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dreamerさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 映画を観る楽しみ方の一つとして、主演のスター俳優・演技派俳優、渋い脇役俳優などに注目して、胸をワクワクさせながら観るという事があります。このレビューでは、極力、その出演俳優に着目して、映画への限りなき愛も含めてコメントしていきたいと思っています。

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81.  アイランド(1980) 《ネタバレ》 
映画「アイランド」の原作・脚本は、「ジョーズ」のベストセラー作家、そして「ジョーズ」で名をあげたR・D・ザナックとD・ブラウンのコンビが製作、「候補者ビル・マッケイ」「がんばれ!ベアーズ」などのマイケル・リッチーが監督、カメラは「太陽がいっぱい」の名手アンリ・ドカエという錚々たる顔ぶれによる"怪奇恐怖映画"ですが、期待が大きかっただけに、なんとも期待外れの作品でした。  "魔のバミューダ海域"と呼ばれているフロリダ沖のバハマ諸島では、毎年、たくさんの船と人とが消息を絶っていた。 しかし、その原因は杳として不明という設定で、マイケル・ケイン扮する新聞記者が、原因究明の取材に乗り出すことになる。  もしかしたら、どんな危険に遭遇するかも知れないという取材行に、13歳になるひとり息子を連れて行くというのもどうかと思います。  この間にもヨットが襲われて、乗組員が惨殺されるが、初めから複数の加害者を見せるから人為によるものとわかって、せっかくの怪奇性の興味が薄らいでしまいます。  つまり、無数にある島のひとつに、異様な風体をした海賊が住みついて、原始的な生活を送っていて、航行する船を次々と襲い、乗組員を殺して金品を略奪しているというわけなのだ。  謎がわかってしまうと、なーんだと、シラケてしまいます。 それに、ケイン父子が借りるボートの持ち主が博士と称する男で、それが海賊団と通じていて、沖を通る船の情報を伝え、略奪品の分け前にあずかっているという意外性も、あまりパッとしません。  「ジョーズ」の鮫に代わって海賊という仕掛け。17世紀ごろ、海賊団の先祖がこの島にたどり着いて、彼ら独自の掟によって特殊な社会を作り上げているというのですが、なんとも荒唐無稽でがっかりしてしまいます。  この海賊団に捕まったケイン父子が、最後で敵の首領をやっつけて難を逃れ、こんなことは誰も信じまいというケインの思い入れで映画は終わるのですが、まさに然りで、信じ得べからざる空々しい映画だったと思います。
[ビデオ(字幕)] 5点(2019-03-19 22:07:23)
82.  バターフィールド8 《ネタバレ》 
1943年の「家路」で映画デビューを果たし、以後、「緑園の天使」(1944年)、「若草物語」(1949年)、「花嫁の父」(1950年)、「陽のあたる場所」(1951年)と、天才子役からアイドル女優へと順調にキャリアを伸ばし、その後、ハリウッド映画界を代表するスター女優となり、美人女優の代名詞ともなったエリザベス・テイラー、通称リズ。  エドワード・ドミトリク監督、モンゴメリー・クリフト共演の「愛情の花咲く樹」(1957年)、リチャード・ブルックス監督、ポール・ニューマン共演の「熱いトタン屋根の猫」(1958年)、ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督、キャサリン・ヘプバーン、モンゴメリー・クリフト共演の「去年の夏突然に」(1959年)と3年連続でアカデミー賞の最優秀主演女優賞を逃し、ようやく、このダニエル・マン監督、ローレンス・ハーヴェイ共演の「バターフィールド8」で念願のオスカー像を獲得した、いわば彼女にとって記念すべき作品になったわけです。ただ、リズ自身は、この映画での役をあまり気に入らず、完成した映画も観ていないと言いますから、皮肉なものです。  確かに、この映画での演技は彼女のフィルモグラフィーの中でも、特に優れた演技だったとも思えず、同じ年の他のオスカー候補の女優が、「ルーズベルト物語」のグリア・ガースン、「サンダウナーズ」のデボラ・カー、「アパートの鍵貸します」のシャーリー・マクレーン、「日曜はダメよ」のメリナ・メルクーリという事で、強力なライバルが存在しなかった事、リズが過去3年連続で受賞を逃している事、当時、「クレオパトラ」の撮影中にかかった肺炎でかなり病状が悪かったという事に対するアカデミー会員の同情票が集まったからではないかと言われています。  この映画「バターフィールド8」は、通俗的なメロドラマで、リズが演じたのは、コールガールのグロリア。本業はモデルなのだが、過去の男性遍歴の中でトラウマを抱えていて、刹那的な生き方をしている彼女の電話で指名される時の電話番号が、"バーターフィールド8"。  そんなグロリアが客の一人として、出会った妻子持ちの名家の男性ローレンス・ハーヴェイ。この男優は、「ロミオとジュリエット」(1954年)のロミオを演じてブレイクし、眉目秀麗な二枚目俳優として、その後も「年上の女」「アラモ」などに出演しましたが、それらの中で私が一番印象に残っているのは,ジョン・フランケンハイマー監督の、東西冷戦下の中で暗殺者として洗脳された男の姿を戦慄のサスペンス・タッチで描いた「影なき狙撃者」での迫真の演技です。彼は、その後、48歳の若さで亡くなったのが非常に惜しまれます。  映画は、リズとハーベイの不倫の恋の顛末を、俗物的な男のエゴイズムと、それに翻弄される女性の悲劇を描いていきますが、あまりにも通俗的な展開で、映画としてはあまり良い出来映えではないと思います。この映画は、ただひたすら、映画という夢の世界の中で美しく、きらびやかに輝くエリザベス・テイラーというスター女優の魅力に酔いしれる映画なのです。
[DVD(字幕)] 5点(2017-07-27 15:39:05)
83.  燃える戦場 《ネタバレ》 
「燃える戦場」は、原題が「Too Late the Hero(遅すぎた英雄)」ということで、「特攻大作戦」「北国の帝王」「ロンゲスト・ヤード」などの骨太で男性的で、なおかつ、反骨精神旺盛な作風で我々映画好きをいつも楽しませてくれるロバート・アルドリッチ監督の戦争映画。  主演は、ショーン・コネリーの007シリーズ全盛の頃、ジェームズ・ボンドとは対照的なサラリーマン的なイギリスの諜報部員ハリー・パーマーを軽妙に演じた「国際諜報局」や、希代のプレイボーイを嬉々として演じた「アルフィー」でブレイクし、その後も確かな演技力でアクションからコメディ、シリアス・ドラマまでなんでもこなすオールラウンド・プレイヤーとして、あらゆる作品に出続け、「ハンナとその姉妹」「サイダーハウス・ルール」で二度のアカデミー助演男優賞を受賞し、「ジョーズ'87 復讐編」「沈黙の要塞」などのトンデモ映画にも平気で出演するマイケル・ケイン。特に、「探偵〈スルース〉」でのローレンス・オリヴィエとの丁々発止の演技合戦は忘れられません。  もう一人の主演は、ジョシュア・ローガン監督の「ピクニック」でデビューし、「魚雷艇109」で若き日のジョン・F・ケネディ中尉を演じブレイクし、その後、「まごころを君に」でアカデミー主演男優賞の受賞の知らせを、この「燃える戦場」のロケ撮影中に聞いたというエピソードの持ち主で、一時期、ハリウッド映画界から干されるものの、晩年は渋い脇役として活躍したクリフ・ロバートソン。アクターズ・スタジオ仕込みのメソッド演技が最高に発揮された「まごころを君に」の演技はいつまでも心に残ります。  そして、共演者の一人として、日本軍の山口少佐の役で出演している高倉健。言うまでもなく、日本のジョン・ウェイン、クリント・イーストウッドとも言える日本の大スター高倉健は、その後もハリウッド映画の「ザ・ヤクザ」「ブラック・レイン」「ミスター・ベースボール」に出演し、その存在感を発揮しています。特に、シドニー・ポラック監督の「ザ・ヤクザ」で、ロバート・ミッチャムと義理を通して心情的に共感していく田中健という役を、そのストイックな厳しさで演じたこの映画が一番印象に残っています。  第二次世界大戦も終わりごろの太平洋の小さな島で展開する、アメリカとイギリスの連合国軍と日本軍との死闘を描いていて、ジャングルの中で高倉健の山口少佐率いる日本軍に終始追われて苦戦している中、アメリカの将校のクリフ・ロバートソンが、マイケル・ケインほかのイギリス兵とジャングルに、日本軍の通信軍事施設を破壊するために潜入していくというストーリーが展開していきます。  最終的には、ハリウッド映画ですので、当然の事ながら主役のマイケル・ケインとクリフ・ロバートソンの活躍で、意外にもあっさり高倉健の山口少佐は撃ち殺されてしまいます。それも何と背中の方から撃たれてしまうのです。あまりにも、あっけない攻防だったので、もう少し、ハラハラ、ドキドキさせてくれるのかなと思ったら、何か肩透かしをくらったような感じでした。高倉健といえども、1970年頃の日本人俳優の扱いはこんなものなのかと少し愕然としてしまいます。  ラストのクライマックスとでもいうべき、マイケル・ケインとクリフ・ロバートソンが、日本軍の通信軍事施設を破壊した後、ジャングルから飛び出して、イギリス軍の味方の陣営に走って到着するまでが、最大の見せ場のつもりなのでしょうが、このシーンが一向に盛り上がらず、アクション映画としてのカタルシスが全く得られません。ロバート・アルドリッチ監督作品として期待して観たのですが、この作品は娯楽映画としても、あまり成功していないと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2017-07-25 22:55:37)
84.  エアポート’80 《ネタバレ》 
1970年代に流行していたパニック映画の終わりの頃の作品「エアポート'80」は、製作者の原案によるオリジナル脚本がお粗末で、登場人物の紹介のイントロ部分からして、もたもたしている。  人間関係も、安直そのもの。人気女性キャスターと事件の元凶であるロバート・ワグナーが、恋人同士だというのも出来すぎている。 コンコルドの機長役の世紀の二枚目俳優・アラン・ドロンとスチュワーデス役の「エマニエル夫人」で一世を風靡したシルビア・クリステルが、今度のフライトで再会してよりを戻すことになっているが、以前、同棲していた仲なんていうのは、なくてもよさそうに思える。 ソ連の女子体操選手とアメリカの放送記者との4年越しの恋も、当時の世相を反映したのかもしれませんが、おまけの域を出ないと思います。  人気キャスターの家で殺人が行なわれるが、その反応が描かれないのも、考えてみたらおかしい気がします。 同様に、コンコルドがミサイルに狙われ、九死に一生を得てパリに着いたというのに、パリ空港があっけらかんとしているのは、全く腑に落ちません。  そして、悪事の露見を恐れた元凶の男が、自分の開発したミサイルでコンコルドを狙うのではないかと思ったら、案の定、そのとおり。 しかも、ミサイルが前後2回にわたってコンコルドを狙うが、どれも失敗。 ミサイルがこんなに命中率が悪いとは、もうほとんどご愛嬌としか言えません。  正義の味方のはずの女性キャスターは、恋人の悪事を知りながらも逡巡、まさに恋は盲目なのです。 そして、一難去ってまた一難。 パリ空港で整備員が、コンコルドによからぬ細工をする一件も、安易すぎると思います。  あんな飛行機に乗った乗客こそ大災難。パニック状態の機内描写で、女性キャスターが、置いてけぼりなのもどうかと思います。 脚本そのものが良くないので、デヴィッド・ローウェル・リッチ監督も演出の腕の振るいどころがなかったのかもしれません。  つくづく、映画は脚本が良くないと、いい映画、面白い映画ができないなということを、この映画を観て痛感しました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-03-21 11:32:54)
85.  スウォーム 《ネタバレ》 
「ポセイドン・アドベンチャー」や「タワーリング・インフェルノ」などのパニック映画(アメリカではディザスター映画)の超大作の大物プロデューサーとして鳴らしたアーウィン・アレン。  ところが、この人、プロデューサーだけに専念しておけばいいのに、監督までしたがって、結果はいつも無惨な出来栄えの映画を作ってしまうんですね。 「タワーリング・インフェルノ」の世界的な大ヒットで、まさに人生最高の時を迎え、好調の波に乗ったアレンは、この時期、流行していた動物パニック映画ブームの決定版を目指し、アフリカの蜂の大群が人間を襲うという「スウォーム」というトンデモ映画を監督するんですね。  動物もの、パニックものという二つのジャンルの第一人者であるという自負を持つアレンが、よせばいいのに監督をしたのがこの「スウォーム」で、名作、駄作、珍作となんでも出演することで有名なマイケル・ケインを主役に起用し(この時点で大作感がないですが)、当時、人気のあったキャサリン・ロス、大作に見せかけるためにレジェンド俳優のヘンリー・フォンダやオリヴィア・デ・ハヴィランドら映画史に残る錚々たる面子を筆頭にオールスター・キャストの布陣を敷き、まさか失敗する要素はないかに見えました。 ところが、このこけおどしの超大作(?)はものの見事に、面白くなく、結果、大コケしてしまいました。  敗因を分析してみると、ひとえにアーウィン・アレンの演出力の欠如にあると思います。このタイプの映画は、サスペンスが命とも言える生命線なのに、全然それがないんですね。 この緊張感のなさはただごとではありません。アーウィン・アレンという人は、プロデューサーとしての力量はともかく、監督としては全くダメなんですね。  蜂の大群に遭遇したヘリコプター。パイロットは驚愕し、靄みたいな蜂の群れの中に突っ込むヘリ。 すると、ヘリはみるみる急降下を始め、墜落・爆破・炎上してしまう。この間、緊張感ゼロ。  また、マイケル・ケインとキャサリン・ロスが、レストランの保冷室に逃げ込むシーン。 保冷室の室温は5°Cで、ケインは蜂は低温に弱いから大丈夫だと言う。だが、直前に蜂に刺されているロスは怯える。 しかも、パニックに襲われた男が鍵をかけてしまった。  さあ、残されたケインとロスはどうなる!? -----と思って固唾を呑んで観ていると、なんと場面は変わって病院のベッドに寝ているロスの姿。 ケインは「もう大丈夫だ」なんて言っている。一体、どうやって逃げたんだ!!!(笑)  そして、原子力発電所に何の前触れもなく蜂の大群が現われる。襲われた職員が、間違って何かのスイッチを入れてしまい、原子力発電所は大爆発。 すると、驚いたことに、場面が変わり、TVの画面に犠牲者が三万六千人以上と出る-----もう全編こんな調子であきれてしまいます。  蜂に襲われた列車の転覆にせよ、火炎放射器で蜂を焼き払おうとした隊員が、ビビってそこら中に火を放ち、町中が大火災になる場面にせよ、みんな蜂の脅威というより人災なんですね。 ただし、そこに「いちばん怖いのは人間である」などというメッセージ性を読み取ることは、まったく不可能なんですね。 とにかく、この映画は本国アメリカでも酷評の嵐に見舞われたそうですが、それはそうだと納得してしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-04-10 12:13:26)
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