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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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1621.  ファザー・ファッカー
内田春菊の実体験を元にした映画とか。 ホントかよって感じる部分もあるが、事実は小説よりも奇なりということか。
[ビデオ(邦画)] 5点(2012-12-13 20:19:33)
1622.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
舞台はブラジルのスラム街「神の街」。 これまで観たギャング映画とは、印象が違う。 ギャングやヤクザ映画を観た後は、役に自己投影して、肩で風を切って歩きたくなる。 それは、どこかカッコよくて、憧れる部分もあるからだ。 けれど、この映画にはそれがない。  声をかけた女に相手にされず、ヤツ当たりでその恋人に絡んで屈辱を与える。 気に入らない奴をぶちのめし、欲しいものは力づくで奪う獣たち。 まるで、北斗の拳の無法者たちのよう。 カッコいいアンチヒーローではなく、質の悪いチンピラなのだ。 暴力は子供にも蔓延しているから始末が悪い。 自分の欲望を満たすために、笑って引き金を引く。 そこに命の重さは微塵もない。 絶対にこんな世界には入りたくないと思うほど、あまりにすさんでいる。  悪さをする少年グループへの懲らしめで、捕まえた子供をゲームのようにいたぶりながら、配下の子供に殺させるリトル・ゼ。 リトル・ゼは、人を片っ端から殺してボスの座に上りつめた。 一方、リトル・ゼへの復讐のため、罪のない人は殺さないという条件で、対立グループに入るマネ。 そんなマネも、強盗中に歯向かった警備員を射殺してしまう。 結局、リトル・ゼは少年グループに蜂の巣にされ、マネも警備員の息子に射殺される。 報復が繰り返され、勝者のいない争いがむなしい。  ただ、重苦しい映画にはなっていない。 苛酷な現実をリアルに描き出しているが、不思議なほど明るく軽いタッチで仕上がっている。 カメラマンになった主人公からは、不幸な過去の影は見えてこない。 ひたすら、「生きる」ことに集中している。 命が虫けらのように扱われる中で、生きることが光を放つ。 自殺者が毎年3万人を超える平和ボケした日本とは、何もかもが対照的に見える。  巧みな構成と、センスの良い映像には感心させられた。 登場人物を紹介する際、時間軸を前後させて、効果的なエピソードを挿入している。 いくつもの話を巧みにリンクさせ、散漫な印象を与えず、一つの物語として収束させる手腕は見事。
[DVD(吹替)] 9点(2012-12-13 20:15:20)
1623.  ナチュラル・ウーマン
レズシーンでの緒川たまきの小悪魔的なエロさがいい。 ただ、それしか見所がない。
[ビデオ(邦画)] 3点(2012-12-12 20:27:28)
1624.  キッチン(1989)
川原亜矢子の存在感は面白い。 でも、こういう静かなさざなみのような映画は苦手。
[ビデオ(邦画)] 4点(2012-12-12 20:25:06)
1625.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版 《ネタバレ》 
ギャング映画の中では『ゴッドファーザー』の次に好き。 4時間近い長尺なのに、最後まで引き付けられる。  ヌードルスの青年~老年期を演じたデニーロはさすが。 それに比べて、デボラ役のエリザベス・マクガヴァンは見劣りする。 少女時代を演じたジェニファー・コネリーは、イメージぴったりだったのに。 音楽もいい。優雅な「アマポーラ」とエンニオ・モリコーネの切ない調べが胸に響く。 音楽も相まって若き日々へのノスタルジーを誘う。  ゴミ清掃車のくだりが、こねくりすぎてわかりにくい。 もっとすんなり落とすような話にしてほしかった。 ヌードルスが阿片でトリップして笑うラストシーンが印象的。 こちらも捻ってはいるが、まだ腑に落ちる。 つらすぎる現実から目を背けて、楽しかった頃に逃避しなければいけないほど、ボロボロになった姿が浮かび上がる。 ヌードルスはいい時代の思い出だけを拠りどころに、なんとか正気を保ってきた。 だから、マックスの告白した真実を今さら認める必要はなく、撃たなかったのだろう。 ヌードルスにとって、マックスはベイリー長官ではなく、あの銃撃戦で死んだ親友なのだ。 このとき流れる「イエスタディ」が、良き時代への郷愁を表している。  惜しいのは、マックスが仲間を裏切る動機が、いまひとつ説得力をもたないことか。 いくつか伏線は張ってはいるけど、それでもまだすっきりとはしない。 『ゴッドファーザー』との比較でいうなら、『ゴッドファーザー』のほうがわかりやすい。 描き方が素直なので、解釈が分かれる部分もない。 その点、本作は変にこねすぎた嫌いがあって、すぐには理解しづらい箇所がある。 また、時系列が少年期、青年期、現在と行きかうので、少し混乱する。  ただ、見直すと、初見では気づかなかったセリフや表情を確認できる。 冒頭で、ヌードルスがファットモーの店に戻ってきた場面。 「時計の鍵を返しに来た」 あの時に止まっていた時間が、再び動き出す。 そこからラストに至るまで、無駄なシーンがなく、いたるところに伏線が張られているのに気づく。 ところが、最初の劇場公開では、監督の意向に反して、製作サイドの都合で無残にハサミを入れられたとか。 計算されつくしているのに、それでうまくつながるわけがない。 監督は不本意な編集を不服とし、後に自らの手で完全版を出した。 作り手としての意地と執念が結実したことに拍手。
[DVD(字幕)] 9点(2012-12-12 20:19:48)
1626.  僕らはみんな生きている 《ネタバレ》 
山本直樹作画のコミックのほうを先に読んでいたが、コミックのほうがおもしろい。 映画は、コミックで表現されたエロ、風刺などの毒気が薄まっているように感じる。 表現方法として、漫画のほうが自由度が高いのかな。 それでも、映画版もけっして悪くはない。 社畜である日本人の悲哀と、現地人のデタラメっぷりが対比的。  軍とゲリラの銃撃戦に巻き込まれる日本人。 「私たちは日本のサラリーマンです!」 名刺をかざして連呼しながら、命からがら脱出を図る場面がおかしい。 ウィットとアイロニーに富んで、シリアスな問題を軽妙なタッチで描き出している。  惜しかったのは、ゲリラが日本人スパイを解放したところ。 解放する理由が、日本人としての苦労話の演説を聞いただけでは弱い。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-12-11 21:27:54)
1627.  病院へ行こう
邦画で面白いと思えるコメディにはなかなか出会えないが、意外とよかった。 爆笑はないが、にやっとはできる。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-12-11 21:16:21)
1628.  ザ・フライ
よくできてるけど、気持ちが悪い。
[地上波(吹替)] 5点(2012-12-11 21:11:18)
1629.  コキーユ ~貝殻~ 《ネタバレ》 
同窓会で再会した中年の男と女が不倫に発展という、なんだかありきたりな展開。 かなり古臭いが、最後まで見れる。 子供の頃の淡い恋、そして同窓会での再会。 誰にでもそれに近い思い出があるからだろう。  男(小林薫)は病気の後遺症で右耳が聞こえない。 そのために、中学卒業の日、女(風吹ジュン)が意を決してかけた言葉が聞き取れず、それっきりになってしまった。 30年もの時を経て、お互いの思いが通じ、子供の頃の恋を成就させた二人。 「やり直したい。戻れるのなら最初から」 眠っている男の右耳に、そう告白する女の気持ちが切ない。  風吹ジュンは、このとき46くらいか。 この年齢で、かわいいからなんとか成立してるお話。 一般人の中年で、こんなにキープできる人はいない。 現実の再会では、がっかりする場合のほうが多いだろうから。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-12-11 21:08:40)
1630.  漂流教室 《ネタバレ》 
CGの発達してない時代に、この原作の映画化は無謀だった。 それに、ストーリーも思いつきのデタラメに改変。 意味のないアメリカンスクールの設定。教室で突然始まるミュージカル。 怪物との戦闘中にピアノを弾く教師。脈絡なく挿入される少女のシャワーシーン。 観る者を凍りつかせるクサいセリフと演出。 漫画の原作を台無しにした映画としては、『デビルマン』と双璧。
[ビデオ(邦画)] 0点(2012-12-10 19:13:04)
1631.  ひみつの花園 《ネタバレ》 
お金だけをひたむきに追い求める女の子(西田尚美)のキャラがいい。 銀行強盗に拉致され、犯人が逃走する過程で事故に遭い、5億円の入ったケースが樹海の池に沈んでしまう。 犯人は死亡、お金のありかを知っているのは主人公だけ。 その金を手に入れるために必要となるあらゆることに突き進む。 車の免許を取り、スキューバダイビングやロッククライミングをマスターし、大学の研究室にもぐりこみ―― 他人を一切気にすることのない、すさまじいまでの行動力。 そうして、苛酷な障害を乗り越え、ようやく手に入れた5億円。 ところが、使うことなく秘密の場所に埋めてしまう。 ラストの場面、バミューダトライアングルの海で沈んだ豪華客船の金塊を狙って、アマチュア探険家が集まっているとのニュースを聞き、目を輝かせる。 「私、行くとこできちゃった」  お金を使って何をしたいというのが目的でなかったのが、馬鹿がつくほどの純粋さを感じさせてすがすがしい。 かなりぶっとんだスラップスティック・コメディになっており、単純に楽しめる。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-12-10 19:10:18)(良:1票)
1632.  ソドムの市(1975) 《ネタバレ》 
ファシスト残党である4人の権力者たちが、美少年美少女を狩り集めて、秘密の館で徹底的に辱めを与える。 強制的に性交させたり、裸で犬のように四つんばいで歩かせ餌を与えたり、人糞を食べさせたり。 酷い目に遭わせることで、自らの優越感や支配欲を満たす。 SM的なプレイや支配欲ならまだわかるが、スカトロシーンは気分が悪くて早送りしてしまう。 エロはいいけど、グロは勘弁。 舌を切り取ったり、頭皮を剥いだり、目玉をくり出す拷問も、目を背けたくなる人は多いだろう。  監督のパゾリーニは、間違いなくイカれてる。 映画の完成まもなく惨殺されて、これが遺作となったようだが、それも必然の結末か。 邪悪なものを呼び寄せる妖気が漂ってくるようで…。 監督は寓意をいたるところにこめてメッセージ性の強い作品を作ろうとしたようだ。 ただ、それを汲み取るのは難しいし、無理に汲み取ろうとも思わない。 消費社会に対する批判だとかなんだか言ってるようだが、それも後付けで、根底にあるのはパゾリーニの嗜好だと思う。 三菱銀行人質事件の犯人・梅川が、この映画を真似たことは有名。 サディスティックな性癖を刺激する内容なので、梅川のような人間が作り手の意図を別にして、この作品に傾倒したのも頷ける。  エログロの世界は、下品なB級テイストに仕上がりがち。 ところが、耽美的な映像、優雅なピアノの旋律、どこか宗教的な香りにまとわれ、そうしたテイストが抑えられている。 それがまた悪魔のような狡さを感じさせるのだ。 特異な映画ということで、一度は観たほうがいいが、二度とは観ないで封印すべき作品なのかも。
[ビデオ(字幕)] 4点(2012-12-10 19:06:23)
1633.  荒野の七人
子供の頃に初めてテレビで観たときは、ワクワクした。 悪人どもに立ち向かう七人が、めちゃくちゃカッコよかった。  「やっぱり洋画が面白い!」 あの頃は、黒澤明のほうが先だなんて全然知らずに、そう思ってたっけ。  『七人の侍』を観て、改めて最近見直してみたが、比較ができてなかなか興味深い。 こちらのほうが話に深みはないが、ハリウッド仕立てらしくシンプルでエンターテイメント寄り。 『七人の侍』の重厚なイメージとは違い、風景や音楽も含めて明るいトーンを帯びてとっつきやすい。 陰鬱なシーンは省かれてユーモラスなシーンが増えている。 七人が揃う過程があまりにも簡単でありえない気はするが、その分子供でも楽しめる内容となっている。 ブロンソンと子供たちの交流が良かった。 それにしても、勢ぞろいしたスターたちがカッコよすぎる。 すっかり忘れている部分もあったが、大人になっても十分面白かった。
[DVD(吹替)] 9点(2012-12-10 00:24:58)
1634.  ザ・中学教師 《ネタバレ》 
原作は別冊宝島の「ザ・中学教師」シリーズ。 そのシリーズは幾つか読んだことがあるが、リアルな現場の声が聞けてなかなか面白い。 映画も、よくある学園ものではなく、リアルな分、地味な感じ。  長塚京三演じる中学教師は、生徒がこんな先生がいたらいいなと願うような熱血先生でも面白い先生でもない。 金八先生やGTOの鬼塚先生とは、まったく異なる教師像。 生徒とは距離を保ち、真面目に淡々とした姿勢で向き合う。 それが教師としてのプロ意識。 教師という役に徹し、生徒に対しても生徒という役を要求する。 あくまで、役の上での関係性だ。 だから、マラソン大会が成功しても、この教師と生徒に人としての交流は生まれない。 教師が笑顔もなく拍手でたたえても、生徒はシラケて黙っている。  こんな面白みのない教師を軸に、ストーリーを展開されてもねぇ…。 映画に求めるのはリアリティではなく、エンターテイメントだから。 リアルなら、生徒にいい顔ばかりする安っぽい女教師(藤田朋子)より信頼できるけど。 でも、慕うことにはならないだろうな。  スケッチ的な描き方で、一本芯になるものがない。 いじめ、シンナー、家出、無関心、不登校、ナイフによる教師への傷害…。 さまざまな問題が提示されるが、エピソードがあまりリンクしておらず、散漫な印象を受ける。 映画である必要が感じられず、原作を読んだほうがよっぽどいい。
[ビデオ(邦画)] 2点(2012-12-10 00:18:39)
1635.  病は気から 病院へ行こう2
小泉今日子がかわいい。それに尽きる。 病状の描写はリアリティがなく、重くて暗くならないように軽いタッチで仕上げているようだ。 ある意味、小泉今日子のプロモーションドラマかも。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-12-09 18:40:14)
1636.  スティング 《ネタバレ》 
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードのコンビが最高。 愛すべき詐欺師を演じきっている。 音楽も含めて、とってもオシャレな映画。 ストーリーも気持ちよく騙してくれる。  騙し方にも、反則技を使うような映画やドラマもある。 例えば『24』のように、敵側のスパイのくせに、誰にも見られていない状況下で、敵に脅えて追い詰められたような表情のカットを平気で入れたりする。 いやいや、そんな観客の騙し方は禁じ手でしょう。 『スティング』にはそれがないから、正々堂々と一本とられたように、騙されて心地よい。 ラストのどんでん返しで唸った映画としては、本作と『ユージュアル・サスペクト』が頭に浮かぶが、本作のほうが後味が爽やか。
[ビデオ(吹替)] 10点(2012-12-09 18:36:02)
1637.  シックス・センス 《ネタバレ》 
最後に大どんでん返しがあるとの情報が、CMや情報番組などで何度も流れていた。 そんな情報は知りたくなかった。 具体的な内容は伏せていても、それだけで十分ネタバレになるのに。 精神科医のマルコム(ブルース・ウィリス)は、銃撃から回復して、霊が見える少年を担当する。 この設定で、大どんでん返しがあるとしたら、銃撃で死んでいたってことくらいしか考えられない。 おかげで、ストーリーの序盤からオチに気づいた状態で観るはめに。 で、案の定、その通りの結末。 腹立たしい…。 もっとも、それを差し引いても、十分楽しめる内容だったのは救いだけど。 母親に毒殺された少女の思いを晴らし、真犯人を暴く場面などは溜飲が下がる。
[ビデオ(吹替)] 7点(2012-12-08 23:22:03)
1638.  八月の狂詩曲
天下の黒澤明でも、こんな凡作を撮ってしまうのか。 残るものが特になく、『生きる』『七人の侍』など数々の名作を創り出した人とは思えない。 リチャード・ギアの片言の日本語が気になって、ストーリーに入っていけないし…。
[DVD(邦画)] 3点(2012-12-08 22:19:48)
1639.  リアル鬼ごっこ(2008) 《ネタバレ》 
山田悠介原作の映画化。 以前に、小説が面白いと聞いて読んでみたが、ある意味衝撃的だった。 内容以前に、文章が間違いばかりだったことに驚き。 これをろくに校正もせず、商品にして世に出せたのがすごい。 発想だけはマンガ的で少し変わっていたので、それを映画でどう生かせるかに興味があった。  映画では設定がパラレルワールドになっている。 その設定が妹(谷村美月)の口から説明されるが、いかにもご都合主義。 いくつか矛盾点が引っかかって、すんなり入ってこない。 セリフも展開も、陳腐でクサい。 まるでコントを思わせるような場面も散見する。 これなら、マンガかゲームにするほうがよっぽど適している。  ご都合主義で作り出した設定を伝えるため、妹の説明セリフが長々と続く。 破綻しているストーリーを、破綻していないように見せるため、ジタバタしている感じ。 佐藤姓の人間を全員抹殺するための理由を、もっともらしく作っているが、これがまたつまらない。 説得力のある理由にしたかったんだろうけど、逆効果。 原作にあった、王様の馬鹿げた思いつきのような軽いもののほうが、シニカルで面白いのに。  原作の一番使えない部分(酷い文章)を捨てて、一番使える部分(発想)を利用できたはずなのに、原作を下回るとは…。 材料がどうあれ、料理人が上手に使えなければどうしようもないということか。
[インターネット(字幕)] 1点(2012-12-08 20:53:27)
1640.  失われた週末
ビリー・ワイルダー監督のアカデミー受賞作品。 これでハードルが上がってしまい、ちょっと拍子抜け。 自らコントロールできないアルコール依存症の苦悩はよく描かれている。 が、何か物足りない。 大変だなぁ…とは思うが、それ以上に心を動かされるには至らない。 評判のレストランにコース料理を食べに行って、「え? それだけ?」って終わってしまった感じ。 当時はアルコール依存症を真正面から描いた初めての作品ということでインパクトを持ち、加算評価されたような気がする。 そういうことを抜きに内容だけで評価すると、今となっては色褪せてみえる。
[DVD(字幕)] 5点(2012-12-08 00:11:34)
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