141. ヘルタースケルター(2012)
《ネタバレ》 動きのある映像やセリフやストーリ進行。 ましてやりりこが崩壊してから終盤の演出は 音楽も映像も、もぅ、もぅ、 芸術系専門学校の学祭に来た気分。 原作の岡崎京子さんの世界観を表すには 明らかに腕が足りませんでしたね。 才能ある写真家とされる人と 優れた映画を撮る人はイコールではない。 それだけ 他の良い映画の素晴らしさを再確認できました。 [インターネット(字幕)] 2点(2015-05-13 17:28:18) |
142. タイタンの戦い(2010)
《ネタバレ》 んー いろいろ唐突だし、 それぞれのキャラの立ち位置が微妙だし。 特にゼウス。 まぁ、ゼウスにポリシーが感じられないのは ギリシア神話そのものからやけん しゃーないですなw でも、まぁ、なんですか。。。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-05-13 05:24:32) |
143. アパルーサの決闘
《ネタバレ》 V.モーテンセン&E.ハリスの西部劇。 この硬派あふれる二人組の西部劇。 そして敵はJ.アイアンズ。 どうしても骨太の西部劇を期待してしまう。 で、で、でも、ズコーーーーーーー 時折はすごいカッコいい西部劇。 でも強いけど、色ボケでなまくらになったとしか思えないコール。 どうしようもなく男好きが止まらないヒロイン。 ただ、一人 エヴェレットだけがひたすらに骨太の西部の男。 その骨太っぷりは、とっても西部の男らしいだけに、 なんか滑稽にも感じてしまって 哀れにも思えてしまいました。 まぁ、権勢や名誉に身体を使ってすりよる女がいるのも事実だし 女の存在で、自分を見失う男がいるのも事実だし そういう人を描いた映画なのかな、とも。 エヴェレットの誇りある西部の男っぷりは10点です。 でも色ぼけ男と、色情狂女は終始、苦笑いです。 ダメ男女と、誇りある男。 どっちに焦点を当てているのかがわからん映画なので まぁ、どっちつかずの5点でお願いしますw [インターネット(字幕)] 5点(2015-05-13 03:36:36)(笑:1票) |
144. スター・ウォーズ/帝国の逆襲<特別篇>
《ネタバレ》 この著名な作品をレビューするにあたり、順番に迷ったのですが エンディングが最も好きなエピソード5から。 幼い頃、エピソード4を見てから、映画の虜となりました。 想像すること、創造することの面白さ。 中でもエピソード5は衝撃的だったのを覚えています。 ベイダーと帝国の圧倒的な力。 扉が開いた時にベイダーがいた衝撃 盟友、そしてダーティーヒーローのハンを失った喪失感。 脇役のくせにカッコイイ、ボバとスレーブ1(機体) ハンとレイアの思い。 そしてベイダーの言葉。 当時は、ゴメン、ヨーダはそれほどでもなかったwww そしてエンディング。 何度見ても、スターウォーズは音響が素晴らしいですね。 セイバーや、それぞれのガンの発射音。 それぞれの機体のエンジン音。 もちろんベイダーの呼吸音。 それぞれ個性があって、 なにより、それが本当にこんな音をしてそうだ、 って思える説得力。 R2のピポピポピーが、意味不明ながら でも意味を理解できる(気がする) それがあってこその、スターウォーズなのかなーと思います。 ちなみにハンとレイアがカーボンフリーズの機械の前で ハンが死ぬかもしれないという ボバとベイダーの会話の前で見つめあうシーンは 今まで見た映画で、ゆるぎない最高のラブシーンですw [映画館(字幕)] 10点(2015-05-10 18:23:19) |
145. ファンダンゴ
《ネタバレ》 切なく美しい映画。 特にトルーマンが彼女を連れてきてからは、どのシーンも一枚の絵画のように美しくて、そして切ない。 青春という言葉は安っぽくて単純だけど、その時にしかない純粋さは、その時しか手に入らない。 今の楽しさを信じていても、未来への不安がどこかにある。 馬鹿馬鹿しいことを純粋に楽しんでいても、満たされない思いを抱えている。 その時しか手に入らないもの。二度と戻れない時間。 ちいさな会話のひとつひとつが美しい。 今までの思いと、これからの不安と希望の中の 彼らだからこそ美しい。 [映画館(字幕)] 10点(2015-04-20 01:49:37)(良:1票) |
146. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 ブルーレイを購入して、久しぶりに通して見ました。 やっぱり、素晴らしい。 純愛映画としても見れますが、 何よりも素晴らしいのは、タイタニックが沈んだ中にある数々の事実を描いていること。 希望に満ちた出航。当時には当たり前だった貧富の差別。悲劇に直面した人々の行動。 もちろん映画という娯楽ありきなので、事実と異なることやオーバーな表現はあるかもしれません。 でも、それぞれの立場、それぞれの思いを、沈みゆくタイタニックの中、ほんの一瞬の言葉や表現で表している。 その中には事実として確実なものある。 娯楽作品で、恋愛映画。 でも実話に基づく、人々の思いを描く大きな、本当に大きな物語。 [映画館(字幕)] 10点(2015-04-20 01:28:54) |
147. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 映画が終わってからのエンドクレジットは、作品を総括するような音楽などの演出で余韻を煽る、とても重要なものだと思ってます。 そこで、ああ面白かったなとか、切ないなぁとか、良かったーとか、悲しいのぉとか、映画の全体的な印象をまとめるような。 しかし、本作は、まさかの無音エンドクレジット。 C.イーストウッド監督は、作品を見た観客の各々が抱いた感情を、自らの演出で誘導したくなかったのかもしれないです。 戦争の空しさを感じるのか、アメリカ万歳と捉えるのか、帰還兵や家族の苦しみを戦争の被害者と共感するのか、英雄的行為だと賞賛するのか。 ただ、映画の描写よりも、もっと凄惨で、苦悩に溢れた事実は現実に存在している。 今、この時も。 [映画館(字幕)] 9点(2015-03-25 20:57:49) |
148. 9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~
《ネタバレ》 理屈も理由もいらない純粋なファンタジー作品でした。 自らの傲慢により人間不在になった世界で、人間たちのように個性いっぱいに動く、ちょっとレトロな人形たち。 決してバラバラにならないよう、9人揃えて一緒に並べてあげたいっす(T^T) [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-01-23 16:08:21) |
149. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 映画を見終えた友人がボソッと 「戦争にハッピーエンドなんかねぇよ」 これに勝る言葉を、僕は持っておりません。。。 [映画館(字幕)] 8点(2015-01-23 12:18:09) |
150. ウルトラヴァイオレット(2006)
《ネタバレ》 要所要所、なかなか見応えのある映像がありますが、単純な割には、いろいろな要素を詰め込みすぎたストーリーで、結局、こいつは何だ?みたいなキャラもいっぱいw 世界観に入り込めないままに、上映終了。 いろんなエピソードやバトルを掘り下げて、連作かテレビシリーズのような長尺にしたら、意外と面白いんじゃないかな? それにしてもミラ・ジョボさん。すっかりアクション女優さんですね。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-01-23 12:13:48) |
151. サイン
《ネタバレ》 ただの宇宙人映画としてみたら駄作ですが、この映画はその枠ではありませんでした。 良いことも悪いことも、偶然や運命を感じたことがある人は少なからずいるでしょう。 その出来事に、人知を超えた意味があるのか、それとも、ただの事実なのか。 悲しみの中にこそ、サインがあると信じたい。きっと僕の悲しみにもサインがあって、今を生きているのだろうと。 [DVD(字幕)] 8点(2015-01-21 12:33:44) |
152. ロボット
《ネタバレ》 なんの予備知識もなく鑑賞。 オープニングで、あ!インド映画だったのか! そして スーパースター! あ! ラジニなのか!!wわははw インド映画ならではの演出が盛りだくさん。 でも2時間前後に収めれば、テーマも演出も十分に世界規模の映画だと思います。 ロボットは遠くない未来に日常的な存在になるでしょう。 その時に、思いもかけない事実に直面することがあるかもしれません。 飛行機、ロケット、携帯電話。 全ては夢の産物であった時代があったのですから。 [DVD(字幕)] 8点(2015-01-20 11:07:56) |
153. 北のカナリアたち
《ネタバレ》 ロケ地となった礼文島は、本当に綺麗な島です。 セットは校舎も含め残っていて、そこから見える利尻富士はホントに綺麗。。。だそうですが、今だ晴れに当たったことがないので見たことありません。なので映画の中の利尻富士で我慢。 礼文の風景は、本当に綺麗ですねぇ。 [DVD(邦画)] 5点(2015-01-12 08:09:50) |
154. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 ロマンスやら友情、傷病軍人や退役軍人のカムバック。ライバルの友情とアメリカンヒーロー。戦う女にダメ男の突発的なヒーロー行動。生態的にも技術的にも元祖スタートレック時代のようなレトロエイリアン。 エイリアンの船も武器も、およそ地球までたどり着く技術力があるとは思えないショボさ&もろさ。なんといっても駆逐艦の急速旋回で避けられる無誘導の実態弾に、ライフルで割れるガラスにトマホーク2本で轟沈する装甲の脆さはには、映画は娯楽だってわかっていてもビックリw リムパックが舞台なのも、ポツダム宣言が調印されたミズーリで日米の指揮官が共に戦う姿をシナリオに入れたかったんでしょうねぇ。 爺さん版アルマゲドンのコメディもあります。エンディングは、もはやラブコメ漫画。なんだあのポーズはwww 船頭多くして、船山に登る。テーブルの上はいっぱいの料理で埋まっていても、何ひとつ印象に残ることのない、トホホなフルコース料理のような映画でした。 でも僕は艦船好きなので、CGであったとせよ第二次世界大戦時代の艦船が動いている姿やらファランクスが元気に頑張ってる姿に+1点して、ようやくこの点数でお願いします。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-01-06 18:16:55) |
155. 127時間
《ネタバレ》 実話と知らずに鑑賞。 ラストに実話であることを知った時に、驚きと、心をスーッと通り抜けていく何かを感じました。 自分に満足し、自信も持っていた男が孤独と絶望に直面した時、その心を支えたのは自分と関わりのある人や出来事。「助けてくれ」という叫びに、応えてくれる人。 一人で恰好つけて生きていくことも出来るけど、手を伸ばした時に、応えてくれる人の存在が自分にはあるのかな? それにしても、痛い。。。。 是非、いろんな人に見てもらいたい10点映画なのだけど、痛すぎて。。。 ワシはソファで悶絶しました。。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-01-02 00:41:17) |
156. HK/変態仮面
《ネタバレ》 なんだこれ。全編、楽しい苦笑い(笑) 原作漫画のことは知りませんが、日本であまた作成されたアニメ・漫画原作映画としては、屈指作品でしょう。 主演の鈴木亮平さんをはじめ、その他の共演の方々も、妙なキャラクターの役を真面目に演じられています。 MARVEL風のオープニングから、マトリックスや特撮ヒーロー要素満載のサラ金強盗解決までの20分は個人的には文句なしの10点w あと片瀬さんのキャラもなかなかw 内容が内容なので万人には薦められませんが、これは・・これで・・・ういぃーーー! [DVD(邦画)] 8点(2014-12-26 22:10:50)(良:1票) |
157. 未来世紀ブラジル
《ネタバレ》 へんてこな人々と、へんな世界観のオンパレード。書類、サイン、書類、サイン、領収書に受領書。形式主義に権威主義。責任回避と無関心。メインテーマの「ブラジル」が奏でる、開放的で陽気な旋律とはおよそ正反対の世界。登場する人々や出来事のひとつひとつが、いちいちシニカルで、爆笑はできずに苦笑い。 物語のすべてが陰鬱でバッドエンドなのに、それほど後味が悪いばかりではないのが、この映画の不可解にして素晴らしいところでしょう。 ちなみに好評価の前提として、僕はモンティパイソンの笑いが大好きだということ。それはかなり重要な要素ですw [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-12-18 16:21:50) |
158. デッドマン・ウォーキング
《ネタバレ》 死刑にまつわる映画ですが、死刑制度についての是非を伝える映画ではありませんでした。 悪ふざけの延長のように女性をレイプし、恋人ともども殺した男の罪。その男が、どれほど悔悛したとしても、無垢な命が失われた事実も、残された家族の怒りや悲しみも消えることはない。 そして男が自らの蛮行の愚かさを心から後悔し、奪った命や残された家族への償いの気持ちが本物であったとしても、代償としてその命を奪う死刑という罰。 罪を悔い、涙を流しながらシスターに許し乞うた男への罰が執行される中、男の犯した罪が重なって描かれる。 男の行為で奪われた命がある事実と、死刑によって命が奪われてゆく事実。 死刑というと受刑者側の人権、人命などの視点から論じられたり、受刑者側に同情が向きがちな映画が多いですが、この映画は、死刑さえも望んでしまうほどの悲しみや痛みの存在にも真摯に目を向けているように思います。 犯罪であれ死刑であれ、「人が、他人(法)の意志で命を奪われる」という事実に変わりはなく、「人が人の命を奪う」という事実が現実が存在し続けていることへの無常と悲しみにあふれた映画と感じました。 人が人の命を奪いさえしなければ、死刑で人の命が奪われることもなくなる。理屈は簡単なんですけどね。。。 [DVD(字幕)] 10点(2014-12-17 20:33:46)(良:2票) |
159. イントゥ・ザ・ストーム
《ネタバレ》 これぞディザスター・ ムービー。牛も飛びますwww こういう映画のシナリオは後付けということにしておいて、とにかく竜巻を疑似体験。建物の中に隠れていても、窓を突き破ってくる突風や、建物を震わせる音。実際に竜巻にあった時の恐怖は、こんなものじゃないんでしょうね。自然の力は人知の及ぶものではありません。でもこの映画、小さい画面で見たら、肝心のディザスター感が半減してしまうでしょうw [映画館(字幕)] 6点(2014-12-14 23:41:53) |
160. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 小学生の時に劇場で見て以来、何度見たことでしょうか。 ロイの最後は、僕の見た映画では屈指の美しいシーンです。 それまでの獣のような表情は消え、穏やかに訥々と自らの思い出を語るロイ。 「All those moments will be lost in time…like teas in rain…」 全ての時間が時が来れば失われる、雨の中の涙のように… 思い出は、これまでの自分の存在の証しであり、未来へと続くことを信じさせてくれる希望。 でもロイの命は誕生した時から決まっている。 何を見て、何を感じ、どんな思いを積み重ねても、未来を夢見ることは許されない。 希望を抱くことを認められない。 どんな思いも、ただ流れ去り、消えていくだけ。 未来なんて誰にも分からない。どうなるかも分からない。でも、積み上げてきた思い出を礎にして、未来への可能性にかけることがでできる。 そんな「命」というものの掛替えのなさを、ロイは知っていたのかもしれない。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-12-14 23:23:23) |