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コメント数 553
性別 女性
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1.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
ミュージカルがちの人と苦手の人、両方が厳しい見方をする作品。確かにミュージカル映画とは言ってますが、ジーンケリーと比べちゃかわいそう。あちらは筋金入りですから。こちらのミュージカルパートはあくまでも、二人にとって「夢を追う」姿の象徴的存在で、脳内妄想の範ちゅうを超えてないレベルです。現実はもっと厳しいもので、ぶつかり合い、すれ違い、傷つけ合い、ハッピーなミュージカルのようにはいかない。カラフルな色使いのロマンチックなラブストーリーは非現実。夢を見ることは非現実的だけど、夢のためにやりたくない仕事をして、妥協して、挫折するのは現実。この矛盾の狭間に生きるのが夢追い人。ミュージカルという不条理にはぴったりな題材だと思う。 二人はそれぞれ夢を叶えることが出来たけど、何て切ないラストでしょう。あの走馬灯はどちらの脳内を走ったものなんだろう。あるいは二人の脳裏に同時に現れたものだとしても、二人は別々の道に戻っていくのです。あー、切ない。 良くも悪くもこちらのレビューのようにみんなが自分の人生観や恋愛観、映画愛、ミュージカル愛を自由に語り合ってもまだまだ語ることがありそうな作品であることは確か。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-05-13 15:03:51)(良:1票) ★《新規》★
2.  俺たちに明日はない 《ネタバレ》 
まず二人が若くてかわいい。ウォーレンベイティには今まであまり縁が無かったのだが、シャーリーマクレーンの弟だそうで、どことなく似ている。どおりで可愛いわけだ。ヴィジュアルはさて置き、彼らの無責任、無鉄砲、無計画っぷりは、それが若さゆえだとしても全く共感できない。盗んだ高級車に足をかけ、葉巻をくわえて記念写真を撮るその行動こそ、ファッション感覚で非行に走り、犯罪を犯罪とも思っていないという証だ。行動を共にするクライドの兄夫婦もどうかしてるし、特にギャーギャーピーピーうるさい兄嫁は、強盗の分け前を要求してくる始末。今のところ気に入ったキャラは出て来ない。途中拉致られ同行したユージーン(ジーンワイルダー)たちとのシーンだけが楽しかった。 強盗を繰り返し殺人まで犯し逃亡する。こんな生活に不安を抱き始め、ママに会いたがるボニーはちょっとだけまともに思えたが、連れて来られたママは娘を慈しむ事もなく「若い人たちだけやってくれ、巻き込むな」的な事を言う。ママに見捨てられ泣くボニーだったが、泣きたいのはママの方だろう。 悲劇的シーンでアイロニックに響くバンジョーの音色は、彼らに共感しない視聴者の嘲りか。だがそれでもあのラストは、やはり切ない。共感は出来ないが、彼らがここまでの犯罪を繰り返すことになってしまったのは警察の落ち度でもあり、世界恐慌という時代背景もあり、こんな珍妙な言葉は使いたくないが、「世の中の犠牲者」だったんではないかと考えると、少しの同情の余地はある。いや無いか。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-05-09 14:41:34)《新規》
3.  8 Mile
デトロイトの貧困地区で白人だてらラップのMCバトルに挑むエミネム、かっけえなぁ。それでも家庭環境や今後の事でちゃんと等身大の悩みも抱え、あがいている。滅多に弱みは見せないけど、珍しくダチに向かって「いつ夢に諦めをつければいい?高望みを捨てて地に足をつけるのはいつだ?」と自虐を吐く。するとそいつは「まだ朝の7時半だぜ」と答えるこいつもかっけえ。兄のように父親のように弟のように、みんな仲間がいい奴だ。ただ女運が悪過ぎ。それもエミネムなんだろう。そしてミュージシャンなのになんで演技うまいんだろう。うまいと言うか、オーラがある。いい役者だったと思う。最後のMCバトルの決勝は役のラビットではなく、演技抜きのエミネムだ。そりゃあアンソニーマッキーが勝てるわけない。あの、ビートより微妙ぅに遅れたテンポで刻むフロウは天才の所業。久々にがっつり聴きたくなった。
[地上波(字幕)] 7点(2024-05-02 17:41:39)
4.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
南極観測隊を10万年前の異生物が襲う。これ聞いただけでワクワクします。しかし思ってた以上に「それ」がグロくて眉間にしわ寄せてしまった。けどじゃあどんなビジュアルならいいんだと聞かれると、現れるのはどれも擬態途中の姿なのであれで正解なのでしょう。つまり完成形が人間だったり犬だったりなので、「それ」自体の姿は無い、というか液体が実態なのね。ん?でもあの触手みたいなのは何なん?とはなりましたがね。「それ」の怖さには人間同士の疑心暗鬼というものがセットでついてくる。要するに周りは敵ばかり。視聴者には主人公のカートラッセルまで疑わせ、登場人物同士だけでなく見ているこっちまでも巻き込む疑念は見事。生きるために血が逃げるという仮説からの血液検査は斬新。その空間に張り詰めた緊張感がこちらまで伝わってきました。そしてラストシーン、残った二人の内てっきりチャイルズ(黒人のかた)が感染してると思ったけど、その逆も考えられるし、二人ともアウト、二人ともセーフ、という4パターン考えられるという仕掛けになってるんですね。どちらにせよ誰も助からないバッドエンドなんだけど、二人の会話がおしゃれでかっこいい。後味は悪そうで、実はとても小気味良いです。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-04-25 14:27:59)
5.  シャイロックの子供たち
原作読んだので観てみました。落ちは原作と違ったけど、落としどころは同じというか、器用にまとまってる。まとめるのが上手。役者もそれぞれの持ち味をそのまま出していて、安心して見ていられるものになっていた。そのまんま過ぎて意外性が皆無という言い方も出来るが。混み入った話と多数の登場人物を丁寧に描くなら、やっぱり連ドラサイズくらいの方が良かったかなと思う。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-04-22 13:20:59)
6.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】 《ネタバレ》 
これは傑作。他の恐怖の報酬は観てませんが。犯罪者を寄せ集め、ジャングルの悪路悪天候でニトロを運ばせる。次々に試練が用意され、人数が減れば報酬の取り分が増額する。それでも吊り橋ではバディ意識が芽生えたり、4人で力を合わせて巨木を爆破したり。文字どおり「吊り橋効果」みたいに連帯感が生まれてる。フランスの銀行家とパレスチナのテロリストがお互いの家族の話なんかをし始めた途端に…というのも何とも映画らしくて良い。一人残ったロイシャイダーが廃人みたいに彷徨い、ラストはバッドエンドなんてもう完璧。もちろんアクションも撮影も手に汗握る演出も完璧。これは観なきゃ損です。
[インターネット(字幕)] 9点(2024-04-21 13:49:10)
7.  親切なクムジャさん 《ネタバレ》 
作戦は13年前から始まっていた。真っ白な人生をと言う意味で贈られる出所時の豆腐を「余計なお世話です」と拒否して、13年分の復讐心で立派に育った悪魔が世に放たれた。そして強い執念を持って見事に(?)目的は達成されたのだが、クムジャさんの魂が救われることはなかった。やり遂げて初めて気づいてしまった。きれいな心の持ち主の娘を前に、あの時豆腐を食べておけば良かったと13年分の後悔が襲ったのだろう。 構成が凝っていて、時々寓話的で分かりにくいところもあるけど、多分この作品はストーリーを追うものではなく、概念の羅列のようなものなんじゃないかなと思ったりもした。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-04-16 12:24:01)
8.  20センチュリー・ウーマン 《ネタバレ》 
それぞれみんな色んな事情があって、色んな価値観や好みがあって、時代もどんどん変わっていく。でも親子の愛は変わってはならないもの。そして価値観や好みの違いも一旦受け入れて、うん、何かいいかもってなったら、ちょっとハッピーじゃないですか。 登場人物は主に5人。母と息子と2人の女子とおっさん。男2人はまあ置いといて。メインは女たちです。原題は複数形なので。母は子離れできない重たい女でもあるけど、それを自分で分かってて、普遍的なものと変化していくものを自然に選別できる、知性と柔軟性のある女性。なかなか複雑で素敵な人物です。他2人の女性もそれぞれ自分を持った強い女性なんだけど、みんな互いに優しい。そこが良い。息子は幸せもんだ。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-04-10 17:48:31)(良:1票)
9.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
ミドリさん(片桐はいり)が好き。というか一番現実的で共感できる。店の売り上げを上げようと色々試してみようとするところとか、それ当たり前にやることでしょ普通。でもサチエさんは、それを良しとしなかった。何か違うって言って。強情な人だなぁと思ったけど、結局サチエさんの理想どおり、近所の人たちがフラっと立ち寄る食堂が満席になって、まあ良かった。無理に自分を他人に合わせなくてもいい、世の中にはいろんな人がいるんだから。ずいぶん前の作品だけど、この考え方は今の時代そのもの。結局世の中そうなのか。それが良いか悪いかは私には分からない。何にしてもラストの井上陽水の歌声と、スナップ写真は良かった。結局ストーリーよりも全体に流れる雰囲気ときれいな色合いの店内、登場人物の笑顔が良いなっていう作品。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-04-03 14:34:57)
10.  海の上のピアニスト 《ネタバレ》 
冒頭の移民船で、必ず一人が「アメリカー!」と叫ぶシーン、私なんてそこで早くも感無量。なぜってゴッドファーザーPARTⅡとか、ワンスアポンアタイムインアメリカとか、ウエスタンとか、ギャングオブニューヨークとか、それら名作と何となく繋がっちゃって、このシーンだけは単体としての評価ではなく、それらを見た時の感動がかぶさっちゃいました。でもこちらにはギャングは出てきません。海に浮かぶレジャー施設内での夢物語です。アミューズメントパークのような作品だと思いました。音楽はもちろん素晴らしい。そして脚本も素晴らしい。右手が二本だったらどうやって十字を切る?ですって。かっこいい。右手二本だってピアノは弾けるさ、だとかそんな当たり前な事を言わないところが粋だなぁ。
[映画館(字幕)] 8点(2024-03-29 13:41:18)
11.  フィフス・エレメント
ずいぶん前にSFのつもりで見始めたら、何じゃいこりゃ、となって途中でやめてしまった作品。その頃はまだ映画頭が固かったのだな。最近は「未来世紀ブラジル」とか「不思議惑星キンザザ」とかそれ系をたまたま見ていたので、こちらも今見たら何だか普通に面白かった。笑いどころも多いし、ブルースウィルスかっこいい。薄毛の二枚目です。モンドシャワン人のリールーが、文献などで地球の事を急速に学ぶんだけど、「WAR」を知った時に流した涙が印象的。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-03-29 12:51:19)
12.  ギャング・オブ・ニューヨーク 《ネタバレ》 
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのが、ダニエルデイルイスだったこと、デカプリオにとっては辛かったと思うけど、ちょっと納得。義眼とベタベタな前髪と、刃物使いがとにかく恐ろしく、でもなんとなく温かい人物のよう。こういう人物像って大げさになり過ぎちゃうことありそうだけど、さすがです。調度いい。全体的にミュージカル?ぽい場面が目立ち、おとぎ話みたいだったけど、ラストの戦闘シーンは目をふさぎたくなるほど壮絶で、実際にあった歴史上の事件を後世に語り継ぐという使命を持って作られた事が感じられます。そしてその時の犠牲者の墓標が少しずつ朽ちていき、ニューヨークの街がだんだん作られていくラストシーンが、この作品のメッセージですね。長いけど分かりやすく、良かったと思います。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-03-25 16:55:53)
13.  モリコーネ 映画が恋した音楽家 《ネタバレ》 
映画と音楽を切り離せないものにしてしまったのが、モリコーネという人だったと思います。テーマ曲に限らず、映画のシーンにあてるメロディや効果音まで作っています。必ずしも納得した作品ばかりじゃなくて、映画音楽なんてやめようとずっと思っていて、それでも監督に求められる。そしてその映画の脚本を読むと、音が、メロディが、頭の中に湧き出し、手紙を書くかのように、紙に音符を書いてしまうんだとか。天才です。天才を超えてます。どんな偉大な監督だって人間だから亡くなることは避けられませんが、モリコーネ音が語る映画が今後生まれないのは、映画界の大きな損失でしょう。かと言って、AIに作らせようなんてなったら、モリコーネがきっと悲しむのでやめてほしいな。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-03-25 16:29:03)
14.  マレーナ 《ネタバレ》 
人間が性、性(さが)を恥じることなく全て丸出しにしたらこんな事になります。背景の戦争だって人間のさがでしょう。ここの人たちは男も女も子供も、みんな理性が無い。主人公のマレーナだけが唯一まともです。マレーナ以外の人間はみんな世間の喧騒を表した背景みたいなものなんでしょう。戦争によって身内を次々と亡くし、孤独になってもたくましく生きていかなければならない。美しさと悲しさが共存した彼女をモニカベルッチが完璧に演じています。セリフが少ないのがまたいい。本当に孤独な人間はペラペラしゃべりません。いつも背中に哀愁をまとって歩く後ろ姿だけが雄弁です。。辛いことがあってもまた戻って来たラストシーン。美しいシチリア島の景色と溶け込むように、またさっそうと歩く姿は、ちょっとだけ救いがあって、良かった。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-03-21 15:26:05)
15.  クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 
人種差別、という言葉が悪い。人種意識、でいいじゃないか。。だって同じエリアにいろんな人種の人間がいたら、そこには何かしらの「構え」みたいなものがあって当たり前だろう。その当たり前に存在する構えが、悪い方向へ作用してしまったとき、ちょっとした別の力が加わってちょっとだけ方向が変わっていったりする。人の行動が人に作用して、影響を及ぼして、ちょっとした行動や言葉が人の人生を大きく変えることもある。このドラマの人物たちはたまたま細い糸で繋がっていて、引っ張り合って、いつ切れてもおかしくないほど常に張り詰めた空気が流れている。緊張している。それが社会で生きるということ。透明マントは、荒波のような社会で生きるために必要な、「勇気」のことだろう。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-03-14 14:58:55)
16.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
原作では特に印象に残るエピソードだったように思う本作、期待は裏切ってません。シリウスが完璧。ルーピンもよい。スネイプをもうちょっと見たかったかな。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-03-10 13:57:38)
17.  アメリカン・ハッスル
実話を基にした詐欺師ものなので、どうしてもその騙しの行方を追いかけて「うーん、そういう事件があったのか」と自分の知識向上を求めたくもなるが、途中からあきらめた。これ人間を楽しむ方のやつだって。うん、とっても楽しめた。出演者全員良かった。この手の作品でも、各々の思いとか、思い通りにならない辛さとか、しっかり人間味を表現することを諦めてない感じ、巧いと思う。デニーロ出てきてからは、更に囮捜査の緊迫感も加わって、最後まで楽しめました。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-03-06 11:51:10)
18.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 
近未来の世界観がオモシロい作品。パソコンの代わりにタイプライターの文字をレンズシートで覗き、インターネットの代わりにダクトが張り巡る。結果、莫大な時間と紙を消費し、代筆署名や誤情報が横行する出鱈目な世界。テロと対テロと美容整形だけが元気なこの未来は、もう地獄絵図でしかない。SFとして見ると夢も希望もないデストピアがチープに描かれただけって感じだけど、コメディとして見れば発想の自由さが半端なく、これを作り上げたテリーギリアムの頭の中はとんでもないなと思わせる力作。デニーロはちょい役だったけど、さすがの演技。暖房修理のシーンで輝いています。ラストはハッピーエンドと思いきやまさかのバッドエンド。でも主人公は夢の中でハッピーになれたのだから、それはもはやハッピーエンドなのかな?
[インターネット(字幕)] 6点(2024-03-01 16:38:36)
19.  きみはいい子 《ネタバレ》 
ストレスがストレスを産むストレス社会。やってはいけない事がどんどん増えていって、この世はもうストレス飽和状態。生きずらい世の中だから他人に関わらないようにするしかない。こんな事をずっとやっていて、それでいつ平和が訪れるのでしょうか。「親が子供を抱きしめて、ポンポンて優しくする。そうされた子供は親の真似をして他者に優しくなる。親が子供を可愛がれば世界は平和になる。親って凄い仕事だよ。」というようなセリフがあったけど、まさにそれに尽きると思う。ミクロがマクロを作り上げる平和の基本理論だ。3本のエピソードをがっつり絡ませるでもなく微妙に絡ませ、全体的に、というか最終的に子育ての意義を見つめ直すきっかけとなる、まとまった作品だった。中でも池脇千鶴演じるガサツで愚鈍なママ友の役どころが素晴らしかった。最初は背景に溶け込んでしまいそうなさり気ない演技で脇役に徹してた池脇さん、またその演出が凄い。最後は全部持って行った。ラストの岡野先生がどうなったのかが気になるが、虐待父に立ち向かう勇気を見せたのは確かだ。まずはその勇気が大切なんだ。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-02-25 17:04:53)
20.  フラッシュダンス
大好きな作品です。ストーリーは特に可もなく不可もなく盛り上がりに欠けるものだけど、いいんです。若者がそれぞれ自分の夢を追い、時に挫折し時に意地を張り、何が正しく何をすべきかも定かでない、周りに感化されながらももがく姿がただ眩しくて。その単純なストーリーを台詞の代わりに語ってくれるカメラワークも無駄が無くて良い。朝日が昇ると同時に自転車で職場に向かう主人公。最初のオーディション会場、足元を順に写すと皆トーシューズ、続いて頭を写せば皆お上品な色白ひっつめ髪。受験者たちの属性が分かる。教会の懺悔室の光と影。ストリートダンサーたちの生き生きした自由なダンス。これらの映像も美しい。いよいよオーディションシーン、審査員たちの見る目がみるみる変わってく感じ、結果なんてどうでもいい、やり切ったぞって終わるラストシーンも素敵。途中のエピソードで、バーの先輩ダンサーが語る「昔は衣装をたくさん買ったけど、急に買わなくなった、理由は分からないけど。その衣装もみんな古くなってしまったわ。」みたいなセリフ、深いです。外見をいくら取り繕ってもそれはいつしか古くなる。中身を充実させればそれは不変的なものになる、という事なのかな。可もなく不可もない物語だけど、読み取ろうと思えば実はそんなメッセージもさり気なく込められているようにも思う。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-20 18:23:46)(良:1票)
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