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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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1.  無防備都市
各登場人物にはモデルが居るようだが、ローマカトリックはファシスト政権とは良好な関係にあったわけで、本来イデオロギー的にも対立関係にある共産党系レジスタンスを支援する司祭というのはかなり異色な存在であることには留意すべきだろう。とはいえ、人間とはグレーな存在であり、ナチスに協力するイタリア人もいて、人間の行動は白黒がつけにくかったりもする。よって、司祭の中にもナチスに協力的な人もいたはずで、その辺キリスト教とファシズムの関係性についての描き方は一方的で弱かったように思う。かなり共産党イデオロギー色の強い作品ではあるが、そういうことを割り切って類似的な事象があったと想像して見るならば、ひとつの歴史的事柄を描いた作品であるとは言える。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-06-27 13:02:20)
2.  若草物語(1949)
94年版は中々よかったんだが、比較するとどうしても古臭くて仰々しい。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2021-05-29 16:14:45)
3.  ガス燈(1944) 《ネタバレ》 
精神的に追い詰められている過程はそれなりに見応えはあるものの、ストーリーになんのヒネリもないし、結局は宝石欲しさというしょうもない動機で拍子抜け。宝石盗むのになんでこんなに手の込んだ事する必要があるのかと。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2021-02-23 18:06:24)
4.  カサブランカ
ヴィシー政権だけでなく、汪兆銘政権や満州国等々敵国協力政権への評価というのは難しくて、最近では「グレーゾーン」という評価になりつつあるように思います。それを体現しているのがルノー署長であり、他の男女3人の運命は全てこの署長が握っていたわけで、彼こそが本作の影の主役であると言えるでしょうし、実際にこういう人は居ただろうと思います(ただし、連合国側の作品なので多少美化されているようには思いますが)。できれば、ルノー署長への対抗として親独側の人物も登場させた方が作品としては盛り上がったとは思いますが、所詮は戦意高揚のプロパガンダ映画なので当時としては難しかったかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-23 12:21:17)
5.  哀愁 《ネタバレ》 
美しい話だとは思うが身を引いて自殺となるともはやファンタジーの世界。男が女の過去を許してメデタシメデタシの方がよかったかな。「蛍の光」はスーパーの閉店ソングになってしまっており、作品を安っぽくしてしまうのが難点。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-21 12:46:41)
6.  ロープ
優生思想批判なのだろうが、ヒッチコックにしては説教クサイかな
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-12 11:54:20)
7.  海外特派員
細かい仕掛け等々が多々ありテンポのよいサスペンスではあったが、終盤で政治的メッセージを押し出してきたのはヒッチコックらしくないというか残念。時代背景的にこうなってしまうのは仕方ないのだろうが。ちなみに公開直後に日独伊三国同盟締結で、日本はドイツの快進撃に便乗しようとし、その1年後に日米開戦となるわけだが。その後の歴史を知ってから本作を見ると、色々と考えさせられるものはある。ジャーナリストには真実を伝える義務はあるが、国益との兼ね合いをどうすべきかという課題には答えはないのだろう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-08 11:58:04)
8.  汚名
えっ、これで終わりなの?という印象。最後まで決着つける映画の見過ぎだろうか?バーグマンはその辺のネーチャン風情で美人とは思えず、だからこそ奮闘する未熟で危うい素人スパイとしての存在感はあったが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-25 11:59:29)
9.  白い恐怖(1945)
いくら恋愛未経験だからといって偽名を語る男に理性あるアサラー医師が惚れるか?というツッコミはあるものの、謎解き系としてはそれなりに楽しめる。ただし、さんざん盛り上げといて、オチのつけ方が少々安易かな。イングリッド・バーグマンは美人というよりイガイと庶民的な印象。Gペックはさすがに若くてなんか2人は恋人というより姉弟みたいに思えたが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-23 16:48:59)
10.  天国は待ってくれる(1943)
不倫は現世でも地獄に落ちるけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-12 12:33:27)
11.  黄金(1948) 《ネタバレ》 
3人の騙しあい・裏切りといった心理戦の展開になるのかと思ったが(この辺は自分の心が荒んでいるのかも?)、主人公以外の2名は基本いい人で、どこかで聞いたことのある「日本昔ばなし」的な道徳の教科書のような因果応報的なオチになってしまったのが残念ではあるが、シンプルでわかり易くまとまってはいる。欲に囚われた人間が疑心暗鬼だけでなく正常性バイアスにも陥る場面や、他人は騙せても自分は騙せず「良心」に悩まされる点は興味深かったので、この辺をもっと丁寧に描いてくれれば大人向けの作品になりえたのではないかと思う。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-16 11:47:15)
12.  頭上の敵機 《ネタバレ》 
ドンパチのない戦争映画という事で新鮮でありそれなりの魅力もある。見方を変えれば、戦争映画というよりも軍隊映画であり、組織論やマネジメント論的要素もあるので、皆さんのおっしゃるように中間管理職の映画と言えなくもない。ただし、現代の中間管理職と決定的に違うのは部下と生死を共にしているという事だろう。という意味においては、常時緊迫したストレスフルな異常・極限事態であるとも言える。ただし、異動願い騒動に関しては軍隊にそこまで民主主義が浸透していたのか?という疑問もあるが。 Gペックが心を鬼にして上官の役割を演じているのは理解できるものの、中盤はメリハリと起伏がないのでラストの精神崩壊に唐突感があるのは否めない。戦闘シーンまでGペックをカッコよく描きすぎてしまったのが原因か。もうちょっと中盤から苦悩するシーンを挿入してラストに向けて盛り上げて行った方がよかったような気もするが、実際の戦場に出てみて部下が次々と死んでいくのを目の当たりして病んでしまったのかもしれない。前任の部下思いでそれが行動にでる裏表のないリーダーは精神を病む事はないが、部下を危険に晒す事になるし成果も出せないので左遷になる。他方、部下想いではあるが組織のために鬼であり続けるという両立は不可能であるという事だろう。そういう分裂状態ではどっかで精神がやられる。それを人間の弱さととるか優しさととるか。 結局、自分の出世や手柄のためなら部下なんてのは部品や道具でしかないと割り切れるパラノイアでもない限り組織のTOPは務まらないという事だろう。そういう人間は現代にもブラック企業には大勢いそうではあるが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-17 08:48:55)
13.  深夜の告白(1944)
サスペンスとしては多少雑なところはあるし、話は単純だし、主人公が失敗したというオチも最初からネタバレされている。でもなぜか見入ってしまう。主人公はどこでどう間違えたんだろう?という興味関心で引っ張っているのかもしれないし、登場人物が限られていてキャラもしっかりしているので、ダレずにテンポよく見られるというのもあるのかもしれない。 実際、カネを払いたくない保険会社の調査能力ってものすごくて、警察のヘタな捜査より執念が違うので殺人事件を暴く事は現実にあるらしく、そういったリアリティーも感じさせる作品でもある。 尚、1944年の作品だが、サイパン陥落で日本は敗戦濃厚な時期で、米国も東西で戦争の最中のハズなんだが、そういった世相を全く感じさせない不倫の保険金殺人の作品を作ってしまうというのはどういう事なのかと考え込んでしまうのが、戦前作品を見る事のデメリットではある。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2020-08-04 17:10:02)
14.  心の旅路
過去とは記憶であり、時間論的に鑑賞すると結構面白い部分もあるのだが、古い映画だからなのが設定が少々いい加減というかご都合主義なので、安っぽいラブストーリーになってしまって勿体ないような。記憶喪失男の「過去に縛られるな」という台詞は中々興味深くて、「そりゃあオマエには縛るもの(過去・記憶)がないんだからさあ」とツッコミたくなるが。 それにしても、こういう戦前の映画を見てしまうと、日本はこういう国と戦争していたんだなあと余計な事を常に考えながら見てしまい、作品に入り込めないというマイナス効果があるのが難点。敵国は第ニ次世界大戦中に第一次世界大戦をネタに富豪とダンサー&秘書の恋愛映画作っちゃって、他方日本は「せいたくは敵」「欲しがりません勝つまでは」ってやってるんだから。たしか、日本人捕虜は『風と共に去りぬ』を収容所で見せられて、こんな国と戦争しても勝てるわけないと精神的に凹ませるように仕向けられたとか。そういう効果は十分にあるよなあ。現代にこの映画を違和感なく見られるのも我々が西洋的な価値観にどっぷり浸かっているからであり、その最たるツールが映画なんだよなと考え込んでしまうが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-06 12:05:49)
15.  チャップリンの独裁者
ナチスが正しいとは思わないが、かといってアメリカが正しいわけでもない。チャップリンはこのことをその後思い知るわけだが。最後の演説では知性や知識を批判しており、「反知性主義」的な印象も受ける。そういった民主主義がどうなるのかは、トランプ登場で具現化されている。そもそもヒトラーを生んだのは民主主義であって、そこに知性や知識はあったのか?情緒的な感情に基づく大衆民主主義こそ知性や知識によって常に懐疑し、ポピュリズム的モンスターが登場しないように監視すべき対象であると思うが。安易な民主主義礼賛は警戒すべきである。実は最後の演説までもがコントであり、民主主義の愚かさや危険性を皮肉的に表現しているのならば、素晴らしい作品ではある。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-28 11:49:47)(良:1票)
16.  ピノキオ(1940)
賞罰教育には問題もあるし、さすがに内容的に時代にはマッチしていない。そもそも何も知らない赤ん坊のようなピノキオに善悪の判断などできるわけもない。保身でウソついたのはマズイが。アニメ化で原作を改変しているようなので展開が矛盾しているというか破綻しているように思える。映像的にはよくできていると思う。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-12-18 15:44:17)
17.  姿三四郎(1943)
肝心の主人公がどこかのチェーン店の店長の風貌で全く強そうに見えない。演技力の問題なのか成長も感じられない。全体的にコメディー的なんだが、笑いがあるわけでもない。「黒澤のデビュー作」という枕詞がなければ歴史に埋もれ、見向きもされない作品に思える。
[DVD(邦画)] 3点(2016-06-04 07:34:01)
18.  わが青春に悔なし 《ネタバレ》 
思想弾圧批判の社会派作品かと思ったら、途中から三角関係の恋愛・夫婦モノになって、終盤は女の生き方というテーマが変遷していった印象で少々つながりが悪い。夫が獄死して、実家に肩入れしちゃうのもちょっと唐突な印象。時代の変わり目でもあり、試行錯誤で、全体的に粗いのは仕方ないかな。原節子の演技の変化はよかったと思います。
[DVD(邦画)] 5点(2016-06-04 06:16:50)
19.  風の中の牝雞
現代でも貧困により体を売る主婦は大勢いるわけで、別に戦後に限った話ではなく、現代的テーマでもある夫婦生活のカネと性、そして罪と罰の問題に切り込んでいる意欲作だと思う。隠し事が嫌だからと全てを打ち明けてしまう妻はどうかと思うが、夫も方も許しはするだろうが忘れはしないだろう。無理に自分に言い聞かせているシーンが印象的だ。そして、このまま不幸な結婚生活が続いていくんだろう。終盤のシーンはそういう夫婦の将来への不安定さに満ち満ちている。嫌結婚の小津らしい救いがない作品だ。当時39歳の田中絹代が28歳という設定はちょっと無理があるかな。
[DVD(邦画)] 7点(2016-03-12 13:05:49)
20.  三十四丁目の奇蹟(1947)
古きよきアメリカを感じるにはよいのかもしれない。それよりも、日本が原爆・空襲で焼け野原だというのに、敵国はサンタが居るとか居ないとかで映画を製作していた事に何とも言えない気持ちになった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-12 00:10:50)
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