1301. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
やっぱり軽~い娯楽映画ですね。J・デップが主演だからけっこう期待したんですが、ディズニー映画に深さを求めた私がアホでした。それと、ヒロインがヒーロー顔負けの活躍をすると引いてしまうのは、私だけでしょうか。 4点(2005-03-13 05:20:14)(良:1票) |
1302. 東京原発
けっこう面白い。たんなる感情論ではなく、一応技術論を踏まえている点も好感が持てます。ただし、やっぱり“事件”の描き方がショボすぎ。このあたりが日本映画の限界でしょうか。そしてもう一つ、後半に製作者の意図があからさまになった点か残念でした。結局は単純な勧善懲悪モノだったんですね。もうひとひねりして、賛否両論を喚起するような結論でもよかったような気がします。 6点(2005-03-13 05:04:03) |
1303. HERO(2002)
いや~面白かった。「んなアホな」というシーン満載ですが、だから面白い。いかにも「吊ってます」という感じがたまらない。コメディ映画だったら「ボケが足りん」と思うところでしょうが、大まじめにこれをやるから面白い。中島敦の「名人伝」を彷彿とさせますね。やっぱり映画はこうでなくちゃ。 9点(2005-01-16 19:39:49) |
1304. ロード・トゥ・パーディション
これが「感動巨編」ねぇ……。映像はきれいだったけど、ストーリーはほぼ見え透いているし、久しぶりに見たP・ニューマンも妙に影が薄い。どこで感動しろと言うのでしょうか。ただ唯一、興味の惹かれたのは、ジュード・ロウがコインを指先でクルクル転がすところ。あれができたら、けっこう頭の回転が早くなりそう。映画を見ながら10円玉で挑戦したけど、私には無理でした。ちょっと小さすぎたかな。今度は500円玉でチャレンジしてみます。この作品、収穫はそれだけです。 4点(2005-01-16 19:28:50) |
1305. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
テーマもストーリーも興味深いんですが、何かいま一つ、物足りなさが残る。特に後半は、メリハリに欠けていました。病気を発症したときの驚きや、病状が悪化していく過程をもっと丁寧に描いてもよかったような気がします。メリハリが命のハリウッド映画を見慣れているせいでしょうか。でも、ジャクリーヌ・デュ・プレのCDはぜひ聴いてみたいと思います。 6点(2004-12-26 18:32:47) |
1306. 太陽の帝国(1987)
けっこうキツかったです(ハズレという意味で)。子どもが現実離れした活躍をする作品を、私は「ガキもの」と称して忌み嫌っているのですが、まさかスピルバーグかこんな典型的ガキものを作っていたとは……。見た目もセリフもガキに可愛げがない上、周囲の人間の描き方がきわめて薄い。だから何を言いたかったのか、よくわかりませんでした。 3点(2004-12-26 18:20:55) |
1307. リクルート
ありがちな回転寿司屋で、なぜか一皿だけ高級なトロが混じっているという感じでしょうか。A・パチーノって、こういうB級作品にも出るんですね。 4点(2004-12-24 14:52:35)(笑:1票) |
1308. バンド・オブ・ブラザース<TVM>
あの手この手を繰り出しながら、10時間を飽きさせることなく見せた、という点では評価できます。しかし、これを“リアル”と評するのは違う気がします。むしろ、ちょっとした違和感、もっといえば嫌悪感を禁じえなかったのは私だけでしょうか。この作品は、アメリカの数々の戦争の歴史の中で、Dデイ→強制収容所解放→ヒトラーの山荘制圧という、もっとも輝いていた時期とエピソードだけを切り取っています。タチの悪い「プロジェクトX米軍編」という感じです。結局、残る印象は「アメリカってすばらしい」「アメリカこそ正義だ」ということだけ。特に井の中の蛙である米国人の多くは、そう思うことでしょう。しかし、それがウソであることを、私たちは知っています。だから私は、“続編”に期待します。同じコンセプトの「広島・長崎に原爆を落とした部隊編」や「ベトナムに枯葉剤をバラ蒔いた部隊編」や「イラクのモスクを空爆した部隊編」を。もちろん被害者の様子も“リアル”に描いてネ。 5点(2004-12-24 14:37:11)(良:3票) |
1309. RONIN
カーチェイスのシーンはコッテリなのに、最後はバタバタと進行。消化不良感が残ります。予算切れかな。「浪人」の解釈は間違っていないと思うけど、ストーリーとどういう関係が? 6点(2004-11-13 23:38:37) |
1310. シモーヌ
なーんにも考えずに観る分には、なかなかいい映画。後半はグダグダ感が残りますが、アル・パチーノのコミカルな演技が見られただけでもトクした気分になれます。「次は政界を目指す」っていうセリフが効いてますね。 7点(2004-11-08 14:13:00) |
1311. ゴッドファーザー PART Ⅱ
技巧的な作品ですね。最初はちょっと混乱したけど、マイケルの話だけでは単なる殺伐ストーリーになるし、ビトーだけだと平板なサクセスストーリーになる。 両者が絡み合って初めて、重厚な印象に繋がっているようです。展開としては、あの「スカーフェイス」のマフィア版といった感じでしょうか。個人的には、汗くさい「スカーフェイス」のほうが好きかな。 7点(2004-11-01 00:37:25) |
1312. ロード・トゥ・ヘル
気鋭の役者二人が共演しているにも関わらず、このコメントの少なさは異様ですね。観た人が少ないのか、それともコメントのしようがないのか…。たしかに薄っぺらいし、展開はバレバレだし、印象的なシーンも特になし。数日後にはすっかり忘れてしまいそう。でも、最大の失敗はこのタイトルにあるような気がします。どこかで聞いたような単語を並べただけで、オリジナリティが感じられない。原題のまま「アシュ・ウエンズデー」のほうがまだマシだったのでは? 5点(2004-11-01 00:05:13) |
1313. ショーシャンクの空に
すっごく評価高いんですねぇ、この映画。でも私にとって脱獄ものといえば、「ミッドナイト・エクスプレス」。はるか昔に観たのですが、あの暗さ、重さが未だに鮮烈な印象として残っています。それに比べれば、ショーシャンク刑務所なんて天国じゃないですか。昼休みもある。食事もある。仲間もいる。タバコもある。ついでに図書館まで……。だから「希望が大事」なんて強調されても、なんか歯の浮いたようなセリフにしか聞こえないんですよねぇ。でも唯一、M・フリーマンの言ったセリフ「最初は塀を恐れ、しだいに塀に慣れ、最後は塀に頼るようになる」はけっこうグッと来ました。これは刑務所のみならず、どんな組織に所属している人間にとっても言えることのような気がします。 5点(2004-09-09 17:54:21)(良:4票) |
1314. グッドフェローズ
ものすごく饒舌な映画ですが、その割には薄っぺらな印象です。古舘伊知郎のトークのような……。何よりがっかりしたのは、あの名優デ・ニーロがたんなる“悪人”に終始したこと。べつに“良心”や“正義の味方”の登場を期待したわけじゃないけど、もっと苦悩する姿とか遠謀深慮する様子を見たかった。人物描写が浅い分、ドラマチックなシーンがあるかといえばそうでもないし。なんか下手な歴史教科書みたいでした。音楽が懐かしかったので、プラス3点。 [映画館(字幕)] 4点(2004-09-09 17:21:29) |
1315. U・ボート
学生の頃、友人宅でこのビデオを見て言葉を失い、数年前に一人で見て没入し、また最近見て感動を新たにしました。いい映画は何度見てもいい。サプライズも、結末もわかっているけど、やっぱりいい。下手な人間ドラマに陥らず、低俗な戦争アクションものに走らず、グッと抑えた演出がすばらしい。それに比べて最近の戦争映画ときたら……。 10点(2004-07-07 14:12:26) |
1316. インサイダー
すべて実名だから、けっこうリアリティがありました。タバコ業界って、叩きやすいんですよね。ただ、全体としてはちょっとタルいかな。あと、他の映画ではタバコをバンバン吸っているアル・パチーノが、さすがにこの映画では一本も吸っていませんでした。ガマンしてたんでしょうか。 6点(2004-07-07 13:59:03) |
1317. 天国の約束
地味だし、アル・パチーノは動かないし、時間も短いんだけど、ラストではなぜか一筋の涙がタラーッと……。久しぶりにいい映画を観た気がしました。「ニューシネマパラダイス」や「蝶の舌」にも似てるけど、こっちのほうが「文科省推奨」向きかな。 8点(2004-07-04 16:56:44) |
1318. ナインスゲート
ネタバレ 雰囲気はいいよね。J・デップのキャラも好き。でも、オチでがっかり。おそらく万人が途中から薄々気づく結末ですよね。あまりのヒネリのなさに、唖然としてしまいました。そしてもう一つ、最初の殺人の動機と経緯がよくわからん。古本屋の兄ちゃんを殺したのは誰?、何のため? そしてなぜあんな晒し方? 私が見逃しただけかもしれないので、わかる方はご教授くださいませ。 5点(2004-07-04 16:24:59) |
1319. ニューヨーク 最後の日々
甘くも辛くもなく、ただ苦かった。アル・パチーノのお疲れモードが尋常ではない。役作りなのか、それとも本当に疲れていたのか。観てるほうまで疲れてしまいました。まったく派手さのない映画だけど、たまにはこういうのもいいかな。 6点(2004-06-27 15:43:22) |
1320. ウインドトーカーズ
どうしようもない白人礼賛映画かなと思っていたが、そうでもなかった。ケチをつけ出したらキリがないけど、エンタテイメントとしてはこんなもんでしょう。気になるのは村での戦闘シーン。あの子どもたちはどうなったのでしょうか。それにしても、ニコラス・ケイジって、けっこうダイコンなんですね。 7点(2004-06-27 15:32:49) |