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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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81.  絞死刑 《ネタバレ》 
「絞死刑」・・・タイトルを聞いただけで?と思った。どうやら“くびりころす”国(ひとびと) を描いた作品らしい。 実際に起きた「小松川高校事件」をモデルにした映画。  冒頭はドキュメンタリー風のタッチで、一人の人間が死刑執行される瞬間を描いていく。この頃から死刑制度が必要なのか不必要なのかが問われていたのか。 死刑を執行する人間は、これから罪を犯した“ケジメ”として殺される人間を見届けなければならない。首に喰い込んだ麻縄の跡も・・・。 人間が完全に死ぬまでをストップウォッチで計ったり、必死に諭して、飯まで食わせるんだぜ?酷い話だ。  大昔は磔とか、首を斬られた罪人をそのまま晒し者にして民衆の前で見せたそうだが、今の世の中そんな事はしない。殺される人間にも“人権”て奴が発生するからだろうか。  ところが、そこから事態は急変する。 一度しくじった刑を“殺り直す”って発想がまず思い付かねえよ。 記憶を失えば絞首刑(縊り殺す)が出来ない。 それでこれから殺そうとする人間の記憶を取り戻させようとする様子が何処かユーモラス・・・けど、ゾッとする。 法を破り人殺しもいとわぬ者、法を守って人を殺そうとする者・・・一体どっちが正しいんだろうね。劇中の人間のように、本当に笑いながら人を殺す相談をする奴もいるだろうよ。 つうか教育部長がウザイ。 人一人殺すのに愛情だの何だのと歪んでいるとしか思えない。  もし殺される奴が日本人の“K”で、殺す側が朝鮮の“R”の人々だったら・・・差別とかそういうものが立場によってがらりとひっくり返されたら・・・そう思うと怖くてしょうがない。ステレオタイプな差別描写が、より一層そういう事を考えさせる。  更に日本の男尊女卑の問題や宗教問題にまで踏み込んでしまう大島渚の大胆さ。 映画というジャンルで戦い続けた男のメッセージが刻まれた作品の一だった。  ラストシーンで検事以外の人間が見た“女”の姿。“R”は“R”である事を受け入れる・・・。  後味は悪いが、「儀式」と共に一度は見ておきたい作品だ。 この映画が嘲笑うものは、死刑制度、そして人間そのものに対する矛盾なんだろうね。多分。  俺は「少年」や「戦場のメリークリスマス」の方が好きだが、この映画は大島渚にしか撮れない最高傑作だ。
[DVD(邦画)] 9点(2014-06-24 18:06:50)
82.  シベールの日曜日 《ネタバレ》 
「レオン」、「グロリア」のルーツである傑作。俺はこの作品が一番好きだな。この映画は、本当の「失う事の痛み」を知る人間にこそ見て貰いたい。 戦争の後遺症に苦しみ男、そんな男に出会ったあどけない少女との交流。戦争の痛々しさと残酷さが、二人の交流からも感じられる。 ラストの幕引きは余りにも悲しすぎる。泣いた。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-19 21:01:15)
83.  プレイタイム(1967) 《ネタバレ》 
ジャック・タチ最高傑作。 物語は前半後半に別れ、ユロが面会相手と中々会えないすれ違い振りが面白い。後半のアメリカ人観光客との触れ合いもそうだが、この映画はとにかくビル、ビル、ビル。ビルの美術が凄い。画面の隅々まで描かれる近代的なパリの様相は、見れば見るほどその凄さに圧倒される。 幅広い視野でその隅々まで見回していくような感覚。まるで「ウォーリーを探せ」だ。映像の美しさが何とも言えない。 そんな空間で複数のギャグが折り重なる衝撃は笑うしかない。  2時間たっぷりと見せてくれるが、ラスト5分の加速していくクライマックスは凄い。  
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-19 21:00:41)
84.  エルマー・ガントリー/魅せられた男
この映画のバート・ランカスターが最高なんですよ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-18 20:42:21)
85.  ギャング(1966)
メルヴィルの映画には常に仁義が描かれる。恩を受けた者への報恩、そして汚名を着せ裏切った者への報復。 ラストシーンで二丁拳銃をつきつけ現れる主人公が最高にカッコイイ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-18 20:42:07)
86.  いぬ
メルヴィル最高の1本になるであろうフィルム・ノワールの傑作。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-18 20:41:51)
87.  火事だよ!カワイ子ちゃん
フォアマンが「ブロンドの恋」と共にチェコ時代に撮った傑作の一つコメディ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-18 20:25:17)
88.  女は女である 《ネタバレ》 
「勝手にしやがれ」や「気狂いピエロ」は悪い意味で“頭がおかしい(褒めてる)”と思ったが、「女は女である」と「はなればなれに」は良い意味でイカれてる。 俺は好きだぜこういうの。 ゴダールのすっとんきょうな演出(いや思いつきの寄せ集め)も、ギャグとして昇華されていると思う。 ゴダールが苦手って奴も、この作品と「はなればなれに」を見てから判断しても遅くないだろう。   「ゴダールって怖いイメージが・・・」なんて思っている皆さんは是非とも。   ストーリーは至極単純。シンプルイズベスト。解りやすさこそ娯楽だ。  子供が欲しいと願う彼女と、中々子供を作りたがらない男の男女関係をコミカルに描く小気味良い内容。  ミュージカルコメディのような楽しい話だ。  ネオンのようなオープニング、  過去の映画に捧げるオマージュの数々、  機関銃のような痴話喧嘩の応酬、何でもあり。   BGMが爆音で鳴り響くので「音響はトチ狂ってんのか!?」と最初思ったが、音楽に合わせてアクションをかますシーンは「ああコレがやりたかったのね」と上手いなと関心。  ほうきで野球の場面とか、夫婦喧嘩の乱痴気具合など斬新な趣向に溢れている。  特にキスシーンの「バーン!」は笑っちゃったよ。  でも音が大きすぎてセリフが聞こえねえ(笑)  何処まで狙ってやってんだかわかりゃしない。   けどセリフいらずのシーンは本当に良い。  登場人物の服のカラーイメージはモチロン、  アパートの日除けの場面、  1日中抱き合ってんのかと想像してしまうアベック、  カメラ目線な通行人、  トンカチで動くシャワー、  目玉焼きの滞空時間、  “本”による会話・・・ゴダールってこんなに粋な奴だったのか。   女性のヌードも良い意味で「装飾」として花を添える。  異質と言えるほど毒気が無い。   何だかんだ言って男女が仲良くハッピーエンドを迎える最後も心地よかった。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-14 22:41:13)
89.  キングコング対ゴジラ 《ネタバレ》 
個人的初期ゴジラシリーズ最高傑作。  あのキングコングとのドリームマッチが見られるだけでも最高の映画。  ゴジラとコングが取っ組み合って海に落ちていくシーンがあるだけでも満足。 どちらが勝つでもなく共倒れってところが良い。  ちなみに、二大怪獣のスーツアクターを務めた広瀬正一(キングコング)と中島春雄(ゴジラ)。黒澤明の「七人の侍」で野武士の一員として戦いに参加していたりする。どうでもいいけど、二人ともバリバリの武道の達人なのでキレも凄い。怪獣が一本背負いだのトンボ切りだのすんだぜ?二大怪獣と戦っていたのか七人の侍たちは・・・。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-14 22:29:07)(良:1票)
90.  熊座の淡き星影
ギリシャ神話を下敷きにしたヴィスコンティ流ミステリーの傑作。 古代ギリシャを思わせる美しさ、そして近親相姦を匂わせる。母親との関係をあえてはぐらかして事も怖い。クラウディア・カルディナーレは相変わらず美しい。白黒なのに、色彩があるかのような華やかさと艶を感じさせる。 カルディナーレ好きは見て損なし。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-13 20:50:46)
91.  聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ
実際に起きたアル・カポネによる「聖バレンタインデーの虐殺」をドキュメンタリータッチで映像化した傑作。 「機関銃ケリー」でも堪能できるコーマン得意のB級的かつスピーディーで緻密な演出の数々はモチロン、ド派手な銃撃戦は「暗黒街の顔役」へのオマージュも感じさせる。  というより、「暗黒街の顔役」は実際に繰り広げられた様々な抗争事件を一つの流れに収めてしまった所が凄い。 ベン・ヘクトの並外れた脚本がそれを可能にしているのだ。 一方で、コーマンはそれを一つ一つ丁寧に映像化している。 この「聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ」を見る事で、如何にハワード・ホークスやベン・ヘクト、ハワード・ヒューズの「暗黒街の顔役」が凄い映画だったのか更に理解を深める事が出来るだろう。  ジェイソン・ロバーツの演技がサイコーです。  「B級映画の帝王」はコーマンに与えられた最大級の賛辞だと俺は思う。 A級と呼ばれる映画人にはけして作れない娯楽、娯楽、娯楽。 黒人を描いた社会派ドラマでも「侵入者」という大傑作を残しているが、モチロン酷い(褒めてる)映画もいっぱいある。 そんなコーマンをコーマンたらしめるズバ抜けた傑作が「聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ」だ。  何?バレンタインデーにチョコが欲しい?ホワイトデーのお返しは何が良いかって?  そんな時はトンプソンで鉛玉をたらふく食わせてやれ。ホラ、劇中の人間も口から(血が)溢れるほど美味しそうに食べて・・・嘘々、冗談ですよ。 ちゃんとチョコで返事しましょう。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-13 20:44:09)
92.  彼女と彼(1963) 《ネタバレ》 
まず、左幸子が若くて可愛い。初々しい彼女と、ヒゲ面の野性的な伊古奈との対比が効いている。左幸子はとにかく誰にでも優しい、伊古奈もまた粗野ではあるが本当は優しさに溢れた人間だ。東京オリンピックを前にした年、百合丘を舞台に穏やかな昭和ノスタルジーに浸れる作品。
[映画館(邦画)] 9点(2014-05-26 20:06:52)
93.  非情都市 《ネタバレ》 
鈴木英夫は堅物作品ばかりで敬遠していたが、この作品はすんなり楽しめた。 スクープを血眼になってまで追い求める新聞記者への皮肉がたっぷり効いた傑作。「危険な英雄」がよりパワーアップしたような内容で、狙撃されるはボコボコにされるは、何がそんなに好きで危ない橋を渡れるんだという馬鹿ブンヤを描き抜く。何もかも犠牲に出来る狂ったブンヤたちの姿をひたすら追い求めた怪作。 それにしても司葉子は魅力的だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-05-26 17:22:28)
94.  旗本退屈男 謎の珊瑚屋敷 《ネタバレ》 
「謎の暗殺隊」と並んで旗本退屈男シリーズの最高作とされる作品。本作、ノリがまんまバタ臭いTV時代劇のソレ。この作品は職業監督に徹した印象。 主人公の旗本退屈男こと早乙女主水之介は、謎の心中事件の真相を探ろうと江戸の町をぶらりぶらり。 中川信夫にしては展開がややタルい。殺陣は盛り沢山で大立ち回りも迫力があるが、何のひねりもないチャンバラだ。でも、義侠心もここまで来ると清清しい。見た後に心地良い何かが残る映画です。
[ビデオ(邦画)] 9点(2014-05-26 16:32:35)
95.  テオレマ
とにかくパゾリーニが苦手という方に「奇跡の丘」「カビリアの夜(フェデリコ・フェリーニ監督)」等と共にオススメしたい作品。
[DVD(字幕)] 9点(2014-05-05 17:49:24)
96.  エル・ドラド(1966)
流石に「リオ・ブラボー」の二番煎じ感は否めないが、個人的には前作よりも内容が充実していて好きだ。教会での銃撃戦や倒れ様の鮮やかな銃撃等演出は流石。 ウェインは旅先から戻った矢先「酒に溺れたのは自分のせいじゃないだろうか」と思ったのか、ミッチャムの酒を断つ手伝いを付きっ切りでする。 敵陣において、敵を睨んだまま馬を後退させる馬術の見事さ。ウェインの技術力がさり気無く発揮される。 それに古傷による右手の麻痺。自分との闘いが、左手による見事な銃撃をより際立たせる。ミッチャムの泥酔演技も抜群。そしてヒロインの溢れんばかりのおっぱ(ry ナイフ演出はジョン・スタージェスの「OK牧場の決斗」への対抗意識だったりして。あるいわラオール・ウォルシュの「ビッグ・トレイル」へのオマージュ(なワケないだろうけど・・・だとしたら凄い嬉しい)。 
[DVD(字幕)] 9点(2014-05-01 21:22:59)
97.  ガートルード
カール・テオドア・ドライヤーは、この作品で人間の精神世界を描こうとしたのかも知れない。かつてロベール・ブレッソンが「スリ」で精神的な世界を造り上げたように、ドライヤーは映像を二次元的な世界に閉じ込めてしまう。いや、三次元から二次元の空間に抜け出したといった方が正しいのだろうか。  「吸血鬼」は白黒画面で壁の白さを引き立たせるために、壁をピンク色にしたという。 ドライヤーが映画を撮る時は、壁や自然といった“空間”から構築していく。  この作品の壁の白さも、異常と言って良いほど白い。この世に存在しないんじゃないかというくらい。 土には土の色があるが、人間で言う“精気”がこの壁にはまるで無い。  壁の白さも不気味だが、劇中の登場人物たちも記号のような存在だ。 感情のかの字も感じられない空間、そして耐え難いほどの緊張で貫かれた画面。ドライヤー一つの境地。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-12 01:17:26)
98.  蜜の味 《ネタバレ》 
思いがけず妊娠した彼女。男はそれを知り一度は逃げ出す・・・だが、男は膨れたお腹を見て覚悟を決める。「ああ、俺なんかが父親になっちまっていいのかな」的な。 普通こういう映画は陰惨とするものだが、トニー・リチャードソンはとても暖かい映画にしてしまった。ありがとう。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 22:03:11)
99.  アデュー・フィリピーヌ 《ネタバレ》 
兵役につく運命が待ち受ける男。そんな男にとって、二人の魅惑的な女性は最高の「現実逃避」だった。繰り返される他愛ない日々は、劇中で永遠に続くかのように続く。だが、運命はやがて男に訪れる。男にとっての「最後の晩餐」・・・それほどの輝き、それほどに儚く過ぎ去る一瞬の青春。男を送り出す彼女たちも、何処か寂しそうな表情を見せる。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 21:53:35)
100.  夕陽に向って走れ
インディアン問題からアメリカそのものを暴こうとしたポロンスキーの復帰作。 フィルム・ノワール「苦い報酬(悪の力)」以来映画を撮れなかったポロンスキーだが、その情熱が途絶えていない事はこの作品を見てよく伝わってきた。少なくとも「苦い報酬(悪の力)」やロバート・ロッセンの「ボディ・アンド・ソウル」等を手掛けた脚本家としてのポロンスキーを知る者ならば、より一層理解して貰えると信じたい。  60年代の終わりはフリッツ・ラングの「暗黒街の弾痕」を彷彿とさせるアーサー・ペンの「俺たちに明日はない」が大ヒットした時代だ。西部劇のジャンルで男女の逃避行を描いた作品はラオール・ウォルシュの「死の谷」くらいかと思っていたが、このポロンスキーの西部劇も充分逃避行物の傑作と言えるだろう。インディアンの血を引くというだけで差別されるのはウォルシュの「死の谷」やキング・ヴィダーの「白昼の決闘」を思い出させる。  「夕陽の向かって走れ」はポロンスキーなりの「俺たちに明日はない」への回答だと思うが、複数のアンチ西部劇を手掛けた(等身大のビリー・ザ・キッドを描いた「左きゝの拳銃」等)ペンにとって、世界恐慌後の西部で暴れまわったボニー&クライドは西部劇の延長に過ぎないのだろう。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 21:16:00)
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