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コメント数 1963
性別 男性

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141.  侠骨一代
こんなメソメソしている健さんも良いねえ!やたら気取っている奴よりはこういう健さんのような男の方が私は好きだ。既にぐるぐるさんが書かれているようにここでの健さんはとにかく最初から何か様子が違う。この作品、任侠映画なんだけど、どちらかというとメロドラマ的要素が強くて、そんなメロドラマを撮らせてもマキノ雅弘監督は上手い。そして、ここでもまた健さん同様、藤純子が良い。あの何とも色っぽい牛乳の飲み方といったらない。健さんと藤純子、マキノ映画におけるこの二人はやはりどれを見ても安心して見ていられる。まあ、ある意味安定しきっているので、物足りないと思う人もいるかもしれないけど、私にはこの安定感、安心感が好きである。勿論、任侠映画としてのお決まりのシーン、殴り込みシーンも迫力十分!マキノ雅弘監督に高倉健主演にヒロインに藤純子、外れるはずがありません。
[ビデオ(邦画)] 8点(2009-10-20 21:57:28)
142.  喜劇 団体列車
渥美清主演によるこの列車ものシリーズの第二弾も前回同様、列車内でのドダバタあり、渥美清が惚れるマドンナ的な佐久間良子、これを見てもやはり佐久間良子がどうして寅さんのマドンナになってないのかというちょっした疑問が残る。話そのものはこのシリーズならではの展開で、良い意味で安心感があり、悪く言えば喜劇として見ると寅さんシリーズのようにはじけるパワーに欠ける。それでも渥美清はかなりパワフルでここでも面白いので渥美清を見て楽しむにはもってこいの作品にはなっている。ところで何だかこのキャスティングを見るとどうしても寅さんを思い浮かべてしまう。
[DVD(邦画)] 6点(2009-10-18 12:44:50)
143.  獣の戯れ
若尾文子の美しくも怖い女の凄さがここでも見られる。それはそれで良いのだけど、物足りない。若尾文子は文句なく美しい。それなのにどうしてだ?増村映画や川島映画などで見られる若尾文子映画のようなもの、上手く言えないのだが何か物足りない。若尾文子の相手の男が原因なのか?いや、それだけではないはずだ。若尾文子が文句なく良いだけにそれを上手く生かしきれていないような感じのする作品って気がする。中年の夫に夫を嫉妬する若い男、そして、ここでもやたら「奥さん」「奥さん」て言われる若尾文子という三角関係、この手の作品で若尾文子主演なら監督の演出一つで絶対に傑作になるはずなのに、何故だ?やはり監督の力量の差なのか?それとも脚本の問題なのか?色んな意味で折角の面白い題材なのに、勿体無い。だからってつまらないわけではないし、まずまず楽しめる作品にはなっている。これ、主演が若尾文子でなかったらもっと低い点数になっているであろう!
[DVD(邦画)] 6点(2009-10-17 22:44:41)(良:1票)
144.  マイ・フェア・レディ
オードリー・ヘプバーンってミュージカルよりもコメディの方が私は似合う気がする。作品全体に漂う優雅さと汚れてもやはりオードリー・ヘプバーンは相変わらず美しいと感じさせてしまう所がこの映画の魅力である気がしなくもないが、やはり長い。もっと短くても十分に楽しめるだけの作品にするだけの力をこの監督の才能からすれば、出来たはずです。オードリーの優雅さと、美しい音楽の力によって、それなりに楽しむことは出来るけど、一度で良いかなあ!もう一度、見たいという気にはなれない。
[DVD(字幕)] 6点(2009-10-03 12:53:45)
145.  ホラ吹き太閤記
冒頭のナレーションと劇中に流れるナレーションがテレビドラマ「西遊記」個人的に西遊記と言えば堺正章、夏目雅子、西田敏行(左とん平)、岸辺シローです。それ以外は認めたくない。の人の声と同じ気がする。まあ、それはさておき、クレージーキャッツの作品はどれもこれも奮起が同じで軽い感じのノリが特徴で、この作品にしてもそんな感じのノリの軽さが見られる。後の秀吉になるべく男をここでもまたいつもの調子で軽く、明るく、楽しそうに演じている植木等、この人のこういう楽しそうな演技を観ているだけでも観る価値十分の作品で、内容はまあ、タイトルからして観る前に予想できる話なのでそれほど新鮮味もないが、植木等を観るという意味において、また、いかにも昭和的な喜劇を楽しむ。そういう作品という意味で考えるとこれもまた単純に楽しめる作品である。
[DVD(邦画)] 7点(2009-09-27 12:28:41)
146.  ハスラー
男の世界、正にそんな感じの映画!勝負にかける男の生き様、勝負の世界における男の厳しさ、そういう人物を演じさせるとポール・ニューマンというこの俳優の右に出る者はいないのではないだろうか!画面全体のモノクロの映像美と流れるジャズの音楽がこの男の世界にピタリと合っていて、雰囲気は良いけれど何か物足りない。役者の演技で見せる映画というそんな映画だと思いました。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-22 17:19:53)
147.  喜劇 急行列車 《ネタバレ》 
寅さん以外の渥美清主演作品で前から見たかった作品の一つで、大原麗子さんの死という悲しきニュースから1ヶ月以上が経ち、大原麗子さんを偲ぶという意味で借りてきたけど、いや~可愛い。可愛すぎるよ。可愛いと言えば渥美清、この人もやはり可愛いねえ!人間味溢れる人柄がここでもよく現れている。喜劇とある割には寅さんシリーズほどは笑えないし、何か物足りなさも残る。マドンナ役の佐久間良子との絡みもあと、一歩足りない。そんなマドンナに対する思いを列車内で語る場面、マイクのスイッチを消し忘れたまま、それに気付かずにいる所と、夢のシーンはまるで寅さんみたいで笑える。ところで、これ東映作品だけど、やはりどう考えても後の寅さんシリーズにも出ていた俳優が多かったりと、松竹作品ぽい。喜劇にしてはしんみりしすぎているし、同じしんみりでも寅さんシリーズのような見終わった後の感動も薄いが、旅行している気分になれる作品という意味では見て損はしなかった。
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-09-20 10:54:48)
148.  網走番外地 南国の対決 《ネタバレ》 
凄いタイトルだ!タイトルに網走とあるのに、なんで南国?このタイトルが一番、可笑しい。タイトルで笑わせて中身は意外としんみりしている。一人の少年と母親の再会というロードムービー的要素を絡めたり、その再会シーンでの健さん、真面目な顔して笑える台詞を放つ。三原葉子のあのけばい母に対し、逃げる息子、流石イチローだけあって足は速い。そして、健さん、逃げられたまま何も出来ないでいる母に対して、「でももストライキもねえよ」だっけ?あまりにも真面目な顔して言うもんだから笑ってしまう。作品全体の作りとしてはもう、滅茶苦茶で、結局のところ、最後まで網走なんて回想シーンに出てくるきりでほとんど出てこないし、対決シーンもあまりにもあっけなく勝負が済んでしまって物足りないし、まあ、そんな中、高倉健というこの俳優のかっこ良さ、やっぱり健さんにはピストルなんて似合いません。健さんが敵に乗り込む時の姿などどこか「昭和残侠伝」シリーズの花田秀次郎みたいでかっこ良く、他の男達がみんな、弱くて情けなく感じてしまう。(健さん以外で唯一かっこ良かったのがアラカンこと嵐寛寿郎)そうそう、この作品でも大原麗子、可愛いし、なんですか?あの胸をやたらと強調した服装は?思わず眼がそっちに行ってしまいました。ごめんさない。
[DVD(邦画)] 6点(2009-09-16 20:05:54)
149.  婦系図(1962) 《ネタバレ》 
「俺を捨てるか?それとも婦(おんな)を捨てるか?」って、これは物凄く厳しい選択だ!そんな厳しい選択を迫られ、男としての義理を果すべく決断をし、妻、お蔦を捨てる市川雷蔵の早瀬とお龍の別れの場面のあの霧の立ち込める中、映し出される白い梅、この場面のあの美しさ、話は何だかドロドロしているのに、それを振り払うほどのため息の出る映像美、男の義理、女の悲しさがよく描かれている。ただ全体的に湿っぽいのが難点である。市川雷蔵はやはりここでも美しくてかっこ良い。お蔦役の万里昌代に関しては悪くはないけど、良くもなく、まあまあって感じです。6点にしようか、7点にしようか迷うけど、男と女のそれぞれの言い分、男の身勝手さ、女の悲しさの表現の上手さと美しい映像を考えて7点てことで、それにしてもこの三隅研次監督という監督さんの美学、日本的な美しさを描く上手さには感心させられる。マキノ正博監督と衣笠貞之助監督のも観てみたい。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-09-10 21:20:53)
150.  眠狂四郎 殺法帖
このシリーズ、観るのは何本目だ?観る順番が滅茶苦茶である。これが一番最初の作品ということらしいけど、今まで観たどの狂四郎もよくしゃべる。そして、ニヒルな感じもあまり感じられない。まだ完全に狂四郎というキャラに対する製作者サイドの姿勢というものが、定まってないようにも思える。若山富三郎のあの変なキャラとの対決もいまひとつである。そんな中にあって中村玉緒はお見事としか言いようがない。作品全体の雰囲気もそれほど悪くはないものの、中途半端なキャラとのやりとりに重点を置きすぎている気がするのが残念でもある。
[DVD(邦画)] 6点(2009-09-09 20:58:55)
151.  不知火檢校
これは「座頭市」の元のような勝新演じる盲目の按摩の凄まじいほどの悪人ぶり、金の為ならどんな悪事でも平気でやるその凄さ、同じ盲目でもこの悪人ぶりの凄さ、勝新という俳優にしか出せないような不思議なオーラが作品全体に漂っていて、他の人が演じていたらここまで見ることは出来ない。そのぐらい勝新の悪人ぶりが素晴らしい。ところで中村玉緒はやはりこの頃はどれを観ても本当に可愛い。それともう一人、今回、気になる女優がいる。近藤美恵子という女優の色気にはめまいがしそうなぐらいクラクラしてしまうものがある。勝新と中村玉緒がこの映画での共演がきっかけで結婚した作品として有名らしいけど、なるほどね。これを観れば解るような気がする。演技しながらも演技を超えた愛のようなものをも感じられる。とにかく勝新「座頭市」ファンは観ておいて損のない。いや、一度は観るべき映画だと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2009-08-28 21:53:40)
152.  網走番外地 北海篇 《ネタバレ》 
高倉健は文句なくかっこいい。大原麗子の可愛いさも抜群!刑務所内でのオカマのやりとりやら、刑務所から出た後の展開など見所もあるが、如何せんB級映画ならではの臭い演出、それはあの音楽にしてもそうである。ロードムービーなのか?アクションものなのか?結局はどっちに重点を起きたいのか今一つな感じがしてしまいます。高倉健が小沢栄太郎の所へと乗り込んで行く時の高倉健が昭和残侠伝シリーズの花田秀次を思わせる。それはそうと刑務所ってあんなにもホモが多い所なのか?それと田中邦衛はいつ見ても、何を見ても「北の国から」の五郎さんみたいな口調だなあ! 
[DVD(邦画)] 6点(2009-08-20 21:02:46)
153.  裸の島(1960) 《ネタバレ》 
この映画には台詞らしい台詞がほとんど無い。笑い声や掛け声、子供達の歌声などはあるけれど、会話という会話が無いのである。そして、そんな会話を一切省くことで省略することによって、新藤兼人監督は互いが相手のことを全て受け入れてこそ伝わる人間としての正しい姿、人間が人間であること、人としての有り方、それを認めているからこそ、そんな関係のある者の間には言葉など要らない。言葉など無くても伝わるのである。言葉というものはお互いを確かめ合う上において時には不要であると言っているようである。そうなのだ!信頼しあっている者同士の間には言葉は要らない。相手を受け入れ、相手の気持ちを知る。また自分の気持ちも相手に伝える。人と人との関係、繋がり、この映画が意味するものは何なのか?全く知らない別の世界で生きている者同士なら言葉が無ければ解らないだろうが、この映画の人達の間には相手をよく理解している者同士、同じ島に住む者同士であるから言葉は無くても良いのである。人と人との繋がり、そして、人間って凄い。生きること、生きていることの凄さを映像だけで見せてしまうこの新藤兼人監督という人の凄さ、今の日本映画には無い。欠けている要素、何でも台詞でやってしまう今の日本映画とは正反対な作品である。
[DVD(邦画)] 8点(2009-08-19 22:52:53)(良:1票)
154.  大冒険 《ネタバレ》 
植木等の身体能力の凄さはバスター・キートン並の凄さ、素晴らしさをこの映画を見て思いました。偽札犯と間違えられて警察に追われ、本物の偽札犯からも命を狙われ、逃げる。逃げる。ひたすら逃げる。ビルからの落下、鉄橋からの落下、汽車の上に乗っての逃亡劇、何だかバスター・キートンの映画でも観ているようです。そんな植木等が仲間である谷啓と二人で神戸へと行く所までは物凄く面白いのに、その後の展開があまりにも広げすぎ、強引で勿体無い。それでも今時の邦画のコメディやハリウッドの品の無いコメディなんかよりはずっと良い。死を前にしても平然としている。けして、悲しいという態度を見せない。最後までとことん能天気なところが、この映画の良いところである。ところで姫路城の境内から逃げる植木等を見ていた二人の警察の一人が言う台詞「絶景かな、絶景かな」「よきにはからえ」て何だか「クレヨンしんちゃん」みたいで笑える。もしかして?クレヨンしんちゃんの原作者はこの映画好きなのかな?それにしても植木等はやはり面白い。存在そのものがコメディである。そうそう、ちょっとしか出番の無い森繁久彌の首相ぶりの存在感も忘れるわけにはいかない。日本映画はフランキー堺、渥美清に植木等といった日本映画史に名を残す素晴らしい名喜劇役者は今はもうこの世にいない。森繁久彌という名喜劇役者には彼ら三人の分まで長生きしてくださいという気持ちでございます。
[DVD(邦画)] 7点(2009-08-18 22:00:56)
155.  マクリントック
おっと、自分で登録お願いしといて書いてなかった。他にもそんな作品がかなりあると思うが、これは話としての面白さや西部劇としての面白さや完成度は低い。そんな中にあって、ジョン・ウェインとモーリン・オハラのやりとり、特にモーリン・オハラが凄いことに!私のイメージするモーリン・オハラとはまるで別人の姿がある意味、新鮮だったりする。特別に面白い映画ではないが、モーリン・オハラを堪能するという意味では見て損のない作品だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2009-08-16 10:26:25)
156.  軽蔑(1963) 《ネタバレ》 
ポールとカミーユの二人がベッドに横たわりながら話をしている。カミーユが私のどこが好き?この何とも異様な会話、そこには言葉なんかでは言い表せないものがあるように見える。あのカミーユ(ブリジット・バルドー)の後ろ姿、悩ましいお尻に眼が釘付けになってしまう。あれほどまでに愛しあっていた二人が何かのきっかけで女の方から男に対して「もう、愛してない」というようなことを言う。(態度ばかり見せる)男は何故か解らずにその理由を知ろうとし、何故なのかとその理由を問う。それもしつこいほどに聞こうとする。それが女にとっては男の嫌な部分、それこそこの映画のタイトルにもなっている「軽蔑」を意味しているように、あの青い海をはじめとする映像が全てを語っているようである。それにしてもこの映画のブリジット・バルドーのお尻、お尻、最後までお尻が頭から離れない。何だかこんなアホなことを書いてると、それこそ私自身が「軽蔑」それそうだ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-13 10:27:58)
157.  尼僧ヨアンナ
何だかとてつもなく嫌なもの、恐ろしいものを見てしまったような気がする。あの修道院の異様な雰囲気、冷たい感じ、出てくる人物もどこか冷めていて何を考えているのだろうか?ヨアンナに取り付いて離れない悪魔、祟り、黒い影、ヨアンナの美しさがある意味、余計怖い。そんなヨアンナが悪魔が去った後に見せる表情には安らぎを覚えずにはいられない。見ていても楽しい映画ではないし、むしろ、楽しいというよりも何と言うべきか?とにかく怖い。そして、悪魔に翻弄されていく人間の怖さ、この映画が言いたかったことは、私なりに解釈すると人は何かに対して怯えながら常に生きている。世の中、楽しいことばかりではない。楽しいことよりも辛いことの方が多いかもしれない。だからこそその辛さを我慢し、耐えることで人は強くなれるとでも言っているようなものをこの映画から感じ取ることが出来る。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-08-12 23:06:25)
158.  雨のしのび逢い
作品全体に付きまとう気だるさ、いかにもフランス映画ぽいハリウッド映画とは違う雰囲気、サスペンスとしてというよりも恋愛ものとして見る方が良いのかもしれない。ジャンヌ・モローは相変わらず上手い。表情の一つ一つ、心の変化みたいなものの表し方の上手さには毎度ながら感心させられる一方で相手の男、ジャン=ポール・ベルモンドに関してはどうしても相手が上手い女優だけに劣って見えてしまうというのがマイナスであるし、盛り上がりそうな所で盛り上がらないのもマイナスである。ところで、気になるのはタイトルが「雨のしのび逢い」とあるけど、えっ?雨なんか降ってたっけ?最後まで雨のシーンなんてなかったぞ!
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-08-09 10:56:13)
159.  網走番外地(1965) 《ネタバレ》 
高倉健さんの裸踊り、いやはや、こんなお茶目な健さん、なかなか見れません。自分、不器用ですからと言ってる健さんの姿からは想像出来ない姿が新鮮であり、微笑ましい。監督が石井輝男監督てことからなのかな?他の作品、特に私にとっての健さん、高倉健という俳優は任侠映画での口数の少なく物静かな健さんてイメージからしたらあの裸踊りはあれが本当に健さんなのか?と思ってしまいます。作品としての出来や素晴らしさ、高倉健という男が惚れる男の中の男ぷりなどではもっともっと素晴らしい作品があると思うが色んな意味でこれまた違った俳優高倉健という1人の男を見せて貰えたという意味では見て良かったそう思える作品です。 
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-08-02 22:46:27)
160.  冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 
甘い。確かに甘いが、だからってこの映画に対してケチを付けるということは出来ない魅力がこの映画にはある。オープニングからして惹き付けられるあの美しく切なく、甘い何か人生とはほろ苦くて哀しいものである。だからこそ夢に向って突き進むということは素晴らしいとでもあの音楽自身が語っているようなほど一度、見ただけで、聞いただけでいつまでも耳に残る。離れない音楽、二人の男に一人の女というのはよくある典型的なパターンであるが、この映画の最大の功績はやはりヒロインであるレティシアを演じているジョアンナ・シムカスの存在があればこそで、彼女の存在なくしてこの映画が大勢の方に愛され続けているということは絶対にないと断言して良いぐらいジョアンナ・シムカスが良い。海を愛し、「海が私の初恋の相手」だなんてかっこ良すぎるし、素敵じゃないか!周りから見れば何言ってんだ?と思われるかもしれないが、何かに対し素直な気持ちで自分の好きなことを告げる。なかなか出来やしないことだと思います。そんな彼女にもただ一つ思ってても言えなかったこと、自分の事を愛してくれているマヌー(アラン・ドロン)よりローラン(リノ・ヴェンチュラ)の事が好きでいた気持ち、それをローランに伝えることなくギャング達に襲われて死んで行った彼女とラスト、同じくギャングの銃弾によって殺されたマヌーに対してレティシアはお前の事を愛していたぞと言うローランと嘘を言えとだけ残して死んで行ったマヌーの事を抱きしめるローラン、この映画は青春のほろ苦さ、破れし夢を追い求める男と女の青春映画であると共に恋愛映画なのである。あのラストシーン、ここでは音楽も一切無しというのが良い。余韻を残したまま終わる。ここらがフランス映画の上手さであり、今時の映画とは大きな違いである。美しい音楽と美しい海、空、切なくてほろ苦くてそれでいて、甘さも残しつつ青春の儚さをストーレートに表した正に青春と呼ぶなに相応しい映画である。
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-08-02 11:51:12)
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