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コメント数 1963
性別 男性

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161.  殺陣師段平(1962)
中村鴈次郎の存在感が凄い。ここまで頑固で殺陣に対するこだわりを持ち続けるその執念深さを圧倒的な存在感ある演技力で見せる。上手い。本当に上手い。頑固親父であり、それでいて、ちょっした愛嬌も感じられる。市川雷蔵のあの眼鏡姿も結構、似合っている。マキノ雅弘監督のオリジナル版よりもこのリメイク版の方が面白く見られた。話そのものはしんみりしすぎているのが気にもなるけど、中村鴈次郎演じる段平を影で支える良き妻、田中絹代に山茶花究、浪花千栄子と上手い役者が脇を固めることで面白く見ることが出来た。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-12-22 21:17:19)
162.  許されざる者(1960)
オードリー・ヘプバーンに西部劇というのは珍しい。ここまで汚れ役なオードリーを私は知らないし、初めて見た。作品全体とてしの印象はそんなにはつまらなくはないし、そこそこ楽しめたので一応、6点ぐらいは付けても良い。しかし、やはりオードリー・ヘプバーンには西部劇は合わない。彼女の魅力が西部劇では殺されてしまう。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-12-20 21:21:06)
163.  さらば友よ 《ネタバレ》 
ストーリー的にはかなり強引な感じがしなくもないが、それを補うだけのものがこの映画にはある。なんてたって、二人の男、二枚目でクールで冷酷で、それでいて女に対してやたらと弱いというちょっと情けない男を演じてこれほどハマル俳優はいないアラン・ドロン、そして、アラン・ドロンとは全くもって正反対な男、三枚目でありながらもクールを気取り、しかし、やたら渋くてかっこ良く、これぞ男だと思わせるチャールズ・ブロンソンというこの配役こそがこの映画を単なる友情ものでない作品にしていると言って言いぐらい二人がとにかくかっこ良すぎてたまらん。ラストのあの警官達に捕まって去っていくチャールズ・ブロンソンに何も言わずに煙草に火を付けてあげるアラン・ドロンの男気、かっこ良さ、言葉になんて出さなくても伝わる男と男の友情!アラン・ドロンの友情に答え「イエーイ」と一言だけ残して去っていくチャールズ・ブロンソンのかっこ良さ、かっこ良い男とはこの映画の二人のことを言うのであるぞと世の女達に教えてやりたくなる作品である。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-12-13 11:35:17)
164.  マイ・フェア・レディ
オードリー・ヘプバーンってミュージカルよりもコメディの方が私は似合う気がする。作品全体に漂う優雅さと汚れてもやはりオードリー・ヘプバーンは相変わらず美しいと感じさせてしまう所がこの映画の魅力である気がしなくもないが、やはり長い。もっと短くても十分に楽しめるだけの作品にするだけの力をこの監督の才能からすれば、出来たはずです。オードリーの優雅さと、美しい音楽の力によって、それなりに楽しむことは出来るけど、一度で良いかなあ!もう一度、見たいという気にはなれない。
[DVD(字幕)] 6点(2009-11-30 22:15:45)
165.  黄色いロールスロイス 《ネタバレ》 
タイトルにもある黄色いロールスロイスに乗る三人の女、それぞれに色々と問題が生じるといったような三つのお話からなるオムニバス映画である。一番最初のジャンヌ・モローが出てくる話はそれほど面白くない。折角の競馬のシーンもそれがいまひとつ生かされていない。盛り上がらない不満だけが残って仕方ない。でもって続く第2話、これは元みかんさんや梅桃さんとお二人の女性がシャーリー・マクレーンが可愛くてたまらないというのも解る。男の私から見てもありゃ、可愛いと思う。あれだけしつこく写真ばかり撮るのを迫る。しかも、どうしてか?右の横顔ばかり撮りたがるアラン・ドロンに対して見せる表情や台詞などがこれは男も女も関係無しに彼女がとても可愛い女にしか感じないであろうというぐらいである。そして、最後の三つ目の話はこれもまたイングリッド・バーグマンが良い。あのダヴッチなる男を車(勿論、黄色いロールスロイス)のトランクの中に入れてユーゴスラビア国王へ会いに行くとか、大使館を訪れるとか、トランクから出されたダヴッチが美しい風景を見て、酔いしれたとか何とか言いながらいきなりイングリッド・バーグマンにキスするのを見て、何が美しい風景に酔いしれただよ?て突っ込み入れてしまいました。イングリッド・バーグマンはバーグマンで眼の前で戦争始まってるのにレストランの食事を楽しむ余裕や負傷した子供を救い出す姿は女としてのというよりも彼女も一人の母としての姿に思わず感動してしまったし、乱暴な車の運転も愛嬌があって良い。話そのものはどれもこれも特別目新しさを感じないけど、華やかな出演者と作品全体の雰囲気が何となく心地良くて楽しめた。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-11-30 21:29:46)
166.  暗くなるまでこの恋を 《ネタバレ》 
カトリーヌ・ドヌーブ萌え~みたいな映画である。フランソワ・トリュフォー監督のカトリーヌ・ドヌーブの映し方がとにかく物凄くエロイ!ベッドに横たわり、ジャン=ポール・ベルモンドを挑発するように誘い込むシーンなんて特にエロイです。サスペンス映画としての緊張感という意味でそれほどのものを感じられないという大きな不満が残る中にあってのカトリーヌ・ドヌーブのいやらしさと美しさ、そりゃあねえ!車を運転していたら上半身裸でおっぱい丸見えのカトリーヌ・ドヌーブのように美しい女性と遭遇してしまったら運転に集中出来ずに事故るのも解るよ!とにかくそんなにも面白い映画ではないが、カトリーヌ・ドヌーブを眺めているだけで見て損はないと言える作品です。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-29 11:25:35)
167.  酒とバラの日々 《ネタバレ》 
酒を飲むという行為は一体、人間をどれだけおかしくすることか!この映画のジャック・レモンとリー・レミックの二人を見ているだけでも怖い。酒の恐ろしさ、それをこのモノクロの映像が余計にそう思わせるだけの凄みがある。アルコール中毒に溺れている夫を愛するが故に自分も同じく酒を飲み、アルコール中毒となる妻の苦悩、愛すれば愛するほどにどんどんおかしくなっていく妻の女としての苦しみは男よりも女の方がよく解るであろう!愛する夫の為に自らもアルコール中毒患者となってしまうというのは何とも皮肉であり、惨酷である。夫の方は何とか立ち直ろうとしても妻はそれが出来なくて、愛する夫と同じく愛する娘を置いて去っていく。これもまた何とも悲しくてやりきれない。妻が消えて行くのを部屋の窓から見つめるジャック・レモンの表情には自分が何も出来なかった。妻を助けられなかった男のだらしなさを象徴しているようである。それにしてもビニールハウスの中で酒を探して暴れまくるジャック・レモンの凄い演技は演技というよりも本物のアルコール中毒患者のようで凄く怖かった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-11-28 21:08:17)
168.  博奕打ち 総長賭博 《ネタバレ》 
これは本当に凄い。今まで見てきた任侠映画の中でも文句なしの最高傑作!これを超える任侠映画はない。二度と作られることはないであろう!とにかく全てにおいて完璧である。この映画は任侠映画ではあるけど、単なる任侠ものではない任侠映画の枠を超えた素晴らしい人間ドラマだ!やくざ社会に生きる男と男を影で支える女の哀しくも切ないドラマである。今まで幾つもの任侠映画を見てきたが、任侠映画を見てここまで泣いたのは初めてです。鶴田浩二と若山冨三郎の兄弟の杯を交わした二人が跡目問題で悩み、苦しみ、挙句の果ては鶴田浩二が弟分である若山冨三郎を自らの手で葬るという悲劇、これは悲劇を置いて他には考えられない。中井(鶴田浩二)の苦悩、松田(若山冨三郎)の兄と慕う中井に対する気持ち、兄貴分である中井にだけは解って欲しい(欲しかった)その哀しさと二代目としての責任を全うし、自分が良いように利用されても最後までその責任を貫いた上に殺される石戸(名和宏)の苦しみ、そして、誰も書かれてないのは何故?何故みんな音吉のことを書かないんですか?男の私としてはあの音吉に思い切り感情移入させられてしまった。雨の中、鶴田浩二に向って土下座する音吉、中井と松田の二人の仲を何とかしようとする音吉、そんな音吉が身体を張って中井に殺される場面、「これで俺も姉さんの所に行ける」というあの台詞に込められたその思い、音吉の男としての苦しみも私にはどうしようもなく泣けてばかった。そうそう、男社会の中にあって哀しくも自らの手で命を絶った女を演じてみせた桜町弘子のことも忘れてはならない。桜町弘子のつや子姉さんのことを思うとこれまた泣けてくる。この映画は最初にも書いたように単なる任侠映画ではない人としての生き様、男と男、男と女、様々な葛藤、苦しみを格調高く美しく描いてみせた素晴らしい人間ドラマだ!文句なし満点!
[DVD(邦画)] 10点(2009-11-22 18:09:52)(良:2票)
169.  がちょうのおやじ
がちょうのおやじとはこれまたタイトルからして可笑しな感じで、可笑しいと言えばケイリー・グラント、無人島に放り込まれようが、マイペースを崩さない。相変わらずコミカルな演技で楽しませてくれる。ただ、ケイリー・クラントは面白いけど、映画そのものの面白さという意味においては、それなりに楽しめる程度で、タイトル負けしている印象!いや、待てよ?このタイトルからして、既に変だし、もっと良い放題にすれば観る人も増えるのではなだろうか?ということで、それにしてもケイリー・グラントってどんなジャンルの映画でも自分を崩さないいう意味で凄い俳優だなあ!
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-18 21:33:07)
170.  四つの恋の物語(1965) 《ネタバレ》 
吉永小百合、和泉雅子、十朱幸代、芦川いづみとビデオのシールにも書かれてるけど、納得出来ない。どう考えてもこれはおかしい。絶対に変だ!この作品は芦川いづみと和泉雅子の二人のものだ!四人の姉妹の中で芦川いづみと和泉雅子の二人が抜群に良い。芦川いづみがママさんなら毎日でも通う。芦川いづみはやはりいつ見ても良い。そしてびっくりするぐらい和泉雅子が良い。こんな可愛くて健気な和泉雅子となら競馬場に行くのも楽しいだろうし、負けても良いとさえ本気で思えてしまう。あとの二人に関してはまずは吉永小百合、やはり苦手だ。苦手なものはどうしようもなく、これだけは変えられない。十朱幸代もあまり好きではない。吉永小百合ほどではないが苦手な女優の一人でもあり、ここでも芦川いづみと和泉雅子に比べて陰が薄い。芦川いづみと和泉雅子の二人のやりとり演技に父親役の笠智衆の寅さんシリーズの御前様みたいな感じが良い。大した話でもないがこの三人が良いから見てられるけど、そうじゃなきゃ多分見てない。芦川いづみがいるといないでは大違いである。
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-11-17 23:06:48)
171.  あなただけ今晩は
改めて書き直す。ビリー・ワイルダー監督とジャック・レモンにシャーリー・マクレーンといった「アパートの鍵貸します」のコンビによるドタバタコメディ!やや強引すぎる展開といくらなんでも、それゃあ、バレるやろ!と突っ込みの一つも入れたくなるような展開なのだが、面白い上に個人的には「アパートの鍵貸します」より好きかもしれない。いや、初めて見た時も面白かったけど、二度目、三度目と見ているうちにどんどん好きになっていく。この映画のジャック・レモンの変そうぶりがとにかく面白い。笑えて笑えて、とにかく好きです。私にとってはジャック・レモンの面白さもこっちの作品の方が同じシャーリー・マクレーンとのコンビでも「アパートの鍵貸します」よりも笑えるし、そういう意味でも私にとっての傑作である。
[DVD(字幕)] 9点(2009-11-08 22:49:49)
172.  フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ 《ネタバレ》 
困ったぞ!さっきお隣さんから頂いたタコ料理を今夜のおかずにと思ってたのだが、冒頭の船のシーンのあのタコの足に食いつかれるようにして男が襲われるシーンを観てしまったものだからタコを食べることが出来ないでいる。しばらくはタコなど食べれそうにない。それはさておき、怖い。とにかく怖い。海から出てくるガイラが羽田空港で逃げ惑う人々の前に姿を表すところからして怖いのに、暴れだして人を食う。凄い。怖い。顔付きも物凄く不気味、そして、もう一つの怪獣、サンダもサンダで怖い。そんなサンダが女を自分の手のひらに乗せるのを見て、何だか「キングコング」を思わせる。もしかして?この映画は「キングコング」を参考にして作られたのか?特撮シーンの凄い迫力、昨今の映画のように物凄いCGなんてなくても伝わるリアルさとテンポに映像の持つ力によって見せる。これが映画の力だと言わんばかりの凄い迫力で迫ってくる。ただ話としての面白さやサンダとガイラの兄弟対決的な要素に関してと水野久美のアケミとスチュワート博士とのやりとりがそれまでの緊張感ある中でやや弱いのが気にもなる。そういう欠点も多くはないが、怪獣映画として観れば少なくとも平成に入ってからの「ゴジラ」シリーズよりは全ての面でよく出来てはいるし、面白いことだけは間違いない。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-11-04 20:26:57)
173.  けんかえれじい
喧嘩にあけくれ、好きな女が出来てもそれを上手く伝えられない男の悲しさ、空しさを何かで発奮するしかないのが男であるというようなそんな感じの作品です。作品のテンポも良い。下ネタもけして下品にはならないで楽しませる工夫がされていて、見ていて不愉快な気持ちには全くならない。喧嘩のシーンの漲るパワー、躍動感など感じられるし、それでも物足りないのは何故か?ラストもえっ?て感じの中途半端な気がして物足りない。
[DVD(邦画)] 6点(2009-11-01 14:09:49)
174.  侠骨一代
こんなメソメソしている健さんも良いねえ!やたら気取っている奴よりはこういう健さんのような男の方が私は好きだ。既にぐるぐるさんが書かれているようにここでの健さんはとにかく最初から何か様子が違う。この作品、任侠映画なんだけど、どちらかというとメロドラマ的要素が強くて、そんなメロドラマを撮らせてもマキノ雅弘監督は上手い。そして、ここでもまた健さん同様、藤純子が良い。あの何とも色っぽい牛乳の飲み方といったらない。健さんと藤純子、マキノ映画におけるこの二人はやはりどれを見ても安心して見ていられる。まあ、ある意味安定しきっているので、物足りないと思う人もいるかもしれないけど、私にはこの安定感、安心感が好きである。勿論、任侠映画としてのお決まりのシーン、殴り込みシーンも迫力十分!マキノ雅弘監督に高倉健主演にヒロインに藤純子、外れるはずがありません。
[ビデオ(邦画)] 8点(2009-10-20 21:57:28)
175.  喜劇 団体列車
渥美清主演によるこの列車ものシリーズの第二弾も前回同様、列車内でのドダバタあり、渥美清が惚れるマドンナ的な佐久間良子、これを見てもやはり佐久間良子がどうして寅さんのマドンナになってないのかというちょっした疑問が残る。話そのものはこのシリーズならではの展開で、良い意味で安心感があり、悪く言えば喜劇として見ると寅さんシリーズのようにはじけるパワーに欠ける。それでも渥美清はかなりパワフルでここでも面白いので渥美清を見て楽しむにはもってこいの作品にはなっている。ところで何だかこのキャスティングを見るとどうしても寅さんを思い浮かべてしまう。
[DVD(邦画)] 6点(2009-10-18 12:47:40)
176.  獣の戯れ
若尾文子の美しくも怖い女の凄さがここでも見られる。それはそれで良いのだけど、物足りない。若尾文子は文句なく美しい。それなのにどうしてだ?増村映画や川島映画などで見られる若尾文子映画のようなもの、上手く言えないのだが何か物足りない。若尾文子の相手の男が原因なのか?いや、それだけではないはずだ。若尾文子が文句なく良いだけにそれを上手く生かしきれていないような感じのする作品って気がする。中年の夫に夫を嫉妬する若い男、そして、ここでもやたら「奥さん」「奥さん」て言われる若尾文子という三角関係、この手の作品で若尾文子主演なら監督の演出一つで絶対に傑作になるはずなのに、何故だ?やはり監督の力量の差なのか?それとも脚本の問題なのか?色んな意味で折角の面白い題材なのに、勿体無い。だからってつまらないわけではないし、まずまず楽しめる作品にはなっている。これ、主演が若尾文子でなかったらもっと低い点数になっているであろう!
[DVD(邦画)] 6点(2009-10-17 22:44:41)(良:1票)
177.  ホラ吹き太閤記
冒頭のナレーションと劇中に流れるナレーションがテレビドラマ「西遊記」個人的に西遊記と言えば堺正章、夏目雅子、西田敏行(左とん平)、岸辺シローです。それ以外は認めたくない。の人の声と同じ気がする。まあ、それはさておき、クレージーキャッツの作品はどれもこれも奮起が同じで軽い感じのノリが特徴で、この作品にしてもそんな感じのノリの軽さが見られる。後の秀吉になるべく男をここでもまたいつもの調子で軽く、明るく、楽しそうに演じている植木等、この人のこういう楽しそうな演技を観ているだけでも観る価値十分の作品で、内容はまあ、タイトルからして観る前に予想できる話なのでそれほど新鮮味もないが、植木等を観るという意味において、また、いかにも昭和的な喜劇を楽しむ。そういう作品という意味で考えるとこれもまた単純に楽しめる作品である。
[DVD(邦画)] 7点(2009-09-27 12:28:41)
178.  ハスラー
男の世界、正にそんな感じの映画!勝負にかける男の生き様、勝負の世界における男の厳しさ、そういう人物を演じさせるとポール・ニューマンというこの俳優の右に出る者はいないのではないだろうか!画面全体のモノクロの映像美と流れるジャズの音楽がこの男の世界にピタリと合っていて、雰囲気は良いけれど何か物足りない。役者の演技で見せる映画というそんな映画だと思いました。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-22 17:19:53)
179.  喜劇 急行列車 《ネタバレ》 
寅さん以外の渥美清主演作品で前から見たかった作品の一つで、大原麗子さんの死という悲しきニュースから1ヶ月以上が経ち、大原麗子さんを偲ぶという意味で借りてきたけど、いや~可愛い。可愛すぎるよ。可愛いと言えば渥美清、この人もやはり可愛いねえ!人間味溢れる人柄がここでもよく現れている。喜劇とある割には寅さんシリーズほどは笑えないし、何か物足りなさも残る。マドンナ役の佐久間良子との絡みもあと、一歩足りない。そんなマドンナに対する思いを列車内で語る場面、マイクのスイッチを消し忘れたまま、それに気付かずにいる所と、夢のシーンはまるで寅さんみたいで笑える。ところで、これ東映作品だけど、やはりどう考えても後の寅さんシリーズにも出ていた俳優が多かったりと、松竹作品ぽい。喜劇にしてはしんみりしすぎているし、同じしんみりでも寅さんシリーズのような見終わった後の感動も薄いが、旅行している気分になれる作品という意味では見て損はしなかった。
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-09-20 10:54:48)
180.  網走番外地 南国の対決 《ネタバレ》 
凄いタイトルだ!タイトルに網走とあるのに、なんで南国?このタイトルが一番、可笑しい。タイトルで笑わせて中身は意外としんみりしている。一人の少年と母親の再会というロードムービー的要素を絡めたり、その再会シーンでの健さん、真面目な顔して笑える台詞を放つ。三原葉子のあのけばい母に対し、逃げる息子、流石イチローだけあって足は速い。そして、健さん、逃げられたまま何も出来ないでいる母に対して、「でももストライキもねえよ」だっけ?あまりにも真面目な顔して言うもんだから笑ってしまう。作品全体の作りとしてはもう、滅茶苦茶で、結局のところ、最後まで網走なんて回想シーンに出てくるきりでほとんど出てこないし、対決シーンもあまりにもあっけなく勝負が済んでしまって物足りないし、まあ、そんな中、高倉健というこの俳優のかっこ良さ、やっぱり健さんにはピストルなんて似合いません。健さんが敵に乗り込む時の姿などどこか「昭和残侠伝」シリーズの花田秀次郎みたいでかっこ良く、他の男達がみんな、弱くて情けなく感じてしまう。(健さん以外で唯一かっこ良かったのがアラカンこと嵐寛寿郎)そうそう、この作品でも大原麗子、可愛いし、なんですか?あの胸をやたらと強調した服装は?思わず眼がそっちに行ってしまいました。ごめんさない。
[DVD(邦画)] 6点(2009-09-16 20:08:41)
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