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1.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】 《ネタバレ》 
これは傑作。他の恐怖の報酬は観てませんが。犯罪者を寄せ集め、ジャングルの悪路悪天候でニトロを運ばせる。次々に試練が用意され、人数が減れば報酬の取り分が増額する。それでも吊り橋ではバディ意識が芽生えたり、4人で力を合わせて巨木を爆破したり。文字どおり「吊り橋効果」みたいに連帯感が生まれてる。フランスの銀行家とパレスチナのテロリストがお互いの家族の話なんかをし始めた途端に…というのも何とも映画らしくて良い。一人残ったロイシャイダーが廃人みたいに彷徨い、ラストはバッドエンドなんてもう完璧。もちろんアクションも撮影も手に汗握る演出も完璧。これは観なきゃ損です。
[インターネット(字幕)] 9点(2024-04-21 13:49:10)
2.  ベニスに死す 《ネタバレ》 
 ストーリーは2行で語れる様な、至ってシンプルなお話、それを131分の尺で、濃密に、美しく、テンポ悪く(?!)魅せてくれました。まずこの作品を掘り下げようとすると、タージオを演じるビョルン・アンドレセンの不遇な生い立ちと、その美し過ぎる美貌が招いた悲劇、本作の監督ルキノ・ヴィスコンティからの冷遇など、作品の内容には直接関係ないのにどうしてもネガティブなフィルターが掛かってしまうような情報が飛び込んでくる。  しかし本作は、独り歩きしてしまった美少年の存在以前に、主人公は悩める老芸術家グスタフであって、特にクローズアップされる美少年は、もはや幻のような存在。そんな文芸作品なのである。  芸術家グスタフは、「死」と「美」について考えている。人生を砂時計に例え「砂が無くなった時が死。しかしそれに気付くのは砂が終わる直前であって、気付いた時にはもう終わっている」そんな死生観を語っている。芸術家は自らの努力によって「美」を創造する。しかし本当の美とは精神的概念であり、芸術家の努力で作られるものとは別物である。だからこそ、自分の努力では作り得ない、崇高で絶対的な概念としての「美」を常に恐れていたのかもしれない。  着飾った貴族たちが大勢宿泊するなか遭遇したのは、中でも一際際立つ美しい一輪の花のような少年タージオ。無造作な金髪、華奢な身体つきに何の特徴もない白いセーラー服を着たタージオは、グスタフが常日頃から恐れていた「本当の美」「精神的な美」そのものだった。その時から目が離せなくなってしまう。ここら辺からのグスタフは完全にタージオのストーカー。それに加え身体の具合が悪いというグスタフを演じるダーク・ボガードの演技は本当に鬼気迫っており、報われるはずもない思いを切なく、そして程よく気持ち悪く、絶妙にリアルに演じており、素晴らしいとしか言いようがない。   この演技を見て思うのが、ヴィスコンティ監督自身が自分をグスタフに重ね、タージオ演じるビョルンに魅入られ、その美を、今現在の一瞬一瞬に放たれる美を、でもその一瞬は二度とは訪れないという美を、そこに留めておきたいと切望しカメラに収め、留めることが不可能である事を承知して苦しんだのではないだろうか。そしてそこで誰にでもやって来る「老い」という逃げられない無情を敵視しなければならず、ビョルンにもその敵視のようなものが向けられてしまったのではないだろうか。なんて考えることも出来なくもない。  美しい観光地のベニスが、荒廃した疫病の町と化す。それは才能に恵まれ若かった頃のグスタフが、老いて才能も枯渇し病に侵され朽ちてゆく様と重なってしまう。 「純粋」に対しての「不純」。「若さ」に対しての「老い」。タージオと自分が対局であることを思い知らされる。 後は残された命を振り絞り、美しいタージオの姿を脳裏に焼き付けるしかない。  何とも美しく切ないこの文芸作品は、間違いなく、名作でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-09-07 14:29:59)
3.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 
もうね、映画界の金字塔ですよ。アクション、パニック、人間ドラマ、それらを全部高い水準で兼ね備え、次々に押し寄せる困難に立ち向かう人間たちは、良くも悪くも儚く美しい人間賛歌。こういう作品を撮られると、後々の作品は大変だな、と気の毒にすらなりますが、この年のアカデミー賞はゴッドファーザーPART2でした。良い時代。
[インターネット(字幕)] 10点(2021-07-05 19:33:01)(良:1票)
4.  サブウェイ・パニック
ウォルターマッソーにハズレなし。安定感、安心感があります。故にパニックもので安心感というのは少し邪魔になっているかもしれないが、皆さんおっしゃるとおり、ラストのあの顔が秀逸。あのシーンだけで一気に、記憶に残る作品になってしまう。粋だなぁ。と思う。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-02-12 18:17:59)(良:1票)
5.  ディア・ハンター 《ネタバレ》 
直接的に多くを語ろうとしない作品。背景にはベトナム戦争という有事が起こっているが、普通の若者たちの日常から始まり、若者たちの友情で終わる。若い彼らに必要なものは、どこにでもある日常。酒を飲み歌を歌い、キャデラックで遊びに行ったり。友情に似た愛情と、少しの愛国心。そんな日常が永遠に続かないという現実もちゃんと受け止めている。彼らは誰も責めない。特に反戦感情もなければ、大切な仲間を最悪な形でしか連れ戻せなかった友を責めることもしない。彼らは時代の流れに逆らうことなく、現実を受け止める(否定しない)事で今を精一杯生きている。この精一杯な姿を私たちは傍観し、戦争の悲惨さや彼らが置かれた立場の皮肉を感じ取らなければならない。鹿狩りとロシアンルーレット、ロシア系移民のベトナム戦争出征、ラストに静かに歌われる屈託のない愛国歌、普通に描かれているそれらが何とも悲しい余韻としていつまでも胸をざわつかせる。そんな青春映画。
[インターネット(字幕)] 10点(2020-08-27 15:02:59)
6.  追憶(1973)
気が強くて自分を曲げない彼女が、一度は別れようとした彼に電話で懇願したシーンが可愛かった。惚れた弱みですね。結局最後は、切ないですがこの二人にとって正しい選択だったなというラスト。リアルな男女の機微を描いた良作です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-03-04 18:22:45)
7.  エイリアン 《ネタバレ》 
SFホラーとはよく言ったもので、まさにその通り、宇宙貨物船乗組員がその密室を舞台に未知の生物モンスターから追い詰められるホラーです。そのUMAエイリアンの造形が秀逸であった事が今なお語り継がれている要因でしょう。あの不気味な卵から生まれ、その体液は強酸で、脱皮を重ねてのあのフォルム、素晴らしいです。また全貌がなかなか明かされない感じも恐怖心を煽られます。ただ最後リプリーに撃たれ宇宙船から宙ぶらりんになった時、その全貌が普通に着ぐるみみたいだったのが残念で仕方ない。ホラーが苦手でSF好きな者としては、本作より「2」の方が実は好みです。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-12 22:18:06)(良:1票)
8.  アメリカン・グラフィティ
海賊ラジオ放送をBGMに、アメリカの若モンが一夜にして数々のアメ車に乗り継ぎ、朝を迎えるときにはそれぞれ少しずつ成長というか、前進している。時代も背景も全然違う私たちが観て共感できるような部分はあまり無いはずなのだが、噛めば噛むほど味が出てくるような独特な良さを持つ。スタンドバイミーみたいに。ポールルマットという俳優さん、知らなかったけどかっこいい。役柄も渋くてお気に入りです。リチャードドレイファス、面影全く無いなあ。
[映画館(字幕)] 8点(2014-12-01 15:54:49)
9.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 
とにかく怖かった。精神病棟という特殊で狭い世界の話のようで、実は現代社会の縮図なのではないかと考えてしまうと、とにかく怖かった。管理社会、管理依存、精神病。独裁(当時はウーマンリブの流れもあるのか看護婦長が強烈)、反抗(テロ)、自殺、洗脳、殺人、そして逃亡…。ロボトミー手術は心情的な洗脳よりもインパクト大で背筋が凍る思いがしたが、管理社会の象徴を「手術」に置き換えた表現は恐怖以外の何でもない。ラストの“チーフ”が幸福を掴んだか否かは知る由も無いし、自由が必ずしも幸福ではない、と言うメッセージとも取れる。そのラストをどう受け止めてよいのかが分からないほど、古い作品ながら現代社会に投石を投げ続けている作品だと思った。 
[CS・衛星(字幕)] 10点(2008-10-08 21:58:52)
10.  アリスの恋 《ネタバレ》 
作者は男性性悪説論者なのかと思うくらい、出てくる男がみんなワル。ワルい男を描くのは既に得意だったのだろうかスコセッシ。元夫もハーベイカイテルも農場のテッドも自己中だし、十二歳の息子ですらかなりの曲者。ウエイトレス仲間の父親までもがちょっと変。そんな男共に何度も泣かされつつ、それをバネに逆に頑張る未亡人アリスが不憫だが面白かった。そう、泣いても怒っても、何だか可笑しく深刻にならない。夫が死んで主婦友との涙の別れのシーンで互いの息子はあきれ顔。運転中怒っていても息子は馬鹿話で茶化す。馬鹿話にはムカついても憎めない。トイレで泣いてウエイトレス仲間に相談しているときに、店で気弱な同僚ウエイトレスが奮闘する場面を挟む所などは面白くて大好きなシーン。結構悲惨な状況なはずなのにほのぼのしたロードムービーに仕上がっているのはやっぱり監督の手腕だろうし、その方向性はセンスがいい。間違ってないなと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-26 14:49:56)
11.  フレンチ・コネクション
殺し屋が乗る電車を車で追うシーンが凄かった。凄い執念。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-05-11 15:40:17)
12.  ロッキー2
涙無くして見れません。感動をありがとう。ウィー・ラブ・ロッキー!!
[地上波(字幕)] 10点(2008-04-30 13:02:05)
13.  ロッキー 《ネタバレ》 
チャラチャ~ンラ~、チャーンチャチャーンチャチャララ~ララララ~ンララ~ンララー 「15ラウンド戦って今の感想は?」「エイドゥリエーーン!ェイドゥリエーーン!!」「ロキー!ロキーー!アイラーヴュー!」「アイラヴュー」 究極のラブストーリーです。
[DVD(字幕)] 10点(2008-04-19 08:46:01)(良:3票)
14.  コンドル(1975)
ちと分かりにくいです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-03-26 14:41:11)
15.  続・激突!/カージャック
「激突!」とは全く関係ない「続~」なわけですが、これはこれで非常に良かったです。前作は、見えない敵への恐怖、怯えまくる主人公という図式でラストまで強引に引っ張って突っ走る作品。対して本作は、予想外に大げさな追っ手、追われながらもちょっとお気楽で憎めない逃亡者。人質との友情関係、追っ手との信頼?関係なども描かれつつ、「あ~、こいつら絶対死ぬな…」という絶望感、悲壮感が漂っている。こちらは若さゆえの突っ走り、なのである。法と信念の矛盾つーか、道徳と本能の葛藤っつーか(笑)なんかこう複雑~なヒューマニズムを入れた分、どちらが好きか分かれるかと思いますが、甲乙付けがたい相対する作品です。どちらにせよ、若きスピルバーグの才能を認めざるを得ないのは確か。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-12 14:21:19)
16.  アルカトラズからの脱出 《ネタバレ》 
『ショーシャンク』の元ネタだったんでしょうか。こちらは脱出劇であることがタイトルから明らかなので、比べてラストのサプライズ度は弱いが、その過程は(達成されることを前提に見ても)かなりドキドキした。爪切りとスプーンで道具を作ったり、全く動かないダミーの頭をベッドに置いたりするところは本当にハラハラさせられた。また屋上に出たとき、青や赤のライトが三人を照らす所なんかは、サイレンや銃声がいつ鳴るのかと、心配で心配で目を覆ってしまう程緊張した(いやだから達成される事と思って見ても)。その緊張感は、それまでのどこか淡々とした雰囲気と違い、まさにクライマックスの盛り上がりを見せている。これが絶妙で、最終的に生きていようがそうでなかろうが、彼らが873日練りに練った作戦を遂行した事には変わらない、そんな爽快感が残った。バッツが一緒でなかったことだけが、心残り。
[地上波(字幕)] 9点(2005-01-17 23:27:26)
17.  さらば冬のかもめ
「かもめ」とは水兵の事でしょうね。原題の「Detail」は軍隊用語で「特殊任務の為の分遣隊」ですから、タイトルは直訳すると「最後の分遣隊」。?。分かりにくいから「かもめ」にしちゃったんでしょうね。そこにちょっと哀愁も散りばめて、コメディテイストは感じられないタイトルになってしまいましたが。変なオヤジ役の多いジャック・ニコルソンですが、このバタスキーは変な(イカれた?)中にもやさしさがある兄貴気質ないい奴で、結構好きです。人が健全に生きていく為には、喜怒哀楽がいかに大切かということを、彼は理屈ではなく身をもって若い友に教えたかったんだと思います。8年後のメドウズはきっといい男になって帰ってくるでしょう(20数年後には酔っ払いの飛行士でしたが)。良い作品に出会うと私は、日本でリメイクした場合のキャスティングをつい考えてしまいます。この場合、哀川翔兄貴と宇梶総長でしょうか。メドウズは内山かな。みんなちょっと年がいき過ぎてるかな…。
8点(2004-11-24 14:50:26)
18.  ひまわり(1970)
「究極のメロドラマ」という印象ももちろん受けますが、それだけに留まらず戦争の不毛さ、やるせなさを男女のロマンスでもって充分に表していると言えます。むせ返るほどのひまわり(その下には兵士が眠るという)、丘の斜面に整然と並ぶ無数の墓標、勝気で美しかった女性が日増しにやつれていく様、愛する妻のことを案外あっさり忘れていった夫、それら全てが悲しく切なくやるせない。何度か使われる駅での別離、再会。そしてマンシーニの音楽。どこを取っても「どうしようもなく切ない反戦メロドラマ」です。
8点(2004-11-07 15:25:11)
19.  マラソン マン 《ネタバレ》 
血を見ない拷問はめずらしい。そういった意味では必見だけど、そこだけが一人立ちしてしまっている感有り。ナチ戦犯がニューヨークに訪れたたことへの恐怖や、今だ残るユダヤ人と呼ばれる者との関係など、時代背景をもっと明らかにしてもらえるとありがたかったです。確かに拷問したり、スーツの袖口からシャキーンと刃物を出すローレンス・オリビエはもの凄く怖かったけど、それだけで終わってはいけないシナリオだったので点数低めで。
5点(2004-02-10 20:52:30)(良:1票)
20.  激突!<TVM> 《ネタバレ》 
執拗に追ってくるタンクローリー。これが気味の悪いモンスターみたいで怖い!途中運転手の手を見せてしまったのが残念だった。見えないほうがいい。意思を持った車?なんて思ったらその方が怖いから。カフェのシーンもいい。人間不信になるね。この心理的恐怖を最後まで貫いたあたりが、カート・ラッセルの「ブレーキ・ダウン」よりおもしろい理由だろう。
8点(2004-02-09 18:14:09)
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