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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1489
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ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22718/

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101.  ゲッタウェイ(1972) 《ネタバレ》 
昔、リメイク版はテレビで一度だけ見たことがあったのだが、オリジナルである本作は今更ながらに初めて見た。そのリメイク版の内容をすっかり忘れていたせいもあるのかもしれないが、とくになんの先入観もなく最後まで見ることができたし、面白かった。銀行強盗の夫婦の逃避行を描いているが、ただのサスペンスアクションというだけに留まらず、この夫婦がその逃避行の中で関係を修復していくというラブストーリー的な側面があり、そのドラマがしっかりと描かれていて、サム・ペキンパー監督の人間描写の緻密さもあって、かなり見ごたえのあるものになっていて、もちろんアクションもみどころなのだが、このドラマ性の高さだけでじゅうぶんに堪能できる映画だった。主演のスティーブ・マックイーンが演じるカーターも絶対的なヒーローという感じではなく、自分を刑務所から出所させるためとはいえ、妻がほかの男と寝たのをいつまでも引きずっていたりするところ(なんかわかるなあ。)など、人間的な弱さもちゃんと描いているところがいいし、もちろん、演じるマックイーンはカッコよくもあるのだが、決してカッコいいだけではない彼の魅力を感じることができる。一方の妻のキャロル(アリ・マッグロー)は、そんな夫のためならなんでもするという芯の強さを持った女性に描かれているのが面白く、そんな二人が追手から逃げる逃避行はもちろんだが、自然とこの二人の関係修復のドラマのほうに目が行ってしまう。ゴミ収集車に閉じ込められるというまさかの展開だが、これがきっかけでこの夫婦の関係が修復に向かうという意表をついたドラマのクライマックスがなんとも秀逸で、ゴミ捨て場が舞台なのにこのシーンが非常に美しく撮られているのはやはりペキンパー監督の演出の巧さだろう。また本作ではカーターとキャロルに対比するように追手側も細かく描かれているのも特徴的で、車を運転させるために人質にされた獣医の夫婦が追手の男に同道することになるのだが、真面目そうな夫に対して妻はいかにもバカそうに描かれているのが印象的であるが、耐えかねた夫が自殺したあと、その妻があっさりと(ストックホルム症候群でも起こしたかのように)寝返る展開は意外性があり、死んだ夫に対して気にも留めないあたり、実はしたたかな女なのではと勘繰ってしまう。その後のこの妻のホテルのフロントでの言動はすごく悪趣味極まりない。このホテルのフロント係など脇の登場人物たちも良い味を出しているが、やはり最後に出てくるトラックの運転手とのやりとりがこれまた秀逸で、バッドエンドでもおかしくない物語なのに、このやりとりがあるおかげでその後のカーターとキャロルに明るい未来を感じることができる後味のいい終わり方になっているのも良かった。
[DVD(字幕)] 7点(2020-11-30 00:28:42)
102.  ペーパー・ムーン 《ネタバレ》 
タイトルと出演している子役であるテイタム・オニールが史上最年少でアカデミー賞を受賞したことだけは知っていたが、実際に見たのは今回が初めて。母を亡くした少女・アディ(テイタム・オニール)とひょんなことから彼女をおばの家まで送り届けることになった詐欺師の男・モーゼ(ライアン・オニール)の珍道中をを描いたロードムービーだが、とにかくこの二人の息の合ったコンビぶりが最高で、映画全体の雰囲気もよく、脚本もシンプルなこともあって見ていてすぐに引き込まれた。とくにやはり、アディの存在感が際立っていて、どことなく大人びていて冷めた視線でクールな感じなのが見た目のかわいらしさとのギャップになっていて面白いし、またそれがどこか頼りない感じのモーゼとのいいバランスになっている。そんなモーゼがいつの間にかアディに主導権を握られているように、映画を引っ張っているのは明らかにアディで、本作はまさにアディ役のテイタム・オニールに尽きる映画だろう。あえて白黒で撮影されている映画だが、それは見事に舞台となる1935年という時代性を出すのに成功していると思うし、映画の雰囲気にもよく合っている。モーゼはアディの父親ではないかというのが冒頭からあり、その事実か否かは最後まではっきりと分からないままなのだが、アディの詐欺師としてのセンスの高さや、何よりも実際の親子が演じていることがその答えだと思わずにはいられない。無人で動き出したトラックを追いかける二人の姿で終わっていて、実に後味がよく、このラストシーンも印象的だった。しかし、その先には果たして何が待っているのかということを想像すると少し怖くもあり、一抹の不安もよぎる。でも、この二人ならきっと大丈夫だ。そう信じたい自分がいる。もう少し若いころに見ておけば良かったという思いもあるが、本当に久しぶりに何度も見たくなる映画に出会えて良かった。
[DVD(吹替)] 9点(2020-11-21 23:58:24)(良:2票)
103.  サタデー・ナイト・フィーバー 《ネタバレ》 
「レディプレイヤー1」で「スティン・アライブ」が使われていて、そういえばまだ一度も見てなかったなと今更ながらに初めて見た。見る前はジョン・トラボルタが一躍ブレイクしたディスコが舞台のダンス青春映画ということで、単なる当時のはやりに乗っただけの映画だろうなと勝手に思っていた(これが本作に長いことあまり興味向かなかった理由かも。)のだが、実際に見てみると主人公であるトニーの家庭環境や境遇がかなり鬱屈していて暗い面があり、見る前のイメージは早々に打ち砕かれてしまった。でも、思った以上にドラマがしっかりと描かれていて、見ごたえもちゃんとある。本作の見どころは言うまでもなくトニーを演じるトラボルタのダンスシーンで、猛特訓を重ねたというそのダンスは確かにキレキレで見ものなのだが、ディスコの陽気な雰囲気とトニーのドラマの鬱屈した暗めの雰囲気がとても対比的に見えていたのが印象的で、このトラボルタのダンスシーンの見どころは決してキレだけではなく、トニーの背景も考えながら見ると、トニーの孤独さが伝わってくるようだった。クライマックスの橋のシーンは「理由なき反抗」のチキンレースのシーンを思い出したが、このシーンに限らずストーリー的にも意識している部分があるのだろうなと感じさせる。トニーがアル・パチーノに似ているといわれるシーンで思わず「どこが似ているんだ」と思っていると次のシーンでトニーがアル・パチーノの写真を見ながら同じことを言っていて笑ってしまった。見る前に思っていたよりははるかに面白かった映画だったが、ヒロインがダンスシーンを含めあまり魅力的に見えなかったのと、脚本的にもちょっと物足りない部分があったのはちょっと残念だったかな。ちなみに「スティン・アライブ」はけっこう好きな曲。
[DVD(吹替)] 6点(2020-10-31 23:35:00)
104.  ロジャー・ラビット
昔テレビで見ていてもおかしくない映画だが、実は見るのは今回がまったく初めて。それでも実写とアニメの合成と言えば「メリー・ポピンズ」よりもこちらが昔から思い浮かんでいたので、昔から見たかった映画をようやく見たという感覚。二次元のアニメと三次元が普通に共存する世界を舞台に、ほぼ全編にわたって実写の俳優とアニメのキャラクターが共演していて、なるほどこれは奇抜で話題になるようなアイデアだと思うものの、ストーリー自体はオーソドックスな子供向けで(DVDケースにもキッズ向けと書いてあった。)、さすがに今になって初めて見るというのはこの面でだいぶ物足りなさを感じるし、やはり小学生くらいの頃に見たかったという気になってしまうのも正直なところ。でも、エディ(ボブ・ホスキンス)とロジャーのやりとりは見ていて普通に楽しいし、冒頭のアニメもいかにも欧米ものという感じだが、それがなんだかなつかしく思えた。
[DVD(吹替)] 6点(2020-10-15 18:39:18)
105.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 
ストーリーはともかく、本当に「おもちゃ箱をひっくり返したような映画」という言葉がぴったりはまる映画で、とにかく見ていて純粋に楽しめた。冒頭部分からの金田バイクの登場は2か月前に「AKIRA」を再見したばかりというのもあって出てきただけで興奮したし、ガンダムとメカゴジラの戦いももちろん見ていて燃えたし、子供の頃にソフビで遊んでいた感覚を思い出してなにか懐かしくなってしまった。あえて野暮な欲をいえばメカゴジラの登場シーンでゴジラのテーマではなくメカゴジラのテーマ(74年Or93年)を使ってほしかったところ。でも、いちばんの見どころはやっぱり「シャイニング」の再現の完成度の高さで、かなり気合いを入れて作り込んであって、ここが見ていていちばん興奮してしまったし、久しぶりに「シャイニング」見て見ようかとも思った。こういう映画は元ネタを知らないと楽しめないかもというのがあるのだが、この「シャイニング」のシーンで、中に入るメンバーの中に「シャイニング」を見ていない人物を一人入れているのは、実際に見ていない観客と同じ立場の人物を置いておくことでその観客が置いてけぼりを食らうのを最小限にとどめるためだと思うが、これは良かったと思う。映画の世界を疑似体験できるVRというのはそのうち実現するだろうなと思わずにはいられない。それにしても70を過ぎたスピルバーグがまだこういう直球勝負なエンタメ映画が作れるということに驚くとともに嬉しくなる。映画に興味を持ったのは中学の頃で、きっかけとなった中には「BTTF」や「ジュラシック・パーク」があるわけだが、この映画が今のこれから映画に興味を持とうという人のそういったきっかけの一つになれば嬉しい。
[DVD(吹替)] 8点(2020-09-22 13:03:38)(良:1票)
106.  クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!! 《ネタバレ》 
浦沢義雄が脚本に参加した今回はかすかべ防衛隊がメインで、彼らがソースの健の作る焼きそばを食べるためにB級グルメカーニバルに行く途中で出会った女性・しょうがの紅子から秘伝の焼きそばソースが入ったつぼを託されたことで思いがけない大冒険が始まるというストーリーで、泣かせようとかテーマを深く掘り下げようといったものがほとんどなく、ひたすら笑いに徹しているのがこの脚本家らしくて潔く、純粋に何も考えずに笑えて楽しめる映画になっているのが良いし、それにかすかべ防衛隊の面々の個性もよく出ていて、とくにマサオくんが今回はフィーチャーされていて、自分がビスケットを持っていることを言い出せずにウジウジしている姿などは見ていてつい笑ってしまう。でも、そんなマサオくんでもそのビスケットをみんなに出すところや、ネネちゃんを助けようとするシーンなどカッコいいところを見せるという部分もちゃんと描かれていてただの泣き虫おにぎりではないマサオくんの魅力というものもしっかり伝わってきて、そのあたりはいかにも「クレヨンしんちゃん」らしいところだと思う。しんのすけたちを追う刺客の一人である力士・横綱フォアグラ錦からリュックの中身を聞かれてしんのすけが答えた言葉はそういう気持ちをいつまでも持ちづづけることが大事ということを教えてくれている気がするし、今回のテーマになっている食・料理にしても、食事を楽しくすればどんな料理でもおいしく食べられるということを説いていて、たとえ笑いに徹していても作品としてのメッセージはちゃんと持っている、やはり「クレヨンしんちゃん」は一筋縄では行かない魅力があると感じるし、やはりそんな「クレヨンしんちゃん」が自分は好きだとあらためて思うことができた。それにしてもかすかべ防衛隊は今回、最後までソースの健の焼きそばが食べたい一心で行動しているわけだが、登場するそのソースの健の焼きそばが本当にすごくおいしそうで、見終わった後思わず焼きそばが食べたくなってしまった。挿入歌の「焼きそばの歌」も食欲をそそる。
[DVD(邦画)] 7点(2020-09-12 23:37:03)
107.  クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 《ネタバレ》 
「翔んで埼玉」を見たら「クレヨンしんちゃん」が見たくなって本作を見た。劇団ひとりが脚本に参加していて夢をテーマにしているが、野原一家だけでなく、本作に登場するレギュラーの登場人物全員が同じ夢を見るという出だしがもう不気味で、悪夢を見始めてからはホラー度も思ったより高く、子供が見たら確かにトラウマものかもと思ってしまった。もちろんそんな怖いだけではなく、軸となるのは幼稚園に転入してきた今回のヒロイン サキとしんのすけたちかすかべ防衛隊の友情物語で、最初は横暴で不愛想だったサキが彼らとかかわることによって変わっていく様子が王道的にオーソドックスに描かれていて、本作のドラマ的な見どころのひとつとなっているが、その中でもネネちゃんとの関係が丁寧に描かれているのが良い。もちろん、友情だけでなく、家族愛も描かれていてサキのトラウマの原因が母親の研究中の事故死にあると分かってからのクライマックスでみさえがサキの夢の中に入り、説得を試みる展開もみさえが子供のことを本当に思っているのが分かるし、親はそうあるべきだというみさえの思いもよく伝わってきて、このシーンのみさえに本当に感情移入してしまった。だからこそそういった自分の思いをサキに必死に伝えようとするみさえの姿はやっぱり感動的だ。この友情の絆と家族の絆を両立してきちんと描けるところが「クレヨンしんちゃん」の良さで、好きなところでもある。バカバカしいけど、それだけではない良さがある、それが「クレヨンしんちゃん」の最大の魅力ではないかとあらためて思った。そしてこれが劇場版では最後の出演になったひろし役の藤原啓治さん、テレビアニメが始まった小学生の頃からひろしの声といえば藤原啓治さんだったので今年若くして亡くなられてしまったのは本当に残念で惜しい。こうやって見ていても亡くなったという気がしないし、今も信じられない。それから、大和田獏の登場シーンで第一声が「久美子ー!どこ行った!」というのも本当は笑えるところなのだが、今になって見るとすごく切なく感じてしまってとても笑えなかった。あらためて藤原啓治さんと岡江久美子さんのご冥福をお祈りします。
[DVD(邦画)] 7点(2020-09-05 19:21:04)(良:1票)
108.  翔んで埼玉 《ネタバレ》 
かなり話題になった映画でちょっと気にもなっていたが、舞台になった地域以外の人は楽しめない云々の評価もあり、見るか否かを迷っていたが、実際見てみるとそこは気にすることなく、思っていた以上に楽しめた。最初から最後までテンションが高く、見ていて非常にバカバカしいのだが、大筋のつくりや出演している俳優たちの演技は総じて真面目であり、それが面白さにつながっているし、バカバカしさの中にも差別や偏見といった社会的なテーマも含んでいると感じる部分もあるように思う。それはともかく、いちばん盛り上がったのはやはり埼玉と千葉の川をはさんだにらみ合い。時代劇の合戦シーンを思わせる雰囲気になっているが、やっていることはそれぞれの出身有名人の写真を出し合うというバカバカしさでそのギャップが面白い。麗(ガクト)が草加せんべいの踏み絵をさせられるシーンも純粋にパロディとして面白く、つい笑ってしまう。ガクトが学生役というのは普通に考えたら違和感があるのだが、これだけぶっ飛んだ設定だからかまったく気にならずに見れたし、逆に見ているうちにだんだんとはまり役のように思えてくる。麗と生徒会長である男子生徒・百美の同性愛も描かれているのだが、百美を演じているのが二階堂ふみというのはさすがに同性愛として見るのは違和感があるのではと思っていたが、原作が昔再放送のアニメをよく見ていた「パタリロ!」と同じ人ということで、マライヒとバンコランを思い出したが、そのおかげかとくに違和感もなく見ることができた。描かれる話をラジオで聞いている狂言回しの家族(ブラザー・トム、麻生久美子、島崎遥香)のやりとりも面白く、またこのパートがあることによってこの話をこの家族と一緒に客観視できるつくりになっているが、この三人のなかでぱるる演じる娘が最後のほうまで結納に間に合うことだけを考えているのは製作側も映画で描かれる話がどうでもいいようなことだと分かっていたんだろうと思う。その家族の最後の会話を見ていて、自分自身にとって春日部、いや埼玉といえば「クレヨンしんちゃん」のイメージがあまりにも強いことに気づかされた。テレビドラマチックな映画で、とくに映画的な何かがあるわけではないが、最初にも書いたようにじゅうぶん楽しめたし、純粋に面白かったと思える映画だった。それからエンドロールのはなわの歌も映画の内容にストレートに合わせた曲になっていて、そこまできっちり楽しめる仕様なのも良い。なにか久しぶりに「映画はエンドロールまでが本編」というのを実感した気がする。
[DVD(邦画)] 7点(2020-08-29 23:54:29)(良:1票)
109.  スチームボーイ STEAM BOY 《ネタバレ》 
「AKIRA」を久しぶりに見たからついでにと今まで未見だった本作をようやく見てみた。公開当時はかなり宣伝に力が入ってたことを覚えている。大友克洋監督の構想9年というオリジナルアニメ作品であるが、まったく期待しないで見たせいか見る前に思っていたほどつまらなくもなかった。しかし、どこにでもあるような冒険活劇アニメの域を出ておらず、これのどこに9年もかけたのかは疑問で、(時期的に「メモリーズ」のすぐ後くらいから企画が始まってる?)普通に頼まれ仕事のプログラムピクチャーと言われれば信じてしまいそうないたって普通のアニメという印象しかない。それにストーリーが分かりやすいのはいいのだが、その代わり映像的なインパクトも薄く、そこにだいぶ物足りなさを感じた。(映像自体はクオリティ高く丁寧で美しいだけに残念。)酷評されている有名芸能人による吹き替えもとくに酷いといわれている中村賀津雄を含めてそんなに気にならなかったが、児玉清だけはしゃべるたびに本人の顔がちらついてしまった。でも、それ以前に主要な登場人物に誰も感情移入できるキャラがいなかったのが致命的で、これはキャラを魅力的に描けていないのが原因ではないか。最後のほうはやや酷評になってしまったかもしれないが、最初にも書いたように変な期待をしなければそれなりには見れる映画にはなっていると思う。
[DVD(邦画)] 5点(2020-08-07 21:10:50)
110.  ドラゴンボール超 ブロリー 《ネタバレ》 
劇場版シリーズ20作目で、最新テレビシリーズである「ドラゴンボール超」のその後を描いた作品。「超」のテレビシリーズを見ていないのでどうかなと思いながら見たが、やはりそれはほとんど気にせず見れるつくりになっている。昔の劇場版で強敵として3作にわたり登場したブロリーがメインの敵として登場すると知った時には正直どうなんと思ったが、設定をリセットし、ブロリーを全く新しい存在として描いていて、そこは成功していると思うし、序盤で惑星ベジータがフリーザによって消滅させられるまでを描いているのも「たったひとりの最終決戦」同様に重みがあって良かった。(冒頭のコルド軍の襲来シーンでザーボンやドドリア、ギニュー特戦隊などZでのフリーザの部下たちがモブとして登場してるのが見ていて興奮してしまった。)「たったひとりの最終決戦」では登場していなかったバーダックの妻であるギネが初めて登場している(声を演じているのがチチと同じ渡辺菜生子というのもなんかいいなあ。)が、カカロットをボッドに乗せて地球に脱出させるシーンはこのギネの存在のおかげでとても良いシーンになっていたと思うし、この後の悲劇的な展開を知っているだけに切ない。中盤以降はバトル中心の展開となるが、「復活のF」に比べると飽きずに見られる感じだった。ブロリーがスーパーサイヤ人に覚醒するきっかけがフリーザにパラガスを殺されたことなのだが、パラガスを殺す直前にフリーザの回想でクリリンがフリーザに殺されるシーンが出てくるが、思わず昔に見たときこのシーンがちょっとトラウマになっていたことを懐かしく思い出した。(もちろん、今は大丈夫。)そのフリーザが悟空とベジータがフュージョンの特訓をしている間、時間稼ぎとしてブロリーと戦うことになるのが完全に成り行き上なのだが、もし、フリーザが自分から申し出てそういうことをしていたら違和感しかなかっただろうから納得できる展開だったのは良かったかな。それにしてもフリーザがドラゴンボールで叶えたい願いがレッド総帥と全く同じなのはなんか笑ってしまう。(フリーザ、こんなやつだったっけ?)今回はフリーザの部下であるチライとレモがブロリーと親しくなることでキーパーソンのようになっているが、フリーザの数いる部下たちの中にもこういう奴がいてもおかしくないよなとつい思ってしまった。昔のブロリー作品は劇場版で何回も同じ敵が登場することにちょっとしつこさを感じていたし、キャラ自体もそこまで魅力を感じていなかったように思うが、本作のブロリーは昔とは印象が変わっているように思うし、見ていて普通に好感が持てた。続編あり気な終わり方だったけど、どうなのだろう?チライとレモのその後もなんか気になる。
[DVD(邦画)] 6点(2020-07-31 00:31:50)
111.  激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー〈OV〉 《ネタバレ》 
最終回を迎えたばかりのシリーズとその1つ前のシリーズ、2つの戦隊の共演を描くスーパー戦隊のVシネマの一つ。この作品ではカーレンジャーとオーレンジャーの共演が描かれているが、カーレンジャー本編をYouTubeの公式配信で見ているので本作もとりあえず見てみた。脚本はカーレンジャーのメインである浦沢義雄(噂には聞いていたがカーレンジャーはこの人らしいシュールなギャグ全開のコメディ作品で見ていてつい笑ってしまう。)だが、やはりこの作品もテレビシリーズまでとはいかないがカーレンジャーらしさは思ったより出ていたと思う。この手のクロスオーバーものにおける「VS」というのは「共演」という意味で使われるもので、本作でもそうなのだが、序盤で初対面した2戦隊が誤解から本当に戦ってしまうのは面白かった。(このシリーズ、いつもこうなのか?)オーレンジャーの司令官である三浦参謀長(宮内洋)がただの一般人に過ぎないカーレンジャーに特訓を課すシーンもコミカルに描かれ、オーレンジャーを見ていない自分でも参謀長がカーレンジャーの作風に染まってしまっているのがなんとなく分かる。(なんせ、宮内洋だからね。)でも、カーレンジャーにオーレンジャーがゲストで登場してる体の作品だが、カーレンジャーの一篇として違和感なく見られる一方、オーレンジャーがレッド以外はなにか脇役然としているのはテレビ本編を見ていない自分でもちょっと気になったかな。こういう部分を考えると脚本は浦沢義雄ではなく、2シリーズともに関わったことのある人のほうが良かったような気もする。
[DVD(邦画)] 6点(2020-07-14 19:15:51)
112.  西鶴一代女 《ネタバレ》 
溝口健二監督の映画もかなり久しぶりに見る気がする。そんな本作は溝口監督が一躍国際的に名が知られるきっかけとなった名作として知られているが、始まって早々に溝口監督らしい力強い長回しに一気に引き込まれた。田中絹代演じる主人公 お春がお経の声に導かれるようにして羅漢堂に入っていく最初のシーンからもうすでにただならぬ雰囲気を感じるし、もちろん、溝口監督ならではの映像美もこの冒頭からよく出ている。物語はこのお春の転落人生を描いているわけだが、溝口監督は一切の妥協を許さずにこのお春という女の人生を描き切っているし、それに見事に応えた田中絹代のすごさ。ここにこの名コンビの真骨頂があるのではと思えてならない。お春の人生の転落ぶりは最初の高貴な身分から最後は夜鷹までと凄まじいものがあるのだが、そこに描かれているのは封建主義の理不尽さとそれに立ち向かう女の強さだ。冒頭の勝之介(三船敏郎、溝口映画にも出てたんだ。)との身分違いの恋からお春の怒涛の人生は始まっているが、これをはじめとしてお春の人生にはこの封建的な世の中の空気というものがついてまわっていたように思う。とくに輿入れした松平家でのエピソードにそれがよく出ており、あれだけ苦労して探した(この嫁探しのシーンがユーモラスに描かれていて笑える。)嫁であるお春を世継ぎが生まれたらもういらないとばかりに実家に帰したりするのは理解できないし、その子が殿様になるころにまたお春を呼び戻すのも虫が良すぎる感じ。そしてクライマックス、目の前を通り過ぎる殿様になった我が子を「私はあの子の母親です。」と後を追おうとするお春の姿は演じているのが田中絹代とあって思わず「陸軍」のラストシーンがオーバーラップしてしまうが、こちらもやはり切なかった。そんなお春が年を取るごとに美しくなっていくように見えるのだが、やはり溝口監督はお春の強さを美しさと比例させて描いているのだろうか。とくに下の方も書かれているように回想を終えたお春が倒れるシーンの田中絹代の美しさは尋常ではないものがあり、すごく印象的だった。最初に書いたように久しぶりに見る溝口監督の映画だったのだが、間違いなく映画史に残る名画であり、素直に見て、いや、出会えて良かったと思えるような映画だった。
[DVD(邦画)] 9点(2020-05-11 01:08:42)
113.  狼よ落日を斬れ
三隅研次監督の遺作映画となった松竹の大作時代劇。三隅監督の映画を見るのがかなり久しぶりなうえ、遺作でしかも三隅監督はこういう大作を手掛けているイメージがないため見る前から不安のほうが大きかったのだが、案の定まとまりを欠く大味な映画という印象はあるものの、退屈せずに最後までそこそこ面白く見ることができた。幕末から明治初期にかけての四人の男の生きざまが描かれていて、それを演じる高橋英樹、緒形拳、近藤正臣、西郷輝彦の四人の圧倒的な濃さが映画を引っ張っていくわけだが、もうこれだけで男の映画という感じがするのがいい。でも、ドラマとしては物足りない部分が多く、題材は魅力的なのになにかもったいなく思えてしまい、それが三隅監督も自作映画の中で唯一クレジットされてる脚本にあるのかは分からないが、同じく三隅監督が手掛けていても、大映であれば違った映画になっていたかもという思いはある。メインの四人の中では緒形拳演じる中村半次郎の存在感がとくに抜群だが、彼が慕う西郷隆盛を辰巳柳太郎が演じているのは、この二人の実際の関係を役にダブらせているようで面白い。高橋英樹と松坂慶子はこの前年の加藤泰監督の「宮本武蔵」でも相手役として共演していて、おそらく松竹としてはこの時期、このコンビで売り出したかったのではないかと勘繰ってしまう。
[DVD(邦画)] 6点(2020-04-30 14:20:05)
114.  映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊 《ネタバレ》 
「のび太の大魔境」のリメイク版。オリジナルはとにかくジャイアンがかっこよかった映画なのだが、今作でもジャイアンの良さがよく描かれていて、あらためてジャイアン、普段はガキ大将だけどやっぱ良い奴だよなあと思わずにはいられないし、やっぱりそんなジャイアンが好きだ。今まで見た旧作のリメイク版の中ではメインの新キャラの投入や脚本独自の新解釈などはなく、かなり忠実なリメイク作品となっているが、旧作で忘れている部分も多くそういった部分でも楽しめた。終盤でピンチに陥った時、ペコ(クンタック王子)が5人を残して一人で敵に立ち向かっていってそれをジャイアンがいてもたってもいられなくなり後を追い、ほかのメンバーもペコのところへ集まるまでのシーンを挿入歌(ジャイアン役の木村昴が歌っているが、声がキレイ。)のもと台詞なしで描いているのがまさに映画を意識した演出になっていて良いし、子供が主に見る映画だからといって子供だましにはしないという八鍬新之助監督(自分と同い年の人が手がけていることに時代の流れを感じてしまう。)の熱意を感じられた。10人の外国人の真相とその結末は今見ると無限ループに陥ってしまうような展開で、ちょっと怖さも感じてしまうが、むしろそういうことをあえて描いているのも藤子・F・不二雄らしいところかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-04-24 22:17:10)
115.  刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM> 《ネタバレ》 
今回の犯人は精神科医。患者の女性と愛人関係にあり、その夫を殺してしまうわけだが、自分が危うくなるとその愛人をも手にかけてしまうあたりにこの犯人の冷徹さ(愛人との関係は結局遊びにすぎなかった。)が出ていて実にいけ好かない男だが、こういう犯人とコロンボの対決はやはり盛り上がる。コロンボが医師のパーティーで談笑している間にそのそばにいる犯人が愛人に催眠術をかけるために電話をかけるシーンはやはり緊迫感があり見ごたえもじゅうぶん。この催眠術でマインドコントロールして自殺させるという展開に「ケイゾク」の朝倉を思い出してしまったが、この時代からこういう殺害方法が刑事ドラマで使われていたんだなあ。ラストはやや強引さもあるものの、ラストカットでコロンボが犯人に投げかけるセリフもキレイに決まっており、「5時30分の目撃者」という邦題の意味もおお、そうだったのかと思わずうなってしまった。新シリーズとかだと突っ込みどころ満載の邦題が多い分、今回の邦題はすごく納得できる。今回犯人を演じているジョージ・ハミルトンは新シリーズにも犯人役で登場しているが、よく見たら吹き替えの声優も同じ人(小林勝彦)だ。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2020-04-18 22:58:31)
116.  電車男 《ネタバレ》 
公開当時は「世界の中心で、愛をさけぶ」や「いま、会いにゆきます」なんかと並んで話題になっていた映画だったのだけど、見たのは今回が初めて。(ドラマも未見。)ネット掲示板の実際のやりとりから生まれた実話という触れ込みだが、実話の映画化だと思わずによくあるラブコメ映画として見ればそれなりに面白いと思うものの、あまり映画向きの題材とも思えず、見ていてドラマのほうが面白そうと思ってしまったのも事実で、電車男(山田孝之)とエルメス(中谷美紀)の関係と並行して掲示板利用者たちの日常も絡めた群像劇にしてしまったほうがもっと面白かっただろうと思う(ドラマではそうなっているような気がする。)し、そうすることで深みも出たのではという気がする。主人公の電車男はアニオタ、ゲーオタという設定だが、あまりそれらしい描写がなく、説得力に欠ける部分があるのもちょっとと思ってしまう。(百式(と書かれた)Tシャツを着てるならせめてエルメスと聞いたときにララァのモビルアーマーを想像するとかしてほしかったなあ。と言いながら自分も一年ほど前からガンダム初めて見てる初心者だけど。)それに森田芳光監督の「(ハル)」を先に見ているとどうしても書き込みの内容をナレーションでしゃべってしまうのは演出として勿体ないように思えた。電車男を応援する掲示板利用者のメンバーの一人に瑛太演じる引きこもりの青年がいるが、「嫌われ松子の一生」を先に見ていると中谷美紀の出ている映画で瑛太がこういう役なのはなんか笑ってしまう。
[DVD(邦画)] 5点(2020-04-04 23:39:34)
117.  機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 《ネタバレ》 
最終回となるシリーズ第6作。ファーストで語られていたレビルが黒い三連星に捕虜にされていたという気になっていた部分が少しでも出てきたのは良かったかなと。でもこの部分はやっぱりもうちょっと詳しく見たかった気もして前作同様ちょっと残念な気もする。このシリーズのキシリアはずっと素顔で登場していたが、今回はファースト同様素顔をマスクで覆った姿で登場していて、やはりこのほうが見慣れているし、ファースト最終盤の展開につながるような言動などもあり、興味深かった。マ・クベはファーストでもインパクトの強いキャラであったが、やはりここで登場してもインパクトは強く、演じる山崎たくみの声が塩沢兼人そっくりに聞こえることもあって違和感もまったくなかったのがすごい。ラストはレビルの演説で締めくくられるが、それと並行してのちのホワイトベースの乗組員たちの姿も描かれていて、いよいよファーストに近づいているというワクワク感があり、本当に第一話の直前で終わる感じなので思わずまた続き(ファースト)が見たくなってしまう。(原作の漫画ではこのあとの話もやってるみたいだけど。)でも、逆に言えばファーストにつなげるための最終回という気がしないでもなく、このシリーズ単体で見た場合に最後という感じがあまりしないのも事実で、原作はまだ先の話があるとはいえ、もっと最終回らしい雰囲気は欲しかったような。また、最後の最後に流れるナレーションも永井一郎のものを流用するこだわりがあっても良かったような気はするが、ファーストを見終わってすぐにこのシリーズを見たガンダム初心者としてのシリーズ全体の感想としては、作風的に深みはあまりないが、見る前に思っていたよりはまあまあ面白く見れたということ。なんか6本見ての全体の感想としてはすごくありきたりだけど。
[DVD(邦画)] 6点(2020-03-28 14:56:36)
118.  機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 《ネタバレ》 
シリーズ第5作。今回から第二部であるルウム編前後編になるわけだが、一年戦争が開戦したその日である宇宙世紀0079年1月3日から話が始まっていてこの冒頭こそワクワクするものの、話としてはいろんなエピソードがとっ散らかっている散漫な印象で、しかもその一つ一つがじっくり描けば深みが出るような内容だっただけに残念だった。とくにコロニー落としの部分はファースト初期に毎回ナレーション(永井一郎)が語っていた部分なのでもっと詳しく見たかったし、それに今回のセイラに関する部分も興味深かったのでもっとじっくり描いてほしかったところ。逆に今回登場するユウキとファン・リーのエピソードや、ハモンが歌うシーンなど本筋にあまり関係のない部分は思い切ってカットしたほうがすっきりしただろうし、ドズルのミネバへの親バカぶりを見せるシーンもはっきり言っていらなかった気がする。それからファーストのカイって皮肉屋だけどもっと冷静なイメージなのだが、本作ではアムロとハヤトを連れて立ち入り禁止区域に入ろうとするのはなにか違う。このシリーズはとくになにか期待しているわけではないが、さすがに前作までのほうが面白かったと思えた。上映時間がこれまでよりも30分ほど長くなっているが、毎回ある前作までのダイジェスト部分とエンドロールを省くとこれまでとあまり変わらない尺なのではと思ってしまったのもちょっとマイナス。一部を除いてのファーストからの声優の変更は仕方がない部分もあり、気にしていないのだが、本作の成長したセイラを見て、やはりこのあたりからのセイラは井上瑤のほうがいいなと思ってしまった。かなわぬことだけど。なんだかマイナス面ばかり書いてしまったが、5点以下をつけるほどでもないのでまあ5点。
[DVD(邦画)] 5点(2020-03-19 18:36:18)
119.  機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜 《ネタバレ》 
シリーズ第4作。今回がシリーズの第一部完結編にあたるらしいが、ついに一年戦争開戦が間近という不穏な空気の雰囲気は出ている。その一方でランバ・ラルと黒い三連星が乗った四機のザクがガンキャノンを撃破するシーン、それにテムがガンダム開発を進言するシーンはいよいよモビルスーツが本格的に登場するというワクワク感もあり、そしてアムロの同級生としてフラウやカイが登場しているのは見ている側としてはなにか安心感も出てくる。家に帰って来たテムがアムロをあることで注意するシーンはどこにでもある家庭の風景という感じで微笑ましくもあるのだが、この二人にとってこういうやり取りは非常にまれなことかもしれない。
[DVD(邦画)] 6点(2020-03-14 17:00:56)
120.  機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起 《ネタバレ》 
シリーズ第3作。今回はジオンの士官学校に入学したシャア(キャスバル)とガルマの話で、ファースト序盤でもこの二人の過去は気になっていたので興味深く見ることができたし、一年戦争のきっかけとなる出来事も描かれていて前作よりも面白かった。ガルマはファーストで見たときから坊ちゃん育ちのちょろい若者というイメージなのだが、シャアに乗せられたとはいえ200人以上の学生の蜂起を先導する姿はやはりそんな彼もザビ家の人間であることを感じることができ、ガルマのイメージが今回で少し変わったように思う。シャアとガルマの関係もこれで知ることができてスッキリ。また、デギンがガルマを気にかけている様子も描かれているあたりもこれがファーストにもつながっていくのねという感じがあって良い。シャアも前作では若い感じが出ていて演じる池田秀一の演技も無理してる感があったのだが、今回の後半あたりではようやくシャアらしくなってきて、演技への違和感も消えていた。(前半まではまだもう一人のシャアを演じている関俊彦の二役のほうが・・・とか思っていたが。)シャアやガルマの同期生の生徒の一人としてゼナが登場し、蜂起に際し校長であるドズルを軟禁しているが、まさかこれが馴れ初めなのかな。エンドロール後のエピローグではアムロとテムがサイド7に到着するなど、この回から話が一気に一年戦争に向かいはじめたというワクワク感のある終わり方で、思わず次も見なければという気になってしまう。
[DVD(邦画)] 6点(2020-03-07 17:24:31)
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