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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1561.  激走!5000キロ
蒲田の名画座で「オーメン」「カサンドラ・クロス」との3本立て。友達2人と見に行ったのですが、他の2本は既に見ていたので、純粋に楽しめたのはこの一本でした。後の「キャノンボール」がそうであるように、これもまたストーリーらしいストーリーなんて殆どない、ひたすらゴール目指し、商品のガムボールマシンの獲得を目指し走る人々を描いた映画。キャストがヒジョーにジミなので華々しさはありませんが、バカバカしさって点では「キャノンボール」に負けてません。みんながみんな道楽でやってます、という設定なので緊張感はまるでなし、お遊びで作られたようなゆる~い映画なので、名画座でゆる~く見る分にはちょうどイイ、でもここに何かを求めてしまうとかなりツラい映画であるのも事実。求めていいのはせいぜいクルマ、カッコイイ!くらいかなぁ。70年代には沢山ありましたねぇ、カースタントマン主導で作られた映画。みーんな揃いも揃ってゆる~い映画ではありましたが。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-07 23:04:48)
1562.  サハラ(1983)
あれ?大きい劇場で上映してるハズだったのに、小さい劇場に変わっちゃってる・・・と期待して見に行った私をガッカリさせたのですが、映画の中身を見て納得。男装の麗人、カーレースに出場!って設定から受けるイメージと、実際の映画の中身とにかなり差がありました。ねえちゃん、どこをどう転んでも男には見えないヨ!って状態から始まり、レースはどうしちゃったのよ?つーかナンの映画よコレ?って展開になり、そんなのアリ?ってオチに。この映画の脚本を書いた人は、相当に柔らかいアタマだったのでしょうね。レースものでラブロマンスでアクションですって聞けば、なんとなくイメージが生まれるでしょうが、そのイメージを打ち砕く超展開ですもん。最初から最後まで場当たり的に行動するヒロインに、ありきたりな人物像の破壊という意欲が感じられます。ウソですけど。
[映画館(字幕)] 3点(2005-12-07 22:48:53)(笑:1票)
1563.  泥棒成金
映画のイイところの一つに、ほんの2時間かそこらで別世界へトリップできる、っていうのがあります。この映画の南仏の風景、暮らし、リゾート気分、ステキやね~ほわわ~ってカンジ(タイトルバックからしてフランスへの旅を謳ってますしね)。異国情緒たっぷりな世界を彩りにグレース・ケリーがカッコよく描かれてて、あー、この映画ってば、コレのためだけにあるようなものなんだねぇ、って。カーチェイスもなんとなくのどかだし、犯人がワリと早くから読めちゃうような程度のサスペンスだけれども、ヘンにタイトなサスペンスやバイオレンスが展開しても、せっかくのリゾート気分が汚れちゃうだけですしね。グレースがケイリーの正体を追求するシーンですら2シーターのオープンカーに座って、海を見下ろす丘の上でお弁当(焼いたチキンに塩)広げて。1時間46分で南仏旅行気分を味わう映画でございました。ただ、卵にあんなコトしちゃいけません。美味しいのに、卵。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-07 01:25:14)(良:1票)
1564.  最‘狂’絶叫計画 《ネタバレ》 
だから少しはヒネってくれって(笑) ストーリーラインをまるっきり他からパクって来たんじゃ物語を全く楽しめないんですってば。えーと、今回は「サイン」と「ザ・リング」がベース。1作目同様、まんまなぞるのが基本(ボツになった方のクライマックスには「ハルク」「ビューティフル・マインド」「マトリックス・リローデッド」が盛り込まれておりましたが)。それじゃパロディっていうより模倣でしょー。笑いはベタ過ぎで笑えず、エロネタ抑え気味な代わりにゲ○ネタ多くなって、『消化器弱者によるゲ○映画被害者の会』会員の私(んなモンないない)にとっては悪夢のような状態でしたし。ザッカー監督でレスリー・ニールセンが出てるから、少しは面白くなってるんじゃないかなぁ、って期待してたんですが、結局レスリーが「フライング・ハイ」の時のネタを再現してくれたのが嬉しかったです、ってそれだけでしたわ。まーた見終わって虚しくなったわ、もー。
[DVD(字幕)] 2点(2005-12-06 20:59:21)
1565.  フレンチ・コネクション
ヨーロッパの抜けるような青い空、青い海。お互いにプレゼントを渡しあう幸せそうな男女。一転して映画はニューヨークの、様々な色の混ざり合った慌しい世界に。コートをプレゼントされたあの幸せそうな男と共にこの世界へご招待を受けた私は、猥雑な空間で、ただただ働く男の姿を見せられてゆきます。何故懸命に悪を追うのか、何故そんなに必死なのか、説明は一切なし。ひたすら追う追う、追いまくり。終始緊張の糸がピンと張りつめ、暴力的なカメラと色彩と編集、ノイジーなBGMが心をかき乱し続け、映画の終了まで心のざわざわが続きます。ヘップバーンがデニッシュとコーヒーを手に見つめた高貴なる宝石店は、この映画では強盗団に襲われる世界。きっと今でもニューヨークという街にはいっぱいの悪が潜んでいて、そしてポパイが走りまわっていたりする、そんな風に思わせる映画なのでした。夢を見せる時代は終わった、さあ、現実を見せようじゃないか、そんな70年代の始めの物語。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-06 20:36:00)(良:1票)
1566.  プリティ・プリンセス 《ネタバレ》 
メガネかけてる時はマイク・マイヤーズ(つーかオースティン・パワーズ)、メガネを取るとブレンダン・フレイザーに似ている主人公が、さあいよいよキレイになりますよって期待したら・・・レブロンビューティーじゃん・・・。メイキャップアーティストのセンスがアメリカン過ぎだぁ。それでも自在な表情はその枠からハミ出す個性を持ってて、なかなかに魅力的。それだけに、途中からのバカくさい展開にはガッカリ(ビーチパーティのあたりですね)。もし私がこの映画の脚本家だったとしたら恥かしさに自殺しますな。そうじゃなくって、プリンセスとしての自覚に目覚めてゆく過程というのを見せて欲しかったんですけど。登場人物が整理されてなくって、あのモミアゲ少年と最終的にキス、って展開もちっともドラマチックに迫ってきません。「お前、ちっともドラマに絡んでなかったじゃん」って。意地悪チアリーダーもチャラ男も不要、アレもコレもとがちゃがちゃ盛り込まず、単純に庶民の娘とプリンセスとの落差を描くだけでいいと思うんですけど。ミアのリアクションだけで十分に楽しいのですから。
[DVD(字幕)] 4点(2005-12-05 00:20:04)
1567.  13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた! 《ネタバレ》 
あらっ、アタシのツボだったトコが実は不評なのね。それまではとにかく『殺される~!うぎゃあ!』ってクラ~いノリだった「13日の金曜日」が、おバカ映画へと転身を遂げた、記念すべき作品なのに。007パロディのオープニング、落雷で甦っちゃうモンスターのジェイソンくん、『これから殺されますよ』って人々のノー天気な明るさ、ずいぶんと「13金」もポップになったものねぇ、って感心したんだけど。特にベッドの下に隠れた少年の会話が好きだったわ。もう殺されるの覚悟して『大人になったら何になるつもりだった?』って。悟って諦めちゃうの。でも結局ジェイソンくんは子供は殺さないのよね。モンスターになる事で、ある種のヒーローへと変化したのよ。ちなみにアタシの生まれた日は13日の金曜日だったわ。どうでもいいハナシだけど。【あねやん】
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-04 12:42:16)
1568.  大空港 《ネタバレ》 
次の「エアポート'75」とはたった4年の差なのに、「'75」は70年代のニオイぷんぷん、対してこちらの「大空港」は古き良き時代のハリウッドのニオイぷんぷん。映像のダイナミズムは実機を存分に空撮で捉えた「'75」に軍配が上がりますが(「大空港」は雪上での脱出シーンはともかく飛行シーンはミニチュア丸出しでコントみたいになっちゃう)、映画を見た!って充実感はやはりこの第一作がいちばん。様々なドラマを抱えた登場人物達が一夜の空港に集い織り成す物語は、ハッピーエンドに集約されてしまう訳にはいかない複雑な重層構造。私が特に印象に残ったのは、保険金目当てに飛行機を爆破してしまう事になる男の、その妻のエピソード。職のない夫に代わってカフェで働き、手持ちの金もなく、それでも夫を愛し、夫の身を案じて空港に駆けつけ、そして最後は乗客達に向って謝罪してまわり、泣き崩れる・・・全く救われてないよ、悲しいよ。その後の多くのパニック映画がラストには希望を提示して終わる中、この映画の人々はみな一様に輝く希望を与えられてはいないのですよね(無賃旅行のおばあちゃんを除いて)。そして現実は続く、という終わり。それがこの映画の味わいだと思います。それにしてもこの映画では職人魂を見せたジョージ・ケネディ扮するパトローニは、その後、副社長になったりパイロットになったり、波乱万丈の人生を歩んでおりますなぁ。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-04 11:51:53)(良:2票)
1569.  パリの恋人
なんかとっても好きかも。終始ワクワクウキウキしちゃって。本屋さんオードリーはかわいいし、モデルオードリーは美しいし、アステアはこの時点でもう結構なトシながらも相変わらずスマートでカッコイイし、パリのロケはパリ全体を巨大なセットみたいに捉えていて夢のように描いてるし、クラシカルなミュージカルとモダンアートとが1つの映画の中で共存しててオシャレだし。教会のシーンでの過剰に解放された露出とソフトフォーカスが同じスタンリー・ドーネン作品の「ラッキーレディ」のソレを思い起こさせて嬉しくて、すっかり幸せな気分になっちゃって、ああ、なんか私にはドーネンの波長がしっくりくるのかなぁ、なんて。アステア噴水や「ローマの休日」から引き継がれた必殺技オードリークラッシュで存分に笑わせてもくれて、余計な事を考えずに純粋に雰囲気に酔える、楽しいひとときを過ごせた映画でした。スワンダフル!
[DVD(字幕)] 9点(2005-12-04 00:35:39)
1570.  キューティ・ブロンド/ハッピーMAX
前作はエル・ウッズの天然な才能が結果的に普遍的なフェミニズムへと昇華されてゆきました。ところが今回のエルは司法から政治の場へとスケールアップを果たしながら、映画そのものはアメリカの正義という、内側を向いた世界へと矮小化されてしまってます。正しい政治を謳うのであるならば、あくまでエルの天然の才能でそこへ向って欲しかったのですが、描かれるのは保守に対するリベラルの主張。それもリンカーンを思想の絶対的な礎としている時点でこの映画の限界が見えてしまうのです。エル・ウッズはエルのエルによるエルのための存在としてリンカーンすらも突き抜けた存在であって欲しかったのですが。
[DVD(字幕)] 5点(2005-12-03 14:56:46)(良:1票)
1571.  スパイダー パニック!
殺されちゃう人と生き残る人の扱いに疑問が湧かない事もないですが(あのしょーもない悪徳社長親子は殺られても仕方ないと思ったんですけどねぇ。一方で床屋さんは可哀想)、犠牲者がどんだけ出ても、ちっとも陰惨に見えない、所詮はおバカ娯楽映画ですよ、という姿勢が面白かったです。有毒な産業廃棄物によってクモが巨大化しました、っていうベッタベタなお約束展開から始まる悲壮感皆無なモンスターパニック映画、ショッピングモール立てこもりという、モロに「ゾンビ」な展開になったり(保安官、民間人見捨ててるよ・・・)、シャカシャカ動きまわるクモ達がCG丸出しだったりしますが、それもご愛嬌。テレ東あたりで放映されたらちょうどイイB級の雰囲気を味わえる事でしょう。ただ、このテの映画に付き物のお色気担当が登場しないお上品さがちょっと不満かなぁ(笑)
[DVD(字幕)] 6点(2005-12-03 14:23:26)
1572.  気狂いピエロ
ゴダールにとって映画とはキャンバスであり日記帳であり原稿用紙であり心のゴミ箱であり、何かを表現するための自由な場であるのだなぁ、とつくずく思わせる映画でありました。この鮮烈な色彩、詩的な語り、そして自在過ぎて追いつけない展開・・・。作る側も見る側も、映画というもののフォーマット、ルールを限定してしまいがちですが、ゴダールは遥かに自由な表現者で、だから見る側としては真っ白なままで向かい合うのがいちばんなのかな、と思ったりもします。経験が共感を生む瞬間もあるかもしれない、全く受け付けないかもしれない、でも、何かしらのイメージが心に残るとすれば、それで十分なのです。1から10まで、手取り足取り導いてくれる映画と違って、そこに求められるのは理解や共感ではなく、ただゴダールの色なのだと。私にとっての「気狂いピエロ」は、ただフランスの風景の中にアンナ・カリーナが存在しているだけで十分です、って状態なんですけどね。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-03 14:06:47)(良:1票)
1573.  ティファニーで朝食を 《ネタバレ》 
この映画を、ネコたん中心に見てた人は、きっと私以外にも沢山いるハズ。「うわー、ちゃんと起こしてる・・・飛んだぁ・・・袋覗いてるぅ」って。麗しのネコたん。でも、ネコたん視点で見ると、意外にも映画の姿が見えやすくなってくるという。オードリーの役は、このネコたんに象徴されているんですよね。オードリーにとって男はみんな単に糧を運んでくるネズミ。でも男にしてみればオードリーは捨てネコみたいな存在。奔放に生きてるつもりでも、結局は自分の居場所を見つけられない。そんな迷いネコを、優しく包んでくれる存在が必要だったのですね。あの名無しネコたんこそが、オードリーの本質だったのだぁ、と思う私でした。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-03 12:30:34)(良:3票)
1574.  マイ・フェア・レディ
ヒギンズ教授の、自分の専門分野に関しては自信に満ちているけれど、その自信が他の事には必ずしも通用するワケじゃない、そしてそれが判ってない不器用さが面白かったです。感情ですら理論で割り切れるモノだとばっかり思ってたのでしょうねぇ。あのトシなのに、いざとなるとお母さんに頼ってしまうあたり、かなりのおぼっちゃま。イライザを支配しているつもりで、きっとあの後、自覚もないままに支配されてゆくのだろうなぁ、と考えると、なんだか微笑ましく感じるのでした。あと、オードリーの声はとってもキュートで好きなので、下手でも全編彼女の声で見たかったなぁ。それにしてもスーパーパナビジョン70、テクニカラーで撮られたこの作品、当時のままのフォーマットで劇場の大きなスクリーンで見られたら、どんなにかきらびやかな世界が体験できたことか。公開当時リアルタイムに見られた人が羨ましいです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-03 12:29:37)
1575.  麗しのサブリナ
ボガートとホールデンのお尻をめぐってのコントシーンなんて、最高じゃないですか。ボガートなんかマジメな表情でコントしてくれるから、もう可笑しくて。映画ファンを公言しつつも不勉強な私は、この映画をつい最近やっとちゃんと見たのですが、もっとマジメな恋愛ドラマだと思ってました。実際はカル~いノリで笑わせてくれる映画だったのね。ただただヘップバーンの美しさや、ボガート、ホールデンという名優のすっとぼけた演技を楽しんでいれば、それだけで十分な映画、他にはなんにもいらないや。後半、黒で統一されたファッションのヘップバーンを見て「サブリナパンツはいてる」と思った次の瞬間、「違う違う、サブリナパンツをはいてるんじゃなくって、あれこそがサブリナパンツの語源」と自分にツッコミ。そういえば亡き母が、ヘップバーンカットもサブリナパンツも日本で流行る前にいち早く取り入れたと自慢してたなぁ、なんて思い出した夜でした。でも、かーちゃん、あなたは典型的な昔の日本人体形でしたよ・・・。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-03 00:49:41)
1576.  ふたりのロッテ (1993) 《ネタバレ》 
映画を見る!と決めたはいいけれど、ナニ見る?って全然決めてなくって、「コレでいいや」と劇場に入った映画。映画が始まって言葉を聞いて初めて、英語じゃなくてドイツ語だ、アメリカ映画じゃないんだ、と気付く始末。でも、楽しみましたねぇ。映画はハデさの全くない、マジメな児童文学の映像化作品といった風情ですが、どうにもこうにもこのテの映画に弱い私は、現実はそんなに上手く行かないよ、と思いつつも王道なハッピーエンドまでワクワクしっぱなしでした。サマースクールで出会った、性格も育った環境も全く違う、だけど顔かたちはそっくりな二人の女の子。実は別れた両親それぞれに引き取られていた双子が展開させる作戦は、展開読めまくりでも楽しめました。役者に全く馴染みがない分、余計なイメージが邪魔になったりしないのも良かったですね。新しさ、突出した面は全くない映画ですが、真面目な作りに好感の持てる映画でした。
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-27 14:12:07)(良:1票)
1577.  追憶(1973)
この映画、私はダメでしたねぇ。キレイなテーマ曲やポスターの図柄とは裏腹に、見ていてバーブラとレッドフォードと、どちらにも共感できずにイライラしまくっていた、やたら時代を反映した背景のやかましい映画という印象がしました。もっとも、今から30年近く前、男も女もナンも判らない状態で見ての印象をそのまんま今思い出しているだけなので、今見れば少しは違った印象を受けるのかもしれません。もっとも、あの物語をもう一度見たいとは思わないなぁ・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2005-11-27 13:44:12)
1578.  花咲く港 《ネタバレ》 
松竹は80年代、銀座に古い映画を見せてくれる劇場を持っていたのですよね。今はゆとりがないのか、そういう機会は東宝のシネコンの特別上映くらいになってしまっていて(名画座で上映されるのは新しい映画ばかり)、映画って見られる機会に見ておかないとね、と今になって強く思うようになりました。さて、その松竹シネサロンで見た「花咲く港」。戦時下に作られた白黒映画のフィルムは傷だらけ、雨が降りまくり状態でしたが、そこには心豊かな日本の姿が写し取られていました。小さな島社会に訪れる波乱は、ひたすら性善説に基づく物語。島民を騙そうとやってきた二人の詐欺師が、結局は島の人々のために尽力してしまいました、というコメディ。そこにはまだ戦争の暗い影は殆ど感じられず(台詞に登場しますが)、ゆったりとした人の暮らし、古き良き日本人の姿が描かれています。このすぐ後、日本は大きな転機を経て全てが変化した事を考えると(「誰が、何が良かった悪かった」という判断は安易にしたくないのですが)、失われた日本が見られるこの映画は、それだけでとても貴重な存在だし、これを見て今の日本についてちょっと考えてみるのもいいかもね、って思うのでした。それにしても黄門さまはこの頃からずっとあのまんまだったのねぇ。
[映画館(字幕)] 8点(2005-11-27 13:28:08)
1579.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
例によってミーハーあにやん舞台挨拶を見に。エマ可愛かった~。お人形さんのよーでしたよ。さて、映画の方はと言うと「賢者の石」「秘密の部屋」なみにエピソード羅列な上、「アズカバン」を更に上回る原作の省略で破綻寸前な状態。原作を読んでいない人にはワケの判らないセリフや描写続出、原作を知る人には『おいおい、いくらなんでも飛ばし過ぎだろ!』とツッコまれるであろう世界。やはりあの長さの物語を1本の映画にするにはかなりムリがあったようで。それでも初期2作のギャーギャーうるさい状態から「アズカバン」で叙情的なタッチに軌道修正した事が今作にも影響を与えている分、見られる映画になっていたとは思います。もっとも、本筋はそんなに面白くなくって、ラブラブ話の方が微笑ましく楽しく見られてしまうのですが。原作ラストの「さあ、いよいよ大変な事になりましたよ」感が薄められて、無理してハッピーエンド風にしているあたりからも、ファンのためのお祭り映画とハリウッド娯楽映画との間の妥協が垣間見えてしまい『仕方ないのかなぁ』と見ているこちらも少々諦め気味。ここだけは納得行かないぞ!っていうのはジョン・ウィリアムズとはタッチが全く違ってしまった音楽くらいのものでしょうか。でも『ああ、あのちっこくて可愛かったコがこーんなに綺麗になっちゃって』と父親のよーな感動を覚えてしまうハーマイオニーの見事なドレスアップショットだけでも、この映画の価値は十分あるのですわぁ。
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-19 22:41:43)(笑:1票)
1580.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 
文句ありません。素晴らしい映像表現にウットリ。死者の花嫁が垣間見せるダークな美しさ、そして彼女が負った悲劇を存分に堪能させて頂きました。「チャーリーとチョコレート工場」で、いまひとつピンと来なかったモノがここにはありました。それは映像の完璧なコントロール。「チャリチョコ」の作り込まれた世界に垣間見えた現実に引き戻されるようなスキマ風、ここにはそれが入り込む余地などありません。アニメーションは1から10まで世界の総てを作ってゆかなければならないのですから。命ある者の世界と死者の世界のトーンが本来のイメージとは逆転している描き方、束縛と開放によって対比されてゆく物語の構造など、見るべきところは沢山あるのですが、何よりティム・バートンのダークな色調が純化されて表現されている映像こそがすべてのキモなのでした。もしかするとティム・バートン本人以上にこのアニメーション監督と美術監督はティム・バートンの色を理解しているのかもしれません。
[映画館(字幕)] 10点(2005-10-26 22:32:33)(良:1票)
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