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1.  さらば冬のかもめ
コメディと言われればコメディタッチではあるのだが、それは人生の首根っこを巨大な何者か(軍、権力、貧しさ、etc)に押さえつけられている彼らの、表層的な明るさというかヤケというか、刹那的にでも楽しまなくちゃやってられないじゃないか、という土台の上での悲しい笑いだ。  ジャック・ニコルソン演じるバッド・アスの立ち位置は、「グリーンマイル」のトム・ハンクス演じるポールと同じだ。しかし、バッド・アスは自分にできる精一杯を冤罪の少年にしてやるのに比べ、ポールは冤罪の死刑囚に同情して泣くしかせず、ワタシは観賞中に非常に苛立ったものだ。しかしバッド・アスは、反抗すること、楽しむこと、怒ること、他人に要求すること、それらを自分のやり方で少年に教えていく。最後にはナゼか感動するいい話にまとめてしまった「グリーンマイル」に比べ、「冬のかもめ」はラストも非常にリアル、そしてライト。ライトといっても、理不尽がまかり通るのが世の中である、というやりきれない共通認識と諦めがある上でのライトなので、それがまたリアルなのだと思う。  ポールは誰にでもできる役だが、バッド・アスはジャック・ニコルソン以外にはできないだろう。精悍で野性味にあふれた若い頃の彼を観れて、非常によかった。  タイトルのかもめ…というのは、水兵さんの事か。 水兵さんの制服がセーラーカラーの元祖とはいえ、セーラー服といえば女子中高生、という刷り込みのある日本人のワタクシには、最初微妙な違和感が。 私自身も中学はセーラー服だったが…今考えても意味のわからない制服だ。軍服を制服にするなんて、考えてみればヒジョーに危ないのではないだろうか。 
[DVD(字幕)] 6点(2015-01-24 16:32:49)
2.  サンゲリア 《ネタバレ》 
「ゾンビ好きなら一度は観るべき古典であろう」と思って観賞してみたところ、自分はゾンビ映画は好きだがゾンビ本体はそんなに好きではない、という事に気づかされた作品でした。 いくらゾンビの造形がスバラシくても、心を動かされないのです。ゾンビ映画初期の作品なのだから、ストーリー展開や登場人物たちの設定がユルくてもヌルくても、それは当然のこと、仕方がない。 しかしその点を考慮しても「イマイチだなぁ…」と思ってしまうのは、人間ドラマがまったく描かれていなかったから。かろうじて島の医者夫婦の葛藤が描かれかけてはいたものの、美人妻はアッという間に殺されてしまいました。(だから言わんこっちゃない、アホ医者め。)4人いる主要人物たちも、なんのぶつかりあいもなく、人間の善なる部分も悪なる部分も出すことなく、普通に殺されていきました。も、盛り上がらない…。 自分は「極限状態での人間ドラマ」をゾンビ映画に求めていたのですが、残念ながらこの映画は、徹底的に「リアルゾンビを披露するための映画」だったのです。 監督と映画クルーの職人技が映える、魅せるゾンビが主役のゾンビ映画。ゾンビの造形にこだわりのある方は、ぜひご鑑賞を。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-22 20:42:39)
3.  脱出(1972) 《ネタバレ》 
分類はサスペンス映画になるんでしょうか。私は、サスペンス・ホラーだと思いました。それくらい、怖かったです。  人間の…なんていうのか、狂気というほど大げさなものではなく、鬱屈を抱えた人間の内に潜んでいる、凶暴な悪意というのか、嗜虐性というのか。 この「鬱屈」は、都会の便利な生活の犠牲になっている田舎に住む人間のもの、なのでしょう…。 河も湖も埋め立てられ、墓さえも掘り起こされる。すべては都会に電力を送るため。まるで日本の原発のよう。 自分とは無縁の都会の奴らの犠牲なっている、と無意識にため込んでいる怒りが、都会から来た余所者へ向かう、その様。俺たちにはこいつらを好きなだけ嬲っていいんだ、その権利があるんだ、と最初から確信に満ちている、その姿。怖くて眩暈がしました。 都会からカヌー下りに来ただけの主役たちにしてみれば、それがどれだけ理不尽な暴力か。  もっとも、この手の「暴力」は、女性一般が常にさらされている危険と同じ程度のものですが。レイプにエロティックな部分は全然ありません。この映画でレイプされたボビーと同じで、女性にとってはただの残酷で非人間的な暴力。この映画を観れば、AV見過ぎの勘違い男性にもそれがわかるんじゃないかなぁ…というのは余談。  こういう、田舎vs都会という構図の映画、アメリカでは多いですよね。 それだけ都会の便利生活が地方の自然や人々に犠牲を強いている、という罪悪感があるためなんでしょうか。それとも、自覚のない都会者に対するメッセージでしょうか。  「出身地・生活・立場が違うもの同士はわかりあえない、殺しあうしかない」というテーゼは、身も蓋もなさ過ぎて、最近の人には受け入れられずらいかも。現代人は、精神が軟弱だからなぁ…薄っぺらい小手先の頭脳ゲームみたいなのが好きだし。 今この映画をリメイクするとしたら、ストーリーはもう少しひねりを加え、表現はもっと残酷にして現実離れさせるか、逆にソフトにするかしないと、ダメそう。 でもそうやって小手先でいじくり回すと、この映画の救いようのないリアルさが消えてしまう。この映画は、このままで完成されているのでしょう。 身も蓋もないストーリーをリアルに描けるのは、フィクションだから、映画だから。キレイ事を描かれるより、100倍いいですね。
[地上波(吹替)] 6点(2013-02-07 23:06:45)
4.  キングコング(1976) 《ネタバレ》 
生まれて初めて映画館で見た映画。 ふつー、漢字も読めない子どもを連れてくかー?と思うが、たぶん親が見たかったんだろうなあ。結果的には字幕が読めなくても充分面白く、ラストでキングコングが死んだ時は、かわいそうで泣いちゃいました。大人になってから「キングコングが可哀想で泣いた」と言うと、「え~?なんで?!」と不思議がられるが、そんなにヘンな事でしょうか‥。
6点(2004-05-20 16:11:57)(良:2票)
5.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
10年ぶりくらいに観た‥‥やはりイイものはイイ!です! 内容は珍しくない「マフィアの抗争もの」ですが、叙情的で美しく、かつ奥深く人間や家族というものが描かれていて、まさに「これが映画の王道!傑作だ!」と胸張っていえる作品ですね。 しかし、昔観ていてわからなかったゼスチャーの意味(下ネタ系)とかがわかっちゃった自分に、ああ年月は流れているのだなぁ‥としみじみ。アル・パチーノの若さにはうっとり。(それにしても、すごい目ヂカラ!) マーロン・ブランドの老けた演技は、まさに晩年のマーロン・ブランドそのもの(ってまだご存命ですね。失礼)、スバラシイ。 他にも下ネタだけじゃなく、昔は引っかからなかったのに気になる箇所がいろいろ。「マイケル、逃亡先でとっとと結婚してるじゃん。ダメじゃん。もし彼女が死ななかったら捨てたんかい!それとも愛人にしちゃったり?でも英語がわからないアポロニアが妻としてNYに来てた方が、夫が悪事を働いててもわからないだろうから、ケイよりも夫婦仲は安定して幸せで、嘘をつかなくてすむから罪悪感や葛藤もないし、その方がよかったかもね」など等、くだらな~い事を考えてしまいました。やはり月日は流れたのだなぁ‥‥。
10点(2004-03-21 03:13:08)
6.  スケアクロウ
10年ぶり位で観た。なんかね、昔はパチーノの演技に圧倒され、彼の役の繊細な心のひだに触れて泣きそうになったのに、今はハックマンの役柄に感情移入してる。友情に感動するよりも、すごく大切で絶対に守りたいものを持ってしまった彼の、その無防備さ・真摯さがとてもせつない。二人が寄る辺ない身の上だから、自由で孤独で、そして小利口じゃないから、世間的に見ればだめだめ男達だから、すごくせつない。なんでDVD出てないんだ。ビデオ、買っちゃったじゃないか。いい映画だ‥‥。
9点(2003-12-22 03:24:27)
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