作だが、長いと感じることはなかった。最後の皇帝である溥儀は生まれてから年老いるまで「塀の中」で暮らし、真の自由を得ることはなかった。最初は紫禁城、次に天津の日本大使館、最後は牢獄。いつも塀の外へ自由を得に行こうとするとその扉は閉ざされる。身分や金銭的待遇は良かったかもしれないが実権もなく、寂しい人生だったのではないかと想像できる。しかし、決してハッピーな内容ではないにもかかわらず見終わったときに何とも言えない充足感が得られるのはなぜだろう。ベルトリッチ監督のなせる業だろうか。最後になるが、やはり教授(坂本龍一)、デヴィッド・バーン、コン・スーの劇伴音楽は素晴らしいの一言に尽きる。
[映画館(字幕)] 8点(2015-12-13 18:07:16)
84.  007/スペクター 《ネタバレ》 
カジノ・ロワイヤルから始まったダニエル・ボンドもストーリー上はこの作品でおしまいという感じにまとめられていますね。007映画だけあって一定レベルの出来は保っています。ただ、いろいろ突っ込みたくなる点もちらほら。特に敵組織のスペクターのスタッフが描かれていないのは何とも。ボンド側はMやQやマネーペニーといったボンドの仲間がいろいろ手助けしていますが、スペクター側は幹部以外のスタッフの様子が全くと言っていいほど描かれていないので端々に「都合良すぎ感」が。あと、懐かしい007のメインテーマが流れますが、あれ、サビが「007音頭」にしか聞こえないので、ちょっと笑ってしまいそうです。
[映画館(字幕)] 7点(2015-12-10 17:50:44)
85.  ガールズ&パンツァー 劇場版
戦車の挙動とか戦車道における安全性の確保とか突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めますが、そんなことをする必要がないほど物語にのめり込めました。大洗女子にまた危機が訪れます。さてどうなるのか。心地よい高揚感と爽快感が得られました。TVシリーズのファンなら絶対見て損はしません。
[映画館(邦画)] 8点(2015-11-21 17:16:02)
86.  心が叫びたがってるんだ。(2015) 《ネタバレ》 
ネット上の感想では酷評と絶賛の両極端に分かれていたので、直前まで鑑賞を止めようか迷いましたが、結果として見て大正解でした。監督と脚本家が身の丈に合った作品・フラットな作品を目指したというだけあって、深夜アニメによくあるファンタジー要素(世界観・設定だけでなく、日常系アニメにおける現実ではまずありえない状況なども含む)は全くなく、物語は淡々と進みます(玉子の妖精(?)は順による妄想なので問題なし)。ストーリーもよかったと思いますが、それにも増して音楽が素晴らしくよかったです。クラムボンのミト氏による劇伴もよかったし、ミュージカルで歌う劇中歌もよかったです。後半に恋愛要素を盛り込んだのはラストに順があの形でミュージカルに参加させるための制作側の演出なわけですが、うまく機能していたと思います。順が戻ってきたときはクラスメイトは本番でテンパっていたので素直に戻ってきたのを喜んでいましたが、後日何か言われるかもしれませんね。ただ一点不満なのがエンドクレジットでの乃木坂46の楽曲。映画の雰囲気に全く合っていない。素直にミト氏に依頼するか、劇中歌をアレンジして使ったほうが全然よかったと思います。それを抜きにしても自分としては非常に面白かった作品でした。 (追記)自分にしては珍しく2回目を鑑賞しました。今回は表現方法など細かい点もよく見ることができました。空の変化による状況の変化(雨が上がる、雲が晴れて光が差す、などで事態が好転したことを表現)やクローズアップによる心象表現など、奇をてらわずに登場人物の感情をわかりやすく表現しています。特にクライマックスの、順が歌いながら登場して自分の気持ちを(おしゃべりを封印してから)初めて母親に訴えたときに母親は号泣せず静かに涙を流す演出が非常に現実感があって好感が持てました。ただ、お城(ラブホ)でのやりとりはやや現実感に欠けると思いましたが。あと、初回に鑑賞したときは乃木坂のED曲が合わないと思いましたが、2回目に歌詞を聴き取る余裕が出てくると、全く合わないということはないとは思うようになりました。でもやはり劇中のミュージカル曲をアレンジした方が断然良かったと思います。 2回鑑賞してこの映画はevergreenな青春映画の傑作になり得ると思いました。
[映画館(邦画)] 9点(2015-09-22 20:08:15)(良:2票)
87.  ショーシャンクの空に
リバイバル上映にて初見。不思議な魅力を持った映画でした。ストーリー自体はかなりドラマチックなのに、淡々と進む演出(カタルシスを感じるBGMがなかったり、モーガン・フリーマンのナレーションだったり)で、あえて見る側に感情の起伏を感じさせないようにしていた気がします。それにもかかわらず、鑑賞後に独特の面白さが残る作品でした。
[映画館(字幕)] 9点(2015-09-22 19:35:18)
88.  そして父になる 《ネタバレ》 
6年間過ごした(取り違えの)子供がそれまで通りの元サヤにもどるのか、どちらとも取れる場面で終わる。 病院側は交換する前提で最初から話を通そうとするが現実はそうならないでのはないか。 きっちり結論を描くバージョンがあってもそれはそれで興味深く、見てみたかった気がする。
[地上波(邦画)] 8点(2015-08-24 13:49:28)
89.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 《ネタバレ》 
アクション映画のお手本のような作品。これが基準になると今後のアクション映画作りは大変になるかもね。トム・クルーズ自身がノースタントでアクションをこなすのにも相変わらず驚きだが、50歳を超えているというのもさらに驚き。1990年代はCGそのものが映画の売りだったが、今は「CGを使わずにどこまで出来るか」が売りになっていて、時代が一周している感じがする。いろんなアクションが出てきたが、バイクチェイスがものすごく迫力があって良かった。惜しむらくはIMFのメンバーが優秀過ぎることか。建物への侵入やシステムへのハッキングはもはや出来て当たり前、さらには敵を捕らえるワナまで作っちゃう。もう「どうやって解決するか」を楽しむ映画じゃなくなっているのかも。
[映画館(字幕)] 8点(2015-08-13 15:22:39)
90.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 
内容はまあまあ面白かったです。しかし、3D吹替で見たのですが、主人公2人のうちクレアの吹替をした木村佳乃(ちなみにエンドクレジットが出るまで天海祐希が吹替えていると思っていました)のセリフ読み(演技)が棒読み過ぎて非常にがっかりでした。クレアが甥っ子達と出会う際に「100年ぶりに会う(うろ覚え)」と話していたため、最初クレアがアンドロイドなのかと思っていました。それならば棒読みの演技もまあ納得です。ロボットっぽい演技ということで。しかし話が進むとどうもそうではないらしい、クレアは人間のようだ、とわかると吹替の棒読みっぷりが非常に下手に感じられました。もう一人の主人公オーウェンの吹替をしたのは玉木宏ですが、こちらはそれほど悪くない演技でした。ただ、玉木宏の声は特徴がありすぎるので常にクロレッツのCMが頭から離れませんでしたが。 あと、ジュラシックシリーズといえばCGですが、CGで何でもそこに存在するように見せることが出来る現在ではもうCGに驚きは感じませんでした。 ジュラシック・パークで生物のCG化に驚き、ジュマンジで体毛のある生物のCG化に驚いた後はもうCGが映画の見所になることはないですね。 3Dもその必要性はあまり感じませんでした。クレアの吹替が良ければ、あるいは字幕で見れば7点だったと思います。
[映画館(吹替)] 6点(2015-08-06 15:31:52)
91.  HERO(2015)
物語の展開としてはTVシリーズ時代から変わっていません。久利生がある事件を担当するも捜査を進めると壁に当たってしまう。しかし久利生の情熱にほだされて(?)意外なところから解決の糸口が見つかりめでたく事件解決、という流れです。これをワンパターンという方もいるかもしれません。展開にご都合主義を感じる方もいるかもしれない。しかし愛すべきワンパターンだと思います。自分としてはワンパターンではなく「ベタ」と言い換えたい。愛すべきベタ、飽きの来ないベタです。事件の解決が見えてくると胸がすくのを感じることが出来ます。コロンボだって古畑任三郎だって展開はある意味ベタだけど最後に事件が解決することにカタルシスを感じるでしょう?
[映画館(邦画)] 7点(2015-07-26 18:09:12)
92.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
リバイバル上映で初めて見ました。ヘンリー・マンシーニのあまりにも有名な哀愁漂うテーマ曲のためか、見る前は切ない物語だろうと思っていましたが、結局のところ単なるメロドラマでした。物語の展開はそれほど激しくなく、戦地のロシアで死にそうになった主人公の夫が現地の人と家庭を築いてしまい、主人公である妻がロシアまで夫を探しに行き見つけるも、結局どちらも新しい家庭があり子供もいるためそのまま分かれてしまう、というストーリーです。今だったら(それがいいか悪いかは別にして)もっとドラマチックなストーリーにするところですが、公開当時(1970年)はこれで良かったのでしょうね。イタリア映画であることもストーリーにあまり起伏がない一因かもしれません。主人公である妻はソフィア・ローレンが演じていますが、いかにもなイタリア女を上手く演じています。現在は美人の基準が変わってきていているのでもっとマイルドな顔の女性が美人の代表として見られていますが、ソフィア・ローレンのような気の強そうな顔の美人はもう出てこないのかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 7点(2015-06-11 19:17:22)
93.  チャッピー 《ネタバレ》 
ニール・ブロムカンプ監督がまたやってくれたぜ!あんたスゲェよ!監督処女作である第9地区のブッ飛んだ設定やいつの間にかエビ星人に肩入れしてしまうストーリーも最高だったけど、このチャッピーも最高のSFヒューマンストーリーだよ!まず主人公のチャッピーの声がC-3POみたいでちょっと抜けてるような感じなのが感情移入できていいじゃないか。あと、下手なSF映画ではチャッピーが”家族”のために犠牲になって…という展開になっちゃうんだけど、最終的にはそうならないのもいい。第9地区は、主人公はエビ星人になってしまうというある意味バッドエンディングなのだが、チャッピーでは最高ではないが最善のハッピーエンディングになるのもいい。ハンス・ジマーの劇伴も地味にいい仕事している。ほぼ2時間の上映時間のうち最後の30分は、号泣ではないものの涙が途切れることがなかった。こんな体験は初めてだ。まだデビュー3作目だか第9地区とともにブロムカンプ監督の代表作になること間違いなし!!
[映画館(字幕)] 9点(2015-05-23 18:25:30)
94.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンのアクション映画はアクションが現実離れしていないので安心して見られるのがいいですね。ビルから大ジャンプとかないし。ただ途中でカーチェイスがあるのですが、あれでよく(カーチェイスが終わる地点で決着が着くまでの)途中で事故らないな~とは感じましたが。出演者では主役のリーアム・ニーソンはもちろんいいのですが、敵(マフィアのボス)役のエド・ハリスと(プロの殺し屋役の)コモンの存在感と演技がスゴいです。あと地味に凄いのがカメラワークで、ニューヨークの上空にあったカメラが高速移動してクローズアップするというカメラワークが多用されています。ものすごく自然なので違和感を全く感じませんがよく考えるとCGを使わないと不可能でしょ、あれ。
[映画館(字幕)] 7点(2015-05-17 08:20:03)
95.  ローマの休日
劇場にてリバイバルを鑑賞。これが劇場・TV放送・DVD含め初見。TVでこの映画が取り上げられるときはオードリー・ヘップバーンのアイドル性(美貌・ファッション等)のみが取り上げられるため、現代でいうところのアイドル映画のようなものだと思い見るのを避けてきた作品でした。しかし町山智浩氏の講演をきっかけに鑑賞したくなりました。いい映画ですね。モノクロ映画なわけですが、出演者がどんな色の服を着ていたのかカラーでも見たくなる作品ですね。
[映画館(字幕)] 8点(2015-05-10 17:29:21)
96.  ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 
やはりいい映画ですね。最初の鑑賞は映画好きの先輩と共に見たレンタルビデオででした。懐かしいです。今回リバイバル上映されたので劇場で鑑賞しました。ストーリーは単純で、映画しか娯楽のない田舎町で育った主人公のトトが友人の映写技師の死をきっかけに田舎に帰る、というものです。ラスト、トトは友人アルフレードが形見として残した、神父の検閲でカットしたキスシーンをつなげたフィルムを見て笑ったり涙ぐんだりします。それは決してキスシーンで心動かされているわけではありません。トトにとってあのフィルムは人生で唯一といっていいほど楽しかった時代の象徴なのです。子供だったトトは青年になり村を出ます。その後映画監督としてそれなりの地位を得はしましたが、生涯の伴侶を得られず女性をとっかえひっかえしている、30年間も帰省していない、など村を出てからは決して心晴れやかに過ごしているようには見えません。いろいろ悩み多き人生のように思えます。アルフレードの葬儀が終わってからはトトはローマに戻るんでしょう。仕事面からも心情面からも、もうそうせざるを得ない状況なんだと思います。トトはアルフレードの助言に従って村を出たわけですが(本心は不明ですが)、それが良かったのかどうなのか、大人になってから見るとそういうことを考えてしまいます。
[映画館(字幕)] 9点(2015-05-03 17:25:54)
97.  ミスト 《ネタバレ》 
原作スティーブン・キング、監督フランク・ダラボンのコンビの新作は、これまでの「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」などとは路線が変わり、キングが本来得意としているモダンホラーとなった。それもただのホラーではなく、ガツンと衝撃を食らわされる傑作となった。特にラストシーンで受ける衝撃はすさまじい。この映画の表向きのテーマは「襲いかかる未知のものからいかに逃げおおすか」という典型的なホラー映画のそれだが、裏テーマはズバリ「神・宗教」である。主人公は、現代的な、神の存在を気にしない人物として描かれており、そういう考えのもとに行動する。その結果、あのラストシーンを迎えるわけだ。一方、強烈なキリスト教信者の女性は途中で殺されてしまうが彼女の発言に従ってスーパーから出ていかなかった人たちは最終的には救助される(その様子は描かれていないがラストシーンから考えるとそうなるはずだ)。スーパーに居残った人たちが助かるのはあくまで結果論でしかないが、キリスト教信者の女性の言うことに従うこと、つまり神に従うことが正解(生き残るとこ)につながってしまうのは皮肉としか言いようがない。  
[映画館(字幕)] 9点(2015-02-27 18:05:02)(良:1票)
98.  エイリアン 《ネタバレ》 
エイリアンは劇場で2回観ているが、実は2回ともリバイバル上映。名作はやはり大スクリーンで観るのが楽しい。1979年の作品であるが全く古くささを感じさせないSFホラーの傑作である。ALIENというタイトルの出し方や、ジェリー・ゴールドスミスのホラー映画なのにホラーっぽくなくそれでいて不安をかき立てるサントラも素晴らしい。ただしコンピュータ関係はどうしても時代を感じてしまう。また、今回2回目の劇場での鑑賞で気になったことが。それはノストロモ号の内装。人間心理として、長期滞在する場所の内装は(地球のホテルなどの)くつろげる建物の内装に近付けたくなるのものではないかと思うのだ。ノストロモ号の通路が、配管むき出しで暗い色の壁といったいかにもSFチックなものであるのはしょうがないとしても、皆が集まるスペース(食事などをする部屋やコールドスリープしている部屋など)はちょっとデザインが進みすぎてあまりくつろげないと思うのだが。
[映画館(字幕)] 9点(2015-02-10 18:51:28)
99.  猿の惑星 《ネタバレ》 
リバイバル上映を鑑賞。有名なラスト、公開当時の観客は相当びっくりしたと同時に(当時は冷戦状態ということもあり)ある種の予言として恐怖したのではないかと思う。最後の最後まで宇宙船が到着したのが地球と思わせない演出は見事だが、残念なのは猿が英語を話すことに何の疑問も抱かない主人公の設定である。しょうがないといえばしょうがないのだが、演出で何とかならなかったものか。言語は環境・思想・文化の影響を非常に強く受けるので300万光年離れた惑星の言語が英語と完璧に一致するのはまずないはずなのだ。よくある解決パターンは自動翻訳機などの超SFテクノロジーであるが、猿の惑星にはそれは合わないしなぁ。 あと、派手に表には出てこないがジェリー・ゴールドスミスのBGMが良い仕事をしている。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-04 14:27:47)
100.  96時間 レクイエム 《ネタバレ》 
第1作・2作とも、旅行先でリーアム・ニーソン演じるブライアン(主人公)の娘キムがさらわれて取り戻すというストーリーだったが、3作目も同じだとダメだと製作サイドは思ったのか、ストーリーをがらりと変えてきた。今作では誰もさらわれない(細かく言えばさらわれるという行為はあるが、前2作ほどその比重は大きくない)。なので、前作のような「いかに探し当てるか」という点を期待するとやや肩すかしを食らうかもしれない。ブライアンのアクションは見応えはあるがちょっと都合が良すぎる点もいくつか見受けられたが、トータル的には面白い作品だと思う。前2作を見てから本作を見ることを強くオススメします。それにしてもブライアンの家族があんな事になるということは、もう続編は作らないという意思表示なのだろうか。ブライアンとキムが生きているから続編の可能性はないとはいえないなぁ。 あと、「96時間」という邦題が内容とマッチしていたのは1作目だけなので、内容と関係無くなった96時間という邦題はちょっと残念。
[映画館(字幕)] 7点(2015-01-12 20:09:12)
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
442.30%
574.02%
6179.77%
75431.03%
85431.03%
93419.54%
1042.30%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS