1. トレマーズ
《ネタバレ》 この映画、メッチャ好きだ!最高に良い!文句なしで10点満点! とにかく一番は敵にルールがある点。 1.音を出すと気づかれる。2.高いところに行けば安全。など。 とにかくガムシャラに強いわけではなく、頭を使えば勝てるって点が ああすれば安全かもっと見る側も参加出来る。 このルールに沿った上で、いかに敵の倒すか?ってのが最高に面白い。 普通、モンスターパニック物はエラ強い怪物が一匹いて、そいつを倒す事に 2時間費やすが、トレマーズの場合全部で4匹のモンスターをあの手この手で 倒していく。よく考えれば、なかなか珍しいタイプの映画だと思う。 次に、舞台設定が良い。 開放的な砂漠のハズなのに、陸の孤島となっており 脱出劇になっている、僕は脱出劇が大好きなのです。 それだけで、話や目的を分かりやすくなり、この場所で どんな面白い展開になるんだろう!?っと俄然盛り上がる。 この二つの条件が揃ったときに発生する空気感。 地面に立っていると非常に危険、だが、ひとたび高いところに行けば安全。 スリルさとノドカさを兼揃えた、あのマッタリ雰囲気が大好きだ!! 最後に、演出が良い。 冒頭から中盤ぐらいまでは、砂漠の田舎町にモンスターがいる事が 徐々に判明していくわけだが、その徐々にっぷりが最高に良い。 何故か鉄塔に登って凍死した老人。深まる謎。 老夫婦に危険を知らせに行くと既に姿がない、するとどこからともなく聞こえてくるラジオの音。 足元の地面をこすってみると、そこには車のヘッドライトが・・・。 この車のヘッドライトがってのが最高に良い。最高に良いって言いすぎかw とにかく、地面にライトを埋めただけで車まで飲み込んでしまう怪物がいるという 恐怖を演出する。老夫婦の死体が転がっているよりよっぽど怖いし恐ろしくリアリティーがある。 こういう些細な演出が、全編通して抜群で、何度も見れる映画になっているんだろうと思う。 あ~、レビュー書いてたらもう一回見たくなってきたなぁ。 って事で、褒めだすとキリがないので、このへんにしておいて、もう一回見ます~。 [DVD(字幕)] 10点(2009-08-02 00:24:14)(良:3票) |
2. 処刑人
《ネタバレ》 この映画を初めて見たのは、僕がまだ専門学校生だった頃。 便器を引き抜くシーンのカットと音楽、刑事スッメカーが 犯行当時とリンクしながら事件を解説するシーン、テーマ、 ラストが演説で終わる事、とにかく衝撃的だった。 それに加えて、六丁拳銃の老人のキャラクター性が 個人的な趣味のストライクゾーン。大盛り上がりで、当時の 友人に見せて盛り上がった。が、社会に出て先輩に見せても、 その反応はイマイチ。人によって映画の評価が違うと痛感。 6年経った今、改めて見てみても、やっぱり僕の中では10点です。 今見ると悪党なら人を殺してもイイっていう極論には賛成できないが なんというか映画全体に漂う雰囲気がイイ。話が少年漫画のような ノリがありつつ、カッコいい演出を織り交ぜる。 そのへんが僕のツボなんだと思う。 [DVD(字幕)] 10点(2007-01-28 21:48:10)(良:1票) |
3. 酔拳2
酔拳!たまらん!前半の酔拳を説明しつつの戦い!中盤の100VS2!!後半の扇子を使った決めシーン!!!最後の戦い!!!!どれを取っても見所満載で、見ていてウズウズする。マトリックスでも大量のスミスと戦っていたけど、所詮偽者で、冷めた目で見てしまう、今まで大量の敵と戦う映画はいっぱいあるけど、酔拳2がピカイチ。ただのカンフーでは無く、酔拳を習得してしまおう、というジャッキーの凄さ!たまらん! [映画館(字幕)] 10点(2004-10-03 22:25:22)(笑:1票) |
4. マッドマックス 怒りのデス・ロード
すばらしい。ただただ砂漠を戦いながら走るだけなのに、こうも飽きさせずに表現できる物か。きっとカメラワークなどが絶妙なんだろう、なぜこんなにすばらしいか、もう一度みて考える必要があるな。 [DVD(字幕)] 9点(2016-01-26 14:58:49) |
5. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 タイムリープ物は好きだけど、その理屈を解説しているものは少ない。本作では宇宙人の能力ではあるが、原因がハッキリしており、問題の解決など見事に処理している。話を考えた人、天才すぎやなぁ。 [DVD(字幕)] 9点(2016-01-26 14:50:28) |
6. インセプション
非常に素晴らしい。凄い。こんなにもオリジナリティーに溢れた映画は久々に見た。夢の中で夢に入る連鎖がゾックゾクする。メメントの監督なんだね、クリストファー・ノーラン、天才すぎる。 [DVD(吹替)] 9点(2011-01-10 12:23:46)(良:1票) |
7. ヒックとドラゴン
めちゃめちゃ良かった!最高によった! とにかく良かったんだが、この良さを人に伝えるのは難しい。なぜなら斬新な点が特にない映画だからだ。 これは例えるなら、ボクシングの世界チャンピオンの強さの秘密は、大げさな必殺技があるわけではなく ジャブが強い、そんな感じだ。 よくある王道ストーリーの3DCGアニメという事でなめてかかっていた事もあるが、これはCGアニメじゃないと出来なかった映画。 さすがスティッチを作り出した人だけあって、ドラゴンのトゥースが表情豊かでかわいい。もし、この映画がアバターのようなリアルCGの洋画だったら、 表情をデフォルメで表現できず、もっと何を考えているかわからないドラゴンになって感情移入できないだろうと思う。 映像も綺麗だし、無駄なシーンがなくテンポが良い。ドラゴンとの対立、和解、協力、調和という王道ストーリーが見やすく、 ヒックとトゥースとの友情、ヒックと父との親子愛などもまんまと感動で、欲しかった時に、欲しかったカタルシスを与えてくれる。 凄く良かった映画として、いろいろな人に勧めていこうかと思う。 [映画館(吹替)] 9点(2010-08-09 12:54:34)(良:6票) |
8. パコと魔法の絵本
パコがかわいすぎて、役所広司が悲しすぎて良い。泣ける。 下妻も嫌われ松子も良かったですが、パコが一番好きです。中島哲也監督スゲー。 今回全力で3DCGアニメを取り入れていたところで、大丈夫かなぁっと不安でしたが、個人的にはあのCGがなければもっとコジンマリとした話になってしまっていたろうから、アニメと実写の融合映画として、マレに見る成功例だと思います。3DCGがあったからキャラクターのビジュアルもあんなに濃かったんですねぇ。 [DVD(字幕)] 9点(2009-08-02 01:10:38) |
9. アフタースクール
脚本が素晴らしいです。サスペンス物として謎や伏線、どんでん返しやオチもありつつ、キャラクター達の心情描写もちゃんとされている。こんな監督が日本にいることを同じ日本人として誇りに思います。って事で8点、大泉洋のファンなので+1で9点。 内田けんじ監督の他の2本も面白かったので、今後の監督の活躍に期待です。 コメンタリーが監督と大泉洋の爆笑トークでしたw [DVD(邦画)] 9点(2009-08-02 01:06:48) |
10. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 こういうバカバカしいの好きだなぁw腕をひねって銃弾を曲げるを必死で練習してるwwwアクションもバカなwってのが連続していたりするし、最後の終わりかたもまぁ仕方ないかなぁって感じ。もっと強大な敵とかいて欲しかったけど、全体的な趣向性が好きです。 [DVD(字幕)] 9点(2009-08-02 01:01:30) |
11. 天使にラブ・ソングを2
1があるので、わずらわしい説明がないのが良い。次第に生徒達と打ち解けていくくだりや、最後の発表、音楽的にもラップがあったりと1よりも幅があって2の方が好き。 [DVD(字幕)] 9点(2009-08-02 00:59:07) |
12. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 1を完成させた時には、まだ2を作る予定はなかったらしいのに、ここまで1に絡めて作れてしまうあたり素晴らしい。過去、未来、現代と行ったり来たりする流れが結構複雑なので、1のエピソードだったか2のエピソードだったからあやふやで、だからこそ何度も見てしまうんだろうと思った。 [DVD(字幕)] 9点(2009-08-02 00:39:02) |
13. バック・トゥ・ザ・フューチャー
この映画も何度も見れるなぁ。 1を見ると必ず2.3と見たくなる。 すっかり初めから三部構成で作ったのかと思ってたけど、コメンタリーを見るに1が劇場公開された時は、2の予定はなく、半分冗談で続くっと入れていたそうな。 [DVD(字幕)] 9点(2009-08-02 00:37:04) |
14. ゴジラ(1954)
《ネタバレ》 ゴジラVSビオランテとかを見た流れで、大元のゴジラも見てみようかなっと軽い気持ちで見たけど、凄い映画だった。 モノクロ映像がキツイかと思ったが、逆に細部が見えないのがリアルで恐怖心をあおる。 ゴジラ公開当時の日本は、終戦直後でまだ戦争の記憶も新しい。 アメリカからの原爆をリアルタイムに受けた人物が込めた反戦メッセージだけに説得力が強い。 モンスターパニック物のエンターテイメント映画に、ここまで強烈にメッセージ性が乗せる物なのかと脱帽。 本編中、科学者の芹沢が科学技術を戦争で使われないようにする為、自らも命を絶つという 流れは、昨今の映画の流れからすると考えなくい物だが、この映画が生まれた経緯を考えると 納得がいく。 映画にメッセージ性を込めるとは、キャラクターの決断に信念があり その行動の意味を考える、という事なんだと実感。 [DVD(邦画)] 9点(2009-08-01 23:56:05) |
15. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
《ネタバレ》 エヴァらしいオリジナルな設定(捕食されるエヴァ、サードインパクト、人ならざる物へ進化するエヴァ)、 精密な描き込みのジブリ、過剰なまでのハイライトや色彩の新海誠とは別アプローチのボカし表現による綺麗な背景美術、使徒の幾何学的なデザイン、エフェクトのデザイン など随所に見られるオリジナルな映像表現、起承転結から離脱したストーリー展開が、括弧たる世界観となり 独特の空気感が生まれていた。最近ではダークナイトでも同様のオリジナルが作る空気感を感じたが、 こういう映画は是非劇場で見たい。 話の内容自体は、あいかわらずエヴァでついていけない部分が多いが、今までのエヴァと違った点として、 シンジがレイを助けたいという、普遍的で誰でも分かる感情が強くなっている為、わからない要素はあるものの シンジの成長や頑張りに強く引き込まれた。 アニメ版では、レイがどんどん人間っぽくなくなっていってしまっていたが、破まででは レイはどんどん人間っぽくなっていっている、当時、設定等は分かりにくくても良いが、感情表現部分を、もっと素直にやってくれれば傑作になったんじゃ!?と歯がゆい思いをしていたので、そういう願望に答えてくれたように感じた。 次回作にも期待。 [映画館(邦画)] 9点(2009-08-01 22:54:21)(良:1票) |
16. ローマの休日
名作と言われるローマの休日がどんなもんかと見てみたが想像以上に良かった。50年以上も前の映画なのに普通に見れるってのが凄い。無駄な話やセリフが削ぎ落とされていたからだろうなぁ。オードリーヘップバーンが魅力的ってのがデカイ。恋愛映画はヒロインがいかにかわいいか?ってのも重要な要素だと思うが、その点においては映像が綺麗な最近の映画でもかなわない気がした。 冒頭睡眠薬で酔っ払ったみたいなオードリーが非常にかわいかった、あれはアパートに行ってしまうという流れを作る為の策にもなっているし、王女のかわいい一面にもなっていて効果的だった、そういう無駄のない感じが良かった。 スクープ写真も口外しないという綺麗な流れも良いんだけど、やっぱり最近の映画と比べると話の流れが物足りない感じもするので、名作とは言えど10点満点とはつけずらいです。 [DVD(字幕)] 9点(2009-01-24 03:48:30) |
17. この森で、天使はバスを降りた
《ネタバレ》 激しい恋愛や派手なアクションシーンはない。感涙するような場面もなかったが、優しくさり気無い演出が 鳥肌が立つ感動を起こさせた。作文コンテストを開催して、大量に届いた作文を町中の人で 読む事になった場面とか、座ったきりの老人がその作文を読んで外に出る場面とか、何の セリフもなく数十秒のシーンなのに色々な事を想像させられる。 おそらく手紙を読むうちに、TVばかり見て過ごすうちに忘れてしまっていた町の美しさなどを 思い出したんだろう、それが大げさに演出されておらず、見る側の想像力次第で感動が何倍にも増幅される。正直パーシーが疑われる流れは強引な気はしたが、パーシーを疑った甥も葬式で自らの罪を告白し考えを改め、 老婆の息子もパーシーに対する罪の意識かパーシーが思い出させた人の温もりか、何らかの影響で母親との 再会に成功する。これらの何人もの人間ドラマはパーシーが死ぬことで成立した劇的な変化だ。 店の新しい経営者に、パーシーと似た境遇の人物が選ばれる事で、パーシーの意思は生きていく といった、死という事にたいする意味すらも考えさせられる。 [DVD(字幕)] 9点(2009-01-24 03:27:27)(良:1票) |
18. ノッティングヒルの恋人
《ネタバレ》 見終わった後は非常に爽やかな気分。強く印象に残ったシーンは二つ。ひとつはラストの記者会見のシーン、人は普段は出来ないような大胆な行動などに、憧れ惹かれるんだろうなぁ。もうひとつは、中盤の撮影現場にて、サラの過去の人発言をウッカリ聞いてしまった惨めなタッカー。惨めに傷つくタッカーに同情。 これらの感情移入が出来たのは、タッカーとサラが基本的に優しいいい人だからじゃないかと思う。わりとムチャクチャな展開だったけど、ハリウッド女優ってムチャクチャそうっていうイメージがあるので、なんとなく納得できたし、そんなムチャクチャやっておきながら、アナに対してそこまで嫌悪感を抱かなかったのは、女優ならではの悩みを抱えて終始物悲しい雰囲気をかもし出していたジュリアロバーツの演技が良かったのかな。 脇役を褒めてる方が多いが、あまり感じなかったので僕もまだまだだなぁっと思った。脇役も重要なファクターなのね。 [DVD(字幕)] 9点(2009-01-17 02:14:53) |
19. ラブソングができるまで
《ネタバレ》 僕はずっと面白い映画とはどういう物か?と考えている。 個人的な趣味傾向から、今まで派手なアクション物、凄いCG、意外性のあるサスペンス物を見てきて、 ストーリーの設定や展開こそが面白い映画の最重要要素だと思ってきたが、最近 それに加えて「魅力的な人間か?」とう事も重要だ、と気づいた。 そこで普段は見ない恋愛物を借りてみたわけだ。 この映画で衝撃的だったのが、ソフィーが歌詞とメロディーについて語るセリフ。 「メロディーは第一印象、肉体的魅力やセックス。 相手の本当の姿を知る事が歌詞。つまり人生や心の中ね」 これは正に映画でもいえる事で、派手なCGを使っているだけで内容のない映画は、 メロディーだけ良くて、歌詞の内容がない物と同じ。本当に良い歌は歌詞に人生や心がある。 映画や物語にも、人生や心がなければならないんだろう。 ここで重要なのが、どうやって人生や心を映画に込めるのか?という問題。 いくら素晴らしい言葉があったとしても、ただしゃべるだけでは何の感動もない。 映画の場合、登場人物に人間的魅力があり感情移入できている状態で、 はじめてセリフに重みがついてくる。 この映画は、アレックスとソフィーの人間味で溢れていた。 ソフィーがピアノに物を置いたり、植木に水をやりすぎても叱らず 大人な対応で受け流す。そんな二人の関係性が優しい雰囲気の映画にしている。 こういった些細な事の積み重ねで、冒頭30分で二人に感情移入出来ているから 不思議な物だ。その一方で、アレックスは過去の栄光にすがり音楽業界に対してスレた感情を抱いいるし、 ソフイーは昔の男のトラウマから、自分に自信をなくしている。 人間の陰と陽の部分を持つ二人に、リアリティーがある。 こういった、リアルな人間である事で感情移入が出来て、深いセリフも 直接心に響くんだろうなぁっと思った。 いや~、映画って本当に面白いですね・・・いや、水野晴郎じゃないよ? [DVD(吹替)] 9点(2009-01-12 13:19:35)(良:1票) |
20. ダークナイト(2008)
一級品の映画に漂う独特の熱を感じた。 脚本、演技、演出、音楽、全ての物がガッチ~ンっとかみ合った時に出る物だと思う。 だが冷静に考えて見ると、他の映画と比べると、話を詰め込みすぎており、かつ説明要素を ギッリギリまで省いているので、気を抜くと今なんでこれやってるんだっけ?っと展開に ついていけなくなっていた部分もあった。 あったものの、一つ一つの事件が独特で存在感があり、それが怒涛のごとく 攻めてくるので、細かい事を正確に理解できなくても、必死に着いてくうちに 作品に飲まれ、熱に酔い、バットマンの映画という事を忘れて、本当におきている事件と 錯覚してしまうような臨場感を味わえた。 [映画館(字幕)] 9点(2008-08-16 00:50:46) |