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161.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
もうずいぶん前になるけど、どんなもんかと鑑賞し始めた。ビョークのアップに耐えられず1時間しないうちに観るのやめた。 映像の色もいやだった。 昨夜遅くに放送されていて、今更なんでこれを?と思いながら以前ほど拒否反応は出ないかもしれないと観てみた。  なんですかこれは? セルマの独りよがりには呆れてモノが言えない、隠しているのに手術が成功するその日まで隠し通すこともできない。 あれはいわゆる自慢話です、愚痴を聞かされ人の不幸話を聞かされた時に絶対言ってはいけないことです。 再審請求のための弁護費用を自分が工面するとか言って、手術費用をアテにする人、愛する人の窮地を何もすることなく傍観している人、まともな人間はいないのか?目が見えたって一生強盗殺人罪で死刑になった女の息子として生きていかなければいけない人。 デヴィッド・モースとピーター・ストーメアのキャスティングはワザととしか思えない。そして魔女狩りのような裁判、 アクション映画の格闘シーン並みのカット割りだらけのミュージカルシーンもイライラの理由のひとつです。舞台をアメリカにしたというところも監督の悪意を感じる。  自己中、無力すぎ、愚かな人間ばかりで問題提起もこれといってなく、ただただ愚かな人間たちを見せているだけで一番見せたいのが絞首刑の瞬間とはね。しかも死刑台に向かう所からしつこく、わめかせ泣かせ板に縛り付け、これでもかってほど引っ張った挙句、唐突に観客がよりショックを受けるようにしている。  悶々としながら出た結論は、病んでいる人がつくった映画だからしょうがないということです。 嫌な人間ばかりで、その中で目が見えない貧しい子持ち女を苛め抜いた映画です。評価のしようがありません。 この年のアカデミー賞授賞式での死にそうな白鳥のドレスを着たビョークにもびっくりしました。
[CS・衛星(字幕)] 0点(2021-05-04 14:03:07)
162.  アイネクライネナハトムジーク 《ネタバレ》 
原作があること自体知らないです、あくまでも映画を観た感想です。 群像劇は大好きです、ダラダラとしがちですしそれぞれがラストできれいに繋がるものもあればそうじゃないのもありますね。 本作は全体としては、「そうか!!」と感銘するようなテーマ、メッセージ性は弱いと思います。 でもキャストがいいです。ボクサーと試合のシーンについてはいろいろ突っ込みどころはあるものの群像劇にありがちな 登場人物それぞれにとりとめもなく愚痴を語らせていないのがいい。例え映画でも他人の愚痴を延々と聞かされるのはたまったもんじゃありません。 日常の中のありがちな出来事、偶然、幸福感、挫折感などを描きながら最後にはそれぞれきちんと前進して結論があるのよ。 これといった強烈なものはないけれど、私は最初から最後まで心地よく観られました。「小夜曲」によく合ってるんじゃないかと。 夜景の観えるレストランを予約してまで試みたプロポーズに期待とは違う反応の上、彼女は実家に帰ってしまう。 ひとりになった部屋、しょぼんとしながら食パンを袋から出してそのままかじり、グラスに注いだだけの牛乳という侘しさと寂しさを感じる朝ごはんの様子。 このシーンがいちばん印象に残っています、現実の三浦春馬のことと重なってしまったのかもしれません。 でも、それがなくてもこのシーンはたぶんいちばんズキンときただろうな。 セリフもなく短いシーンですが最も心情を表現していて秀逸だと感じました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-01 14:29:54)
163.  ヴァージン・スーサイズ 《ネタバレ》 
タイトルは知っていたけど、まさかこんな内容だったとは・・・ これが長編デビュー作とはね、ソフィア・コッポラは繊細で鋭い人だなと改めて思う。 生まれて物心がつくかつかないかの頃から父親は「ゴッドファーザー」の監督でおばさんはコニーでエイドリアンだ。 自身も洗礼式のシーンでコニーの子として出演してる。一般的とは程遠い少女時代だったのは想像がつきます。 「ロスト・イン・トランスレーション」では家族もいて割と裕福、でも言いようのない、説明しようのない寂しさ、虚無感を抱えた冷めた男女を描いていた。 私、かなりきちゃいましたこの映画に。オープニングが特に良かった。 いわゆる毒親に育てられた5人の少女たち。年子で5人、私には気が遠くなるような子育ての毎日だ。しかしこの母親は自分流のルールに従って5人を育てた。幼いうちはそれが可能でも思春期にでもなったら完全に不可能なんですけれど、この母親のような人は自分のルールから出ることを許さない、自分のペースを乱す事や変化を嫌うものだと。そして学校も休ませ家に閉じ込めるという暴挙に出た。でも彼女たちはそこから脱出する術を知らないのね、反抗できない人間になっていてそれはあの父親を見て育ったからかなと。その父親の人物像がとても細やかで秀逸だと思いました。 家族全員友人のいない一家、訪ねて来るのは教区の神父とTVリポーターだけで、近所の住民は遠巻きに眺め、興味本位の噂話に花を咲かせ、弔問に訪れることもない。 医者に助言され、とりあえずパーティなんですけど、なぜか地下室でぎこちなく全然楽しくないパーティだ、セシリアはこれで完全に絶望したのかもしれない。 語り手によれば、リズボン家にとって最初で最後のパーティらしい。娘が5人いるアメリカの家庭でバースデイパーティもしたことがないってだけで、どれだけ特異な家庭かがわかり、どこか冷めていて周りの人間に無関心な姉妹の様子も理解できる。  死を選んだことを否定する人はいると思うけど、毒親とは疎遠、絶縁する人も多いので子をなくすことには変わりはないと思います。 25年前の謎に満ちたブロンドの美しい姉妹たちの思い出が美化されているような語りで、姉妹と同年代の女の子には危険な作品となり得ると思います。これは今まさに幼い子を育てている親世代の人に向けた映画のように感じました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-04-29 13:18:44)(良:1票)
164.  ランダム・ハーツ 《ネタバレ》 
監督がシドニー・ポラックだったのね、おまけに出演もしてるんだ。 このタイトルから甘ったるい恋愛モノという感じがして、だけどハリソン・フォード?というミスマッチな印象できちんと観たことがなかったのです。  なんだか酷評が目につく本作ですが、私はそこまで酷いとは思わないな。ハリソン・フォードが愛憎絡むメロドラマにっていうのが期待と違い過ぎちゃって、これがリチャード・ギアとかならそれなりに納得できたかもしれませんね。  ダッチの執着、しつこさと今更知ってどうなる?という不快感違和感なんですが、クリスティン・スコット・トーマスの崩れそうになりながらも気丈に振る舞う様がとても美しくセクシーで「こういう場合のこういう女性に惹かれるっておおいにあるだろうな」と思わされるのです、素敵でした。 しかしチャンドラー氏はけしからん浮気男でしたね。奥さんがこれといって不満に思うこともないほど優しく逆らわない旦那というのはやはり他の女にもマメであるというのはよくあることじゃないかと。  これってどうよ?と感じたのは、ダッチを警察官にする必要があんまり感じられなかったことです、個人的なことのために身分を利用してるってとこしかなかったし。 ダブル不倫している男女のそれぞれの夫と妻の心情というのは見事に表現されていたと思います。 あと、1999年の作品ということで主演の二人以外に「あれ?」「おっ!」という俳優がワラワラいまして、そこがなかなか良かったです。チャンドラー家の娘役もなんとなく誰それの子役時代のように感じて検索したらルーニー・マーラの実姉だそうな。 古めの映画を観るのは意外な発見があるのがいい。ただ、この手の話に130分ていうのは長いです、そこがマイナスです。 でも今まで観た中で最高だと感じたクリスティン・スコット・トーマスにプラス1です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-27 14:55:00)
165.  トレンチコートの女 《ネタバレ》 
番組欄に「隠れた良作」という触れ込みでシャーロット・ランプリングですし、録画までしたんですけどね。 う~~ん、サスペンスらしさは冒頭の、車のトランクに入れられた瀕死の被害者が朝には雪の中の死体となって発見されるとこまででした。 ミシェル・セロー演じる刑事の無表情でぼそっと出る皮肉なセリフとか、掴みどころのないひょうひょうとした人物というのはなかなか良かったです、「プッ」と笑えます。ビル・マーレイと共通点があるような。 しかし、全体的にまとまりがないというか、思い付きのようなシーンが繋ぎ合わさっている感じでして、犯人を突き止める追い詰める緊張感も高まりもなく、何をどう観ればいいのか映画自体も掴みどころがよくわからず、やはりひょうひょうと終わってしまったのでした。 どうして「隠れた良作」になったのか・・・人によってはこういうの好きという人はいると思いますけどね。 シャーロット・ランプリングの脱ぎっぷりの良さは流石というところでしょうかね。なぜか本作では三白眼がやけに目立っていて魔性の女炸裂、エロさ全開でございました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2021-04-21 20:35:56)
166.  白い暴動 《ネタバレ》 
ザ・クラッシュ、セックスピストルズ、ジョー・ストラマー、シド・ヴィシャス。当時、高校生だった私にはこの言葉の響きだけでかっこよく物凄く惹かれたなあ。パンクファッションはやらなかったけど。 階級とか人種とかほとんど縁のない世間知らず、でも大人には反抗しまくっていたな。  私がよく知らないイギリスの側面を見たなという感想です。パンクムーブメントにそんな意味と効果があったのかと。 パンクの全てがそうだったわけではないでしょうが。 今さらなんですが「白い暴動」の歌詞の意味を知り、そのメッセージ性に心を打たれたような感じです。 ジョー・ストラマーは先天性の心臓疾患を抱えていたという。それを知るとますます見ただけ聞いただけでお気楽にカッコイイと言っていた自分がほんとに平和ボケの甘ったれだったなと。 確か「ロンドン・コーリング~」だったかな?ジョー・ストラマーのドキュメンタリーもあったと思う、観てみよかな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-20 13:39:39)
167.  デッド・ドント・ダイ 《ネタバレ》 
なんか物凄く評価に困る映画。 キャストがね、ワクワクするほど最高なんです。個人的な好みなんですがティルダ・スウィントン以外です(彼女はミア・ファローと同じく何がいいのかわからない女優さんのひとりです)  太ったキャロル・ケイン、眼鏡のクロエ・セヴィニー、ひと目で何か気になるルックスのダイナーのリリーは 「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のエヴァですよ、夜中にひとりで興奮してしまいました。 ビル・マーレイとアダム・ドライバーの存在、キャラクターが充分オフビート。ゾンビになってもだれかすぐわかるイギー・ポップとか俳優とキャラを眺めているのが楽しい楽しい。  ゾンビが何を意味するのかはなんとなくわかるんですが、それを大真面目に誰が見てもわかるような映画にしてないとこがジム・ジャームッシュなのかもね、しかしやはり当たりはずれの多い監督さんです。 台本とか言い出した時はびっくりしました、私としては宇宙船より意味不明な展開です。 他人に薦められるとは言えないという理由の点数です。  「パターソン」を録画してあったのに間違えて消してしまった、アマゾンプライムで見つけたのでそっちに期待します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-14 14:05:15)
168.  ファーナス/訣別の朝 《ネタバレ》 
いやまあ、よくこんだけ主役クラスの俳優が揃ったもんだとそれにまず感心してしまいました。 クリスチャン・ベールは端正な顔立ちの英国人俳優で貴族役なんかも似合うように思いますが、実際の役柄はクセがあるとか泥臭さのあるアウトローだったりと、すっかりアメリカの俳優という感じ。 ウディ・ハレルソンは実父がギャング?殺し屋?本人もいろいろと問題を起こしてきた人で、 先入観もあるのか、悪役じゃなくても「ヤバそうな人」という雰囲気が漂っているような。  映画の方なんですが、雰囲気はいいけどストーリー自体はそこまで面白いとは思わなかったです。時代は湾岸戦争後?イラク戦争後?みたいですが、あんな無法地帯がほんとに今もあるの?。。。でも「ウインド・リバー」のこともあるしね。 なんだろう、最近ではあんまり見ないタイプの映画だなと。アウトロー映画ですかね。 真っ先にショーン・ペン初監督作の「インディアン・ランナー」を思い出しました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-04-12 16:55:58)
169.  グリーン・デスティニー 《ネタバレ》 
美術、衣装、そしてワイヤーアクションはいいと思うんですよ、しかし話の内容がどうにもこうにもお粗末です。 ひと昔前の派手な銃撃戦がウリの香港ノワールみたいです。アン・リーなのにどういうことなんだと開いた口がふさがりません。 鼻っ柱の強いワガママお嬢さんにあっちもこっちも振り回されっぱなしで、いったい何がしたいのか全く共感できない。 そしてムーバイがあのように死ぬとかあり得ないんですけど。 敵役の碧眼狐もまったく魅力的じゃないし、ワケのわからないキャラです。 ムーバイの敵役ですよ?あんなんでいいの? 碧眼狐はあの人じゃなくて本物の碧眼狐がそのうち出てくるんじゃないかと思ってたんですけどね。 とにかく登場人物の立ち位置というものもよくわからないし、ストーリーの軸となるコレっていうものがないんですよ。 これはダメだわ、期待外れもいいとこでした。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2021-04-09 23:13:58)
170.  テッド・バンディ(2019) 《ネタバレ》 
シリアルキラーの語源にもなったということですが、テッド・バンディのことは知らなかったです。 アメリカは映画にもなる有名な犯罪者が次から次と出てくる。 そういう人物を扱っているわりには残虐な犯行シーンはなく、ハンサムで女にモテて、リズの連れ子のモリーを可愛がり、法廷では自分で自分を弁護できるくらい頭もいい。こういう部分がクローズアップされているのです。 個人的には割とネチっとして重さを感じる男なのですけど(サイコパスはたいていこうですね)愛されているという実感をたっぷり与えてくれるのが好きな女には願ったり叶ったりなんでしょう。 逮捕後にも関わらず、若い女性ファンが大勢出現したという。ウィキでご本人写真を見たんですけど、 ロバート・ダウニー・Jrとかグレッグ・キニアにどこか似てる感じですし、遠くから見てる分には魅力的だったんだろうなと。 バンディに関しては何か特別興味やそそられるものはないのですけど、リズ母娘はなぜ無事だったのか。ココが最も知りたいことなんですが、映画の中ではそれがわかるようなものがなかったですね。 ザック・エフロンの濃厚さが全開でハマってたと思います。 判事役でマルコヴィッチが出てきた時は「えっ?いきなりこんな大物が」て感じでいちばんびっくりしました。アメリカは裁判をテレビ中継する番組があるけど、それもこの事件からなのかな?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-04-09 15:57:09)
171.  ハッピー・デス・デイ 2U 《ネタバレ》 
続編て特にこういうジャンルの映画はガラリと変わったりすることがあって、それにがっかりさせられることがよくあると思うんですが、SFみたいになってはいるものの本当に続いてて、カーターの部屋で何度も目覚めるとこまでちゃんとあるのがなんかうれしい。 前作も今作も原因は色恋沙汰で、盲目のフランス人になって協力してくれたダニエルを選んじゃう。ソレはソレということで、カーターが絡めば情け容赦なし、女ってほんとにこういうとこあるんですよね。 主演のジェシカ・ロースは臆することなく全力で演じているというのが伝わって観ていて気持ちいいくらいです。 最後の最後まで目が離せない映画です、面白かった。 アジア系のライアン役の人は日系ではないようですが、どっかで見たことある誰かに似てるという感じで映画が終わるまで気になって仕方なかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-05 22:57:35)
172.  ハッピー・デス・デイ 《ネタバレ》 
コメディ色が強そうだから観てみました。 ハチャメチャかと思ってたけど、悟りとか教訓的なとこもあってかなりマトモじゃないですかね、コレ。 カーターを助けるためにもう一度、というところが良かったな。 観終わってみれば、カワイイ映画だななんて思ってしまいました。続編も観たいです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-01 13:17:10)(良:1票)
173.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 
飛行機が電車に変わっただけで先日観た「フライト・ゲーム」とよく似てますね。強引で無理がある、矛盾だらけってとこが。 でもこの手の映画はそれ言い出したらキリがないし、リーアム・ニーソンのチカラ技を楽しむのが正しい観方かもね。  これは発見したと思ったのは、チョイ役でフローレンス・ピューがいたことです。現在は当時に比べ知名度も高くなっているので、てっきりプリンは彼女だと思ってしまいました。オックスフォード生まれのイギリス人女優とはね、私的な印象としてはちょっと意外です。それとあの警部がサム・ニールだとは全くわかりませんでした、ここのキャスト情報見てびっくり。  この監督とのリーアム・ニーソン主演の作品は全部で4作品、なんだか知らない間に全部鑑賞済みに。 ちなみにこの中では「ラン・オールナイト」がいちばん好きです。 上手く言えないんですが、この監督は映画製作のセンスがすごくいいんじゃないかと、だからこんだけ突っ込みどころ満載なのに「ま、いいっか」て感じで観れてしまうのかな、なんてことを思いました。 いちばん最近の作品である本作、強引さもいちばんかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-22 13:56:49)
174.  複製された男
なんかよくわかりませんでしたが、この意味不明さがデヴィッド・リンチみたいだなと。 母親役でイザベラ・ロッセリーニが出てきた時にさらにリンチ感が強くなりました。 なんでもいいけど映像の色彩がイヤでした。せめて映像は美しくしてもらいたかったな。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2021-03-19 14:49:58)
175.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
ジョディ・フォスターの「フライトプラン」を思い出しました。 本作の方がハチャメチャだけど。でもなんだかよくわからない不思議な説得力がありまして、最後まで観れちゃうんです。やはりそこはリーアム・ニーソンの底力なんだろうなと思われます。  犯人の動機や目的もあんまりよくわからないし、突然機長が毒殺されたんですけれども、どこからどうやって毒が飛んできたのか最後までよくわからず、でも最終的に副パイロットの神業のような着陸がいちばんの見せ場みたいになるとか、その場その場で目立つ人がキチンといて、リーアム・ニーソンの独壇場にはなっていなくて、そこが良いのではないかと感じます。 女性協力者はCA役で出演のレディ・メアリーだけでよかったような気はします、神業副パイロットとデキてたのよね。ジュリアン・ムーアはいてもいなくてもどっちでもよかったような気はしました。でもこの二人の女を最初からなんかありそうに感じる表情とか行動にしてあるのよね。とにかく「国際線1年間無料」に笑った。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-19 14:31:52)
176.  シェイクスピアの庭 《ネタバレ》 
シェイクスピア俳優ケネス・ブラナーがついにシェイクスピア本人を演じる。 現役バリバリじゃなく晩年のシェイクスピアでして、ストラトフォード=アポン=エイヴォンの妻子のいる家に帰るわけです。 しかし、生活費だけ送って20年帰らなかったわけですから、諸手を挙げて帰郷を歓待されるはずもなく。 つまりシェイクスピアの家族問題、家族再生のはなしでした。  作品では人間のあらゆる喜怒哀楽、業とか心理描写に長けていたシェイクスピアも、自分と自分の家族となると 「誰が食わしてやったんだ」に「知らなかったのはお父さんだけ」状態、シェイクスピアならではということではなく、どの時代にも誰にでも当てはまるんじゃないかと思われることなんです。シェイクスピアをこういうテーマで描くケネス・ブラナーに感心してしまいました。  シェイクスピアに特に詳しくなくても戸惑うことなく観られる映画になっていると思います。 とにかく映像がいいんです、室内のろうそくの炎、構図にカメラワーク、陰影、風景、どこをとっても素晴らしい。 美しく芸術的な映像だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-17 14:26:54)(良:1票)
177.  ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 《ネタバレ》 
公開前、映画館に貼ってあるポスター見ただけで「この映画好き」と思いました。 そしてオープニング、屋敷の全景に番犬2匹が走り抜ける。クラシックな雰囲気でここだけで合格、期待値も上がる 室内も言うことなしで、どことなく70年代にあったサスペンスコメディみたいだなと。 「名探偵登場」とか「料理長(シェフ)殿ご用心」が思い出されそっちも無性に観たくなりました。  人物のファッションもヘアメイクもレトロ感ありで、俳優たちのキャラもバラエティに富んでいる。ドン・ジョンソンを久しぶりに見ました、年取ったら暑苦しさが上手い具合に抜けた感じでイイ年のとり方してるなと。 クリス・エヴァンスの髪型が、まるでカツラ被ってるみたいに見えたり。 探偵役のダニエル・クレイグの名前がブノワ・ブラン、なんかフランス産のフレッシュチーズの名前みたいで可笑しい。 もうこのシチュエーションだけで楽しめます。  真実が明かされた時は素直に「そうだったのか~」とスッキリしました。 「フッ」と意地悪な笑いを誘うようなラストもいい。ものすごく好みの映画です。  出てくるだけで「なんかあるぞ」「何企んでる?」と感じさせるクリストファー・プラマー、高齢になるほど映画の中の存在感が圧倒的になった人だと感じます。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-03-11 20:28:05)(良:1票)
178.  9人の翻訳家 囚われたベストセラー 《ネタバレ》 
「ダ・ヴィンチ・コード」あのシリーズの翻訳が本当に隔離されて行われたということにヒントを得た作品らしい。 地下シェルターに翻訳家たちが集められ、厳重な監視の元にも関わらず原稿が流出する。犯人は9人の翻訳家の中にいる・・・舞台はヨーロッパ。こうくればめちゃくちゃ期待してしまいます。 最初の警察らしい場所での面会シーンも、これでもかってくらい意味ありげな様相でして、どんでん返しがあるのかもと増々期待。  んー、まずですね翻訳家は9人もいるのにその9人があまり有効に使われていないのがいちばん気になりました。 それぞれの人物像が上手くないと思う。ギリシャ人だけはよくわかったけど。 小説家志望の3人子持ちデンマーク人のアレはあんまり意味を感じません。 キャラ設定を省いてもいいくらいのプロットや演出があるわけでもなく、観る前の期待ほどではなかったです。 オープニングクレジットで燃えるシーンはやめた方がいいと思った、早い段階でどこが燃えてたのかわかっちゃう。 あっと驚かされるものが足りないのが不満でした。つまらないとか退屈ではないです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-09 13:09:34)
179.  しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス 《ネタバレ》 
いいわーこの映画。 世間の片隅でひっそりと生きてきた二人の絆が徐々に固く結ばれていく、その成り行きの描き方がなんとも良いのです。 荷車を押すエヴェレットに必死でついていく感じのモードなんですが、いつしか荷車に乗せてもらい、それを押すエヴェレット。何回となく出て来るこの荷車のシーンがものすごく良くて、ウルっと泣けてくる。  サリー・ホーキンスはウディ・アレンの「ブルージャスミン」の妹役からメキメキと目立ち始めたように思います。モード・ルイス役はアタリ役ですね。そしてイーサン・ホーク、もうほんとにいい俳優だなぁ。この二人が素晴らしい。 モード・ルイスのタッチに似たイラストのカレンダーを選ぶことが多いので、「あーこの人の影響を受けてるイラストレーターって結構多いのかなあ」なんてことも思いました。 叙情的でじんわりと優しさとか暖かさが伝わるような映画でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-02-20 18:24:13)(良:1票)
180.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 
ここでのレビューも途切れることがなく、なかなかの高評価。初めて観たんですが納得してしまいました。 まずこれってキアヌの「スピード」の元ネタですよね、それがわかっただけでも私としては大収穫だわ。 1975年といったら、「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」といったパニック映画が日本でも大ヒットしたあとですよね、本作もオールスターキャストのパニックものとしても、人間ドラマとしての部分も負けず劣らず素晴らしい。密室となる場所が日本が誇る世界一の(私はそう思ってる)高速鉄道「新幹線」ていうのもいいわね。 ただ、爆弾処理には突っ込みたくなるし、乗客の様々なキャラ、設定も後半はほとんど触れずになってしまったんですけれども、コレお宝映画だと思いました。邦画のパニック映画としては最高の出来なんじゃないかしら。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2021-02-15 17:13:30)(良:1票)
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