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 > にじばぶ さんの口コミ一覧。61ページ目
にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3228
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 40
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 34
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1201.  ヒロシマナガサキ 《ネタバレ》 
気分が良くなるようなドキュメンタリーではないし、面白いというようなものでもない。 ただひたすら原爆の悲惨さを目の当たりにした。  今までに観た、どの原爆関連の映像より、過激で激しい。 容赦のない悲惨な映像の数々。 顔を歪めずにはいられなかった。  この映画を観て意識が変わったのは、どんなに外見が酷い方々を見たとしても、それを好奇の目で見たりはしないだろうということ。  日本が今後、兵器を保持するべきかどうかについては、この映画を観ても尚、分からない。 同じ過ちを犯さないという点では、日本は今後も兵器を持つべきではないかもしれないが、世界の中で日本だけが兵器保持を放棄しても意味がない。  ただ一つ間違いなく言えることは、世界の全ての国々が核兵器を持たないというのが理想だということ。 でもそれは理想であって、現実にはほぼ不可能だということを考えると、どうにもやりきれない思いにかられる。 広島と長崎で被爆した方々の気持ちを察すると、今だあちらこちらで戦争が起きているという現実は、どうにもやりきれないに違いない。  この映画を観たところで、その悲惨さは理解できるものの、世界の戦争を未来永劫、廃絶することが困難である以上、心に残るのは、その無力感のみである。 今自分が生活している平凡な幸せに、ただただ感謝するしかない。
[DVD(吹替)] 6点(2016-07-08 02:11:37)
1202.  密告・者
香港より発信の、良質なクライムサスペンス。  カンフー映画を得意とした香港は、今や過去のはなし。 スタイリッシュなクライムサスペンスやバイオレンスアクション映画を作らせると、香港は世界でもトップクラスだと思う。  本作も、出来栄えは非常によく、人間の持つ心の闇や優しさ、道義というものを繊細かつ切れ味よく描いてる。  埋もれさせておくには、もったいない佳作。 クライムサスペンス好き、そして香港ノーワル好きの方は、必見の作品。
[DVD(字幕)] 7点(2016-07-06 01:35:04)(良:1票)
1203.  パイラン 《ネタバレ》 
たぶん人生で一番泣いた映画。 主人公の男に、どれだけ感情移入できるかが鍵。  ろくでもない人生を送ってきた男で、しかも大事な女性がいる男なら、きっと感情移入できるに違いない。 観終えた後、しばらく涙が止まらなかった。 ただただ働き者で、真っ直ぐな女性。 そんな女性が自分より先に死んでしまったら・・・  しかし残酷だなぁ、この話。 女性の人生も哀しいけど、男はある意味、もっと不憫。 女性と向き合えたのが、女性が死んだ後という始末。 これじゃ、どうにもできない。 自分を想ってくれたこの女性に、人生を捧げようにも不可能なのだから。  私はこの映画を観終えて、大切な女性との時間を大事にしたいと思った。 心から、そう思った。 そう思わせるだけのパワーがある。 こんだけ打撃をくらう映画は、そうはない。
[DVD(字幕)] 9点(2016-07-04 09:27:31)
1204.  犯人は21番に住む 《ネタバレ》 
十分に楽しい作品だが、傑作ぞろいのクルーゾー作品の中で言えば、普通の出来。 それだけ、クルーゾーの作品群は凄い。  本作は、ラストまでやや退屈感があったものの、ラストはあっと言わせられた。  それにしても、本作のモノクロ映像は美しいなぁ。
[DVD(字幕)] 6点(2016-07-03 01:58:45)
1205.  カフーを待ちわびて
新宿のバルト9で、上映開始時刻を勘違いしてロードショーを逃して以来、待ちに待った鑑賞。 まさに『カフーを待ちわびて』を待ちわびてました。  沖縄の今帰仁村で、むさぐるしいヒゲを生やし、髪は長くてボサボサ、仕事もせずにニート状態のうだつの上がらない玉鉄の元に、この上ない美人が突然やってくる・・・  主演女優のマイコは、スレンダーながら、出るところ、つまりは胸とお尻が出ていて、腰のクビレは十分で、髪の毛もすこぶる綺麗で、服装も色っぽく、肌は透ける様な色白で、文句ナシの美人であります。 こんな女性がいきなり家にやってきたら、うだつが上がっていようといまいと、男なら誰しもが溺れてしまうことでしょう。  舞台が元々綺麗な沖縄なので、その点を考慮すると、もう少し綺麗に撮れなかったかな、と多少の不満は残るものの、それでも沖縄独特の風土と文化、雰囲気などは満喫できるレベルの映像である。  ストーリーは、ほどほどといったところだが、ラストのお約束的な再会シーンは、期待を裏切らず、健やかな気分で観終えることができる。 沖縄やマイコといった良い素材を活かしつつ、無難なストーリーでまとめ上げているので、十分満足できる作品に仕上がっている。  でも、変に裏のあるストーリー設定にするより、玉鉄とマイコの二人だけの時間の流れを、沖縄の自然と文化をふんだんに使いながら、ゆっくりと進行していった方が、万人には好まれずとも、沖縄映画として日本映画史に残る傑作となり得たと思うだけに、残念ではあった。
[DVD(邦画)] 7点(2016-06-22 03:25:19)
1206.  血と砂(1965) 《ネタバレ》 
ユーモアたっぷりの戦争映画。 慰安婦をプラスに描いている点も印象的。  三船敏郎がまともな役どころを演じているくらい、その他のキャストが破天荒揃い。 粒揃いな俳優陣も、見所の一つ。  戦争の悲惨を間接的に描いているところが、絶妙。 残酷描写は沢山あるが、それがメインではなく、おかずという感じ。 シーンとシーンの間に、さり気なく入ってくるあたりが、にくい。  音楽隊というのが一つの主役になっているが、少々、しつこい感じもある。 だが、その音楽隊の奏でる音楽こそが、ラストで非常に効いてくる。 死ぬ直前まで楽器を奏で、仲間の生死が、音楽により確認できるところなんかもすごい。  すごいづくめの作品だが、どうも肌には合わなかった。 きっと、戦争という題材に、ユーモアを入れ過ぎたからだろう。 何か、不自然なものを感じた。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-06-22 02:48:56)
1207.  菊五郎の鏡獅子
歌舞伎という伝統芸能を紹介する記録映画。  歌舞伎というものに造詣のない私からすると、その凄さがさっぱり分からなかった。 でもその一方で、歌舞伎は戦争をも乗り越えて、現代に脈々と伝わっているのだと感嘆した。  小津映画を観たというより、とてつもなく貴重な、日本の伝統芸能の映像を観たという感覚だ。
[インターネット(字幕)] 5点(2016-06-01 05:48:45)
1208.  群衆(1941) 《ネタバレ》 
キリスト教の物語。 イエス・キリストが、1940年代にジョン・ドーとしてよみがえった! そんな内容の物語。  つまらない内容ではないが、かといって、特に面白いというものでもない。  ただし、ヒロインの女性の脚が、この上なく美しいということだけは、ゴージャス!
[ビデオ(字幕)] 5点(2016-05-20 23:58:16)
1209.  拳銃無宿(1947) 《ネタバレ》 
またしてもジョン・ウェイン。 こんな太り気味のおっさんに、早撃ちができるはずがない。  とにかく本作でも無敵でモテまくりのジョン・ウェイン。 話としては普通に楽しめ、奇をてらったところがないのが好印象。
[ビデオ(字幕)] 5点(2016-05-12 09:20:31)
1210.  パームビーチ・ストーリー 《ネタバレ》 
かの蓮實重彦氏が推薦している作品だったので鑑賞。  ビデオジャケット裏に、“ノンストップ・コメディ”と書かれていたので、この時代のアメリカ映画に特有な、べちゃくちゃうるさいラブ・コメディを想像していたが、意外とそこまでうるさくはなく、落ち着いて観ることのできる内容だった。  結局は元サヤに戻るという結末は、偶然にも最近鑑賞した、同時代のアメリア映画とまったく同じオチではあったものの、そこにいたるまでのストーリーが面白かったので、楽しむことができた。
[ビデオ(字幕)] 6点(2016-05-07 22:59:46)
1211.  キートンの蒸気船
セットを壊しまくる終盤のスタントに呆然。 キートンにしか演じられない、もの凄いスタントに唖然。  恋する女性役の脚の綺麗さも特筆もの。 小柄で、とてもチャーミング。 時代を超えて、この女優さんに恋をしてしまった。  荒くれ者の父親だが、息子に対する愛情が感じられ、ほんわかとした気持ちにもさせられる。  見所にあふれた、キートン代表作の一つ!
[ビデオ(字幕)] 7点(2016-05-05 03:13:35)(良:1票)
1212.  キング・オブ・キングス(1927) 《ネタバレ》 
キリスト教に伝わる福音の数々を、そのまま引用し、イエスが起こす奇跡から復活までを、コンパクトにまとめた内容。  特に面白いとか面白くないとか、そういう映画ではない。 ただただ、キリスト教映画である。  この映画を観て思ったこと。 それは、なんだか善玉と悪玉がはっきりし過ぎているということ。 そして悪玉は最終的に後悔する。 結局は皆、イエスの思うがまま、である。 宗教映画だから当たり前の成り行きだろうが、さすがにうまく行き過ぎていて辟易する。  この一方的な価値観の押しつけこそが宗教である気がする。 真っ向から反対論を展開し、それも正しいとする表現が、もっとあっていいのでは? この映画で表現されている内容は、とても独善的だ。  もし多角的な価値観を認める宗教が存在するならば、信仰してもよいとさえ思う。 だがキリスト教は、私が学んだ限りでは、価値観の押し付けが過ぎている。 閉鎖的な環境の下で、一方的にキリスト教を説かれれば、傾倒してしまう完成度はあるが、冷静になれば都合の良い講釈と感じる。  これが、この映画に限らず、キリスト教というものに関する、私の雑感である。
[ビデオ(字幕)] 4点(2016-05-05 02:59:21)
1213.  會議は踊る
話としては分かりやすく、人生の華やかな一瞬をとらえた内容で、楽しく見ることができる。 しかし、かといって、名作たる所以を感じるほどの内容でもない。
[ビデオ(字幕)] 5点(2016-05-03 00:07:55)
1214.  パンドラの箱(1929)
おそらく、私が今まで観てきたサイレント映画の中でワースト。  サイレント映画は、文字を極力入れずに分かりやすい映像で見せるか、もしくは、映像だけでは分かりにくいので文字で補うかの、いずれかのパターンが多い。 しかし本作は、文字挿入が控えめであるにも関わらず、映像だけ見ていても、話の筋が分かりにくい。 あらすじは知ってはいたが、もし全くストーリーを知らなかったら、細かい部分はほとんど分からなかったに違いない。  それと、出てくる男どもが気持ち悪い奴らばかりで辟易した。 デブと汚いジジイばかり。 主演の女優も、特別キレイとは感じなかった。  話が見えにくいフラストレーションに加え、汚いおっさんばかりという世界に、ほとほと限界を感じた。
[ビデオ(字幕)] 0点(2016-04-26 23:29:46)
1215.  リリー 《ネタバレ》 
不器用な男が純真無垢な少女に惚れる。 だけど不器用だから、人形劇を通して想いを伝える。 少女はなかなか気づかない。 だけど最後は気付いて・・・  うーん、現実には、こうはうまくいかない気がする。 無骨だったり、不器用だったりする男は、気持ちは伝わったとしても、相手にされないのが現実世界の厳しさ。 表面上は不愛想で無表情だけど、自分への愛を感じ取り、好きになってくれる女性など、そうはいない。 絶対にいないとは言わないけど。  不器用な男の内面を理解してくれる女性が、もしいたとしたら、それは女神だろう。 (大概は、本作のマークの様な愛情表現豊かな男にもっていかれます。もしくは、不器用でもモテるのは、ごく一部のイケメンです。)  その女神を、おそらく男性目線で描いた、理想絵巻。 そこに人形劇をからめての、幻想的なまでに美しい物語。 とにかくピュアで、美しい映画だ。 愛情表現が苦手な男性諸氏に、勇気と希望を与えてくれる映画!
[ビデオ(字幕)] 6点(2016-04-18 23:47:18)
1216.  フィラデルフィア物語 《ネタバレ》 
同じ1940年に製作されたケイリー・グラント主演『ヒズ・ガール・フライデー』と同様、ケイリー・グラントが離婚したばかりという設定。 これは嫌な予感が・・・と思っていたら、、うーん、やっぱりかぁ。 またもやケイリー・グラントが総取りかよ!と思ったが、本作の方は少し趣きが異なっていて、ケイリー・グラントがそこまで完全無欠ではない。  優しさを持ったキャラクターになっており、主演のキャサリン・ヘプバーンを支える優しい男を演じていた。 本作では、男連中は皆、キャサリン・ヘプバーンに夢中なのだが、そこまで魅力的な女性には見えず。 観ている私も、夢中になれるような女優が演じていたら、もっと感情移入できて、楽しめたとは思う。  そこまでガチャガチャとうるさいコメディ映画ではなかったのも救い。 ムード溢れるシーンも随所にみられ、ロマンス映画としても楽しむことができる。  上流階級の世界を描いていて、その辺りの描写も興味深い。 上流階級に限っての話ではあるが、この時代でも十分、豊かな生活をしていたんだなぁと感心。 人間が物質的に豊かな暮らしをしていく上で、この映画で描かれていた生活レベルでも十分な気がした。 現代の物質的豊かさは、必ずしも必要じゃないのでは?と。  もちろん上流階級で、召し使いが何でもやってくれる生活じゃないと成立しないが、家電やIT技術など、余計なものにさえ感じた。 70年以上経っても、意外と人間の暮らしの豊かさって、そこまで変わっていないのでは? 科学技術は格段に進歩したが、その科学技術の進歩の割に、人間の生活水準って、そこまで上昇していないようにさえ思ってしまった。  この時代の上流階級の暮らしぶり、とても豊かで、十分に満たされている。 この映画が作られた5年後に、日本は焼け野原になっていたかと思うと、かなりショッキングな生活ぶり。 そういう視点で見ると、衝撃を受ける映画。
[ビデオ(字幕)] 5点(2016-04-18 14:30:34)
1217.  マダムと泥棒 《ネタバレ》 
前半はコメディ色が強すぎて好きになれなかった。 婆さんも、やかましいやら、加齢臭が画面が立ち込めるやらで、好きになれず。 ところが・・・ そのコメディ的伏線が最後に爆発する。 ふざけたやかましい婆さんだからこそ、警察がとりあってくれない。 ふざけた婆さんだからこそ、物語は面白い方向に・・・ アレック・ギネスの怪演が凄まじい。 気色の悪い笑みと顔色、そして髪型からして凄い。 スター・ウォーズで彼を知った私としては、感慨深いものがある。 実に個性的で、他に類をみない役者だ。そしてこの作品、独特の、色褪せたホラー世界を堪能させてくれる。アメリカ映画でも、日本映画でも、そして現在のイギリス映画でも決して味わうことのできない、この時のイギリス映画ならではの映像で、観る者を不気味な世界へと、いざなってくれる。怖くて、面白くて、どこか滑稽で。見た目は色褪せてるけど、内容では決して色褪せない傑作!
[ビデオ(字幕)] 8点(2016-04-17 23:48:34)
1218.  若草物語(1933) 《ネタバレ》 
原作を無理やりに詰め込んだ感があり、物語の進行に違和感があった。 姉妹が亡くなったのに、最後はみんなハッピーだったり。 正直、退屈さがあったくらいだから、これ以上長い尺だときついが、原作の良さを表現するならば、もっと長い尺が必要だったように思う。 、、いや、原作は未読だけど(笑) まあ、おそらくという意味です。
[ビデオ(字幕)] 4点(2016-04-17 11:27:11)
1219.  殺人カメラ 《ネタバレ》 
こういう喜劇を撮らせたら、パゾリーニには遠く及ばない。 ロッセリーニには、喜劇よりシリアス劇の方がよく似合う。  階段ばかりの海に面した街。 ロケーションはとても良い。 そこには自分の利益しか考えない人達ばかり。 もちろん、それは時代と場所を超えて、どこにでも存在する人間達なのだが、とにかく金への執着が強い。 ここにも経済的格差が存在し、それは現代でも変わらない。  人殺しのできるカメラを手に入れた主人公が、悪人を次々と葬っていくが、悪人は次から次へと現れ、きりがない。 結局、世の中、悪人だらけという結末に。 そして悪人を裁いているつもりの主人公も、実は人殺しの悪人になってしまったという皮肉。 コメディの中にも、皮肉と社会風刺がこめられている。
[ビデオ(字幕)] 5点(2016-04-15 10:08:01)
1220.  十月 《ネタバレ》 
10月革命について詳しくは知らなかった。 ネットで調べ、少しではあるが、前知識をもって鑑賞。  帝政ロシアを打倒すべく、貧しさにあえぐ人々が一念発起する。 特にラストの冬宮に進撃するシーンは、映画とは思えぬほどの迫力に満ちている。  こうして社会主義国家「ソビエト社会主義共和国連邦」が誕生したかと思うと、非常に興味深いし、感慨深い。 現在は、そのソ連も崩壊してしまった。  こんなに熱い思いで誕生したソ連が、今はもう無い。 そんな、はかなき思いも感じることのできる作品である。  歴史的出来事を映画化したという意味では、エイゼンシュテインの功績は大きいが、映画として楽しめるかは別。 楽しいというよりも、ただただ、目の前に起きている歴史絵巻に圧倒されつつ、茫然と観続けたという感触。 映画の枠を超越した映画。
[ビデオ(字幕)] 5点(2016-04-11 22:31:49)
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