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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 549
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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101.  ツイン・ドラゴン 《ネタバレ》 
ジャッキーは双子だった! そんなありがちな設定のジャッキー映画は想像以上にコメディ。 お金持ちの家庭で育ち、天才指揮者のジャッキーと貧困層に生まれチンピラだけど喧嘩の達人なジャッキー 生き別れであった二人が運命の再開を果たした時、想像以上のドタバタ劇が生まれる! テンポ良く入れ替わる二人に、チグハグながら頑張る二人のジャッキー。ヒロインが二人とも勘違いして、付いて来たジャッキーと違うジャッキーにホれちゃう展開も最高ですね。ドラマシーンは終始可愛らしいくらいコメディなのでニヤニヤしながら見れて楽しいです。 そしてジャッキーらしい素晴らしいアクションも見所で、今回はボートチェイス(BGMが007風なのもたまらん)と自動車工場の戦いと粒ぞろい。特に自動車工場での終盤はかなり見てる側ももヒヤっとするようなアクションばかり。やりすぎで怖いよジャッキー! 最後は双子の力を合わせて戦い、最後はダブル結婚式となんとも漫画っぽいラストで大味に終わるのも最高です。 これは良いものを見ました!
[インターネット(吹替)] 7点(2019-09-20 13:25:43)
102.  ロケットマン 《ネタバレ》 
エルトン・ジョンは正直全然知らない。ビリー・ジョエルと間違えるくらいだ。そして本作についても僕はそこまでピンとこなかった。日本ではCMソングにもならないし、あまりラジオでも聞いた覚えがない。やっぱりクイーンの方が馴染みは強い。本作がボへミアンラプソディに便乗した映画に見えてしまったくらいだ…まぁ監督一緒なんですけどね。 しかもロケットマンと聞いたら「ふかわりょう」が頭に浮かんでしまう。 そんな彼の自伝的映画に僕は行く気はなかったのだが、誘いを受けて行く事に…もうそうなったらコチラも予習が大事だ。 そしたら見えてくる彼の面白さ。見た目は派手な事以外は知らない事だらけだ。「彼が世界で5番目に売れたミュージシャン」という事や「50年間同じ作詞家と一緒に曲を作っている」事など曲だけでは見えない彼のストーリーが見えてきた。特に作詞家との部分は非常に気になる部分だ。  本作「ロケットマン」は彼の成長、成功と孤独そして再生の半生が彼の歌に載せて描かれている。両親に愛されないでいながらも空想入り交じるミュージカル調の少年時代、作詞家バーニー・トーピンとの出会い、初のアメリカライブ大成功などハイテンションで描かれるシーンはこちらも胸が熱くなる。 特にバーニーと一緒に曲を作って行くシーンは誰かと一緒にモノを作った事がある人なら痛くわかる最高の多幸感が味わえるシーンだ。 あとジョンってそのジョンだったのね。  そしてゲイであるエルトンの恋の行方が上手く行くよう望むが、フレディと同じく彼もまた誤った方向に進んでしまう。悪いゲイのマネージャーはどこにでもいるもんなのか。 ドラッグと酒が彼を蝕み、成功を収めて行く一方彼の孤独はどこまでも深くなり、彼の煌びやかな舞台衣装が哀れなピエロに見える演出がなんとも悲しい。  そんな彼の哀しみの部分も良いのだが、とにかく長い。 しかも次々と彼の前に悲しい事件が出てくるのでこちらも顔面パンチを連打される気持ちだ。「一体エルトンはいつになったら立ち直るんだ…今か?今なのか?…まだか〜」の繰り返しなのだ。 音楽部分も非常に良いのだがどこか哀しみが深すぎるせいで前半ほどノれないのも悲しい。しかしこの曲部分がとても話とリンクして、幻想的な映像が幻覚か夢かわからない曖昧な彼の精神世界を表していて非常に良かった。  作詞家で親友でありエルトンの一番の理解者であるバーニーが出てくるたびに「たのむバーニー!救えるのはお前だけなんだ!」と叫びたくなってしまう。最終的に彼を救うのも彼なんだけど、このバーニーがとにかくイイ奴に描かれているのがまた良いんだ。フレディにはメアリーがいるように!エルトンにはバーニーが必要なのだ! そしてラストの彼の復活の時なぜか僕は涙をこぼしまくっていたのでした。  主演のタロン・エガ-トンもこんな複雑な役を歌って踊ってやりきっているの凄いです。ってキングスマンのエグジーだったの?!マジか!  本作はエルトン・ジョンという人間の良い所も汚い所も容赦なく描き、それでいて幻想的な映像がとても面白かったです。 しかし彼の人生はまだ途中。彼の物語は今も続いているのだ。 なんだかんだで気になるアーティストがまた増えてしまった。
[映画館(字幕)] 8点(2019-09-10 11:58:19)(良:1票)
103.  シャザム! 《ネタバレ》 
ひょんな事からヒーローになっちゃった。 しかも筋肉ムキムキのマッチョメンだ。まぁ顔立ちも衣装もちょっとアレだがヒーローはヒーロー『シャザム』だ…中身は中2だけど。  そんなこんなでシャザムはDCのデッドプール的な形態で登場したヒーロー映画。とはいえ、あちらほど下品じゃないけどね。 とはいえ畳み掛けるギャグとギャグの嵐、中坊が考えるヒーローや大人ならしたい事をこれでもかとやってくれます。ビールも飲んじゃうぜ…ってマズッ!!!  そんなコミカルな本作だがジャザムになった少年の生い立ちはまさに不幸。姿をくらました母親を探す彼の姿はとても切ない。母の為に全ての愛を拒否して来た彼の結末は、どうしようもなく残酷な現実が待っていた。 こんな悲しい事があってたまるかと思うくらいショッキングなシーンだ。ずっと愛を欲して、会いたかった人に理不尽に拒否された時、彼は気づけなかった本当の居場所を思い出す。 正直ここまで主人公を奈落へ叩き落とすような展開があるなんて思っていなかったので驚いた。あんなの死別しているより最悪だ。  ヴィラン側の方も家族に愛されず、一つ見えた希望にも突き放され悪に堕ちてしまうというこちらも悲しいお話である。そんな二人が事情も知らずにぶつかり合う…まぁその瞬間がそこまで深刻にならないのがイイんだけどね。  しかもラストはなんと孤児の兄弟全員がシャザムに変身。まさかの展開に驚き、笑っちゃいましたwみんなでムキムキヒーロだー!  所々にあるトム・ハンクス主演の「BIG」のオマージュ(床鍵盤や夜の遊園地、友人との仲違いなど)やグーニーズなどの子供達が活躍する80年代映画を彷彿とさせる雰囲気がたまりません、しかも季節はクリスマス。 まさに子供達の為の子供映画。でも大人だって楽しい。 凄い悲しい事もあるけれど友達となら乗り越えられる…そんな暖かみのある映画でした。
[インターネット(吹替)] 7点(2019-08-22 23:49:43)
104.  ライオン・キング(2019) 《ネタバレ》 
ライオンキング。あぁ幼き小学生低学年に何度も見たディズニーアニメ。好きという訳でも嫌いという訳でもない、ディズニーの中でも私的には中間に位置するアニメだ。 そして現ディズニーの怒涛の実写化ラッシュの手についにライオンキングも実写化…のようなものになった。  正直観る気は無かった。実はこの日観る映画はチャイルドプレイに決めていた。チャッキーがマーク・ハミル声で人をぶっ殺しまくり、ラストの熱い死闘を応援するつもり満々だった。 しかし今は夏休みそんなチャッキーも人気者で席はパンパン…そこで急遽その日公開のライオンキングが観ることに決めた。 あの予告、シンバの可愛い子ライオンに若干…というかかなりやられていたのは言うまでもない。  本作のお話の内容はアニメの94年ライオンキングそのまま、サバンナの王宮のゴタゴタと王子シンバの成長だ。今見ると中世ヨーロッパ王宮のサスペンスをアフリカサバンナの動物達に置き換えた物語なのだがそれを考えると非常に面白い。もちろんみんな大好きティモンとプンバァもいる。  まぁストーリーはそのままだが、違うのは映像。 実写のようなものと書いたが、本作は実写化ではない。本作と他の映画の違いは見ての通り、人間が一人も登場せず、登場するのは全員動物という事。そして動物全員がミュージカルのように喜び、悲しみ、怒り、歌い上げ、演技をする。もちろん本物の動物を使うなんて事は不可能だ…ならやる事は一つしかない、しかしそれは他の映画よりハードルが何倍も高い。 だがディズニーはやった。いや、ディズニーだから出来たのかもしれない。 そう、本作は極限の写実性を持ったCGによるハイパーリアルアニメなのだ。  見れば見るほど自分の脳が混乱する毛の一本一本まで線密な圧倒的本物感。超リアルな映像なのに行われるアニメのようなミュージカルやコメディシーン、非常に不思議な感覚に陥る。 妥協が一切ないディズニーの本気が伺える作りにはもう凄いを通り越して恐怖を感じる。いやいや、なんて物を作ってしまったんだ。 これはある意味なにか一つ壁を越えてしまった気がする。 これから先の映画の未来をいち早く見せてもらった気がするぞ。動物でも亡くなった役者でもなんでもCGで本物以上のモノに作れてしまう未来が…。  本作はライオンキングでありながら限りない映像の挑戦を続けるディズニーによる珠玉の作品だ。映像の最前線を見るならライオンキングが正解だ!  いやぁチャッキーには悪いけどいいもの見た!
[映画館(吹替)] 6点(2019-08-10 19:57:51)(良:1票)
105.  プロメア 《ネタバレ》 
ロボ好き!アツいのも好き!大好き!そんな中やって来たトリガーの劇場作品。 口コミも凄い。映画も二ヶ月経ったのに満席だ。そんな映画観ない訳にはいかない。ガラガラな映画館が好きだけど今回だけは満席映画館で堪能するぞ。 …ノレない…好物しか内容なのに何故かノレない。何故だ。 確かに映像と音楽は最高だ。まさに今の日本の最前線アニメーションと言った感じ、しかもトリガーだからノリノリに動きまくるキャラクターも素晴らしい。そこに入る挿入歌の面々も盛り上げてくれる。 しかし、こんなに周りにリピーターも居て、となりのカップルなんて「体感5分だったねw」なんて言ってるのに僕はノレなかった。何故か。  原因は恐らくストーリー。とにかくこれが全然先が気にならない上に盛り上がりに欠ける。 敵の親玉はいかにも最初から実は悪者って雰囲気しかなくて案の定根っからの悪者だし。 バーニッシュを使ったエンジンも最初のピザ屋はすぐに死んでしまったのに、大型のエンジンでは何回も利用していたりとよくわからなくてもやもやするし、ヒロインと主人公や姉と妹との関係も別に進まず、バーニッシュの差別問題に関しては最後は無かった事になったりと主戦軸以外が全然展開しないのは残念でしょうがない。  おかげで絵は痛快なのですが展開が痛快とは言いがたく、つねにモヤモヤあれこれ考えてしまいながら観るハメになってしまったのが残念でした。 でもみんな楽しんでるんだよなぁ…僕の感性が鈍っているのだろうか…うーん。
[映画館(邦画)] 5点(2019-07-16 22:28:08)
106.  スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 《ネタバレ》 
エンドゲームも終わったのも記憶に新しい…というか先々月だ。それなのにまたしてもMCU映画。 ここ最近二ヶ月に一本というハイペースは非常に忙しい…でもそれはピーター・パーカー(スパイダーマン)も同じ事。一段落はしたけれど新たなリーダーや後片付けなどやる事はたっぷりで忙しい。  でもピーターはまだまだ高校生。ヒーローも大事だが勉強も恋も大事だ。この夏休みはヨーロッパの修学旅行で憧れのMJに告白するんだ!でもニック・フューリーが逃すはずが無い…しかもまたトニー・スターク(アイアンマン)から『大いなる力』を授かっちゃってさぁ大変。  そんなピーター少年の二本目は前回同様にギャグテイスト満載のティーンエイジャーが主人公の青臭いヒーロー映画だ。相変わらずのピーターの思春期っぷり全開なドタバタに観てるこちらも恥ずかしくなりながらもやっぱり楽しい。ピーター憧れのMJも可愛いぞ。友達のバカップルっぷりも笑えました。  そして今回のヴィランはまたしても大人の男…と集団『ミステリオ』純真なピーターとは違い、狡賢い大人達が今回の敵だ。 にしてもコイツのアベンジャーズからちょっとずついろんな要素をいただいたようなデザインはちょっと笑える。 更にこいつの攻撃はただのインチキかと思いきや、想像以上にスパイダーマンを悪夢的に苦しめるのには驚きました。いやいや、強いよ!  しかしこのミステリオという集団の目的は謎だ。あの世にいるスタークをギャフンと言わせるのが目的だったのに、たまたまサングラスを手に入れてしまってからはかなり目的がズレて来て真の目的達成がよくわからないままやられてしまった。一体彼らはどうしたのだったのだろう。 そこがちょっとモヤモヤしたなぁ。  それとピーターむずむず(スパイダーセンス)の失調も説明があまり無いのがちょっと残念。やっぱり恋というのは罪なものって事なんでしょうかね。  だけどこれでピーター少年はまたひとつ大人になりトニー・スタークに近づいたのでしょう。本作はスパイダーマンだけにスケールの小ささはありましたが笑えて興奮して楽しめるMCU作品でした。 にしてもまだまだ続くんですねMCU…一体これからどうなる事やら。  後SONYさんはやたらスパイダーマンで「凛として時雨」を推しますね…。
[映画館(吹替)] 6点(2019-07-05 00:12:39)
107.  ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 《ネタバレ》 
とんでもなく面白かったガルパン劇場版。僕も4回見に行くくらい映画として面白かった。 そして最終章と銘打って始まった新シリーズは廃校の危機ではなく生徒会広報の川島桃の留年阻止…ではなく、国立大学の推薦入学を獲得するべく戦車道の無限軌道杯という大会に挑むというもの。 第一回戦の相手はフランスっぽーい学校BC自由学園。生徒も隊長がマリー・アントワネットっぽい人で各戦車のリーダーも押田(オスカル)や安西(アンドレ)っといったベル薔薇な連中だ。 新たに不良海賊集団サメさんチームも加わり畳み掛ける昭和な小ネタと戦車の熱いバトルが炸裂します。相変わらず劇場で映える音響が凄まじいですね。あっアウトランの筐体! 全七話(たしか)と聞いて少ねぇ!もっと見せやがれ!と思ったが一話はたっぷり1時間。 今回は事の初めと試合の冒頭のみとガールの部分は非常にたっぷりありますが、パンツァー部分は少なめなのがちょっと残念。 ですがまぁ本作とはゆったりと付き合っていきたいです。
[映画館(邦画)] 6点(2019-06-26 23:31:00)(良:1票)
108.  ガールズ&パンツァー 最終章 第2話 《ネタバレ》 
なんと第一話から一年以上の間が開くとは…まぁこのシリーズは気長に楽しんで行きたいと思います さて今回はBC自由学園からの知波単学園戦まで 第一話のピンチから相手のチームの構造を逆手に取った戦略での勝利は面白かったですし、終盤マリー隊長を追う熱い攻防は見応えありました、これぞガルパン! そして大会を勝ち上がる連中は皆おなじみの学校ばかり。ひとつくらい知らないのが登って来ても欲しかったけれど、ところどころ知らない高校が出てくるのが楽しかったです。地味に漫画で登場していたマジノ女学院のエクレールが出て来たのが嬉しかったです。  そして第二回戦の相手は知波単学園 「知波単かよ〜w」と思っていたらこれが、なんとものすごい成長を遂げていた。 古風な考えから新風を巻き起こす福田による様々な「突撃」が大洗をこれでもかと苦しめる様はかなり恐ろしいチームに仕上っています。いやいや強いよ! そう、今回は完全に主役は知波単学園だった。 ラストはついに撤退までするようになってびっくり。いやいや、これはこれで熱いですよ。 にしても最後の沼地に誘い込むシーンでの大洗チームは完全に敵チームって感じでしたね。完全に「知波単そっち行くなー!」ってなりましたもん。  そんなこんなで今回の第二話は第一話以上にガルパンらしい熱いシーン連続の非常に楽しめるお話になっていました。 それではまた来年!
[映画館(邦画)] 7点(2019-06-25 22:43:37)(良:1票)
109.  プロジェクトA子 《ネタバレ》 
プロジェクトA子という身も蓋もない作品名で気づくべきだった。 冒頭からなにやら大きな事件の予感を感じさせる街の崩壊シーン。きっと壮大なA子の冒険が始まるかと思いきや 始まったのはギャグマンガテイストの友達の奪い合い。それが一度か二度かと思いきや何度も起きる。一向に前に進まない。 …なんだこれは。ちょっと待て女の子は可愛いし、破壊シーンとかの作画は凄いけど、しょうもないパロディまであって一つも中身がないぞ…どうなってるんだこれ…。 そして近づく謎の宇宙艦隊。から始まる80年代のセンス爆発の超作画ドッグファイト。凄い。凄いけどちょっと待て。 この映画…もしかして…ただ描きたいシーンを描いてつなぎ合わせでっちあげた作品なのではないか??? 思えば出てくるものは美少女、メカ、格闘、爆発、パンチラ、パロディとオタク色全開だ。もう大学のアニメ研ノリでやっちまっただけなんじゃないか…。 そうなると話は別だ。もうストーリーはどうでもいい。宇宙艦隊の池田秀一の目的がA子ではなくC子だったというミスリード誘うのが逆に小賢しくなって来た。なんでA子がこんなに怪力だのかとかもうどうでもいい。なにも考えなくて良いんだ。 そう思うと凄い迫力のシーンの連続で本当に面白い。B子との学校でのガチンコバトルや、街を破壊する爆走登校、ミサイルで宇宙船に侵入するなど面白いシーンの連続だ。それに観た事無い残念な池田秀一まで楽しめるんだからなんか得した気分だ。 ただやっぱりテンションが常にハイなので疲れるのとダレてしまうのが難点でしたね。 まぁ、こんなにストーリーに一切中身の無い映画は久しぶりに見ました。 こんな映画がまかり通るなんて80年代って凄まじい時代だったんですね。いろんな意味で感動しました。
[インターネット(邦画)] 6点(2019-06-23 00:21:40)(良:1票)
110.  グランド・ホテル 《ネタバレ》 
人生いろんな人がいる。もうすぐ死ぬ病人、経営に困った社長、踊れないバレリーナ。そんな人々が交差する所、そこはグランドホテル 。 まぁ「グランドホテル形式」なんて映画のジャンルを作ってしまうくらいの1932年、古の名画。 どんなものかと見てみたが、もうこの時点でこれがトップと言わんばかりの完成度。個性が立ちまくってるキャラクター、交錯するストーリー、全く飽きのこないテンポ、たった三日間の出会いと別れの群像劇は2019年の男が見ても面白い。  それはやはり役者の上手い会話劇の技なのか、ジョン・バリモアとジョーン・クロフォードの駆け引きのようなデートの誘いに男ながらに「イカすぜ!ガイゲルン男爵!」と思ったり、打って変わってグレタ・ガルボに対してジョンが甘すぎる台詞を恥ずかしげも無く放つシーンに「これはイケメン紳士だから言える台詞!そこに痺れる!憧れる!」とジョン・バリモアの一挙手一投足に紳士っぷりに男ながらに痺れました。 そんでもって彼の泥棒だけれど根が優しいのがまた良いですね。まぁ、それでも上手くいかないのが気の毒でしたが。 もにちんジョーン・クロフォード演じるフリムフェンの美人っぷりもたまんない!羨ましいぞクリンゲラインてめぇ!!!  "グランドホテル。人々が来ては、去っていく、まるで河の流れのように絶えることはない。"  そして上記の台詞で締める医者が最終的にこの映画の狂言回しというオチもナイスでした。 ある者はこのホテルで生を謳歌し、またある者はこのホテルで真実の愛を見つける。 人生は人それぞれ、様々な人々の喜びと悲しみが入り混じる瞬間を短い間でしたが垣間見る事が出来ました。 本作は古いと思って見ないと損する素晴らしい人間賛歌の名画です。  あ、俺にもルイジアナフリップを!
[DVD(吹替)] 7点(2019-06-21 21:12:20)
111.  キングダム(2019) 《ネタバレ》 
キングダム! あの滅茶苦茶長いキングダム!それが実写化されると予告でやるもんだから「そんなに長い原作のやって大丈夫なの…?」と、他所の祭りのように見ていた。だって、原作読んでないもん。 しかし映画との縁とは奇妙なもんで急遽見ることに。そう、これも何かの縁なのだ。  そんな訳でバカで暑苦しくて強い山崎賢人演じるシンに疲れつつも、頭が良くてクールで強い吉沢亮に潤され歩む国を取り戻す旅路。しかしまぁ邦画の悪い癖(ドラマチックに叫ぶ叫ぶ)が所々出ていますし、山崎賢人のキャラクターに魅力を感じないのが残念な所(漫画ならいい具合の塩梅で扱われていそう)。 だけれど殺陣は露骨なワイヤーフレームも所々ありますが、剣と蹴り投げなどを駆使し、スピード感ある見応えたっぷりのモノに仕上がっているし、刺客の造形も漫画ライクな異形な連中ばかりなのがたまりませんね。特に第一の刺客と戦うシーンはインパクトあります。  そして映画はこれからやるぞ!という所で幕を閉じる。それはいいんです、続きが気になりますし 原作の漫画も凄い読みたくなりました。いや、滅茶苦茶気になりますよ。一体なんであのお兄ちゃんはあんなに強いんだろう。そういう疑問が次々と出てきますもん! という事で本作はそういう点では大成功な出来な一本です。
[映画館(邦画)] 6点(2019-06-07 16:50:04)
112.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 
よーしゴジラKOMの絵作りどうする? Ω『ラドンが回転して戦闘機を落として緊急脱出する奴をそのまま食うというのは?』いいね!採用! Ω『キングギドラの電撃攻撃で戦闘機がボトボト落ちていくってのはどうでしょう?』カッコいいね採用! Ω『臨界ギリギリのゴジラが歩くと建物が燃えてく絵とかどーです?』最高じゃん! Ω『芹沢博士に潜水服着せて初代ゴジラみたいな感じで劇的に殺しましょうよ!』やろうやろう!絶対やろう! よーしカッコ良さそうな絵になるものは全部採用!やるぞ!俺たちのゴジラだ!!! …そんな会議が頭に浮かぶバカで最高な絵の連発大会。それが今回のゴジラだ。  ついにラドン、モスラ、キングギドラといった東宝怪獣達勢ぞろいで地球の神として人間達が築き上げてきたものをこれでもかと破壊しまくる。それに巻き込まれる親子と、暗躍する環境テロリストといろいろアリな本作。しかも親子を主人公に据えながらも母の環境過激派な思想により狂気に堕ちており最後には死んでしまうという冷静に考えたら凄いことをしでかしている。 …まぁ正直人間側の話は面白くない。眠い。くだらない。作ってる側のやる気もなさそうだ。  しかし怪獣パートになると別のまるで別の映画を見てるかのような雰囲気に早変わり。いやいや、落差が激しすぎるでしょ!キングコング髑髏島の巨神もテンションのかなり高い映画だったが、こちらも負けじと高い。高すぎる。バカだ。 まぁ言っちゃえばシン・ゴジラの最後の部分しか無いような映画なんですよ。  色んなところで人目も気にせず暴れ回る怪獣達。キングギドラの首ひとつひとつに性格がある設定は笑いました。モスラの神々しさも非常に素晴らしかったです。そして次から次に出てくる制作者達が思いつくまでのカッコいい構図、偽りの王から怪獣王の王座を取り戻すというチビれるほどカッコいいシチュエーション、どうしようもなくカッコいい動きの連続。果ては「火力をキングギドラの頭部に集中し、ゴジラを援護せよ!」と言わんばかりの人間とゴジラの共同戦線(あそこはゴジラというより平成ガメラだ)。そして伊福部昭の超音楽!そーれっ!はっ!!!  負けじと人間側のモナーク(Gフォースみたいな奴)もなかなかの科学力でオキシジェンデストロイアを使ったり、オスプレイまで収容出来る空中空母を持っていたりと次回作あたりメカゴジラをシレッと作りそうな勢いがたまりません。個人的にはスーパーXをお願いしたいです。  ラストバトルのあまりにテンション高いシーンの連続にはもう笑うしかありません。声を出していいなら出してました。オチはキングギドラの首を加えて放射熱線…なんだこの映画…。  人間のドラマシーンはともかく怪獣の出てくるシーンは己の脳内で眠る小学生男子が叩き起こされまくる凄い映画でした。正直ドラマ部分の退屈さと怪獣シーンの面白さの落差が激しく凄いアンバランスな映画でちょっとオススメしにくいですが、間違いなく大画面の劇場で見ておくべき映画ですよ。 あとラドン!お前!お前はなんなんだ!!!!
[映画館(吹替)] 7点(2019-06-07 14:07:58)(良:1票)
113.  空の大怪獣ラドン 《ネタバレ》 
始まる舞台は阿蘇山ふもとの炭鉱の町。ある日炭鉱で工員が何者かに殺されてしまう。 事件のおかげで炭鉱の町でのパニック。その動揺はまさにホラー。容赦無い描写は子供向けでは無いですね。次々と人が犠牲になっていく中出てきたのはラドン…じゃない!誰だお前!虫!?ヤゴ!?メガヌロン!? 見た目はヤゴですがこれがなかなかリアルな大きさで結構怖い!しかも妙に高音な鳴き声もかなり怖い!長屋の庭を突き破っていくシーンはなかなかに迫力があり、こいつだけで映画一本できちゃうんじゃないかと思わせてくれます。 ってこんな頃から地球温暖化って言われていたんですね。  そして遅れて出てきた本作の主人公のラドンはこんなもんじゃなかった。亜音速戦闘機を撃ち落とし、主食はなんとあの人間が一匹倒すのにめちゃくちゃ苦労したメガヌロン!それをムシャムシャ食うんだからこちらとしては血の気が引きます。こんな奴に勝てるわけない!しかも2匹もいる!!!ちなみにラドンの騒動はアジア一帯を混乱させますが中国フィリピン沖縄の背景…全部絵ですね。 それでもラドンと確認するまでの卵の殻を調べたりする道のりは結構丁寧で面白かったです。  始まるラドンと自衛隊とのバトルはなかなかの迫力。もちろん見所はなんといっても佐世保でのラドンの強風アタック。風で舞い上がる瓦に看板。倒れる電車と、重量感のある特撮はかなり凝っています。凄い! そしてラストバトルはかなり長い自衛隊の地殻変動まで起こさせるミサイル攻撃が容赦無いです。おかげでラドンは二匹共々かなしく敗れ、東宝名物「火山」の登場で映画は終了。  若干呆気なさはありましたがメガヌロン、ラドンの恐ろしさとこれでもかと味わえました。面白かったです。
[DVD(邦画)] 6点(2019-06-05 19:53:07)(良:1票)
114.  アメリカン・アニマルズ 《ネタバレ》 
田舎は辛い。こんな所が俺をダメにさせている、みんな馬鹿ばりだ。俺も都会へ行き一山当てたい。しかしここから抜け出せる見込みはない。 そんな鬱屈した想いが彼らを間違った冒険へと導く。 最初は楽しい夢膨らむ。怪盗の如きしなやかさでお宝を盗み劇的に遂行する絵に描いたような計画。ワクワクするようなアウトロー活動は好奇心を煽る。ニューヨークへ来てはしゃぐ彼らは大して僕らと変わらない。 そんな本作のストーリーは実は実話。しかも犯行を実行した当事者、両親、被害者の司書たちの証言も入る再現VTRの様相も呈している。 彼らの証言が映像化されているので個々の記憶の食い違いなども面白く映像化されていたりなど飽きさせない作りだ。編集も面白く当時と現在を面白く描いている。 そしてお遊びのようだった犯行計画が現実味を帯び始め徐々に徐々に緊張感は増してくる。正直一名以外そこまで乗り気じゃないのがなんともかんとも。 そして実行当日の凄い事が起こりそうなくらいバッチリな老人メイクの変装からの中止、そして再度実行のシーンの緊張感とハラハラ感は正直彼は大したことはしていないのだが、その誰が見ても大失敗と彼らのパニックが乗り移ったように僕らもドキドキ焦ってしまう。おいおいおいおいおい!と。 全てが上手くいかず首謀者も一番冷静そうな奴も全員が完全に取り乱す様は痛々しいし、どうしようもない現実すぎる現実が悲しい。 事をやってしまった後の彼らも根が腐ってないので罪悪感と強迫的な恐怖に苛まれる結果に、しかも建てた計画はやっぱり一つも上手くいかない。そしてそのまま御用。 俺は特別で他の奴らとは違って上手く出来るかもしれない…と、思っていても実はそうではない。 そんな若く痛々しい彼らがバカをやって痛い目を見て成長するまでの作品でした。 にしてもよく司書のお婆さんはこんな映画に出てくれましたね。ラストは驚きました。 まぁ…やっぱり悪いことはするもんじゃないね!!!
[映画館(字幕)] 6点(2019-06-02 23:12:27)
115.  ザ・フォーリナー 復讐者 《ネタバレ》 
ジャッキー・チェンVSピアース・ブロスナン! そんなカードが予告で発表された時は心踊った。そりゃ5代目ジェームズ・ボンドとジャッキーが闘うんだからね!いつもとは違う暗い表情のジャッキーにショーン・コネリーの如きナイスグレーな貫禄を持つオヤジになったブロスナン!そして監督は007を2本も撮ったマーティン・キャンベル!爆発!アクション!いやぁ早く公開しないかなぁ♪待ち遠しいなぁ♪  …いつまで経っても日本で公開されない。おかしい、一流の役者二人も使ってこの間はなんなんだ。海外じゃ公開はもちろんソフトまで出ているぞ…いつまで待てば…え?五月から?  そんな日本の劇場公開も疑わしくなった一年半後ようやく公開された本作。ストーリーは主人公のジャッキーの娘がテロに巻き込まれて死んでしまいジャッキーは殺した犯人に復讐を誓うというお話で、ジョン・ウィックやイコライザーなどの「舐めてた相手がヤバい奴」の系譜を踏んでいる。今回は元特殊部隊でしかもジャッキーだ。今までの見た事ない復讐の鬼と化したジャッキーは死んだ目で娘を殺した犯人を追う。これが普通に怖い。 そしてピアース・ブロスナンはというと今回のテロの首謀者IRA(北アイルランド解放を謳う急進派)に昔所属していたアイルランドの副首相。今もIRAとの繋がりは絶っていないが今回の事件について何か知っていそうだが実は知らない気の毒な人である。しかしそんな立ち位置なおかげでジャッキーに「犯人を教えろ」と詰め寄られ、知らないと答えるとブロスナンの事務所のトイレを爆破。身の危険を感じジャッキーを取り押さえようとするも亡霊の如き身のこなしとジャッキー能力のおかげで返り討ち…助っ人を呼ぶも逃げるもお見通しとイイ所なし。終始影の如きジャッキーに怯え、オドオドしておりちょっと残念でした。もっとイカすシーンがあっても良かったのになぁ。 まぁその分アクションシーンは60越えても健在な見応えたっぷりのジャッキーカンフーを披露(パンチ連打が見れて嬉しい)。そして特殊部隊特有のお手製爆弾に罠の数々を披露。いやいや、凄いですよコレ。しかも復讐するターゲット以外は不殺を貫いているのもなんともジャッキーらしい。 しかし本作のテロはテロでもイギリスとアイルランド間での問題が取り上げられており日本人にはちょっと馴染みの無いモノ。かくいう自分も序盤は何が何だかわかりませんでしたが、かなり根深そうな問題ですね。ここら辺に日本の公開が遅れた何かがあるような気がしなくもないですね。  そんなこんなでラストは復讐を完了。ブロスナンにも仕置して幕は閉じる…まぁジャッキーの見所満載でエンドロールではジャッキーの御歌まで聞けちゃうなんともジャッキー尽くし。ブロスナンの良いところもちょっと見たかったですが今回はジャッキーでしたね。 本作はサスペンスとしてもアクションとしても良質でレジェンド俳優二人の元気な姿も見れる大満足の一本でした。
[映画館(字幕)] 7点(2019-05-20 12:54:33)(良:1票)
116.  アベンジャーズ/エンドゲーム 《ネタバレ》 
これで終わり。 なんだかんだでこんな所まで来た。ついに一つの決着が付く。 サノスとの戦いに大惨敗を期したアベンジャーズの再戦にはいろんな予想を駆け巡らせたけれどまさかマジでタイムスリップとは。 でもただの時間旅行ではなく今までのシリーズを見てきた人なら嬉しいキャラクターが登場したりするし、出会うはずのないキャラクターと出会ったりと緊張感がありつつもコミカルで楽しい。特にロキがロキらしいのがとても嬉しいし、今回はホークアイ先生が前回登場しなかった分これでもかとワイルドでカッコいいシーンを連発して更にヤクザとチャンバラまでしてくれるんだから堪らないっす。にしても今回のソーはメンタルが弱りすぎて苦笑い…さすがにそのビール腹は勘弁してくれ…。あとマーベルの姉さんアンタ強すぎます。  そしてなんとか石を6つ揃えても、ガモーラやヴィジョン、ブラックウィドウ、あとロキ(コイツホントに死んだの?)の死は取り返しがつかず、犠牲は付き物なのが苦いですね。 しかしここまで派手な絵はそこまで無いんですよね。やっとの事最終決戦でイカす絵が続々と出てきます。今までの見てきたご褒美のようにこれまでのキャラクターが勢ぞろいで戦うのでアツいですし、まさかキャプテンがハンマーを操るという展開にはビビりました。そしてラスボスはまさかの過去のサノス。この展開はさすがに予想できないし、まさか最後の犠牲者が彼というのも予想外でした。  エピローグはキャプテンの果たしたかった事をやっと叶えられたラスト。彼はやっと長い長い戦いから解放され愛する人と添い遂げられたと思うと泣けてきます。まぁ尺の問題か間がもっと欲しかったですが。 そんな訳で節目となった本作。ちょっと予想していたものとは違い地味な印象の本作でしたが、3時間はあっという間に過ぎてしまいました。面白かったです。そしてキャプテンとアイアンマンお二人共長きに渡る戦いお疲れ様でした。 ソーはTGOG3で会おうな。
[映画館(吹替)] 7点(2019-05-07 22:58:23)(良:1票)
117.  ハンターキラー 潜航せよ 《ネタバレ》 
クーデター!ロシア大統領が捕まった!困った時はお互い様!アメリカ潜水艦が助けちゃうぜ! そんな米潜水艦アーカンソーはロシアへと向かう。と同時に調査のために来ていた米特殊部隊もロシアへと向かう。 次々と出てくる策謀と逆境に寡黙に対応していく艦長がとにかくイカしてますね。狭く暗い潜水艦パートと、カッコよくない訳がないコールオブデューティーのような特殊部隊パートで刻々と状況が変化していき最後までオチがわからないのでかなりハラハラしました。しかも登場人物はプロフェッショナルな人物ばかりなので(新人除く)、そんな人たちがかなりギリギリな所をすり抜けて行くのでとてもスリルがあります。特にラストの駆逐艦と対峙するシーンは息が詰まりますね! 人物描写もロシア潜水艦艦長との魂の交友が良かったですね。最後まで信じる気概は素晴らしいです。(銀英伝のメルカッツを思い出す!)潜水艦同士の戦いや細かい描写も見応えたっぷりです。 まぁ見た目は非常に地味でドラマティックでもあまりないですが、非常に見応えのある大人の骨太ポリティカルフィクションでした。満足です。
[映画館(字幕)] 7点(2019-04-19 22:02:17)(良:1票)
118.  L.A. ギャング ストーリー 《ネタバレ》 
許さん!このLAは俺たちが守る!!! 警察はギャングの手に落ちた…買収され、誰も奴らには逆らわない…しかしそんな中でも正義の炎は消えていなかった。金に目がくらまず正しき血潮が流れる彼らの歴史には残らない反撃が始まる! いや、当初は50年代ギャングものでもダークでリアルな雰囲気でやっていくのか、と思ったら外連味たっぷりなハードボイルドでアクションな七人の侍ライクの映画だったは…いいじゃないのさ! これぞフィルムノアール!と言わんばかりの50年代LAの華やかな雰囲気と極端な暴力描写、そしてどこまでもハードボイルドなジョシュ・ブローリンにララランドカップルのニヒルだけれど正義に熱いライアン・ゴズリングにTHE美女なエマ・ストーンという豪華な面子、そして早撃ちガンマンにナイフの達人という濃いキャラクターを揃えてショーン・ペンを叩くという展開は非常に良いですね。しかもアクションシーンはまるでヒーロー映画のようなアングルで非常に己の胸に眠れる中学生男子の心を鷲掴みにするカッコ良いカットの連続で堪りませんでした。特に麻薬輸送車を襲うカーチェイスシーンは良いですね。 最後はショーン・ペンをボコボコにして「悪が栄えた試しなし!」と叫びたくなる、スカッと終れてシンプルに楽しめる素晴らしい娯楽作でした。
[レーザーディスク(吹替)] 7点(2019-04-15 23:51:14)
119.  翔んで埼玉 《ネタバレ》 
今、鼻で笑われ貶され己が地元をシャレの如く使われる埼玉県民の怒りが牙を剥く。 まぁ本作は大層なもんではないし、社会派なわけでもない。ただ飲みの席での野次のようなもんだが積もり積もればなんとやら、こんな映画も出来てしまう。 お高く止まった都民の醜さ、それに立ち向かう埼玉県民GACKTのなんて気高く荘厳なことか。策士千葉県民の伊勢谷もなかなかの迫力だ。 ちなみに僕はその二人のキスシーンを見たいがために映画館で見ました。まさかグリーンブックよりデカいスクリーンでやっているなんて腰が抜けましたよ。遠い異国の彼方の問題より地元の問題の方がやっぱり大事ですよね。志はうんと低いけど。 序盤は極端すぎるほどの地元カーストに草加煎餅の踏み絵、秘境群馬などアホな絵が次々と出てきて面白かったですがだんだん話のテンポとギャグのキレは落ちていくのがちょっと残念。締め方も日本埼玉計画以降は完全に蛇足ではなわの歌も上滑りしており残念でした。でも崎陽軒のひょうちゃんにはまんまとやられました。コレクションいいなぁ…。 でもこんな下らない内容の映画をGACKTという超異物は上手に牽引してましたね。やっぱりGACKTは凄い。あんな服が似合う奴は日本にGACKTしかいない。本作はそんなGACKTがより一層好きになる映画だ…と、遠き北方の異国北海道の民は思うのでした。 
[映画館(邦画)] 6点(2019-04-11 21:16:56)(良:2票)
120.  グリーンブック 《ネタバレ》 
狭い価値観が蔓延る世界で彼らの友情はなんと輝いている事だろう トニーであるヴィゴ・モーテンセンの演技も秀逸。やさぐれてはいるが人情と自分の価値観を持った生き方を演じきっており、ドグとの打ち解け方も非常に嘘が無いように見えます。それに彼が経験して行く上で偏見が取れて行く様も非常に丁寧に描かれておりそこも素晴らしいです。 ドクも特殊なマイノリティで悔しがりながらも差別に立ち向かう姿が非常に良かったですね。彼も彼で堅物だった所の角が取れて行く過程もとても良かった。 そして最後のバーでの演奏シーンは本当にこちらも気分が最高になりますね。まるでこちらまで救われた気分になります。 途中途中にあるギャグも非常に効いていてツラいシーンとのバランスも良かったですね。骨のあとにゴミを投げてドクが真顔になるシーンが最高です。それにオチの手紙が奥さんにバレていたのも良い締め方でした。 事件がありながらもテンポが良く最後まで楽しく見れました。名画ですね。 にしてもフライドチキンが凄い美味しそうで見てる間腹が減ってしょうがなかったです…
[映画館(字幕)] 8点(2019-04-10 23:46:12)
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