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プロフィール
口コミ数 2146
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1761.  アバウト・シュミット ネタバレ 
定年退職、心にぽっかりと開いた穴。追い打ちをかけるような妻の死。一人娘の親離れ、そして結婚。彼が旅の途中招待されたキャンピングカーでとってしまった軽率な行動。人間、いくつになっても誰かに甘えたくなることってあるものですね。しかしもう甘える相手は誰もいない。そうなるとなおさらなのでしょう。そんなシュミットの心情を思うと観ていて哀しい映画だった。でも、いい映画だった。人生も晩年に差し掛かった男をジャック・ニコルソンが演じるロードムービーと言えば「最高の人生の見つけ方」を思い出します。あちらは何か別世界の出来事のような感覚で観ている自分がいました。一方で本作は僕にとっては定年退職はまだまだ先ですが、いずれはこんな時が必ずやって来る。その時、自分は幸せなんだろうか?その時、これまでの人生を振り返って果たして満足できているのだろうか?これからの生き方次第なのかな。色々と考えさせられる映画でした。ラストシーンの絵、そしてジャック・ニコルソンの様々な感情の詰まった表情は何度見ても泣けてきます。
[映画館(字幕)] 7点(2009-11-19 22:07:19)
1762.  サイドウェイズ ネタバレ 
オリジナルと比較すると人物描写は少しあっさり目であるように感じられました。しかしその分コメディ色が良く出ており、作品としてはカラッとしたものになっています。そして日本人の男女4人に変わっているために心の揺れとかそんな部分がオリジナルよりも身近に感じられました。ラスト近くで小日向が捨てようとしたボツにされたシナリオを使っての生瀬のとった粋な行動にはぐっときましたね。小日向も生瀬もオリジナルのキャラに忠実ながらも自分たちの持ち味をうまく出していたと思います。そういう意味ではリメイクとしてうまくいっている作品ではないでしょうか。この2つのSidewaysのラストシーンには多少の違いがあるものの、やはり本作のラストも希望が感じられ、オリジナルと同じくやはり鑑賞後にいい余韻を残してくれる作品となっています。
[映画館(邦画)] 6点(2009-11-18 21:10:13)
1763.  サイドウェイ ネタバレ 
恐らくは自分と同じアラフォー世代と思われる、正反対の性格の二人のダメ男のトホホな珍道中。でも、観ていて何かこの二人がうらやましくもあった。Sideways…脇道とかそういう意味らしいですが、昔からの親友と1週間くらいちょっと脇道にそれてこんな旅も悪くないなあ、なんて思いながら観ていました。ラストはあの後どうなったんでしょうね。ジアマッティがノックしたドアの向こうにはきっと幸せが待っていると思いたいですね。でも、あのノックが空振りに終わってもきっとこの旅をきっかけに彼はいい方向に変わっていけるはず。そんな人生のホロ苦さとささやかな希望を感じさせてくれる、鑑賞後にいい余韻を残してくれる作品でした。
[映画館(字幕)] 6点(2009-11-18 21:06:15)(良:1票)
1764.  男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 ネタバレ 
シリーズの中期から後期に差しかかる頃。作品的には低迷期にあった頃と言えるかもしれない。そんな時期に生まれたシリーズ屈指の名作と言っていい作品がこの第32作です。シリーズを通して作品に花を添え続けたマドンナ。実は僕は全マドンナの中で本作の朋子が最も好きなのです・・・。これだけでも僕としては10点以外に付ける点数はございません。シリーズ中、「良かったなあ~」と思える作品はやっぱり寅さんとマドンナの心の触れ合いが深い作品になりますね。リリーがマドンナに何度も起用され、シリーズのファンに愛された理由もここにあるのだと思います。本作は終盤まで寅さんは一度も柴又に帰ってこない。お楽しみの一つであるとらや騒動も無くとらやで喧嘩すら起こらない。それでもやっぱり本作もとても面白い作品になっています。とらや騒動ならぬ備中高梁騒動が楽しく、松村達雄さんのダメ和尚ぶりも絶品。寅さんが高梁を去るきっかけとなった風呂場のシーン、そして寅さんと朋子、少し離れた所に立つさくら。この柴又駅での別れのシーンの悲しさも心に残る。御前様曰く、「煩悩が背広を着て歩いているような男」。その事を誰よりも感じていたのは寅さん自身だったのかもしれませんね。僕の中ではシリーズ中、5本の指に入る作品です。
[ビデオ(邦画)] 10点(2009-11-16 20:02:37)(良:3票)
1765.  扉をたたく人 ネタバレ 
心の扉を閉ざした一人の老教授。その重い心の扉をたたき、開かせたのはアメリカから遠く離れた国からやってきてひょんなことから知り合い、友達になった一人の善良な若者だった。9.11以降、移民への措置が厳しくなったアメリカ。この心の扉を閉ざした老教授の姿を通して今のアメリカの姿をこの作品は伝えようとしたのでしょう。一個人も、国家も、隣人から学ぶべきことは多いはず・・・この若者と友人になりジャンベという打楽器を教わって生き生きとした心を取り戻し、公園で様々な人種の若者達が集いジャンベを叩く輪の中にこの老教授が加わっていく姿を見ているとそんな事を感じさせられます。そんな老教授を演じたリチャード・ジェンキンスの静かだが熱い、特に終盤の素晴らしい演技が感動的でした。ラストシーン、遠くに行ってしまい二度と会えないであろう友に届けとばかりにその友から教わったジャンベを一心不乱に叩き続ける彼の姿が忘れられません。隠れた名作と言っていい作品だと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2009-11-15 21:20:33)(良:1票)
1766.  サンドイッチの年 ネタバレ 
公開当時劇場で鑑賞。たまたま通りかかったミニシアター。意味不明のタイトル。しかしこれが素晴らしい映画だった。物語の舞台は終戦直後のパリ。ナチスにより両親を失って一人ぼっちになった少年がナチスによって家族を失った一人の老人と出会う。やがてこの二人は本当の家族のような固い絆で結ばれていく。少年が出会った偏屈で怒りっぽく瞬間湯沸かし器のような老人を時にはコミカルに時には味わい深く演じ、人生の重みを感じさせる名演技を披露したポーランドの名優ヴォイチェク・プショニャックがあまりにも素晴らしい。「サンドイッチの年」の意味は最後の最後まで全く分からない。しかしサンドイッチの年の意味を語る彼の演技とその重い意味には何度観ても感動する。少年の成長と老人が同じ境遇の少年と出会い心の安定を取り戻していくという、人生の辛い一時期を生きる少年と老人の2人のドラマをより味わい深いものにする、印象に残る台詞の数々が心に残る脚本も素晴らしい。ビデオでは出たものの未だDVD化されていない作品。DVD化を切に望む僕の思い出の映画です。
[映画館(字幕)] 10点(2009-11-14 21:05:09)
1767.  刑事コロンボ/白鳥の歌<TVM> ネタバレ 
もちろん殺人は許されてはならない大罪ではありますが同情や憐みを感じてしまう犯人の人物像。そして犯人を隣に乗せた車中での味わい深いラスト。同シリーズ作品「別れのワイン」でドナルド・プレザンスが演じた男を思い出す。ラストで「別れのワイン」ではそっと犯人に彼の人生そのものであるとも言えるワインを差し出し、本作ではカーステレオでこれも犯人の人生そのものであるとも言える犯人が歌う素晴らしい歌を流す。優しくて、粋だ。コロンボ警部が誰からも愛されるキャラクターである要因はいくつもあるのですが、こんな所からもその一端がうかがえるようです。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2009-11-13 19:57:39)
1768.  いつも2人で ネタバレ 
これは時には甘く、時にはほろ苦い人生という旅のロードムービー。その構成、語り口が素晴らしい。  追い越して後方に遠ざかる車に乗っていたのは若い頃の過去の二人。無視して通り過ぎたヒッチハイカーも若い頃の過去の二人。決して時は逆回転せず、通り過ぎて行った過去には戻れないということだったのでしょうか。  でも短気でドジな青年は短気でドジな成功者になったけれど、若い頃からラストシーンまでいつまでたってもパスポートが出てこない夫。いつまでも出会った頃のままの二人ではいられないけれど、その人間の根底にあるものってそんなに変わらないもの。互いにそれを分かりあっているからラストシーンの後も「これからも2人で」旅を続けていけるのでしょう。  ゆったりとした雰囲気ながらもテンポが良く流れるような構成、演出の妙を見せてくれたスタンリー・ドーネン、そしてマンシーニの本作の音楽には心からうっとりさせられるほど素晴らしい。ドーネン、マンシーニ、オードリーが揃った映画といえば僕にとっては10点を付けた「シャレード」ということになりますが、「シャレード」から4年の時を経たオードリーのいい味が加わった本作もやはり僕にとっては愛すべき映画の一つとなっています。
[DVD(字幕)] 8点(2009-11-12 21:12:57)(良:2票)
1769.  終身犯 ネタバレ 
主人公の終身犯の男は社会に復帰しても再び罪を犯す心配の人間になった。その一方で彼は2人を殺害し、一度は死刑判決を受けた。「更生」と「犯した罪を償う」こと。日本でも今、死刑廃止論争がありますが、一人の実在した終身犯の獄中の生涯を通して観る者に非常に重く難しい問題を投げかける作品でした。しかし、小鳥たちに囲まれたバート・ランカスターの素晴らしい演技や、母親、獄中結婚した妻、人情のある看守、隣の囚人達との心が通い合った温かい人間描写が優しさを感じさせてくれる作品でもありました。それにしても殺人を犯した血の気の多い若い囚人だった頃から、悟りの境地に達したかのような晩年までを演じたバート・ランカスターの演技は凄かった。余談ですが、ラストシーンの彼の表情を見て思わず、本作から30年近くが経過した後の作品「フィールド・オブ・ドリームス」で彼が演じたムーンライト・グラハムの表情を思い出してしまったのでした。
[DVD(字幕)] 10点(2009-11-09 23:54:55)
1770.  七年目の浮気 ネタバレ 
ビリー・ワイルダーは大好きな監督なのですが、この作品だけは苦手です。舞台劇を映画に料理するのも上手いし、アパートやホテルの一室といった動きの少ない限られた空間での人間ドラマをコミカルでウィットに富んだ会話で軽妙に観る者を楽しませてくれることに非常に長けている監督だと思うのですが、本作は何か上手くいっていない。主人公の男に全く共感できないし最後の方はこの男の妄想にはウンザリでした。明らかにこれが作品のテンポを悪くしていたと思うし、マリリンの演じるいかにもというキャラクターもいきすぎていたと思います。総じてあのワイルダー監督にしてはテンポが悪く失敗作であったように思います。
[DVD(字幕)] 2点(2009-11-08 12:12:14)
1771.  バラキ ネタバレ 
ジョセフ・バラキという人物やマフィアに対し何らかの評価を下すこともなく勿論美化することもなく、バラキの証言に基き事実に沿って時には当時の実際の写真などを交えながらリアルに当時実際に繰り広げられたマフィアの抗争が観る者に伝わってくる非常に重厚な作品です。バラキは組織からその首に10万ドルの懸賞金をかけられながらも生き延びた。しかしそれは全てを失いあまりにも孤独な独房で。彼は果たしてラッキーだったのだろうか。信じられるものなど何もない世界に身を投じた一人の男の苦悩、孤独を演じたブロンソン、そして全編にわたり張りつめた緊張感を保ち観る者を引きつける巧みな演出や構成も素晴らしい。レビュー数の少ない作品ながらもマフィアものの秀作だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-08 12:05:07)
1772.  素敵な歌と舟はゆく
それにしても色んな人がいっぱい登場しましたね。まるでパリの街角に腰掛けて道行く人々の営みや人間模様を眺めているようでもあり、ふわふわと風のようにパリの街を揺られているようでもあり、パリの街をカメラが行ったり来たりしながら様々な人間模様を見せてくれます。そんな不思議な感覚のユルさが観ていてとても心地よい映画でした。 前から興味がありながら、なかなか観る機会が無かったイオセリアーニ監督作品。ぜひ同監督の他の作品も観てみたいものです。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-06 23:49:04)
1773.  ガープの世界 ネタバレ 
何度か観ていますが何度観ても飽きがこない不思議な味わいがある映画です。人生、いい時も悪い時もある。どんな時も結局は今の己の人生の局面を受け入れて生きていくしかない、そんな気持ちを感じさせるガープが見せる微笑みがこの作品の人生に対する考え方なのでしょう。ロビン・ウィリアムスの持つ、この頃もその後も変わらないキャラクターや脇を固める(特に女装ジョン・リスゴー!)俳優陣の好演、ジョージ・ロイ・ヒル監督の軽妙な話術もあって、決してハッピーな話ではないし唐突に感じられる展開もあるのですが、どこかほのぼのとしていて鑑賞後の余韻も不思議といい作品です。ガープがラストでヘリコプターの中で「ヘレン、全てを忘れないで」という台詞が印象に残る。この作品を観た人はきっとそんなガープのことを忘れないでことでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-04 21:26:34)
1774.  大いなる休暇 ネタバレ 
小さな島に工場を誘致する。そのためには島に常駐している医者が必要。と言う訳で島ぐるみで一致団結して工場と医者を必死に騙す芝居を繰り広げるというほのぼのと心温まるコメディです。日本にも高齢化、過疎化、町には仕事は無く若者は町を離れ、医者も町を離れていく・・・といった話を見聞きすることが少なくないですが、こんな事情は万国共通なのでしょうか。最後の村長の本音の発言と共に考えさせられます。映画としては人情喜劇としてしっかりと良く作られた作品だと思います。笑いドコロも笑いのツボもしっかり押さえられており、騙され続けた医者と騙し続けた村長が最後の最後に本音で語り合い、実にいい笑顔を見せるラストに心が温かくなる。最後はかなり分かりやす過ぎるくらいの典型的ハッピーエンドなのですが、こんな映画にはそれがよく似合います。
[DVD(字幕)] 8点(2009-11-03 17:52:06)(良:1票)
1775.  踊れトスカーナ! ネタバレ 
変わり者揃いだけど好人物揃いの田舎町の人々と家族に囲まれ、そんな家族や生まれ育った街とそこに暮らす人々を愛する、けれども女に対してはちょっとオクテな主人公の男が一目惚れした美人のダンサーをモノにして結婚して幸せになるというとても単純なお話。ほのぼのとした音楽が耳と心に心地よく、ゆったりとした時が流れ、雲ひとつない真っ青な空がよく似合うトスカーナ地方のとある田舎町を舞台にしたとても陽気でハッピーな映画です。あまりにも分かりやすすぎる展開でトントン拍子に話がうまく運んでしまうのですが、ひょっとしたら自分にも明日は何かいいコトがあるかもしれない、そんなことを感じさせてくれる映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-01 23:06:33)
1776.  張り込み(1987)
ジョン・バダム監督に最も勢いがあった頃の作品ですね。そこにやっぱり本作でも上手い演技で楽しませてくれるリチャード・ドレイファスにブラット・パックの一員として80年代の青春映画の顔といっていい存在の一人だったエミリオ・エステベスという当時としてはかなり胸躍る組み合わせの映画。この二人の絶妙のコンビぶりが楽しく、観る者を飽きさせないストーリー展開に、刑事ものとしても、ラブコメとしても、サスペンスとしても、アクション映画としても楽しめる、色んなお楽しみがバランスよく時間内に配分されたジョン・バダムらしい良質の娯楽作です。
[映画館(字幕)] 7点(2009-11-01 14:27:22)
1777.  パイレーツ・ロック ネタバレ 
お世辞にも品のいい映画とは言えない。そして終盤までは政府の動きと放送局の動きがリンクすることが無く、それぞれが好き勝手にやっているといった印象が強い。では、不満だったのかと言われればそうではない。登場人物は多いし色々な人物がこの船と関わり、かなり個性的なキャラクター揃いなのですが、この船のリーダー、兄貴分、カリスマDJ、ちょっと気弱な奴に真面目系ニュース担当にちょっとワケありのROCKオタクおじさん等、それぞれの役割分担や個性のバランスも上手くいっていたと思う。更に皆が陽気でカラッとしていて、ベタなんですが命懸けでROCKを愛する気のいい連中揃いなので、品は無いものの観ていて実に気持ちがいい。そして何よりも洋楽好きにはやっぱり堪らない映画です。特に僕の大好きなナンバー、プロコル・ハルムの「青い影」をいい場面で使ってくれていたのが嬉しい。最後の“ザ・カウント”の「ロックンロ~ル!」とビル・ナイの最後のイカした姿のカッコ良さに鑑賞後の気分も実に爽快な作品でした。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-30 20:38:15)(良:1票)
1778.  ミュージック・オブ・ハート ネタバレ 
途中まではメリル演じるバイオリンの先生の私生活の問題と学校でのバイオリンの指導、この並行して進む2つの物語の軸がうまく機能していないように感じられました。しかしバイオリンのクラスが存続の危機に立たされて以降は先生の情熱が周りにいる人々の心を動かし、その支援の輪が少しずつ広がっていってカーネギーホールの感動的なラストを迎える終盤の展開には素直に感動しました。メリル演じる先生のちょっときつい人物像はあまり好きになれなかったですが、この先生役を通して人間が心の中に併せ持つ強さも弱さも見事に演じたメリルの演技力の凄さをあらためて実感する作品でもありました。
[DVD(字幕)] 6点(2009-10-29 22:13:21)(良:1票)
1779.  花嫁のパパ(1991) ネタバレ 
いいなあ。スティーブ・マーティン。いつもの彼お得意の個人技は控えめながらもやっぱりこの人を見ているだけで僕にとっては楽しめます。この人は顔芸というか、表情で見せる演技がとても上手い。今回は特に結婚式から披露宴にかけての娘を嫁に出すのが寂しくて仕方がない父の気持ちがその切ない表情にとても上手く表れていましたと思います。対照的にダイアン・キートンの笑顔が観ていてとてもすがすがしく、この二人、なかなか絵になる夫婦ぶりでしたね。ただ、作品としては無難に作られているもののコメディとしても、ドラマとしてもちょっと中途半端だった感は否めないところですが、主要キャストの好演もあり気持ちよく観ることができるし、まずまず楽しめる作品になっていると思います。
[DVD(字幕)] 5点(2009-10-29 00:00:08)
1780.  イントゥ・ザ・ワイルド ネタバレ 
この映画は観る者の今の状況によって大きく感じ方が変わる映画なのではないかと思いました。正直、主人公の青年の生き方に共感はできなかった。彼は人生から、自分の周りの環境から逃げていただけなのかもしれない。しかし少なくとも今の僕にはアラスカに向かう道中の彼の姿がすごくまぶしく映った。彼が終盤にアラスカに向かう直前に出会った老人に語った新しい何かを始める勇気、もう一度外に踏み出す勇気、思い切って生き方を変える勇気という言葉。彼の行動がこの言葉に当てはまっているかどうかは別にして、僕にとっては人生に対する勇気なんてことはすっかり忘れてしまって毎日を過ごしている自分に気付かされた映画でもありました。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-27 21:32:08)
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