1561. Life 天国で君に逢えたら
またいつもの死ぬ映画かと、ちょっと食傷気味に見始めたんだけど、やっぱり子供が話に絡んでくると涙脆い僕の涙腺は耐え切れませんでした。 特に娘がいじらしくて涙が溢れました。 まあ、そういう意味では家族物とか、父と娘の心の交流とか、そういうカテゴリーに属するのかも知れないけど、あのラストシーンを見てしまうとやっぱりこれは純粋なラブストーリーだったんだなと納得しました。 僕も大切な人の手を絶対に離さないようにしたいと思います。 あと、どうでもいいことだけど、伊東美咲が中山美穂に見えて仕方なかったです。 [DVD(邦画)] 7点(2008-03-04 13:25:37) |
1562. 月のひつじ
全人類的な偉業を影から支えたオーストラリアの田舎町の物語。 心温まる人間ドラマがあって、くすっと笑わせくれるコメディの加減も丁度いい感じ。 そして、何よりもこの歴史的瞬間を追体験させてくれる感動がありました。 僕も噂では人が月に降り立ったらしいということは聞き及んでいたけど、この作品を見て、もしかしたら本当に人類はあの月へ行ったのかも知れないと信じてしまいそうになりました。 それくらい素晴らしく良く出来た作品に仕上がっていると思います。 [DVD(吹替)] 9点(2008-03-03 13:14:33) |
1563. 街のあかり
こういう作品は雰囲気を好きになれるかどうかが評価の分かれ目になるんでしょう。 はっきり言ってこの雰囲気が駄目なら、見る価値を見出すのは難しい。 ドラマチックな物語があるわけでもなし、ロマンチックな恋愛があるわけでもなし、ただ淡々と男の不幸な境遇が描かれていくだけ。 まあ、僕はそんなに嫌いじゃない感じでしたけどね。 感情を一切表に出そうとしない男が唯一繰り出した冗談にちょっと感動しました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-02 19:21:34) |
1564. 夏休みのレモネード
僕はいつもこういった宗教色の強い作品を見ると、その作品の本当の意味を理解できていないんじゃないかと思う。 なんとなくわかったような振りをして涙を流し、彼は天国に行ったんだなと理解する。 でも、この作品に関しては、ちょっと違った結末が待っていた。 その理解を超えたところにある確信のようなものを得ることが出来た。 彼は間違いなく天国に行った。 僕はそう信じてる。 [DVD(吹替)] 9点(2008-03-01 14:17:08) |
1565. 8人の女たち
予想外。 ここまでなんでもありの展開だと、推理とかもうどうでもいい感じなんだけど、ラストのオチだけは在り来たりの安心感が漂っていてほのぼのした。 [DVD(吹替)] 5点(2008-02-29 13:04:45) |
1566. 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
演技力と言うか、天性の素質と言うか、見事に佐藤江梨子が嵌っている。 他の誰にこのむかつく女を演じられるだろうか。 しかも、悔しいことに妙にエロくてそそられるわけです。 中身を抜きにして考えれば、こんないい女はなかなか居なくて、どう考えても100万円の80回払いじゃ安すぎるんです。 妹役を演じた佐津川愛美もいい味を出しているし、永作博美の抜群の安定感も流石で、和合家の女三人がやたら面白く描かれている。 全体の物語としては、そんなに大したものではないけど、僕はこういう雰囲気が結構好きだったりします。 [DVD(邦画)] 7点(2008-02-28 14:53:38) |
1567. river(2003)
話が面白くないのは脚本の問題なので仕方ないとしても、作品の構成として素人臭いところが気になった。 映像的に不必要なカットが挿入されることでテンポが悪くなり、話自体も見え難くなっている。 しかも、そのわかり難さを補う為なのか、セリフで説明してしまってるのが如何にも自主制作的な感じがする。 これがコメディとかなら、その素人臭さも味になるのかも知れないけど、シリアスな作風には致命傷のような気がする。 ストーリー上の必然性や動機にも浅はかさが垣間見られて、残念な仕上がりになってしまっている。 [DVD(邦画)] 4点(2008-02-27 16:34:49) |
1568. リトル・ミス・サンシャイン
バラバラだった家族が次第に結束していく物語という構成ではあるけど、実はこの家族、最初から心の奥では確り繋がっていて、それぞれの言葉の端々には愛情が溢れていた。 旅に出た家族に様々な出来事が降り掛かってくるわけだけど、いちばん大活躍したのはやっぱりフォルクスワーゲンだろうか。 愛情はあるものの、その表現方法に苦労していた家族に何かの切っ掛けを与えてくれたのがフォルクスワーゲンだったように思う。 楽しく笑えて、ちょっと切なくて、心の温まる家族愛の物語です。 [DVD(吹替)] 8点(2008-02-27 11:19:09) |
1569. テルマ&ルイーズ
その気があるような素振りをしておいて、いざとなったら拒否して殺す。 どう考えても過剰防衛だし、殺された男には同情する。 しかも、いい男になら体を許すというやりたい放題。 なんだか理不尽な犯罪劇に付き合わされて不愉快な感じだったけど、ラストは少し涙腺が緩みそうになった。 まあ、でも、自業自得だけどね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-26 13:36:12) |
1570. メリーに首ったけ
下品で不謹慎ではあるけど、かなり笑えた。 ストーリー展開も予想を裏切る意外性があって面白かった。 まあ、ラストは期待を裏切らないハッピーエンドではあったけどね。 それにしても、犬の不遇が可哀想なんだけど、いちばん笑えた。 [DVD(吹替)] 8点(2008-02-25 16:55:45)(良:1票) |
1571. ミス・ポター
彼女の絵本はもちろん素敵だけど、彼女の生き方はもっと素敵だと思えた。 動物たちや自然を愛する気持ちが絵に滲み出ているようで、彼女の人柄の良さに説得力を与えている。 物語には起伏というものがあって、良い事があれば、悪い事もあって、また良い事もある。 その論理から言うと、幸せから始まったこの物語にもきっと不幸せな展開が待ち受けているんだろうなと想像させたけど、この2人にはそんな不幸せも乗り越えて幸せになって欲しいと願わずには居られなかった。 伝記ということもあって、僕の願いはあんまり叶えられなかったけど、作品自体は素晴らしく良い出来に仕上がっていると思う。 [DVD(吹替)] 8点(2008-02-23 13:34:07)(良:1票) |
1572. ストレイト・ストーリー
登場人物が全員いい人なもんで、いちいち感動させられる。 見知らぬ老人が敷地内で勝手に焚き火なんてしてたら、日本なら即通報されるだろうにアメリカ人はなんて大らかなんだろうと感心した。 まあ、さすがに鹿だけは大歓迎というわけじゃなかったみたいで、おじいちゃんも気まずそうにしてたけどね。 遠回りせず一直線に突き進むようなストレートな物語でした。 [DVD(吹替)] 8点(2008-02-22 14:47:42) |
1573. 変身(2005)
話もつまんないし、演出も酷いし、どうしようもない作品だけど、蒼井優が可愛かったのが唯一の救いだろうか。 中盤で蒼井優の出番が少なくなって挫折しそうになったけど、終盤また戻ってきてくれたので、なんとか最後まで見られた。 とりあえず京極の意識が何故あそこまで凶悪なのか理解できなかった。 話を聞いた限りではそんな凶悪な人間でもなさそうだし、境遇なんかは同情の余地もあるんだけど、平気で人を殺そうとする動機が掴めなかった。 [DVD(邦画)] 4点(2008-02-22 12:01:00) |
1574. 恋するマドリ
前半は味のある落ち着いた雰囲気のいい映画だったけど、後半になって突然暴走し始めた。 でも、それがやけに面白い。 なんかもういろいろと無茶苦茶なんだけど、面白かったから許しちゃう。 それで、やっぱりラストはちょっと切ない感じで、いい映画っぽくなってました。 [DVD(邦画)] 8点(2008-02-21 14:48:27) |
1575. ヴェニスの商人
前半は退屈だったけど、後半になって盛り上がった。 特に裁判のシーンが良かった。 裁判以降に関しては、シャイロックがどうなったのか気になって仕方なかった。 指輪とか正直どうでもいいし。 [DVD(吹替)] 6点(2008-02-20 18:07:14) |
1576. ショウタイム
いい役者を揃えた割りには普通の作品になってしまってて残念。 設定としては斬新だと思うけど、その斬新さを脚本に活かせていないような気がする。 [DVD(吹替)] 5点(2008-02-13 12:26:43) |
1577. イン・ザ・プール
そこそこ笑えた。 やっぱり海外で公開する場合は無修正版になるんだろうか? [DVD(邦画)] 6点(2008-02-13 01:10:05)(笑:1票) |
1578. アーサーとミニモイの不思議な国
映像的なクオリティは高いと思うけど、肝心の物語が薄っぺらで面白くない。 あと、ヒロインである姫がまったく可愛くない。 まあ、プロポーションとかちょっとした仕草が妙にエロいんだけどね。 他のキャラクターはそこそこ愛嬌もあって良かったとは思う。 配給がどこなのかよく知らないけど、ディズニーランドとかユニバーサルスタジオのアトラクションにでもすれば面白そうではあるけど、映画としてはどこに価値を見出せばいいのかよくわからない感じではあった。 [DVD(吹替)] 4点(2008-02-12 11:18:42)(良:1票) |
1579. キサラギ
ネタバレ この作品には、どう書いてもネタバレになりそうなくらい多くの伏線が張られている。 どうでもいいような小ネタが後になってどんどん繋がっていく様は気持ちいいほどだった。 一つ一つの真相が解き明かされる度にそれぞれの置かれた立場や言動がコロコロ変わっていくのも痛快だ。 コメディだったり、サスペンスだったり、人間ドラマだったり、観客を嘲笑うかの如く展開も豹変していくが、そのすべてが1本の線に繋がっていくシナリオには感心するしかなかった。 物語の終盤に至って、正直、僕は泣きました。 手紙のエピソードに涙が止まりませんでした。 僕が家元だったら、あそこで泣き崩れてしばらく立ち直れなかっただろうと思う。 ラストの纏め方に関してはやや蛇足の感も否めないが、全体としては非常に完成度の高い作品だと思う。 [DVD(邦画)] 9点(2008-02-11 05:25:36)(良:1票) |
1580. シュガー&スパイス 風味絶佳
よくあるタイプの純愛ストーリーかと思いきやエリカ様のダークサイドが見事に炸裂する何とも理不尽な顛末に感心すらした。 エリカ様の使い方を心得ていると言うか、エリカ様なら本当にこんなことを平気でしそうな気がする。 まあ、エリカ様が幸せになれるのなら、何でもOKですけどね。 それにしても、エリカ様以外の出演者が軒並み酷くて、夏木マリなんかは精神を病んでいるんだろうかと心配になるほどだった。 嘘臭いGSのオープンセットにも閉口。 [地上波(邦画)] 4点(2008-02-10 20:14:50) |