1761. バニー・レークは行方不明
《ネタバレ》 モノクロならではの良さを存分に発揮したミステリー作品でしたね。 人形病院とか、本性表した時の兄の顔のどアップとか、ラストの公園のシーンとか、モノクロだからこそ出せる不気味さがありました。 バニーは本当にいるのか、それとも妄想なのか。狂言なのか。はたまた周りの怪しい人たちのうちの誰かの仕業なのか。 いろんな可能性も含みつつ物語が進行し、見る者を惹きつけます。 個人的にはあのオチは、う〜んどうなんだろう?という感じであります。 要は彼女は、頭のおかしいお兄ちゃんのためにずっとああいうフリをしていたということなのでしょうが、 さすがに「うちの兄の仕業では、、、」と思うはずだし、警察にも相談すると思うんだけどな、、。 まぁ、なんにせよ面白かったことは事実なので、6点を献上したいと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2015-10-31 22:37:44) |
1762. モンスター 変身する美女
《ネタバレ》 割と楽しめましたね。 献身的に介護してたお母さんが亡くなり、働き場である飲み屋で悪いのに絡まれてクビに。 いいやつなのに不憫な境遇で、ふらっとイタリアに一人旅する主人公青年にすんなり共感。 イタリアの歴史的な街並みや農園を舞台に、美しく魅力的な女性に出会う。 その彼女が変身する様が生っぽいグロさに富んでて、映像的にも巧みでしたね。 なんとかこの恋が成就して欲しいと思う反面、あんな女性?を果たして信じていいものか、、、、。 ある種不死身だし、これまで数え切れないほどの男性と付き合ってきたわけでしょ。 自分が主人公の立場だと、ものすごく悩ましい思いをするなぁ。 モンスター映画だけど、普通にラブストーリーとしても見応えがありました。 [DVD(字幕)] 6点(2015-10-17 20:29:29) |
1763. トゥモローランド
《ネタバレ》 映像的にはすごくいいんですよ。例えばトゥモローランドのハイテクな街並み。 これには目を奪われますね〜。自分もトゥモローランドに行きたい!って思わせてくれる。 それから、ロボット達の「ロボ感」の表現。見た目は完全に人間だけど、目とか口の動きでロボットさを醸し出す。 あのバッジに触れた時のこっちの世界との切り替わり感とか、まぁとにかくいろんなギミックが目に楽しいんです。 ただストーリーは、言ってみればよくある勧善懲悪に終始しちゃってる。 題材は独創的なのに、ストーリーテリングはありきたり。テーマ性は悪くない。 いわばディズニーらしい教育的なもので、夢を持ち、その夢を実現するために行動する人を応援するわけで、 そういうものを映像で綺麗に表現してくれたことは素直に評価したい。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-10-11 22:49:47) |
1764. 大菩薩峠 完結篇(1961)
《ネタバレ》 お豊さん美人だな〜と思って見てたけど、後で調べたら中村玉緒さんだったんですね。いや〜お綺麗です。 このころの時代劇は画面暗めでいいですね。ラストの暴風雨はなかなかの迫力。 [地上波(邦画)] 6点(2015-10-05 17:25:05) |
1765. 海月姫
《ネタバレ》 ストーリー展開が、これまでも何度みも見たようなパターンの焼きましで、 そういう意味での意外性や面白さは皆無なのですが、かなりデフォルメされたオタク女子たちのキャラとか、 片瀬那奈やもこみちなんかの突き抜けキャラなど、そういうそれぞれのアホキャラを観て楽しむ、というそういう作品。 能年ちゃんは元々のキャラがこういう感じなのでそれほどの新鮮味はありませんでしたが、 モデルである太田莉菜がかなりのキモブスキャラを演じていて、なかなか印象深かったですね。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-09-11 21:40:01) |
1766. おろしや国酔夢譚
《ネタバレ》 時期的にお金はあったんだろうけど、それと同時に当時の邦画の限界も感じる作品でした。 実際の宮殿でロケしてるんでしょうし衣装もたくさん揃えてるんだけど、なんかカツラが胡散臭いという、ね。 にしても、女王様の前で浄瑠璃をはじめるシーンは、シュールというか見てられんというか、、、(笑) [地上波(邦画)] 6点(2015-09-08 17:51:08) |
1767. 極道の妻たち 最後の戦い
《ネタバレ》 やっぱり極道の妻たちは岩下志麻さんですよね。存在感が物凄い。 今みるとベタベタな演出も、時代を感じられて面白い。 [地上波(邦画)] 6点(2015-09-08 13:56:22) |
1768. 名探偵登場
《ネタバレ》 BSでやってたのをなんとなしに観たのですが、 見た事ある顔がいつくもあって驚きでした。 ピーター・フォークというと個人的にはコロンボ刑事のイメージしかなかったので、 本作のちょっと悪キャラなフォークは新鮮でした。 あとジェームズ・クロムウェル。あんな若い時の彼は初めて見ました。 全編にわたりゆるいコメディが続くわけですが、ピーター・セラーズの中国人役だけはさすがに強引すぎ、、、(笑) [地上波(字幕)] 6点(2015-09-02 22:59:41) |
1769. 天才スピヴェット
《ネタバレ》 映像が文句なしに美しかったですね。モンタナの大自然と、味わい深いスピヴェットのお家。 そこから冒険してカナダまでいく一連のシーンはカラフルで目に焼き付きました。 3Dを意識した作りで、まぁテレビ画面で2Dで見てたわけですけど、ちゃんと3Dで観てればまた違ったのかも。 個人的には、スピヴェット君がその天才っぷりをいろいろと披露してくれるかと思ってたんですが、 要は家族の和解の物語だったのですね。シュールなユーモアと、個性的な人たち。まぎれもない、ジュネ印。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-08-30 23:12:15)(良:1票) |
1770. バッド・マイロ!
《ネタバレ》 今時珍しい、やたらとチープな風貌のモンスター映画だなと。 そこに惹かれてみてみたのですが、至極単純明快なストーリーながらも最後まで楽しんで見れました。 ケツから出しケツに入れるという存在なので、当然ながら下ネタになってきます。 マイロが、牙を剥いてる時は相当恐ろしい顔なんだけど、そうでない時はほんと可愛らしい。 マイロの二面性にちょっと魅かれました。 [DVD(字幕)] 6点(2015-08-28 21:51:26) |
1771. REC/レック4 ワールドエンド
《ネタバレ》 「POV」の方式だったこのシリーズも、ついに普通の手法での製作となりました。 最初にその店に気付いた時は、「そこ放棄したらあかんやん!このシリーズのアイデンティティやん!」と思ってしょんぼりしながら 画面を見つめていたのですが、感染した凶暴猿が襲いかかってくるところから突如面白くなり、そこから先は目が離せない展開に。 結果として、力強いホラー作品に仕上がっていたな、と思います。 最初に感染したあのコックさんとか、特殊メイクが素晴らしかったですし、ものすごい速さで襲ってくる感染者は猿たちはやはり恐ろしいです。 ラスト、感染者たちから逃げ甲板に上がり、雨降りしきる中船を脱出するシーンは映像的にとても素晴らしい出来でした。 [DVD(字幕)] 6点(2015-08-21 20:21:43) |
1772. ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密
《ネタバレ》 ストーリー自体はたいしたことありませんが、小ネタがいちいち笑えます。 お猿や小人や原始人など、周りのキャラがみんなそれぞれいい味だしてて、掛け合い漫才でも見てるかのよう。 エッシャーの絵に飛び込んじゃうアイデアも好きだし、ヒュー・ジャックマンがサプライズ出演していてウルヴァリンやっちゃうとことかも面白かった。 イギリスのぽっちゃり女子を日本でキェスティングするなら、やはり渡辺直美でしょうか。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-08-21 14:19:00) |
1773. アナベル 死霊館の人形
《ネタバレ》 アナベル人形っていうのは実際に存在していますので、そういう意味でもリアルな恐怖が味わえるかなと思ったのですが、 「悪魔の仕業」だというのがねぇ、、、。日本人的には、やっぱり霊が取り憑いてどういうという設定にしてほしかった。 というか、個人的にはチャイルドプレイみたいなのを想像してたんですが、このアナベル人形自体は全く動きません。 むしろ物語としては、あまりたいした意味を持たない人形さんです。 ただまぁ、ホラー映画としてはしっかりとした作りですよ。こなれてるといいますか、なんか起こるかなと思ったら起こらなかったり、 宣教師さんが運転してるときもああここで事故るのかなと思いきやなにも起こらず教会前でいきなり吹っ飛ばされるとか、意外性も踏んでるし。 そして自己犠牲の精神という尊さを逆手に取ったラストも、なんだか後味悪くてこれはこれでいいですね。 全体としては、まぁ佳作かなと。6点献上。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-08-06 20:46:36)(良:1票) |
1774. 沓掛時次郎 遊侠一匹
《ネタバレ》 渥美さんは、いつもあのキャラなんだなぁ。なんだか寅さんとかぶって見えました。 まぁそれはともかく、この頃の時代劇は影が際立っている、というか、今の時代劇が明るすぎるのかな? その影が際立つ画面に映える赤。殺陣のシーンがどれも鮮烈です。 [地上波(邦画)] 6点(2015-08-04 22:53:05) |
1775. 風にそよぐ草
《ネタバレ》 「去年マリエンバートで」のアラン・レネ監督だということを見終わって知りました。 映像的にすごくフレッシュで若々しい印象だったので驚き。でも、内容的には然もありなんという感じですね。 前半こそ、あぁ、ここから大人の恋愛が始まるのだな、と楽しく拝見していたのですが、 中盤からは「このおっさん、狂信的なストーカーですやん。ていうか、会ってない人にどうしてここまでするの?」と、 だんだん疑問が湧いてきて、そしてその疑問がどんどん増えていく。終盤になると訳のわからなさが加速。 このお話は、もしやおっさんの妄想だったということか?セスナ機同様、彼の妄想が天高く飛び、そして終わる。 それだけの話か、、いやでも、、、と、悶々とした気持ちが残りました。 [地上波(字幕)] 6点(2015-08-04 14:56:54) |
1776. イヴ・サンローラン(2010)
《ネタバレ》 イヴ・サン=ローランと、そのパートナーのピエール・ベルジェ。 ローランの仕事は、彼なくしては出来なかったであろうな、恋愛対象としても、仕事としても最高のパートナーであり続けたのだろうな、 というのが見て取れます。50年間、特にベルジェは彼を愛し続けた。素晴らしい愛の形。 若い時のイヴ・サン=ローランの美青年っぷりと、仲間たちとじゃれあってる時のくったくのない笑顔が印象深い。 その若い時に比べると、年を重ねたときの彼の表情は冴えないです。 ベルジェが言うように、名声は彼を孤独にさせていったのかもしれません。特にひどく内気な性格の人にとっては。 そしてファッションデザイナーという職業が、かなり精神的にキツイお仕事であるというのもわかりました。 きちっと日にちまでに作り上げなきゃいけない。常に人の期待に応えなきゃいけない。プレッシャーも大きいのでしょう。 それから、芸術的なもの、美しいものを好み、欲するという純粋な欲求の強さも印象深い。 自宅や別荘、それら収集された美術品の部屋の素晴らしさなど、見た目にも興味深いのですが、 ただ、一本のドキュメンタリーとしては少々内容が薄いです。基本的にはベルジェ一人の語りだけなので、 もっと多角的な視点からローランの人となりを知りたいなとも思いました。 [地上波(字幕)] 6点(2015-08-03 23:32:18) |
1777. ミュータント・タートルズ(2014)
《ネタバレ》 ミュータントタートルズもついに実写化ですか。いやぁ、映像技術の進歩に目を見張ります。 なんか実写で亀さんたちを見てると、亀というよりは緑色の黒人という感じですね。 さぁこれから一大決戦だって時にラップ始めたり、これでおしまいだって時に感謝の言葉を言って泣いちゃうとか、 ベタだけど笑えたし、タートルズたちに親近感湧いちゃいます。 政策がマイケル・ベイですけど、彼が監督したんじゃないの?て思うぐらいベイっぽい映画でしたね。 ロボ侍はトランスフォーマーっぽいし、ラストの高所恐怖症的なシーンもトランスフォーマー3作目ぐらいで見たような気が、、、。 まぁでも格好良かったから許しちゃおっと。やっぱり一番の見せ場は雪滑りのシーンかな。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-07-26 23:29:20) |
1778. ヒックとドラゴン2
《ネタバレ》 スケールも大きくなりましたし、映像の作り込みなんかも前作よりグレードが上がっていると感じます。 そしてアクションも満載です。空を飛んでいる時の疾走感も前作同様よく描けてます。 ただ、個人的にはやはり前作のほうがストーリーは良いです。 良くも悪くも大味になったなぁというか、、、、まぁ続編作るとなると、こういう風になるのもわからんでもないけど。 母ちゃん側にも考えがあるとはいっても、やはり一人で勝手に出てっちゃうのは勝手だと思うし、 まさか父ちゃん死んでしまうってのもショックだなぁ。 主人公が一人前になるには、必要な犠牲だったと考えるべきか。もしパート3が作られるのなら、 ものすごく立派な一人前の長となってスクリーンに帰ってくるのでしょうね。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2015-07-24 20:31:24)(良:1票) |
1779. セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転進
《ネタバレ》 これはもう絶対モノクロじゃなきゃダメっていう作品ですね。モノクロだからこそ出る悪夢感。 女性とまぐわう妄想シーンの、ぐにゃりのと曲がった部屋のシーンが印象的でした。 ハンサムな画家になり第二の人生を送る。その時の、酔った勢いのはしゃぎっぷりがある種の「戒め」感出てて怖いですな。 最後に、ズコーンと落とされる。走馬灯のように駆け回る思い出。 本当は自分は幸せだったのに、、、。なんで放り投げたんだろう、、、と後悔しても遅し。 ジェリー・ゴールドスミスの音楽も良かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2015-07-23 20:55:46) |
1780. 九ちゃんのでっかい夢
《ネタバレ》 ストーリーそのものは実にしょうもないドタバタコメディなんですけど、 山田洋次監督って昔はこんな作品も撮っていたんだ〜という純粋な驚き。 そして九ちゃんによるステージでの色々なショーなど、 こんなこともされたりしてたんだな〜と新鮮な驚き。 「街角の歌」のミュージカルシーンが割と好きです。 [地上波(邦画)] 6点(2015-06-22 19:58:50) |