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クロエさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1130
性別
自己紹介 8点以上は超お勧め。
ソフトを購入しています。
7点は面白いけど、1度の鑑賞で十分。
ソフトの購入まではしていません。
6点以下はハズレ。
ある意味、6点以下の作品を見続けるのは苦行です。

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1021.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 
決して美しいとか雰囲気だけで作ったものではなく、ちょっと疲れるけど、シナリオが細かすぎるほど丁寧さを感じました。 刃物研ぎの声が嫌な兆候を感じさせるところから、もうドキドキ…。 レスリーチャン演じる蝶衣がコン・リー演じる菊仙を女郎だと蔑むシーンがありますが、蝶衣自身、女郎から生まれたという出生も皮肉めいたものを感じます。 始まりの方で、師匠が話した覇王別姫の語りを含めて「定められた運命には逆らえない」という言葉が印象に残りました。 激動する時代の流れに転がっていくしかない中国の人たちに心底同情しました。 幼少の蝶衣の六本指のシーン、菊仙が首を吊ったシーンは一度目の鑑賞では、描写が短すぎて、よくわからなかったです。 それと途中から人物が歳を取らなくなったので、50年の歴史は感じませんでした。(笑) ラストシーンの二人は何歳なのでしょうか? 11年ぶりに再会して自刃してしまうのは、私的にはちょっと感情移入しづかったです。 因みに字幕は省略しすぎです。吹き替えでの鑑賞をお勧めします。
[DVD(吹替)] 8点(2009-06-16 19:08:23)
1022.  ターミネーター2
テレビで放送されていると、ついついラストまで見入ってしまいます。 完全版と通常版の違いを私は知りませんが、テレビ用の編集なのか、カットが多すぎるし、CMに入るタイミングが悪すぎます。 「え?! なんでここで切るの?」って感じです。 「アイル・ビー・バック」は吹き替えにすると、腰が抜けそうになります。 「すぐ戻ってくる」じゃ、名セリフとは言えませんね。 決して違和感のない吹き替え陣ですが、本作は字幕で観た方がいいかもしれません。
[地上波(吹替)] 8点(2009-06-14 05:43:39)
1023.  庭から昇ったロケット雲 《ネタバレ》 
 先日「世界最速のインディアン」を鑑賞して、とても満足しました。   本作も夢を追い続ける中年男性の半生が描かれているのですが、正直「ウ~ン…」と唸ってしまう満足度半分の感想です。   我が子に「夢を追い続ければ必ず叶えられる」それを教えたい情熱は分かるのですが、私的には、夢を追いかけるのは魅力的ですが、それを叶えるかどうかは、それぞれの人生に定められた素質、運命が掛かることなので、本当に宇宙へ行ってしまうのは、どうなのかなと考えてしまいました。   このお父さんは、自分の夢と子供の将来、どちらが大切なのか、私には理解できませんでした。   昨今、わが子に幼少のころから英才教育をさせているのが頻繁に目につきますが、成功しているのは、ほんのごくわずかなんだということを忘れてはいけません。   テレビというものは、成功した例しか報道してないことを念頭に置くべきです。   子供達も主人公のオヤジのためだけに生きているような設定なので、人間味が感じられません。友達とかはいるのでしょうか? 余計なことを考えてしまいます。  全体的に都合よく事が運び、都合よく都合が悪くなって、都合よく成功した。そんなストーリーでした。   「世界最速のインディアン」が私にとって満点の映画だっただけに、なぜこんなにも印象が違うのか…。   出来れば、両作品を観比べて皆様の感想を聞かせていただきたいです。  追記、「庭から昇ったロケット雲」は副題でしょ? 「アストロ~」では検索できませんでした。  
[DVD(吹替)] 5点(2009-06-14 04:26:57)
1024.  Ray/レイ 《ネタバレ》 
オリバー・ストーンが作ったような映画でしたが、全然疲れませんでした。(苦笑) レイのファンで、本作に不満を持つ人はいないと思います。 大ファンの私には、レイ・チャールズを知らない人には、どう推薦していいのかわかりません。 いい音楽はいい音楽! 監督の音声解説で知りましたが、ジェイミー・フォックス自身で歌っているシーンもあるようです。それと、レイ本人からシナリオをわい曲するなと注意を受けたそうです。(それ以外、監督の音声解説はあまり聴く価値ありませんでした) テロップで年代が出てくるので、1964年で、もしかしてビートルズが登場するのかと思いましたが、レイには何も影響なかったようですね。 時代背景を金を掛けずに製作しているのはたいしたものです。 「金掛けてるんだぞ!」とCGばかり自慢する映画が大嫌いな私には、とても好感が持てました。 これ観終わった後、「ブルース・ブラザーズ」のあのシーンを観たくなりました。私と同じ気分になった人、きっとどこかにいると思うんですけど……。 レイ本人が完成したものを観ることが出来なかったのが、ちょっと悲しいです。  
[DVD(吹替)] 8点(2009-06-14 04:07:51)
1025.  クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 
完全群像劇。話題は終始人種差別。通行中の自動車の衝突も含めて、このタイトルにしたのは言うまでもありませんが、もう少しヒネリを加えたタイトルにすべきですね。 私はアメリカに行ったことはありませんが、本当にこんな世界があるのでしょうか? でも、登場人物全てにそれなりの理由があり、それが正論にも感じられるから不思議です。 ただ、全てが同じような内容で群像劇の割には、バラエティーがないというか、マット・ディロンが黒人女性を助けたところは涙してしまったけど、他は「お涙頂戴」的で感動まではしなかったです。 でも、テンポがいいのであっと言う間に観終えることができました。 前半は汚い言葉のオンパレードですが、それだけ後半を美しく描く作り方は上手いです。 マット・ディロンは久々のグッドジョブ! でもダイエットしなきゃダメだよ! 「アウトサイダー」しか知らない人には、そのうち誰なのかわからなくなるでしょう。 
[DVD(吹替)] 7点(2009-06-14 03:41:36)
1026.  題名のない子守唄
同監督の「マレーナ」がよかったという理由だけで予備知識なしで鑑賞しました。 トップシーン、仮面を被った全裸女が三人並ぶという、異様な世界に驚きましたが、現在と過去(回想)が同時進行する展開。 散りばめられた伏線は一度鑑賞しただけで理解するのは難しいかと思います。 「マレーナ」もそうでしたが、本当は3,4時間くらいの長尺に編集したかったのではないでしょうか?話しが飛び過ぎています。 「マレーナ」や「アレックス」以上に男尊女卑を訴えられそうな、えげつないシーンがテンコ盛りですが、しっかりと母性愛のテーマが伝わってきます。 あまり話題にならなかったようですが、是非「完全版」の再発を希望します。  
[DVD(吹替)] 7点(2009-06-14 03:26:27)
1027.  龍城恋歌 《ネタバレ》 
チャン・イーモウを追いかけて鑑賞。 シナリオは、紙芝居屋のおじさんが背伸びして書いたようなレベル。復讐と恋愛と懺悔を無理矢理ごちゃまぜにして……。 女優さん、メッチャ綺麗です。 本当は私も1点だけど、女優さんに免じて4点。 でも、よくこんな映画で、賞なんか取れたよな……。
[DVD(吹替)] 4点(2009-05-30 02:52:42)
1028.  黄色い大地(1984) 《ネタバレ》 
「黄色い大地」って本当に黄色い土なんですね。それに川の水も… 女の子が卓球の福原愛ちゃんに似てたような気がしたけど…製作から25年も経っているから、演じた彼女も40近いのではないだろうか?  民謡を問わず、人に影響を与える芸術というのは、やはり「不幸」からしか生まれないのだろうか? 見方を変えると不幸と引き換えに授かったものが、あの民謡なのだろうか?  少女が抱いた、軍隊に入るという小さな希望、叶えてあげたかったな。  14歳で結婚?   少女の赤いヴェールを捲る、あの黒い手と少女の潤んだ瞳は残酷すぎました。  昨今、漫画やドラマの映画化ばかりが目立つ日本映画は、以前はこのような作品も頻繁に作られていた。  それが今葬り去られようとしているのが、とても悲しい。  テレビで流れる映画のCMで、映画を観終えた客が「チョー感動した。面白かった。イエ~イ」なんてVサインしているとムカついてくる。これって奴当たりですね、スミマセン。
[DVD(字幕)] 8点(2009-05-30 02:32:28)
1029.  世界最速のインディアン
「フォレスト・ガンプ」「リトル・ミス・サンシャイン」「ロッキー」「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」それに「寅さん」を鑑賞したときの感覚を一度に味わえた気分です。 冒頭から笑いっぱなしでした。 主人公のおじいちゃんは旅先でいろいろなものを得ていますが、視点を変えると「赤毛のアン」のごとく、出会った人々を次々と幸せにしていってるようにも見えます。ちょっと下品なところもありますが、そこは、いかにも人間臭さが出ていていいところです。 以前、私の友人が90年代にバイクでアメリカ横断をした時、どこの州の人も皆親切でいい人だったと話してくれたのを思い出しました。 私は予備知識なしに鑑賞したのですが、予告編は失敗ですね。邦題も含めて、全くといっていいほど、この映画の魅力を引き出していません。 あんまり薦めすぎると「そこまでは面白くない」と言われそうですが、兎に角、娯楽作品を探している人には大推薦の映画です。 「生き方」も教えてくれます。   因みに、この映画、英語が理解できない人は吹き替えで観ることをお勧めします。  字幕では、全く笑えません。
[DVD(吹替)] 10点(2009-05-30 00:26:00)
1030.  至福のとき 《ネタバレ》 
 冒頭から、金も仕事もないのに結婚願望だけは強い中年オヤジを、どうしても理解できなかった。  主人公の少女は誰が見ても可愛いだけに、そこにワイセツな行為に及ぼうとする人間が全く現れないのも、違和感を感じさせる。  監督が、少女を下着姿で歩かせたのは、観客の反応を伺うために意図したことは絶対である。ホント、この監督はエロいと思う。  以前、日本でも新札紙幣が出回ったとき、盲人のマッサージ師が騙された事件があった。その女性は真っ白な紙きれを撫でながら「酷いことをする人がいるんですね…」と哀しげな表情で俯いていたが、私は、たとえ、この少女が紙キレであることを最初から知っていたとしても、それを善意と謳ってマッサージをさせている、この連中を許すことができない。  この少女が残した「至福のとき」という言葉は、彼女自身が過去の人生経験と比べた上で感じたのであって、私たち観客が、失業者達の善意(偽善行為)と繋げてしまうのは安直な考えだと断言したい。  少女と中年オヤジの、それぞれの不幸と感謝の気持ちが、お互い伝わらないというエンディングは、私個人の考え方にとてもマッチしていた。  少女と中年オヤジの関係がウソの会話のみで繋がっている…これだけが、この映画を評価する唯一の点である。  ホント、ここまで自然体でウソばかり並べる映画って、意外と少ないんだよなあ…… 悪いことばかり書いてしまったようだけど、テンポやユーモアも悪くないし、いろいろなことを考えさせてくれる映画ですよ。
[DVD(吹替)] 7点(2009-05-27 08:36:42)(良:1票)
1031.  あの子を探して 《ネタバレ》 
学校から突然いなくなった子供を探す13歳の先生。児童が一人でも少なくなったら、賃金が貰えない。でも、映画の中では、その理由はあまりハッキリさせず、探し続ける賢明な少女の姿だけが描かれている。町へ居なくなった少年も含めて、子供たちはただ生きることだけに必死なのだ。  チョーク一本にどれほどの価値があるのか、痛いほど伝わってくる。  前列左に座っている少女は要チェック! ちょっとした仕草がめちゃくちゃ可愛い。  映画とは関係ないが、先週、中国のある田舎の18歳の少女のドキュメンタリー番組を観た。この番組は5年前も少女を追いかけていて、高校に行けず仕事の手伝いに明け暮れていた少女は、同情した日本の視聴者の協力で高校進学できたものの、今は勉強についていけずに中退して、仕事もなく、村では居心地悪い存在に扱われている。  本作は10年前の作品だが、中国が北京五輪で盛り上がろうと、貧しい農村の現状は今も全く変わっていないのが、とても悲しい。  この映画にはメイキングDVDが存在するが、その中で、チョイ役の女の子が、この映画でギャラを貰って家族のために家を建てたいと言った言葉が、とても切なく思った。  映画自体は決して暗いだけのストーリーではないので、メイキングも含めて必見!
[DVD(吹替)] 10点(2009-05-21 13:27:04)
1032.  ペパーミント・キャンディー 《ネタバレ》 
物語がさかのぼっていくアイデアは、今となっては斬新さは感じられません。 「そういえば、最初どんなだったっけ?」と、もう一度見直したくなります。 純粋な青春時代が20年経って、全く違う人間に変わってしまうのは誰にでも起こりえるかもしれませんが、特に、この映画のポイントになる「光州事件」を知らない日本人には、私も含めてイマイチ心に打つものが薄くなってしまうのではないでしょうか。 若い女性を誤射してしまったトラウマと初恋の女性を、クソ真面目な性格でごまかしながら生きていく主人公の姿がとても痛々しい。行き当たりばったりで抱いた女に見せた涙がとても純粋なものに見えます。さぞかし朝食の約束を果たしたかっただろうに…。 自転車の漕ぎ方を教わった女房が、自動車の運転を教わった男と浮気していたのは、いかにも映画的で面白かったけど、そんな女房が主人の心境をどこまで知っていたのかは全く描かれていないので、ものすごく気になりました。 しかし、この映画は主人公だけを描いた一人称のストーリー。私も現在線路に立った主人公と同じくらいの年齢なので、もし自殺する時って、もうどうでもよくなっちゃうのかな…って改めて考えさせられました。  「誰かを道連れに死んでやる!」と叫んだら、その相手が初恋の相手なんだから、たまったもんじゃありませんよ。 残念ながらペパーミントキャンディーという小道具の効果はあまり感じられませんでした。 それから、BGMで、リッチーブラックモアズ・レインボーの「キャッチ・ザ・レインボー」が使われていたのは、マニアックな選曲でニヤリとさせられました。
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-19 08:28:56)
1033.  初恋のきた道 《ネタバレ》 
娘(母)が先生(父)と恋に落ちていく過程は、なんだか夢を見ているようで感動してしまいました。赤い衣装が田園の緑を背景にして、とても鮮やかに映っていました。 ちょっと気になったのが、あの純粋で可愛い娘と現代に生きるお婆さん(母)が、どうしても同じ人物に見えなかったこと。ラストシーン、笑顔で道を走っていく娘の姿は、いったい誰が描いたイメージなのか? 語り手の息子である訳がないし。もし、娘に永遠の美を持たせたかったら、お婆さん(母)を登場させるべきじゃなかったと思うし、監督がただ単に描きたかっただけのシーンだとすれば、この映画は、他のレビューに書かれた「主演女優のプロモーションビデオ」と言われても仕方がないことだと思います。 でも90分で終わる映画は多少駄作でも、疲れないから私は好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-05-04 23:15:53)
1034.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
「イースタン・プロミス」より楽しめました。っていうか、この監督の作品の鑑賞方法がわかったんです。 あんまり深く考えない方がいいんです。 劇中で描かれていない人間関係は、話しのテンポを落とさないために敢えて観客のイマジネーションに任せているんだと思います。 ラストの食卓シーンはもう少しわかりやすく描いてもらいたかったですが、90分程度でこれだけスッキリさせるんだから、イラついた時なんかには、もってこいの娯楽作品です。 でも、こういうの、日本がマネして作ったとしたら、私は絶対観ないと思う……  
[DVD(吹替)] 8点(2009-05-04 01:22:07)
1035.  ウォーリー 《ネタバレ》 
「ディズニーは子供が観る映画」という私の偏見を覆してくれた作品です。心の洗濯をさせてもらいました。 お子様には、ウォーリーの孤独感に、トラウマ的な淋しさを感じるかもしれませんが、私的には、映画「2001年」のパロディや、初代から少しづつ太っていってる歴代の船長の写真など、シュールな笑いも散りばめてあって最後まで楽しめました。 冷酷に見えたイヴが次第に可愛い女の子に見えてくるのは本当に不思議! これって声優のせいかな? それと吹き替えに切り替えると、映画の中のタイトル、モニター、張り紙の文字まで日本語に変わるのもビックリしました。ディズニー映画っていつもこうなんですか?
[DVD(吹替)] 8点(2009-05-03 02:12:04)
1036.  グーグーだって猫である 《ネタバレ》 
友人が勧めてくれたのがきっかけで鑑賞。DVDの宣伝で「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」が流れた時、初めて監督が誰なのか知りました。 私にとって「ジョゼ~」はなかなかだったのですが、本作は、そのスタイルは残っているものの、メリハリが全くなくなったように感じます。 原作未読なので、他のレビュアーが書かれているギャップというものはわかりませんが、キョンキョン、上野樹里、外人のエピソードが、最後まで上手く絡み合っていかなかったように思います。 こういう良くも悪くも「ど~でもいい話」って、評価を得る理由は、観る側の「その時の気分」が一番左右されるから難しいんですよね(笑) でも一つ一つのシーンは丁寧に作ってありますよ。アイサポーターで確認してみてください。
[DVD(邦画)] 6点(2009-05-03 01:46:21)
1037.  ブラインドネス 《ネタバレ》 
「全世界失明」という宣伝が監督のアイデアなのか知りませんが、人間の本質を描くのに、何故「失明」という課題を使ったのかイマイチ腑に落ちません。 設定は勿論、隔離された場所に持ち込まれた銃、盲人の悪者はどうやって敵と味方を判断しようというのか。部屋によって、善人と悪人が完全に分離されているなど、全て都合よく出来過ぎているんです。 食料の奪い合いも「女の体と引き換えに食料を貰い、互いの戦争を避ける」考え方をあっさり受け入れるなんて非現実的です。だって、少なくとも銃を持っている奴は盲人で、主人公は女性であれ、眼は見えているんですから何とかなるでしょうに。主人公が、映画のメッセージを伝えるために、ご都合よく動いているようにしか見えないんですよね。そこんとこは誰もがイラつくはず。仮に悪人のボスも目が見えていたら辻褄は合ったかもしれません。……よくわかりませんが。 でも、レイプしながら女性を殴り殺す男だけは現実的に見えました。沖縄や横須賀で日本人女性を笑いながらレイプする米軍兵士を思い出して下さい。私は日頃から、欧米人の二人に一人は、こういう奴だと思っています。 作り手は、人間の本性を「食」と「性」で描きたいのでしょうが、特に戦後の歴史を振り返ってみても、本作のような展開にはならないだろうと私は考えます。 実にリアリティのない人間ドラマです。かと言って「皆で力を合わせて頑張ろう!」みたいな話も私は大嫌いですが……。 その中で、老人と愛を誓い合った女性は、眼が見えるようになっても愛し合っていけるのか、皮肉を込めて「気になるところ」だと付け加えておきます。 主演のジュリアン・ムーアは肌が汚くても魅力的な女優です……けど「もうちょっと仕事選べよ!」って言ってやりたいです。
[DVD(吹替)] 4点(2009-05-02 04:41:33)(良:1票)
1038.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 
「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」を観た後に、皆で話題にするような内容を、そのまんま映画にしたような作品です。 メチャクチャくだらない目的が、逆に面白いけど、学生の馬鹿キャラが被り過ぎて各々の個性が感じられない。それにクドイ。会話のやりとりは全く笑えなかった。 女学生も二人は必要ないだろう? 一人で十分。 100分くらいで終わってくれたのが、これ以上点数を下げなかった理由です。
[DVD(邦画)] 5点(2009-04-30 21:24:41)(良:1票)
1039.  ぼくらの七日間戦争(1988) 《ネタバレ》 
先日、宮沢りえさんがテレビに出ていて、この作品の一部が流れたんです。 その映像を観て、りえさんは「よく、自分の昔の映像を流されて恥ずかしがる人がいますが、私はそんなことありません。この映画の撮影は本当に楽しかったです」みたいなことを言ってました。 それをきっかけに今日初めて鑑賞しました。 ハッキリ言って、りえさんは主演というよりも、「ドラえもん」でいうところの、しずかちゃんのポジション、とりあえず学級委員です。 私自身、あまり楽しかった学生生活は送っていません。教師に殺意を抱いたこともあります。本作に出てくるような教師は当たり前のように存在していました。私の学校は、教師のやりすぎでワイドショーに取り上げられたこともありました。 この映画は、そんなクソ学校に通っていた私のような人間を、スカッとさせるために作ってくれたのではないかと思います。 溜まったフラストレーションを爆発させるのに、作り手は、敢えて理屈抜きに、戦車や花火を使ったのではないでしょうか? 今でも「僕と駐在さんの700日戦争」など、同じような作品は作られていますが、絶対に崩せない壁に立ち向かう反骨精神を描いた映画が、今の日本に存在しないのが、とても悲しいです。  りえさんの魅力に+1点。
[DVD(邦画)] 6点(2009-04-30 20:51:35)
1040.  バイオハザードII アポカリプス
どこを切り取っても退屈させない展開は上手く作ってあるなぁと思う。でも観終わって時間を無駄にしたような気分になったのは何故? 一作目で最高に可愛かったミラ・ジョヴォビッチ、本作ではウイルスと共にゴリラも入り始めている。
[地上波(吹替)] 5点(2009-04-25 21:05:39)
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