81. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
《ネタバレ》 アカデミー主演男優賞を逃したマイケルキートンに、心の主演男優賞を贈りたい。彼はこの映画でとんでもなく多くのチャレンジをした。かつてのヒーロー映画で輝いていた自分を否定するかのように、いや受け入れつつも新しい自分を獲得するために。映画を観ていただければすべて説明されているが、この役を演じるために、リーガントムソンになるために、マイケル自身も多くの犠牲を払ったと感じた。エドワートノートンも素晴らしい。しかしノートンに食われることもなく、マイケルは主役であり続けた。心を持っていかれた。他の登場人物も素敵。人間的。カメラワークは長回しを多用しても映像で酔うこともなく、シームレスに人間から人間へ場面がつながれている素晴らしい撮影技術。ドラムなどの打楽器で奏でられるBGMも作品のテンポを助け、ハリウッド映画と演劇の違いを爆発させる。これらにマイケルキートンが助けられているのではなく、マイケルが牽引している。感銘を受けた。 物語でいう比喩を映像表現にするとこうなったんだ。空を飛ばなくてもいい映画で空を飛ばせた制作サイドのセンスがすばらしい。 で…なんで字幕がからし色なんだ? [試写会(字幕)] 8点(2015-04-22 13:00:37) |
82. 悪魔は誰だ
《ネタバレ》 良い作品です。どの主要登場人物も心に闇を抱えています。というか抱えます。バッドエンドとは決して言えませんが、テーマの重さが作品を貫いています。サスペンス映画特有の先の読めなさは見事。脚本と演出グッド。犯人と思われし人物を追うシーンでは手持ちカメラと定点カメラの併用で緊張感が増します。象徴的なカットや印象的なカットも短めにスッと挿入されていて作品に集中できます。多少強引な展開はどの映画も同じだろうと思うと全く気になりません。韓国のサスペンス映画やバイオレンス映画はかなり好きですが、その中でも控えめ。特に怒鳴り・泣き叫びは必要最小限にとどまっているのも好感が持てます。 もちろん、アッというようなラストが待っていますが、その種明かしが終わっても作品の魅力は消えません。増すぐらいです。ドラマは続きます。 是非ご鑑賞を。 [DVD(字幕)] 7点(2015-04-08 18:21:26)(良:1票) |
83. ロスト・ボディ(2012)
《ネタバレ》 まるでゲームのように進む作品に十分に翻弄されながら観ました。ありえないとはおもいつつ、奥さんが生きている可能性を頭のどこかに入れてしか観れないと思いました。その段階で作り手の術中にはまっているんですよね。予備知識ほぼなしで観て正解でした。刑事の「誰かの恨みをかっていないか?」という問いかけがばっちり効いてましたね。まさかのラストも丁寧にわかりやすく描かれていてグッド。ネタあかしもグッド。やられました! それにしても親子で体張ってるなと(笑)ナイススペインサスペンス映画! [DVD(吹替)] 7点(2015-04-08 16:04:47)(良:1票) |
84. インターステラー
《ネタバレ》 クーパー父さん。かっこいいよ。娘との再会を果たし、何も無くなったときに最後に残された仕事。アメリアの元へ。まさかのスーパーハッピーエンド。9点献上! [映画館(字幕)] 9点(2014-11-24 17:24:17) |
85. ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い
《ネタバレ》 人間さんが究極の選択をせまられました。かたやなんにもするな。かたや徹底的に戦う。でもってこの映画は後者なんだけどその内容が、、、。極端すぎやしないかい? 誰のアドバイスも受けない、殺す殺す、お前のその追い込まれたあとのキックが強すぎて、覚めちゃうよ。戦うを選択するにもやり口がひどすぎやしないかい?そんなんじゃ恋人も死んじゃうよ、本当なら。 [DVD(吹替)] 3点(2014-10-21 08:43:56) |
86. クロニクル
《ネタバレ》 青春SFアクション。この手のジャンルでは最高峰。ぬるさも目立つが、TEENが力を手に入れたら、というもしもボックスてきな部分を存分に味わえた。ラストを含めて、これでいいんだと素直に鑑賞。青春SFアクション。いい言葉だ。 [DVD(吹替)] 8点(2014-10-20 13:26:53) |
87. キャリー(2013)
《ネタバレ》 トミーロスがやられたシーン、「あ、トミーはやられちゃったのね」とわかるような感じになっていた。なるほどこの映画はこういうところに力をいれたのね。 [DVD(吹替)] 2点(2014-07-30 16:34:47) |
88. パシフィック・リム
俺にとってはウルトラマンエースもの。うっひゃー!(笑) [DVD(字幕)] 6点(2014-07-28 10:22:18) |
89. さんかく
《ネタバレ》 何もかもが並列に描かれる。淡々とストーリーが進むのはいいが、もう少しダイナミズムがあってもいい。あるいは、現実的すぎる。象徴的な何かをあらわすシュールなシーンが入ってもいい。ももちゃんはリアルだよ。あんな先輩よくいる。役者さんはみんなしっかり演技しているように感じた。しかし心動かされず。すまん3点。 [DVD(邦画)] 3点(2014-07-28 10:19:25) |
90. 藁の楯
登場人物が一所懸命になるたびにおもしろくなくなっていく。なんでだろ。あー、テンポが悪いんだ。難しいな。テンポを落とし重厚に作ると設定のあらが目立つ。普段は設定なんて気にして映画観てないんだけどな。 [ビデオ(邦画)] 3点(2014-06-17 17:58:04) |
91. シャッター アイランド
《ネタバレ》 この映画がもしディカプリオ主演じゃなくて宣伝費も少なかったらもっと評価高いのではと。 映画を貫く秘密めいた雰囲気はGOOD!マイナス要因は主人公が暴力的すぎ。そこまで危険な患者に、治療だといってもおつきあいするかなーという部分がひっかかった。 [DVD(吹替)] 7点(2014-06-17 16:46:08) |
92. ミッドナイト・イン・パリ
《ネタバレ》 僕もこの世界に連れていって [DVD(吹替)] 8点(2014-06-17 16:17:38) |
93. 冷たい熱帯魚
《ネタバレ》 ヒトの心の欲望を描いた良作。血や暴力に負けないいやらしさが気持ちいい。 ミツコちゃんが真面目ないい子にしか見えない。この子がもう少しいやらしければさらに1点上積みだったなと。 [DVD(邦画)] 7点(2014-06-11 18:31:32) |
94. MAMA(2013)
《ネタバレ》 これは…8点だ。映画館でみて得した。 後半途中からこれでもかと力技で怖がらせにかかるが、それまでに繊細な怖さが十分に散らばっており好感が持てる。まさか四つん這いだけでこんなに怖いとは。 これといって悪い人が出てこない。血のつながりはなくても家族愛はあると描く映画。 と依然にレビューしましたが、冷静に考えるともう少し点数低いかなと。 [映画館(字幕)] 6点(2014-05-26 09:49:24) |