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 > にじばぶ さんの口コミ一覧。70ページ目
にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3228
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 40
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 34
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1381.  一命
ご存じ、傑作時代劇『切腹(ハラキリ)』のリメイク。  恥ずかしながら、本作を観る前にその情報知らなかったものだから、ストーリー丸分かりで、観ていて少々しんどかった。 何故かって、この作品って、ストーリーがかなり魅力の大半を占めていると私は考えているから。 『切腹』を観ていた時は、先の読めないスリリングな時代劇に、興奮したものだ。 それを考えると、ストーリーと顛末を知っていて、この『一命』を観たことは、自分で言うのも何だが、不幸というか、愚かというか。  市川海老蔵の演技は可もなく不可もなく。 歌舞伎には精通していないので、知った様なことは言えないが、海老蔵の発声方法が、歌舞伎調の様な気がして、映画向きではない気がした。 少なくとも、本作での話だが。  それを食ったのが、満島ひかりの演技。 あまり目立った演技ではなかったが、控え目ながら、実に巧く演じていたように思う。  ところで、最後の雪は余計ではないか?? 3D映画だから、とってつけた様に降らせた様な気がしてならない。  どんなジャンルでも器用にこなす三池崇史監督だが、人情劇となると、さすがに不向きでないかと。 三池監督は好きな監督の一人で、今までに20本近く観てきているが、本作のような人情劇主体の映画を撮るには、かなり無理があるような・・・  とは言え、そこはさすがの三池監督。 瑛太の切腹シーンは、かなりの迫力。 あと、満島ひかりが死んだ瑛太の手のトゲを取るシーンとか。  随所に三池監督らしさも出ていて、部分的ではあったけど、楽しめたのは良かった。
[DVD(邦画)] 5点(2012-08-16 01:19:40)
1382.  BIUTIFUL ビューティフル(2010) 《ネタバレ》 
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の個性的な映像は堪能できたが、余命2か月という設定が個人的には合わなかった。  自分がもし末期がんで、あと余命2か月と宣告されたら、素直に諦めて身辺整理するだろう。  だがだが、子供の行く末を案じるのは同じかも・・・ いつ死んでも怖くないと思ってはいるが、確かに子供の将来は心配だ。  子供を持つ親が、死に臨んでの現実的な描写が多く、実際に自分が主人公の立場に立たされた時、健康な時には思ってもいなかった心情が発生するかもしれないと思うと、どうにも居たたまれない気持ちになる映画であった。  イニャリトゥ作品はどれも好きだが、この作品は自分にとっては微妙だった。 しかし、映像美と主人公の演技は素晴らしく、イニャリトゥの次回作に期待したい。
[DVD(字幕)] 6点(2012-08-15 19:32:36)
1383.  死刑弁護人 《ネタバレ》 
和歌山ヒ素入りカレー事件の林眞須美、地下鉄サリン事件の麻原彰晃など、著名な殺人犯たちの弁護士をつとめた、安田好弘という人物に焦点をあてたドキュメンタリー。  林眞須美の無実を信じて揺るがないその信念。 世の中からバッシングを浴びても、決してひるまない弁護士としてのプロ根性。 そして何より、ひとりの人間としての個性が突出していて面白い。  そのイメージからすると、狂気の弁護士というイメージがわくが、その実像は意外にも実直な人間そのものだ。  又、実際に犯行を犯した人間に対しては、その量刑の適切さを裁判所で主張してみせるなど、何でもかんでも犯罪人を無実として主張しているわけでもなく、良識と冷静さも兼ね備えている。  安田好弘弁護士に対してマスコミが創り上げたイメージとは別の人物像が、このドキュメンタリーによって浮かびあがる。 いかにマスコミというもがデタラメかが判明する。 それだけでも観る価値のある映画だ。  又、安田好弘は若い頃から一貫して国家権力と闘ってきた弁護士でもある。 弱者の味方、社会的被害者の味方という意味でも、日本にとって欠かすことのできない弁護士であろう。  時に、国家権力は暴走する。 最高権力たる国家権力に真っ向から挑む安田好弘弁護士。 このような人物を抹殺してはならないし、この様な映画を通して、その存在価値を一人でも多くの人に周知させる必要があるであろう。 その様な意味で、このドキュメンタリー映画は、大きな社会的意義を持つ。
[映画館(邦画)] 7点(2012-07-22 09:30:37)(良:1票)
1384.  ヘルタースケルター(2012) 《ネタバレ》 
予想を上回る程でもなく、下回る程でもなく、予想通りの内容。  確かにショッキングな映像は多いが、ダイレクトにそれを捉えてはおらず、間接的に映像化しているので、そこまでキツくはない。 この内容で、直接至近距離で撮ったらR-18になってしまうだろうから、おそらく意図的だろう。  沢尻エリカが、撮影後に境界型人格障害(ボーダレス障害)になったとも言われるが、文字通り“体当たり”の演技をしている。  他に光ったのは、メイク役を演じた新井浩文と、マネジャー役を演じた寺島しのぶ。 沢尻エリカには失礼だが、主役を食うほどの演技力。 他にも、味のある出演陣が脇を固める。  沢尻エリカが演じた「りりこ」の役柄は、決して突飛とは言えない。 美を追究するあまり、整形手術地獄にハマった女性という設定は、むしろ容易なキャラ設定である。 誰もが予想する破綻への道筋。 それを2時間以上もかけて描くもんだから、全体的に間延びしている。 終わらせ方にも疑問符がつく。 破綻してアッサリおしまいの方が、かえってキレ味が増したようにも思う。 又、性描写が多すぎるというクドさも感じられる。  その一方で、極彩色で彩られた映像の数々は、蜷川実花監督の真骨頂を堪能できる。  重そうでいて意外と重過ぎもなく、大衆受けするイメージがする一方で性描写が多過ぎて、リアルな設定でありながらどこか在り得ない感じもして、「全体的にアンバランス」というのが個人的雑感。 そういう意味でも、ヘルタースケルター。
[映画館(邦画)] 6点(2012-07-18 22:58:42)
1385.  1+1=1 1(イチタスイチハイチイチ) 《ネタバレ》 
都会に生きる登場人物達の、何でもない日常が淡々と描かれる。  そこに華美な装飾はなく、本当に淡々と描かれる。 だが、「何でもない」というのは少々ウソで、結構、各登場人物達にドラマが巻き起こる。 ドラマといっても、特別な筋書みたいなものはない。  決して群像劇ではなく、都会に住む様々なタイプの生活を、のぞき見する様なスタイルだ。  そこかしこに伏線みたいなものがあったり、ちょっとした事件が起きたり、変態が登場したり、女子高生がエッチされたり、娘に自殺される父親が出てきたりと、1時間という短めの尺の中に、様々な人生劇場が表現されており、何回観ても楽しめるタイプの映画だ。
[映画館(邦画)] 7点(2012-07-13 21:11:09)
1386.  悪の階段 《ネタバレ》 
評判通り、面白かった! 鈴木英夫監督のサスペンスものとしては、その面白さにおいて、代表作と呼べるだろう。  冒頭から仲間割れが予想されたので、現金を盗むシーンに緊張感が感じられなかったのはご愛嬌だが、その後が実に楽しめた。  最後もどんでん返しに続く、どんでん返し。 ラストシーンも印象的で素晴らしい!
[映画館(邦画)] 8点(2012-07-06 16:36:14)
1387.  U・ボート 《ネタバレ》 
ダサくも思えるBGMが、実にいい味を出している。 潜水艦という、究極の閉鎖的空間において、極限の状態を描いた部分は、少々クドさもおぼえるが、あれだけ天井が低く、しかも深海という環境において、あのパニックさ加減は、いささかも極端な演出とは感じなかった。  苦難を乗り越え、平穏なラストと思いきや、そこは渋い西ドイツ映画。 アメリカ映画の様にはいかない。 実に虚しい幕切れ。 それでいて、十分に楽しい。 映画として楽しい。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-06-26 23:18:55)
1388.  ドリアン ドリアン 《ネタバレ》 
大陸から香港に出てきて、売春婦としてお金を貯める。 田舎から都会に出てきて、都会になじみつつも、やはりなじみきれず、最終的には故郷に還る。 日本でも同じようなパターンがよくあるだろう。  地方から東京の大学に入って、そのまま東京で就職。 だが、やはり都会は仮の場所であって、本来の自分の姿は発見できない。 それで、田舎へ戻る。  その様な、どこの地域にでもありそうな事の顛末を、けだるくて、きらびやかな香港を舞台に、じっくり描いてみせる。 フルーツ・チャンの魅力は、それなりに感じられたが、東京で生まれ育った私には、等身大では観ることのできない部分があって、それが障壁となってしまった感がある。  一方で、香港映画としての魅力、香港の猥雑でいて、どこか寂しい夜の風景。 そういった、香港映画特有の雰囲気と映像の数々が、印象に残った。
[ビデオ(字幕)] 6点(2012-06-17 23:19:36)
1389.  ルージュ 《ネタバレ》 
愛する人の為に死ねるか? 永遠の愛は存在するか?  テーマは分かるのだが、ファンタジーな内容に完全にうんざりとなった次第。  愛する相手に裏切れた女。 その女が現代の香港に幽霊となって現れ、愛の顛末の真相を解明していく・・・ いやー、お粗末というか、感想自体どうでもいいや、と投げやりになる恐ろしさよ。 幽霊より、この映画のお粗末さの方が恐ろしい。
[ビデオ(字幕)] 1点(2012-06-11 00:44:01)
1390.  美しすぎて 《ネタバレ》 
フランス映画らしいと言えばらしいのだが、より正確に言えば、“退屈な類いのフランス映画”といったところだろうか。  美人な奥さんを持った男が、ブスに惚れてしまうという設定は、その設定自体が面白いので、それなり観ることはできた。 だが、その設定内容から一歩も外へ出ない。 延々と最後まで、「美人な妻を捨ててブスな女と浮気する男」を描き続けている。  この平坦さはもはや、「フランス映画的」とか「エスプリ」とかとは別次元に、“映画的に退屈”と言う他ない。  この映画は、随所にフランス映画的なスタイルを感じさせるが、フランス映画は決してこんな映画ばかりではないぞ!と声を大にして言いたい。
[ビデオ(字幕)] 5点(2012-06-10 00:43:14)
1391.  ANA+OTTO/アナとオットー 《ネタバレ》 
情熱の国スペインで偶然出会った男女が、やがて成長し、氷の国フィンランドで運命の再会を交わす・・・  いわゆるラブストーリーにありがちな“偶然の出会い”を多用した陳腐な内容かと思いきや、それがちょっと違った。 苦味に似た、哀しい余韻を心に残す。  人生とは偶然の出会いの連続である。 そしてそれが、男女間の恋愛問題に絡んでくると、心の底を揺さぶられるような感動、もしくは切なさが体を襲う。  この物語は、そんな人生の感動や哀しさ、やりきれなさを、暗めのトーンながら鮮やかに描いてみせた逸品である。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-06-07 17:52:25)
1392.  野獣死すべし(1980/日本) 《ネタバレ》 
大昔、テレビで観た映画。 女性が銃弾に倒れ、その際に、真っ白なブラウスを血で汚し、切ない表情でスローモーションで倒れていくシーンは、今もなお脳裏にトラウマとなって焼き付いていた。  あれから30年。 沢山の映画を観てきて、現在、このシーンを見たら、どう感じるんだろうという、自分に対する好奇心がわいてきて、再鑑賞するにいたった。  結論としては何てことはなかった。 だが、大昔観た時、この女性が撃たれるシーンが、とてつもなく怖いものに見えたのは事実だ。 それだけ、このワンシーンが強烈なインパクトを持っているであろうことは間違いない。  今思えば、村川透監督色が出まくった内容で、特別なインパクトも無いんだけど、映画って数多く観れば観るほど、映画から受ける衝撃度は落ちていくものだと、実感した。  それを実感してしまったことの方が、このシーンより切なかったりして・・・
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-06-03 18:47:31)
1393.  園子温ファンタ・ジア SHORT FILM COLLECTION<OV>
今となっては、有名監督になった園子音監督の、ショートフィルム集。  この作品を観ていると、いかにその後の作品が、自らのアイデアの焼き直しで作られているかが分かってしまう。 つまりは自己模倣。 それも世界観の狭いヤツ。 ゴダールの縮小版、いや、せこい版。  女優陣の露出っぷりが唯一最大の見せどころとなっていて、中身はすっからかん。 しかも、映像は究極にショボい。 観るに堪えない短編の数々。  そして本作、最大の隠れ見どころは、夏川純が夏川純に見えないこと! うーん、、整形前と整形後、確かに整形後の方がきれいかな。 勿論、人工的だけど・・・
[ビデオ(邦画)] 2点(2012-05-18 01:20:06)
1394.  友よ、静かに瞑れ
沖縄が舞台。 基地周辺の殺伐とした街並み、憂鬱感さえ誘う沖縄の陽射し。 それらが、この物語の殺伐感を巧みに演出している。  男の友情という動機のみで、ここまでやるか!という臭い話。 だが、それがまたこの映画の魅力でもある。  1980年代のダササ爆発のBGM。 これが非常に良い味を出している。 極めて効果的だ。  藤竜也、原田芳雄、室田日出男の男三人衆が、映画に男臭い花を添えている。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-05-14 01:21:04)
1395.  花火降る夏
香港返還期前後の混乱を描いた作品。  『メイド・イン・ホンコン』で、印象的な映像美を見せたフルーツ・チャン監督が、今度はアクション映画を撮った。  少々分かりにくい映像と展開は、香港返還の混乱を象徴しているとも取れなくもない。  ラストの展開はなかなか見もの。  残念なのは、ありきたりな香港アクション映画のレベルにまとまってしまっているところだ。 ただし、香港の雑然とした街並みと雰囲気を堪能できる、香港映画好きにはたまらないロケーションの数々が良い。
[DVD(字幕)] 6点(2012-05-12 22:55:26)
1396.  ユダ(2004)
新宿歌舞伎町、お馴染みの区役所通り入り口にあるミスドから始まるドラマで、手持ちカメラの臨場感も手伝って、何かものすごく身近でリアルに体感できる序盤だった。  そういった一人称カメラワークから、徐々に離れていき、光石研が出てくる辺りで、少し自分自身の作品に対するノリみたいなものが薄れてくる。  ユダを演じたホモセクシャルの青年が、生理的に受け付けないという気分の悪さもあり、後半にいくにしたがって、置いてきぼりにされる。  だが、つまらないという一言ではくくれない、何か強烈なインパクトを残す作品だった。  瀬々敬久という言わば中堅どころの映画監督が、デジタルカメラ(DV)を駆使して、まるで学生の自主制作映画のような雰囲気でもって作品を撮っているということが、その一つの要因かもしれない。 良い意味での違和感というか、それなりの技量を持った監督が、現在のイメージからする素人っぽいDVを使って作品を創ったところが、本作の最大の特徴であるかもしれない。  かわいいコが沢山出てくるのも見所の一つ。  だけど、主演の女性は、微妙なライン。 だけど、微妙なラインだからこその、このリアルな雰囲気。 むしろ、彼女が演じたからこそ、余計にその気持ち悪いくらいの臨場感が生まれたとも言えよう。  そう考えると、知名度の高い光石研をキャスティングしたメリットってあったんだろうか。 光石研は嫌いな俳優ではないが、この作品の全体からすると、少し浮いていたように思う。
[DVD(邦画)] 7点(2012-05-02 21:09:20)
1397.  針の眼 《ネタバレ》 
なかなか素晴らしい人情劇だった。 冷酷なスパイが、一人の女性の前では無力となり、正直になる。 どんな人間にも、人間らしさが眠っており、そしてその冷酷さの裏には、幼少期のトラウマがある。  人間を表面的に理解することの問題点をついているような気がした。 殺人を犯す人間にも、それなりの背景と事情がある。 そして優しささえ持っている。 それは、気を許せるほんの一握りの人間の前でしか見せない本当の姿。  スパイもの、戦争ものではあるが、人情劇だと感じた。 そして同時に、戦争の持つ悲惨さ、戦争の犠牲者を描いた内容でもあった。 見応え十分で、イギリス映画らしい、真正面な真面目さが良い方向に出ている。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-04-29 18:59:33)(良:1票)
1398.  セリーヌとジュリーは舟でゆく 《ネタバレ》 
難しさも散見されるファンタジーだが、とても退屈。 なぜならば、主演二人の女性に興味がわかない。 女同士のくだらないやりとり、仕草が気に食わない。 性に合わない、生理的にむかつく。  特に、おばさんパーマの方。 これがまた、センスの悪さ爆発。 髪の毛も爆発。 口紅塗ったところで変わらんだろう!と言いたい。  本の中の世界に入り込んでいくというファンタジーな設定もありきたり。 尺の長さも含め、何とかならんもんだろうか。
[DVD(字幕)] 2点(2012-04-22 07:45:10)
1399.  霧の旗(1965) 《ネタバレ》 
サスペンス仕立てだが、作品自体のテーマは、復讐劇そのものだ。  女の恨み、執念、その怖さが存分に、そして巧く描かれた内容。 終始、表情の無い倍賞千恵子が、執念深い女を実に巧く演じている。  そして特筆すべきは、大物弁護士を演じた滝沢修。 落ち着いた演技と、それとは対照的に、終盤に見せる落ちぶれた演技。 実に貫録十分の演技で、舌を巻くほど素晴らしかった。
[DVD(邦画)] 7点(2012-04-12 00:45:46)
1400.  アパートメント(1996)
時間とタイミングを利用し過ぎの感、大有りの、一種のコメディ。 体裁はラブストーリーかサスペンスか。 いずれにしても、一風変わった作品だ。  役者陣は、いずれも個性派ぞろい。 皆、インパクトのある演技をしていて見応え十分だ。  娯楽に徹していて、なんというか、飽きさせない演出は素晴らしいのだが、それが先行し過ぎている。 真剣に観るタイプの作品ではなく、単純に映画を楽しみたい人向けの内容だ。  粒揃いの女優陣についてだが、最初と最後にしか登場しない、主人公の金髪彼女が一番美しい。 何故にこんなに美しい金髪女性がいるのに、わざわざ仕事を棒に振ってまで、おかしなゲームに首を突っ込むのか疑問だ。 別に金髪美女でいいじゃねーか! 主人公の野郎は、好奇心が悪い意味で旺盛で、欲張りである。  私も欲張りになりたい(笑)。
[DVD(字幕)] 5点(2012-04-08 00:39:19)
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