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 > にじばぶ さんの口コミ一覧。50ページ目
にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3228
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 40
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 34
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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981.  天国の口、終りの楽園。 《ネタバレ》 
青春ロードムービーという響き自体に魅力を感じる。  だが、ヒロインの見た目に魅力を感じず、そこからして乗り切れず。 得てして青春ロードムービーなんてものは、そこはかとない虚無感が漂うことが多いが、本作は、ヒロインがガンにおかされていて、後に死亡、という展開があり、虚無感を超えた残酷さが見え隠れする。  甘酸っぱいどころでなく、単に苦い。 そんな青春ロードムービー。   でも、やっぱり、メキシコ映画は良い。 乾いていて虚しさもあるが、どこか叙情的。 他にもたくさん、色んなメキシコ映画を観てみたい。
[DVD(字幕)] 5点(2015-03-01 02:21:33)
982.  古都(1963) 《ネタバレ》 
一人二役ってのが、あまり好きじゃない。 双子だから理にはかなっているが。  岩下志麻の美しさは、やはり凄い。 凄いの一言。  京都の暗い側面が描かれている。 武満徹の音楽と相まって、ますます暗ったい。 本来、爽やかなキャラのはずの吉田輝雄までもが、影があるように感じられるから凄い。  双子の内、片方が捨てられて裕福に育ち、捨てられなかった方が生活に苦しんでいたらどうなるか? 生みの親に育てられたら幸せなのか? 捨て子だったら、不幸なのか? 実に深遠なテーマを扱っている。 テーマ自体は興味深いが、ベクトルが「暗さ」に向かっている分、いまいち心が晴れず。 この作品が描く京都には、魅力を感じることはできなかった。
[DVD(邦画)] 5点(2015-02-21 00:54:03)
983.  バーバー 《ネタバレ》 
今までに観たコーエン兄弟作品の中で最下位。  「ある犯罪では捕まらず、無罪の別件で逮捕される」という形も、他のコーエン兄弟作品で観たことのあるような内容。  そして何よりテンポが悪い。 テンポが遅くても、それが心地よさを生めば問題ないが、この作品のスローテンポさは、退屈さを感じさせる。  評価すべき点は2つ。  一つ目は、冤罪の恐ろしさと、裁判の茶番さを訴えた社会派的な部分。  二つ目は、終始、純真無垢な少女として描かれていたスカーレット・ヨハンソンが、実は性的サービスをしてくれるような女のコだったというオチの部分。 これは非常に刺激的で、エロティシズム満開! 女のコをイメージだけで判断してはならないという警告か、それとも、単なる男の希望的妄想か。 いずれにしても、私があの状況に置かれたら、素直に身を任せます。 決して、ビリー・ボブ・ソーントンの様に「よせ!」とは言いません。
[DVD(字幕)] 5点(2015-02-14 03:19:49)
984.  スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち 《ネタバレ》 
変人たちの競演かと思えば、意外にもヒューマン寄りの内容。 ただし、まともな登場人物は少ないことは確か。  ドルフ・ラングレンの詐欺師ぶりも凄い。 歳をとって、こんなにも日焼けしたのか。 体格は相変わらずだが、てんでかっこよくない。  バター・ビーンにそっくりな主人公は、ハゲデブ男。 その上、白ブリーフを愛用。 救いがない。 だけど、ハッピーエンド。 大して、胸のすくような終わり方ではないけど、スイス行きの夢も果たせたし、良かったんじゃない?程度の終わり方。  なんだろ、全てが中途半端かなぁ。 それだけに、大ハズレな作品でもない。 少なくとも、貴重な時間を割いてまで観る映画ではない。
[DVD(字幕)] 5点(2015-02-12 01:11:34)
985.  あいつと私(1961)
日活映画、中平康監督、石原裕次郎、芦川いづみ。 これだけで大体のイメージはつくが、予想以上に下ネタがストレート且つ過激で驚いた! ここまで表現が露骨だと、逆に新鮮な印象を受ける。 とにかく、卑猥な単語が連発。 清純無垢な芦川いづみの目の前で、これらの単語を連発するもんだから、現在の感覚からしたら、確実にセクハラ騒ぎなわけで、それだけでも何だか興奮。  石原裕次郎が芦川いづみを木に押さえつけて、身動きを封じた上での強引なキス。 これは現在でいう、壁ドンに近い状況。 相手次第なら効果抜群だが、相手を間違えると犯罪レベルな行動だ。  単純な青春映画というより、幾分、過激さも含んだ内容で、なかなか面白い。 優秀な遺伝子を授かる為に、夫でもない男と二週間もホテルごもりしてセックスに耽溺するエピソードも強烈。  舞台は実際に田園調布っぽいのも、個人的には興味をひかれた。 当時の田園調布らしき住宅街の映像を見られたのは、貴重な経験だった。  にしても、芦川いづみはかわいい。 藤竜也が憎くて仕方ない。
[DVD(邦画)] 6点(2015-02-11 00:41:26)
986.  ビッグ・リボウスキ
コーエン兄弟の映画だから、と期待して観てしまうと物足りなさが残る。 だが、とっても愛すべき映画で、個性的過ぎてウザイけど、どことなく憎めないキャラのオンパレードで、平和な香りが漂う。  面白かったのは、十分変人な主人公3人衆に対して、ボーリング場でいつも喧嘩を売ってくる男。 変人たちでさえ、ひいてしまうほどの変人ぶり。 まあ、こんな奴は現実には、まず居ないと思うけど。  ストーリーは二の次で、変人たちの競演会といった内容。 とにかく普通の人間が出てこない。 ひたすら変人たちが躍動する。 普通の人が出てこないから、逆にインパクトが失われているというか、変人同士でインパクトを殺し合っているかのようだ。 これは、変人たちの「個性」をぶつけ合う、ベトナム戦争の様なサバイバル映画なのかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2015-02-08 01:57:47)
987.  ひみつの花園 《ネタバレ》 
90年代特有のチープな邦画イメージが拭えない。 疾走感はあるものの、随所に強引な展開が見られ、その疾走感に乗り切れず終了。  肩の力を抜いて、しかも、リアルタイムで観られたならば、少しだけ評価は上がったかもしれない。  西田尚美の若い頃より、30代の頃の方が魅力的だと思う。 今はおばちゃんになっちゃったけど。 ハマリ役だと思うけれど、他の登場人物たちが、どうにもウザ過ぎる連中ばかりで、観ていて苛立ちも発生。 特に、利重剛のキャラは、チープな本作においてさえ、浮いている。  作品の主軸は、金そのものに執着する女。 こういう人って、男女を問わず、現実に沢山居るなぁ。 金は貯めたいけど、それは使いたいから貯めるし、金は使わないと、ただの紙切れだと思っている私には、そもそも価値観の合わない映画だった。
[DVD(邦画)] 4点(2015-02-02 00:40:49)
988.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
序盤でサスペンスなカーアクションを見せられて、これが結構面白いもんだから、その後の展開に期待をすると、急にテンポが落ち着いちゃって、なんだかラブロマンスものにシフト。 そうかと思えば、ギャング・マフィアものに移行し、暴力描写。 最後はラブロマンスに戻り・・・  と、内容はてんこ盛りながら、構成の仕方に疑問を感じる。  様々な要素が同時進行的ではなく、時間帯によって、映画としてのジャンルが変化していくような構成。 どこに興味をしぼればいいのかが分かりづらく、魅力を堪能しにくい構成になってしまっている。  冒頭の車による逃亡劇が楽しいだけに、余計にその後のスピードダウンが気になってしまう。 ヒロインも魅力的だし、何より音楽がいいだけに、このアンバランスな進行具合に不満が残る。  終盤は怒涛のごとく殺し合い。 北野映画の、失敗作的なヤクザ映画を観た様な気分にさせられた。 主人公がやたらに強い根拠が不明だし、強いにしても、相手方が都合よくやられ過ぎだ。  最後はおそらくヒロインの元にたどり着けない“ドライヴ”なのだが、この“死のドライヴ”で締めくくったのは秀逸。  序盤とラストのシーンだけが優れた、極めて脚本構成のよろしくない、バイオレンス・ラブロマンス・ギャング・カーアクション映画。
[DVD(字幕)] 6点(2015-02-01 02:50:18)
989.  ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 
親の立場で観てみると、どんな窮地に陥っても、子供を励まし、弱みを見せず、常に明るくいきたいところだ。 そういう観点からすると、理想の父親像かもしれない。  だけど、全体的に環境設定が甘いというか、非現実的だ。 ベニーニのキャラを存分に活かす為に、都合よく作られた環境という感じ。 同じ部屋の囚人達が、ほとんど絡んでこないし、ベニーニ親子がやりたい放題ってのが、どうにも現実的でなく、ユーモアさえも嘘くさくみえる。 そこが難点。  最後は戦車に乗れるし、父親が命がけのユーモアで子供と妻を救うエンディングだし、うまくまとめてはいるんだけど、逆に言えば、うまくまとまりすぎ。 ベニーニのキャラを存分に活かし、丸くおさまるエンディングの為に作られた、都合良すぎる環境設定に、最後まで馴染めずに終わった。
[DVD(字幕)] 5点(2015-01-26 01:48:37)
990.  ファーゴ 《ネタバレ》 
コーエン兄弟にハマり始め、評価の高い本作をワクワクしながら鑑賞開始。 期待が大き過ぎたせいもあるが、やや不満。 でもそれは決して駄作とかいうレベルではなく、コーエン兄弟の代表作として観たからこその不満であって、十分に楽しめる作品である。  ピーター・ストーメア演じるグリムスラッドが、個人的にかなりヒット。 とにかくかっこいい! 髪の毛の色、髪型、目つき、体格、全てが魅力的だ。 コーエン作品には、映画の主題とは別の部分で、こういった魅力溢れる変人キャラが登場するから、病みつきになってしまう! 『ノーカントリー』のハビエル・バルデムにしても然りだ。  ややアウトローな内容ながら、正義感抜群の警察官が小気味良く事件を解決してしまう辺りに違和感。 もっとアウトローで、不幸な結末でもいいじゃないか! それこそ、グリムスラッドの独り勝ちで幕を下ろす、、みたいな。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-18 04:07:04)
991.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 《ネタバレ》 
あさま山荘事件について、事実を忠実に再現している為、事件の理解には役に立った。 この映画の存在価値は、その一点に尽きる。 映画的な面白さに関して言えば、ほとんど無しと言ってもよい。  事件そのものを理解するだけなら、ドキュメンタリーとして語れば十分。 事件を映像として、単調に再現する価値があったかどうか、それが疑問。  革命を起こす為に闘った、彼ら連合赤軍は、彼らなりに命がけで真剣だった。 鬼気迫る状況だったに違いない。 ところが、本作では、その鬼気迫る感が全く伝わってこない。 というより、映画でそれを再現しようとすること自体が、やや無謀なのかもしれない。 何故なら、彼ら「革命戦士」達は、盲目的に国家に立ち向かい、全身全霊でもって国家に対峙したであろうからだ。 そこまで命がけで行動した彼らを、演技で再現しようとしても、無理である。 いくら頑張っても無理だ。 だからこそ、陳腐な雰囲気の再現映画になってしまう。  この映画そのものが、既に企画段階で失敗作であったのではないだろうか。 事件を忠実に再現するだけなら、映画でなくてもよかったと思う。 もっと映画的に作ってほしかった。
[DVD(邦画)] 5点(2015-01-18 03:49:38)
992.  ミラーズ・クロッシング 《ネタバレ》 
最初から最後まで飽きさせない展開は、さすがコーエン兄弟なんだけど、手放しには褒められない。 なぜかっていうと、あまりに都合が良すぎる部分が多いから。  面白いスリリングなストーリーを仕立てていくには、この都合の良さが不可欠なのは分かるが、トムは何度命拾いをしただろうか。 あまりにリスクが高すぎる駆け引きばかりで、トムが生き残ったのが不自然。 現実なら確実にどこかで死んでいる。  映画として割り切って楽しめばアリかも。 でもやっぱり、最後まで生き残ったのには無理があるかな。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-11 03:54:56)
993.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 
話としては大した魅力はない。 古典的というか戯曲的というか。 映画としてみると、違和感を感じる。  ラストの数十分はそれなりに魅力的。 人を外見でなく内面で愛することへの帰着。 それを巧くみせている。   恋愛への架け橋は外見がある程度は必要。 ただし絶対の愛を得るには内面も重要。 なかなか難しい。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-01-11 03:42:43)
994.  グミ・チョコレート・パイン 《ネタバレ》 
これ、予想外と言っては失礼だろうけど、かなりの良作。 大槻ケンヂの世界観そのままなんだろうけど、その分、切ないくらいリアリティがある。 そして、細かい描写がいちいち現実的で良い。  思春期の恋愛って個人差はあるけれど、少なからず恥ずかしい思い出、ほろ苦い思い出って、ほとんどの人の心に残っているんじゃないだろうか。  「あの頃、あのコにこうしていたら、こう思いを伝えていたら、あの後どうなっていただろう・・・」って思うことって、結構な大人になってもあったりする。 その疑問がこの映画では、うまいこと紐解けたりしていて、スッキリする。  だって、実際には青春の遠い記憶であって、解決しないことが多いから。 「カタルシスが得られるような青春映画じゃない」みたいなことが、本作の冒頭で述べられているが、案外、カタルシスが得られた気もする。  原作は大槻ケンヂだが、ひっかかるのは、あくまで男性視点というところだ。 青春時代の思い出って、男性はいい大人になってからもずっと心に残っているものだが、女性は意外と現実的で、そんな10代の頃のちょっとした思い出をひきづっていない人が多いと思う。 少なくとも、私個人の体験で言えば、そうだ。 勿論、青春時代の細かな思い出を、大切に心にしまってくれている女性もいるかもしれないけれど・・・  いや、そういう女性が一人でも多くいてほしいというのは、私の希望的観測であって、現実はそうでもないだろうなぁ。。
[DVD(邦画)] 7点(2015-01-01 02:38:58)
995.  ベイマックス 《ネタバレ》 
少年とロボットとの感動絵巻と思いきや、戦闘アニメだったというのが、最大のポイントか。 それだけ、予告編は内容を反映していないものだった。  感動できる箇所はあるが、後半の一部分。 大半は、CGアニメによるスペクタクルな内容。 これはこれで楽しめる。 多少、眼は疲れるが。  東京の街をアレンジした様な街並みも面白い。 こんな大都会に、あんな路地があったらいいな、と。  間違いなく言えることは、予告編を感動絵巻風に作ったからこそ、これだけの観客を動員できたこと。 アクション主体のCGアニメーションであることを、素直に表した予告編なら、少なくとも日本での興行収益は落ちたに違いない。 そういう意味では、宣伝は大成功。 ディズニー映画、また儲かちゃった、という展開。  でもそれは大人の話であって、子供が素直に喜べたなら、それで良い。 男の子は、こういうアクションものは、結構好きだから。
[映画館(吹替)] 5点(2015-01-01 02:08:21)
996.  ブラッド・シンプル ザ・スリラー
適度な尺と相まって、最後まで一気に楽しめる。 無難な良作。 出てくる俳優陣が、見た目的には全く垢抜けず、個性ばかりが際立つ。 キャスティングにこだわりが感じられる。  夢オチは少し古臭いか。 古臭い部分が散見される。 だが、シンプルなスリラー映画としての魅力は、十分に備わった映画。 映画を観ているという、愉しみを与えてくれる映画。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-29 03:48:19)
997.  悪魔の手毬唄(1977)
手の込んだミステリーだが、小説の筋をただなぞっただけの感は否めない。 複雑に入り組んだ人間関係が見物だろうが、私には解りにくいだけだった。  岸恵子が実に美しく、はまり役。 暗い過去を背負ったミステリアスな女性のイメージに、ピタリとはまっていた。
[DVD(邦画)] 4点(2014-12-21 01:28:55)
998.  ノーカントリー
静けさの中に狂気を宿した演出が素晴らしい。 少し分かりにくさがあるものの、不思議と画面にくぎ付けにされる。 ハビエル・バルデムの存在感が圧倒的。 これって、先が読めない面白さも存分にある。 そして、映画を観ているという、幸せな気分にさせられる、不思議な魅力を持った作品でもある。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 02:05:42)
999.  バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 
冒頭のバンコクを評した言葉「バンコックは猥雑で、堕落した街」というのが印象的。 猥雑は合ってるけど、堕落っていうのはなぁ・・・なんだか痛いところを突かれた感じだが、否定はできない。 だけど、バンコクは楽園です、男の。 それは間違いない。  さて、そんなアジアの魅惑都市、バンコクを舞台にした、アメリカ人ニコラス・ケイジが繰り広げる、ハードボイルド・アクション。 パン兄弟がアメリカに進出したことも含め、バンコクの街とニコラス・ケイジとの不協和音が、また面白い。  つっこみどころは何か所もあるけど、敢えて割愛。 魅力的なシーンを一つ。 それは、耳の聞こえない女性と知り合い、散歩中に襲われるシーン。 耳が聞こえないので、すぐ後ろで起こっている銃撃に気付かないが、血が女性に飛んできて、初めて気付くというシーン。 ここはお気に入り。  ヒットマンの引き際を描いた内容だが、それだけに切ない。 ヒットマンだって、引退して、普通の暮らしをしていけばいいのにと思うが、それは映画的に許されない、か。  バンコクを訪れた時に、旅先で生まれる確かな恋心。 ここがうまく描かれている。 ヒットマンとしては一流だが、清楚な女性と辛い食べ物には弱いという設定が、また味があって、とても良い。 まあ、いくらヒットマンとして一流でも、M字ハゲだと、ああも簡単に綺麗なお姉さんと懇意にはなれないけどな。  この映画を観て、またバンコクに行きたくなった。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-01 02:07:23)
1000.  気まぐれな唇 《ネタバレ》 
倦怠感というより、退屈な空気が作品全体を覆っている。 映像も決して綺麗とは言い難い。  何より、主演の俳優がモテ過ぎるわりに、特にかっこよくもないというのが難点。 女優陣もパッとしない。  唯一、共感できるのは、こういうあてもない放浪の旅ってのは、想像以上に何も生み出さず、空虚感と侘しさ、孤独感しかないということ。 若い頃、こういう一人旅的なものに憧れた時期もあったが、実際に実行してみると、この映画が語る内容そのものだった。 それがフラッシュバックしたかの様に、目を背けたくなるような寂しさが、この映画にはある。
[DVD(字幕)] 3点(2014-11-30 01:47:57)
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