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1.  宮廷料理人ヴァテール
饗宴に集う王侯貴族の織りなす豊かな色彩に目を奪われた後、前人未到の超豪華アトラクションを目にしては、あいた口がふさがらない。初日の「飛び出す絵本・オリエンタルガーデン風」で、CGに見飽きた目に新鮮な驚きを与え、2日目の「空飛ぶオペラ歌手・花火添え」では、花火が引火しやしないかと手に汗を握った。氷の彫刻の残骸をバックに、「祭典の奴隷だった」という彼の言葉は悲しいが、ベルサイユへの転職を果していても、愛欲と陰謀の渦巻く世界で、同じ運命が待ち受けていたに違いない。
6点(2004-04-22 15:48:39)
2.  リトル・ダンサー
ビリーの晴れの舞台にバレエ教師の姿が見えないところに、イギリスの階級社会を垣間見た気がした。ビリーの父親に「ロンドンへの旅費ならば私が出す」といとも簡単に言ってみせたバレエ教師は、典型的な中流階級のスノッブである。彼女は「息子を飲んだくれの炭坑労働者にしたいのか」と極めて本質をついた発言をビリーの面前でしているが、家族を傷つけられたビリーの反動は、その後の爆発したようなダンスや、ロンドンに発つ直前になって彼女に報告に行くことからもよくわかる。彼の家庭は、壊したピアノで暖をとるほど困窮した労働階級であっても、家族の絆は強く、娘が両親の性生活を暴露するような醒めた中流階級の家庭とは、根本的に違うのだ。階級の差が癒しがたい心の溝までも生むことに、小さな棘のような痛みを味わった。
8点(2004-04-05 20:27:32)(良:1票)
3.  戦場のピアニスト
戦争(ナチス)という巨大な悪の前では、人は誰しも卑小で無力な存在であることを、この映画で改めて思い知らされた。ホロコーストを生き残った人たちは、「いい人は帰ってこなかった」と戦後口々に語ったそうだが、誰が善で誰が悪であったか、割り切って語れるものではない。災禍に陥った時、正気と理性を失わず「人」としてあるべき行為がとれるか、自分自身が試されている気がし、そのためにも、正視できないような残酷な場面も、目を見開いて観る必要があると感じた。
7点(2004-04-04 13:22:25)
4.  ゴスフォード・パーク
アガサ・クリスティでは決して味わうことの出来ない、貴族と使用人をゴッタ煮にした濃密な人間模様。「日の名残り」でも描かれなかった使用人であるがゆえの悲哀。「君たちの仲間」という発言をして、使用人からはつまはじきにされ、上流階級からも受け入れられなかった無知で無邪気なアメリカ人同様、私自身、わかっていたようで全く理解が足りなかったイギリスが誇る鉄壁の階級社会の内状を、たっぷり勉強させてもらった。食べることとゴシップにしか興味がなく、俗物で傲慢な伯爵夫人が屋敷を離れる際に漏らす気弱な発言と、伯爵夫人の期待以上にわずか数日で大きく成長したメイドのメアリーの受け答えの対比が、可笑しくもあり、切なくもある。
8点(2004-04-02 17:32:44)
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