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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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1301.  悪の教典 《ネタバレ》 
学校での殺戮は「バトルロワイヤル」を彷彿させるが、こちらはサイコパスによる犯行。こういうのはそのサイコパスっぷりで作品のインパクトが決まる。 生徒に人気の高校英語教師は、子供の頃から共感する能力に欠け犯罪を重ねていた――このサイコパス像は、予想から外れることはなかった。 それに、犯行も大胆といえば聞こえはいいがずさんな面もあるので、これでずっと捕まらなかったというのは説得力がない。電車の中での殺害が誰にも見つからず、ホームの監視カメラにも映っていない。その上、殴った跡が残ってるはずなのに自殺と処理されるとか、リアリティもクソもない。 最後は犯行を隠すための破れかぶれのような大量殺人。男子生徒との同性愛教師の無理心中偽装工作は「あまりにも乱暴なストーリーかな?」と犯人のセリフ通りの無茶苦茶ぶり。最後はお決まりの精神病による責任能力回避を臭わせて終わり。サスペンス性はあるので最後まで引っ張られるが、最後の殺戮シーンがやたら長い。 原作を読んでいないので幻想的なシーンでの外国人とのくだりがよくわからなかった。どうやらアメリカ時代の回想だったようで、詳細は伝わらなかったが殺人を重ねていたことだけはわかった。 明るい音楽で残虐なストーリー展開は、園子温作品に通じるところもある。 穴だらけのストーリーなので矛盾点を気に掛けるよりも、三池監督流のバイオレンスを楽しめばいい映画か。確かに、たまにこうしたバイオレンスやサイコホラーものが観たくなる。 役者は先生も生徒もそれぞれハマってた。生徒では二階堂ふみより水野絵梨奈が印象に残ったが、E-girlsにいたとは。
[DVD(邦画)] 6点(2013-06-05 01:43:52)(良:1票)
1302.  NAGISA なぎさ 《ネタバレ》 
1960年代、高度成長期の小学六年生が主人公。 夏休み中に海の家でのバイトや出会いなどさまざまな体験を通して成長する女の子の物語。 バイトの目的がレコードフレーヤーを買うためというのが時代を感じさせる。 ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」がしばしば使われているが、小学生のひと夏の恋にはどうにも違和感が拭えない。 映画の設定と同世代の人なら、小学生と「恋のバカンス」が違和感なく受け入れられるのだろうか?  東京から帰省中の純真そうな少女が女優顔負けに別人格を演じて遊んでいたことは、主人公と同様に騙された気持ち。 なぎさが出会った体の弱い少年に自分からキスするのは、この年頃は女の子のほうがマセてるので自然だった。 その少年が溺死した事件は、今の時代なら保護者の監督問題が大きく取り上げられるところだ。 今と昔を頭の中で行き来しながら、ノスタルジーが刺激されて昭和や子供の頃を懐かしく思える作品。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-05 01:41:59)
1303.  どこまでもいこう 《ネタバレ》 
いつも一緒に悪さをしていた仲良し二人が、クラス変えで別れてから次第にズレが生じてくる。 転校生による新たな刺激と変化、微妙に変化する友人との関係、同級生の死、異性への意識と距離感。 悪ガキでなくても、ここに出てくるようなものと似たような経験は誰もが何かあるはずで、それがノスタルジーとなって同年代の頃を思い出させる。 ストーリーに大きな柱はないので盛り上がりがなく淡々としているが、小学校高学年の日常がとてもリアルで、少年の変化と成長が巧みに描かれている。  塩田明彦監督はこの作品でしばしば沈黙の時間を用いて間をたっぷりとっている。 それがリアルで効果的に働いている場面もあるが、逆にリアルさを損なっている場面もある。 例えば、この年代同士ならほとんど沈黙の時間は生まれないはずで、そこでの沈黙はリアルさを欠きテンポも悪くなって余計な演出だった。
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-06-05 01:40:43)(良:1票)
1304.  マトリックス 《ネタバレ》 
CGのアクションしか印象に残っていなかったが、久しぶりに見直してみるとストーリーもおもしろい。 人間とAIとの戦いに救世主が現われるのはよくあるSFだが、そこに仮想空間の概念が加わる。 ストーリーに哲学性、映像に最新CGを用いて、独特の世界観を作り出している。 ただ、設定が難解でなかなか把握できず、わかったようなわからないような感覚のまま押し切られるので煙にまかれた感はある。 その一方で、ネオが女のキスで蘇生して救世主の活躍を見せるといった童話レベルのところもあって戸惑う。
[DVD(字幕)] 6点(2013-06-05 01:38:44)
1305.  木更津キャッツアイ 日本シリーズ 《ネタバレ》 
ドラマは結構好きだったが、これはそれほど…。 手数の多い小ネタやギャグはクドカンらしくてくすぐられるが、それを2時間の映画にする必要は感じなかった。 キャラは相変わらず面白いが、ドラマを見ていないとピンと来ないだろう。 ウッチャンが微笑みのジョージというのはピッタリで、オジーに変身したのはおもしろかった。 パロディも満載で、元ネタや役者のキャラがわかっていればハマるだろう。 ただ、わけのわからない怪獣まで出てくるようなハチャメチャコメディに、余命半年の主人公という設定が効果的とは思えない。 終盤、主人公が死亡したかと思わせるシーンもあったが、ミスリードされないので無駄になる。
[地上波(邦画)] 4点(2013-06-05 01:37:22)
1306.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
ミスコンで入賞したときは自分を特別な人間だと思っていたのに、今はシングルマザーで職にも就けず電話代も払えない惨めな生活。 そこから這い上がるバイタリティとしたたかさがすごい。母は強しだ。 隣のバイク野郎が意外とすごくいい奴で、育児に家事にとエリンを一生懸命サポートしていたのが最終的に実ってのハッピーエンド。 訴訟天国のアメリカとアメリカンドリームを象徴する側面もあり、いろんな点でいかにもハリウッド映画らしい作品。  大企業の悪事、隠蔽が暴かれていくのは溜飲が下がる。 エリンのような毒気のある人間だからこそ役に立った感もあるので、毒をもって毒を制すといったところか。 敵に回すと限りなくうっとうしいけど、味方になれば頼もしことこの上ない存在だ。 子宮の値段を聞いたり井戸の水を差し出したりして、責任逃れしようとする相手をぐうの音も出ない程やりこめるのも痛快。 この役にジュリア・ロバーツが見事にハマっている。 ただ、義憤に駆られてというよりも、エリンも弁護士もまずは自分たちの利益という打算が先に見える。 それでも被害者の無念を聞くうちに、少しでも力になりたいという思いが強くなり献身的になっていったのは事実だろう。 少し冷めて見てしまうのは、賠償金や慰謝料をめぐって訴訟が乱発するアメリカ社会に対する抵抗感があるせいだろうか、よくできていておもしろいと思うが感動までには至らない。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-04 01:20:46)(良:1票)
1307.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 
ラストのどんでん返しにしびれた。 思わずもう一度見直してみたくなる。 カイザー・ソゼへの想像力が脚本のうまさでどんどん膨らんでいく。 細かく振り返ればツッコミどころもあるだろうが、サスペンス性が高く勢いもあるので作品世界にどっぷりハマってしまう。
[ビデオ(吹替)] 8点(2013-06-04 01:17:14)
1308.  ジャンヌと素敵な男の子 《ネタバレ》 
主演がヴィルジニー・ルドワイヤンなので観たが、苦手のミュージカルの上に、ストーリーもなかなか酷い。 タイトルからラブコメディかと思っていたら全然違った。 主人公のジャンヌは複数のボーイフレンドと並行して付き合う軽い女。 地下鉄の電車の中で出会ったオリヴィエとエピソードらしきものもなくすぐに恋に落ちて車中でキスしているので、盛り上がりも何もない。 オリヴィエと出会った後も、男遊びは続いている。 そのオリヴィエがエイズだったことを知っても、ジャンヌからそれほど大きな葛藤は伝わってこない。 死期を悟ってジャンヌの前から姿を消すオリヴィエだが、二人の悲恋も間の抜けたミュージカルで失笑に終わる。 エイズという重い素材とミュージカルがまったく噛み合っていないのだ。  ジャンヌがオリヴィエと一緒に地下鉄に乗っていた友人と遭遇し、ようやくオリヴィエの消息を知るが、なんと前日にオリヴィエは亡くなっていた。 ご都合主義もここまでくれば開き直って見える。 ラストは葬儀場に駆けつけるジャンヌが直前でつまづいて倒れているままエンディング。 古いメロドラマかコントのようで、なんじゃそりゃ?と唖然となる。 見る価値があるのはルドワイヤンのヌードのみで、3分にも満たないくらい。
[ビデオ(邦画)] 2点(2013-06-04 01:15:26)
1309.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
人に慣れていないエドワードが挙動不審になるところが子供のようでかわいい。 キムに悲鳴を上げられウォーターベッドを穴だらけにしてしまう場面はニヤけてしまう。 善悪よりも好きな人のために行動しようとするエドワードの気持ちは純粋だ。 異質のものとして排除されたエドワードが、やけになって手当たり次第に辺りの物を切り刻む様子は切ない。 街の住民たちが、最初は異質のものに対して好意的だったのに、ちょっとしたことで一転して排斥に走る様子は、人間社会の危うさを表している。 傷つけるつもりはないのに誤解されてしまうエドワードは、結局人間たちとは共存できなかった。 そんなエドワードを最後まで庇うキムの愛情が悲しくも美しい。 愛の雪を降らせるおとぎ話のような、素敵なファンタジー・ラブストーリーに仕上がっている。
[DVD(吹替)] 7点(2013-06-04 01:07:59)
1310.  カンゾー先生 《ネタバレ》 
まだあどけなささえ残る麻生久美子が収容所の所長との変態プレイをしていたのにはちょっとビックリ。 出征兵士の妻なのに淫売で純粋でひたむきな女というユニークな役柄で存在感がある。 日焼けした健康的な肢体をさらしてカンゾー先生に迫るのも印象的。 出征する童貞息子のためにソノコに淫売を頼み、さらには息子のお守りにソノコの陰毛を抜いてやる母。 戦時下での悲喜劇がペーソスをもって描かれるが、少し散漫な印象を受ける。 ラストは肝臓ときのこ雲を重ねて、肝臓病を戦争の隠喩としたかったのだろうが、物語としてのまとまりや盛り上がりに欠けるようで、ストーリーよりも麻生久美子の存在感が残る。 今村監督には昭和の邦画を象徴するものを感じるが、あまり好きにはなれない作品だ。
[ビデオ(邦画)] 4点(2013-06-04 01:05:55)
1311.  17歳のカルテ 《ネタバレ》 
主人公スザンナの現実と幻覚を行き来する不安定な精神を表すように、フラッシュバックで時折り過去のシーンが挿入される。 心を病んだ少女たちに共通するのは、真面目で繊細すぎて痛みに耐えるのに必要な「強さ」あるいは「鈍さ」を持っていなかったことか。 たとえ外の世界が異常であっても、折り合いがつけられなければその世界にはいられない。 実父と近親相姦を続けているらしきテイジーを精神的に追い込んで自殺させ、それでも平然と遺体からお金を抜き取るリサの異常さが際立つ。 それを演じるアンジェリーナ・ジョリーの存在感はすごい。 デイジーの死に涙したスザンナは成長・変化することで外の世界に戻れたが、ベッドに拘束されたリサとの別れのシーンに和解と友情を感じる。 明暗くっきり分かれた形の二人だけれど、「私は死んでない」とつぶやくリサの言葉が望みを感じさせ、救いになっている。 『クワイエットルームにようこそ』と切り口は違うが精神病棟での実態が垣間見える作品だった。
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-06-04 01:04:31)
1312.  身代金 《ネタバレ》 
誘拐ものの中ではよく脚本が練られていて、派手な展開でエンターテイメント性を重視しているのがわかる。 息子を誘拐された父親が身代金を懸賞金にするという予想外の反撃。 斬新なアイデアで、ストーリーに引き込まれる。 犯人グループ内や、被害者夫婦間でもそれぞれ内輪モメがあり、考え方や立場の違いからすれ違う人間模様が描かれる。  最後まで息をつかせない展開だったが、主犯の犯行動機がピンとこなかったのがマイナス。 主犯の発言をみると、地上で優雅に暮らす種族に対して地下でうごめく種族の敵意ということになるのだろうが、作中では割とあっさりと流している。 主犯が地下で抑圧されている側の人間であることが伝わってこない。 『天国と地獄』の犯行動機と通じるところもあるようだが、もう少しそこの部分を描いてほしかった。
[ビデオ(吹替)] 7点(2013-06-03 01:41:09)(良:1票)
1313.  無能の人 《ネタバレ》 
つげワールドの独特の空気感。 河原で石売りというのが絶対売れなさそうで、うら寂しさを醸し出す。 売れると大きな期待を寄せた石も、オークションで値をせり上げるのに失敗して自ら買い取るハメになり、結局は漬け物石にされてしまう。 風吹ジュンが生活のくたびれ感をうまく出していた。 無能な男と妻子が手をつないで帰るラストが優しくていい。 ただ、ストーリーとしては淡々とあまりに日本的で、自分が映画に求めるものとは違っていた。
[ビデオ(邦画)] 4点(2013-06-03 01:30:23)
1314.  Strange Circus 奇妙なサーカス 《ネタバレ》 
なんだか寺山修司のようなアングラ臭がする。 近親相姦、児童虐待、乱交、四肢切断などおどろおどろしい倒錯の世界が背徳感を刺激する。 何が現実で何が夢で何が小説の世界なのか混乱してくる。 主演の宮崎ますみは体を張っての演技ではあったが、それほど魅力を感じないのがマイナス点。
[DVD(邦画)] 5点(2013-06-03 01:28:18)
1315.  アフタースクール 《ネタバレ》 
内田けんじ監督は『運命じゃない人』もそうだったが、緻密に構成されたストーリーで予想の裏をかく。 登場人物の正体がなかなか明かさずにサスペンスで引っ張られる。 おおよその人間関係が把握できたかと思えば、そこでどんでん返し。 まんまと術中にはまってハッとさせられた。 予想の裏切りばかりを狙って失敗している某監督とは違い、ちゃんとベタで押さえる場面は押さえてラストでカタルシスもある。 大泉洋と常盤貴子が中学時代の淡い恋を成就させ、ハッピーエンドで後味もいい。 まだ作品数は少ないが、今後もとても楽しみな監督だ。
[DVD(邦画)] 8点(2013-06-03 01:26:12)
1316.  フォレスト・ガンプ/一期一会 《ネタバレ》 
ひたむきで誠実なフォレストの姿にみんなが心を動かされる。 両足を失ったのに名誉の戦死ができずに屈折したダン中尉や、過去のトラウマを引きずりボロボロになったジェニーも、結局はフォレストに心を救われる。 ストーリーにはご都合主義がいたるところにあって細かいところで突っ込みどころも満載だが、大人の童話、おとぎ話として観ればいいのだろう。 その点において好みが分かれそう。  ジェニーがフォレストと初めて結ばれた後に去ったり、子供ができてもフォレストには知らせず一人で育てていたり、その理由がわかりにくかった。 ウイルスによる病気(エイズ?)になって再会を決意したようだが、もう少しジェニーの明確な心理描写があったほうがいい。 アメリカの歴史や文化を感じるシーンが時折り挿入されるのが、日本人にはいまいちピンと来ないかも。
[ビデオ(吹替)] 7点(2013-06-03 01:24:19)
1317.  オーディション(2000) 《ネタバレ》 
「キリキリキリキリ~」 オーディションで再婚相手を見つけようとした男に麻美の狂気が突き刺さる。 「自分がどんな人間かがわかるのも苦しいことやつらいことだけなの。うんとつらい目に遭った時だけ自分の心の形がわかるのよ」 痛いのがダメな人は見ないほうがいいスプラッターホラー。 『ミザリー』のような観ていて痛い場面があるが、追い詰められる心理的恐怖では到底及ばない。 妄想や夢が突然挿入されるので、何が現実なのかわかりにくくて観づらい。 緻密さに欠けるストーリーなので突っ込みどころはいろいろあるが、怖がらせる(痛がらせる)という点では悪くない。
[インターネット(字幕)] 5点(2013-06-03 01:21:07)
1318.  月はどっちに出ている
日本人が在日コリアンを描くとき、被害者、社会的弱者として気を遣い、同情的な描き方や遠慮が過ぎた傾向になるのを感じる。 それはともすれば差別はいけないという直接的で説教臭いメッセージとなって表れる。 ところが、在日2世でもある崔監督は負の部分も含めてストレートな描き方をしているのがいい。 北や南の対抗意識などもとらえているし、在日の雰囲気やしたたかな生命力のようなものがうかがえる。 ただ、ストーリーとしては特に惹かれるものはなく、淡々としていて距離感を感じてしまう。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-02 00:53:34)
1319.  HYSTERIC/ヒステリック 《ネタバレ》 
カップルが知人の留守中に部屋に無断侵入して居座り、金に困ってその部屋の隣人を殺してしまった実在の事件が元になっている。 保母を目指した平凡な女が「太く短く生きて死ぬ」が信条の男と出会い、犯罪を繰り返しながらのその日暮らし。 刹那的で我慢のできない男を千原ジュニア、男に流されるようについていく女を小島聖が演じるが、無軌道で浅はかな二人に嫌悪感しか覚えない。 男がグレた原因が、母が父を裏切って他の男に走ったというのもありきたりでガキっぽすぎて同情するに当たらない。 男のクズっぷりと女のダメさ加減でイライラするだけ、二人に関わった被害者に同情するのみ。 同じ犯罪ものでもギャング映画のようなスケールも痛快さもなく、ひたすらにジメジメと暗い。
[ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-02 00:50:51)
1320.  バックマン家の人々 《ネタバレ》 
ギル役のスティーヴ・マーティンを『裸の銃を持つ男』のレスリー・ニールセンと勘違いしていたおかげで、スラップスティック・コメディと思い込んでいた。 それっぽい妄想シーンが時折り挿入されるものの、ちゃんとしたストーリーのあるホームドラマだった。 コミカルな会話が軽妙でウィットに富んでいてとてもいい。 そうしたユーモアのセンスはハリウッド映画独特のテイストで優れたものに感じる。  カレンが聞きかじりのストレス解消法をギルに試して、交通事故を起こしたシーンは爆笑もの。 笑えるだけでなく家族愛を描いたハートウォーミングな作品になっている。 派手な展開はないが登場人物が個性的で魅力たっぷり、もう一度見直したくなる佳作。 メリーゴーランドよりジェットコースターがいいというおばあちゃんの言葉が素敵。
[ビデオ(吹替)] 8点(2013-06-02 00:49:13)
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