tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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プロフィール
口コミ数 2105
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1361.  カリフォルニア・ドールス ネタバレ 
コロンボ警部でも、孫に物語を聞かせる祖父でもないP・フォークが口八丁のマネージャーを好演、実にしっくりきてます。ほぼ無名の女優二人のプロレスラー、ドールズの懸命さも良く伝わる人物描写のおかげで、ラストの大一番の大会までにはすっかりドールズびいきになってしまう。ここでがぜん輝くのが海千山千のP・フォークの根回し演出。投資とばかりに札びら切って、反則すれすれのヤラセ応援あり、過剰コスチュームあり。いや楽しい楽しい。資金源がイカサマ博打(とカツアゲ)というのもいかがわしくて良いですな。ストーリー展開は王道なれど、茶目っ気あふれる逸品であります。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-06 00:21:55)(良:1票)
1362.  飢餓海峡 ネタバレ 
正直もっと重たい作品かと思っていた。戦後、日本の隅々まで貧しかった時代の、貧困と餓えによって引き起こされた犯罪、加えて悲惨な船舶事故、とくれば地を這うが如しの重量感を想像していたのだけど。ところが前半はともかく、中盤以降はまるで火サステイスト。 思うに、左幸子があっけらかんと表情が明るすぎるのでは。娼婦だと判るのにけっこう時間を要したもん。旅館の女中さんかと思ったほど。そして映画全体に流れる飢餓感の少なさ。森林軌道の中で左幸子がおにぎりを食べる場面だけど、後から劇中説明されるところによれば、当時は配給手帳によって米が支給されていたはず。そのわりに大きくてつややかなおにぎりがなんと三つも。そして三国に分け与える時の、全くの躊躇の無さ。包んでいた笹皮をぽい、と車外に放り捨てる気楽さ。序盤のこの描写でこの映画から飢餓感はすでに遠く感じられ、迫力を欠いたと思う。 東京に無秩序に広がる闇市や、焼け野原にぽつりとある娼婦小屋などの風俗描写はリアルだった。だけどどんどん火サスになってゆく。後半は三国の演技が凄いけどオチも読めたし高倉健がうるさい。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-04 00:36:31)
1363.  追憶(1973) ネタバレ 
魅かれあってるんだけど、上手くいかない。男女の仲の微妙な機微をレッドフォードとB・ストライサンドが完璧に、繊細に演じていますよね。特に、それほど多彩な役はできそうにないクセのある顔立ちのバーブラ・ストライサンドにとってはケイティ以上の当たり役はないでしょう。ケイティ、ああいるよなあこういう人。良く言えば一途で純粋、でも柔らかさ、安らぎに欠ける。そんなハリネズミみたいな女を大きな懐で受け止めるハベルにレッドフォード、これもベストなキャスティング。温厚な表情を曇らせてケイティのヒステリーに付き合いつつも限界に。ところが未練だらだらのケイティにやり直しを切り出された時には、一瞬呆気にとられた後、笑い出してしまう。この場面のハベルがとても魅力的でした。告白すると、惚れました。 過去、特に青春というものは誰にでも郷愁を伴った、甘くて苦い思い出でありましょう。音楽、タイトル、そしてベストキャストの二人が見事なまでに青く切ない“若い頃”を甦らせ、中年期にさしかかろうとする層ほど、心かき乱されてしまうのでは。
[ビデオ(字幕)] 8点(2014-05-02 00:24:56)
1364.  ゴジラ(1954) ネタバレ 
日本が誇る完璧な破壊神、今観てもこの迫力、緻密な仕事ぶりに日本のクラフトマンシップの神髄を感じて涙ぐんでしまうほどの出来栄えだ。21世紀の今、破壊される東京の街を観て私は模型だと感じなかったもの。唯一、叩き落されたヘリだけはどうしても模型だったけど。国会議事堂をバックに、燃えさかる帝都にそびえ立つ黒いゴジラのシルエット、この1シーンの見事さ、怖ろしさ、禍々しさ。当時戦禍の焼け跡をリアルに知る世代の人たちは悪夢の記憶をまざまざと呼び起こされたのではないだろうか。 ゴジラ、完璧だ。悪役だけど完璧さの美もあって、やっつけたくないという気持ちにもなるほどだ。宝田と河内が下手でがっくりくるんだけど、ゴジラが補って余りある。「皆さん、さようなら!」の絶叫とともに殉死したテレビクルーとゴジラと心中した芹沢博士、そして一度聞いたら忘れられない音楽に敬意を表して満点を献上いたします。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2014-05-01 00:09:51)(良:1票)
1365.  女と男の名誉 ネタバレ 
昔観たんだけどすごく印象が弱かった作品。結局落とし所がピンと来なかったストーリー。キャスリーンのミステリアスな演出もニコルソンの破天荒なキャラも最終的に生きてこないという、なんか焦点の当て方間違ってんじゃないのかなと、もやもやする筋運び。頭のキレる女殺し屋なんですよ、K・ターナーは。ニコルソンまで振り回されるんだ、悪女の気配がぷんぷん。絶対組織に一杯食わせるはず、と期待して観るじゃないですか。こちらのヨミはてんで外れ、結局印象に残ったのは珍しいJ・ニコルソンの半べそ顔だけだったのでした。
[ビデオ(字幕)] 6点(2014-04-30 00:24:11)
1366.  ゴースト/ニューヨークの幻
このお話はウーピーの存在が鍵。この人の濃いコメディキャラが目を剥いたり大声出したりして場を賑々しくしてくれるおかげで(どピンクのスーツ姿は必笑)、超甘々のtoo muchラブストーリーが俄然見やすくなった。なんせ主役の二人はパトリック・スウェイジとデミ・ムーア。デミはこの頃はまだ非凡な魅力があるけど、パトリックは100人のアメリカ人を平均して出したような典型的なルックスと佇まい。この二人ではごく普通のアメリカ人カップル然としちゃうわけで、一般のカップルの恋バナなんぞに付き合っていられない客のためにウーピー・ゴールドバーグ。正しい脚本であります。
[映画館(字幕)] 7点(2014-04-29 23:50:00)
1367.  ブレイブハート ネタバレ 
熱き男メル・ギブソンがベストキャスティングなのは異論無いけれども。話もカメラも演出もさほどずばぬけているとは思えず。ウォレスは初め戦うことを嫌がっていたのに、どの辺から独立の志士に目覚めたのやら??中盤からはなんかこの人も乱暴な略奪者に見えちゃったりもする。なんせ監督と主演をつとめてお姫様と恋仲で、人々の心に残る非業の死を遂げてしかもオスカーつき。メル・ギブソン気分良かっただろうなー。せめて主役は若手後進に譲るとか考えなかったのかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-25 00:03:43)
1368.  イーオン・フラックス(2005) ネタバレ 
映像美押しで100分持ってった感がある。“ブレードランナー”の作りこみ感と同レベルの情熱を感じる未来図に圧倒される。もっともベクトルは正反対を向いているが。とにかく清潔で明るくてつるんとしていて建造物も人も人工的な美しさ。直に神経に働きかける情報伝達の技術等、制作のアイデアとセンスがこれでもかと披露されて楽しい驚きがいっぱい。(こんなに技術が進化してるのに研究成果を紙に残しているのはなんでだ、とは思ったが。←おかげで焚書の憂き目に遭ってるじゃんか) 画に一生懸命仕事して、世界観を作り上げたのは見事だけれど、ストーリーはやや腰くだけ。ハンドラーをはじめ、反政府側モニカン派はどうするのか一切説明無し。この社会の一因となった不妊が自然治癒で治ったとのくだり、脚本家は思考を放棄したねさては。ああそれと“塀の外”も見たかった。外に逃げるって言ってたじゃん。わくわくしちゃったよ 損した。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-24 00:27:46)
1369.  裏切り者(2000) ネタバレ 
そんなに悪くないんだけども。信用できない男ばっかの中に真人間たる母親や恋人を配してバランスも取れているしメインの役者はベテラン揃い。だけどなんでか物足りなく思うのは、主人公のキャラクターが一定してないからか。“裏切られた被害者”の役回りで理不尽を一人背負っちゃってるように見えるけれども、そもそも学校に入るのを蹴ってホアキンとの裏家業をチョイスしたのはこいつ自身なのだ。警官めった殴りもカタギのやることとは思えないし。しかもラストはちゃっかりその罪もチャラにしちゃってる。最後の独白ったらないよ。「裏社会のルールを破ったけれど後悔はしていない云々」を聞くといい子ちゃんぶってるなあこいつ、と思う。そんな清廉潔白な人物じゃないでしょうがアナタ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-24 00:07:37)
1370.  サウンド・オブ・ミュージック
なんという穢れの無さ、屈託の無さ。教科書のように正しい。“正しさの臭み”が無いのも本作の際立った特徴で、これは雄大な自然美の成せる業なのかも。加えて耳なじみのある名曲がよくもまあ一つの作品にこんなにも。私は基本ミュージカルは苦手なのだけど、歌が嫌いというわけでは決してなく、例えば「或る夜の出来事」の中の1シーンであるバスの乗客らが皆で“ブランコ乗り”を歌う場面なんかは楽しくて大好きだったりする。そんな風に“自然な感じ”で歌が入ってくるのでミュージカルアレルギーが発症しがちな「何故ここで突如歌って踊りだす??」という居ずまいの悪さを極力感じさせないんである。かくして、これを観た後はJ・アンドリュースばりに「ざー ひーるざらーいぶ♪」と声を張り上げて家族に迷惑がられることになるのだった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2014-04-22 00:36:02)
1371.  スーパーサイズ・ミー ネタバレ 
常々なんでアメリカの低所得層の人たちはあんなに太っているのかと不思議だった。普通、食べるのに事欠くのなら痩せるだろう、と。謎はこの映画で氷解した。 ファストフード産業であるマクドナルドが、健康意識が高いわけなかろうということは判りきっているとして、米国の一市民レベルでの「食」に関する意識の低さが根底にあるという視点まで広げているのが観察者として優れていると思った。“カロリー”の意味すら知らない大人たちと、公立高校の給食がほぼ“ジャンクフード”だという衝撃。これにはたまげた。おやつだコレ。いい大人が自分でマックに行くのは自己責任(大げさ)だけど、我が子にこの昼食を出されたらそれは嫌だ。・・とアメリカの親御さんも思ったらしく、この映画をきっかけに改善の動きもあったとのこと。監督身体を張った甲斐がありました。「せめてスーパーサイズなんてのは止めないか?」という現実的な提案も好感が持てました。なんだかんだ言ってもやっぱり手軽でオイシイもんね、時々なら。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-18 00:36:19)
1372.  明りを灯す人 ネタバレ 
キルギスかあ。この映画を観るまで知らなかった風景が目に新しい。乾燥した空気とみごとに向こうまで見晴らしの良い景色。今も昔も貧困と政情不安に喘ぐ寒村の構図はあまり変わらない。小手先のズルで小金を浮かそうとする庶民、思想は気高い村長、生活のために身を売る若い娘。利権狙いの怪しい連中。ミスター・ライトの朴訥とした風貌そのままに、お話も実に淡々と流れてゆく。淡々としすぎなほどだ。声高に主張しない奥ゆかしさではあるけども、映画として何かもうひと山盛り上がりが欲しかったような気もする。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-17 00:32:13)
1373.  エリックを探して ネタバレ 
悩める中年男エリックの、抱えてる問題はそこそこ重たいけれど監督は随分彼を生暖かく処遇するのでした。エリック、大丈夫だよ。だって友達があんなにたくさんいるんだもん。別れた奥さんだって懐深く聞く耳持ってくれるし、息子二人もややグレているけれど更正の余地あり。あとはハッパで妄想のヒーローに力づけてもらえれば、一歩踏み出す勇気も出るぞ、と。シリアスに展開するのかと思ったら、逆にユルさは加速してギャングのボス家での騒ぎはほとんどコメディ。なんかなんでも上手くいくなあと思わないでもないけど、主人公が元気を取り戻す話は楽しいし、サッカーに詳しければ倍、詳しくなくてもほのぼのできます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-17 00:18:15)
1374.  トゥルース 闇の告発 ネタバレ 
紛争下での犯罪を暴く映画は多いけれど、これはまた群を抜いてとんでもない凄まじさ。人身売買プラス女性の人権侵害、加えて加害者が国連配下の組織ぐるみだつーんだから、もう本当に現実のことなの?と疑いたくもなる。 巨大な組織犯罪を相手にもがくヒロインは、大変勇気のある女性だと思う。映画の中では足を引っ張られ、完全勝利することの難しさで終わっていたけれど。人間ってこんな酷いことができるんだ・・、と何度も絶望的な気分になり、こんなことがあっていいわけないだろ、と一人でも多くの人に同意を求めたい気持ちになった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-17 00:03:29)
1375.  理由なき反抗
あの赤ジャケットのジミーがここにいる。J・ディーンを“永遠の青春”アイコンたらしめた有名作ではあるけれど、J・ディーンが際立った存在感というのみ。今観ると高校生の苦悩にしてはやたら幼く、人の死すら演出上のお飾りになっていたりで、ストーリーはどうにもご都合主義。だけど、やっぱりジミーがいるから。若さゆえの傲慢さとその裏腹の自信の無さ。伏し目がちの、奥行きのある表情。ジャケットとジーンズでそこに佇むだけで放つ強烈なオーラ。彼一人だけが、周囲と別物の演技をしている。点数はジミー盛り。彼がいなかったらかなりのマイナス。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-04-16 00:03:39)
1376.  コンテイジョン ネタバレ 
これは恐ろしかった。スターを担いで対ウィルスとの攻防戦をショー仕立てにした“アウトブレイク”とは真逆のかっちりと硬質な現実感、心胆寒からしめるとはこのこと。なんたって、グウィネスもケイトも早々に死んでしまうんだからね。美貌を放棄したグウィネスの死相の表れた顔が冒頭からして恐ろしい。バリバリと活躍していた主演級女優のケイトをすら、あっさりと消去してしまう容赦の無さが心にこたえる。 人間描写も見事。これだけ多数の人数を配してなお、各人の存在の鮮烈なこと。小さな自己中を恥じ、償おうとするフィッシュバーンがいれば、災難に乗じてゆがんだ自己主張と利益を目論み恬として恥じないフリー記者もいる。家族を失いながら、未曾有のサバイバルに巻き込まれ、ゆっくり悲しむことすらできなかったM・デイモン。彼がようやく時間を得て、カメラの中の妻を想って涙を流すシーンは胸が詰まる。 それぞれの場面をてきぱきと切り替え、DAY1をラストに持ってきて、もう一押し「うわあぁ・・」と恐怖感を呼び起こさせる。この手管はいかにもソダーバーグ。ざわざわとまとわりつくような音楽もスタイリッシュ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-15 23:45:00)(良:3票)
1377.  自転車泥棒 ネタバレ 
多分、100人がこの映画を観たとして、97人位は主人公とストーリーを共にするうち「ああーっ自転車盗んだ奴許せねえっ」と憤慨し、ヤケクソで高い食事をする父親の切なさに「わかる、わかるよ」と心寄り添い、ラストに一台ぽつりとそこにある他人様の自転車に良からぬ考えを抱いて心がざわざわしてしまうはずなのだ。人にみな共通の心の弱さだったり、人生の理不尽さが無慈悲に展開し、ワタシの心はすっかりかき乱された。チキショー、つらいなあ、お父さん。飲みに行きましょう、おごりますよ。
[地上波(字幕)] 8点(2014-04-12 00:27:15)(良:1票)
1378.  家族の庭 ネタバレ 
激苦な映画。人間の心の、「それを言っちゃあおしまいよ」な部分を映画にしているので覚悟が必要だ。メインの夫婦トムとジェリー夫妻は、非の打ち所の無い「良い人」たちなので、非難がしづらい。そしてそこが巧妙でいやらしいと思うのだ。全く良くできた夫婦だ。互いに自立し、尊重しあって菜園作りに精を出し、友人を招いてホームパーティだ。ジェリーの葬儀にはおそらくたくさんの人が集まることだろう。義兄の妻のリンダの時とは正反対の様子になるだろう。口々に皆「良い人だった」と言うことだろう。だけど本当にそんなにいい人か?普通の人だと私は思ったな。この夫婦に絡んでくるのがメアリー、見事なまでにイタさあふれる中年女で、彼女の造形が上手すぎる。自分の人生にことごとく焦っている自分好きなメアリーを“二十年来の友人”と位置づけ、付き合いを続けてきた夫妻だけど、実はちょくちょく彼女を「上から」見る目線が露見するんである。身内の義兄にはメアリーの話などしないし、初登場の息子の彼女よりも下に位置づける。“良き友人”をやってきたけど、ついにその面をキープできなくなった終盤の冷たさには、メアリー嫌いの私でも冷やっとする。まあもちろん人間関係など、ある程度の距離や節度が無いと保てないものだ。この夫婦はごく普通の人たちなのだ。知らなくてもいいことをわざわざ描き出す監督の皮肉屋な目線にたじろぐ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-10 17:39:11)(良:1票)
1379.  フットルース
明るくてイキオイがある、80年代って確かにそんな時代でした。明るい原色のスーツ、デビューしたての若いマドンナ、ふるさと再生だといってお金がばらまかれた日本の田舎。この映画はまさしくそんな記憶の中の一ピースであり、優良ポップスである主題歌と若きK・ベーコンの生真面目な瞳に出会うと、あの賑やかな時代が蘇り、ちょっと軽薄ではあったけど悪い時代じゃなかったよな、と個人的な思いにひたってしまうのでした。お話は、この時代を誇張したみたいに単純明快、わかりやすいことこの上なし。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-02 23:34:15)
1380.  スーパーマン(1978) ネタバレ 
ヒーローの原型といえばスーパーマン、あの青の全身タイツみたいのに赤パンと赤マントといった出で立ち、これが78年当時アリだったのかそれともクリプトン星人のセンスに問題があるのかがワタシにとって大きな疑問だったのです。今回、作中でNY市民がスーパーマンを見て「ひどい服だ」と発言していた場面を発見し、ひとつのmy課題をクリアした気分です。 それはさておき、ヒーローの原典とはこうも能天気だったのですね。後世バットマンが「正義とは」云々と煩悶するのとはエライ違い。こっそり裏から人類を支えることを使命としていたはずが、結構な露出度で人助けに参上し、新聞紙のインタビューには自ら出向いて回答。好きな女を助けるためになんと時空すらいじっちゃって満足げ。明るい明るい。色んな鬱屈があったはずの70年代の終わりに眩しいまでの単純正義を放ったヒーローだったのですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-31 00:59:36)(笑:1票)
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