1. ライフ・イズ・ビューティフル
ラスト、ジョズエが戦車の上から母親を見つけるところで泣いてしまった。映画館で泣いたのは初めてのこと。前半のドリフ式笑いが後半ボディブローの如く効いてくるんだもんなぁ・・・。笑い転げて泣かされて、ロベルト・ベニーニの計算通りになったのは口惜しいが、泣かずにはおれんかった。映画ってほんまにエエなあと、観終わってからしみじみ思えた。 10点(2003-11-10 22:30:16) |
2. 裸の銃を持つ男
テレビで観たのに、笑いすぎて死にそうになった。レスリー・ニールセンは現代アメリカ最高のコメディアン決定。笑いのみを追求した結果、それ以外の全てを殺ぎ落とし孤高の地位を占めるにいたった名作。 10点(2003-10-29 21:03:50) |
3. ヴィンセント
はじめから終わりまでどの瞬間も最高。少年の持つ闇への憧れと恐怖が見事な白昼夢のかたちをとって描かれ、ティム・バートンのエッセンスがすべて詰まっている。デビュー作としてこの7分間に勝るものはない。Nevermore! 10点(2001-09-30 14:23:32) |
4. ジーザス・クライスト・スーパースター
ジーザスを神の子ではなくただの人間として描いているところが好きです。悩み傷つき神を疑い、そして神のために死ぬ。ユダもまた同じ。それらを見事に描き上げた、今から見ると思わず引いてしまうほどの70年代パワーにただ脱帽するのみ。 10点(2001-09-16 16:57:34) |
5. 2001年宇宙の旅
正真正銘のとてつもない映画。どうしようもなく不安を掻き立てる音楽(人声?)に五体を座席に磔にされ、映像で串刺しにされた気分。おまけにボーマン船長が鏡を見るシーンで地震が起きたもんだから場内ビビリまくり。こんな体験は生涯2度とないでしょう。ストーリーに関しては、アーサー・C・クラークの小説読んでから観たので十分理解できました。 10点(2001-08-25 23:12:02) |
6. 初恋のきた道
ラストの1時間だけ授業をする場面あたりからもう涙、涙で・・・。あの朗読は本当にいい。40年間聞き飽きなかったという台詞に素直に共感できます。眼鏡外して涙をぬぐうのに忙しくてエンドクレジットがよく読めませんでした。 10点(2001-02-04 20:50:10) |
7. ニュー・シネマ・パラダイス
駅での別れのシーンのアルフレードの言葉が、忘れられません。社会に出る前にこの映画に出会えて本当に良かった。 10点(2001-01-12 12:21:02) |
8. 紅の豚
空賊の連中がいい。全てを補って余りある。ある種の男の生き方は、つまりこの映画の通りになる。ので、宮崎作品の中では一番好きだ。人生の何処かで豚のような台詞が言ってみたい。憧れるとは、こういうことだろうか。 10点(2000-09-08 11:53:13) |
9. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
永久不動の1位。これ以上に好きな映画は、ありません。お化けの夢、お化けの哀しみ、お化けの愛!ああ、なんて素晴らしい。今度生まれてくる時はお化けになりたい。デザインはティム・バートンで。(以前の私の投稿で不快な思いをされた方がおられた事を深く反省し、お詫びします。申し訳ありませんでした) 10点(2000-07-11 11:43:07)(良:1票) |
10. タイタンの戦い(1981)
やはりハリーハウゼンはいい。ダイナメーション部分ではどうしても鼻息が荒くなる。目が血走る。話が頭に入ってこないほど興奮する。もう、最高。モー帝国、最ッッ高ォォォ! 9点(2003-11-12 21:18:24) |
11. 美女と野獣(1991)
キャラクター、音楽、ストーリー三拍子揃った名作。まだCGとセル画の馴染みが良くないけれど、この映像の美しさは正に圧倒的。家具やら小物になった脇役たちの一人一人がそれぞれの特徴を生かした演技をしているのが嬉しい。最後で元に戻ったら、割と普通だったのがちと拍子抜けだったけどね。 9点(2003-11-10 22:13:51) |
12. フランケンウィニー(1984)
ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの前座として上映されていた小粋な白黒作品。結構古いけど、バートンテイスト満載で楽しい。細かい笑いをとる工夫がされていて、見飽きるということがない。欲を言えば、最後は悲劇で締めてほしかったなあ。 9点(2003-11-08 12:56:49) |
13. ウェイクアップ!ネッド
コメディとしては、ほぼ完全無欠と言ってもいいのではないかと思える面白さ。裸でバイクに跨るバカシーンから、感動的な葬式まで見所は尽きない。ラストシーンの空撮が特に好き。同時に流れる歌も映画の内容を凝縮していて好印象。 9点(2003-10-29 20:36:33) |
14. ノートルダムの鐘
新ディズニーの最高傑作にして最後の輝き。この年を最後にディズニーは恐ろしい勢いで衰退した。その記念碑。やはり、蝋燭は消える前が最も明るいのである。カジモドのデザインは劇中で何度も「醜い」と言われるが、決して醜怪ではなく親しみを感じられる秀逸な出来栄え。ラストで少女が彼の顔を撫でるシーンは感涙寸前。そして、何と言ってもフロローである。この映画での最大の見物は彼のソロシーン。フロローの葛藤。彼が紋切り型の悪党ではなく人間であることを見事に表現していると思う。エズメラルダ、フィーバス、狂言回しのクロパンなど主役から脇役に到るまで穴はない。唯一の欠点はガーゴイル。あいつらは要らぬ。1点マイナスはそこ。 9点(2003-10-26 16:57:22) |
15. ラヂオの時間
♪わ~らった~わ~らった~ ♪せ~んせにゆ~たろ~ ♪ゆ~たろゆ~たろ~ ♪せ~んせ~にゆ~た~ろ~ 9点(2003-10-26 16:21:07) |
16. エド・ウッド
映画への愛をぶちまけているだけではなく、己の進む道についてもこれ以上なく熱く語りきっている作品。ジョニー・ディップ演じるエドの瞳はいつも“夢”だけを見つめていますね。それが破滅につながっていようとも、過程でなんと言われようとも、愛する映画と共に歩んでいく。その道に彼は殉じたのだと思います。見習いたい。 9点(2003-10-25 22:23:10) |
17. ぼくの好きな先生
いいですね、素敵ですね、みんな。難しいことは考えずに(本当は少し考えた方がいいのだけど)、観ましょう。楽しいです。 9点(2003-10-13 16:15:09) |
18. バットマン リターンズ
悪くて醜くて素敵な悪役、ペンギン。ラスト近くで開き直った彼の「俺は人間じゃない!」という叫びは心に刺さる。哀しい、哀しいぞペンギン!彼の計画は是非成功して欲しかった。悪くて美しくて素敵な悪役、キャットウーマン。鞭で縄跳び。「ミャーオ」ドカーン!部屋中引っ掻き回して衣装作るのも、実にブチ切れてていい。この二人に尽きるので、バットマンについては省略。 9点(2003-10-08 21:58:17) |
19. サウンド・オブ・ミュージック
「なんでオーストリアに潜水艦乗りがおるん?」とゆう質問に父が素早く答えてくれたのが、ファーストコンタクトにおける最大の印象(の割には答え忘れたけど・・・)。今ではラストシーンが一番好きです。風雲児たちでもパロってましたねー、高山彦九郎が。 9点(2003-10-07 21:59:02) |
20. 愛してる、愛してない...(2002)
掛け値なしに面白い!しかし、「アメリ」を観てない人には面白さ半減かもしれません。前半のアンジェリクの可憐さはまさにオドレイ・トトゥの真骨頂ですし、後半の“ブチ切れ電波系妄想”も「アメリ」で見せた空想癖を土台にしているためか、やたらとリアリティがあります。こんな人いないだろうけど、いそうで怖い。観せ方が抜群に上手いので、同じ事象を視点を変えて2度描いているのに少しもくどくありません。むしろ、2度目の展開の方が観客を惹きこんでいくのではないでしょうか。「アメリ」とオドレイ・トトゥのファンなら必見です。「いい妄想」と「悪い妄想」の比較が出来て楽しいはず。 9点(2003-06-06 21:40:18) |