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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1241.  おろしや国酔夢譚 《ネタバレ》 
佐藤純弥監督が「敦煌」に続いて井上靖の歴史小説を映画化した作品。鎖国の時代に仲間とともにロシアに漂流した実在の男が、日本に帰国するまでの8年間を描いているのだが、確かに長い年月の物語を2時間ほどで駆け抜けるため、大河ドラマの総集編でも見ているかのような印象で深みは感じられないし、いきなり遭難シーンから始まっているせいか、主人公たちの望郷の念にイマイチ感情移入できないのが難なんだが、まあ、思ったよりは面白かったかな。冒頭の嵐のシーンとかちゃちさを感じさせるところも多いが、ロシアロケ部分はなかなか見ごたえがあり、そりで雪の中を行くシーンは見ているだけですごく寒そうというのが伝わってきてリアルだっだし、初めて映画のロケに使われたという宮殿も(ちょっと観光PRのような気がしないでもないが。)まさにこの時代のロシアの栄華が伝わってくる。しかし、仕方がないとはいえ、エカチェリーナ2世に謁見したその日に帰国を許されるのはちょっと急ぎすぎな気がする。ドラマとしても物足りなさが残り、最後もあれで終わりなのかよーという感じなのだが、そんな中で凍傷にかかり、片足を切断した西田敏行演じる庄蔵のエピソードは印象的だった。
[DVD(邦画)] 5点(2010-04-20 14:24:59)
1242.  新選組始末記
雷蔵演じる主人公が新撰組物では定番の近藤勇、土方歳三、沖田総司といったメジャーどころではなく、近藤の人間性に惹かれて新撰組に入った新人隊士というのが意外だが、どうも主人公よりも近藤を演じる若山富三郎や土方を演じる天知茂のほうが印象に残ってしまうし、藤村志保演じる主人公の恋人もほとんど話に絡んでなく、はっきり言っていないほうがよかったような気もしないでもない。三隅研次監督の雷蔵主演映画はかなり久しぶりに見たが、このコンビの映画としては全体的に平凡な印象で、それほど面白くもないし、完成度も高くないように思う。若山富三郎が近藤役というのもごつすぎてどう考えてもミスキャストにしか思えない。(既に指摘されている方もおられるが、どう見ても近藤勇というよりは西郷隆盛にしか見えない。)一方、土方を演じる天知茂はニヒルでカッコよくいかにも冷酷非常な感じがとてもよく出ていた。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-04-19 19:05:59)
1243.  風が強く吹いている 《ネタバレ》 
箱根駅伝を目指すある陸上部を描いた青春映画。個人的には箱根駅伝になんの興味もないのだが、それでも駅伝シーンは実際の駅伝に参加して撮ったんじゃねーのというくらいに臨場感があり、見ごたえも充分。しかし、実際の駅伝だとちょっとありえないだろうと思う部分や、最後の小出恵介がゴールするシーンはちょっとやりすぎな感じがした。それに箱根駅伝を目指すという部分に焦点があたりすぎてて、主人公二人の背景などイマイチ人間ドラマに深みが感じられなかったのが残念。ここらへんをもうちょっとなんとかしてほしかったが、まあ全体的に爽やかな青春映画という感じで見終わった後の後味もいいので、見て損をしたような気にはならないし、細かいことを気にしなければまあまあそこそこ楽しめる映画だと思う。ところで、「ウルトラマンメビウス」で怪獣マニアの隊員役を演じていた内野謙太がこの映画ではクイズマニアの部員役というのが妙に笑える。
[DVD(邦画)] 5点(2010-04-13 17:45:29)
1244.  喜劇 ソレが男の生きる道
戦時中に同じ部隊にいた二人の男の戦後の姿を描いた喜劇。主演は藤田まことと藤岡琢也。藤田まことの喜劇映画での主演作は初めて見たが、後年の渋い演技派のイメージとは違う軽い雰囲気でコミカルに演じている。今までクレージーキャッツの映画など何本かの喜劇映画で見かけているが、喜劇出身の俳優と言われてもピンと来なかった部分が多かった。しかし、いざこうやって喜劇に主演しているのを見るとシリアスな役柄よりもイキイキと演じているように見え、やっぱり喜劇出身なんだなあと感じた。怪しげな研究をしている藤岡琢也にどことなく川島雄三監督の映画にこんなキャラクター出ていそうな雰囲気を感じるが、原作と脚本が川島監督と親交のあった藤本義一というので納得。藤田まことが思いを寄せる女性を演じる小林千登勢は晩年しか知らなかったので、その美しさにビックリした。彼女の息子(頭師孝雄)が学生運動家という設定なのだけど、学生運動といえば60年代前半のイメージが強いのだが、まだこの頃もこういうのあったんだなあ。映画としてはそこそこよく出来たB級映画という感じで、全体的に可もなく不可もなく普通に楽しめるといった印象。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-04-04 15:39:20)
1245.  續 宮本武蔵 一乗寺の決斗 《ネタバレ》 
稲垣浩監督の「宮本武蔵」三部作の第二作。三船の武蔵は前作よりも良かったと思うが、やっぱり錦之助の武蔵に比べると何か違和感があるし、一乗寺の決闘といえば東映版ではいちばん面白かった部分なのにドラマもクライマックスの決闘シーンもあっさりとしていて完全に中だるみの一篇という印象。八千草薫のお通と岡田茉莉子の朱美の武蔵をめぐる恋敵の関係など、東映版や松竹版よりも恋愛ドラマ的な部分がクローズアップされてるのが面白いところだが、武蔵の成長物語として見た場合、かなり物足りなく感じる。とくに決闘シーンに吉岡側に子供がいないのはなぜ。このあたりの東映版の記憶が少しあやふやだが、東映版とはかなり違う気がしてドラマ的に物足りなさを感じた。前作で又八を演じた三國連太郎がなぜか降板していて堺左千夫になっているのに違和感があるが、東映版でお甲を演じた木暮実千代が吉野太夫を、同じく東映版に出ていた東野英治郎が宍戸梅軒を演じるなど今回も東映版の出演者が違う役で出てるのはちょっと興味深いものがある。そして鶴田浩二の佐々木小次郎は高倉健や田宮二郎の小次郎よりも色気があってかっこよかった。
[DVD(邦画)] 5点(2010-03-31 03:07:13)
1246.  ひみつのアッコちゃん 海だ!おばけだ!!夏まつり 《ネタバレ》 
「ひみつのアッコちゃん」第2期シリーズ劇場版第2作。夏休みに友達とおじいちゃんの所に来たアッコ。そこでおじいちゃんから白いイルカについて聞かされ、大将たちが捕まえに行ってしまうという話。前作はアッコたちの住む町内が舞台だったのに対して今回はサブタイトルにもあるようにいかにも夏休み公開作らしく海とイルカの伝説が伝わる島が舞台となっていて、ラストもアッコたちが祭りで踊るシーンで締めくくられている。でも話としては前作のほうが面白かった気がするなあ。おじいちゃんの声を演じているのが宮内幸平なのだが、東映のアニメでこの人の声を聞くのはかなり久しぶりで、違うアニメだが、思わず彼が演じる亀仙人が懐かしくなってしまった。終盤でアッコが変身する白い竜を見て体色や姿が違うのに神龍を思い浮かべてしまったのはもちろん東映のアニメだからというのもあるが、これも一因かも。チカちゃんを演じる山本圭子はなにかテンションが「サザエさん」の花沢さんそのままのような感じだが、もともとコミカルな役のイメージが強く、やはりこういう役を演じているとコミカルさがほかのキャラよりもあり、見ていてつい笑ってしまう。それだけに「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の吉乃役は初めて見た時にはかなり意外に感じた。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-27 12:38:50)
1247.  ひみつのアッコちゃん(1989)
「ひみつのアッコちゃん」第2期シリーズの劇場版。赤塚不二夫原作のアニメはこれと前後して放送されていた「おそ松くん」と「平成天才バカボン」はリアルタイムで見てた(そういえばその二つしか赤塚不二夫作品は馴染みがない。)が本作は少女アニメということもあってか、ほとんど見ていなかったのだが、今回、BSで放送があると知り、赤塚不二夫原作のアニメが懐かしくなり、見てみることに。原作者が同じとあって絵柄の雰囲気がさっき挙げた2本にとてもよく似ており、それだけで懐かしいなあと思えるのだが、さすがに当時見ていなかった分、キャラへの思い入れは薄いし、やっぱ少し少女趣味かとも思う。内容は空き地にビル建設を計画した父親とそうと知らずに反対運動のリーダーとなったガキ大将の息子(大将)の話。もちろん鏡で変身したアッコの活躍などファンタジー色は強いが、ファンタジーだけに終わらず、大将が空き地を守るためにハンストをする場面は妙に現実的な感じがするし、どうしても空き地を守りたいという大将の気持ちがよく伝わってくるシーンだと思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-27 03:32:19)
1248.  宮本武蔵(1954)
三國連太郎と八千草薫が共演する某CMで本作の映像が使われていて、そういえばまだこの三船敏郎の「宮本武蔵」三部作は見ていなかったなと思って一応見てみることに。稲垣浩監督が戦前に片岡千恵蔵主演で映画化したもののセルフリメイクで、稲垣監督にとってはこれが初のカラー映画となる。吉川英治の「宮本武蔵」映画化作品は内田吐夢監督の東映五部作と加藤泰監督の松竹版を既に見ているのでストーリー的には既に目新しいものはないのだが、東映版と松竹版が武蔵と又八の二人が関が原の合戦で敗残兵となったところから始まっているのに対し、この映画では二人が関が原に参加する以前から始まっているのが面白い。三船演じる武蔵はどんな感じだろうと思っていたが、野性味と豪快さはあるものの錦之助の武蔵と比べると何か物足りないし、何より泣く演技にかなりの違和感を感じた。それでも悪くはないのだが、やはり、三船には「七人の侍」の菊千代や「用心棒」、「椿三十郎」の三十郎などのほうが合ってる気がする。又八役が東映版で沢庵和尚を演じていた三國連太郎というのは面白いが、ちょっと濃すぎか。沢庵和尚を演じている役者も威厳や貫禄がなく、これでは加藤泰監督の松竹版でこの役を演じていた笠智衆のほうがまだ良かったと思える。全体的に見て思ったほどつまらなくはなかったが、これがアカデミー外国語映画賞を受賞した映画と聞くとちょっと疑問がわくのも事実。同時期に作られた時代劇ならば溝口健二監督の「近松物語」、「山椒大夫」のほうがよっぽど受賞してもおかしくない映画のような気がする。(もちろん黒澤明監督の「七人の侍」も。)まあ、続編となるあとの2本も一応見てみよう。
[DVD(邦画)] 5点(2010-03-25 13:28:00)
1249.  新・喜びも悲しみも幾歳月 《ネタバレ》 
「喜びも悲しみも幾歳月」の木下恵介監督自身によるリメイク作。オリジナルは10年以上前に見ているが、昭和初期から戦争をはさんだ四半世紀にわたる夫婦の話だった前作に対して、本作は昭和48年(1973年)からこの映画の公開年である昭和61年(1986年)までを舞台にしており、主人公夫婦に最初から三人の子供がいるなど、かなりアレンジされている。とはいえ、灯台守夫婦の年代記という点は同じで前作同様に13年間の出来事が次々に語られていくので、受ける印象は前作とそれほど変わらない。主人公夫婦を演じているのは加藤剛と大原麗子。確かに二人ともうまいんだけど、前作の佐田啓二と高峰秀子の域にはやはり達していない感じ。前作に続いての出演者はいないのだが、中井貴一が出演しているのは前作の佐田啓二に対するオマージュなのだろう。植木等演じる加藤剛の父親が「喜びも悲しみも幾歳月」を10回は見たと話すのは通常のリメイクではちょっとあり得ないことだが、ここにも木下監督の前作に対する思いがこめられているような気がする。(「楢山節考」の企画を通すための頼まれ仕事だったとはいえ。)この映画の植木等はすごくよく、中でも厳島神社を船の上から見るシーンの演技はとくに素晴らしかった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-04 13:08:45)
1250.  菊五郎の鏡獅子
かなり久しぶりに見た小津安二郎監督の映画だったのだが、これは劇映画ではなく、歌舞伎「鏡獅子」を舞う尾上菊五郎(六代目)を丹念に撮った記録映画で、冒頭部分に歌舞伎の解説ナレーションまで入ってどうやら海外に日本の伝統芸能を紹介する目的で作られた映画のよう。75年ほど前の映像なので今見るとかなり貴重な映像だが、正直、歌舞伎にほとんど興味がないのでちょっと退屈に感じられた。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-27 01:45:04)
1251.  ルパン三世 the Last Job<TVM> 《ネタバレ》 
今回もなんとなく見てしまった「ルパン三世」のテレビスペシャル。今回は銭形の死が大きく放送前に言われてたけど、どうせ納谷悟朗を長時間出さないためのハッタリだろうと思っていたらまさにその通りで、全体的に見てもいつもと変わらず、「まあ、こんなもんだろう。」という感想しか出てこないのだが、やはり津嘉山正種の悪役は渋くていいなあ。ところで、今回、サブタイトルに「ラスト」って入ってるけど、とくにこのシリーズに思い入れはないのだが、クリカン以外のレギュラーメンバーの年齢を考えたらもう本当に「釣りバカ日誌」シリーズのように潔くおわったほうがいいかもしれないと少し思う。まあ、また新作が出れば惰性で見てしまうだろうけど。
[地上波(邦画)] 5点(2010-02-26 03:16:59)
1252.  ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー 《ネタバレ》 
「ジャッカー電撃隊」の劇場用オリジナル作品で「秘密戦隊ゴレンジャー」との共演作。登場人物たちの言動からしてどうやら「ジャッカー電撃隊」の放送終了後に公開された作品ぽい。ゴレンジャーだけでなく、キカイダーや仮面ライダーV3、仮面ライダーアマゾンが写真で登場し、敵のクライム四天王に安藤三男や天本英世など石森章太郎原作の特撮ヒーロー番組で悪役を演じた俳優を起用するなどやたらと豪華なパッケージの作品。(地獄大使のような兜をかぶった死神博士=天本英世の姿が笑える。)しかし、あくまでジャッカーの劇場版にゴレンジャーがゲストで登場している状態でゴレンジャー側で変身前の姿で登場するのはモモレンジャーに変身するペギー松山だけというのはちょっと物足りない。アカレンジャーの声も過去の音源の使いまわしの声(誠直也)と、新規録音の別の声優の声とが違いすぎて違和感がある。また、悪役の四天王の配役もなんだか使い方が勿体無く思う。しかし、二大戦隊が居並ぶ様は童心に帰ってワクワクできた。戦闘員との戦闘でピンクレディーのモノマネをするモモレンジャーとハートクイーンには思わず爆笑。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-15 20:38:09)
1253.  ジャッカー電撃隊 《ネタバレ》 
「秘密戦隊ゴレンジャー」の後番組として始まった「ジャッカー電撃隊」の劇場用ブローアップ版。このシリーズは再放送とかなかったので「ゴレンジャー」と違いあまり馴染みがないせいか今見ても特別感慨深いものはないのが残念だが、敵に人質にされる少年がやたらカーマニアだったのはちょっと笑えた。ジャッカーの基本メンバーは4人でメンバーが5人や3人のほかの戦隊と比べるとやや数が中途半端に思うがそのリーダー格である桜井五郎(スペードエース)を演じるのが丹波義隆というのはビックリ。これで司令官が丹波哲郎だったらチームの印象が違うだろうなあ。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-15 01:02:43)
1254.  秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン 《ネタバレ》 
「秘密戦隊ゴレンジャー」の劇場版で、テレビシリーズのブローアップではないオリジナル作品。それだけあって舞台である四国・松山でロケをしているなどテレビシリーズと比べて少し豪華な印象。キレンジャーが二代目だったり、火の山仮面マグマン将軍の次の幹部であるゴールデン仮面大将軍が出ていて製作時期も分かりやすいものの、今まで見たテレビシリーズのブローアップ版に比べてそれほど楽しめなかった。登場する怪人に必殺技であるゴレンジャーハリケーンがきかないという設定なんだけど、タイトルの爆弾ハリケーンの繰り出し方も普通で別にタイトルに持ってくる必然性がないように感じた。二代目キレンジャー 熊野大五郎はテレビシリーズでは初代の大岩に比べてあまり印象に残っていないキャラだが、この映画ではメンバー中でいちばん存在感が薄いように思う。好きな人には悪いんだけど、やっぱりキレンジャーは初代の大岩がいい。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-15 00:07:29)
1255.  秘密戦隊ゴレンジャー 火の山最後の大噴火 《ネタバレ》 
黒十字軍の幹部である火の山仮面マグマン将軍とゴレンジャーとの最終決戦を描いたエピソードの劇場用ブローアップ作品。今まで声だけだった総統が顔を出しており、声を演じていた安藤三男がそのまま引き続き演じてるのだが、これに関してはこれ以前のエピソードを完全に覚えていないのでなぜこうなってるのかよく分からずちょっと違和感を感じた。ゴレンジャーが挑む黒十字軍の要塞の名前がナバローンというのは明らかに「ナバロンの要塞」のもじりで、そのまんまのような気もするけど面白かった。「そんな技は通用しない。」とゴレンジャーを追い詰めていた火の山仮面だけど、最後はあっさりしすぎな上に間抜けすぎて唖然。まあ、そんなバカバカしさが「ゴレンジャー」らしくもある。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-14 03:00:31)
1256.  秘密戦隊ゴレンジャー 青い大要塞 《ネタバレ》 
黒十字軍に奪われたバリブルーンを取り戻そうとするゴレンジャーの活躍を描いたテレビシリーズのエピソードのブローアップ劇場公開版で、中でもバリブルーンの操縦者であるアオレンジャー・新命明(宮内洋)の活躍が目立つ一篇。この頃の宮内洋はどうしても「仮面ライダーV3」の風見志郎のイメージしかないのでどうもキャラがかぶって見えて仕方ない。ナレーションが田中信夫から大平透に代わり、やはりこっちのほうがしっくりくる。それに作風もややソフトになった印象。「なぜ新命は摑まっている?」「手を離せば落ちるから」という問答にはつい笑ってしまった。幹部の怪人である日輪仮面が「ハーヒフーへホー」と言いながら逃げていく場面も声をやってるのが増岡弘だったので、ジャムおじさんがばいきんまんのまねをしているように見え、思わず笑ってしまった。黒十字総統も声を演じているのが安藤三男だから一瞬プロフェッサーギルがしゃべってるように聞こえた。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-13 03:00:34)
1257.  秘密戦隊ゴレンジャー
「秘密戦隊ゴレンジャー」のテレビシリーズのエピソードを再編集して劇場公開したもの。小学生の頃に再放送で見ていたので懐かしく見たが、再編集版ゆえかシーンがいきなり飛んだりして違和感を感じる部分もけっこうあった。このシリーズはシュールなコメディー色が強いという印象が小学生の頃からあったが、本作はまだ放送初期のエピソード(ナレーションも大平透でなく田中信夫だし。)だからか、ゴレンジャーの関連施設が破壊されるとかけっこう正統派なヒーローものという感じ。ところで、アカレンジャー役の誠直也はいかにも東映系の強面で昨今のイケメンヒーローブームから考えると確実に現在ではあり得ないが、今見ると逆に最近のイケメン若手俳優にはない味があって新鮮かも。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-13 01:38:09)
1258.  いのち・ぼうにふろう
のちに無名塾で舞台化(「いのちぼうにふろう物語」)もされた山本周五郎の「深川安楽亭」の映画化作品。主演は無名塾主宰で舞台版にも出演している仲代達矢で、監督は小林正樹。このコンビの映画は「切腹」も「人間の条件」も傑作だったが、この映画はどうだろうか。舞台も原作も見てないのだが、時代劇としてはそこそこよく出来ていると思うし、クライマックスのモノクロ画面に浮かぶ御用提灯の群れなど映像的に印象に残るシーンもあり、ゾクゾクするような武満徹の音楽も良かったものの、脚本が舞台的な感じで盛り上がりに欠け、主人公たちが命をかけて救おうとしている若者(山本圭)が典型的なグズなダメキャラで彼のために命をぼうにふろうという主人公たちにイマイチ感情移入が出来ず、また全体的に展開がもたついていてどうも退屈で2時間がちょっと長く感じる。なんかタイトルのインパクトの強さのわりにそれほどでもない映画という気がする。それから見る前に興味を引いたのが仲代達矢と勝新という黒澤明監督の「影武者」で主役を降板した側と代わって演じた側の共演だったんだけど、それもなんだか期待はずれという感じで少々残念だった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-11 14:44:21)
1259.  大怪獣ガメラ
ガメラシリーズの記念すべき一作目。昭和ガメラシリーズは20年ほど前の小学校の頃にビデオでよく見ていたが、本作を見たのは今回が初めて。当然この当時のヒットシリーズであった東宝のゴジラシリーズに便乗して作られた怪獣映画だと思うのだが、カラー映画で作ってもおかしくないような時代に敢えて白黒で作っているあたりにゴジラシリーズの一作目を意識しているような感じがしなくもない。(単に制作費をケチっただけかもしれないが。)しかし、「ゴジラ」のような重厚感は微塵もなく、軽い仕上がりで、ドラマ的にも盛り上がる部分はなく、脚本もご都合主義全開な感じで、船越英二、浜村純といった大映映画でよく見かける俳優陣も生かしきれておらずイマイチな感じ。だが、1作目である今回から既にガメラと子供を絡ませるというシリーズのカラーが出ているのはちょっとすごい。(まだこの頃はシリーズ化なんて考えてなかったろうに。)それにやはりゴジラにないものをと考え出されたと思われるジェット噴射で空を飛ぶというシーンが初めて登場したシーンが印象的だった。でもやはりさっきも書いたように深みのないご都合主義なストーリーははっきり言って面白くないし、「ゴジラ」には確かにあった恐怖感というものがないので、ラストもカタルシスに欠けるのも本当のこと。なので、一本の映画としては完成度は抜群に低いと言わざるを得ない。だけど、昭和ガメラに対する懐かしさがあるので、まあ5点が妥当かな。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-04 02:24:13)(良:1票)
1260.  春の雪
三島由紀夫原作の映画の主役が妻夫木聡と竹内結子(テレビ初放送時の「タイタニック」吹き替えコンビ)ってちょっとどうなんと思いながら全く期待せずに見たが、映像が美しく、いかにも大正時代の貴族社会という雰囲気がよく出ていたと思う。岩代太郎の音楽も良い。主演の妻夫木聡は「ウォーターボーイズ」とかで爽やかな印象が強いのだが、なかなか頑張っていて予想よりはよかったと思う。が、一方の竹内結子は頑張ってはいるのだが、なんか違うような気がして似合わない感じがする。映像の美しさは先ほど書いたとおりなのだが、ストーリーにあまり深みがなく、主人公二人に感情移入が出来ないのが難で、原作(未読)が4部作の1編ということもあってかただ出てきただけというような人物がいたり、輪廻転生について話すシーンなどの伏線が投げっぱなしの印象なのもちょっとなあ。それにこういう高尚な映画の主題歌が宇多田ヒカルというのも違和感がある。(普通にインストゥルメンタルが良かった。)それでも、大楠道代(安田道代)、岸田今日子、そして若尾文子という増村保造監督の映画で印象に残る演技を見せた三人が出ている(これは企画に藤井浩明が名を連ねているせいもあるかも。)のが自分にとって最大の見どころ(若尾文子、大楠道代(安田道代)に加えて山本圭も出ているので山本薩夫監督の「氷点」も思い出される。)で、中でもこれが久々の映画出演となった若尾文子はやっぱり年をとっていても品があって美しく、独特のオーラを放っていて存在感があり、いい年の取り方をしているなと感じさせてくれたのが嬉しい。ところで晩年の市川雷蔵が清顕を演じたがっていたそうだが、もしも、雷蔵と若尾文子のコンビで映画化されていたらどんな感じの映画になっただろうか。
[DVD(邦画)] 5点(2009-12-30 14:18:41)
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