1561. 幸福(1964)
《ネタバレ》 前半部分は、まさに“画に描いた様な幸せな家庭”を実写で見せている。 モーツァルトの調べにのってつむぎ出される暖かな映像は、観る者を夢見心地にさせる。 しかしながら、夫に愛人ができてからは雲行きが急変。 それに対する妻の対応は、まったく不満のかけらもみせない慎ましやかなものだったが、自殺という形で激しく抵抗してみせた。 ソフトな雰囲気を漂わせながらも、強い衝撃を与えてくる作品だった。 これが女性監督により撮られたというところに、価値を感じる。 男の独善的な愛を、隠喩めいたストーリーの内に表現し、批判してみせた。 アニエス・ヴァルダの、その痛烈なまでの見事な手腕に脱帽する他ない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-26 16:27:03)(良:1票) |
1562. イル・ポスティーノ
あまりにヒューマン臭が強く、乗り切れず。 最後はハッとさせられたが、それまでがやや退屈した。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-25 10:28:34) |
1563. 華岡青洲の妻
高峰秀子と若尾文子のバトルは、聞きしに勝る壮絶なものでした。 市川雷蔵はトップクレジットながらやや控えめな役どころを巧く演じていました。 ただ、他の作品で見られた様な雷蔵のかっこよさは本作では観ることができませんでした。 そこが残念です。 どうしてなんでしょうか。 髪の毛がボサボサという設定が悪かったのか、それとも役どころが地味過ぎたのか?! 雷蔵ファンの私としては、理由はともかく残念で仕方ありません。 しかし若尾文子は、やはり健気に尽くす妻役を演じると、右に出るものはいませんね。 ただ真面目な妻になるのではなく、そこにエロティシズムまで浮かばせるのが凄いの一言です。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-23 22:43:15)(良:1票) |
1564. 河(1951)
ジャン・ルノワールの代表作をやっと鑑賞できた。 インドが舞台だが、とても美しく撮られている。 ストーリーの本筋は、少女が大人になっていく過程における喜びと苦しみだ。 子猫から雌猫(本作からの引用)へ、さなぎから蝶へ、美しく立派な女性になる上での、心の葛藤を描いた本作。 恋というものへの「憧れ」が「現実」となってしまった時の喪失感も巧く表現されていた。 娯楽性は低いが、何とも心にしみいる作品であった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-20 10:27:09) |
1565. 婦系図(1942)
長谷川一夫をけなげに愛する女性を山田五十鈴が演じている。 これがミスキャストかどうかは微妙なところ。 ストーリー展開が緩慢なので、筋を追ってばかりいるとイライラしたが、最後まで観たら、なかなか良い後味を残してくれた。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-16 18:11:06) |
1566. ターンレフト ターンライト
《ネタバレ》 金城武ファンなので、ちょっと甘めで6点を献上。 さすがに最後の地震には閉口したが・・・ [DVD(字幕)] 6点(2007-10-15 20:01:28) |
1567. 麦秋(1951)
小津作品ならではの、登場人物同士の妙な掛け合いがいいですよね。 あれだけで楽しくなっちゃいます。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 20:00:16) |
1568. 晩春
月丘夢路って、若い頃はこんなに綺麗だったんですね・・・ ほんと、驚きました。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 19:54:15) |
1569. グリード(1924)
ラストの砂漠における顛末は迫力がありました。 主人公の男性は、少し面持ちが気持ち悪いですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-15 19:40:23) |
1570. 人も歩けば
映画館で観ました。 ドタバタ喜劇は苦手な方なんですが、それを補うだけの面白さが本作にはありました。 なんと言っても、小林千登勢の美しさが印象的でした。 ご冥福をお祈り申し上げます。 [映画館(邦画)] 6点(2007-10-15 19:37:36) |
1571. ダンス・ウィズ・ウルブズ
“ウルブズ”ってウルフのことだったんですねー! [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-15 19:35:30) |
1572. 鬼畜
まあまあといったところでしょうか。 どうも小説の粗筋をそのまま映画にした、みたいな作りが苦手です。 川越の古い町並みを観ることができたのは思わぬ収穫でしたけどね。 岩下志麻は相変わらず綺麗でしたね! [DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 19:32:27) |
1573. マンクスマン
おおー、この作品登録されていたんですねー! まずはそれが驚きです。 さて、本作ですが、ヒッチコックという名とは裏腹にラブストーリーなのです。 もちろん、サイレント時代のヒッチコック作品は、サスペンスやミステリー以外の方が多いんですけどね。 他のヒッチコックのサイレント作品と比べても、比較的面白い部類に入る作品です。 少し進み具合が緩慢なのは我慢のしどころですが、ストーリーが面白いので何とか耐えられます。 ヒロインの女性ですが、ヒッチコックのサイレント作品に出ている他の女優達とは一線を画す美しさです。 というのも、他のヒッチコックのサイレント作品に出てくるヒロインさんたちは、どれもプックリ顔ばかりで、お世辞にも魅力的とはいえません。 それに対し、本作のヒロインを演じた女優さんは、脚もスラリとして綺麗ですし、お顔も可愛らしいです。 その違いこそが、他のヒッチコックのサイレント作品と最も異なるポイントかもしれませんね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-15 19:08:36) |
1574. 赤ひげ
香川京子のトークショーが目当てで、思いもがけず観た作品。 長さが気になる冗長さ。 話は悪くないが、優等生すぎるきらいがあった。 [映画館(邦画)] 6点(2007-10-15 12:31:55) |
1575. 五月のミル
フランスってこんなんなの?!と、ちょっとしたカルチャーショックを受けた作品でした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-15 12:28:07) |
1576. の・ようなもの
家族ゲームほどの出来ではないですね。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-15 12:24:35) |
1577. 冷静と情熱のあいだ
映画館に、当時付き合っていた彼女と観に行った映画。 まあ、そんなことはどうでもいいんですが、意外に楽しめたと記憶しています。 やっぱりキャスティングの勝利かな。 竹野内豊とケリー・チャンのタッグは、金城武とケリー・チャンの日本版といった感じで、とても画になります。 [映画館(邦画)] 6点(2007-10-15 12:11:02) |
1578. 羊たちの沈黙
この頃のジョディ・フォスターは綺麗だったなぁ・・・ [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-15 12:04:15) |
1579. 揺れる大地
かなりの大作です。 ヴィスコンティ作品は基本的に苦手ですが、本作は案外観れました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-15 12:03:24) |
1580. 網走番外地 望郷篇
前作とは違った趣で、単なる任侠映画と化してしまったのが残念。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-15 11:59:58) |