Menu
 > レビュワー
 > JF さんの口コミ一覧。8ページ目
JFさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 238
性別 男性
自己紹介 のんきなレビュアーです。よろしくです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112
>> カレンダー表示
>> 通常表示
141.  母なる証明 《ネタバレ》 
 こんなに心を鷲づかみにされたオープニングは初めてだ。「母」としか紹介されないキム・ヘジャが○○○場面。観てほしい。そこから美しいタイトル画面。このオープニングはこの後映画の二つの場面につながる。母としか紹介されないひたすらに息子を愛し慈しむ母の魂の叫びがこの場面になっている。母性だけではなく、女性として、一人の生きる人間としての精一杯の躍動をこんな形で映像にする監督の才能は恐ろしいほどである。ここにかかるシャンソンのようなクラシックギターの調べ。あまりの美しさに何度も何度も観かえしてしまった。   知的障害のある息子の冤罪を晴らすべく必死に事件の新たなる証拠を探す母。結果は皮肉という言葉ではあらわすことができないほどのものに。母なる証明。久しぶりに納得の邦題。母、とか母親、という題名ではあらわしきれないものがこの映画にはある。母なる証明とは「母によって何かが証明される」ではなく、「この母にしてこの息子あり。間違いなくこの息子の母はあなただと証明された」といった感じ。   ハリウッドリメイクは不可能な韓国の韓国ならではのスペシャルな映画。  自分で自分のツボを刺す映画。
[DVD(吹替)] 9点(2015-06-25 16:12:27)(良:1票)
142.  そして父になる 《ネタバレ》 
母ではなく父に焦点を絞ってるのがよーくわかりました。母の持つ強さを父が持っていると思ったら大違いだよと。  福山のような父親はたくさんいると思いますし、仕事重視でもいいお父さんの方だと思います。でも福山はおおいに不条理な選択を迫られます。悪いのは子どもを入れ替えた看護師なのに。受け入れがたいことをなんとか受け入れようと努力してます。福山を悪者と思って映画を観ることはできませんでした。リリーフランキーは確かに良い父親です。でも2人の父親を対比するのは福山に悪すぎて…。  私も父親ですが、今となっては子どもに会わせてもらえない父親になってしまいました。離婚。もう最初からえぐられる思いで鑑賞しました。福山ー。私の方が悪い父親だよー。福山ー。がんばれー。福山ー。お前なりによくやってるよー。家族として機能してるじゃん。応援してるよー。林を作ってセミがやってくるまで15年もかかるんだよー。まだまだ大丈夫だよー。いけるよー。私なんてぐちゃぐちゃだったよー。てな感じで観ましたσ(^_^;)  ラストはどうなるんでしょうか?すっごいところで映画終わるなと。  でも、ハッピーだと信じたい。
[DVD(邦画)] 8点(2015-06-24 16:39:33)(良:1票)
143.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
 私にとってアンチェインといえばオリバなのだが…σ(^_^;)   1行目は無視して下さい(笑)。本作はタランティーノ監督がこちらの世界に戻ってきて2作目、といった印象です。B級の世界からA級の世界へ。イングロリアスバスターズと本作は、タランティーノ監督のこだわりは残りつつも洗練されてます。南部の人種問題の描き方やいつもの暴力描写からネガティヴな意見も見られますが、それは枝葉であり本作品の良し悪しを語る主軸にはならないと感じています。  自由になった黒人男とドイツ人の賞金稼ぎが、男の妻を取り戻すための話。シンプルかつ悪い意味での裏切りは無し。ラストまで一直線に映画は進みます。  ジャンゴフリーマン、最初は卑屈な感じや無学な感じを漂わせますが、最後にはウエスタンヒーローになります。ジェイミーフォックス、立ち姿がきまります! クリストフヴァルツは言うまでもなく今のタラ映画の屋台骨。ドイツ人という設定をうまく利用しているだろうに、私の民族や語学においての無知が情けないσ(^_^;)  そしてレオ様。あなたの存在感グッドです!
[DVD(吹替)] 7点(2015-06-24 16:37:27)
144.  さよなら渓谷 《ネタバレ》 
 とてもつまらない人生を歩まざるを得ない二人にはとても同情できるが、共感は全くできない。自分はレイプしたこともされたこともないから何とも言い難いが、被害者・加害者と考えれば、過去にいつまでも引きずられている二人はすでに亡霊のような怨霊のような存在。生きるということの力強さを感じない時点で映画としてのパワーも感じない。  ただ…、どのような形でもこれは愛の形の一つで、二人はこんなに悪い形でも愛し合っているのであれば…、もっと評価を上げざるを得ない。  今後(映画の続き)…彼が、彼女を探し出すことができればプラス3点。
[DVD(邦画)] 4点(2015-06-22 15:10:13)
145.  空気人形 《ネタバレ》 
 傑作。死を学ぶことの恐ろしさ。生を学ぶよりも厳しい。セックスなんて、はなっから相手にしていない本編はまれにみる鮮烈さで死を際立たせる。生きていることには心は気づくけど、死の概念は誰も教えてくれない。白痴的な美しさのペデュナの殺人がとても美しい。
[DVD(邦画)] 8点(2015-06-22 15:03:39)(良:1票)
146.  復讐者に憐れみを 《ネタバレ》 
 最後の4人は誰なんだ!こればかり気になってペデュナの裸が吹き飛んだー!誰かなんとかしてくれい!
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-22 14:56:53)
147.  アパートの鍵貸します
 テニスラケットのもっとも斬新な使い方を教えてくれる映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2015-06-22 14:51:43)
148.  南極料理人 《ネタバレ》 
 南極までいってるのに。なにがつらいって、ラーメンが底をつくのがつらいんだもんなー(笑)。最高!
[DVD(邦画)] 5点(2015-06-22 14:43:55)
149.  ナインハーフ 《ネタバレ》 
 自分の彼女がストリップみたいな踊りさせたらメチャ上手かったらひくなあ(笑)電話コードまきつけて
[DVD(吹替)] 5点(2015-06-22 14:16:24)
150.  金田一耕助の冒険
く…くだらない…。  キャストや監督はすっごいんだけど…
[DVD(邦画)] 3点(2015-06-18 08:41:17)
151.  あぁ、結婚生活 《ネタバレ》 
 無印良品。大人の大人の身近なサスペンス。  愛する妻と別れ、若い後家さんと人生を歩もうとするクリスクーパーの紳士な趣きが良い。その親友で遊び人のピアースブロスナンもまた紳士。大人の大人による大人の「身近な」サスペンス^ ^私も年を取ってしまってすっかり「身近な」ありえるなーという感じにやられました。ストーリーは決して新しくもなんともないですが、悪くない映画だなーって^_^  おしゃれな雰囲気から始まるこの映画は、とにかく焦らない。一つ一つを丁寧に描きます。時間軸のズレとかそういう技もなし。潔いくらいです。 どこか一つでも要素が解決すれば丸く収まるのに、じりじりと作品は私たち観客を焦らします。あー、もう、の連続。スケールが小さくてもかっちりサスペンス。騙しも少ない分、一所懸命オチを想像すること間違いなしです。  テーマは結婚生活ということで間違いないと思いますが、そのエピソードがことごとく20代の頃の私では理解できないかもしれないモノ。40代も過ぎ、一度はパートナーとの愛を疑ったことのある方であれば共感できるのでは^ ^  そして描かれる友情もよし。
[DVD(吹替)] 6点(2015-06-17 15:58:40)
152.  クラウド アトラス 《ネタバレ》 
 ぺ・ドゥナ目的で鑑賞。しかしそんなもんじゃ収まらない大作具合に圧倒される。  映画の描き方に感心。六つの時代の物語が同時進行。航海・名曲誕生・陰謀・脱走・クローン少女・崩壊した地球。かつ、手塚治虫師匠のスターシステムのように1人の役者さんが時代を超えて何作も演じていたり(うん、誰もが火の鳥を思い出すのは間違いない)、でも互いのエピソードが干渉したり収束する感じは少なくて。よくもまあ長めではあるがこの上映時間に収めたものだと。壮大さとコンパクトさが共存する稀有なケースだなと。 でも一つの物語として成立しているのはわかる。実を言うと私は主題は何かよくわからなかった。ただ、主題はマイナスなものではないと確信できる。六つの物語をバラして主題を探してもダメかなと。これは最後のトムハンクスとハルベリーが抱き合いながら家に入って行くシーンまでつながるように主題を考えねば。何もないとは思えない。  ヒントは彗星型の痣なんだろうか?  私的には同じ人が数キャラを演じていたことに気付かずに観ていたのでそれはそれでよかったが、でもそこがヒントなのかもしれない。
[DVD(吹替)] 6点(2015-06-17 15:57:02)
153.  チャッピー 《ネタバレ》 
もうね、観なきゃダメです。映画館で観てほしい。   観に行きたくなかったんですよ。だって人工知能モノのロボット映画なんてお涙頂戴間違いなくないじゃないですか。でも相方がこれ観るって…。そうしたら想像と全然違う映画で…。SFアクションバリバリでした。強烈に面白い。しかも間違いなく今までに観たことのある映画ではない!チャッピーの成長物語!でもやはりその中に私としては、まるでヤマトよ永遠に的な自己犠牲的な感涙シーンがガッツガツとカットイン!ラスト30分はずっと泣いてました(>_<)もう、登場人物(ロボット含む)どいつもこいつも見せ場の連続! そしてラスト。もろ私の中では第9地区のラストとかぶるスペシャルさ。とんでもなくハッピーエンドとは全然違うんですが…あーこれ以上書けないσ(^_^;) 永遠の名作にはなるかどうかはわからないですけど、完成度の高いSF映画を連発している本監督の才能の素晴らしさを語り継ぐ作品には間違いなくなると確信。
[映画館(字幕)] 7点(2015-06-17 15:55:43)(良:1票)
154.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
 私の涙腺崩壊が、まさかのラモーンズさんとピエールさんのシーン(笑)。予想をはるかに上回るラモーンズさんと予想のはるか斜め上のピエールさん本人。    そうなんだよな。私もバンド活動に青春を燃やした一人。本当に演りたいバンドは演奏が難しすぎて、それでブルーハーツを選んだりする気持ちがよくわかる。ゴメン、ブルーハーツディスってないです。彼女たちはブルーハーツのメンバーの顔も(先生が甲本ヒロトの実の兄弟であることも)知らずに演奏していたのでは。そこがまたいい。  私もそうだった。知らないバンドを演奏することになって…、そして急にそのバンドを聞きあさったり知ったかぶりして。   ギター担当の恵が観た夢に出てきたラモーンズさん。恵の元彼が演奏していたといわれていたラモーンズさん。もう絶対に集まることのできないラモーンズさん(メンバーの中心人物の方、お亡くなりになってて…泣)。私も個人的に何度もカバーしたラモーンズさん。あそこで登場とは。ティーンの憧れ、演奏しやすいスクールロックバンドナンバー1!    ソンのかわいさや前向きさの描写だけでなく、ほかのメンバーにもしっかりエピソードを組みつつ、過剰な演出は避けた結果、日本全国どこの高校でもあり得る素敵な青春ムービーに。ほのかなキュートなシーンの連続に気持ち良くなりました!
[DVD(邦画)] 6点(2015-06-09 15:13:59)
155.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 
 ぎったぎたに塗り捲った原色まみれの油絵のような作品。少しは土台となるスケッチや題材はあったと思うが園監督の好きなようにキャンバスをはみ出しアトリエまでも破壊するような一作。後半過剰なまでのスプラッター描写が何もかもを飲み込んでしまうとは。    愛のむきだしには愛が満ちていた。冷たい熱帯魚にはしっかりとした恐怖があった。本作品はさすがについていけなかった。個人的には自分に残念。この映画好きな人にはたまらないんだろうな。いいな、私も世界に入り込んで楽しみたかったな…。万人受けする必要ないですよね。園監督もすべての人をターゲットにして映画作っている人とはとても思えないし、監督自身のために映画撮ってるな…。でもそこから、次第に監督のネームバリューも増し、ここまでの配役とハイテンション演技を求めることに成功している段階で園監督の狙い通りなのかもしれないなあ。何度も監督の映画観てるんだから、バシッとした軸を楽しむのではないと思っていればよかった。愛のむきだしと比べるなんて愚かなことをした私がだめだったんだろうと。    ミツコっていう名前が好きなんだなあ、園監督。
[DVD(邦画)] 5点(2015-06-08 14:59:14)
156.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 
 本作をホラータッチにわざとした、と言われたらすべてを許せそう。基本的には名監督、名スタッフ、名優たちによる超力作である。  渥美清を金田一に持ってきてそれなりに存在感を出しつつも活躍は抑え目に。そこに各キャラクターの描写を盛り込み、複雑な人間関係をできるだけ明確に。砂の器メンバーが撮る創る。ショッキングな演出やメディアミックスの話題性が先行していたイメージですが、かなりつくりこんである大作。  そこに、わざと濃茶の尼のたたりじゃー、32人殺し、鍾乳洞、小川真由美様の豹変。あと地味に双子ババアが配置される。ま、恐怖演出としてはすばらしい。  日本の地方風土をうまく利用した他横溝映像化作品と比べると、現代劇になる本作はオカルトな感じが薄いというご指摘の方も散見されましたが、私は本作も十分日本の地方風土の閉鎖性や利用していると感じました。オカルトでホラーな話題性にあふれたサスペンス作品。ショーケンの朴訥さも含めとても良い出来だと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2015-06-08 12:10:38)
157.  カリートの道 《ネタバレ》 
 少し枯れた男が人生を取り戻そうとしている。少しずつ、情けの無くなった慣れない元の街にも溶け込み、周囲には「あの麻薬王も落ちぶれた」と陰口をたたかれながらも筋を通す。筋を通し、ウルトラにまっすぐに昔の女と愛をはぐくむ。夢の成就まであと少し。だがゲイルは言う。「あなたはもうすぐ死ぬのよ。」。鑑賞している私たちも最初から知っている。カリートは死ぬと。周囲に次第に暗雲が立ち込める。旧友の裏切り。台頭してきた若いギャング。反するようにゲイルの妊娠。  カリートの死にざまを観るのこの映画を観た人は、ほぼスカーフェイスも観ているのでは。スカーフェイスの爆裂したパワーは本映画には感じられない。しかしパチーノ演ずるカリートはその後のトニーとしか思えない。カリートも昔やんちゃで、けんかっ早く、自分が望んだかどうかはわからないが殺してきたのだろう。  いやがおうにも緊張感が高まる展開。カリートの夢の実現とそれを阻む人間たちの襲来が同じテンポでやってくる。裏切ったクラインフェルドへも直接ではないが逆の意味で義理を果たす。  そんなカリートが生きてゲイルと逃げのびることをここまで願うとは自分でも思わなかった。死ぬってわかっている。最初にそういうシーンがあるのだから。でもあの映画史に残る銃撃戦(デパルマグッジョブ)を逃げ延びたカリートは撃たれるが、実は生きていたなんて展開にならないかと念じた。  だが…、あの歌が。もっと違う歌なら無理やり違うエンディングの可能性を心に秘めることができたかもしれないが。あの歌がかかると、映画はここでかっちりと終わるのだ、カリートの道はここまでなんだ、と思い知らされた。超逆接的ラブソング。「you are so beautiful」。  カリートの不器用さに憧れて、筋の通し方に心を奪われ、愛に泣けた。
[DVD(吹替)] 8点(2015-06-08 11:48:14)(良:1票)
158.  スローなブギにしてくれ 《ネタバレ》 
 スローなブギにしてくれ。この言葉だけ知ってました。私よりも少し大人だった方々にとってドンピシャな、その時代を切り取ったような映画なんだろうなーと感じています。  「ウォンチュー、おーれのー肩をー、だきしーめーてくれー」はテレビCMかなんかで知っていましたが、この映画の主題歌(劇中歌)であることも知りませんでした。南佳孝と南こうせつの違いもわかりませんでしたσ(^_^;)  浅野温子主演も知りませんでした。私にとって浅野温子はW浅野そのものだったので、それ以前は高校大パニックのみ知ってました。  その他古尾谷雅人、山崎努、室田日出男、ちょい役で伊丹十三、奥田瑛二、石橋蓮司、原田芳雄、岸部一徳、鈴木ヒロミツ。そしてなんと、なんと、おしんが出演していたとは。  ここまで内容に触れずに書いてしまいました。いけないいけない。  内容は…。そのー、なんというか、小悪魔恋愛ものになるんでしょうかね?片岡義男の原作小説3つくらいたしたそうですが。ただ浅野温子の魅力が映画を作り上げたと言っていいのではと感じました。うーん、限界σ(^_^;)  ユーチューブでフルで観れます!
[DVD(邦画)] 5点(2015-06-05 17:28:26)
159.  台風クラブ 《ネタバレ》 
 台風が過ぎ、青空が広がる朝が来ると、あの高揚感も何もかもが次第に薄れていく。たぶんあの後あの少年少女たちは何もなかったように鬱屈した日常に戻っていくんだろうな。誰一人三上君の死について理解できないで進んでいくんだろうな。  誰も変容したように感じなかった。三上君の死さえ、変容の結果だとは思えなかった。彼は自己を正当化するために、教師との喧嘩や彼女に連絡がつかないというだけで浅はかに哲学を装って死んだだけだと思った。ピーターパン的に。  つまり、青春時から青年期への通過儀礼的なものではなく、もっと衝動的な中学生特有の集団ヒステリーのような一瞬を、台風のくるドキドキワクワク感とともに描き切った作品であると感じた。  主題ははっきりとあるものの、登場人物の変容が感じられないから、観る人によっては「なんだこの映画、何が残るんだ?」という気にさせられるかもしれない。でもこの映画は、人生に一度しかない中学校生活最後の年の、大人でも子どもでもない彼らの一種の抵抗や反乱や狂気を写真のように切り取った作品なので致し方ない。  台風のひと時だけで人間がそんなに成長してたまるか。  故相米監督の大傑作。
[DVD(邦画)] 7点(2015-06-05 09:24:00)
160.  オーケストラ! 《ネタバレ》 
 くそ!不意に泣かされた(笑)。ラスト15分にやられた。    映画としては決しておすすめできるものだとは感じなかった。テーマが分かりにくい。旧ソ連のお国事情なのか、ユダヤ人弾圧なのか、マエストロの主人公の人生奪還なのか、はたまた訳あって呼ばれたバイオリンソリストの出生の秘密なのか、オーケストラとはなんなのかなのか…。コメディと呼ぶには笑えない部分も多く、特に邦題がちょっと。ごく少数の本気の人間がいる中、オーケストラ団員のプライドの無さが延々続く内容でこの邦題は…。もともとの「コンサート」って題名の方がよっぽどよかったのでは。さて、もっとけなしてやる。30年の月日を経て一度もリハもしないで、演奏できるわけないだろ。なによりもマエストロのカリスマ性の無さ。というか病んでる。そんな人間にこの集団を本気でまとめ上げる力があるのだろうか。    さて、ほめます(笑)。そのマエストロ、アレクセイグシュコブがいい(笑)。強くものが言えないが、チャイコフスキーへの愛情を語る場面がいい。メラニーロランとのステージ上での2ショットがいい。何よりもラストシーンが120点なのがいい(笑)
[DVD(吹替)] 7点(2015-06-03 13:26:38)
010.42%
100.00%
220.84%
383.36%
4114.62%
53012.61%
64619.33%
76226.05%
86728.15%
962.52%
1052.10%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS