1661. クラッシュ(1996)
《ネタバレ》 同名タイトルの他の映画と間違えて観てしまった。 倒錯した性癖についていけず。 「精液を飲んだことある? 人によってしょっぱさが違うのよ」 妻の卑猥な言葉を浴びながら、ベッドで腰を動かす夫。 この辺りの性的嗜好なら、まだ他の作品でも珍しくはない。 これが、交通事故にもエクスタシーを感じるとなると、置いてきぼりをくらったようについていけなくなる。 「自動車事故は性的エネルギーが解放される」として、有名人の自動車事故を再現し、その性的エネルギーを体感しようとするグループ。 そのグループに影響され、最後は自ら自動車事故を起こし、ひっくり返った車のそばで大怪我を負いながらセックスに耽る夫婦。 登場人物の誰にもまったく共感できない映画というのは、観ていてつらい。 [DVD(字幕)] 2点(2012-12-05 16:47:01)(笑:1票) |
1662. リップスティック
《ネタバレ》 マーゴ・ヘミングウェイのレイプシーンが話題になった映画。 裁判で無罪になった男が、今度は妹を毒牙にかけようとして、主人公に射殺される。 それがカタルシスを生んでいる。 [映画館(字幕)] 5点(2012-12-05 16:41:22) |
1663. female フィーメイル
5つの作品からなるオムニバス。 ストーリーはあまり頭に残らないが、高岡早紀のエロさは鮮明に残る。 オムニバスの一つのピンク映画的な短編で、こんな濡れ場を…という意外さ。 [DVD(邦画)] 4点(2012-12-05 16:18:47) |
1664. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 舞台となるインドの光と闇の部分を、興味深く観た。 冒頭のクイズを、ラストの「運命だった」で落とすのがうまい。 ただ、学歴のない少年がクイズに全問正解していくのは、実体験から学んだこととはいえ、やっぱり説得力に欠ける。 [ビデオ(吹替)] 6点(2012-12-05 16:07:54) |
1665. 英国王のスピーチ
2010年度アカデミー賞に輝いた作品。 うまくまとまってはいるが、それほど心は動かされなかった。 [DVD(吹替)] 6点(2012-12-05 15:53:49) |
1666. 恋空
ケータイ小説の映画化だが、刺激的なワードを詰め込んだだけのストーリー。 あざとすぎて、話に引き込まれていかない。 印象に残ったのは、新垣結衣のかわいさのみか。 [インターネット(字幕)] 3点(2012-12-05 15:48:06) |
1667. シャイニング(1980)
原作者のスティーヴン・キングが、出来上がった映画を観て、キューブリック監督に激怒したらしいから、原作と映画はずいぶん違うのだろうが、これはこれで面白い。 呪われた館の恐怖がでている。 -------------- 久々に再鑑賞してみたら、思ったよりも深いホラーだった。 ネイティブインディアンの怨霊を示すものがストーリーにこめられていて、その怨霊が白人を狂気の世界に誘う。 聖なる霊能力であるシャイニングを持つ者と、それを排除しようとする悪霊世界。 ラストの写真も意味深で余韻が残る。 何よりキャスティングが抜群で、ニコルソンの狂気は言うまでもないが、妻役のシェリー・デュヴァルもエキセントリックな雰囲気がハマっている。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-05 15:39:25) |
1668. 殺人の追憶
《ネタバレ》 韓国の警察は世間に不信感があるのかボンクラに描かれることが多い。ソン・ガンホが田舎警察の典型的なボンクラ暴力刑事を好演している。知的障碍者を脅して自白を誘導したり、トンチンカンな推理を真面目に進言したり、滅茶苦茶なんだけど熱意はあって憎めない奴。 コンビを組む知性派刑事はキム・サンギョン。ボンクラ暴力刑事とことごとく対立するが、レイプ殺人鬼を何とか捕まえようとする気持ちは同じ。 この知性派刑事が最後は我を忘れて犯人じゃない容疑者に暴力刑事顔負けの暴行をしまうのだが、そうならざるを得ないような流れがしっかり描けているので感情移入できる。 実際の未解決事件を基にしているためか、結局犯人は誰なのか解決されないまま。そうした終わり方に、投げ出された感じですっきりしないものは残る。 あまり好きではない手法だけれど、この作品に関してはこれもアリかなとも思える。目撃者の女の子の「普通のおじさんだった」との証言。凶悪犯罪を犯したごく普通の男が今も野放しになっている。最後まで姿を現さない犯人が、想像力を刺激する。 独特の後味の悪い余韻。ボン・ジュノ監督の才気を感じる。 [DVD(吹替)] 7点(2012-12-05 15:31:19) |
1669. CUBE
《ネタバレ》 最初は、リーダー的な黒人警官が脱出劇に貢献していくのかと思ったが、途中からダークな部分が露出して、予想外の展開に。 サスペンス的な仕掛けがうまくて、どうなるんだろうかと飽きさせない。 数字の解読は、わかったようなわからないような…。 後味が良くはない映画。 [地上波(吹替)] 6点(2012-12-05 15:17:41) |
1670. ラスト、コーション
主人公のタン・ウェイが魅力的。 ベッドシーンもエロい。 ただの学生が貴婦人になりすますという設定に、どうしても無理を感じるが、それを補うだけの面白さはあった。 [DVD(吹替)] 8点(2012-12-05 15:08:07) |
1671. 大日本人
映画館で観たが、大きな違和感を感じた。 松本人志のバラエティは大好きだが、これはテレビかDVDで十分な内容。 映画でやる意味がわからない。 インタビューで自画自賛していたのも聞いていたので、ハードルが上がりすぎて、観終わった後には失望感のほうが大きかった。 何の期待もせずにDVDで観ていたなら、もう少し印象は違ったような気がする。 [映画館(邦画)] 3点(2012-12-05 14:55:26) |
1672. 頭頭 <ОV>
松本人志の笑いが大好きで、レンタルして観たのだが、全然思っていたものと違ったので、戸惑いしか感じなかった。 [ビデオ(邦画)] 3点(2012-12-05 14:49:28) |
1673. ホステル
タランティーノが製作に関わってるようだが、この映画はイマイチ。 ストーリーはわかりやすいけど、あまり引き込まれない。 エロ&グロが盛り込まれてるけど、どこか中途半端。 そんなに恐くもない。 [DVD(吹替)] 4点(2012-12-05 14:41:10) |
1674. バック・トゥ・ザ・フューチャー
これぞエンターテイメント、万人が楽しめる映画。 マーティがタイムマシンで過去に戻り、自分の両親たちとも絡みながら奮戦する様子が楽しい。 久しぶりに見直してみると、伏線がしっかり張られて無駄のない構成に感心する。、 タイムマシンのパラドックスを巧妙にストーリーに組み入れているが、難解な解説抜きでわかりやすく話に乗っていけるように仕上げた手腕はすばらしい。 [ビデオ(吹替)] 8点(2012-12-05 14:26:50) |
1675. アマデウス
天才モーツアルトに対する宮廷音楽家サリエリの苦悩が見事に描かれている。 ストーリーに引き込まれて、160分の長さを感じさせない映画。 ディレクターズカット版より20分短いが、重厚なドラマになっている。 [ビデオ(吹替)] 9点(2012-12-05 14:05:41) |
1676. ローマの休日
《ネタバレ》 何度も見返している大好きな映画。 不朽の名作と呼ばれるにふさわしく、数々の名シーンが挙げられる。 オードリー・ヘプバーンは決して美人だとは思わないが、この作品のアン王女はハマり役でとてもキュート。 まるで無垢な子どものようで愛おしくなる。 新聞記者が大スクープを放棄するなんて本来リアリティのないことだけど、このアン王女は絶対裏切ってはいけないと思わせる存在。 お洒落で後味の良い映画なので、多くの人から愛されるのも納得。 ラストシーンの切なさが心地よい余韻を残して、「ああ、いい映画を観た」と思わせてくれる。 [DVD(字幕)] 10点(2012-12-04 20:49:52)(良:1票) |
1677. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 フランシス・コッポラ監督の名声を不動のものにした不朽の名作。 吹き替え版、字幕版と、何度か観たが、やっぱりすごい。 裏切り、駆け引き、家族愛、葛藤、怨恨、報復…。 ギャング映画は数々あれど、ただのドンパチには終わらず、これほど重厚な人間ドラマとして完成されたものは他にない。 一代でマフィアのボスに君臨するようになったドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)。 対立組織の罠にはまって殺害される長男ソニー。 父の跡を継ぐことになることになったのは、マフィアとは無縁の世界で生きていこうとしていた三男マイケル(アル・パチーノ)。 根底に流れるのは、ファミリーを守るという強い思い。 3時間の長尺映画だが、ストーリーにぐいぐい引きつけられて、まったく飽きさせないのは見事。 [ビデオ(吹替)] 10点(2012-12-04 18:41:54) |
1678. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 ジョージ・ロイ・ヒル監督によるアメリカンニューシネマの最高傑作。 ブッチ(ロバート・レッドフォード)とサンダース(ロバート・レッドフォード)の強盗コンビが、たまらなくカッコイイ。 この2人と絡むエッタ(キャサリン・ロス)もたまらなくキレイ。 主題曲「雨に濡れても」とともに、自転車で戯れるシーンが癒される。 緊迫した場面にも、思わず噴き出してしまうようなコミカルなシーンがいい。 追っ手に追い詰められて、崖から谷川に飛び降りるシーンで、サンダースが「俺は泳げないんだ」とブッチに告白するところ。 ボリビアの銀行で、ブッチが強盗のセリフを忘れて、カンニングペーパーを取り出しもたもたするところ。 そして、ラストの包囲された警官隊に、飛び出していくストップモーション。 蜂の巣にされる場面を描かなかったのが、この作品にふさわしい。 何度も観たので、セリフまで覚えてしまうくらいだが、やっぱり面白い。 かっこよくて、笑えて、切ない映画。 エンターテイメントの要素がいっぱい詰まっている。 本作と同じヒル監督、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードで描く『スティング』も負けず劣らぬ傑作。 [地上波(吹替)] 10点(2012-12-04 16:56:40)(良:1票) |
1679. デビルマン
テレビの深夜放映でたまたま拝見。 永井豪の原作は大好きで、漫画を何度か読み返しているが、その名作をよくもここまで台無しにしたものだ。 学芸会のような棒読み演技、センスの欠片もない演出、退屈でデタラメなストーリーと、すべてが酷い。 CGもお金はかかっているのだろうが中途半端で、これならアニメのほうがよっぽどいい。 つまらないテレビ放映は、普通なら途中で見るのをやめるのだが、あまりにも酷い作品だったので、最後まで見届けてしまった。 作り手は原作をどう読んだのだろうか? 原作を愛する人なら、間違いなく怒りを覚える作品。 これを映画館でお金を払って観た人に心から同情する。 [地上波(邦画)] 0点(2012-12-04 16:30:10) |