称えよ鉄兜さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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口コミ数 112
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自己紹介 アメリカ在住

名前の由来は赤塚不二夫先生の作品(天才バカボン)からです。 実際金属フェチでヘルメット持ってますけど

配点分布をみると8点がピーク。 高得点評価が多い。 これは好きな映画の評価が多いから。 つまらない映画のことはあまり書かない。

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101.  愛の流刑地
ずいぶんといろいろな人が出ているというのがまず最初の印象。 この映画を観てどう受け止めるのだろう。 お互い現実逃避してるだけ? 男が女に利用された? これぞ究極の愛? 文学作品? 不倫はいけない!? 見る人の価値観、倫理観でずいぶん違う印象になるのだろう。 私はどんな愛の形もありだと思うから、こんな物語があってもいいと思う。 本当に深く深く愛していたらこんなことにもなり得るのだろうか。 「殺して欲しい」という感覚はわかるような気がするけど、でも相手を殺す気になるか。 たぶんだめだろうなと思う。 冬香は本当に夫から愛されていなかったのだろうか。 夫との関わり合いは映画ではすっぱり欠落していて、わずかに村尾菊治の記憶の中での冬香との会話、それと法廷での冬香の夫の言葉から推測するしかないのでどうも冬香が追い詰められたようにはあまり感じられない。 逢瀬のシーンではベッドシーンがかなり多いのだが、湿度感がやや薄いというか、あまりエロティックな感じではなくこれもまた切実感、切迫感の希薄さに通じているように思う。 検事役の長谷川京子、全然検事って感じじゃないけど独特の雰囲気で艶かしくてそれはそれで良かった。 冬香役の寺島しのぶは(良い意味で)普通の体つきをしていた。 だから現実感のある色香を出すことは十分に可能だったはずなのだが、そこまで昇華されなかったのが実に惜しい。 なかなか理解されにくい愛の形だったのだが、映画の中では一通り筋の通った説明がなされ特に驚かされることなく裏切られることもなく素直に映画は終わってしまった。
[DVD(邦画)] 7点(2007-08-16 17:56:23)
102.  犬神家の一族(2006)
いったい何のためにこの映画を撮り直したのだろう。 話題作り? それ以外には思いつかない。 同じ監督、同じ主演者ということでどんな作品になるのか楽しみだったのだが、肩透かしというか、拍子抜けというか。 まるでデジャブーだ。 まったく同じ脚本同じ演出ということなのだろうか。 これなら前作をそのまま劇場再公開したほうが良かったろうに。 これは今回の出演者には大変酷な作品になったと思う。 何しろ前作の出演者と比較されること必至だから。 珠世役はやはり清楚な雰囲気を持つ島田陽子の方が松嶋菜々子より良かったし、旅館の女中も坂口良子の方が深田恭子より圧倒的に良かった。 同じギャグでも今作品ではことごとく滑っている。 それはそうだ、前作と同じなのだもの。 前作が存在しなければそれほど違和感なく受け入れることも出来たろうに。 前作を知らない人だけに見て欲しかったのかな。 でも私は前作を知っているのだ。 比較するなというのは無理な話。 唯一良かったのは音楽。 前作のテーマ曲だけを残して大野雄二以外が音楽担当というのは正解だった。 石坂浩二の金田一耕助は確かにはまり役だが、今となっては年齢的に合っていない。 ふけボロボロのシーンも若いから見ていられるのだ。
[DVD(邦画)] 3点(2007-08-13 16:34:03)
103.  大日本帝国
3時間だれることなく鑑賞できたのは軸になる何人かの登場人物が最後まで知りきれトンボにならずに描かれていたからか。 しかし観終わって何か心に残るかというと、ちょっと苦しい。 個人の立場、国の立場が違うというそのアプローチは悪くない(最前線と指導部の両面を見たらそうなるのは自然といえる)。 映画として右寄り左寄りどちらかはっきりしないような曖昧さはあっても良いと思う。 しかしどうも中途半端なのだ。 とにかく戦場の悲惨さが伝わってこないのが残念。 南方最前線の兵士がみな丸々として実に健康的。 それに情けない特撮。 悲惨なエピソードの連続なのだけどなにか白々しい感じになってしまう。 日中戦争の辺りは端折っているが昭和16年から敗戦、戦後の報復裁判までの一連を一作品で描ききったのは評価できるが、それが逆に散漫さにつながったのも確か。 それにしてもなぜ五木ひろしなのか。 なぜあの歌なのか。 あれがさらにこの映画を中途半端にしたように思う。 東条英機を演じた丹波哲郎は抑えた演技で良かった。  
[DVD(邦画)] 5点(2007-08-13 15:18:06)
104.  ヒマラヤ杉に降る雪
過去と現在が交錯するので初見では結構混乱すると思う。 私の場合原作を読んでから観たがそれでもわかりにくい部分があった。 とても美しい映像、音楽。 ゆっくりした演出の流れの中でじわーっと心に染み渡る。 これはイシュマエルの癒しの物語。 イシュマルのハツエに対する屈折した想いは当時の日系移民に対する差別偏見、日米戦争、そして越えられない父親の存在が混ざり合って形成された。 しかしそれを決定的にしたのはハツエだった。 なぜあのようにハツエはイシュマルを拒絶したのか。 映画だけから彼女の心情を読み取るのは難しいかもしれない。 イシュマルは父の影響で日系人に対しても差別なく公平に接していた。 しかしハツエから最後の最後に拒絶され打ちのめされている時に彼は海兵隊員、通信兵としてタラワ島に上陸、そこで負傷する。 腕を切り取られた手術台の上でつぶやいた「Fucking Jap Bitch!」。 これは日本兵に対する言葉か、あるいはハツエに向けられたのか。 それともそのすべてを含む「日本」という存在に対する言葉だったのかもしれない。 それまで日系人と偏見なく接してきた彼が発した言葉だけに重い。 マックス・フォン・シドーが演じる弁護士の最終弁論が極めて印象に残る。 ハツエ役の工藤夕貴は日本人で日系二世を演じた。 たいしたもんだと素直に思う。 だが相当な力みを感じた。 他の出演者の自然な演技と比べてやや浮いていた。 
[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2007-08-12 10:12:11)
105.  グリーン・デスティニー ネタバレ 
良いとこのお嬢さんが両親が決めた結婚が嫌で逃げ出し、Green Destinyという剣を盗み出し、やりたい放題、わがまま放題。 周りの人を不幸にしさらには死なせてしまい最後に反省して身を投げて果てる。 なんともしょうもない話だ。 アクションシーンでは人が飛ぶ。 文字通り飛ぶ。 ひょーい、ひょーいと飛び回る。 なんじゃこれは。 日本アニメ(「ドラゴンボール」のような)をそのまま映像化したような感じだ。 この映画はアメリカと中国の合作のようだが、香港カンフー映画というのはみんなこんな感じなんだろうか。 あんまりふわふわ飛び回るので現実感が全くない。 SFでもないし、みんな真面目に演じているだけにかえってあほらしい。 しかしこの映画、なんでアカデミー賞を受賞出来たんだろう。 アカデミー賞の選択基準がわからん。 何か政治的理由でもあるんだろうか。 って書いた後に下を見てみたら受賞したのは撮影賞、作曲賞、美術賞であった。 なるほど話の内容に対する評価ではなかったのか。 納得だな。
[ビデオ(字幕)] 1点(2007-08-10 18:56:58)(良:1票)
106.  トランスフォーマー
他愛のないストーリーで2時間半も引っ張るのは確かにつらいかもしれない。 ありえない事態の連続だけど、何から何まで作り話なんだし、突っ込みいれるべきじゃーない。 とにかく無になって、映画の世界に入って楽しむ。 これだね。 なかなか面白かったよ。 変形ロボットのおもちゃは言わずもがなの日本発。 だけどトランスフォーマーというアニメは日本のロボットアニメだかおもちゃだかにインスパイアされてアメリカで生まれた作品だったと思う。 そういう意味ではこの映画も完全なアメリカ映画(いや、もともとアメリカ映画だから変な言い方になるんだけど)。 元ネタは日本でもやっぱりアメリカなんだなーと。 とにかく題材が他愛のないものなので不満を言う必要もなくひたすら気楽に楽しめる。
[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2007-08-10 18:16:43)
107.  攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society〈TVM〉 ネタバレ 
傀儡廻ですか。 小難しい言葉や文字を使いたがるのは相変わらずですね。 何とかまわしに何とか男、そして超ウィザード級のハッカー。 ウィルスとかハッカーとかのキーワードもさすがにもう色あせてインパクトはない。 安易に凄腕のハッカーを登場させないで欲しい。 結局何でもありになってしまう。 描かれるシーンは以前見たことあるような場面が多い。 このシリーズのファンであり、以前の作品を見た人ならその後の公安9課が結構興味深い。 特にバトーとトグサの関係なんか、身につまされる。 また以前の作品を見ていなくても新鮮で面白く感じることはできそうだ。 少々話のつながりがわかりにくいかも知れないけど理解不能ということはない。 集団的深層無意識が犯人だったらしいけど、素子との関係がわからない。 ネット内の素子の残像が犯人ということなのか? ユングとかフロイトとか難解な話をいつも持ち出さないと作品として完成させられないのか。 そこら辺が製作者の限界のように思う。 でも児童虐待、少子化、高齢などタイムリーな話題を取り込んだストーリーは確かに面白い。 型にはまった感はぬぐえないけど。ところで素子が9課に復帰して、トグサの立場はどうなっちゃうの? 
[DVD(邦画)] 6点(2007-08-07 09:45:04)
108.  はるか、ノスタルジィ
おじさんの妄想映画かと思ったらそうでもない。 そういうにおいをわずかに感じさせつつも実は心理劇の様相。 「過去を記憶し苦しみ続けることだけが贖罪になる」 そのテーマは心の奥深くに響いてくる。 過去の自分と向き合うという映像にしにくい話をうまい具合に処理している。 映画の演出としてはなかなか興味深い。 「おじさん」と「少女」のこんなめぐり合いもほとんどあり得ないけど、でもあるかもしれないなんて思う。 石田ひかりがとても魅力的だ。 若さゆえか、撮影がきつくて体調崩したのか、肌荒れが結構気になったりするのだけど、でもそれが返って生々しい「少女」を具現化していた。  大林監督の作品は演劇的というかなんというか、いかにもお芝居って言う感じの作品が多いと思う。 この作品も例外ではない。 でもその独特の雰囲気になじめるのなら思いっきり楽しめるだろう。 しかし監督、原作者の「古里」への想いがとにかく強いのでそれを受け入れるもやり過ごすも観る人しだいだけど肯定的に受け取れなければこの作品を受け入れることは難しいだろう。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-07 08:43:41)(良:1票)
109.  紅の豚
「飛ばねぇ豚はただの豚だ」 宮崎監督の趣味丸出しの映画。 粋な会話がとてもよい。 かっこ良くて楽しい映画。 何なんだろうね、豚だよ、豚。 何で豚なの? それが何でこんなにかっこ良いんだろう。 ほかの登場人物や、細々した設定、小道具など、宮崎監督のほかの作品に通じるものが多いが、それもまた楽しい。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-01 15:53:57)
110.  立喰師列伝
なんだこりゃって言う映画。 押井守監督のファンなら彼が立ち食い師なるものに異常なこだわりを持っていることは知っているだろう。 うる星やつらのアニメで何度も登場しているし。 ぐだぐだと御託を並べただらだらの台詞やナレーションも昔からのもの。 この映画は正に全編ぐだぐだ、だらだら。 特撮はミニパトで使った手法。 戦後の混乱期云々も昔からよく登場する。 結局何一つ新しいものはないのだが、ずーっとこだわってきたものの集大成といえないこともない。 それにしても、やっぱりわけわからない。 部分的に笑えるんだけど。 あるいは音楽担当の川井憲次とか製作に関わってる人たちが立ち食い師として登場したりするのは面白いけど、しかし学芸会乗り、楽屋落ちって言ってしまえばそれまでのこと。 とにかく同じことにこれだけこだわれるというのには感心する。 何十年も同じねたで引っ張るなんてすごいよ。 芸能/芸術の世界ってみんなそうなのかな。   ハンバーガーのゲームでスペルがCOMPLETEじゃなくてCOMPLEATとなっていたのはわざとなのだろうか。 はたまた単なるミスか。 やたら細かいことに深い意味があったりする監督なのでこれにも意味があるのかどうか考えてしまった。
[DVD(邦画)] 2点(2007-07-24 13:51:49)
111.  I.K.U ネタバレ 
リドリースコット監督のブレードランナーの模倣から入っている。 レプリカント、ユニコーンという言葉だけでなく冒頭の解説なんか文章まで真似てるし、いくつかのシーンも真似ている。 でもへたくそだからかっこ悪い。 一番いやだったのがデッカードとレイチェルのラブシーンの模倣。 ほとんど冒涜だ。 リドリースコット監督が良く使った光と影の強調、これも真似てるけど、出来の悪い模倣にしかなっていない。 へたくそなせりふ、特に英語のせりふが絶望的に下手。 わざとらしく大げさなあえぎ声もまったくの興ざめ。 発想がどうも貧困に思える。 DVDに本編とは別に収録されている解説のようなビデオの中で「セックス(オーガズム)と肉体の接触(生殖器の摩擦)を切り離そうという試み」云々と出てくる。 でもそんな大仰なこと言ってる割りに結局やってることはエロビデオ、肉体の接触そのものじゃないか。 「みんなでイクわよ」という宣伝文句だが、全然イケないぞこれじゃ。 DVDだけだと思うけどエンディングにいくつかパターンがあった。 でもどれも代わり映えしない。 最後までブレードランナーのパクリ。 2001年の作品ですか。 確かに現在(2007年)から比べるとIT、インターネットの環境は雲泥の差。 6年前に観たら少しは斬新に見えたのかな。 
[DVD(邦画)] 1点(2007-07-24 13:24:31)
112.  ねじ式 ネタバレ 
つげ義春の漫画「ねじ式」が原作だそうだ。 原作は未読だしそもそも彼のマンガは読んだことがないので雰囲気が似ているのか、原作に忠実なのかに関しては何もいえない。 主人公は貸本漫画家。 一瞬水木しげるの半生記かと思ったけど全然違った。 つげ義春も昔は貸本漫画家で一時期水木しげるのアシスタントをしていた時代がある。 そのためかこの映画への協賛者として水木しげるの名前が入っていた。 映画の冒頭はかなりインパクトがある。 アングラ劇かと思ったが、実は違った。 これは若気の至りの物語というか、妄想の産物。 なるほど色欲、なるほど迷宮、そして確かにねじ式だ。 面白いって言えば面白いけど、わけわからないっていえば確かにわけわからない。 「もっきり屋」という名前が妙に映画の雰囲気に合っている。 丹波哲郎が出てきて驚いた(まったく予期していなかったので)。 相変わらずいい味出していた。 後半清川虹子が主人公(浅野忠信)の母親役で特別出演。 主人公の台詞は「僕の生まれる前のお母さんではないですか」。 うーん、年齢的にそれはありえないでしょうと突っ込みを入れてしまった。 こういう作品は自分と波長が少しでも合うとはまるのだろうが私とはこれはあまり合わないようだ。
[DVD(邦画)] 5点(2007-07-23 16:00:37)
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