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空耳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 180
性別 男性
自己紹介 「刑事コロンボ」旧作全作品批評終了。
「チャップリン長編映画(一時間を越える本人登場作品のみ)」全作品批評終了。
「名探偵コナン」映画……15作品のうち14作品終了。
「黒沢映画」……まだまだ

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141.  刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM> 《ネタバレ》 
隠れた名作ではある。コロンボ作品の見せ場である犯人への効果的なほのめかしがこの作品ほど執拗に効果的に繰り返されるのは他にはないと思う。ラストの悪どさも実は「ロンドンの傘」並の反則で、またこれが見事に決まってしまう……んだが、どうも何か一つ二つ物足りない。なぜだろう? 「犯人が憎たらしい奴なのにコロンボと激しくやりあわない」ことがその大きな原因になっていると思う。犯人が探偵で、警察と平行して事件の捜査にあたるという設定上、コロンボが事件についてネチネチ持ち出してくることを犯人は正面から突っぱねることができない(それどころかコロンボを自分の社に高給で迎え入れるとまで言い出す)。つまり犯人が他の作品のようにブチ切れないのだ。もちろん犯人が比較的温厚・冷静な作品の場合ブチ切れることはないが、それはそういう性格だから納得できるのに比べてこの作品の犯人は「カッときて殺した」ほどの短気な性格なので派手にブチ切れていいのに、設定上それができないところに物足りなさが出てくる。だからコロンボはやりたい放題だ。「犯人に聞かせてやりたい……必死に証拠品を探すところを見て笑ってやりたい」というコロンボの言葉通りにありもしないコンタクトレンズを探して「指輪すら見つかりそうにない」ふかふかの絨毯を徹底的に調べるところなど、犯人に憐れみすら感じられないだろうか。ただ被害者の夫がそれなりの立場の人物で「迷宮入りしたら容赦しない」とまで言っているのでこの方面からコロンボに圧力がかかればまだ不満が解消されるのだが、大して文句を言うでもなく墓の場面では犯人に比べてコロンボに明らかに軍配を上げてしまうのも「コロンボ楽勝」に傾いてしまう原因になっている。「憎ったらしい」犯人の話の場合、コロンボは犯人から罵声を浴びせられ、嫌がられ、時には理不尽な圧力をかけられながらもそれを見事に跳ね返してしまうのが面白いのであって、それあるからこそラストのトリックも「してやったり」となるのだが、この作品はコロンボに余裕がありすぎる。それが物足りなさにつながってしまうのだろう。逮捕された後の「殺すつもりはなかった。奧さんはいい人だった」も、むしろ犯人に対して「ふーん。そんなに悪すぎる奴でもないんだな」という印象を持たせてしまうのでさらに逆効果だと思う。
[DVD(吹替)] 6点(2009-03-17 03:21:41)
142.  刑事コロンボ/構想の死角<TVM> 《ネタバレ》 
やはりラストが弱すぎるでしょうこれは。それまでの運びは悪くないんだから、最後にびっくりするような仕掛けがあれば相当優れた作品になったと思われるのに残念。あと殺される場面で被害者が犯人の方を見てしまうのは絶対おかしい。その瞬間に「ケン、何するんだ!」って叫ばれたら電話してる奧さんに聞かれて終わりじゃないか。電話している最中に撃つのなら絶対バレないように慎重に後ろに回ってズドン、とやらないと……。あとラサンカさんが殺される場面の表情が秀逸だった。
[DVD(吹替)] 4点(2009-03-14 23:40:50)
143.  刑事コロンボ/野望の果て<TVM> 《ネタバレ》 
はっきり言えば犯人が墓穴を掘っただけだが(もちろんそれを見逃さなかったコロンボが一枚上だったとも言える)緊迫感満点のラストが見事だ。銃声の後の大混乱の中で犯人が怒声でコロンボを何度も問い詰める、その最後の問に「いいえ」と否定するところからドラマはコロンボの独り舞台になってしまい、最後の「あなたを逮捕します」まで、そこにいる全員、さらに画面のこっち側の視聴者も皆コロンボのセリフにじっと聞き入ってしまうしかない……。お見事。それから全然関係ないけど、どこかに犯人のセリフとしてドラマを崩さない感じで「御隠居」って入っていればよかったんだが……(汗)。
[地上波(吹替)] 7点(2009-03-05 04:51:58)
144.  刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM> 《ネタバレ》 
そんなに好きになれない作品。まず最後のトリックが弱い。コロンボ慣れしていない人にすら読めてしまうんじゃないだろうか。事実ウチのカミサン(コロンボあんまり知らない)と一緒に見てたとき、ラストの場面で「コロンボがもうここにいるとか」と読んでしまっていたもの。トリックというのはその瞬間まで「思いもしなかった」ぐらいじゃないとね……。それとその前のパンクの場面は何の意味があったのかいまいち不明。緊迫感はあるけど、結局意味がないので拍子抜けする。さらに疑問なのは死体の隠し場所がわからなかったとコロンボが言っているが、殺される直前にその現場で調教師(?)と会話しているわけで、それが被害者が犯人以外に目撃された最後の現場なんだから、近くを徹底的に捜査すれば見つかったんじゃないの? と思えてしまう。少なくともパイルを掘るよりは楽なんじゃなかったかと。それと関係ないけど奥さん二人がそんなに年が違うように見えない(汗)んですが……。もっとピチピチじゃないと「若い」とは言えないよ、ねぇ?(カミサン、ごめん)。何度も出てくる音楽はブラームスのピアノ協奏曲第2番の第2楽章。
[DVD(吹替)] 5点(2009-03-03 01:07:05)(良:1票)
145.  刑事コロンボ/黒のエチュード<TVM> 《ネタバレ》 
あの花だけではあまりにも苦しい。が、この犯人は裁判やればまず有罪になるだろう。なぜって潔癖な奥さんに「僕は有罪だよ」ってしゃべっちゃったもん。これって自白だよね? それを陪審員の前で奥さんが証言したら、やはり有罪とされてしまうだろう。 しかしこの作品は異様な雰囲気がする。鬼気せまるというか……。殺されてしまったピアニストが「あなたは奥さんの気持ちを傷つけるのか怖いんじゃない。お母さんの支持を失うのが怖いだけ。そしてお金ね」と言い当てているのは実に鋭い洞察力なんだが、この男の本性を見抜くほどではなかったのが命取りになった。興味深いことに奥さんの方はかなり早い段階からダンナが殺人犯ではないかという強い疑いを持っているようなふしがあり、犯人の本性をより深く見抜いていたのでは、と思わせる。最後の「でもこれだけは」と夫の懇願を拒絶する場面も、英語では「But not murder」とはっきり「殺人」と言っており、夫が殺人犯であることを確信したことがよりはっきりとわかる(だから「でも人殺しなんて」などと訳した方がよかった気がする)。セリフの違いでもう一つ書いておくと犬の名前の「パンチ」は原語では「munch(むしゃむしゃ食う)」だった。ムンチじゃわからないからひっかけたんだろうけど、ジェットはともかくなぜ「パンチ」なのか長年不思議に思っていたのですっきりした(笑)。他に細かいことだが多数出てくる指揮をする場面、素人目にも全然曲とあってない気がするんですが……。アイネクライネなんて曲の終結に余計な休符が入っちゃってる。あれを撮り直してないのは不思議なぐらいだ。他にもオードリーとのやりとりやワン公の登場やコロンボのピアノ演奏など楽しい場面も多く、なんだかんだで記憶に残る作品。あ、それからもう一つだけ。「30畳」ってのは、舞台がアメリカなんだからおかしなセリフに聞こえてしまうと思う。
[DVD(吹替)] 6点(2009-03-01 03:13:11)
146.  刑事コロンボ/アリバイのダイヤル<TVM> 《ネタバレ》 
「電話がどこからかかってきたか」というのはこの当時記録には残らなかったのだろうか? 「自縛の紐」もそうだが、それがわかれば簡単に解決できる事件ではある。時計なんかぶっこわれることもあるし「そのときはたまたま止まってた」とかいくらでも言えるんだからずっと弱いと思うんだけど。それといま一つ動機がはっきりしない。被害者と犯人とにそれほど亀裂があったようにも見えないし、奥さんとの関係もなんかはっきりしないままで終わってしまうし。探偵やロゴージー嬢とのやりとりなんか面白いんだけどなぁ……。
[地上波(吹替)] 4点(2009-02-26 14:46:30)
147.  フライングハイ 《ネタバレ》 
自動操縦の機長に大爆笑。あんなんで操縦できる飛行機って……。それと、途中でエンジンが一つ火を吹かなかったっけ? あと移植の女の子、どうなったの?
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-24 05:24:02)
148.  刑事コロンボ/悪の温室<TVM> 《ネタバレ》 
ウィルソンとのかけあいが面白いし、しつっこいコロンボ節も健在なんだけど、ラストがおかしい。「なぜこの温室で見つかった3番目の弾を発射した凶器の銃が奥さんのところで今夜になって見つかるんだ」という具合にコロンボは説明するのだが、明らかに問題なのは「銃」ではなく「弾」それ自体である。なぜって、それが凶器から発射されたものであることが確認されたら証拠になってしまうじゃないか。だからコロンボにしても何年か前の新聞記事を確認した時点で金属探知機持ってきて弾探しすればよかったのである。要するにラスト近くの「銃」をめぐる展開は全く無意味なのだ。そもそも凶器から発射された弾を「温室のどこかに埋まっているんだけどどこにあるのかわからない」と放置しておくのがマヌケすぎるのである。
[DVD(吹替)] 3点(2009-02-24 03:22:21)
149.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
私は中年だが宮崎アニメに興味があるわけではなかったのでこれまでずっと未見だった。評判だけは嫌でも耳に入っていたが。近年人に引きずられるように「千と千尋」「ハウル」を見て、あまりのひどさに愕然として「宮崎神話って、一体なんなんだ?」と憤りすら感じるようになった。「ラピュタ」は二度ほどテレビで見たが、ここでの高評価に唖然とするほどに「普通の」アニメにしか見えない……。 が、そもそもの原点としてのこの「ナウシカ」だけは、きっと凄いんだろうこれだけは別格なんだろうとずっと思い続けてきた。 そしてついに、初めて「ナウシカ」を見た……。 うん、最後まできちんと見られる。「ハウル」などとは全く違う。面白い。 でも……それだけ。この作品の何がどう心に残るんだ? 心をえぐり取られるような場面など、どこにもなかった。これならいわゆる昔の名作映画(「生きる」とか「街の灯」のような)の方が、数千倍も上だろう。 期待が大きすぎたのかもしれないが、正直「ごくごく普通の映画」としか言いようがない。
[DVD(邦画)] 5点(2009-02-17 15:44:18)(良:1票)
150.  刑事コロンボ/死者の身代金<TVM> 《ネタバレ》 
コロンボ慣れしてしまった者からするといささか食い足りないというか、娘のマーガレットがいなかったら逮捕できなかったんじゃないか? という疑問が出てきてしまうところがちょっとマイナス。あと細かいところでは、まず電話のトリックを犯人が自分でコロンボに説明してしまうのはマヌケすぎる。せめて別の人(部下の男性とか)がコロンボに説明するようなシナリオにするべきだった。空のバッグにしても、大金が入っている場合と空の場合では、落下させた時の衝撃というかバッグへのダメージが全然違うと思うのだが、どんなもんなんだろうか。 逆に電話の応対が不自然だとか、車のキーの話とか、銃の口径からはじまって犯人を追い詰めていくような畳みかけはとてもうまいし面白い。犯人役の女性も、動機は最低の一言だが、からっとした性格で(最後にあっさり負けを認めるところからもそれがうかがえる)悪女のくせに好感すらもてるところが面白い。飛行機の操縦桿をコロンボに渡してしまうなんて本当ならありえないことだと思うが(でしょ??)大胆なんだろうな、きっと。まぁ殺しなんて本当の小心者にはできないものなんだろう。あと一つ忘れてた。食堂の親父、いい味出してるねぇ(笑)。コロンボとのやりとりがとても面白い。あとラストのオチもいい。大金持ってるのに払えないって何よ……(笑)。
[DVD(吹替)] 6点(2009-02-16 09:28:28)
151.  Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! 《ネタバレ》 
前半がひどい出来なのでかなり興ざめ。テレビのビーンで見たネタの焼き直しは本当にやめた方がいい。やっと後半、本当に後半になってようやく笑えるようになるのが救いだった。結末のメチャクチャぶりは同じくアトキンソンの「ジョニー=イングリッシュ」とパターンが同じである。私はそんなに嫌いではない。
[DVD(字幕)] 3点(2009-02-16 08:48:08)
152.  レミーのおいしいレストラン 《ネタバレ》 
まさかレミーの正体が評論家に明かされるとは思わなかった。だが考えてみると、この映画の主題は「料理は誰にでもできる」なのだ。どんなに無理な、突拍子もない夢だって、「お前が? そんなの無理無理~~」と言われる夢だって、絶対叶わないなんて言えないんだよ、と言ってるのがこの映画なのだ。よりによって、不潔なドブネズミがフランス料理のシェフになりたいなんて、ありえなさすぎる(笑)。このありえなさすぎってところが効果的にこの映画に笑いをもたらしているのだが、とにかくこれに比べれば大抵の夢なんてずっと現実味があるってもんじゃないだろうか?  そして「どんな無理と思える夢だって、無理じゃないかもしれない」というためには、やはりレミー本人が評論家に堂々と認められないと説得力がなくなってしまう。フランス1の辛口評論家を実力で納得させるのは、リングイニではだめなのだ。それでは焦点がぼけてしまう。だからあんな展開になったのだろう。 普通は映画にせよ小説にせよ、作者の言いたいことというのは話の中に自然に折り込むのが常套手段だと思うが、本作品ではそれが非常に分かりやすい形で(イーゴの評論文)最後に語られる。やや説教臭くなってしまうけど、この不思議な突拍子もない物語をきちんとまとめてみせる効果があったと思う。 ラタトゥーユに感動する場面も効果的だ。が、日本人なら漫画雑誌等でこれよりもずっと凄い表現を多々目にすることも事実(特にワインのあの漫画)。だが「たかがワイン1本でお前妄想が激しすぎやしないか」と漫画にツッコミを入れたくなる自分にとっては、この程度ぐらいでちょうどよい。 賛否両論あるようだが、個人的には実に不思議な感動を味わえた。さすがピクサー。
[DVD(字幕)] 9点(2009-01-20 07:45:22)
153.  刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆<TVM> 《ネタバレ》 
外交官特権によって逮捕できない犯人。だったらそれを上回る権力……となると、こうならざるを得ないのだろう。しかしあれほど怒っておきながら「あれはもういい。きれいさっぱり水に流そう」などと言いつつコロンボにお茶まで出す犯人の姿がどうにもこうにも滑稽(笑)。それがほんの数分後にコロンボに自分から逮捕してくれと懇願するんだから、かわいそうすぎる(笑)。普通こういう「憎たらしい犯人」の場合、コロンボにしてやられると見ている方はスカッとするのだが、この話は王様が味方になるというありえないほど最強のカードをコロンボが手に入れてることもあってスカッとどころじゃなくなって「アハハハハ」と笑いだしたくなる一歩手前(クスクスぐらい)になってしまう。この作品の最大の特徴だし、長所とも短所とも言える。それにしても「握手させてください。あなた最高です」という嘘八百には脱帽。それと「スワリの裁き」(よーするに死刑)が厳しいってのはわかるが(単なる死刑じゃなくて、なんかとっても痛そうな死刑)、進歩的な国王なのに刑罰の残虐さだけは旧態依然としているってことなんだろうか。
[地上波(吹替)] 7点(2008-10-27 07:32:48)
154.  刑事コロンボ/死の方程式<TVM> 《ネタバレ》 
トリックよりも何よりも野沢那智の笑い声ばかりが耳に残ってしまう……。  ああそれからもう一つだけ、「あそこで犯人が自白しなきゃどうもならないじゃん」と長年思ってきたが、もし仮にそうならコロンボが解雇された上役と必死になって女社長を説得するんだろうな。甥に甘い女社長も「ビショップ嬢はロジャーと恋人関係にありましたし、あの写真は合成でしたよ。ロジャーは社内に現像のための暗室を持ってる。もうお分かりですね?」の一言で目が醒める可能性はそこそこあると思う。
[地上波(吹替)] 5点(2008-10-12 02:15:32)
155.  刑事コロンボ/魔術師の幻想<TVM> 《ネタバレ》 
コロンボとしては可もなく不可もない平均的な良作。最後のキメのセリフ「お気の毒ですが完全犯罪なんてものはないんだよ。それこそあなたの『幻想』ですよ」が邦題とあいまって効果を上げている。
[地上波(吹替)] 6点(2008-09-28 02:40:06)
156.  マスク(1994)
うん、面白い。マスクをかぶったときのハチャメチャさがなんとも痛快。犬もいい演技するなぁ。でもこの犬種(ジャックラッセルテリア)って、本当は気が荒くて飼いにくいとか聞いてへぇと思ってしまった。映画の中ではとてもいい子なのに。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-28 02:07:57)
157.  ライアー ライアー 《ネタバレ》 
発想がとてもいい。法廷で「嘘がつけないんです!」という場面には大笑いした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-28 01:45:55)
158.  パルプ・フィクション
あきれるほどの暴力に辟易。しかも無内容。救いようがない映画だ。私の中では映画の中のワースト1である。0点よりはるかに下なのだが、マイナスの点数がないので仕方なく0点。しかし高評価だなぁ。街に張ってある「暴力反対」のポスターが虚しく思える。児童ポルノは映画でもまずいと思うのだが、暴力は映画ならかまわないのだろうか。
[ビデオ(字幕)] 0点(2008-08-30 04:03:42)
159.  ライムライト 《ネタバレ》 
全編を流れるのは老いがもたらす悲哀である。かつてどんなに勢力を誇っても、老いからくる衰えはどうしようもない。必死で過去の栄光を取り戻そうとする主人公の芸人がチャップリン本人と重なって見えるのも自然なことだと思う。 が、考えてみると不思議だ。普通の老人ならともかく、チャップリンは世界の喜劇王ではないか。確かにアメリカを追放されるなど困難な時もあったが、それで没落して死んだわけではなし、金銭的にも名声も人からうらやましがられることはあっても、他人をうらやむ必要はない。悲嘆にくれる必要はないのだ。それにカルベロは年の若いヒロインとの結婚を最後まで拒絶して死んでいくが、チャップリン本人は何度も結婚・離婚を繰り返し、最後の妻は30歳ほども年下であった。だから同じ芸人でもカルベロはチャップリンとは似ても似つかないとすら言えるのである。 これはひょっとすると「仮定」なのかもしれない。現実のチャップリンは大成功をおさめ、世界の喜劇王となった。だがもし芸人として名前がそこそこ売れても、それだけだったとしたら……?  成功した途端周囲を見下し馬鹿にする人間がいる一方で、どんなに出世しても苦しく貧しかったときのことを忘れないという人もいる。現実のチャップリンと劇中のカルベロは正反対の境遇にあるが、チャップリンが重なって見えるのはチャップリンがもちろん後者に属していたからだろう。 本作でもっとも感動的な場面はヒロインが歩けるようになる場面である。もうとっくに怪我自体は治っているが、ヒロインには歩くだけの勇気がない。カルベロがいかに励まそうと心を閉ざしてしまっている。だが、あるときカルベロが珍しく失意のどん底に落ち、ヒロインは彼を何とか励まそうとする。いつもの役割が逆になるわけだ。そして心から相手を励まそうとしたときに、自分でも思いもしない力がわき出て、ふと気がつかないうちに歩けるようになる。もっとも力強い勇気は他人を思いやることによって生まれるものなのだと教えているのである。「I'm walking!!!!」の絶叫とともにこの場面は忘れられない。
[地上波(字幕)] 10点(2008-08-24 14:49:18)(良:1票)
160.  天空の城ラピュタ
平凡。ど~ってことないアニメ。普通のテレビアニメを見る延長線上で行けてしまう。見終わっても何にも残らない。人間の心にまるで迫れていない。というか、お人形さんみたいにつくられたキャラクターばかりだ。とはいうものの最近の作品(ハウル・千と千尋など)ほど酷くはないのでもう少し点数は高くてもいいのだが、ここでの平均点の高さにたまげるのでこの点数。
[地上波(邦画)] 2点(2008-08-22 06:26:21)(笑:1票) (良:1票)
042.22%
131.67%
273.89%
31810.00%
42111.67%
53720.56%
63921.67%
72312.78%
8116.11%
995.00%
1084.44%

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