Menu
 > レビュワー
 > ごりちんです さんの口コミ一覧
ごりちんですさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 80
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  下妻物語 《ネタバレ》 
まずはじめに謝っとく。これ観たのはネットで流れてた違法コピーでなんだ。(嗚呼パチモノ王国...) しっかしスッゲ~カッケ~、渋すぎるぜマジかよ。この扱い方でクレジットいれさせたイオングループも男前の太っ腹だ!濃すぎるキャストにベタなキャラ、完全に客層を限定するかのようなテンポのボケ突っ込み。表現方法に「なんで?」って言って立ち止まってしまう人達もいるんだろうけど、それってあくまで表面だけだし。なんたってさ、価値観の全く違う二人がドタバタしながら、やがてお互い認め合い無くてはならない二人になっていく、そんな様がなんかもう泣かせるんだよ。打算とかへんな美学とか、そんなものなしでさ。ほんと気持ちだけでだけでだぜ。そして最後、牛久大仏裏の大立ち回り。走れメロスというか、今思うと浪人街のクライマックス・百人斬りとダブるんだ。いい映画だよ、本当。笑った笑った、そしてうるっとキタ。観終わって超ハッピーになれるよ。減点するとしたらタイトルかな。でもさ、中身がすでに満点超えてるし、これまんま原作のタイトルなんだよね。だから10点だよ。...ところでさ、水野晴郎センセイってこんなチョイ役でも棒読みなのね。ますます惚れたぜ、マイク!
[インターネット(字幕)] 10点(2007-06-30 21:06:35)
2.  仁義なき戦い
別冊宝島でヤクザ関係をテーマにしたやつが出始めたころ集中的に観てました。 大看板になるような大物俳優陣を惜しげもなくてんこ盛りにした、まるで北海海鮮丼のような豪華作品。 しかも皆がみなカメラが回ると場面を奪い合うようにベタな濃い芝居の応酬で脂っこいシーンの連続。このへんは後のTVバラエティー『おれたちひょうきん族』でのおいしいところを奪い合っていた芸人さんたちに通ずるものがあります。 卑怯者はとことん卑怯。揃いもそろって利己主義者。そして死に様は呆気なくまさに虫けら。怒り吼える男たち。観始めていくらもたたぬうちに広能正造とシンクロしてしまうため、観終わるといつのまにか歩き方から口調まで影響されてしまう。 登場人物の相関関係が複雑な上シリーズ内で一人何役もこなしているためわかりやすさの点で難はありますが、この作品を減点する気にはなれません。 
[DVD(邦画)] 10点(2006-12-26 12:34:43)
3.  シックス・ストリング・サムライ
クールで熱いチャンバラ西部劇。 抜けば珠散る仕込みギター。 マッドマックス2な子連れ狼でつ。 School of Rockよかこっちが上でしょ。
[映画館(字幕)] 10点(2003-11-24 15:27:46)
4.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 
恥ずかしながらDVDで初見。今まで観てきた映画とは違うものというか、映画でこんな方法があるんだな~というかんじなの。猿のように立て続けに5、6回見直してしまったの。確かにひんとみたいなのがたくさんあって、見直していろんな符合をみつける度におお~ぅなの。時間軸が一定してなくて、夢・幻影と過去の回想、現実が入り乱れるから、よ~く見てないといけない気がしたの。ていうかほとんど全部ダイアンの幻想(死後の残留思念?)ってこともあるうるかも。クラブシレンシオのレベカデルリオが歌うジョランドゥはCD欲しいかも。あの場面からダイアンの愛とか悲しみとか後悔の感情がどんどん溢れてるきがしたの。だからベティの姿だったものが消えたのかな。なかなかすごい一作だけど映画館で見てたら「?」なままだったかもしんない。小説みたいに何回も読み返す前提の作品かも。ところで、ポイントになるところでやたらスペイン語になるのはなんでだろ。まだまだわかんないとこあるな。
10点(2003-07-26 14:03:20)
5.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
夏休みとったのに嫁と休みが合わず、1人職場近くのシネコンにて鑑賞。ワンカット長回しがあるよってそこだけは聞いてたのね。したら、冒頭からべろーんって微妙に自主映画臭い長回しが、ありゃーなんか変な間とか唐突な展開とか同じアングルが妙に続くとか画面ブレるなとか、えぇぇぇこんなのがいいの?って、まあハズレ引いたかな的な諦めみたいなものが頭をよぎり、One Cut of the Deadのタイトルが流れる…っていうとこまでがまあ伏線なのね。そっからよ、お父さん監督大活躍!なんか、中島らも原作の『お父さんのバックドロップ』をちょっと思い出しました。早い、安い、品質そこそこなんて言ってたくせに、走り回るなんか力強い、情熱的な、そしてやっぱり好きなんだな映画。娘の真央さんも、はじめは空回りしてる熱血バカだったのが(まあみんな、多かれ少なかれ若い頃はこうだったよね)、どんどん居場所にフィットしてはまってく。ああ、お父さんの血なんだなって、みててうるうるしちゃうよね。てか、観客巻き込んで一緒に映画撮ってる感あって、もうね、観終わってよっしゃ打ち上げいくぞ〜感半端ないよね。 …ただね、お母さんの扱いが軽すぎるかなって、そのへんはちょっと娘世代、母世代から減点されそうかも。
[映画館(邦画)] 9点(2018-09-14 17:37:12)
6.  愛、アムール 《ネタバレ》 
先に封切りの『ハッピーエンド』を観てしまい、後追いでレンタル。ついつい繰り返し鑑賞3度。観る程にずしんとくる。泣ける。冒頭はドライな現実、そして時間軸を大きく戻して事の始まりから。経済的にも文化的にも、愛情面でも満ち足りた豊かな老後。翳りの兆しは虚血発作、手術の失敗、右片麻痺、車椅子での在宅復帰。先行きの不安。アンヌからそれとなく何度か出されるサイン。終わらせたい。目を背け足搔くジョルジュ。介護する姿を周りは無責任に感動してみたり、高所から傍観して批判してみたり。やがてアンヌは人格も崩壊し負担は大きくのしかかってくる。介護に外部の力を頼ろうにも、所詮育った環境、教育や文化レベルが違う相手のそれは見当はずれ、ある面虐待ですらある。しかしもはや自分の手には負えなくなっていく。破綻は見えている。ジョルジュは諦めず、それ故に追い詰められる。それでも必死にもがき抗う。孤独。娘のエヴァはこのままじゃダメだと言う。それはわかる。ではどうさせたい。ホスピスに送りただ自分が安堵したいのか。それをアンヌは望まない。ジョルジュも受け入れられない。  相手を自らの手にかけることが愛なのではない。愛に追い詰められて、選んだ手段がそれ。愛は命よりも前にあるから(©️オリジナル・ラブかよ)。  終わりに、在りし日のアンヌの白日夢、食器を洗い終えコートを羽織り出掛ける2人。ふたりはずっと一緒。(この後『ハッピーエンド』に続く…のかな。)  ハネケ映画だから心に痛い。でもこれは嫌な痛みじゃない。安っぽく音楽で盛り上げたりしないで、ただ淡々と紡がれていく物語。好きだ。
[DVD(字幕)] 9点(2018-05-04 13:47:35)
7.  メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 《ネタバレ》 
よかった。雰囲気あったわ。閉塞感に包まれた国境の町。貧しく希望もないけれど、それでも皆なにかしらの憂さ晴らしを見つけて暮らす底辺の人々。しかし、ちょっとした誤解で殺されたメル。不法移民でここには家族もいないからろくに捜査もされず、内々で処理されてそのままさらりと流されてしまう、まるで虫けらのような死。これを溜息のひとつもついてあっさり忘れてしまう事だって出来る。だけどこの死はそんなつまらないことなのか?そんなの違う!ピートは敢えて強引にマイクを拉致して国境越えの旅に立つ。半分はメルの、もう半分は自分の、人間としての尊厳を守るため。(…って、そう思ったんだよね) ヒメネスまで行く先々の大自然の絶景は時として美しく、また恐ろしく、容赦なく過酷だったりする。それでもピートは何か人生の手応えみたいなもの感じてたんじゃないかな。だからあの盲の老人の「殺してくれ」も突き放したんだと思う。そして高揚感からレイチェルに電話でプロポーズしたのかも。 でも…やっとたどり着いたはずのヒメネスは無かった。メルの帰りを待つはずの家族もいなかった。絶望?それでもピートは奇跡のように写真の場所を探し出す。 そして三度目の埋葬。怒りも恨みも無く、正義でもなんでもなく、友人が人間として生き人間として死ぬことを全うさせたかった…んじゃないかな~と思ったのよ、うん。(今回ものめり込んで観ちゃったな~っと♪) 
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-02-09 18:20:43)
8.  浪人街(1990) 《ネタバレ》 
池袋の文芸座で観ました、初日に舞台挨拶付きで。 たしか勝新さんの大麻パンツ事件で公開遅れたんだよね。 この映画みて以後、あたしの中で石橋蓮司さんの評価が急騰しましたよ。 居合いの母衣さんかっこいいです。 そしてラストの百人切りに浪人たちがひとりまたひとりと駆けつけるとこが、なんていうかぞくぞくしてウルッとキタ。 ていうかさ、原田芳雄さんが刀の束背負ってやってきて 「おし~ん~…聞こえるか~っ」 って叫んだとこからもう泣けてたかもしんない。   
[映画館(字幕)] 9点(2007-12-12 21:55:22)
9.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
何度か観てますが、年がいってから観て思うことのほうが多いでつ。 ヤクザ・ギャングものということで『仁義なき戦い』を引き合いに出す方もいらっしゃいまつが私は別物と感じたでつ。広能も武田も所詮は組織の中の一人であるのに対しビトゥやマイケルは責任を持つ代表者で、考え方や行動そしてその理由が全く別レベルにあるように思えまつ。確かに暴力や殺人といった手段を躊躇無く選択する点では同じかもしれないでつが、特にビトゥには社会との共存やある面での社会への貢献のようなものを志向しているように感じられまつ。街とともに生きる、これが古いタイプのマフィアということなのでしょうか。これに対しマイケルは戦後の経済的なパワーゲームに向かう流れの中、経営基盤の強化のためラスベガスへ本拠地移転してしまいまつ。拠り所を街ではなくファミリーに求めるようになり、その結束を固めようとしてさらに孤独は深まりまつ。一族経営のヤリ手二代目社長の苦悩みたいな、こんな感じがどこか共感を呼んでいるのではないかと思った次第でつ。 パート2とは続けて鑑賞、これ必須と思いまつ。 
[DVD(字幕)] 9点(2006-12-26 11:45:18)(良:1票)
10.  地獄の黙示録 特別完全版
ながいながい夢みたいでつ。 はっきりした大義をもたない戦争でもあり、もともとモラルも高いとは言えない兵たちはお祭り騒ぎ。一方で本当の戦争のプロとして純粋に勝ちにいく方法を実践して孤立し、ついには独立勢力として恐れられるようになったカーツ大佐。結局はどちらも自分の戦う理由を探しながらみつけられないでいるようなかんじでつ。戦争の残酷さ悲惨さを描くんじゃなくて、『なんか変だ』っていう視点で重く深く描いてるでつ。へたすると反戦ってわけでもないのかもしんないでつ。つまりはいろんな意味で水野ハルヲ監督脚本主演の「シベリア超特急」の対極に位置する作品と言えましょう。しかしながら観終わっての疲労感はどちらも同じであることを思えば、水野晴夫に底知れぬ凄みを覚える晩秋の夕べでつ。  
9点(2003-12-04 01:03:09)
11.  I am Sam アイ・アム・サム
知的障害者を使って泣かそうとするのはずるだとおもうでつ。フォレストガンプもそう。ストレイトストーリーも。それと親子の愛を訴えて泣かすのもずるでつ。もひとついうと、ビートルズをあれだけあからさまに使って、愛こそ全てってあざとすぎるでつ。自分らの愛を他人様の金でなんとかしろっていうのは激甘でつ。人生っていうのは一時の感情じゃない。毎日続くものでつ。.......ということを頭では考えているのに、とっても泣けました。サム本人が一所懸命なのがいい。まわりのひとたちも、それぞれの考え方のもと、一所懸命になっていくのがいいでつ。それと、こんなこというと変かもしんないけど、サムとルーシーの間にあるのは親子の愛っていうより、まるで初恋みたいにみえたの。
9点(2003-08-10 16:20:14)
12.  ピアニスト
切ないでつ。途中何度もDVD止めちゃいました。性的嗜好が異常っていうより、これは傷ついた心の悲鳴みたいに感じたでつ。逃げ場になるはずの母親は娘を見ていない。内面を理解しようとしてない。だから無表情な仮面で内面的に幼い自分を守る。そう、あたしにはエリカが少女のように幼くみえたのでした。ホッケーのクラブハウスのシーンなんて特に。幼いから不器用。恋愛でも直球勝負。剛速球すぎまつ。てゆうかもっと駆け引きしろよ~。エリカがっついてるぞ~。でもそれはセク~スにがっついてるんじゃない。心のつながりが欲しかった。受け止めてほしかったんじゃないかな。そう思ったの。と、今回ものめりこんでいるわたくし。
9点(2003-08-08 00:48:23)(良:1票)
13.  ボクシング・ヘレナ
いやぁ~ん、みんな辛口。当時封切りで歌舞伎町まで行きました。このテーマは'65のコレクターに近いものを感じてましたので見逃せなかったの。四肢切断&監禁というと極めて暴力的な印象を受けますが、むしろ泣きながら「いかないでくれ~理解してくれ~愛してくれ~」と叫んでいるような感じをうけたでつ。だから男女逆の設定でも良かったかも。恋愛の暴力性みたいなものは男も女もそんなに変わらないと思うから。そういう意味でラストの夢オチはありだと思うの。だって嗜虐趣味からじゃないんだもの。狂うほどの恋からふと我に返り、血塗られた己が両手を見て恐れ悲しむ。そんな印象をうけたでつ。
9点(2003-07-31 01:06:58)
14.  鮫肌男と桃尻女
はじめ原作の漫画を読んだときすでに十分映画っぽい内容でしたが、映画は原作そのままじゃなかったの。原作には若人"我修院"あきらの山田君はいなかったの。でも、この映画は山田君につきるの。暗視スコープで2丁拳銃のアブナイ山田君なの。すごいの。ブルーベルベットのデニス・ホッパーくらいの存在感。山田君最高でつ。もうこれは恋でつ。
9点(2003-07-30 23:56:09)(笑:1票)
15.  ブラス!
借金まみれ・組合の裏切り者・貧乏の子沢山な息子が好きでつ。塵肺病みのおやじが倒れるのなんて、あざといな~と思いながらうるうるしちゃいました。なんか寅さん映画みたいな暖かさを感じてしまうのはあたしだけかしら。
9点(2003-07-22 00:16:46)
16.  グレイテスト・ショーマン 《ネタバレ》 
嫁と近所のシネコンで鑑賞。たまたまやってて時間潰しに入った感じ。期待してなくて、ミュージカルだからかストーリーもありがち展開してて、ああもうって、はじめは寝る気満々だったのね。でもフィリップ出てきてThe Other Side、ジェニー・リンドがNever Enough(圧倒!)、そして髭面レティのThis Is Me(パワフル!そして圧巻のモブダンス)。もうね、シートの肘掛握りしめて腰浮かせて半立ち。すごい高揚感。いゃーミュージカルってほんっとうにイイですねっっ‼︎て言いながら(故)水野晴郎に頬ずりしたくなるくらい。ダンスと音楽だけなら文句なし満点です。理屈っぽい嫁も黙って最後まで観てたし。 p.s. 翌週、嫁の出張中に再度レイトショーで鑑賞、やっぱいいなー。最初はストーリー部分の薄さが気になってたけど、2回目は適当に脳内補正して行間が埋まる感じでそれほど違和感無いかも。嫁に出先でOSTアルバム買ってもらいました。
[映画館(字幕)] 8点(2018-02-18 22:30:06)(良:1票)
17.  サベイランス(2008) 《ネタバレ》 
私はこの空気感というか、勿体ぶった謎めいた感じに違和感はなかったので楽しめました。謎解きというより、例えば『No Country for Old Men』のアントン・シガーをみているような、どこか共犯のようなというか、異常な犯罪者の行動をどこか期待して眺めていたような気がします。なんというか、「やっぱ、キ○ガイはこうでなきゃ」みたいな思いが私の中にあったんだと思います。たとえ悪徳警官やジャンキーであっても、本物のキ○ガイの前では無力でした。そしてそのキ○ガイたちも、無垢な少女には何か共鳴する部分を見つけて手出しをしない。誠に、私にとっては、こうあってほしいキ○ガイのありかたそのものでした。Bill Pullmanさん、だいぶ老けましたが良い感じでした。所長を撃ち殺した直後の、ブチ切れ方が素敵でした。微妙に抑えめの、そしてそれがかえってリアルなキ○ガイぽくて好きでした。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-20 15:38:34)(良:1票)
18.  パコと魔法の絵本 《ネタバレ》 
いきなりのライオンキングもどきから、賞味期限微妙なおばちゃんフラ軍団、ゆうたろうのジャイアント・ブランデー・グラスと続く濃い目のくすぐりで掴みは十分。これだけでぐっと引き込まれました。 「下妻物語」のロングホーン・リーゼントも素敵でしたが、今作の阿部サダヲさん、とっても素敵。ちょっと恋したかも(嘘だよん♪)。 原作は舞台モノだったのかな?でも映画にして正解ですね。寄り引きや場面切り替えやCG合成でこんなにファンタジックになるんだもの。 キャストも役所・國村・上川・妻夫木と、SinCityにも似てゴージャス。みんな舞台風のハイテンションモードだから、土屋アンナさんがちょっと霞んじゃってますね。小池さんは付いてってるようなのに…なんか惜しい。アヤカさんの屈託無さも良かっただけに、ああ惜しい。土屋さんにはもう一皮剥けて欲しいなっと思いました。 全体としては、えーっと、この監督さんは映画でも舞台でもコミックでもない「何物か」を目指してるような気がしました。それが何なのかわかんないんですけど、これからもこの方の作品を追っかけていきたいなって思いました。  
[DVD(邦画)] 8点(2009-03-25 19:15:33)
19.  フォレスト・ガンプ/一期一会 《ネタバレ》 
 DVDでもTVでも何回か観てる。最初のころは「知的障害者をダシにしてるな」「結局は拝金主義かよ」なんていうネガティブな印象があった。しかしそれでもフォレストの真っ直ぐで懸命な生き方姿に惹かれてしまい、二度三度と観続けるうちにこちらの印象も変わった。フォレストは、IQ70以上ではあるので障害者には当たらないもののちょっと鈍い自分をことさら卑下するでもなく、あるがままを受け入れその制約の中で努力する。ストーリーの端々で経済的な成功について触れられているが、彼の価値観の中でより大切なものは仲間の役に立つことであったり、友達との約束を守ることであったり、周囲の人間が幸せになることであったりする。ひねくれてしまったダン中尉を立ち直らせ(おそらく最後にアジア系の奥さんをもらっていることから、完全に吹っ切れたのだろう)、ババのお母さんへ大金を贈り、迷走し続けるジェニーに尽くす彼に、それでも神様は全てを与えない。ジェニーは天に召される。それでもフォレストの心は曲がらずポジティブである。この真っ直ぐさは、80年代"Born in the USA"で歌われていたようなアメリカへの怒りや恨み辛みに対して提示された、ひとつの答えなのかもしれない。ところでフォレストの適度な鈍感さと一所懸命な愚直さは男性に求められる美徳であるが、この映画のように堂々と描かれてしまうと個人的には気恥ずかしく思った。それをマイナス点。
[DVD(吹替)] 8点(2007-02-15 16:47:05)
20.  ゴッドファーザー PART Ⅲ 《ネタバレ》 
なんといっても最後のマイケルでしょう。ケイの叫びともアンソニーの嘆きとも違う。30年以上かけて築き大切にしてきた、そして今ここに来て引退することで守ろうと決めた大事なものが粉々に壊れ失われてしまった、言わば彼の人生の全てを否定されたようなもの。それを思うとこれがマイケルの人生の終わりだったのかもしれない。これまで長い間被っていた仮面を脱ぎ捨ててしまった瞬間、それがあの完全に脱力した表情なのかな。PartⅢはこの最後の破滅の瞬間に向かうための映画なんだと思う。絶望と後悔しか見えない。最悪のエンディングなのについつい何度もマイケルの最後の叫びを見てしまう。これが父性の愛の限界だと思いつつ贖罪のつもりで見てしまう。見ても結局多くの男は変節しないで、最後は同じように"Aaaahhhgg...."って叫ぶんだろうなって思う。
[DVD(吹替)] 8点(2007-01-29 15:58:53)
011.25%
111.25%
200.00%
311.25%
433.75%
5810.00%
61316.25%
71923.75%
81923.75%
91113.75%
1045.00%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS