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kiku☆taroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 175
性別 女性
自己紹介 埼玉県出身 70年代生まれ A型です。



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101.  オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
このシリーズは大好きで、前2作で、下ネタには心構えができていたんだけど(笑)今回のは笑えるよりも、気持ち悪いっていう印象のほうが強く残ってしまったな~。オースティンたちのスパイ学校時代のシーンはすごく面白かった!みんなそっくりで、特にドクターイーブルの気弱で神経質そうな優等生姿は最高でした。変な日本の街も、かなりわざとらしくてイイです。港から不自然なほど富士山が大きく見えていたけど、「ラストサムライ」でもけっこうあんな風だったと思いました(笑)。
6点(2004-03-13 01:26:57)
102.  魔女の宅急便(1989)
この作品、好きではあるのですが、公開当時、事前の過剰な宣伝や特番をたくさんやっていて、それらを見すぎたせいもあるけど、実際に映画を観たときには感動が半減してしまったという思い出があります。ユーミンの主題歌も好きだけど、オープニングでキキがラジオで「ルージュの伝言」を聞いているところは違和感を感じました。制作側がちょっと悪乗りしてるような…エンディングで「やさしさに包まれたなら」がかかるのはとても好きです!個人的にその曲だけを使ってくれれば良かったと思う。この映画の久石さんの音楽、ほかのジブリ映画の曲とちょっと毛色が違うような、一曲一曲がコミカルで楽しい曲でこれまた好きです。
8点(2004-03-11 19:44:25)
103.  ファインディング・ニモ
吹替え版を観ました。アニメやコメディは映画館でも吹替えを観ることが多いんだけど、この映画では、ノリさんと室井滋のセリフをまくし立てる場面が多くて、日本語でも聞き取るのが大変でちょっと疲れてしまった。英語版でもそう感じるのかもしれないけど。モンスターズ・インクの吹替え版はすごく良かったんだけどな~。映像は相変わらず見事だし、海の生き物を擬人化して等身大の存在として描いた物語ってあまり知らないから新鮮でした!「浦島太郎」と「スイミー」という童話をどこか思い出しました。
8点(2004-03-11 16:47:46)
104.  スペーストラベラーズ 《ネタバレ》 
主要メンバーがそろって団結したところまでは、何をやらかしてくれるんだろう!?と結構ワクワクさせられたけど、結局たいした行動もなく終わってしまったようでもの足りなかった…。SATが出てくるのも大げさだと思うし、ラストでメンバーの一人を狙撃したことで無理やり敵役みたいにされてしまったのも何だか引いてしまった。あのクマのぬいぐるみも、何か物語の鍵になる重要なアイテムとみせかけて、中身は爆弾だったっていうのも定番すぎるし、謙さんの役がいくらテロリストといっても、今回は純粋に子供に会いに行くという目的なのにあんなのを持っている理由が分からないし、爆弾をあんなに目立つ、ある意味剥き出しの状態で持ち歩くことなんて、素人目から見ても絶対しないと思う。リアリティがないから緊迫感もなくて、終わってからも何が伝えたかったのかがよく分からなくて、人間ドラマとしてもアクションとしても中途半端に感じてしまったなぁ。
5点(2004-03-10 18:25:09)
105.  ルームメイト(1992)
昔、この映画が劇場公開されていた頃、「とんねるずのみなさんのおかげです」で、この映画のパロディをやっていたのを観ていて、パロディなんだけど結構シリアスで不気味なストーリーの展開に思わず引き込まれ、ラストはゾッとしたのを覚えてます。本家もやっぱり怖かった。あのルームメイトの彼女の怪演が、ほんとにインパクト強いです。「おかげです」でその役をやっていたノリさんもインパクト強かった(笑)(ちなみに、その頃洋画はほとんど観なかったけど、とんねるずのパロディで注目作の内容をほとんど知る、というのが定番でした)
6点(2004-03-10 02:56:04)
106.  ウエスト・サイド物語(1961)
この映画を観る前は、ダンスの場面ばかりのイメージがあってちょっと退屈そうだと思っていたんだけど、これはスゴイ!見るたびに惹きつけられる!街の中でもダンスをしながら進んでいくところなんか初めはちょっと引いてしまうけど、すべての人物のすべての動きが計算し尽くされているところが本当にスゴイ!そのほか数あるダンスシーン、出演者はどれだけ練習したんだろう?と思わせられる。ダンスの技術はもちろん、真剣さと、自らもダンスが好きで踊っているんだろうな~という様子が伝わってきて、見ている側の照れを打ち消して憧れに変えてくれました。個人的には、ジョージ・チャキリスのセクシーでキレのある動きにウットリでした^^;アニタ役のリタ・モレノ、「王様と私」のときと全然イメージの違う、快活で骨太のアネゴ肌みたいな役で驚いたがまたカッコイイ。個人的にジェット団側の金髪の美女も光ってたと思う!歌や曲も、初めて観た自分でもみなどこかで聞いた覚えのある曲で、まさにミュージカル音楽の古典という感じですね~。どの曲も素晴らしいけど、後半でジェット団のメンバーがコミカルに歌う曲(題名が分からない;)も楽しくて、デイズニーランドでやってるショーやアトラクションを連想した(もちろんからかいじゃないです)出演者の真剣なダンスと音楽に圧倒的に魅了されました!それから男性陣の、ジーパンのポケットに指を突っ込んで、片足を少し曲げて立つ、ちょっとカッコつけたポーズはこの映画から来ているのかなと思った。昔、学校で真似ていた男の子がいたな~(^^。
10点(2004-03-10 01:42:17)
107.  タイタニック(1997)
劇場公開時に観たときは圧倒され、感動しまくりでした。いろんな批判もあるようだけど、やっぱりとてもいい映画だと素直に思う。主人公たちだけじゃなく、他の乗客や船員たちのエピソードもとても丁寧に描かれてるし。あえて船に残った人々や楽団の話や、ローズが一度乗り込んだボートが降ろされていく場面で、一緒に乗っていた母娘の親子が「パパもきっと後のボートに乗るから」と言って船に残った父親を見送る様子にも泣けた。氷山にぶつかってから沈むまでの2時間ほどの間に、とてもすべては描き尽くせない一人一人のドラマがある、というのが伝わってきた。それから、嵐に遭って荒れた海で難破するというのじゃなくて、池みたいに穏やかな海に船が沈んでゆく様子はけっこう衝撃だった。徐々に沈みゆく船の姿を上空から映すシーンがあったけど、上から見れば静かな水辺にぽつんと浮かぶ点みたいだけど、その現場ではまさに阿鼻叫喚の様が繰り広げられていると思うと、どこか滑稽にさえ思えてしまい、海の上での人間の小ささを思い知らされてしまうようだった。最後にはジャックとローズが、助かるために混雑した場を人を押しのけて先に進んでいったことは批判されもするけど、人間としてどうしても正直な気持ちで、安易には責められないかもと思った。あの窮地で他人の身を気遣うことってきっと難しい…自分だったらどうするだろうと考えてしまう…。余談ですが、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に(このアニメ映画はいい作品です!)おそらくタイタニック号の事故をモデルにしたらしい、氷山にぶつかって沈没した船に乗っていて、人を押しのけてまで助かろうとするのをやめて、自ら海に飛び込んだクリスチャンの青年と子どものエピソードが出てくるのですが、それもまたあの現場でありえた一つの物語なんだな…。このレビュー書いてみると、単なる感動大作じゃなくて、自分にとっては多くのメッセージを受けて、すごく色々な事を考えさせてくれた作品になってることが改めて分かる(^^。
10点(2004-03-02 19:00:35)(良:3票)
108.  アタック・ナンバーハーフ
オカマさんたちがみんな個性的だと思う。絶世の美女!?もいるし、心も見た目もけっこう男らしい人もいる。みんな自分のスタイルを持っていてオカマであることを楽しんで生きている感じでとても好感が持てた!「クレヨンしんちゃん」にたまに出てくるような、しんちゃんと仲良くなる(または翻弄される)陽気で憎めないオカマキャラを思い出してしまう(笑)タイのほのぼのとしたお国柄も伝わってきて良かった!劇中の「日本に売られなくて良かったわね」のセリフで、何だかタイから見た日本のイメージが分かった気がした…この国の人から見れば、日本なんてアジアでいちばん威張っていて、外国人(特にアジア圏)やニューハーフなどちょっとでも自分たちと違う人にはみんなよそよそしくて人の心はすさんでいる、感じの悪い国なのかな~。日本人の自分だってけっこうそんなふうに感じるから…。
8点(2004-02-29 15:39:40)
109.  サイン
「シックス・センス」もそうだけど、この監督の映画は恐怖の対象をハッキリと形にして現してしまうのが、観客の想像力を潰されてしまうようで自分はあんまり好きになれない…。その対象物の姿もいかにもという感じで引いてしまうし。登場人物の描写は一人ひとりが深く描かれていてヒューマンドラマでもあるけど、SFサスペンスとしての落ちのインパクトのほうが強く残ってしまうので、結果として観た後の印象が内容の浅い映画に感じてしまい、なんだか不完全燃焼でもったいないと思ってしまう;。
6点(2004-02-29 13:39:36)
110.  アナスタシア
自分も初めはディズニー映画だと思い、この映画のビデオを借りようとしたとき、ディズニーコーナーを探していてなかなか見つからないのでおかしいなと思ってました。アナスタシアとディミトリのキャラはすごく魅力的だった。でも、アメリカのアニメってどれも人物の顔が同じ系統(ディズニーの顔)なのはなぜだろう!?それぞれの制作者の特徴が感じられなくてつまらないと思う…。内容も、物語自体は壮大だしゴージャスな作りで初めはワクワクさせられるけど、終盤は多くのディズニー映画と同じく、悪を倒すことに費やされる勧善懲悪の展開で新鮮味がなかった。壮大な歴史劇が都合良くこじんまりとまとめられてしまった感じがする…。
6点(2004-02-29 12:50:04)
111.  ミート・ザ・ペアレンツ
ベン・スティラー演じる主人公が「オースティン・パワーズ」や「ビーン」みたいな、まったくのおばかキャラじゃなくて、けっこう普通にマジメな人物だったから、失敗を繰り返す彼がみじめに思えてきてしまうんだけど、そういうコメディーも新鮮だったし自分には好感が持てた!笑えるところはとても笑えたし、主人公はあれだけみじめな目に合わされて最後に追い出されるハメになったとき、めげずにフィアンセのオヤジに今までの自分の不満をぶつけたり、誤解が解けてからも「あなたが変わってくれないと自分は娘さんとは一緒になれない」と言ったりと、自分の意見をきちんと訴えたのはすごく誠実な行動だと思うし、芯が強くて「イイ男じゃん」とホントに思いました(笑)。あの父親も面白くて憎めないキャラだったし。妹の結婚相手とその家族は好かなかったけど。次女のフィアンセには不満はなかったのか!?それが疑問。
8点(2004-02-28 17:48:20)
112.  サウンド・オブ・ミュージック
今年の今月、生まれて初めてこの映画を観ました。昔のアニメ「トラップ一家物語」などで話の内容は大体知っていたし、この映画のことも話題になっていたけれど、その頃の自分は、思春期でもあったけど色々あってすさんでいて、いかにも健全な家族愛的な物語なんて見る気もせず、今までずっと食わず嫌いで敬遠していました^^;そして、その頃よりちょっとはましな精神になった今、この映画を観て、心から「観ておいて良かった~!」と思いました。ひねくれたままだったら、多分一生観なかったかも(笑)。「ドレミの歌」や「エーデルワイス」など、学校で歌わされた時はあまり好きじゃなかった…義務的に無理やり歌っているようで全然楽しくないし、別にいい曲とも思えず、歌うことに何の意味があるんだろうと思った。けれど、この映画で出演者が歌う姿を観て、思い知らされました。歌を唄うことの楽しさや、聞く相手の心を打つことを教えられた気がした。それから、あのアルプスの山や草原の美しさ。呑まれそうです!映像で綺麗な風景が出てくると、大抵は「行ってみたいな」と、遠くから見て憧れるような感じなんだけど、なぜかこの映画では、一瞬自分もあの草原の中にいるような感覚を受けました。臨場感があって、観ているだけでマイナスイオンを体中に受けているようだった(笑)自分の中で、財産になった作品の一つです^^。
10点(2004-02-26 01:45:23)(良:2票)
113.  ラットレース 《ネタバレ》 
前の方のレビューにある通り、ホント、実写版「こち亀」の表現ピッタリですっ!アメリカのことはよく知らないけど、現代のアメリカのいろんなところを舞台に(変な)大人たちが暴れまくりという感じ。最後の、結局みんな一銭も手に入らないで終わる大団円(!?)もこち亀っぽい(笑)…でも、いいですね!
8点(2004-02-22 18:53:36)
114.  レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
登場人物がみんなあまり深く描かれていないというか、主人公やヒロインにいまいち感情移入できなかった。強くて向こう見ずで、自分の思いつくままにしか生きられないトリスタンのキャラはいいけど、伝説になって語り継がれるというほどのインパクトやカリスマ性は感じられなかったし、ヒロインが彼に惹かれたのは、内面に惚れたというより単純にちょっとワイルドでイケメンだったからみたいにも思える…。だから、都合よく戦死した三男がよけいに可哀想に思えてしまうし、長男もヒロインを挟んで兄弟仲がギクシャクしたのを反省して、真面目に働いて事業を起こしたりそんなに悪い人じゃないと思うけど、父親にあんなに責められる理由が分からなかった。議員になる以前からなんか微妙な仲だったように思う^^;あと、風景も音楽も綺麗だったけど、音楽はこのストーリーの中ではちょっと大げさな感じがした。
6点(2004-02-22 18:12:32)
115.  インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
すごく面白いです!話のテンポが良くて飽きないし、役者もみんな役にハマってて魅力あるし、昔の欧米のゴシックさとこの映画独特の不気味でおどろおどろしい雰囲気が合わさった世界観もイイ。ブラピ演じる主人公が、吸血鬼に生まれ変わってから、初めにまわりの風景を見まわすシーンが印象的だった。いつも見てきた風景を吸血鬼の目線で見つめる。もう人間ではなくなったんだっていう感覚が伝わってきた。あと、この映画、昔の時代の壮麗でクラシックな雰囲気から始まって、終わりが現代のベイブリッジ!?でエンディングテーマにロックが使われてるところがまたスゴイ。全然違和感がなくて絶妙!ホントおみごと。
10点(2004-02-18 00:26:38)(良:1票)
116.  アザーズ
この映画は、効果音で驚かせたりする演出も多いから、ビデオやDVDで観た人であまり怖くなかったという感想があるのも分かります。私は劇場公開時に映画館で観たんだけど、その時の怖さといったら…。光を入れてはいけない屋敷の中と、映画館の暗い館内がうまい具合に一体化して、音もサラウンド効果で前後左右から聞こえてくるから、あたかも自分もあの屋敷の中にいるような気がしてくるんです。よく遊園地や大きなゲームセンターにある、お客がヘッドホンを付けて臨場感を味わう「恐怖の館」のアトラクションみたいな感じでした。映画の中の人物がカメラ目線というか、こちらを向いた演技のとき、自分が見つめられているように感じてしまったり、観ているうちに心細くなってきて、周りにも人がいるはずなのに思わず辺りを見回したりしてました(笑)でも、そういうホラー映画としての効果だけが優れているんじゃなくて、内容も深くて色々考えさせられた…。ニコール・キッドマンの演じた母親の哀しさが伝わってきて、やりきれない気分だった。救いのない終わり方だったし。あと、変な言い方かもしれないけど、死者の立場を誠実に描いた映画だと思いました。「シックスセンス」は死者の表現がおどろおどろしく不気味で、内容は真面目だけど、かえって死者をどこかしら愚弄しているような印象が私にはあるのですが、この映画はそういう描写をしていないし、彼らはホントについさっきまで生きていて依然感情を持っている同じ人間なんだと思わせられました。
8点(2004-02-15 03:02:07)(良:2票)
117.  ロード・オブ・ザ・リング
原作は読んだことがないけど、忠実でていねいに映像化しようとする制作者のこだわりや苦労が感じ取れるようだった。そして、いろんな国の多くの原作ファンに実際に絶賛されてるのってすごい! ストーリーは敵に追われ、戦い、冒険を進めて行くの繰り返しで自分には退屈だったんですが^^;。RPGのゲームで、冒険を進めながら、自分が今どれくらい進んで次にどんな場所に行こうとするのか調べるように、全体の地図を時たま映してくれたらよかったと思った。ふと、「ドラクエ」みたいに、最初に出発した場所から、いきなり最後のボスの城がすぐ近くに見えている(でもまだ入れない)っていうのだったら面白そう…などと思った。
8点(2004-02-13 19:23:49)
118.  ブレイブハート
戦闘シーンの迫力がホントにスゴイ。兵士たちの阿鼻叫喚の様子に目を覆ってしまうところもあるけど、撮影の技術など私みたいな素人にも、どうやってるんだろう?と思わせられたし、中世の戦闘の凄絶さがイヤというほど伝わってきた。人がどんどん死んでゆくし、主人公も含めて人を殺しすぎ…とも思うけど、本当にこれが現実に起こっていた時代だったんだと考えさせられるし、変に主人公を美化してもいないと思うし、きれい事なくその時代を表現しているように感じられた。メル・ギブソンは戦闘での鬼気迫る表情や演技が印象的だったし、敵役のイングランド王もインパクトがあったな。あと、他にもレビューに書いていた方がいたけど、DVDに付いているメル・ギブソンの監督解説は興味深くて面白いです。伝えられている実際のウォレス像や、その時代の状況の説明など、それから戦闘シーンでは人も馬も怪我人は全く出ていないそうです。
8点(2004-02-12 01:16:56)
119.  パトリオット
敵であるイギリス軍が単純に冷酷な悪役にされているのは自分も気になったけど、あの大佐が存在感抜群で引きつけられたし、主人公にも好感が持てた。メル・ギブソンは「ブレイブハート」では、超人的に強くて、神話や伝説に出てくるようなヒーロー像だったけど、この映画では家族を愛する父親でもあって、それも強くて冷静で、完璧なヒーローとしての父親でなく、一般と同じ普通の父親という感じがした。次男の死で、一時我を忘れる行動を起こしたところなど人間くさいと思えるし、こちらのほうがより身近な存在という感じで感情移入ができた。子どももみんな演技が真剣で、単に、欧米の子どもたちってカワイイ!と見惚れるだけなのは失礼だと思い知らされてしまった^^; あと、この映画の戦場のシーンは迫力に欠けるという意見も聞くけど、自分はリアリティがあると思った。実際の戦場は見たことないけど、大作の戦争映画の多くは、迫力があって悲惨さも伝わってくるけど、実は実際よりも大げさなんじゃないかって思うことがあって、実際はあんな風にわりと淡々として見えるんじゃないかと思うんです。遠くから見るとなおさらに。もちろん、現場は凄惨なもの。その中で、終盤、メル・ギブソンがアメリカ国旗を持って駆ける姿はけっこう感動的だった。アメリカが独立を勝ち取ってゆく第一歩の姿みたいでジーンと来ました。
8点(2004-02-11 23:38:11)(良:1票)
120.  隣人は静かに笑う
哀しい結末…。アメリカが舞台だけど、自分は国内のオウム事件をなにか思い出させられました。昔、松本サリン事件が起こった時、現場近くの住人の方で初めに容疑者扱いにされた人、そのときの新聞でも、いかにも犯人確定と思えるように書かれていて、私も、この人がやったのか…って思ってしまったもん。後になってオウムの存在が表に出てきて疑いが晴れた後、実はその人の奥さんもサリンの被害にあっていてずっと意識不明だったことが発表されたんじゃなかったかな?本当、自分も疑ってしまってすみません(この場を借りて^^;)あと、オウム信者の子どもが一般の小学校に入ろうとしたけど、地元住民たちの反対にあって結局入れなかった時、自分は「子どもは関係ないのに」と思ったんだけど、学校で「どうしても仕方ないんだ」って言った先生がいたな。思慮深くて優しい先生だったから、意外な意見で驚いたんだけど、本当に考えてのことみたいだった。だから、ティム・ロビンスの一家が奥さんや子どもも含めて計画を実行していたことも、「子どもまで巻き込むのは可哀想」とは一概に思えなくて、慈悲の心を持つとか考えを改めさせることができない、一般の人間と感覚が違う、ある種、救いようのない世界にいる人たちという感じでゾッとしてしまうし、切なくも感じた。本当、色々考えさせられる作品でした。
8点(2004-02-11 01:44:47)
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