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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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141.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
決してつまらなくはない、だが問題はこれを「スタジオジブリ」が製作したと言う所だ。 原作ありきとは言え、こんなちょっと有名なアニメ製作スタジオならどこででも作れそうな作品を作ってはいけない!「スタジオジブリでしか作れない作品」を作らないでどうする!? 正直ここ最近はそれも仕方なしと思っていたが、「風立ちぬ」を観て、やはりジブリ(宮崎駿)は凄いと感動した直後にこの体たらくに腹が立つ。 「自分たちが日本を代表するアニメ製作会社」と言う自覚をもって製作をして欲しい。ピクサーを見習え(あちらも作品の出来に上下はあるが、最底辺でもしっかりピクサーらしさは出ている」、今後もこのような普通の作品を出すなら、マジで宮崎監督が引退するなら解体するなり社名変更するなりして「スタジオジブリ」の偉大さを保つ努力をしてほしい。  ちょっぴり内容に触れると「内向的な少女が不思議な体験をして前向きに成長するお話」。ただし、主人公が変わるきっかけやそれ以外の日常描写、不思議空間の演出等全てが薄く、設定や主人公の性格(そもそも成長の質)が違うとはいえ、同じ「少女の成長」を描く「魔女の宅急便」に遠く及ばない。 作品の内容としては6点。 
[DVD(邦画)] 3点(2014-12-26 08:49:16)
142.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
シリーズは数作見た程度です。 予告を見て、敵は民間人や軍関係者の弱みを突き自爆テロやスパイに使い、自身の正義(それ自体は善行)のために非合非情を行う、藤崎封神演技の王天君を想像していたが・・・ 人類を攻撃するのも膿を絞り出す的な行動かと思ったら、単に裏切られた上官への復讐と小物、愛がどうこうも単にコイツが部下思いなのと主人公を人質にしただけで、予告の様に大々的に推す程じゃない。 話もとにかく説明不足とご都合主義、中には上述した脅しを使えば辻褄が合う所もあるが、序盤以降全く演出されていないのでひたすら違和感。とりあえず地球の防空(宇宙)体制はどうなっているの? テーマもブレブレで終始チャチな設定を使ったショボイドラマとドタバタアクションを見せられているだけで、前作に合った様なキレは一切無い。 そして終盤の死亡シーン。一応スポックの感情もテーマらしいが、突如思い出したように所々に挿入されてるので浮いてるしそこを譲渡しても微妙、止めにいくら伏線張ってたからと言って感動(?)的な別れのシーンをぶち壊す大復活(笑)。個人的にこの手の演出殺しは映画でしてはいけない構成の1つと考えている。。てかさぁこういう話にするならもっと死ぬ所はサラッとやれよ。 今回もロクに戦わずちょっと攻撃されただけですぐ反撃・行動不能になる母艦。私が見たシリーズでは毎回こんな感じだが伝統芸なのだろうか。 ひたすら人間ドラマとアクション(しかも両方とも退屈)なのでもうSFと言うよりかはアクション。つーか敵性宇宙人も全然出ないで終始下らない人類内輪揉めを見せられた。 総評 スタートレックのような巨大な軍隊(?)と宇宙を舞台にした壮大な作品であえて『たった一人の人類』が脅威となる的な構成は個人的には好きだが、同時に非常に脚本の力量を試される内容でもあり、本作は残念ながらその力量を持っていなかった。 設定も割とベタだし原作的にはコッチの方が先かもしれないが、あちこち『カウボーイビバップ 天国の扉』に似てる(しかも劣化)気がしてならなかった。  あと広報、こんな詐欺紛いの手法で騙して楽しい?もっと必死にウソ付かず作品の魅力を伝える努力しろ。 予告:敵『始めようか』→都市に墜落するエンタープライズ号→本編→と思ったら敵の船だった→お前が落ちるのかよ!? モラルは最悪だが、ボケとしてはオーソドックスで悪くはないかな?
[映画館(字幕)] 3点(2013-08-17 00:31:41)(良:1票)
143.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 
ボンドはピアーズからのならほぼ見てる程度です。 ダニエル007は初体験だが、顔からしてあんまし『プレイボーイ』っぽくなく、もう少しストイックなスパイの方が雰囲気に合ってる気がした。 そこを気にしてなのか、今まで見たのに比べると女絡みのシーンが少ないが、結果ボンドガールと言える程露出の多いキャラがおらずあっさり退場したりヤるだけヤって撃ち殺されちゃったりと活躍が少ない。 敵に関しては歪み切った愛憎をMに向ける元部下と言うのは悪くないが、能力が凄腕のハッカーとありきたりだしその能力を活かす描写も少ない。散々回りくどい事しときながら結局は『数人の警備しかいない審問会場に乱入して撃ち殺そうとする』と計画性皆無。ちなみにこの作戦も失敗し、ボンド&Mが実家に逃げたのを追跡しまさかのプチホームアローンをした時は笑った。てかコレの上映前日にホームアローンTV放映してたがたまたまかな?ラストはバトルも銃撃戦も無く後ろから投げナイフでズブリと最後まで見せ場無し。 アクションはまぁ無難。 そして本作最大の難点は犯人を捕まえた前と後の繋がりの無さ。 Mに関しても序盤は非情な命令を出しつつも所々柔軟な対応を見せていたが、後半はまったく触れられず、逆に後半判明したボンドの過去も触り程度で終了と話全体を通してなにかを演出しておらず、中途半端な映画を二本見ているようだった。 総評 OPだけ良かった。
[映画館(字幕)] 3点(2012-12-02 17:10:47)(良:2票)
144.  プロメテウス 《ネタバレ》 
宇宙船での移動や遺跡内調査の『起承』部分は1や2を彷彿させるが、シーンの1つ1つが長くダレる上、『砂嵐に巻き込まれピンチになるが何とか助かる』等それにより人物同士の関係や心境が変化する事も無く、本当に何のために入れているのかわからないものも多い。 終盤ようやく事件(転)が起こるが、『変な薬飲んで変死』『変死した男と交わった女性が何故かエイリアン身ごもるが切開で助かりエイリアンも閉じ込められる』『フェイスハガーっぽい奴に襲われた男が何故か蘇生凶暴化するがすぐに焼却処分』『友好的と信じていた宇宙人(創造主)も変に暴れてヒロイン追いかけて上述したエイリアンに寄生され死亡』等どれもパッとしない上整合性も無く、起こると同時に解決してしまうので旧作にあった様ないつどこから襲われるかわからない恐怖が無い。たぶん『スフィア』みたく恐怖が押し寄せてくる的演出だと思うのだがとにかくショボくて印象も弱い。 オチ(結)に至っては脇キャラに『地球のために死んで』と言っておきながら自分はちゃっかり生き残り旅を続けるヒロインと後味最悪。 パクってはいないだろうが、宇宙人の設定もまんま『ガイバーの降臨者』だったのでインパクトゼロ。 登場人物にも悪人がおらず、エイリアンVS主人公VSお持ち帰り希望組と言う『お約束の三竦み』が無く、目的もエラく庶民的(軍事利用や儲け話ではなくただ単に永遠の命が欲しい)で全員『薄い』。 多分本作で一番描写が細かいアンドロイドも、その描写を活かす(自制心が目覚めたり、命令より良心を優先する)事無く普通に主に従い殺され『2』の状態になり終了。 デザインは基本微妙で、良いと思ったモノに関しても『どっかで見たことある』感が強い。 総評 相変わらず撮り方は上手く映像も綺麗なので見てる最中は退屈しないが、視聴後集中して見れた割に思い出すと全然面白くなかった事に驚く。 『VSプレデター』を含めたエイリアンシリーズの中でも1番詰らないし、独立したSF映画として見ても全く独創性が無く、なにより中途半端にエイリアンっぽくしているのも駄目。 余談 女雇主の宇宙服姿がどう見ても『結び目が少し下になっているゼロスーツ着たサムス・アラン』だったので是非次回は彼女を主役にした『メトロイド』を作ってほしい。 
[映画館(字幕)] 3点(2012-08-04 21:50:27)(笑:1票) (良:1票)
145.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 
CMからして『アダムスファミリー』的なブラックコメディを想像していたが全然違う。 まずコメディ要素がメインどころか味付けと見ても少なめ(CMで全体の半分位消化)で、200年ぶりに目覚めた吸血鬼のデップがお家再興に奮闘したり恋したり魔女に妨害されたり誘惑されたりするが、結局お家再興は失敗し魔女退治と恋人作りに成功しただけ・・・・用は関係者全員ロクな目に合わなかった。 こう言った話の吸血鬼って血を吸わなかったり輸血パックで代用が多いがコイツはガンガン吸いまくる(殺しまくる)。おまけに邪魔な奴も殺したり催眠術で騙したり、家族は大切にすると言っておきながら結果長男は父親を追い出されてしまい散々。しかも魔女に誘惑されるとあっさり『レッツ小魚作り』!これに対しては『恋人が呪われないため仕方ないんだ!』、ちなみに吸血殺人も『この呪い(魔女)のせいで私も苦しい』と女々しさ爆発のヘタレ発言。 そしてそう言った悪行になんの反省も報いも受けずにハッピーエンド。個人的に『因果応報』が微塵も成り立っていない作品は嫌い。 あとあらすじ見てもそれほど山場は無いのだが、無駄に場面がコロコロ変わりその1つ1つも掘り下げが出来ていないわり異常に長い。構成が悪いわけではないのだが、用は超うす味のスープを5ℓ位飲まされた感じで印象的なシーンが無い。 序盤からデップの恋人の前に現れ『助けて・・』と呟く長男の母親の幽霊も何かの伏線かと思ったら、『誰も助けてくれないんじゃ自分で何とかする!』と魔女にゴッドボイス発射で撃退、助けを求める必要無いじゃん。 あと娘の秘密が唐突過ぎ。これも周りのキャラの掘り下げが出来ていないことからくる弊害。ちなみに上述した『異常に長い』はデップ絡みのみで他キャラメインのシーンはダイジェストみたく駆け足なので全然魅力を得られなかった。そう言う意味ではデップ好きには嬉しいのかな? 雰囲気としては『永遠に美しく・・・』が近いが出来としてはあちらの方が皮肉が効いていて面白い。てか終盤の魔女とショットガン女の戦いなんてまんまそれだし。 少なくてもCMみたいな作品を期待すると損します。『ジョニー大好き!ジョニーが出てれば他なんてどうでもいい!ジョニーが幸せにさえなればオールOK』なら面白いかも。てか監督自身が『ジョニーLOVE』過ぎる、プロモじゃないんだからさぁ。 てかまた広報にだまされた。
[映画館(字幕)] 3点(2012-05-19 18:07:59)(良:4票)
146.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 
 『エイリアン相手に米艦の最新技術をフル活用した艦隊戦』を期待していたが残念。  まず登場艦も駆逐艦3隻のみ(他はバリヤに阻まれお留守番)で、その内2隻も即撃沈。その後は・・・。  『ジャミングされるが敵を肉眼で確認できるのに、艦砲のみで攻撃』『危険な空気なのに停泊状態で攻撃して反撃され撃沈する味方艦』『敵は攻撃してくる対象か危険な兵器のみを攻撃するらしいが、攻撃中止して撤退する主人公が乗る『武装した船』をスルー』『目の前の戦艦放置して遥か彼方の空軍基地や何故か高速道路を攻撃、ちなみに武器は予告のハイパー放射『ロケット』じゃなくて塊魂の玉(全長3m)みたいの3つ・・・で世界危機』『津波警報用ブイの電波は運よくジャミングされず敵発見』『←そしてミサイルを座標指定で発射するが、何で最初の接敵時にそれしなかったの?』『←の間も敵は上述した武装を主人公艦に使わず泳いで接近戦を仕掛けようとする・・・で負ける』『ミサイルどころか地球到着前、自身より遥かに小さい人工衛星にぶつかり大破する虚弱宇宙船』『宇宙人の目的はID4っぽいが分かりにくい』『宇宙人の目がトカゲっぽいから太陽に弱いはず!』『敵を視界に捉え狙撃銃で敵艦橋の窓を破壊(脆いな!?)、太陽で敵の目が眩んでいる間に全兵装をマニュアルで発射!・・狙撃する必要が、てかその戦法一番最初にすれば・・』『艦内に侵入した敵(目的不明)相手に白兵、ボートで宇宙船調査と終始持ち場を離れるCIC員と主人公班長(後に艦長代理)この艦の乗組員は5人なのか?』『26歳までニートだった主人公が←の通り異様な出世街道爆進、兄のコネか?』等々  ・・・と言ったご都合アホ展開でT・Fから何一つ進歩してない派手だが迫力の無いCG、整合性の無いツギハギ演出、薄っぺらい内容を延々2時間垂れ流し。てかCGは変形無いのに何処に2億$掛けてるの?『円』の間違いじゃないの?  現実兵器ってある程度設定をしっかりさせミリタリー色を強くしないと寒いんですよね。そこを理解せず弾無限なランボーでエイリアン退治的ノリでやってしまってるので凄い寒い(捕捉するがランボーはそう言ったノリが面白いし、本作は上記理由でそれ以前の問題)。  ただ、ヒロインと患者の元軍人さんが上陸したエイリアンと戦う所と、終盤ミズーリでの戦闘シーンは良かった。
[映画館(字幕)] 3点(2012-04-14 00:38:06)(良:4票)
147.  TIME/タイム 《ネタバレ》 
常に24時間無い寿命の主人公は、ある日助けた富裕層の男から百年分の寿命を貰う。長寿(大金)を得た主人公は富裕町に行き女性と出会う。お互い惹かれあっていた時警察が乱入、時間を奪われるもヒロインを人質にし脱出に成功、ここまでは良かった。短命と長寿ゆえの苦悩を語り合うシーンなどは哲学的な感じが設定、世界観の手助けもあり引き込まれる。ローンを返し残り寿命90分(少っ!)になるが、凡ミスで時間切れになる無計画母親にクスリとしたが気にしない。 身代金を断る父に絶望し貧民の生活苦を目にし、主人公とヒロインの取った行動は銀行を襲い時間を皆に配ると言うねずみ小僧展開!あれ?そしてそんな彼らを必要に追うのは父でも警察でも無く町のギャング、理由は懸賞金と彼らはたんまり寿命を持ってるから。あれれ?話が変な方向へ。まだ止まらない。素人で襲える程度の銀行を数件落とされた結果『町に時間が溢れ世界が崩壊しそうです』脆過ぎるぞ世界!あ、この時点で私諦めました『この作品、世界観や設定の説明する気無いな』。何故寿命のやり取りができるのか、時計と生体活動がリンクしている仕組み、てか何でそんなシステムが存在するのか等の説明皆無。『説明不要そう言う世界だと認識しろ』と言うスタッフのプレッシャーを感じつつ、時間を盗むべく父の会社へ乗り込む娘。ロビーを歩くパパに堂々と入口から入り声をかける娘。その声に反応し、密集陣形を取り銃を構える十数人の黒服護衛、娘に注意を向けさせ、護衛の一人に変装していた主人公が集団の後ろを取りパパ捕獲に成功。この流れを見てマジで本作をギャグだと思った。盗みに成功し追っ手も何故か振り切るが、手にした時間に一切手を付けず分け与えてしまい寿命が数分の主人公ヒロイン、何故か隣町に行けば助かるので急ぐが時間が無い、僕の時間を与えるから君は生きろ、嫌私の時間を、ああ♪ああん♪とイチャつくバカップル。結局身元認証もせず時間を支給するパトカーのシステムで助かりエンド。ちなみに主人公父の死に陰謀の匂いがしたが説明は無く、それを知る警官も上述の毎日支給される寿命を捜査に夢中で忘れて死亡で大爆笑。 金と命を同一化し『資本格差の非情』さを一層エグく演出しているが、そこを深く描かず『近未来版ねずみ小僧』になりただのB級バカ映画になってしまった、設定説明は無視するとして話をもう少し頑張れば化けたかもしれないだけに残念。
[映画館(字幕)] 3点(2012-02-18 00:35:44)(笑:1票) (良:2票)
148.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
 ラスト30分までは良かった・・・。  付近の駅で起こった列車事故を皮切りに消える村民、謎の停電等の怪事件。それらを通し主人公が父親や友人、想い人や母の死との関係を進展させていく演出は面白い。  ギャグもまぁまぁで仲良し五人組は『普通』『チビの爆破マニア』『嘔吐癖のあるヘタレメガネ』『ムカつかない程度にわがままなぽっちゃり系』『空気(こいつは早々フェードアウト)』と個性があり見分けやすい。何より小学生が主人公の作品が少ないのでそれだけで嬉しい。  ただそれ以上に残念な点が。宇宙人は『墜落した時捕まり何十年も拷問を受けた』と同情できる設定なのだが・・・こいつ人間食うんだよね。恨みがある軍人相手ならまだ良いが、無関係な村の人間まで食う。コレのせいで外見も相まって宇宙人に同情できない。『触れた相手とはテレパシーできる』と言う微妙な能力で主人公は助かる(悪人でないと判断された)が、その後いきなり感動的な音楽と共に宇宙へバイバイじゃ村が完全にとばっちり被害。リアリティと考えたのかもしれないが、個人的に少年主人公の場合は極力死者を出さないで欲しい。  次に主人公達が事件に全く関わらない。宇宙人も脱出して暴れてバイバイするまで基本『自力』。たぶん事件を介した主人公の成長を描きたかったのだろうが、それにしてもつながりが希薄すぎ。てかラスト30分までは宇宙人と関わってすらいない。予告にあったビデオも話に絡まず、ついでに軽トラで列車が脱線するシーンも宇宙的パワーの産物かと思ったらコッチも『自力』だし。いや、流石にあそこまで脱線はしないし、おまけに車はイースの如くドライバーと共に半身ズラしで無事。なので予告は詐欺。  例えば死人は軍関係者のみで食料は人間でなくスパーのお菓子を盗む(町から色々盗まれる描写はあるので繋ぎも楽)とか、軍人は殺すが少年とテレパシー後は民間人は巻き込まないようにするとかにすれば宇宙人に同情できる。もしくは最後に宇宙人が脱出に失敗して死ぬとかなら事件事態は『因果応報(宇宙人も一応罪無き人間殺してるし)』で終わり、正にスタンドバイミーの様な『ちょっとビターな夏の思い出』的な少年成長劇として見れた気がする。  『80年代感動映画総集編』を見ている感じで、浅く広い演出は感動も何も起こらず。とりあえずCMの『スタンドバイミー+ET』と叫んでた兄ちゃんは両作品をもう一度見ろ。
[映画館(字幕)] 3点(2011-06-26 17:52:33)(良:1票)
149.  パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 《ネタバレ》 
 前回よりは改善されたがそれでも及第点より下。  マシにはなったが相変わらずその場で思いついたようなシーンや設定を作ってから、それらを強引につなぎ合わせている感が強く、『一方その頃』や『その○○時間後』が全ての冒頭シーンに当てはまってしまい全く流れるような運びが出来ていない。無駄なシーン自体はそんな無いと思うが、1つ1つが微妙に長ったらしく『カスも積もればゴミとなる』的な感じで尺を圧迫してしまっている。  結果上記のツギハギ以外にも全然敵親玉の描写が足りず強敵感が皆無。超能力みたいのを使えるが母船内限定で最後の死因はカエルの毒と過去最弱。  細かい所を言うと『序盤ジャックが持っていた地図の存在意義がゼロでコンパスで代用可能、強いて言えばバルボッサがジャックの後を追跡するのに使った程度』『序盤突然現れてヒントを喋って消え、本編には絡まなかったジャックの父。たぶんお助け妖精みたいなもんなのだが、物語への介入のさせ方が下手』『人魚の住む海域に恐怖し、海のど真ん中で船から泳いで脱出したモブ船員、ギャグと見ても寒い』等々。  ただ新キャラのアンジェリカや人魚や牧師さんは描写不足やパンチの弱さは拭い切れないが、どこぞの『自己中KY野郎』や『痛々棚ぼた海賊王女』みたいな不快感を感じなかったので減点対象外。  話の不出来は覚悟していたがアクションもショボイ。例えば『トランスフォーマーの変形』や『スパイダーマンの摩天楼あ~ああ~!!』みたいに大抵の映画には記憶に残るようなシーンがあるが、これにはそれが一切無い、てか過去最低かも。剣技は見飽きたし、周りのギミックを使ったアクションも無理クリ過ぎて『普通に戦えば?』と言うモノばかり、なのにそんなアホな攻撃に引っかかる敵、なんか『空気を読んで攻撃を受けてあげてる』様に見えた。せめて海戦シーンでも入れればいいのだが・・・・あ、なかったですよ。たぶん衣装やらセットに金掛けちゃってるんでしょうが、後半のジャングルばっかり等所々から『台所事情』がにじみ出ていた・・・そんなの視聴者に見せるなよ。  とまぁこんなありさまな内容なのに続編作る気バリバリ、まぁ『海賊モノ』って対抗馬がいないから売れちゃうのかな?  良い所は無く悪い所だらけだが、ジョニーファンや旧作が好きだった方なら観に行って損はないと思います。
[映画館(字幕)] 3点(2011-05-22 03:44:35)
150.  バイオハザードIV アフターライフ 《ネタバレ》 
 過去作品及び原作(ゲーム)は全て体験済み。  ご周知だと思いますがゲームとは全く繋がりありませんし設定補完する気もさらさらありません。  前作で『ゾンビは永久機関搭載』『T-ウィルスで超能力発動(確かに発火能力みたいなのはあったがやりすぎ)』『何故かウィルスで地球砂漠化&海が消える』等もはや高製作費のB級映画として確固たる地位を築いたが、今作に至っては作品としての出来の悪さはもちろんネタとしても弱く楽しめなかった。  ざっと箇条書きで、『銃撃戦時、壁に隠れた状態から反撃する時全身をわざわざ晒す(腕や上半身だけで良くない?)、グレネード投げる時も同じことした時は流石に引いた、だってダサイじゃん?』『この時敵は棒立ち、さっきのグレネードをを投げるシーンでも退避しない&凝視、今日びのザコはもうちょい頑張るぜ』『ウェスカーを脅そうと背後から銃を突き付けたら腕を決められ反撃を受ける、それザコ敵が食らうもんでしょ?』『ウェスカーも操縦していたヘリのコクピットから離れアリスを痛めつけるが、そんなことしている間にヘリが富士山に激突(原因は操縦放棄)』『第一感染者が開始5分位に登場してその後は登場しなかった、ポスターにはでかでかと出てたのに』等。  ここらヘンまではネタとして見れるがこっからは普通に駄目。『アクション部分でおおっと唸るようなシーンが無くどれも平凡、おまけにスローモーションが多すぎ、別に大した場面で無いのにいちいち遅くするからスピード感なんて皆無』『登場人物の死亡理由が振り向く→目の前でばー!!→食べられるのみ、もうチョイ色々考えろよ』『そもそも私はミラジョボビッチが好きではない。アクションは微妙だし(全力疾走してるシーンは完全おばさん走り)、終始お口をあけているので間抜けっぽい。同年代のアクション女優としてはアンジェリーナジョリーの方が格好良いし男性ホルモンをビンビン刺激される』『もう三角飛びはいいよ!!』。  序盤にネタが出尽くしてしまい、代わりにスロー満載アクションが続く(ジョン・ウーなんて比じゃない位)ので後半がただ詰らない。もうそろそろ作品として限界っぽそうだがまだ続くんですか?
[映画館(字幕)] 3点(2010-09-05 09:23:04)(良:1票)
151.  シャッター アイランド 《ネタバレ》 
 『絶海の孤島に存在する精神病院から患者が脱走』『犯人逮捕のために捜査官が派遣』『何かを隠している病院関係者』『捜査官にはトラウマがある』『やがて幻覚を見始める主人公』『なにが現実でなにが虚像なのか疑心暗鬼に』。  以上の設定から思い浮かぶ結末・・・・そんなところです。少なくてもそれ以上に驚ける程のものではありません。私はあまり先の展開を考えて観たりしないので純粋に楽しめましたが、先を読みながら観賞して予想を超える結末を楽しみにしている方には合いません。  そしてとにかく終始うるさい。『突然大きな物音』『暗闇から突然飛び出してくる人間』等ホラー映画じゃないんだから・・・・。  まぁ作品自体にそれほど文句ありませんがそれ以上に問題が。  本作の広報担当した人間馬鹿ですね。あんな無意味にハードル上げてどうするの?結局ハードルを遥かに下回る出来だったし(二度目ですが決して作品自体はそれほど悪くはありません)。『観に来させればこっちのもの!!』みたいな下種な考えじゃこの先しんどいですよ。てか社会人として恥ずかしくないの?  作品の出来としては5~6点ですが、配給会社の対応が最悪でマイナス。  『謎が解けるまでこの島を出ることは出来ない』だっけ?解けても島出られなかったじゃない。お前らちゃんと観たの?
[映画館(字幕)] 3点(2010-04-18 21:29:22)(笑:2票)
152.  G.I.ジョー バック2リベンジ 《ネタバレ》 
もう『登場人物(味方)は一新され前の伏線や多少あった個性も放棄、全員勘違いオシャレ系スカシ野郎になり魅力消滅』とか『パワードスーツ等SF的ギミックも無くなり普通の銃撃戦のみのアクション』とか『弱過ぎる精鋭部隊G.Iジョー』とか霞む程脚本が・・・。 前回はある程度の整合性やドラマ性があったが、本作では登場人物の行動がことごとく奇怪(しかも面白くもない)なのに物語が進んでしまうと言う『This isご都合主義』連発と言うかそれしかない。ドラマ性?っぽいシーンはあるがやはり『This is 陳腐』。 ストーリー 偽大統領『証拠は無いがG.Iジョーが裏切ったからいつの間にか組織したコブラチームで攻撃だ!』→G『きっとあんな大部隊(そうは見えなかったが)を動かせる大統領が裏切ったんだ!』→前の敵ボス救出作戦(本作のピーク)→G『大統領の口調や組む指の方向が昔と違ってる!偽物だ!(旧作で長期間変装相手の癖等勉強したのに)』→白忍者捕獲大作戦、眠らせてお持ち帰り→意味不明な偽大統領証拠集め→白忍者『俺が前作敵で正義の脇役を嬉々として殺したのは、組織内にいる俺に師匠殺しの濡れ衣を着せた奴を倒すため、前作でできた?知らん!』→サミットにて偽大『核兵器を捨てよう、嫌なら各国にミサイル発射』→各国偉人『なにぃ?ならこっちも核発射!』→偽『嘘だよミサイル自爆』→偉『ならこっちも自爆だ』→偽『これで核兵器は世界から消滅、弾頭の回収?コトバワカリマセン!。あ、ちなみにいつの間にか打ち上げていた衛星兵器で君達狙ってるから降伏して』→ここ(かなり終盤)で敵ボス登場→10分も経たずに忍者乱入でヘリで逃亡(これで出番終了)→何故か大事な衛星兵器制御機を陸路で運ぶ敵幹部(ボスはヘリで逃亡)→劣化ガンカタの末倒され野望阻止→主人公『全ての脅威を排除』(できてないよ)→終→絶句。 私だって洋画はおろか物語に完璧な整合性を求める気は無いが、それにしたってもう突っ込むとかそれ以前に、この脚本を見たスタッフは『ヤバい!』と思わなかったのか? 加えて、製作者のエゴや主張、こだわり等を入れることに夢中で話が崩壊するとかあるが、本作はそう言った要素は無く、純粋に低レベル。 総評 話以外の要素も万遍無く旧作に劣っており見る影もない。 ただただ眠気を誘う詰まらなさに圧倒された。 『3』は是非監督と脚本を代えるか『1』に戻して欲しい。
[映画館(字幕)] 2点(2013-06-08 00:10:01)(笑:1票) (良:1票)
153.  宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 《ネタバレ》 
世代的にはジャンパーソンからカブタックまで、好き具合は右の作品をリアルタイムで見てた程度です。 丁寧に説明してくれたり空気を読んでくれる敵幹部を筆頭に、まぁ突っ込み所こそあるが『味』と見れなくもないし、約100分で宇宙刑事任命から敵組織壊滅までと言う展開をやった割にはそれなりに話も出来ていた。 アクションは東映特撮っぽさが出ているし、動きながらボディがキラキラ光ったり甲冑の様なSEがかかったり格好良かった。 メカ戦闘が短いのが残念だが、ロボットではなく盛り上げ難いとも思うので仕方が無いかな。 ・・・・と、話やアクションに関してはそこまで良くはないが悪くはない・・のだが、とにかく出演者の演技が問題。『半人前』とまではいかないが、せいぜい『0.7人前』で物語に入れなかった。 主人公は感情の起伏がある場所での演技に少し難があるもののソコ以外はまぁまぁだが、パートナーとヒロインの二人が相当キツく、感情の演技は勿論だが、台詞の前や間での大きな息継ぎによる肺活量不足や滑舌の悪さなど基礎からできていない。 演出の関係でやたら顔のアップシーンがあるが、やはり表情も微妙なので、ラストは我慢できず吹いてしまった。 特に中盤から登場する大場健二の上手さ(若干オーバー気味だがそこは下手とかではなく『ノリ』でやっているのが分かる)もあり、キャリアを差し引いても他の下手さが際立って見えた。 総評 言い方は悪いが、特撮ヒーローモノとかはちょっと離れて見てしまうとどうしてもガキっぽく見えてしまう。それを格好良いデザインや燃えるアクション、そして何よりキャストの熱演により、そのガキっぽい世界を本気で生きている人を見せ、視聴者を物語に引き込むことが大事だと思う。  だが、残念ながら本作はその一番重要な部分に欠点があり、てか特撮で比較すれば今のライダーや戦隊モノに出ている演者どころか、エイトレンジャーの関ジャニの方がよっぽど上手かった。
[映画館(邦画)] 2点(2012-10-21 08:07:28)
154.  映画ドラえもん のび太の人魚大海戦 《ネタバレ》 
 2010年現在27歳。日本誕生から創世日記まで劇場に観に行き(他はビデオ)、ドラえもんと共に育ったと言っても過言では無いと思います。  子供向けではなく子供騙しな作品。  スネ夫の自慢話を聞いたのび太がおねだりで道具を要求、そしてそれがきっかけで大事件に巻き込まれる・・・と言うお約束部分は惹き付け十分。  素人をメインのゲストキャラにキャスティングする愚行を控えた(芸人起用はあるが下手でないし脇なので問題なし、ドラミは諦めました)のも良し。  でも面白くは無い。そして最大の問題はスタッフ(特に脚本関係)の技量不足と制作姿勢にあると考える。  ストーリーは単純明快だが、穴は多いしご都合主義の乱発、おまけにシーンの1つ1つが微妙に長くテンポが悪い(これのシワ寄せが後半一気に来てすげー早足になってる)。そしてこれらの全てを『どうせ子供向けの映画だから』と言うなめた感覚で作られている印象を受けてしまう。  シーンの長さにとっても、子供はジェットコースターのように動きまわる映画が好きなのだから(個人的意見ですが)、もっとテンポを上げて場面を詰め込まないと駄目。同じ『海底』を取り扱った『海底鬼岩城』と見比べてもその情報量の多さとそれらを上手につなぎ合わせる構成技術からいかに芝山監督と藤子先生が凄かったか、そして今のスタッフがいかにショボイかが分かる。思い出補正抜きでも昔の作品は出来が良かった。  昔あるアニメの監督(名前忘れた)が『大抵子供を連れてきたお父さんは映画中寝てしまうが、私は引率で来たお父さん方にも楽しめる作品を作りたい』と言っていたが、とてもコイツらからはそれほどのガッツを感じられない。  次は遂に鉄人兵団に手を出してしまう様だが、頼むから30年以上愛されている偉大な作品を取り扱っている責任を持って真剣に取り組んでほしい・・・・・・と危惧していたが全然大丈夫でしたのでもうこのスタッフは使わないで欲しい(2011年3月5日追記)。
[DVD(邦画)] 2点(2010-08-10 16:31:30)(良:2票)
155.  クワイエット・プレイス 《ネタバレ》 
シチュエーションありきで整合性も考えずに作っちゃった駄目映画の典型。 この手の駄目映画に出てくるエイリアンの例に漏れず何の超能力も超科学も持たないただのフィジカル野郎『こんな弱いやつに地球負けないだろ?』でもうげんなり(しかも数も少ない) 金が無くてエイリアンしょぼくするしかないなら、トレマーズ見たく陸の孤島みたいなところを舞台にすればいいのに馬鹿すぎる。 音に反応するって設定も結局製作者側の都合の良い音にしか反応せず、この際くしゃみやら生活音は突っ込まないにしても、心音や血流等自身には制御できない音に反応しないのは悟都合過ぎるし、『川みたいな音は無視する上に川の音より小さい音には反応しない』ってじゃあそこに住めばいいじゃん(それこそ声出して会話した滝の裏とか)? 結局補聴器のハウリング(?)音に弱くて主婦のショットガンにあっさり倒されるエイリアンもダサ過ぎるっていうか、そもそもそんな事米軍やらが研究しないワケ無いじゃん? 釘で足を刺すところもはだしで生活してるならまず気をつけなければいけない事を1年以上生活していてできていなかったり、音にはんのうするならゾンビゲームによくある音を出してゾンビが集まってきたところで爆発する発音爆弾とかつくれよとかもう突っ込みどころしかない。 総評 制作側の『音を出してはいけない緊張感の映画』を作りたい熱意はわかるが、頭に浮かんだいくつかのシーンを取ることだけに注力してそれいがいの部分はとにかく雑な扱いをしている典型的な能無しの作った映画
[インターネット(吹替)] 1点(2024-03-03 09:41:20)
156.  009 RE:CYBORG 《ネタバレ》 
謎の存在『彼』の声を聞いた人が人類滅亡を企てる。サイボーグ達は彼の謎を追いつつ暴走した人間の行動を阻止するために戦う・・・以下欠点。 ○009達の行動が後手後手且つ基本戦わず暴走者(非悪人のため)の行動を阻止するだけなので爽快感が無い。それを気にはしてるのか、基地に攻めてきたサイボーグとの戦闘があるが目的がこじつけたっぽくて必要性を感じない。 ○映像は綺麗だが。はやり『金』をかけているだけで動きやカメラワークにに『魅力』を感じない。 ○『彼』の存在も解明せず終了、だけならまだいいが、中途半端に(長々と)仮説が入り視聴者が推測しようとするのを邪魔される。 ○その仮説も遺跡から天使化石を発掘した008の考えのみ、しかも整合性が無くご都合いい加減矛盾無理矢理な上論理の飛躍が凄過ぎて笑った。それを作中で指摘されたがその回答は『分からない』爆笑した。 ○肝心の008は序盤前述した仮説ノートを残して失踪。出番終了。 ○私的仮説:人間の脳には一定条件下で自滅を促す自己暗示(彼の声)が発動し、彼らの行動を阻止し自己暗示を打ち破る強い人類を作りだす機能があり、その試練をクリアすると人は高みの存在(天使)になれるだと考えたが、正直その域に達したのが劇中で『9』のみで、他の人間は絶賛暴走中で解決できてない。と思ってたら突然不思議空間で全員集合『ここは?』『きっと誰かが望んだ世界よ』『天使の化石とは?』『きっと彼の声を聞いても暴走しなかった強者よ』エンディング・・・は? ○宗教アニメっぽい。 ○せめてラスト、フランソワーズがお婆ちゃん化してたらその間に色々あったり、中盤彼女が発した台詞と相まってもっと好意的に感じれた気がする。 etc・・・ 多分エヴァや押井作品的抽象・哲学的作品を作りたかったんだと思うが、決定的に制作者にそれらを演出するスキルが欠乏しておりただの『曖昧でワケの分からない作品』でしかなかった。ひょっとしてちゃんと見て考えれば分かるかもしれないが、そう言った努力したくなるほど根本的に面白くない。 ここまでなら3~4の自己満足作品で済ませられるが、それを『故人の偉作』と言う他人の褌で相撲を取っている事が大問題。 マシな所もあるが悪い所が多すぎて書く気が起きない。てか、上記の欠点全てを抜きにしても、全員活躍させられる内容じゃないのなら009なんて大所帯作品を単発の劇場作品で扱うな。
[映画館(邦画)] 1点(2012-11-03 11:12:59)(良:1票)
157.  アジャストメント 《ネタバレ》 
 つまらん!  あらすじ言っちゃうと、人を良き方向へ導く集団(天使?)が主人公の運命を操ろうとするが担当者が『居眠り』して操作失敗した結果出会った女性と恋に落するが望まぬ結果を招くため主人公を脅して諦めさせるも数年後『偶然』女性と再会し運命に抗おうとし天使の妨害も『何故か』ことごとく回避し結ばれるが劇中で全くそんな描写の無い『伝説の凄腕天使』に二人が結ばれるとお互いの人生が悪くなると『お前が出なくても良くね?』と言う説得を行いまたまた諦める主人公は約一年後『やっぱり一緒にいたい』と置き去りにされ別の男(描写は少ないが高青年っぽい)と結婚間近のヒロインと再会しコレまでの事を暴露し二人で運命を切り開こうとするが天使に追われあわやこれまでと言う時にキスをして『全てが解決』して二人仲良くまだ見ぬ運命の結末に向け歩きだす・・・つまらないでしょ?  天使も当初マトリックスのエージェント的な印象を受けたが、終始テンパりまくるし運命操作も無効化されるので全然凄く見えない、て言うかマッチョでもない主人公に手も足も出ないってどんだけ無能だよ。  ちなみに天使の力を無効化したり時折起こる超絶ご都合主義展開も『二人が結ばれる運命はとても強くそれを邪魔するのは不可能』と言う良くわからん設定、たぶん『主人公補正』なのだが描写が下手過ぎ。  天使も『雨の日は千里眼が使えない』とか『どこでもドアを使うと一定時間運命操作されない』等終盤唐突に設定が後付けされる。なら序盤で主人公が抗ってる時雨の日にして追跡不可みたいな伏線張れただろ?そのくせ『天使の力の源は帽子だから帽子を取り上げよう』『名案だ』みたいな会話があるのに結局帽子奪うシーンが無いと伏線詐欺やらかす始末。  最後のキスも序盤の『愛あるキスをすると運命は確定する』で伏線張ったつもりだろうが、その間に山程『愛あるキス』してるから・・・てかもっと張れる伏線あるだろ。  ・・・と話がアレな上CGもアクションもショボい。  後『我々天使は今は人の運命を操り導いているが最終的には人の自由意思に任せたい』的台詞がモロ『アメリカのフリーダム精神万歳!』みたいなメッセージをグイグイ押しつけられた感じがして後味最悪。   予告見て『アクション大好きなアメちゃんの中でこの設定活かせる監督なんて一握りだからコケるな・・・』と予想はしていたがその通りだった。
[映画館(字幕)] 1点(2011-05-28 01:07:38)
158.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
 内容は3点だが、後述する理由により大減点。  予告見た時点で『ボーンみたいだな』と感じていたがまんまボーン。  変更点としては主人公の所属が『CIA』から『暗殺集団の幹部』に変わっただけ。  他にも謎の究明に尺がかなり割かれており主人公が記憶ごと『暗殺技術』を忘れているためアクションは少なめ。確かに演出や謎の明かし方は『中盤』までは悪くないが、それでも『パクリ』作品に好印象は受けない。  ボーンと比較しない場合でも終盤が駄目。折角徐々に謎が分かりかけてきたのに突然『イレギュラー排除』の名目で登場した組織の幹部がベラベラと喋って雰囲気台無し。組織の存在も、紹介された探偵が元諜報部員で『風の噂』程度に組織の存在を知っていたと酷過ぎるご都合展開。  妻役だった暗殺者も『暗殺失敗のため爆弾を回収しに行ったら時間切れで爆死』ともはやコント。『偽りの記憶をリアルに感じてしまっている主人公が妻を目の前にどのような行動を取るのか』と言う最大の山場を丸投げってどんだけアホだよ。  監督の狙いとしては『主人公は本当に頭がおかしくなったのでは?』と言う結末を客にも予想してもらいたかったと思うが、それなら序盤の夫婦でいるシーンをガッツリやらず断片的にしたりする等の演出をしなければ駄目。そうじゃないと『確実に妻とは面識があるのにとぼけている=陰謀』と言う結末しか思いつかない・・・・てか、ソレくらい分かれ。  そもそも主人公の記憶喪失が『暗殺対象に近付くため科学者になる練習をしていたら事故のショックで演技の記憶を本物の記憶と間違える』と、だからそれコントだって。  最後に主人公は途中知合った女性と逃避行するがここがここが最悪。ボーンに関しては国のためや暗殺対象が基本悪人と同情の余地はあるが、こいつの場合『金で雇われた暗殺者』であり、凄腕と言うのだからコレまで何人もの罪無き人を殺してきたはず。だったら『俺の手は血に塗れている』的理由で女性とは別れるべきで、『何のうのうと旅を楽しんでんだよ!?』呆れました。  総評としては『中盤まで良かったがラストの出来が悪い』で『3点』。ストーリーが『おまけ』的な作品の場合は良いとして、本作の様にメインとなる部分が最早パクリレベルで、こんな作品作れるスタッフの面の皮の厚さに嫌悪感を示し1点とします。
[映画館(字幕)] 1点(2011-05-08 00:13:31)(良:3票)
159.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 
 ヤマトは大半を視聴。だからこそ『ヤマト復活~♪』だけで高得点は付けない。  まず話を詰め込み過ぎ。そもそも半年分の内容を2時間に収めるなんて無理。  それで後半強引に『さらば』展開入れるもんだからキャラの掘り下げ出来てないのに皆死ぬシーンだけ強調されてアンバランス。真田さんは古代と一言二言しか話してないのに『俺はお前を弟の・・』とか言うし。ファンへの配慮だろうが、中途半端な再現など失笑。尺を考えれば死ぬのは数名で後は脇役に徹させるべき。『アニメで設定掘り下げてるし』的他力本願は論外。  戦闘も短くショボく艦隊戦は皆無。被弾時も変な所で艦内シーンに切り替わり誤魔化しまくり。波動砲を筆頭に攻撃演出は迫力無いし、効果音含め原作再現率ゼロ。  敵デザインや波動エンジンはジュブナイルの流用でガウォークもどきまで登場。なんで地球軍みたいな原作アレンジや大人しくフライホイール回しておけなかったの?  部分的演出で悪くない所(初発進時等)もあるが一瞬、持続力はパチンコCG以下。  結局尺の大半はB級月9ドラマ。  古代と森の関係は『最初不仲で次第に惹かれあう』展開が映画向きじゃなく超速合体。  男同士の友情を結ぶ的演出も古い友人設定や低レベルな居酒屋談笑、こういう部分こそ戦闘時に演出しろよ。  『敵艦載機は攻撃せず基本体当たり』『惑星破壊爆弾地球上空で爆発しても影響無し』『全兵装大破したのに次のCGで全然無事』『陸戦部隊総勢約7名(笑)』等イチイチ荒探しも面倒。たしかに旧作でも突っ込み所はあったが、それ以上に魅力的な演出やキャラクター、燃える展開、そして最低限の構成力はあった。しかしコレには無い、『適当に作ってもヤマトクォリティで言い逃れできる』と言う念が伝わる、『ふざけるな』と言いたいし、アニメもここまで酷くない。  もう設定いじりまくってるんだから、批判上等でストーリーも大改編して『21世紀版ヤマト』を作ろうとするガッツぐらい見せてほしかった。  山崎貴自身にも『らしい』演出が無く超没個性。悪いが紀里谷監督の方が遥かに個性、技量共に上。『ガッツ』もあったし、何より人の思い出を蹂躙しに来ないし。  私も含め入場者の中には『ヤマト観れれば内容なんてどうでも良い』と思っている人はいる、そう言う人々を良い意味で裏切ってこその『プロ』。それが出来なければ鷹の爪のCGだけ作っていて下さい。 
[映画館(邦画)] 1点(2010-12-01 22:55:16)(良:3票)
160.  レギオン 《ネタバレ》 
 久しぶりに出会えたB級馬鹿映画。  簡単にあらすじを、ちなみに(?)が付いている部分は『なんで?』『設定無理やり過ぎない?』とか、並みの脳味噌を持つ人類なら違和感を覚える箇所です。  遂に神は人を見離す。そして将来神の敵となる赤子(?)の殺害を大天使ミカエルに命じる。しかし、まだ人を信じていた彼は離反し、地上に降り立ち翼を切り取り(?)、銃を手に取り(?)、邪悪な心を持つ人間に憑依する天使(?)から赤子を守るべく荒野にポツンとある村に向かう。なんてことは無い、ただ『ロボと未来』を『天使と天国』にしたターミネーターでした、しかもメッチャつまらなくした。  上述した(?)箇所にはもち説明も説得力も無し。さらに『従順すぎる人間側』『憑依天使は銃であっさり死ぬ』『弱いのに天使は武装しない』『天使が、店に籠城した人間をハメる罠も幼稚(捕まえた仲間や子供を人質にしたり)、てか店壊せねぇのかよ天使』『そもそもこんなゾンビ以下なスペックの天使に人間負けんだろ?』等ともう『凄い』出来。  しかしここからがキモ。赤ん坊の泣き声の中では上級天使しか活動できず、現れる大天使ガブリエル、なのだが神々しさの欠片も無くどう見ても『鎧を着て羽を付けたコスプレオヤジ、ちなみに武器はメイス』。マシンガンを乱射され取った行動が、『翼を折りたたみクルクル回りながら狭い店内を飛び回り弾をはじく』ダッセェ(笑)!!人間を逃がすミカエル、『逃げろ!』『何処に?』『予言者に会え!』突然現れる新単語!!そしてミカエルは最終決戦に・・超能力バトルなどせず格闘戦!!銃撃を避けるため、羽を広げぴょんぴょん飛び回る(店内を)ガブ、しかも彼の持つメイスは刃がカシャン!と飛び出したり回転したりとギミック多彩。チョークスリーパーを決めるが惜しくも倒されるミカエル。 一方ガブは逃走車に追い付き、屋根を引き剥がし車内に侵入するも、急ブレーキを掛けられフロントガラスを突き破り事故る(その転げ回るシーンがまた(笑))。最後はまぁ色々あって天使化したミカエルに負けエンド。  映画として見るとク○以下だが、『下らなさを突き抜け過ぎた笑い』と言う意味ではDB(実写)より楽しめた。  最後車が走り去るシーンはモロ『T1』ですが、『暗雲が無い=続編は無い』という所は唯一褒められるパロ演出でした。
[DVD(吹替)] 1点(2010-11-14 15:09:30)(笑:1票)
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