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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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121.  機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア 《ネタバレ》 
シリーズ第2作。今回は前作のラストで地球へ向かったキャスバル(エドワウ・マス)とアルテイシア(セイラ・マス)の三年後の様子が描かれていて、もう一人のシャア・アズナブルの登場や、今後につながるであろうジオンによるモビルワーカーの戦闘実験、それにチョイ役で一年戦争以前のアムロやミライが登場するなど見どころもあるのだが、全体的に見ると平凡な感じで、2作目にして既に少し中だるみ感もあって、出来としては別に悪くはないんだけど、物足りないといえば物足りないかなといったところ。青年になったキャスバルもといエドワウの声を池田秀一が演じているが、いくらのちにシャアになるからといってティーンの頃から任せていることにちょっとおいおいと思ってしまうし、実際その演技にも無理を感じる。これは本人からの申し出によるものらしいのだが、スタッフは潔くその申し出を断る勇気が必要だったのではないか。いっそもう一人のシャアを演じている関俊彦の二役でも良かったような気がする。一部ファーストとの矛盾もあるがまあ許容範囲。エドワウがセイラのもとを去るラストシーンはこれからのこの二人の運命の歯車がいよいよ動き出したという感じがして、次回に期待を持たせるにじゅうぶん。
[DVD(邦画)] 5点(2020-02-29 16:43:42)
122.  機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル 《ネタバレ》 
ガンダムシリーズは今までほとんど見たことがなかったのだが、このたびファーストガンダムを初めて全話見て純粋に面白かったので、最終回を見て間の空かないうちに前日譚となるこちらのシリーズも見てみようと鑑賞。ファーストでアニメーションディレクターをつとめていた安彦良和が自ら描いた漫画を原作に総監督を担当しているが、コミカルな要素があったりして作風はかなりソフトに感じるものの、思ったよりドラマとしての見ごたえはあり、想像してたより面白かった。ファーストではアムロに影響を与えることになるランバ・ラルにすごく魅力を感じたが、今回はそのランバ・ラルとハモンがキャスバルとアルテイシアを地球に逃がすために奮闘する姿が描かれていてその辺も見どころだったと思う。でも、この後、一年戦争でランバ・ラルとハモンはアルテイシア(セイラ)と敵同士として再会してしまうのだなあと思うと複雑な気持ちになるし、それはキャスバルとアルテイシアにも言えることだ。そのキャスバルとアルテイシアの境遇はこうやってじっくり描写されるとなんか同情してしまうし、幽閉されてしまった母・アストライアとの別れのシーンでは思わずジーンとさせられた。無事に地球に向かったキャスバルとアルテイシアが月を見るラストシーンも印象的だったが、そこにかかる主題歌もこのラストの映像によく合っていて、曲自体も非常に美しい。
[DVD(邦画)] 6点(2020-02-22 15:01:07)
123.  黒部の太陽 《ネタバレ》 
長年見たい映画の一本だった本作をようやく見れたのがまず嬉しい。黒部ダムのトンネル工事を描いた三船と裕次郎の共同プロデュース、初共演の大作映画で、二人の本作にかける思いはじゅうぶん伝わってくるし、上映時間の長さ(3時間超え)やキャストの多さからしてもこれぞ超大作という映画になっている。内容的には正直あまり期待していなかったのだけど、(リアルタイムで映画館で見たという母親は「画面が暗いだけだった。」と言っていた。)見る前の予想よりははるかに面白かったし、時間の長さもあまり気にならずに引き込まれることができたのは良かったと思う。裕次郎が映画館だけで見てもらいたいと言っていた映画なのだけど、確かに工事現場の天井が崩れて大水がくるシーンなどはすごい迫力だし、メインとなる破水帯との戦いもサスペンスフルに描かれていて見ごたえじゅうぶんで、まさに映画館で見る映画とはこういうのを言うのだという感じで、その言葉にも納得。工事と並行して描かれるドラマとしては裕次郎演じる岩岡と父親(辰巳柳太郎)の確執や、三船演じる北川の娘(日色ともゑ)が白血病にかかってしまうエピソードが描かれていて、二つともこの手の映画にはありがちなサブエピソードだと思うものの、岩岡と父親のエピソードは、辰巳柳太郎の味わい深い演技も相まって印象に残り、これがいいアクセントになって厚みを加えていて良かったし、終盤、工事終了直後に娘の訃報を知らされた北川が悲しみを押し殺して工事関係者に感謝のスピーチをするのは素直にカッコイイと思えた。寺尾聰の俳優デビュー作とのことだが、デビュー作にしていきなり早くも実の父である宇野重吉と親子役で共演しているのがなんだか微笑ましい。熊井啓監督と言えばメッセージ性の強い社会派監督で、こういうスター同士の共演を売りにした大作映画とは縁遠い印象だが、どちらかと言えば本作では職人監督に徹している感じが強く、(社会派の側面がまったくないわけじゃないと思うけど。)監督としての器用さを感じられたことが新鮮だった。
[DVD(邦画)] 7点(2020-01-03 00:39:34)
124.  映画 聲の形 《ネタバレ》 
見る前はあまり期待もなかったが、始まるや否や一気に見入ってしまった。内容は確かに障害者やいじめの問題を描いているが、単に差別やいじめは良くないというこういう作品にありがちな単純なメッセージよりも、根本的なテーマはもっと深いところにあり、とても重いが、同時にとても考えさせられる映画だ。小学生の頃、転校してきた聾唖者である西宮に対するいじめの中心人物だった石田がやがてスケープゴートになり逆にいじめられる側になるというのはリアルだし、それが原因で五年たって高校生になっても周囲と打ち解けずにいる石田の西宮に対する贖罪や、彼自身の成長と再生が本作のもう一つのテーマだ。そんな石田の目から見た同級生たちの顔には全体に×印がついているというのも、わかりやすい演出ではあるが、石田の心情をうまく表していると感じるし、そうしていることで、石田にとても感情移入しやすくなっている。そんな中であるきっかけで友達になってくれた永束と、西宮を必死で守ろうとする彼女の妹であるゆづるの存在は石田にとってどれほど心強く、大きな存在だっただろう。出てくる同級生や小学校の担任の教師、西宮の母は問題のある人物として描かれていて、とくに同級生は小学校から高校まででなにも変わっていないような連中が多く、中でもとくに川井と植野は見ていてイライラするほどだったが、同時にそこにリアルさを感じられる部分もあり、映像の美しさや作画の丁寧さもそうだが、人物描写も繊細で丁寧で、作り手が石田をいじめる側の同級生たちも決して完全な悪役のように描かず、どこか愛が感じられる描き方なのがいい。そしてもちろん石田という主人公をきっちりと描いているのが良かった。他人と交わり、完全にではなくても分かり合えることの大切さ、話すことの大切さ、そういうことをあらためて教えてくれる映画で、もちろん、賛否両論はあるのは当然のことだと思うけど、素直に見て良かったと思えたし、じゅうぶん見る価値のある映画だ。最後にこの映画で京都アニメーションの制作作品初めて見たんだけど、実際に作品を見ると、あんなひどい事件が起こってしまったのはあらためて非常に残念で哀しく思う。
[DVD(邦画)] 8点(2019-12-30 16:02:56)(良:1票)
125.  極道VSまむし 《ネタバレ》 
「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」や「マジンガーZ対デビルマン」、それに東映ではないが最近では「ルパン三世VS名探偵コナン」といったようにアニメや特撮ヒーローものでは時々作品の垣根を越えたコラボレーション作品が製作されることがあるが、中島貞夫監督の本作は東映の2大シリーズである若山富三郎主演の「極道」と菅原文太と川地民夫主演の「まむしの兄弟」のコラボ企画。「マジンガーZ対デビルマン」の翌年の作品ということで、アニメだけではなく、自社の人気映画シリーズどうしの共演作も作ってしまうのがいかにも東映らしいところだと感じる。双方のシリーズを一本も見たことがないのでどうかなと思っていたが、ストーリーは結構しっかりしていてシリーズを知らなくてもそこそこ楽しめたし、若山富三郎の喜劇俳優ぶりも見ていて楽しい。しかし、かたちとしては「極道」シリーズに「まむしの兄弟」シリーズの主人公二人がゲストで登場という体裁のためか、イマイチ「まむしの兄弟」の魅力が伝わってこず、逆に若山富三郎と菅原文太、川地民夫の格の違いを見ているようで、なかなか両者対等にとはいかないなと感じる部分もあったのが本当のところだ。でも、この二つのシリーズに興味がわいたことは確か。
[DVD(邦画)] 6点(2019-12-01 22:51:28)
126.  戦艦大和 《ネタバレ》 
「男たちの大和」などで参考文献としてクレジットされている吉田満の「戦艦大和ノ最期」を映画化した新東宝の映画。戦後八年という時期に製作されていて、大和を扱った映画としてはおそらくこれが最初の作品になるのだろう。実際に大和の副長だった人物が関わっていて、それだけで重みを感じるし、艦内の様子や雰囲気などもリアルに再現できているのではと想像できる。前半は出撃前の乗組員たちの人間模様を描いた群像劇になっているが、やはりそれも大和を扱った後年のほかの作品では意外とあまり見ないような感じで、少し違う印象を残している。それぞれのエピソードを深く掘り下げているわけではないのだが、やはり胸に迫るものがある。とくに、アメリカ出身の乗組員がいたことには驚かされた。彼の境遇を考えるとなにかやりきれない気持ちになってしまうのだが、彼にかけられる「たまたま生まれた場所がそうだっただけ」という言葉に救いを感じる。出航シーンなどの乗組員たちの落ち着いてどこか達観したような様子も実際はこうだったのかもと思えるもので、かえってリアルだ。大和のセットなどは明らかに書割と分かる部分もあって、今から見るとしょぼいの一言なのだが、後半の沈没に至るまでの特撮はけっこうがんばっているように感じた。この後半では、前半で乗組員たちの人間模様をたっぷりと見ていたおかげで、彼ら(とくに学徒兵を中心に。)がいかに死んでいったかが丹念に描写されている分、やはり悲壮感を感じずにはいられない。全体としてはドキュメンタリータッチの印象が強いものの、やはり、ドラマとしてよく出来ているからこそこの後半の壮絶さが活きているのだと感じることができる。製作当時(同時期には「原爆の子」なども作られていた。)は、大和の資料も少なかったと聞くが、その中で作られた本作はそれだけで意味がある作品だと思うし、やはり、原作者である吉田満(実際に大和に乗っていた人で、本作に登場する吉村少尉のモデル。)はじめ、本作に関わった全員に大和の悲劇を後世に伝えようという気持ちがあったことがひしひしと伝わってくる。今から見れば地味な映画かもしれないが、やはり、歴史的に考えると貴重な一本だ。
[DVD(邦画)] 7点(2019-11-23 17:58:29)(良:1票)
127.  夕凪の街 桜の国 《ネタバレ》 
昭和30年代と現代の二部構成で描かれた佐々部清監督による広島原爆を描いた映画で、こうの史代の漫画を原作としている。昭和30年代が舞台の前半「夕凪の街」は原爆に遭った主人公・皆美(麻生久美子)が生き残ってしまったことへの葛藤を抱えながらそれでも懸命に生きていく姿が描かれていて、淡々としているが、情感たっぷりで心に刺さるようなセリフもあり、思ったよりはかなり良いし、思わず引き込まれた。それに現代の邦画戦争ものにありがちな回想形式でなかったのも良かった。しかし、やはり後半の現代パートである「桜の国」は、最終的に伝えたいことは伝わってくるものの、前半とのつながりがうまくいっているとは思えず、前半が良かっただけにイマイチに感じる部分が多い。「桜の国」の主人公である七波(田中麗奈)の子供時代の回想が入るのもせっかく前半は回想形式でなかったのにと思えてしまって何か残念だった。見たあとで調べて分かったのだが、原作では七波の子供時代も回想ではなく、現在進行の物語として書かれているみたいなので、たとえ三時間くらいになっても映画でもそうしたほうが良かったような気がした。また、原爆資料館で吐き気を催した友人(中越典子)を七波がラブホに連れていくところは思わず突っ込んでしまったし、二人で風呂に入りながらテレビでかかっていたプリプリの「diamonds」を歌うシーンは、原爆映画という本作の趣旨とかけ離れてしまっていて違和感があり非常に残念だったように思う。悪い映画ではないのだが、前半の良さを後半が足を引っ張ってしまった印象は否めず、あまり人にすすめようとは思わない。それに、映画を見ているときにふだんほとんど原作の存在は意識しないのだが、本作は久しぶりに原作の漫画を読んだほうが良さそうと思ってしまった。それでも、前半の良さに免じて6点を。
[DVD(邦画)] 6点(2019-11-17 18:13:21)
128.  舟を編む 《ネタバレ》 
辞書編集という地味目の題材で、見る前は少し不安もあったのだが、見始めるとそれが興味深く、最後まですんなりと面白く見ることができた。また、主人公のマジメ(松田龍平)が自分の意見がうまく言えないようなもどかしい人物なのだが、辞書編集という仕事を通して生きがいを見つけ、変わっていくさまがとても感情移入できるし、主人公の周りの人物もみんな個性的で面白く、それも本作を飽きずに面白く見られた要因ではないかと思うし、松田龍平をはじめ、辞書編集部のメンバーを演じる俳優陣が全員ハマっていたのも良かった。笑いどころも多く、中でもマジメが惚れたかぐや(宮崎あおい)に宛てて習字でラブレターを書いているのにはすごく笑ってしまったが、見ていて同じ三浦しをん原作の「ウッジョブ 神去なあなあ日常」でも強烈な告白シーンに笑ってしまったので、原作を知らないながらここで同じ原作者であることを強く感じた。異動前に西岡(オダギリジョー)が自分の体験から考えた「ダサい」の用例も思わずクスっと笑ってしまう。ただ、15年間の出来事を描いているためか、マジメとかぐやの恋愛やタケ(渡辺美佐子)の最期などもっとじっくりと見たかった部分もあったのは確かで、その辺は原作やアニメだとどうなんだろうと感じてしまうのも事実。演出としては平凡な印象があるが、松本(加藤剛)が亡くなるシーンを直接的に描かなかったのは正解だったと思う。一つの辞書を作るのには細かな作業と長い年月が必要ということがよく描かれていて、そのあたりを知るにはとてもいい映画だ。劇中に登場する猫の名前がなんとも松竹らしい。
[DVD(邦画)] 6点(2019-11-10 17:33:08)
129.  ルパン三世 1$マネーウォーズ<TVM> 《ネタバレ》 
テレビスペシャル第12作。今回は敵である銀行頭取が女性であることがやや斬新に感じるし、その頭取が戦争を利用して金儲けを企んでいるところなどは妙にリアルに感じる。ルパンとのラストの対決もみごたえがあり、女は殺さないがだからと言って容赦はしないというルパンのキャラクターがよく出ていて、テレビスペシャルほかの作品ではここらへんがブレているものもあるのでテレビスペシャルではけっこう貴重かもしれない。ただ、ルパンとこの頭取の対決は確かに面白いのだが、ほかのゲストキャラの印象がイマイチで、ナビコフなんかはわりと好きそうなキャラクターだっただけに少々勿体なく感じた。登場人物を絞ってルパンと頭取の対決をもっと全面に出しても良かったと思うのだが、30分枠なら可能でも90分のスペシャル版だとほかにいろいろ要素を入れる必要があり、難しいのかもしれない。(でも、今回の五右衛門が宗教にハマるエピソードは削ったほうが絶対良かった気がする。というか、五右衛門いつもこんな感じだし。)それを考えるとやっぱりテレビスペシャルよりも週一レギュラーの30分アニメのほうが良いなと感じてしまう。
[DVD(邦画)] 6点(2019-10-26 23:18:26)
130.  富士ファミリー2017〈TVM〉 《ネタバレ》 
シリーズ第2作。前作が良かったので見る前は少し不安な面もあったが、そんな心配はなく、むしろ前作を見ているのもあって最初から安心して楽しむことができた。今回も富士ファミリーの面々の日常がコミカルに描かれているが、その笑える中にも前作同様に人間の不器用さや弱さがサラリと、でも、しっかりと描かれているところにこのシリーズの良さがあるし、とても見ごたえのあるドラマになっている。今回、笑子ばあさん(片桐はいり)が幽霊のナスミ(小泉今日子)に聞いた生まれ変わりの合言葉である「おはぎちょうだい」が物語のキーワードになっていて、この言葉がそのまま今回の「生まれ変わり」というテーマにつながっている構成だが、それがなんとも心地よく、見ているうちにこの何でもないような言葉を聞くだけでこちらもなんだか元気に、そして前向きになれる気がしてくる。今回も笑子ばあさんは面白く、冒頭から笑わせてくれていて楽しいのだが、老人クラブで戦時中に白い飯を食べていたと自慢した男(鹿賀丈史)とけんかになった数日後に二人で富士山の見える公園でおにぎりを食べているシーンは思わずしんみりウルっときて、非常に良いシーンだった。また、その直後に炊飯器を開けた鷹子(薬師丸ひろ子)が「炊き立てのご飯ってきれいだな。」と言うシーンを入れるのも印象的で、演出としてもうまかったと思う。その鷹子が有名な占い師になった中学時代の友人(YOU)に再会し、昔のわだかまりを解くエンドロール直前のシーンも良い。また、今回はナスミと新人幽霊(羽田圭介)のやりとりも描かれているが、その会話の中にもサラリと胸にくるような言葉が多く、これも心に残る。そのナスミの分のおはぎを前にした笑子ばあさんの独り言も本気でナスミのことを心配しているのがよく伝わってきて切ない。誰かに必要とされることの大切さや、生まれてきたことのありがたみといったメッセージをストレートに発しているが、今回もそのメッセージがじゅうぶんに伝わり、見て良かったと思えたし、自分はこういう人情喜劇がやっぱり好きなのだろうと感じた。もうドラマとしての続編はないかもしれないが、できればまたやってほしい。見終わっておはぎと炊き立ての白いご飯が食べたくなったことを最後に記しておく。
[DVD(邦画)] 8点(2019-10-13 17:51:39)
131.  富士ファミリー〈TVM〉 《ネタバレ》 
薬師丸ひろ子と小泉今日子、それに片桐はいりの共演にミムラと高橋克実も出ているというこのキャストだけを見れば「あまちゃん」や「梅ちゃん先生」が浮かんでしまうが、もちろんこの2本の朝ドラとは全く無関係なNHKの正月ドラマ。実は木皿泉脚本ドラマを見るのが初めてだったのだが、素直にとても面白かった。富士山のふもとにある小さなコンビニを舞台に、そこを経営する家族の人間模様を描いた人情喜劇で、笑える中にも人間の弱さや孤独といったものをサラリと描いていて、深みがあるし、生きている、ここに存在していることの素晴らしさを感じさせてくれる。そのメッセージがやや直接的すぎる気もするが、じゅうぶんに胸に刺さり心に残った。登場人物の中ではやはり笑子ばあさん(片桐はいり)が面白く、冒頭の食卓を囲んだ富士ファミリーの面々との会話や、幽霊になったナスミ(小泉今日子)とのやりとりが笑わせてくれるのが楽しい。でも、やっぱり、笑子ばあさんとマツコロイド(元は日テレのバラエティー番組に出てきたアンドロイドらしい。)のやりとりが上記のメッセージも出てきて印象深い。鷹子(薬師丸ひろ子)に20年以上同じ日にプロポーズしている雅男(高橋克実)が、ほかの人と結婚するので新居をコーディネートしてほしいと鷹子に頼むのも見え見えなのだけど、それが逆に安心して見ていられる。さっきも書いたが、本当に面白い、見てよかったと思えるドラマだった。続編もあるようなのでそちらも見てみようと思う。
[DVD(邦画)] 8点(2019-10-06 23:26:58)(良:1票)
132.  古畑任三郎vsSMAP<TVM> 《ネタバレ》 
SMAP全員がSMAP役として犯人を演じた「古畑任三郎」の正月スペシャル。今回は犯行までの描写にじっくり一時間近くをかけているが、それによって「古畑任三郎」ではなく、SMAPが主演の犯罪ドラマのようになってしまった面は確かにある。しかし、その犯行内容は練りに練ったもので見ごたえがあり、古畑(田村正和)の登場が遅いことをあまり気にせずに見ることができたのは意外に良かったし、エレベーターの仕掛けの面白さや、SMAPが殺人事件を起こす発端となるのが中居やキムタクではなく草彅というのが印象的で、事件自体も犯行に参加する予定のなかった草彅が飛び入り参加していなければ解決は難しかったなど、本作では草彅の役回りがけっこう大きい。中居が殺人の標的になる男(宇梶剛士)に「SMAPは終わらせない」と言うシーンがあるのだが、今になってこのセリフを聞くとなんだか切なくなってしまうのも仕方のないところ。でも、見ていて安心感が出てくるのはやはり古畑の登場後なのはSMAPのドラマとしてではなく「古畑任三郎」の一篇として見ているからだろう。西園寺(石井正則)の初登場作品だそうだが、時系列的には次回の緒形拳の話のほうが先なのか、とくに初登場という感じはしない。本作で古畑がSMAPに対して同情的な言葉をつぶやくのは「刑事コロンボ」にもあった展開を参考にしているのかもしれないが、ドラマ性重視というよりは犯人がSMAPだからという気がした。もう少し言わせてもらえれば思っていたより楽しめたのも事実だけど実在人物が一部架空の設定でそのまま出てくるエピソードとしてはイチローの話のほうがこのシリーズらしさもあって面白かったかな。それにSMAP全員を一度に出すよりは連ドラ版で一人ずつ犯人役として出たほうが良かったとも思う。キムタクはこれ以前に連ドラ版に犯人役として出たことがあるのだからそれは不可能ではなかったはず。
[DVD(邦画)] 6点(2019-09-26 18:14:01)
133.  ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―
1話15分ほどの短編3本で構成されたスタジオポノックのオムニバス映画。米林宏昌監督の「カニーニとカニーノ」。行方不明になった父親を捜しに行くカニの兄弟を描いているが、セリフが全編カニ語という本作オリジナルの言語というのがユニークで面白いし、それでいながらもちろんストーリーもきちんと理解できるつくり。「メアリと魔女の花」で感じたようなジブリっぽさも本作ではあまり感じなかったのも良かった。それに映像も美しい。ただ、主な登場人物だけが擬人化されたふうで、その他大勢のカニは普通のカニなのは気にならないでもなかった。でも、「メアリと魔女の花」よりはぜんぜん面白かったと思う。百瀬義行監督の「サムライエッグ」。卵アレルギーの小学生男子と母親を描いているが、三本の中ではいちばん身近に感じられる。アレルギーの怖さがリアルに描かれていて、アレルギーを持つ子供を持つ家庭の日常がよく伝わってくる内容になっているためか、アレルギーとは無縁の自分が見ても胸にくるものはあった。確かに無防備な部分もあるのだが、学校での食物アレルギーの授業などにも使えそうな作品にもなっていると思う。山下明彦監督の「透明人間」。透明人間を題材にした作品だとSFを思い浮べるが、この作品は誰にも相手にされず、周囲から孤立しているような男を透明人間に例えているようで、主人公のデザインもそのまま透明人間に描かれている。そんな男の孤独が描かれているのだが、これまでの2本と違って大人向けな感じで雰囲気も良く、三本の中ではこの話がいちばん良かった。全体的に3本とももう少し長く(30分くらい)しても良かった気はしないでもないが、ポノックはいきなり下手に長編を作るよりも、まずはこういった短編をいくつか作っていって期が熟したあたりでまた長編を出せばいいと思う。「ポノック短編劇場」と銘打っているので、シリーズ化もあり得るかもしれない。
[DVD(邦画)] 6点(2019-09-21 23:32:59)(良:1票)
134.  木枯し紋次郎 関わりござんせん 《ネタバレ》 
中島貞夫監督による菅原文太主演の映画「木枯し紋次郎」シリーズ第2作。中村敦夫のテレビシリーズで映像化していなかったエピソードを描いていた前作に対し、オリジナル脚本となっているらしい本作では、紋次郎(菅原文太)と生き別れの姉(市原悦子)の再会を軸にしたストーリーとなっている。この市原悦子扮する姉なのだが、これがいかにも市原悦子という感じのキャラクターになっていてすごくハマっていて、とても印象に残るし、また、そんな市原悦子が演じるからこそ、逆にこの姉の悲しみや哀れみが演じる市原悦子の演技から感じ取れるのがよかった。紋次郎と知り合ったもう一人の男(田中邦衛)とのエピソードもうまく絡めてあって、ドラマとして面白く、個人的には前作より良かったと思う。冒頭からなにか虚無的な雰囲気が漂っていて、それだけで紋次郎の孤独さが伝わってくるのだが、最後に紋次郎が斬った敵の一言が、それをさらに強調してそのまま終わるというのがなんともいえない余韻を残していて、良い。文太紋次郎はこれで終わりなのだが、後年、菅原文太がテレビシリーズを手掛けていた市川崑監督の映画に何本か出ているのは偶然かもしれないが興味深く、市川監督の映画で菅原文太と中村敦夫の共演見たかったとつい思ってしまった。それから、実現しなかった菅原文太と市原悦子の「東京家族」も本作を見たらどんな映画になっていただろうとも考えてしまった。
[DVD(邦画)] 7点(2019-09-08 23:40:00)
135.  木枯し紋次郎 《ネタバレ》 
「木枯し紋次郎」といえばテレビシリーズをちゃんと見たことがない(「帰って来た木枯し紋次郎」は鑑賞済。)自分でも中村敦夫(それに上條恒彦の主題歌。)というイメージがあるのだが、テレビシリーズがヒットしていた最中に東映で作られた本作は、テレビシリーズとは無関係の作品のようで、菅原文太主演の中島貞夫監督作。このころの東映には珍しい時代劇だが、もうこのころには任侠映画に陰りが見えていろいろ模索してた時期なのかなと思って見たりした。内容はテレビシリーズに配慮して原作の中でテレビシリーズで映像化されていないエピソードを映画化しているとのことだが、スケールの大きな噴火シーンや、カメラワークなどに映画らしさを感じるものの、ストーリーとしてはなんかありがちな時代劇という感じで正直それほどでもない感じで、どこかテレビ時代劇のような感じもしてしまうのが事実。菅原文太演じる紋次郎はニヒルな存在感が漂っていて、それほど悪くはないと思う。でもこれはさっきも書いたように中村敦夫のテレビシリーズをちゃんと見たことがないというのも影響しているのかもしれない。(いつかちゃんと見てみよう。)その紋次郎と盃を交わす男を演じるのが小池朝雄というのがいかにも分かりやすいが、やはりこの人の時代劇における悪役はいつもハマっている。ヒロイン役の江波杏子が二役を演じているが、そのことをオープニングのクレジットで明記しないほうが良かったのでは。文太紋次郎はもう一本あるようなので、そちらも見てみよう。
[DVD(邦画)] 6点(2019-08-31 22:47:55)
136.  未来のミライ 《ネタバレ》 
アカデミー賞ノミネートで話題になった細田守監督の新作。まず、既に指摘されてる方もおられるが、主人公の4歳児の声が不自然で違和感を感じてしまうのが残念で、しゃべり方もなんか子供らしくない。この4歳児 くんちゃんが妹 未来が生まれたことにより、赤ちゃん返りで駄々をこねるシーンが多いのだが、それがちょっと不快に感じる。そんな彼が未来を受け入れるまでが主題のようで、それが主題なら「クレヨンしんちゃん」のひまわり誕生直後のしんのすけが赤ちゃん返りするエピソードのほうが良かったと思えてしまう。(実際、そのエピソードはすごく感動した覚えがある。)また、「未来のミライ」というタイトルでありながら、未来からやってきた未来の存在感が薄く、このタイトルにも違和感を感じずにはおれない。「おおかみこどもの雨と雪」や「バケモノの子」のように話を詰め込みすぎていない分は良かったが、いまいち何が言いたいのかよく分からない映画で、結局今回も面白くなかった。本作は細田監督に子供が生まれたことをきっかけに作った映画だそうだが、ひょっとして細田監督は自分の子供の可愛さを本作を見る人にも分かってもらおうという意図だけで作ったのかもしれない。だとしたら非常に押しつけがましい映画だと感じる。見る前は自分にも4歳と生後4か月の甥っ子がいるので、少しは身近に感じられるかと思ったが、ダメだった。
[DVD(邦画)] 4点(2019-08-24 22:56:19)
137.  飢餓海峡 《ネタバレ》 
内田吐夢監督の晩年の代表作となるサスペンス映画。昔から見たいと思っていた映画だったがやっと見ることができた。三時間長という大作ではあるが、内田監督らしい重厚な演出も相まって、その長さを感じることなく、すぐに引き込まれたし、見終わった後には映画二本分を一気に見たような満足感となんとも言えない余韻が残る見ごたえのある映画だった。台風の中で起こった強盗放火殺人事件の犯人の一人であった男・犬飼多吉(三國連太郎)と娼婦である杉戸八重(左幸子)が出会うところからドラマが始まっているが、この二人が最初に出会うシーンでのおにぎりを食べている八重を見つめる多吉の表情、そしてその八重から手渡されたおにぎりをむさぼるように食べる多吉の姿が本当にリアルで、これだけで人間の本能というものを感じることができるし、これだけで終戦間もない頃という描かれている時代性も見て取れる。そんな多吉が八重と一夜を共にし、強盗で得た大金の一部を苦しい生活を送っているという八重に渡して去るが、これがのちのち本作のテーマである人間の善意とはなにかということにつながっていく構成がうまい。ここから先は八重の人生を追うというのが見ていて意外に感じたのは事実だが、多吉にいつか再会してお礼が言いたいという思いを抱えて生きていく八重の強さや、彼女の多吉への思いがじゅうぶんに伝わってきて、この部分も見ごたえがあった。そしてそんな思いを10年間抱き続けて生きてきた八重の運命はあまりにも悲しい。そして、そんな八重を演じる左幸子の演技のすごさ。とくに、多吉の爪を体にあてているシーンなどは、本当に気持ちが入っているのが見ていて分かるほどで、役を演じるとはどういうことなのかを考えさせられるし、八重が成功した多吉(樽見京一郎)と再会するシーンの緊迫感は内田監督の演出もそうだが、やはり演じる三國連太郎と左幸子の演技力あってのものだと思うし、なかでもこのシーンでは「やっぱり、犬飼さんだ!」と叫ぶ八重が忘れられない。そしてもう一人、本作でシリアスな役柄に初めて挑んだという強盗放火殺人事件を追う刑事を演じた伴淳は撮影中内田監督からいろいろ厳しく言われたようなのだが、見事にそれに応えて枯れた演技を見せていてこちらも素晴らしかった。八重が殺されて以降も面白く、とくに高倉健演じる刑事に樽見が取り調べを受けるシーンは演じる同じ二人が対決する役柄で共演していた同じ内田監督の「森と湖のまつり」を2か月ほど前に見ていたこともあって、なかなか興味深かった。そして、多吉が船の上から身を投げるラストの衝撃・・・。多吉は何を思いながら海に飛び込んだのかと考えると非常に切なく、そこにかかる冨田勲の独特な音楽が最初に書いたようになんとも言えない余韻を残す。まさに傑作・名作とはこういう映画を言うのだと思う。最後にもう一度、本作の杉戸八重を演じる左幸子は本当に素晴らしかった。本作はやっぱり左幸子の映画でもある。
[DVD(邦画)] 9点(2019-08-18 17:53:42)(良:2票)
138.  探偵はBARにいる3 《ネタバレ》 
前作から4年後に作られたシリーズ第3作。前2作を手掛けていた橋本一監督が「相棒」のメイン監督になった影響からか、今回の監督はNHKで「あまちゃん」や「サラリーマンNEO」を手掛けていた吉田照幸監督に代わっているが、多少軽さが増したとは思うものの、基本的な雰囲気は前2作と変わらず、今回も安心して楽しめた。相変わらず探偵(大泉洋)と高田(松田龍平)のやりとりは楽しいし、昔の探偵ものドラマのような少し古臭い感じなども監督が代わってもちゃんと出てるのが嬉しい。それでいて、軽さが増したことにより、笑えるシーンも前2作よりも増えているのは良かった。今回のヒロインは北川景子が演じているが、前2作のヒロインが探偵や高田と初対面だったのに対し、以前にも探偵と会っていて、その時、酔った探偵に言われた一言が今回の事件の鍵になるところなどはうまく設定しているし、今回も前作までとはいかないものの、少しウルっとくるものはあった。それに、北川景子ってなんか苦手な女優なのだが、この役は存在感があって、なかなかのはまり役だったと思う。高田を超える強さを持つ波留(志尊淳)はまさにアクション映画での主人公のライバル登場という感じで、高田と波留の対決シーンは本作のアクションシーンの中でいちばんのみどころで、ちょっと子供じみた感想になってしまうかもしれないが、やはり強い敵が出てくると本当に盛り上がるし、それがアクション映画の醍醐味だとあらためて感じる。探偵と高田の別れを匂わす部分もあるのだが、エンドロール後のおまけ映像(これが笑える。)を見て、このシリーズはこれからも続けてもらいたいと思った。同じキャストでドラマ化でもいいのでぜひ続けてほしい。
[DVD(邦画)] 6点(2019-08-10 18:56:24)(良:1票)
139.  炎の城 《ネタバレ》 
「ハムレット」を題材にした加藤泰監督の時代劇。シェイクスピア作品を翻案とする邦画では黒澤明監督の「蜘蛛巣城」と「乱」があり、加藤監督も黒澤監督の「羅生門」で助監督だったということもあり、変な期待もしてしまうのだが、加藤監督の仕事ぶりをただ確認しただけという感じで、作品としては正直凡作といったところで、あまり面白くない。「ハムレット」のストーリーはよく知らないのだが、それでも、時代劇としてはそれらしくない部分が多く、できるだけ忠実に作ろうという意図は伝わってくる。しかし、それが時代劇としては違和感を感じるものになってしまっているのは残念。「蜘蛛巣城」が本作の三年前とのことで、加藤監督はそれも頭にあったのかも知れず、自分もシェイクスピアに挑戦してみようという思いがあったのだろうとも思うが、もう少しうまく脚色すればなんとかなったのではと思ってしまう。音楽は伊福部昭が担当しているが、クライマックスでゴジラのテーマらしきものが早回しで流れたのはちょっとビックリ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2019-08-03 22:58:57)
140.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 《ネタバレ》 
シリーズ第2作。今回は探偵(大泉洋)の殺された友人であるマサコちゃん(ゴリ)の死の真相を追うストーリーになっているが、やはり今回も探偵と高田(松田龍平)のやりとりが楽しく、雰囲気的にも前作と変わらずまさに安心して見られるプログラムピクチャーという感じで、どこか古めかしい感じなのも前作同様なのだが、やはりこのシリーズはそこがいい。それにストーリー的にもミスリードが利いていて前作よりも面白かった。今回のヒロインは尾野真千子が演じているが、関西弁がどうにいっていて(調べたらこの人奈良出身なんだね。)大げさかもしれないが、極妻のようなヤクザ役もいけるのではと思った。バイオリニストであるヒロインと彼女の大ファンだったという殺されたマサコちゃんの関係が明かされるところはあり得ないと思いながらも思わず少しウルっとさせられた。事件の被害者であるマサコちゃんを演じるゴリが確かに可愛らしく、短い出番ながらもはまり役で印象に残る。ジャンプ場のシーンや路面電車で乗ってきた客たちに襲われるシーンなどはコントを見ているようでつい笑ってしまった。ここらへんもなんか懐かしい感じがする。もちろん、アクションも今回もがんばっていて、なかでもカーチェイスのシーンで追手の男がフロントガラスに張り付いて離れないのは見ていてジャッキー・チェンの映画を思い出してしまった。
[DVD(邦画)] 6点(2019-07-30 23:09:51)
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