141. スリーデイズ
ストーリーは標準的なものだと思いますが、存分にハラハラドキドキを味わえたことで本作の狙いの半分以上は満たされたのではないかと思います。 とにかくラッセル・クロウが暑苦しい!必死過ぎる!見ててシンドイ!…これでスリルが倍増してた感があります(一応、褒め言葉です)。 [DVD(字幕)] 7点(2014-03-08 18:07:55) |
142. 潜水服は蝶の夢を見る
主人公の視点やその思いは想像もつきませんが、これを映像にしてしまうことが凄い。 また、これらの描写にリアリティがあるかどうかなんてことは知る由もなく安易な評価はできなのですが、とにかく映像が素晴らしかったです。 ストーリーにしてもお涙頂戴な作りをせず、あるがままの人間臭さが出ていました。 地味な作品ではありましたが、地味であるべき作品だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2014-03-08 18:04:19) |
143. 鑑定士と顔のない依頼人
《ネタバレ》 普段は露骨なネタバレは避けているつもりですが、これはネタバレフレーズ出さないとレビューにならないのでお許しください。 ミステリーとして上々の雰囲気で始まり…恋愛が前面に出始めてやや低空飛行…そしてラストに急降下! というのが見終えた直後の全体の印象でした。ここの評点でいえば一気に3点つけたい気分になりました。 あまりにどこかで見たようなオチを見せられたからです。 しかし、帰り道で「まてよ?」と思いました。 私は、ラスト直前の乾杯までこの結末を読めなかったのです。 当然警戒していたのに、こんな単純な結末に気付かなかった…悔しいですっ! 振り込め詐欺になんか絶対合わないと思っていたのに引っかかってしまったような感覚です。 公式サイトの「極上ミステリー」というフレーズからすでに巧妙な騙しの手口は始まっていたんですね。 それは冗談として、ミスリードの要素は種々あれど、特にあの憎きオートマタ!あれに気をとられてしまいました。 本来ならばこのような作品は見返して伏線探しや粗探しもしたいところです。 最後のレストランが時計だらけだったことについてもしっくりくる答えが出ていません。 噛めば噛みほどに発見は多そうで、そういう意味で単純な騙し映画ではないと思います。 ただ、あの鑑定士が哀れでしばらく見返す気にはなれないのです(^^; 堅気な商売だけやってきたわけではないだけに因果応報ともいえますが、それでも無性に同情を禁じ得えません。 このまま真の彼女の姿を見ずに人生を終えたほうが幸せでしょうね。想い出は綺麗のままに… [映画館(字幕)] 7点(2014-02-24 21:54:32) |
144. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 タイトルからしてありふれたSFパニックものと思っていたのですが、いい意味で裏切られました。 これほどまでに命の大切さが存分に伝わってくる作品だったとは、意外や意外です。 大切な若き命を運ぶためのまさに命を懸けたリレー…主人公の最期のシーンは単純に胸を打たれました。 ただし、これほど若き命の大切さがクローズアップされたのは「子供が生まれない」という設定があればこそ。 その設定自体がちょっと無理矢理だったところが本作の欠陥だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-26 23:11:54) |
145. AKIRA(1988)
原作を知らない人間ですが、今さら初めて見ても全く古さを感じませんでした。 個性的な作画といいSFの雰囲気作りといい非常にエネルギーを感じます。 やはり日本が世界に誇れるSFは結局アニメなのか…と思わざるをえません。 資金面の問題とかあるのでしょうが実写SFも何とか頑張ってほしいものです。 もちろん本作の実写化という自殺行為は望みません。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-31 14:56:26) |
146. 羊たちの沈黙
レクター博士とクラリスの対峙シーンに尽きると思います。 怖いもの見たさに何年かおきに見てしまうのですが、何度見てもこの油断したら心を持ってかれそうな目が怖い。 そして、何度見ても個人的にはこのシーンがピークです。 今回見て気づきましたがジョディ・フォスターが綺麗。昔見たときはそうは感じませんでしたが。 当時の彼女の年齢を超えたせいですかね…まったく本編と関係なくてスミマセン(^^; [DVD(字幕)] 7点(2013-12-31 14:55:07)(良:1票) |
147. 羅生門(1950)
小難しい内容にもかかわらず3人の証言による表現の仕方は見事と思います。 1950年にしてこのような手法で作られていたことも驚きだし、ほとんど古めかしさを感じませんでした。 エピソード自体はこじんまりしていたものの、それはそれで短編小説的な面白さはありました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-31 00:23:14) |
148. 永遠の0
《ネタバレ》 私も戦死の理由で爺ちゃんは実の爺ちゃんではなかったものですから、自ずから三浦春馬君の立ち位置で鑑賞することとなりました。 正直、現代パートの大げさなところにはちょっと萎えました。 また、終戦後のラブストーリーは「そんな美談があるかい!」と内心うんざりしました。 実際、生前にうちの爺ちゃん婆ちゃんの話聞いたって、こんな綺麗な話じゃなかったですし・・・ しかし、そんな微妙な気分は、終盤、夏八木さんの「あの頃、みんながそれぞれの物語を抱えていた…」の言葉にすべて吹っ飛ばされました。 もう駄目でした。とにかく当時は食っていくために仕方なかったんでしょうが、そんな一言では到底片づけられない思いがそれぞれにあったと思います。 ノホホンとしていたうちの爺ちゃん婆ちゃんの抱えていた思いなどわかる由もないですが、映画館で初めて不覚にもハンカチを出してしまいました。 そして最後に久蔵の零戦がファンタジックに現代の空を飛び去っていくシーンでは、私の本当の爺ちゃん(写真で見る限り岡田君のようにイケメンじゃないですけど^^;)がエールを送ってくれているような気分になって嗚咽しそうになるのを堪えてました。 冷静にみれば戦争映画としてはちょっと軽いかなと思いますが、夏八木さんのワンシーンだけでも私にとって見る価値がありました。 今こうして生きていることに感謝し来年も頑張ろうと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-27 20:58:29) |
149. レオン(1994)
《ネタバレ》 只者ではない殺し屋と只者ではない少女という奇妙な組み合わせという個性的なキャラクターが登場する一方、ストーリーの展開自体はオーソドックスでわかりやすかったです。 個人的にはおじさんと少女の純愛というテーマに抵抗感はありましたが、元々結びつきようもないものだけにラストも結びつかずに終わって予想通りといったところです。 ただ、お約束的とはいえ最期の一連の流れはドラマチック。撃たれて倒れるシーンの切なさには涙ものでした。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-26 21:36:35) |
150. ラヂオの時間
人を笑わせるというのはエネルギーを使うことなので、面白いコメディというのはなかなかお目にかかれませんが、本作のようなタイプの作品は数多く世に出てきてほしいと思いました。 三谷監督に味のある俳優10数人と狭い空間を預ければとりあえず何とかしてくれそうですが、これまでの実績を見るにどうやらできるだけ狭い空間のほうがいいようです。 流行のゴリ押し俳優は無用のようです(もちろん味のある俳優10数人も集めてる時点で贅沢なんですが…)。 それに加えて本作のように業界に対する風刺が利いていてこそ面白みが増すというもの。 本作や「12人の…」のような作品を21世紀に蘇らせてほしいと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-23 18:04:00)(良:1票) |
151. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 エピローグがすべてと言っても過言ではないと思いました。 道中これといった出来事が起こるわけではなく、これだけなら単なる青少年向け映画だと思います。 ところがラストわずか5分が作品全体の印象をガラリと変えました。これは30代40代になってから見るのが味わい深いかもしれません。 「エピローグ→エンディング」の流れは10回ほど繰り返し見てしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-22 19:58:01) |
152. 荒野の七人
「七人の侍」をファンタジー仕立てにしたような感じでした。 キャラクターがわかりやすいし何と言ってもカッコいい。 全然深くはないのですが、アクション作品としてとても楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-05 21:15:01)(良:1票) |
153. サマータイムマシン・ブルース
タイムトラベルものはコント仕立てに作るのが一番と思い知らされました。 シリアスに作ると矛盾に対して突っ込みどころが多くなってしまいますが、本作は矛盾があろうが勢い任せで完結させています。 伏線の回収とかはそれほどインパクトはなく標準的なレベルかと思いますが、コントとして十分楽しませてもらいました。 学生のあるある的な雰囲気もよかったです。 上野樹里みたいな子がこういう集団にいることはあるあるではないですけど・・・ [DVD(邦画)] 7点(2013-10-20 22:56:47) |
154. アイアンマン
最初3分の1のアイアンマン誕生ストーリーが新鮮でインパクトがありました。 反対に言えばここがピーク。 その後はこういうヒーローもののお約束的展開なだけにちょっとダレました。 何とか主人公のキャラクターのおかげで飽きずに見れたように思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-10-20 21:55:03) |
155. プラチナデータ
《ネタバレ》 二宮、豊川両者をはじめ、メインキャストはそれぞれ役にはまっていてよかったと思います。 また、全体を通してしっとりと薄暗い雰囲気を保ち雰囲気がありました。 途中、逃げるシーンがけっこう多く、"逃亡者"を見たいわけじゃないんだけどな~・・・とややガッカリしましたが、こういう場面がなければ説明ばかりになって退屈になったと思いますので許容範囲かな?と。 残念なのは結末がありきたりなことです。 こういうテーマだと、ああいう感じの人物が、実はああいう思想をもっていて、ああいう行動をおこして、結局はああなる・・・と(^^; あんな感じになってしまうのは致し方ないかと思います。 このため東野作品特有の驚愕のラストは期待できませんが、役者がしっかりしているためドラマとして安心感ある作品だと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-10-15 08:34:51) |
156. さんかく
男は単純だ。男は計算しない。男は女に弱い。男はサイテー、そして、やっぱりサイテーだ。男ですいません。 [DVD(邦画)] 7点(2013-10-09 23:18:26) |
157. ワイルドバンチ
《ネタバレ》 なんてゴツゴツしたムサ苦しい作品か。 ラスト15分だけでもワクワクできる。 とにかく4人の生命力がすごいんだぜぃ~ ガンガンガンガン銃弾受けてんのに延々と反撃してんだぜぃ~ ワイルドだろぉ? 花の金曜日(死語)にこんな映画借りて見ちゃったぜぃ~♪ 最期の決闘シーン4回も繰り返し見ちゃったぜぃ~ ワイルドだろぉ? [DVD(字幕)] 7点(2013-09-20 21:53:15) |
158. スター・トレック(2009)
《ネタバレ》 これまでのスタートレックはまったくの未見で予備知識なしでした。 このため、冒頭から敵の攻撃の背景がわからず戸惑ってしまいました。 そして、その原因が逆恨みということを知ってビックリ仰天。 たかだか逆恨みで、宇宙空間を舞台とした時空を飛び越えるほどの壮大な大喧嘩!になるとは、もはやスケールが小さいんだか大きいんだか・・・ 印象的だったのは、主人公がとにかく”崖っぷち”に強い! [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-09-16 21:58:20)(笑:1票) |
159. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 星が滅ぶというのに反逆者を処刑せず、彼らだけ安全なところに閉じ込めておいたのは何故か? という本作の基礎的な部分を否定するような素朴な疑問が序盤から頭をよぎりました。 しかし、そんなことを忘れるほどに映像やらアクションやら話の展開やらが凄い、速い、くどい! スーパーマンの戦うシーンはもちろん、巨大竜巻とか超高層ビル倒壊とか、もはやスーパーマン関係ないところまで凄い。 ドカーン!、ズドドドド!、ゴゴゴー!と、とにかく盛りだくさんに凄い! とうとう人工衛星破壊まできたときには呆気にとられてしまい、もうどうにでもなれ!と若干失笑気味でしたが、これだけトッ散らかしといてトドメがあんな感じだったのには若干和み(?)ました。 リアル・スーパーマンのような雰囲気を醸し出しつつも、実際はかなり漫画チックな都合のいいことだらけで突っ込みどころは結構あったと思います。 しかし、史上最強クラスのドンチャン騒ぎがすべて脳裏から消し飛ばしてしまいました。 そんな中で、(地球での)両親には随所で場を落ち着けてくれる安心感がありました。 さすがベテラン豪華キャスト。 個人的には竜巻遭遇での父親のラストシーンが気に入ってます、なんとなくコスナーっぽくて。 さすがに鑑賞後はおなかいっぱいで、もう一度見るのはちょっとためらってしまうような思いですが、ほぼ全編通してシリアスな展開により、主人公に限らず多くの登場人物が抱える「苦悩」は伝わってきました。 これほどのド迫力映像の連続だけで基礎点7点くらいあると思いますが、ここからの上乗せは今回はちょっと微妙。 プラスアルファは、続編に期待します。 [映画館(吹替)] 7点(2013-09-04 16:17:39)(良:1票) |
160. 鍵泥棒のメソッド
《ネタバレ》 ある意味有り勝ちな設定ですが、3人(+ヤクザ)がそれぞれいい味を出しており、特に伝説の殺し屋の記憶が戻るまではとても面白かったです。 内田監督だけに安心感と期待感を持って鑑賞しただけに、ラストの流れはやや期待外れ。 これからもハードル上げて見させていただきます。 [DVD(邦画)] 7点(2013-08-03 13:03:15) |