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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1161.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》
シリーズ第1作。映画を本格的に見始めた中学の頃に夢中になって見ていたこのシリーズだが、20年以上ぶりに再見。初めて見た当時は「最後の聖戦」と「魔宮の伝説」を先に見ていたため、最後に見た本作はあまり印象に残らず、ストーリーもほとんど覚えていなかったのだが、久しぶりに見てみると派手さは後の2本のほうが確かにあったと思うものの、それでも王道の娯楽映画という感じで今見てもけっこう楽しめた。見せ場がてんこ盛りでとにかく見ている間、何も考えずにただひたすら映画の世界にどっぷりと浸かれるのがいい。スピルバーグとジョージ・ルーカスというヒットメーカー二人の作品ということもあって、捻くれてしまった今初見であればどうせ面白くないだろうと見る前から思ってしまうところかもしれないが、やはりこのシリーズは昔見て楽しかったという記憶があるせいかそれはなかった。(昔見て面白かった映画を今になって見る時にはちゃんと楽しめるだろうかという不安がいつもある。)007のような映画を目指して作られたとあってインディとヒロインであるマリオンのロマンスもそつなく描かれていてそこのところも楽しめた。やっぱりハリソン・フォードといえばハン・ソロやジャック・ライアンよりもこのインディ・ジョーンズのイメージがいちばん強いなあ。(2018年9月23日更新)
[CS・衛星(吹替)] 7点(2006-01-19 00:20:46)
1162.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
シリーズ第2作。昔見たこのシリーズではいちばん記憶にある作品だったが、猿の脳みそだとかトロッコアクションだとか見ていて懐かしかった。ジェットコースタームービーと言われているシリーズだが、トロッコのシーンなんてまさにジェットコースターに乗っているような気分で楽しい。(今やるとしたら間違いなく3Dだろうなあ。)今回はインディとヒロイン、それにインディが連れている少年という三人のメンバーが冒険を繰り広げるわけだが、これが疑似家族のようであるところなど前作に比べてよりファミリー向けな印象でコメディー要素も強く、それが少し意見が分かれるところでもあると思うのだが、個人的にはやっぱり前作よりも娯楽要素の強い本作のほうが好きだな。多少の思い出補正も含めて少し甘めだけど7点を。(2018年9月24日更新)
[CS・衛星(吹替)] 7点(2006-01-12 01:14:36)(良:1票)
1163.  インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 《ネタバレ》 
シリーズ第3作。25年くらい前にシリーズで初めて見たのがコレで、当時は純粋に面白いなあと思って見ていたが、やはり久しぶりに1作目から順番に見返すとこの3作目は少し息切れを感じなくもない。しかし、それをカバーするのが、今回登場したショーン・コネリー演じるインディの父・ヘンリーのコメディ・リリーフぶりで、インディとヘンリーの親子漫才のような掛け合いは今見ても笑えるし、楽しい。冒頭にインディの少年時代が描かれているが、ここでインディの過去を出すことによってこの父親との微妙な関係をさりげなく見せているのが良いし、これがあるから、その父親と再会したあとのこの二人の関係性にも注目することができる。(蛇ぎらいの理由や鞭や帽子など現在のインディの特徴の由来もここで描かれるのはファンに対するサービスの域を出ていないと思うのだが、まあ、いいか。)ショーン・コネリーの出演はこのシリーズが元々「007」シリーズを参考・意識しているためのキャスティングなのだろうが、今回はスパイ映画の風味も加わっているように思う。登場したヒロインが実は悪役だったというシリーズこれまでにない展開もまさにそうなのだが、とくにこの部分は「007」でも似たような展開の作品があったよなあとつい思ってしまった。それにしても、ショーン・コネリー、本作で初めて見たころはヘンリーのひょうひょうとした印象からか、そんな大俳優だとは思ってなかったなぁ。(2019年3月31日更新)
[CS・衛星(吹替)] 7点(2006-01-11 02:13:43)
1164.  隠し剣 鬼の爪
確かに「たそがれ清兵衛」と似たようなストーリー展開で、新鮮味はなかったが、こちらのほうが山田洋次らしい映画だったように思えて、個人的には山田作品としては「たそがれ清兵衛」よりも良かった。出演している役者陣ではきえ役の松たか子が実にいい。実は芝居をしている松たか子を実はこれで初めて見たのだが、アイドルのイメージが強かった(って、何年前の話だよ。)ので、予想以上にいい演技をしているのを見て驚いた。ところで、山田監督の次回作はまた藤沢周平原作の時代劇だそうで、楽しみではあるが、主演がキムタクとのことなのでちょっと心配。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-01-10 03:35:45)(良:1票)
1165.  家族(1970) 《ネタバレ》 
この2年後にほぼ同じスタッフ・キャストで作られた似たような内容の「故郷」を先に見ていたので、印象がかぶってしまわないかとちょっと心配だったけど、「故郷」とは違い、北海道にたどり着くという一つの目標があり、それを達成するために旅を続ける家族の姿が描かれ、また違った感動がある。東京で娘が倒れてしまい、必死に病院を探す主人公夫婦にとても感情移入してしまった。とくに、倍賞千恵子演じる妻のなんとか助けてあげたいという気持ちが痛いほど伝わってきて、かなり切ない。前田吟や笠智衆も良かった。シリアスな物語の中にあって、チョイ役で出演の森川信やハナ肇、渥美清が出てくるシーンではついほっと一息つける。ドキュメンタリーを見ているかのような撮り方もその時代の空気が伝わってくるようで効果的だと思う。しかし、「男はつらいよ」を始めたこの頃の山田洋次監督の映画は本当に外れが少ないなあ。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2006-01-04 14:17:00)
1166.  運が良けりゃ
古典落語をモチーフにした山田洋次監督初期の時代劇コメディー。山田監督の「男はつらいよ」以前の初期作はこれが「馬鹿が戦車(タンク)でやって来る」、「馬鹿まるだし」に続いて3作目の鑑賞だったが、この映画は前の2本と違ってひたすらコメディーに徹していて、妙にシリアスなところもなく、単純に楽しめた。金を餅に包んで食べてしまうばあさん(武智豊子)が「八つ墓村」の濃茶の尼のようで怖い。「男はつらいよ」以降の山田作品では決して見られないようなブラック・ユーモアが出てきたのにはちょっとビックリした。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-01-03 03:14:38)
1167.  近松物語 《ネタバレ》 
あまりスター俳優を自分の映画に起用したがらなかった溝口が唯一、長谷川一夫を主演に迎えた作品。見る前はどういう仕上がりの映画なのか不安な面もあったが、見事に芸術的な映画になっていた。個人的にあまり好きではない長谷川一夫もこの映画では流し目やドアップもなく、あくまで一役者として芝居をしていてとても良い。それに映画全体が非常に美しく、処刑場に向かうラストの長谷川一夫と香川京子の晴れやかな笑顔も感動的だった。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2006-01-02 13:22:46)(良:2票)
1168.  48時間PART2/帰って来たふたり 《ネタバレ》 
前作から8年ぶりに作られた続編。先週に1作目を見たのだが、前作ではジャック役のニック・ノルティがトップクレジットだったのに対し、今回はレジー役のエディ・マーフィーがトップクレジットで、それだけでなく自らの会社も製作に参加していて、これだけでも前作からの時の流れを感じるし、話のほうもレジーの存在が重要になっていて、紛れもなくエディ・マーフィーの映画だと感じられるものの、間をおかずに続けて見たせいか前作にあった主人公ふたりのキャラのバランスの良さのようなものがあまり感じられず、前作同様の二人の喧嘩シーンについても確かに面白いのだが勢いがないように思い、この喧嘩の原因含めなにか全体的にムリヤリ感もあったのはちょっと残念。初めて見たのは実は前作よりも先だったのだが、そのほうがやはりこういうことは気にならないだろうと感じる。でも、前作にも登場していたジャックの同僚が今回の黒幕というのは明らかにやりすぎで、これで場合によっては前作の印象まで変わってしまうだろう。敵の一味に前作の敵ボスであるギャンズの弟がいるのだが、これももう少しうまく活かしてほしかった気もする。前作のようなハードアクションの側面も鳴りを潜めている感じだが、それでも冒頭の西部劇のような雰囲気は良いし、普通のアクション映画として見ればそこそこ面白いものにはなっているので、見て損したということはなかったのがまあ良かった。映画館のスクリーンを突き破ってバイクが出てくるシーンは初めて見たときから印象深かったのだが、今見てもここだけはけっこうなインパクトがある。ラストはまたしてもレジーを人質に取った敵をニックがレジーもろとも撃つという前作とまったく同じシチュエーションだが、このラストのシチュエーションと夜の街の陰鬱な雰囲気がこのシリーズらしいところでもある。でも、本作は前作以上にタイトルの意味を感じなかったなぁ。(2023年10月12日更新)
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-01 01:14:50)
1169.  48時間 《ネタバレ》 
昔、けっこうテレビで何回も見た記憶のある映画の一本だが、やはり今回久しぶりに見た。エディ・マーフィーのデビュー作としても知られているが、トップクレジットがニック・ノルティであり、実際、エディ・マーフィー演じるレジーの登場は映画開始から30分ほど過ぎた頃というのは昔見ていた時はエディ・マーフィーの主演作というイメージだっただけに今見ると少し意外に感じる。それでもデビュー作である本作から既にエディらしさは健在で見ていて懐かしさを感じられたのが嬉しい。それにニック・ノルティ演じるジャックの武骨なはみ出し者刑事のキャラもうまい具合に対比されていてこのコンビぶりを見ているだけで楽しく、何も考えなくても面白く見られるのが良い。一方で真面目な刑事アクションとしての側面もちゃんとあってそこらへんは抜かりない感じなのもまた良し。欲を言えば昔見た時から思っていたことではあるが、やはり今見てもタイトルにもなっているレジーの保釈期限である48時間というリミットをもう少しストーリーの中で生かしていても良かった気はする。(2023年10月7日更新)
[DVD(字幕)] 6点(2006-01-01 01:08:37)
1170.  ダンボ(1941) 《ネタバレ》 
幼いころに見た時はとにかくダンボが可愛らしかったこととピンクの象が怖かったくらいしかなかったが、今見るとけっこう重い話だったんだなと気づかされる。耳が大きいということだけでほかの仲間の象から差別的な扱いをされ、さらに子供の悪戯から守ろうとした母親のジャンボからも引き離されてしまうダンボがなんとも悲しくて仕方がないし、見ていてこれは人間にも当てはまることのように思え、子供向けではあるが、子供だましではなくちゃんと大人にも伝わるメッセージのある作品だと素直に感じられた。ほかの動物たちと違って主役であるダンボに一言もセリフがないのが印象的だが、それも映画としてなかなか効果をあげていたと思う。ダンボを励まし、支える存在となるティモシーが実に良く、たとえ自分と違っていても他人の気持ちを思いやることの大切さというものをダンボとティモシーの関係を通してうまく描いているし、この「自分と違う他人を認める」ということが本作のテーマではないかと感じた。ティモシーに促されてジャンボの檻の前に来たダンボがジャンボに子守唄を歌ってもらうシーンがとても感動的だ。そしてコンプレックスであった大きな耳を翼にして空を飛ぶクライマックスのダンボのなんとも嬉しそうな表情が忘れられない。まさにコンプレックスを最大の武器にした瞬間で見ていて思わず笑みがこぼれた。ちなみに幼いころに見て怖かったピンクの象のシーンはストーリーとほぼ無関係なのだが、今見てもなかなかインパクトがあり、幼いころに見て怖かったのも納得。でも、今見るとそれが逆にシュールで面白い。(2022年8月4日更新)
[DVD(吹替)] 7点(2005-12-30 01:48:11)
1171.  釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!? 《ネタバレ》 
江角マキコと筧利夫のエピソードに全く浜ちゃんとスーさんが絡まないのは少し残念だが、今回もそれなりに楽しめた。でも、「麦秋」のワンシーンを先に見せておいてすぐに同じシーンを再現するのはどうだろか。山田洋次の脚本にはこういうのがよく出てきてそれが不思議と映画の中で名シーンになっていることが多いように思うけど、今回はちょっと露骨に感じた。「馬鹿まるだし」や「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」のように元ネタの登場シーンと再現シーンの間がしばらくあいていたら印象は違ったものになったかも。まあ、この映画の脚本自体そんなに作りこまれた様子はなく、見る側も気楽に見てるから本来はこういうことをいうのはヤボというものだけどねえ。
[地上波(邦画)] 5点(2005-12-29 00:12:28)
1172.  逃亡者 木島丈一郎<TVM>
「交渉人 真下正義」をまだ見ていないので楽しめるかがかなり不安だったけど、後日談ではなく前日談だったのですんなりと入っていけた。個人的に「踊る大捜査線」シリーズは連ドラ時代がいちばん面白いと思っているが、久々に面白いと感じることが出来る作品だったと思う。ただちょっと設定が「グロリア」っぽかったのは気になったけど、まあそこは大目に見よう。木島を演じる寺島進は北野映画でヤクザ役を演じている印象が強い俳優で、見る前は子連れで逃げ回る姿が想像つかなかったけど、なかなかいい演技をしている。それと子役が何年か前のNHK朝ドラ「私の青空」で田畑智子演じるヒロインの息子を演じてた子で、当時、ほぼ毎日見ていたのでかなり懐かしく思えた。
[地上波(邦画)] 7点(2005-12-23 02:44:28)
1173.  キートンのハード・ラック(悪運)
面白くないことはないし、いつものようにキートンの体を張った超人的な動きももちろん楽しめる。でも、キートンのほかの映画と比べると平凡な印象だった。 オチはシュールな感じで好きなんだけど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-11 11:49:06)
1174.  零戦黒雲一家 《ネタバレ》 
舛田利雄監督が初めて手掛けた戦争映画。舛田監督は最初に名前を知ったのが「トラ・トラ・トラ!」の日本側監督としてで、最初はそれで興味がいったことを覚えていて、監督作をまだ一本も見ていないころから戦争映画の監督というイメージが勝手に出来上がっていた。(実際「トラ・トラ・トラ!」を見たのはそれから数年後のことだった。)本作を初めて見たのはその頃から少ししてからだったと記憶している。それを今回、約20年ぶりに再見した。主演が裕次郎ということもあってか、悲壮感はそれほどなく、娯楽アクション映画としての色が強く出ているが、それなりに楽しめるものになっているし、特撮もミニチュアだけでなく改造された実機も投入されていてそこそこ迫力もあり、見ごたえもある。島に孤立している一部隊に裕次郎扮する新隊長が着任してくるところからはじまっていて、彼と部隊の連中との間でドラマは展開するのだが、「独立愚連隊」のような雰囲気もあり、悲惨な戦争というテーマをその暗さを表に出さずに描いているところがやっぱりいい。出演者の中でも裕次郎のアクション映画では悪役というイメージの強い二谷英明が本作では最初は新隊長に反発しながらも、やがて理解し最後には一緒に零戦で敵機に突っ込んでいく副隊長格を演じていたりするのは意外だし、ヒロイン役が浅丘ルリ子や芦川いづみではなく渡辺美佐子というのも日活の裕次郎映画を見るのが久しぶり(本作を見るのは二回目だけど。)ながら新鮮だった。でも、本作ではやっぱり日活では吉永小百合の相手役というイメージしかない浜田光夫が裕次郎と共演しているのはかなり珍しく、そこがいちばん印象に残る。(2018年5月12日更新)
[DVD(邦画)] 6点(2005-12-01 02:05:04)
1175.  ソナチネ(1993)
ストーリーはけっこう普通のヤクザものだと思うけど、雰囲気がかなり良かった。沖縄の青い空と白い砂浜のコントラストも絶妙で非常に美しい。このシーンをみてなぜたけしが映画監督として世界的な巨匠と言われているのかがほんの少しだけど分かったような気がする。
[ビデオ(邦画)] 8点(2005-11-30 02:52:46)
1176.  女の中にいる他人
小林桂樹と新珠三千代の夫婦役といえば今年2月に見た岡本喜八監督の喜劇「江分利満氏の優雅な生活」のイメージが強いので、最初はそれを連想してしまってどうかなあと思ったけど、見ているうちにだんだんと目が離せなくなってしまった。ラストの新珠三千代がかなり怖い。重大な秘密を二人もの人間に打ち明けてしまう小林桂樹にすごくだらしなさを感じるものの、もし自分が同じような状況になったら同じように黙ってはいられないだろうな。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2005-11-21 01:40:47)
1177.  座頭市二段斬り 《ネタバレ》 
シリーズ10作目。シリーズの中でも出来はあまりよくないほうと聞いてたけど、なかなか楽しめた。ラスト近くで敵に囲まれた三木のり平が座頭市のマネをしながら立ち向かっていくシーンは笑ってしまった。ただやはり用心棒役の加藤武にあまりすごみが感じられないのが残念。
[ビデオ(邦画)] 7点(2005-11-20 15:35:29)
1178.  ドドンパ酔虎伝
勝新と田中徳三監督が「悪名」の直前に作ったコメディー時代劇。ストーリーそのものは単純すぎてもの足りない気がしないでもない。しかし、いきなり歌い踊りだしたり、時代考証を無視して登場人物がカタカナの言葉や江戸時代に絶対に使われていないような言葉を使っていたりしてなかなか楽しめた。(カタカナの言葉を使うーンはフランキーの「猿飛佐助」にもあったけど。)クライマックスの勝新が高田馬場目指して走るシーン(バンツマの「決闘高田馬場」のパロディー)もコミカルだった。上映時間の短さと内容の軽さからしてなにか別の映画の添え物だったんだろうけど、娯楽映画としてのレベルはじゅうぶん高いと思った。終始明るい雰囲気がとてもいい。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2005-11-18 19:49:17)
1179.  座頭市あばれ凧 《ネタバレ》 
1年ぐらい前にたけしの座頭市をはじめて見たあとに見た勝新の座頭市がコレ。当時、勝新の座頭市をみるのは1作目以来だったと思うけど、劇中にある「平手造酒を斬った兇状持ちの座頭市・・・」みたいなセリフにニヤリとさせられた。悪役側に座頭市と対決する用心棒がいなかったのがちと残念と思うもののシリーズ初心者(当時、自分がこのシリーズを見るのは本作が3本目。)にはこれでちょうど良かったかもしれない。
[ビデオ(邦画)] 7点(2005-11-18 19:18:28)
1180.  アンタッチャブル 《ネタバレ》 
昔テレビで見たときはさほど面白いと感じなかった映画だが、今回二十数年ぶりにDVDで再見したら、すごくシンプルで、それでいて展開もスピーディーで飽きさせず正直言ってこんなに面白かったんだと少し驚いてしまった。テレビドラマ化もされたノンフィクションが原作だが、実話の映画化にこだわることなく娯楽に徹したような作風になっている。ロバート・デニーロのカポネは登場シーンはそんなに多くはないものの、(昔に見たときはもっと出番が多い印象だったんだけど。)吹き替えで見ていてもその存在感はすごくて強烈に印象に残るし、これでアカデミー賞を受賞したショーン・コネリー演じる警官マローンも良い味を出していて、そのマローンがネス(ケビン・コスナー)に言う「仕事をやり終え、無事に家に帰ること。」というセリフは本作を象徴する名言。緊張感のあるシーンももちろん多いが、やはりクライマックスの駅の階段のシーンの緊張感はものすごく思わず見入ってしまう。最初に見た何年か後に「戦艦ポチョムキン」を見て元ネタのオデッサの階段シーンで思わず感動してしまった覚えがあるが、このシーンを見るとまた「戦艦ポチョムキン」を見たくなってしまった。エピローグのストーン(アンディ・ガルシア)との別れのシーンも良いのだが、その後のエンディング直前、禁酒法廃止を知らされたネスの一言は昔も良いなと思ったのだが、やはり今見ても好きだ。おっと、エンニオ・モリコーネの音楽も秀逸で忘れてはいけない。(2020年10月9日更新)
[DVD(吹替)] 7点(2005-11-14 01:58:44)
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