1321. シェーン
《ネタバレ》 西部劇としてはよくある話で、喧嘩で仲直りなどベタな演出も多いのだが、シェーンがやたらとカッコいい。よくある設定のキャラなのだが、ジョン・ウェインともイーストウッドとも違う雰囲気がものすごく良い。ただ、この主人公のシェーンについて言及するとすれば、中盤で出番が少なかった。でも、そんなことはラストで吹き飛んだからまぁ良い。あのラストは忘れられないな。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 12:44:29) |
1322. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 話も演出もどこかイギリス時代とは違い、少し新鮮味があったが、やはりヒッチコックは合わないみたい。 [DVD(字幕)] 4点(2009-01-05 12:39:16) |
1323. ハムレット(1948)
《ネタバレ》 ローレンス・オリヴィエの熱意は感じるが、少々退屈した。さすがに長過ぎる。城内を縦横無尽に動くカメラワークは素晴らしい。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-05 12:36:55) |
1324. ゆすり(1929)
サスペンスにしてはほぼ全くといっていいほど緊張感がない。殺人をするまでの前半が長く、そのわりに終盤にかけてがあっさりしている。ヒッチコックの映画技法は多少楽しめるが、面白くはなかった。 [DVD(字幕)] 3点(2009-01-05 11:27:22) |
1325. チャップリンの消防夫
確かにチャップリンの短編の中では、話にまとまりがある。ふざげた消防夫のチャップリンがやっとのことで現場へ向かい、人命救助をする。なんかチャップリンらしくないような感じが不思議な感覚の短編。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-05 10:57:38) |
1326. 燃える戦場
《ネタバレ》 設定や話としての面白さはあるが、総じてまあまあの作品。アメリカ映画でイギリス人を皮肉ると言うのが新鮮。後半のサスペンスはなかなかだが、全編通して位置関係がさっぱり分からない。ジャングルを舞台にした映画で位置関係をはっきりさせるのは難しいが、あまりにも分からないのはもったいない。もう少しきれいにまとめられたと思うと残念でならない。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-03 19:03:15) |
1327. 蜘蛛巣城
《ネタバレ》 メッセージ性は十分伝わるのだが、間延びした感は否めない。オカルトシーンもそこまで大したことはない。ただ、山田五十鈴の存在感は素晴らしかった。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-02 09:50:01)(良:1票) |
1328. ニュースの天才
《ネタバレ》 確かに、大統領専用機に一つしかない高級雑誌が偽記事を載せていたというのは話としては非常に面白い。しかし、どうもこの映画からだけでは、若造がプレッシャーから面白い記事を捏造したと言うのが見えてこず、もはやスティーブンが駄々をこねているようにしか見えない。製作者の意図とは少し違った結果となったような気がしてならない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-31 00:27:21) |
1329. ザ・ビッグ・ワン
《ネタバレ》 多少は分からなくとも、笑える面白い作品。マイケル・ムーアの嫌がらせにたじたじの企業経営者たちはなかなかの見もの。構成としては、地方ツアーという区切りがあるから一見きれいだが、途中でえらくばっさり切ってるところは少し気になる。彼の個性がにじみ出た映画で、彼を愛する人がたくさんいるのが伝わってくる(もちろん嫌いな人もたくさんいるだろうが)。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-26 10:45:00) |
1330. マーズ・アタック!
《ネタバレ》 痛烈なアメリカ批判映画。火星人との最初の対面シーンで、「アメリカ軍は世界を守っている」って発言しているところが印象的。そして、金持ちばかり優遇される社会の中で下層の人々がたまたま地球を救ったり、友好を示しつつも背を向けられたら核兵器を使ったりするのも皮肉。ラストの演説は余計だった気がするが。レトロな火星人のキャラクターも違和感がなく、豪華キャストもそれに負けない存在感を示した。ティム・バートンの傑作。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-09 09:40:26) |
1331. ツイン・ドラゴン
《ネタバレ》 面白いところもあるが、物足りない。設定がいい加減な上、多少しつこい。徹底した設定作りとコンパクトなギャグにしていたらもっと面白くなったはず。それにしても、ジャッキー映画ってラスボスの死に方結構えぐいな。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-02 19:51:20)(良:1票) |
1332. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 出世のためにいけないことをした結果、自分の好きな人が死にかけてしまうという皮肉。「人間になれ」の言葉通り、自分の意思で会社も辞め、引っ越そうとしたところのハッピーエンド。拳銃の伏線が効いている。主演の二人も良いが、ドレイファス医師が良い味出してる。ラストでフランに夢中でカードを配りまくるバクスターと、告白に言葉で答えようとしない二人の画が良い。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-02 19:31:11) |
1333. チャイナタウン
《ネタバレ》 二転三転するストーリーは面白かったが、チャイナタウンについてあまりにも知識がないために分からないことが多かった。この映画がチャイナタウンとはこんなものだから、と言う程度の認識しか与えないため、結果的に観る者を選ぶ映画となったとも言える。出来れば知識を蓄えてから観たいと思った。そして、ジェイクとイブリンが結ばれるのが一番分からなかった。映画内の男女はすぐに心を許しやがるから嫌いだ。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-02 17:07:04) |
1334. 恐怖のメロディ
《ネタバレ》 こんな女に手を出した軽い男の自業自得。イブリンの狂人振りは役者としては凄いが、さすがに観ていられない。そしてラストのためとは言え、釈放させると言う筋書きはおかしい。 [DVD(字幕)] 3点(2008-12-02 17:04:35) |
1335. ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場
《ネタバレ》 伝えたいテーマは分かるのだが、これはどう観てもエンターテイメント。見事にパターンにハマった展開なのだが、そこまで悪くもない。ただ、やや中だるみしてしまったのと、悪との差をはっきりさせ過ぎたのは残念。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-02 17:00:39) |
1336. キス・オブ・ザ・ドラゴン
《ネタバレ》 アクションシーン以外は本当につまらない。「事件」にするために、都合よくことが運びすぎ。ビデオには映っちゃったし、そのテープを簡単に手に入れちゃったし、同じ現場にいたストリッパーと偶然出くわすし・・・。こうでもしなければダラダラしてしまうのは見え見えだから仕方ないかもしれないが。そして演出としては、終始シリアス路線を意識しただろうが、それに伴うドラマはないし、アクションシーンはむしろコメディに見える。特にビリヤード球のカンフーサッカーは笑った。悪役のチェッキー・カリョも嫌いな俳優ではないが、あまりにも「悪」という演出があざとすぎて、良い悪役には映らなかった。 [DVD(字幕)] 3点(2008-12-02 16:55:31) |
1337. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
徐々に畳み掛けてくる脚本はなかなか秀逸。「これはやられた」っていうシーンがビシッと決まれば良かった。2回目以降の視聴は思ってたほどかな。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-30 21:47:32) |
1338. 続・男はつらいよ
今作は少し悲しい話となっているが、なかなか笑える。あと、京都の人間からすれば、昔の京都の景色が伺えるのはうれしい反面、今と昔の景観の差に愕然として残念でもある。 [DVD(邦画)] 8点(2008-11-30 21:38:47) |
1339. ネットワーク
《ネタバレ》 「テレビに映るものが全てではない。テレビは何でも作り出せる。」と言っているキャスターに視聴者が同調する。ここがミソなのだが多少軸がぶれていたような、要素を詰め込みすぎたような印象。ラストも多少は大げさな気はするが、ニューシネマ期の作品としてみる価値はあるし、ピーター・フィンチの怪演は見もの。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-24 20:20:44) |
1340. ワンダフルライフ
《ネタバレ》 是枝監督はテレビドキュメンタリー出身(現在もされているが)だからこその作風なのか、音楽も流れない、割とカットの長い、そしてドキュメンタリーを観ているような感覚。なのにファンタジー。この異色の組み合わせが自然でありながら、何とも言えない新しい感覚を生み出す。ただ、設定の割りにカタルシスが弱い。幸せに参加していることに気付くことがミソなのだろうが、あと一歩と言う感じ。でも、音に頼らず語っていると言う作風は非常に好感が持てた。 [DVD(邦画)] 7点(2008-11-24 20:14:00) |