1301. ラスベガスをぶっつぶせ
実に普通の映画。モンティーホールジレンマの話だけ面白かったです。 ケヴィン・スペイシーが全体的に小物で、いつものオーラと間逆で笑えました。 [映画館(字幕)] 4点(2008-07-30 13:44:11) |
1302. 西の魔女が死んだ
《ネタバレ》 原作は未読ですが、まあまあ楽しめました。まいとおばあちゃんの生活は見ていて、微笑ましく何だか懐かしい気分になりましたし、おばあちゃんの格言めいた一言がまいを諭し、励ますシーンは結構グッと来ました。 高橋真悠という女優さんは初めて見たのですが、映画の前半と後半とで演技にかなりムラッ気があるのが残念でした。 あと、やっぱり木村祐一は無いでしょ。 [映画館(邦画)] 5点(2008-07-30 13:37:59) |
1303. スピード・レーサー
《ネタバレ》 ウォシャウスキー兄弟のジャパニーズアニメ好きが滲み出てた映画でした。元のアニメを知らない私でもそれを感じれたので間違いと思います。 本編はもうこれでもかという位分りやすい内容。製作者も話の筋はどうでもよくて、「どうだ、このレースシーンかっこいいだろ!」と言ってる気がします。 凄くお手軽に観れて、迫力満点。男の子ならほぼ間違い無く興奮すると思うので、子どもさんが居る人は是非。 [映画館(字幕)] 7点(2008-07-30 13:31:34) |
1304. ミスト
《ネタバレ》 序盤のスーパー・マーケットのワンシーンだけで人々の個性や人となりが説明されていて、そのスムーズな導入が素直に凄いと思いました。 マーケットの中の人々が二分されていく中で、一方は大学卒や教師などのインテリでももう一方は明らかに労働者階級の人々という構図も分りやすかったです。 チープなCGの怪物や異世界云々はオイオイと突っ込んで仕舞いましたが、映画自体のコンセプトが閉鎖空間における人間関係に重きを置いているので問題ないかと。 役者も皆いい味出してるんだけど、狂信者を演じたマーシャル・ゲイ・ハーデンが際立って素晴らしかった。終盤には私も彼女を殺してやりたいといつの間にか思ってしまっていたのがまた怖い。いつの間にか観客も憎しみの連鎖に取り込まれている。彼女が殺されたときにスカッとしてしまう。恐ろしい映画ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2008-07-30 13:25:51) |
1305. 時計じかけのオレンジ
スタンリー・キューブリックが我々の"善"と"悪"の境界線が崩壊する様を描いた本作は、私の人生で最も記憶に残った作品です。そしてこれからもずっと記憶に残り続けると思います。この映画には良い意味であれ、悪い意味であれ、その様な他の映画では体験できない力が間違い無く存在します。 [DVD(字幕)] 10点(2008-07-30 13:05:03)(良:1票) |
1306. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 展開の要所要所は押さえているのでしょうが、それでも全体的の間延び感が凄いです。しかも大して面白い見せ場も無いし、折角の合戦シーンもディズニーの規制が掛かっているのか、血が写らず、戦士達が死ぬシーンも殆ど無い。 一つだけ心より感じました。「指輪物語をディズニーが製作しなくてよかった」と。 [DVD(字幕)] 3点(2008-07-29 00:22:51) |
1307. ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
《ネタバレ》 適当に時間を潰す時などには、丁度いいかなぁと思える映画です。 何だか観客に謎解きを見せたいのか、アメリカの観光スポットを見せたいのか良く分かりません。しかもエド・ハリスが最後にいちいちカッコよく死んでいくのも理由がいまいち分りません。 あと、ゲイツの彼女性格悪すぎません?ゲイツは早くこんな女とは別れなさいと言いたかった。 [映画館(字幕)] 4点(2008-07-29 00:13:19) |
1308. フィクサー(2007)
派手好きの映画を好む方には薦められないかと思われます……。ジョージ・クルーニー目当てだけの方も止めておいた方がいいでしょう。 最後の"騙し"は見ていて爽快でしたね。 [映画館(字幕)] 5点(2008-07-29 00:07:20) |
1309. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
個人的にここ数年の文芸映画の中ではダントツで一番です。ここまで宗教をネガティブに、否定的に描いた映画も少ないでしょう。こういう映画がキリスト教が盛んなアメリカで造られたのには素直に関心します。普通、批判が怖くて出来ませんよ。 そんな重苦しいテーマにも関わらず、結構エンターテイメントにも寄っている気がするし、そこら辺の配分も上手だなぁと。特にラストシーン、ダニエル・デイ・ルイスの気が狂った様な暴れっぷりは一見の価値あり。 [映画館(字幕)] 10点(2008-07-29 00:02:54) |
1310. ヒストリー・オブ・バイオレンス
《ネタバレ》 映画冒頭のモーテルから一気に映画に惹き込まれました。 この監督のバイオレンス描写と性描写は凄いですね。言葉に出来ないからこそ、行動で表現するといった感じで、安易にアクションやお色気シーンに頼っていない事が良く分かります。 ヴィゴ演じる、ジョーイの無敵さが少し気になりましたが、後は個人的には完璧。 最後に家族が彼を受け入れる食卓のシーンはグッときました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-28 23:53:39) |
1311. イースタン・プロミス
《ネタバレ》 この物語は「居場所を求める人たち」を描いた話だと思います。アンナは流産により子どもを失いロンドンに帰ってきた。キリルはファミリーのボスの一人息子として横暴に振舞うも本質は女性的な男である。ニコライはロンドンの裏社会の王の居場所を狙っているドライバー兼始末屋を装うFSBの覆面捜査官。 彼らは一人の赤ん坊を軸にして交差し、物語は静謐ながら感動的なクライマックスへと進んでいく。とにかく脚本に全く無駄が感じられない程に素晴らしく、女性的な感性を持つキリル(実際にホモセクシュアルなのでしょう)がどうしても赤ん坊を殺せず苦悩するシーンは大変素晴らしかった。非常に暴力的でありながら母性的な作品だと思います。どうしてこの様な「生と死」が見事に共生した映画が撮れるのか……、素晴らしい。 公開当時一部で話題となった残酷描写も全体的に静かに進む物語に緊張感を持たせており、とりわけサウナ浴場での凄惨な殺し合いは必見です。常に人の痛みを丹念に描くクローネンバーグだから撮れた名シーンだと思います。 [映画館(字幕)] 9点(2008-07-28 23:48:35)(良:1票) |
1312. スターシップ・トゥルーパーズ3
《ネタバレ》 2で大コケして、反省したのか、変人ポール・バーホーベン(褒め言葉です)が製作総指揮として戻って来た第3作。 相変わらず、地球連邦軍のCM?は馬鹿馬鹿しくて笑えました。 しかし豪く予算を削られたのかは知りませんが、新種として登場したスコーピオン・バグは一瞬しか出番はないし、カミカゼ特攻バグの火薬シーンは明らかに火薬不足だろ!って言いたくなる迫力の無さでガッカリでした。 でも最後にベックともう一人の女が神様に祈ってると、マローダーが降りてくるシーンは下らなすぎて爆笑でした。 一般人には余りオススメ出来ませんが、一応7点としておきます。 [映画館(字幕)] 7点(2008-07-28 11:45:15)(良:1票) |
1313. ザ・マジックアワー
幾人もの人々が繰り広げる、ドタバタコメディ。まあ有頂天ホテルと大本は変わりません。 役者さん達も安定した演技(特に佐藤浩一の立ち振る舞いは一見の価値あり)は観ていて楽しかったです。 しかし三谷幸喜のあの独特なテンションについて行けず、後半は結構苦痛でした。 もうちょっとコンパクトにまとめてくれたら最後まで楽しめたんだろうけど…… [映画館(邦画)] 6点(2008-07-28 11:33:56) |
1314. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
《ネタバレ》 前三作と比較しては駄目と思い、本作についてだけ書こうと思います。 ジョーンズ博士は歳にも負けず、結構頑張ってアクションシーンを演じていたと思います。 彼が登場早々に軍隊相手に倉庫で大暴れ、バックではレイダース・マーチが流れるとなれば興奮せずにはいられません。 上記の様にアクションシーンには全体的に良かったのですが、問題はやっぱり脇を固めるキャラ達かなぁと。 ジョーンズの血統を追うのは楽しいですが、どーも三世はいらなかったと感じてしまいました。ただの助手でも充分だったのでは?あと三世のターザンごっこは流石にギャグに走りすぎと思います。 極めつけは最後のオチ。グレイみたいな宇宙人が唐突に出てくる展開には最早呆れてしまった。時空の狭間ってなんだい。 [映画館(字幕)] 5点(2008-07-28 11:25:13) |
1315. ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ
《ネタバレ》 普通に面白い作品なんですが、まあそれだけでした(笑) 一つの世界は、もう一つの世界の一部でしかないという設定は、何だか色々な想像を掻き立てて楽しめました。 最後のダレダーレの「わたしたちはここにいる!」の合唱シーンは是非字幕版で観ることをオススメします。 あと不満だったのが、カンガルーのお母さん心変わりしすぎ! [映画館(吹替)] 5点(2008-07-28 11:15:12) |
1316. 崖の上のポニョ
クライマックスに盛り上がりが欠けるのが、一番の欠点ではないでしょうか。この傾向はハウル辺りから、若干垣間見えていたと思うのですが、今回で確信しました。最近の宮崎監督は脚本の構成がかなり甘くなっていると思います。次回作(あるのか?)では、せめて普通の映画の構成を持った映画を作ってほしいです。やっぱ巨匠たって、基本は守らないとダメだよね。 [映画館(邦画)] 4点(2008-07-28 11:10:11) |
1317. カンフー・パンダ
マダガスカルやシュレックシリーズやビー・ムービーなどで、ドリームワークス社のフルCGアニメには全く期待を抱かずに鑑賞したのですが、これが意外と良かった。 キャラは全員個性がハッキリしていたし、肝のカンフーシーンの迫力もある。 この夏休みに家族なんかで観に行くのには持って来いの映画だと思います。 ただ吹き替え版より声が豪華な字幕版で観たかったのが、少し心残りではあります... [映画館(吹替)] 6点(2008-07-28 11:04:12) |