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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4669
性別 男性
年齢 41歳

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1301.  逃走車 《ネタバレ》 
全編ほとんど車内からの撮影ということで、これなら予算と手間が省けるから作り手としてはいいだろうなとは思うのですが、そのせいか映像的にはほとんど面白味のない、主人公のアップばかりの画になってしまっています。いやまぁ、最近はワンシチュエーション映画も増えてきてるし、アイデアとしては悪くはないのですが、いかんせんストーリーがショボすぎるんですよね。そして理不尽な状況に巻き込まれる主人公も不憫なだけだし。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2013-07-04 20:38:17)
1302.  大草原の渡り鳥 《ネタバレ》 
ビデオ屋でなにげなく手にとって、西部劇風の 古い邦画というインパクトにひかれ借りて観てみました。  小林旭、浅丘ルリ子、宍戸錠がめちゃくちゃ若い! いつ作られた映画なん?と思って調べると 1960年と書いてある。なるほど、そりゃ若いわけだ。 カウボーイ役を小林旭、アイヌ民族をインディアンに 見立ててやってるわけですが、なにより北海道の大自然には 目を見張りましたね。 この時代の北海道はほんと手つかずって感じですね~。 風景が日本じゃないみたい。 内容的にもまさに西部劇そのもので、 ピストルでドンパチやっちゃうとか、 アイヌの人たちのなんともいえない風貌とか、 全体的に非現実的な日本なんですけど、それもまた面白い。 小林旭も、なにか争いがあるとタイミングよくそこに 出くわしたり現れたりする、まさにアンパンマン的な 都合の良さ。でもそれもまた面白い。 あるいはまた、格闘シーンとか銃撃シーンがどれも 笑っちゃうほどいい加減なんですよね。 パンチが全然顔に当たってないやん! 敵が自分から吹っ飛んでいってるやん! 銃の弾が命中してる気配が全然ないやん! みたいに、見ていて失笑してしまうのですが、 そのやる気のなさもなぜか面白さに変換して 見ることが出来る。 これも古い映画のなせる技なのでしょうか。 シリーズだそうなので、他の作品も見てみることにします。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-03 22:17:26)
1303.  オンディーヌ 海辺の恋人 《ネタバレ》 
ある日、引き上げた網の中に女が 入っているのを見つける。 娘はその女を人魚だと信じる。という、 ツカミはOKみたいな設定ではあるんですが、 そのオンディーヌが人魚にも見えず、 そして神秘的にも見えず、 普通の一人の女性なんですよね。 歌を唄ってたら大漁になるみたいな描写は あるけど、それだってたまたまでしょ、 の一言で片付けられる程度のことだし。 最初の時点で「病院に連れてかないで。 誰にも言わないで」て言うてる時点で、 まともな過去ではなさそうだなっていうのも わかっちゃう。 雰囲気的には嫌いじゃないけど、 たいした深みのある話でもない。
[DVD(字幕)] 5点(2013-07-03 22:15:46)
1304.  トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2 《ネタバレ》 
それまではか弱いだけだったベラが ヴァンパイアに転生すると飛んだり跳ねたり 殴ったりの活発女子に変貌するその様は 見ていて面白かったけど、その序盤のシーン ぐらいで後は全然面白くないです。 終盤になってようやくヴォルトゥーリ族との闘いが 見れるので派手さを楽しめるかなと思いきや、 そのビィジュアルは予知能力で見せてあげた映像で~すって 展開に思わずずっこけた(笑)。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2013-07-03 22:12:53)
1305.  プロメテウス 《ネタバレ》 
いや~、久々にハードコアなSF大作を観たなという感じですね~。丁寧に作り込まれた未知の惑星の風景とか、人間が初めてお目にかかる地球外生命が作り上げた建造物とかを大写しで鑑賞するだけで自分のようなSF好きは割と満足しちゃうところがあるんですが、世間的に色々と言われてるのは映像ではなくて脚本の部分、それは確かによくわかります。優秀な科学者たちなのに、やることが逐一大胆でそれで事態が悪化していくわけですし。「説明不足」だという批判もよくあるけど、個人的にSF作品は多少説明不足でもそれで良いのではないか、むしろ見終わって色々考えることも出来るし、という気持ちもあるし、そもそもこの作品はおそらくシリーズ化を想定していたと思うので、説明されてない部分は後の作品で描こうという筋書きだったのかもしれません。お腹開けて取り出そうとするシーンとか、それなりのグロはあるにはあるけれども、エイリアンシリーズならではのグロさやハラハラさはこの作品には少なかったように思います。いろいろある批判の中で、「エイリアンは遠い宇宙の果てにいた全く未知の生命体という設定が良かったのに、人類の親玉だったという新設定が興ざめしてしまう」という意見が一番納得でした。確かにそうだなって。まぁ、創造主が実は化け物で、ある種の親殺しもしてましたっていう背徳的な展開は嫌いじゃないですけどね(笑)。あとは、マイケル・ファスベンダーのアンドロイド演技が凄く上手かったな。良いも悪いも一緒くたになってる、なんとも悩ましい作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-07-03 00:20:29)
1306.  ある兵士の賭け 《ネタバレ》 
いや~、けっこう感動してしまいました。なにが良いって、アレン大尉の正義感、人柄、優しさ、これが全てですね。特にタケシとふれあってるシーンがジーンときてしまう。最初は人を信じられなくて、一人ですねてたタケシをボールで誘うシーン、んで成長していい子に育ったタケシと再会して抱き合ったりとかしてるシーン、ジーンてくる。孤児院の子供たちが、「アレンさ~ん!」と言いながらかけよってくるその素敵な光景、マザー山田との交流、ジーンとくる。このアレン大尉が主人公で、石原裕次郎演じるカメラマンの北林はかなりのサブキャラ。朝鮮戦争での光景を見ているから最初のうちはアレンを非難していたけれど、あれもちょっと独善的というか、北林には肩入れ出来ない展開だったと思う。アレンさんは終盤になってベトナムに行くことになるわけだが、そこでの北林との会話とか、マザー山田との会話で「死亡フラグ」がビンビンに立ってたので、もしや、と思ったら案の定。うう、、、、悲し過ぎるやん。子供達がみんなで演奏しながら出迎えてるの、そんなの残酷すぎるやん。タケシが察してもらったハーモニカ握りしめるの、ベタだけど泣けるやん。総じて、けっこういい映画だったやん。8点献上。
[DVD(邦画)] 8点(2013-07-02 23:27:49)
1307.  プロジェクト X 《ネタバレ》 
一応POVという手法をとってはいますが、 厳密にはそうなってない。 え、これ誰が撮ってるの?てか、撮影する意味あるの? みたいなシーンばかりですから。 でも、この作品は普通のスタイルで撮ったら この持ち味って絶対に出せないわけです。 だから、POV風で、実際に観客もこの馬鹿どもの 一味に加わって一緒に参加しなきゃ始まらない。 なので、この手法を用いたのは正解です。 正直言うと、序盤は「うわ~、しょうもないもの 借りちゃったな」なんて思ったのですが、 実際にパーティーが始まり、徐々にエスカレートしていくと 映画としての面白さもどんどん上がっていくわけです。 もの凄く低予算の、お手軽自主制作みたいな 映画だと思ってたら、実際にはとても巧妙に作られた、 それも大掛かりな作品であることがわかってくる。 劇中の世界は、とんでもないアホどもが集結して どんちゃん騒ぎやってるだけなんですが、 その1ショット1ショットが実に緻密に 作られていることに気づくわけです。 終盤の火炎放射器やらヘリから放水のシーンなんて なにかのアクション映画みたいになってましたね(笑)。 どこまではめ外しちゃうのっていうドキドキと、 でも外しちゃってとんでもないことが起こるその ぶっとび感がとても面白かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-01 22:23:11)
1308.  ボーダー・ラン 《ネタバレ》 
久々にシャロン・ストーンを見ましたが、 すっかりおばちゃんになってしまいましたね。 まぁ人間ですから年を取るのは仕方ないのですが、 劇中2度ほど走るシーンがあってそれがもう もの凄く足遅いのよね。ノタノタ~ってな感じで。 ある意味、作品のペースとあってるかもしれませんが(笑)。 国境付近で連絡がとれなくなった弟を捜す、という いかにもサスペンスらしいあらすじですが、実際見てみると サスペンス映画としては全くの落第点。 弟の同僚と出会うと、なぜか二人いい感じになって ダンス踊ってキスをしちゃったり。 おいおい、弟んこと忘れんといて! そんで、少年がシャロンに自分の名前が書かれた お菓子を渡そうとし、その渡し主の男と会うんだけど、 そんな周りくどいこと、する必要ないやん。 可哀想な移民の人たちのことをもっと考えて!ていう メッセージはよくわかったけど、一本の映画としては ダメダメな出来です。
[DVD(字幕)] 4点(2013-07-01 22:16:58)
1309.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 
レ・ミゼラブルがどんな話かも知らず、しかも何の予備知識もなしに見たので、一番最初に唄から入るシーンで「お、これってミュージカルなんだな~」と思ってたら次に出てきたのはラッセル・クロウ様。そしてラッセル・クロウまでもが軽やかに唄ってるではありませんか。彼のイメージに唄というものが全くなかったので驚き。個人的には「へぇ~、普通に上手いやん」て関心しましたよ。ヒュー・ジャックマンも上手いし、 アン・ハサウェイは当然のごとく美声きかせてる。そしてレ・ミゼラブルのお話も凄く気に入りました。これはやっぱり、「赦す」ことがテーマのお話ですね。誰かを赦すていうのは、人間にとって実はもっとも困難なことかもしれない。神を信じそれを実践することで、自分も周りも変わる。そして革命という変化。そういうチェンジすることへの大いなる讃辞を感じました。皆さんおっしゃる通り、たしかにアップが多いなと僕も思いました。遠景でスケール感だしてるのは冒頭のシーンぐらいで、あとはみんな常に人にスポットがあたった画作りでした。それはミュージカルを映画化することの意識でそうなってるのかもしれないけど、映画ならではの画作りをもっとやっても良かったかなとも思います。でもいい映画であることは間違いありません。皆さん素晴らしい演技でした。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-06-27 01:26:21)(良:1票)
1310.  砂漠でサーモン・フィッシング 《ネタバレ》 
ラッセ・ハルストレム 監督作品ということで観てみたのですが、富豪をテロリストが命狙ったり、終盤もまたテロで誰か亡くなったりと重い内容を含んでるにもかかわらず、全体としてはふんわりした軽い恋愛コメディ映画になってましたね。ユアン・マクレガーが水産学者の役を演じていて、これがなかなかの好演。この人やっぱり演技派なんだな~ってことを再認識した次第です。タイトルが「砂漠でサーモンフィッシング」なので、なんだか夢のあるお話なのかなと思ったのですが実際は大富豪がその潤沢な資金を使って公共事業を行い、そこに造ったダムに鮭を放流してみよって話なので、まったく荒唐無稽というわけでもありません。そのへんが少し中途半端だったかな。それから、ハリエットの彼氏が「つきあって3週間」とか、「彼の顔を思い出せなくなってきた」とかいう台詞で、なんだ、そこまで深い関係でもなかったんじゃないの、みたいに感じてしまうところもマイナス。勿論、そういう台詞をちょいちょい挟むことで、ラストの選択に違和感を持たせなくさせる意味合いもあるのでしょうが。佳作ということで5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2013-06-23 23:41:10)
1311.  危険なメソッド 《ネタバレ》 
個人的にクローネンバーグ作品は、昔のグロ系ホラーのイーメジが強かったので、ブルジョア達の恋愛模様をこの監督作品で見るとは思っても見なかったのですが、でもマゾヒストシーンとか、性衝動論議とか見ていると、「内容的に」クローネンバーグ作品だな~って感じがします(笑)。ユング役のマイケル・ファスベンダーもいい演技していましたが、やっぱりキーラ・ナイトレイの怪演が一番の見ものでしたね。病人であったり愛人であったり学生であったりするザビーナの役どころを演じるのは大変難しかったと思うのだが、まさに女優魂でそれを演じきってます。物語の大半で交わされる会話はまさに心理学的な台詞ばかりなのですが、ユングとオットーの間でかわされていた議論が物語を考えるベースになってくる。人はなぜ本能を抑圧するのか。ここで描かれているのはよくある愛人とのもつれ話だけれども、それを心理学的にとらえることでより深く考えることが出来る。ザビーナとユングの関係は見ていて面白かったですが、それに比べるとユングとフロイトに溝が出来ていく描写はちょっと薄味かな。まぁ、神秘主義に傾倒するユングを戒めようとして、ユングが「外在化現象」の話をするシーンは興味深かったですが。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-22 00:52:00)
1312.  黒部の太陽 《ネタバレ》 
195分という実に長丁場の作品でしたが、最後まで集中してみることが出来ました。石原裕次郎はまた彼なりにいい演技してるとは思うが、やっぱり三船敏郎の存在感と格好よさには本当に惚れ惚れしましたね。偉大な俳優だなぁとあらためて痛感。現代だと、穴掘るにはそれ専用の巨大掘削マシーンみたいなのがあると思うのだが、その当時は膨大な人力とローテクの組み合わせで穴を掘り進めていたのですね。当然、それだけ危険も多いし、大変な仕事であったろうと思う。一番の見せ場は、やはり水が吹き出るシーンでしょうか。不気味な音を出しながら、天井がバリバリとへこんだりするシーンなんかは、自然の猛威といいますか、人間のささやかな抵抗に対し自然の圧倒的な力が牙をむいてきたみたいな感じで、凄く恐ろしさが出てました。そして凄まじい勢いの水に飲み込まれんとするシーンはまさに圧巻のスペクタクル。記録性だけでなく劇場映画としての楽しさも発揮しています。娘さんが不治の病に侵されてしまう展開と、黒部ダム建設をシンクロさせるのも意義がより深まってよかったと思います。知恵と時間とお金があれば、人はなんだって出来るんだという意見と、癌のように人にはどうしようもないものがあるという意見の対立が印象深い。ダムが貫通したときに、他界の一報が届く。そしてダム自体も、最後の碑のショットで示されているように多くの犠牲の上に完成している。人はなにかを得るために、なにかを失う。でも失うことを恐れては、得ることも出来ない。そんな人間の生き様を、今日も太陽は変わらず見下ろしている。そんな雄大なラストもまた印象的。
[DVD(邦画)] 8点(2013-06-20 01:28:00)
1313.  カラスの親指 《ネタバレ》 
なかなか面白かったと思います。160分あったけれど、長さをそれほど感じることもなく楽しく見れました。闇金のアジトに乗り込んで一世一代の猿芝居やるシーンは、正直あざとさも感じるし、なにより途中で「あ、これは全部芝居なんだな」ってすぐわかっちゃったので、その後みんなで乾杯する展開にカタルシスを味わえなかったのは残念なのですが、個人的にはその大勝負のシーンよりも、それまでの共同生活のシーンが凄く良くて、あの生活の模様をエンドレスでずっと見ていたいと思ったぐらい、雰囲気のいい空間が作れていたと思います。そして、子ども達3人と別れるシーンで、「もうお金おくってこなくていいよ。気持ちはちゃんと伝わってるよ」って振り返って言うシーンが感動的でした。正直、あそこで終わってもいいんじゃないかなとも思うので、その後のさらなるどんでん返しってどうなんだろうという気もします。一切詐欺をしていない、お金は自腹っていうのもなんか綺麗過ぎるような気がするし。でもまぁ、よく出来たお話だとは思うし、いい観賞後はいい気分になったので、7点を献上したいと思います。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-06-19 01:44:00)
1314.  栄光への5000キロ 《ネタバレ》 
モータースポーツ好き、レース好きの方は特段楽しく見れるのではないでしょうか。個人的には、二人の恋愛のなんともいえないカップル像が印象的でした。お互い、当然愛し合ってはいるんだけど、優子はいつもレースばかりで離ればなれになり、心配ばかりしている身に疲れ、また自分の夢もあって、彼のもとを去った方が良いのかと自問している。五代もまた、彼女のそんな気持ちを知っていて、自分もまた悪いなと思っているからか、冷たいそぶりだったりする。でもやっぱり愛し合ってる。そんな距離感。そして、パートナーのマウラ、良き親友でありよきライバルであるピエールなどの友情描写もやはり印象的。この作品に対する、裕次郎の熱い気持ちもよく伝わってくる。男のロマンみたいなものだから、こういうのはぜひ作りたかったんだと思う。ただ、さすがに3時間は長いというのが正直なところ。このシナリオなら2時間でも全然問題ない。そんなわけで5点。
[DVD(邦画)] 5点(2013-06-18 22:00:19)
1315.  レッド・ライト 《ネタバレ》 
見る前は、霊能力者VS物理学者の闘い、みたいな、言って見れば大槻教授とオカルト研究家の闘いみたいなものが見れるのかなと思ってたんですけど(笑)、想像とはちょっと違ってました。シガーニー・ウィーバーは、知的で論理的な科学者の役をとても上手く演じてました。その彼女がシルバーを敬遠する理由を泣きながら話すシーンが印象的。そう、単に超能力を信じていないだけなら、長年それに対峙するようなことはしないはず。シルバーとのやりとりが、彼女をよりロジックな性格にしていったのかもしれません。マーガレットが中盤に他界しトム一人だけになるのですが、そこからはなにやらホラーみたいな展開に。実験室でも自宅でも、そしてシルバーのステージでも凄いことが起こる。これはもしや本物か、、、。でも、一線を超えてはいない描き方で、観客を惑わせる。その点はなかなか巧いのですが、終盤、トムが命を狙われてトイレでおっさんとバトルしてるのに、結局殺さずに出て行って、その後トムがステージに現れてシルバーと対峙するっていう展開は、ちょっと映画的な都合の良さを感じる。そんでまぁ、ここでシルバーの正体を見破っておしまいなのね、と思っていたらラストにどんでん。なんと、そういうことでしたか、と。そのオチは予想してなかったなぁ。振り返れば、矛盾のないシナリオに素直に関心。飛び抜けて面白い作品でもないけど、独創性ある脚本と3人の演技は良かったので、佳作の6点。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-06-16 21:44:40)
1316.  甦える大地 《ネタバレ》 
石原裕次郎作品が一挙にレンタル可能になったので順次見ているのですが、本作はその中でも一番地味な内容でした。なんというか、全体的にどっちつかずな、奥歯にものが挟まったような、煮え切らない感じなんです。他の作品は、日本の高度成長期を切り開いた、男達の熱き思いと努力の物語、みたいな感じで楽しく見れるのですが、どうもこの作品は「文明批判」みたいなものが根底にあって、それが本作の煮え切らない感じに繋がってるんだと思うんです。わざわざ、江戸時代の治水対策のところから話が始まり、そこからさらに現代の貧しい農民達のために土地を開発するという話になるんですが、それ自体が公害だの、私利私欲だの、スカッとしない展開になっていく。勿論時代的にそういうメッセージの有る作品にしてもかまわないのですが、どうもこの作品はその立ち位置がいまいちしっかりとせず、悩ましい感じで終わってる。自分としては、スーツ姿でブツブツと思い悩む裕次郎よりも、やり遂げた顔を見せる裕次郎のほうが好き。
[DVD(邦画)] 5点(2013-06-14 23:36:32)
1317.  ボス その男シヴァージ 《ネタバレ》 
一言で言えば、「1秒先でさえも予測出来ない映画」でしょうか。そうです、あまりにもフリーダムすぎるのです。ストーリーはいたってシンプルで、アメリカで成功しインドに戻ってきた実業家が病院や学校を建てようとするも悪徳企業家にはめられて身ぐるみはがされてしまう。そして復讐して夢の実現に奔走する、というものなんですが、それだけで3時間はもたせられない。なので、本筋と関係ないところで歌や踊り、インドジョークが繰り広げられるんですが、これがすこぶる面白い!なんたって「ロボット」の監督ですから、ミュージカルの完成度の高さは文句無しなんです。エンドレスにず~っと見ていたいぐらい楽しい。風景やセット、衣装にメイク、音楽にダンス、そしてカット割りやカメラの動きなど、そのどれもが「インド映画」らしさに溢れている。やりたい放題の映像をずっと見ていると、なぜか元気が湧いてくるから不思議(笑)。これぞ、インド映画の魅力といったところか。悪徳企業家は文字通り嫌な奴なので、形勢逆転の時はカタルシス味わえるのだけど、後半のシヴァージはそれこそ悪人顔負けの暴力し放題で、そんなんでいいんかい!と思わず突っ込んでしまう。でもおかまいなし。終盤のカーアクションなんて、「んなバカな!」の連続。でもやっぱりおかまいなし。フリーダム。変にマトリックス意識したアクションもあるけど、これはこれで完成度高いよ。おっちゃん、COOL。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-14 01:45:28)(良:1票)
1318.  もうひとりのシェイクスピア
ローランド・エメリッヒ監督作品だけど、 全然エメリッヒっぽくない。終盤に ちょっとだけドンパチやら遠景があるものの、 終始手堅い作りで新しい路線で打ち出したんだな、 と察します。 映像的には、その当時の蝋燭だけで過ごしていた人々の 室内空間をなるべく忠実に再現しようとしているのが 見て取れ、その点も興味深い。 ただ、内容はかなり難しい。人間関係もややこしいし、 特に英国王室の歴史や英文学の知識がないと 苦しい面がある。 映画の始まりと終わりを実際の劇が始まり、 終わるように締めくくる構成は感心したけど、 自分の教養のなさが仇となり、終始入り込めなかった。
[DVD(字幕)] 5点(2013-06-12 22:44:43)
1319.  臨場 劇場版 《ネタバレ》 
ドラマのほうを一度も見たことがなく、なんの予備知識もなかったので、検視官がその検視の腕で事件を究明していく話なのかと思ってたら全然違いました。これはドラマのファンの人用の作品です。少なくとも、自分にはこの世界観に入り込めなかった。冒頭の殺戮シーンはリアルでなかなか良いんだけど、犯人が現れた時に、「お、よゐこ濱口ってこんなに演技上手かったんだな~」と思ったら実は全くの別人でずっこけました(笑)。後で調べたら、柄本明の息子なんですね。まぁそれはともかく、その犯人の終盤の展開。逐一復活しては襲ってくる展開に唖然。そしてその犯人と対峙し、睨みつける倉石がなにするのかと思ったら、犯人が吹っ飛ぶ勢いのビンタ(笑)。あのシュールさに失笑してしまった。
[地上波(邦画)] 4点(2013-06-12 20:26:30)
1320.  今日、恋をはじめます 《ネタバレ》 
いかにも少女漫画らしいストーリーでしたね。「黒いシロクマ」とかいう要素もそうだけど、スリッパがガラスの靴になって自分がお姫様化するシーンが腐女子妄想の映像化みたいな感じで笑えました。それから、菜奈って女の子が「私はつばきとお互い最初の人だったんだよ~。あ、ごめんなさい!今はなにもないから心配しないでね」って、いちいちそんなこと言うなよって思っちゃった(笑)。結婚までは交わっちゃいけないっていう、今時珍しく硬派な女子。でも最後は「はじめての彼氏。はじめての人」で終わるなど、意外にもちゃんと一通り済ませるところまで描く、これまた珍しい少女漫画映画であった。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2013-06-11 21:09:31)
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