81. ワイルド・スピード/SKY MISSION
ネタバレ いいですねえ、これで本当にシリーズ最後になったわけですね。 ポール亡き後よくぞここまで作品として完成させたなあと、監督・製作者の執念を感じました。 特に終盤のヴィンのモノローグなんて、映画作品ではなくポール自身へ向けた弔辞そのものですね、感動的でした。 これでシリーズが終わったわけですね、またシリーズ1から視直したい気持ちになりました。 さてさて、作品そのものに関してですが、1・2の頃のあのマニアックなB級作品を、よくぞここまで一流役者を呼んで大掛かりなアクション映画にまで発展させたもんだなあと感慨深い限りです。 思わず、私が以前書いたレビュー(シリーズ5)を読み直しました。 一部転記『このシリーズって、回が進むごとに万人ウケするようになってますね。 上手く言えば、よく練られているのですが、悪く言えば、アクがなくなった。 シリーズ1,2などは、私がドイツに住んでいた時に観たのですが、『日本車マニアのお騒がせクルマ映画か』と思ったくらい、マニアック。 それが意外とウケたもんだから、マニアックから大衆ウケへとスライドした感じですね。』 [映画館(字幕)] 8点(2015-05-01 22:54:16) |
82. ワン チャンス
ポール・ポッツ氏のオーディション番組での成功、その後の活躍は知っています。 この映画はどこまでがノンフィクションかよくわかりませんねえ。 彼がベネチア留学で、パバロッティに才能が無いと言われるなんて、フィクションでしょ。 まあ、ハッピー・エンディングの物語は観ていて気持ちがいいですね。 それと、やっぱりイギリスにもいじめがあって、どんくさい少年も存在するのかと知りました。 [映画館(吹替)] 7点(2015-03-06 21:16:15) |
83. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
実にわかりやすい、アメリカ人好みの作品です。 ストーリーは単純明快で、イライラ・モヤモヤ、そしてニコニコ。 しかしながら、アメリカ南部ではあんなにも英語を話さないヒスパニックが多いんですね。 主人公の妻は訛りのひどい英語を話し、妻の父やマイアミの労働者などは英語を理解できていないし... とにかく、観ているだけでおなかが減りました。 [映画館(字幕)] 7点(2015-02-28 16:47:32) |
84. アメリカン・スナイパー
ネタバレ 近年稀にみる秀作だと思います。 もう、作品に入り込んでしまって、帰国のたびに文句を言うカイルの奥さんを鬱陶しく感じてしまいました。 最も揺さぶられたシーンは、終盤の医師との会話です。 人を殺したことよりも、仲間を救えなかったことに後悔を感じるなんて、当事者にしか言えない事だと思います。 このシーンだけでも、この映画を作った意義があるように思いました。 これはやっぱり、カイルの著作『アメリカン・スナイパー』を読まなきゃダメですね。 そして、読んでからまた観に行こうかと思いました。 [映画館(字幕)] 9点(2015-02-23 18:48:23) |
85. KANO 1931海の向こうの甲子園
やっぱり3時間は長過ぎますね。 エピソードを盛り込みすぎている感が否めません。 造りそのものも大味で泥臭く、全然洗練されていない。 でもまあ、それがアジア映画なんですよね。 こう言っちゃ元も子もありませんが、この作品が良かったと感じるのは、史実に基づいた『題材』そのものが良かったからですよね。 この作品を好意的に受け入れてくれるのは、台湾と日本だけでしょうし... それでも、多くの日本人に観て欲しいと思いますし、台湾に関心を持ってもらいたいと思います。 余談ですが、昨年私は台湾の高雄や台南に何度も訪問し、舞台の嘉義近くや烏山頭ダムを見て回り八田与一氏の偉大なる功績に感動の涙を流しました。 [映画館(字幕)] 7点(2015-02-02 20:22:34) |
86. ゴーン・ガール
とてもおもしろかったです。 ここ数年観た映画の中でも、屈指の作品ですね。 この作品の本質は...などと言った評論を抜きにして、とにかく楽しめる作品です。 あの無能なマスコミの騒ぎ方は、ずっと昔に視た『ロス疑惑・疑惑の銃弾』を思い出しましたよ。 あと個人的な感想として、頭の良すぎる女性はコワイと言うのと、デジーが不憫でかわいそうに思いましたねえ。 [映画館(字幕)] 8点(2014-12-27 18:10:19) |
87. フューリー(2014)
見ごたえはあったのですが、どうも今ひとつ楽しめませんでした。 話が粗く、それでいて無駄なシーンが多く、上映時間が長過ぎます。 編集次第で90分程度にまとめられますよ。 話は、歴戦の戦車部隊の勇者たちの中に、経験の無い新人が加入し、育っていくだけで、よくあるパターンのストーリーです。 やっぱり戦車モノなら、C・イーストウッドの「戦略大作戦」が傑作ですね。 [映画館(字幕)] 6点(2014-12-01 20:46:01) |
88. 舞妓はレディ
よくできた作品だと思います。 タイトル通り、「マイ・フェア・レディ」をモチーフにして、日本作品としては珍しいミュージカルに仕上げています。 脚本や演出よりは、役者の上手さでもっている作品のように感じました。 周防監督はコメディ作品を撮るのはやめたんでしょうかねえ? やっぱり、「シャル・ウィ・ダンス?」を上回ることはできてませんね、残念です。 [映画館(邦画)] 6点(2014-09-14 16:50:31) |
89. LUCY ルーシー
おもしろいです。 ギャグ映画としてですが... やっぱりベッソンってもう終わったんですね。 [映画館(字幕)] 5点(2014-09-02 10:48:48) |
90. ダイバージェント
素直におもしろかったと思いますよ。 文句を言い出したらきりがありませんので... ただ、この程度の内容なら90分以内の作品にまとめるべきですね、140分は長すぎます。 [映画館(字幕)] 5点(2014-07-17 17:44:54) |
91. WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
ネタバレ おもしろいんですが、何だかちょっと物足らない作品です。 まあ、この監督さんの特徴なんでしょうが、人物描写や画面にこだわるばかりで、肝心の主人公の『木こり研修』の内容がほとんど描かれていない。 強引なストーリー展開や荒いカメラワークが前面に出過ぎていて、あまり楽しめなかったように感じます。 作品内容や着眼点が秀逸な監督さんだけに、少しばかり辛めの採点になりました。 [映画館(邦画)] 6点(2014-05-14 17:31:44) |
92. LIFE!(2013)
楽しい映画だなあと言うのが、率直な感想です。 あんな風にパーッと海外に行ける身分になりたいですわ。 この手の作品は日本人のあこがれの部分を前面に押し出した映画なのかもしれません。 あくまでも個人的な考えですが、ベン・スティラーって第2のビリー・クリスタルになるのかなあ、って思っています。 [映画館(字幕)] 8点(2014-04-02 17:33:33) |
93. ゼロ・グラビティ
ネタバレ やっぱりハリウッド映画は、スケールや金のかけ方など日本映画とはケタが違いますねえ。 この映像美には完敗です、って言うか最初から相手にもなっていませんか。 もう、大感激な映画でした。 ストーリーなどは、正直なところ粗過ぎます。 アポロ13では、『地球突入時に侵入角度が1度でも違えば大気に跳ね返される』とか言われていたのに比べると、そんなに簡単に地球に突入できるの? 中国が宇宙に基地を持っていて、計器が漢字表記のみなんて、ありえないでしょ。 とにかく、この作品は映画館で3D&ドルビーサラウンドで観ないと楽しめないんじゃないかと思います。 [映画館(字幕)] 9点(2014-03-21 00:48:43) |
94. それでも夜は明ける
最後まで見入ってしまう映画でした。 でも、それだけ。 正直なところ、この映画を視て感動と反省を覚えるのは、奴隷制度の歴史を持ったアメリカ国民だけでしょうねえ。 まあ、こういう暗黒の部分の歴史を白日の下にさらけ出すことのできる映画文化は素晴らしいです。 でも、やっぱり映画は楽しいほうが絶対にいいですよ。 つい最近、テレビでアカデミー作品賞を取った『スティング』を視たばかりなので、余計にそう思いました。 [映画館(字幕)] 6点(2014-03-14 22:50:56) |
95. ラッシュ/プライドと友情
映画「ラッシュ」を観て来ました。 個人的に思い入れが入る内容でしたので、かなりマニアックな投稿になります。 いやあ、ラウダとハントのライバル関係や確執を知っている者としては、このドラマが映画化されるとは実に感慨深いです。 今のようなネットなど無い時代でしたので、中学生だった私は、毎月2回販売される雑誌「オートスポーツ」を少ない小遣いの中で買い漁っていましたよ。 さて、映画のほうですが、まず、役者がラウダとハントにそっくり! また、ラウダのしゃべり方や声までそっくり。 他にも、出ている人物も皆そっくり、レガツォーニやエンツォ、モンテゼーモロだけでなく、特にラウダの奥さんなんて瓜二つ。 ハントの奥さんも、R・バートンと付き合っていたなんて話題も、結構有名な話です。 そして、ショックだったのが、冒頭近くのワトギンス・グレンでのF・セヴェールの事故死シーン(モータースポーツで最も悲惨な事故死トップに挙げられる)が描かれていることです。 この部分は割愛しても良かったのでは... 最も感動的だったのが、イタリアGPでのラウダの復活劇。 当時を知っているだけに、思わず涙ぐんでしまいました。 しみじみと感じるのが、当時のF1って、今よりもはるかにルーズでのんびりしていた時代だったんですね。 金さえあれば、市販のコスワースDFVエンジンとシャーシを買ってF1に参戦できたんですよね。 この数年後には、実業家W・ウルフがスポンサー無しに参戦してJ・シェクターをドライバーにデビューウインを成し遂げましたよ。 F1ファンだけでなく、F1を知らない人も、当時の最もホットな時代のF1に酔える作品です。 映画の出来よりも、内容にのめり込める作品です。 超おススメ! [映画館(字幕)] 9点(2014-02-02 12:32:02)(良:1票) |
96. 永遠の0
原作に比べ、かなり脚色している部分もありましたが、素直に泣けます。 また、ベテラン役者陣の名演にかなり惹かれました。 決して若手陣の演技がクサイわけではないのですが、差があり過ぎる様に感じました。 しかし、この監督、何で上映時間の長い映画ばかり作っちゃうんでしょう? 単に編集が下手なだけかもしれませんね。 [映画館(邦画)] 9点(2013-12-27 23:27:24) |
97. そして父になる
ネタバレ 遅ればせながら、この話題作を海外で観ました。 子供の取り違えが、実は、ねたみを持った看護師の意図的な犯罪だったと言うところが斬新で、すでに時効が成立して罪に問われないというあたりが新しいと思います。 出ている役者はみんな上手いですし、表情だけでも見事な演技をしているように思いました。 リリー、真木、尾野の演技は秀逸で、それでいて浮いた感じのする福山の演技は、かなり計算されたもののように感じ、満足のいく作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-10 15:22:19) |
98. REDリターンズ
今年の9月に海外で観ました。 細かい突っ込みを入れずに、スクリーンに集中すれば結構楽しめるかと思います。 やっぱり、ブルース・ウィリスにはコミカルさとアクションを混ぜた作品が合ってるんでしょうねえ。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2013-12-06 22:36:46)(良:1票) |
99. キャプテン・フィリップス
ネタバレ いやあ、かなり重厚な名作です。 ストーリーもさることながら、アメリカ軍の動きなどの舞台裏も克明に描かれています。 あっという間の134分でした。 最近のハリウッドはアイデアが枯渇したのかリメイクや実話の映画化が多いように思えます。 感涙シーンは、船長が救出された後のメディカルチェックシーンです。 受け答えに言葉が詰まり、さめざめと涙を流すシーン。 トム・ハンクスの名演が光ります。 そして、最後に私が驚いたのが、エンドロールの製作総指揮者の名前を見たときでした。 [映画館(字幕)] 8点(2013-12-01 18:09:15) |
100. サプライズ(2011)
これぞB級・C級映画です。 ストーリーも脚色も目立ったものがありません。 ところどころにドキッとさせるシーンがありますが、恐怖ではなく驚かせるだけです。 テレビでお菓子を片手にソファに横になって視るには最適でしょうが、お金を払って映画館で観るには、しんどいかなあ... [映画館(字幕)] 4点(2013-11-14 19:21:51) |