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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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1.  獣の剣
「三匹の侍」のような荒々しくもダイナミックな活劇を期待すると若干肩透かしくらいます。登場人物それぞれに志があり、基づいて動いている訳ですが、それぞれが心境が変化するまでの掘り下げが甘いのでご都合主義感が否めません。  メンバーも豪華だし展開も破綻してないし悪くないのですが、これからという終盤にあっさり終わるので、もうすこし先の展開も期待してしまいました。 平幹二朗演じる主人公からも序盤こそ見えましたが物語が進むにつれてそこまで獣感がなくなってくるので、もう少し全体的にギラギラした演出が欲しかったのと、特出の天知茂の使い方もったいなさすぎます。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-04-15 22:37:41)
2.  御存じ いれずみ判官
めちゃくちゃ面白い!テレビ世代で遠山の金さんを観ていた私は、この時代のスケールと千恵蔵演じる貫禄たっぷりの金さんが、上様を前に能楽舞台で狂言演じながら悪事を暴いていく様がとても新鮮でワクワクしました。  もちろん東映の勧善懲悪の時代劇ならではの量産型脚本はそこまで特出すべき物ではないですが、そのぶん安心して観られます。終盤の火付けから解決に至るまでの展開は緊張感も増し、魅入ってしまいました。  当時の東映悪役オールスターのような配役を前に、貫禄ありすぎの千恵蔵金さんが橋掛かりからドヤって再登場し、歌舞伎調の台詞回しで追い詰めていく様なんか、千恵蔵か右太衛門位しか許されないのではないかと思いますが(笑)これくらいやってくれたほうが見ていてスカッと爽快に終われるので良かったです!  丘さとみさんがやっぱり可愛いなあ、現代にも通じる可愛さだと思います、ブロマイド買おうかと思うほど(笑)!
[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-04-09 22:59:20)
3.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 
私のように全くモテず、意中の女性とフランクに恋愛話して、その時は笑顔で返してくれるけど 実はその女性はまったく別の男性を思い浮かべて笑顔でいる系の経験豊かな私としては、この作品の ジャック・レモン演じる主人公の非常に単調な生活にスパイスを入れるべくアパートの鍵を貸す副業を 行っているのが何とも感情移入できてしまいます(笑)  そんなジャック・レモンの意中の相手となるシャーリー・マクレーン演じるエレベーターガール。 皆に高嶺の花と想われている子に対して、御多分に漏れず好きになっちゃう部分もこれまた共感(笑) しかもこういう可愛い子に限ってだいたい同性に人気のない中身のつまらない男とか既婚者に引っかかる! シャーリー・マクレーンも引っかかる!この展開も実にリアルだ(笑)  そんなうだつの上がらない男が、なかばやけっぱちで退職を願い出る!新たな人生を歩みだす! あのいい人代表みたいな男が、実は私の事を想っていて、会社まで辞めちゃったとなったらそれはもう シャーリーは追いかけるしかない!!引っ越し直前のアパートに駆け付けた笑顔の彼女とのトランプ!、 それは奇跡を起こした男の至福の時間!このジャック・レモンは陽気な分だけ対照的に心の孤独さが 増した分だけ、最後の最後で報われるところの達成感がものすごいです。できればもう数分余韻の イチャコラ観たかったけど、十分ステキな作品です。ビリー・ワイルダー作品の当たり作品の多さに脱帽! でも「情婦」「お熱いのがお好き」のほうがずっと好きです(笑)
[DVD(字幕)] 8点(2020-09-02 14:03:18)(良:1票)
4.  三匹の侍
時代劇専門チャンネルでテレビドラマの第4~6シリーズを観て面白かったので、劇場版を借りてきました。 1本のチャンバラ映画としてすごく面白いです。三匹が出会う前の設定でテレビドラマより尺の長い94分ということで登場人物も展開もじっくり見せる描写です。 本線はありつつ三人それぞれに女性とのエピソードが混ぜられたり、三者三様の立ち回り、あまり拝んだ事のない丹波哲郎さんのヒドいやられ方など(笑)テレビとは違う面白さがありました。 ただテレビ版よりもだいぶ硬派な印象ですね。26話でエピソード毎に遊べるテレビと違って予算がある反面あまり遊べない規制もあったと思いますが、もうすこしユーモアのあるシーンが多くても嬉しかったかなと(特に長門勇さんファンは)。丹波哲郎さんカッコ良かったです!
[DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 01:11:50)
5.  不意打ち 《ネタバレ》 
邦題がちょっと分かりにくく、作品内容と結びつかないけど、まぁ本当に良く出来ています。ヒッチコック映画のような不安感を煽るタイトルバックからして秀逸。「時計じかけのオレンジ」を彷彿とさせる乱入者の暴れまくり感、パワフルです。ご婦人が典型的なマザコンで、観る側も同情したくもあり、なんか完全な善人にも見えないような妙な危うさもいい。一番怖いのはやっぱり人間、しかも捕まる事をも恐れない暴漢に蹂躙され続ける胃の痛くなるようなこの展開、最高のサスペンスです。やっとのことで家から脱出を試みたご婦人が、結局抱えられ何度も家の中に連れ戻される時のあの観客側のガッカリぶりといったらない。暴漢グループのリーダーを演じたジェームズ・カーンの熱演も見もの。彼がエレベーターの中でご婦人に息子の手紙を読んでる時のなんとも言えない表情の変化が印象に残りました。DVD未発売のこうした作品を観る機会は何よりの幸せ。トラウマ映画館、そして町山智浩さんに心から感謝の意味もこめて8点献上。題材が被る類似事件のせいで長い間、なかなか陽の目を観る事の出来なかった作品ですが、私の生まれる前にこんなパワフルな作品があったのかと感動すらしました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-12-19 16:55:16)
6.  THE ALPHABET 《ネタバレ》 
これもデイヴィッド・リンチ監督の超初期の短編です。3分半くらいの作品でしょうか、それでもリンチっぽい雰囲気で溢れています。これを観てから「グランドマザー」「イレイザー・ヘッド」と観ると流れ的に繋がると思います。物語はあってないようなもの(というより理解不明)なんですが、女性(リンチの元の奥様)がベッドに寝ており、ABCの唄に合わせて動いたかと思ったら終盤は血を吐くんですけど、その途中のアニメーションも全体的に難解です。日の丸みたいなのが出てきたり、オクチのアップでベロがレロレロしたり、チ●コみたいなのが変色して黒くなってったと思ったらいつの間にか消えてたり、頭部が割れてそこにアルファベットのスペルが入り込んでいったり…。理解しようとするより、各々がどう感じるかという所では、リンチ作品全体通じるものがあります。この作品を観終わったときに、投げ出されずに(うんうん、リンチっぽい!)と嬉しくなったアナタは完全にリンチフリークです(笑)
[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2010-02-14 17:21:41)
7.  SIX MEN GETTING SICK
「イレイザー・ヘッド デジタルリマスター版」が渋谷のライズXで上映された時に初めて観て、その後に発売されたDVDを買って再度観かえしました。映画というより動く絵って感じでしょうか、35秒間で1パターンの展開が数分間にわたってループされます。6人の人物が病気にかかり、吐いたりするという設定なのですが、正直それだけの話でそれ以上理解するのは難しいです。しかもずーっとサイレン音が鳴っており、作品としても不安に駆られ、かつ不気味です。  それでも「ツイン・ピークス」で日本でも有名になった鬼才デイヴィッド・リンチの初期の初期の作品がこうして日本でも観られるようになったこと自体を嬉しく思います。鬼才の片鱗はこの頃から感じ取れます。  余談ですが2009年にライズXでリンチの初期作品が上映されたとき、お客さんは皆(リンチはこういうもんだ)的な暖かい雰囲気で見られたので、不思議な一体感がありました(笑)
[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2010-02-14 17:09:55)
8.  史上最大の作戦
スケールが大きな映画なのに、記録映画風に淡々と刻み、豪華出演陣が誰しも目立ちすぎてないのがすごく良い。映画の切り方も非常に上手いですね。水平線上に横にズラリ並んだ艦隊の引きの画は、それだけで「史上最大の作戦」と思える迫力がありました。片方の国の視点からしか見せない戦争映画よりもメッセージ性は薄くなっても、全体的なまとまり方は全然上に感じました。枝に吊られて死んでいた兵士を見つめるジョン・ウェインの悲しげな表情が脳裏に焼きついて離れません。
[地上波(字幕)] 7点(2008-03-21 11:51:29)
9.  イージー・ライダー 《ネタバレ》 
観る時代・世代を選ぶ映画と分かっていて作ったような作品。2007年に観ても「当時はそういう病んだアメリカの中でもがいている人に受け入れられたんだろうなあ」と思う程度で、それ以上も以下もない。物語はあってないような感じだし、正直大して面白いと思わなかった私がヘンだとも思わない。但し32歳のジャック・ニコルソンが強烈だった。撮影も編集も粗かったが、それよりラストは無理矢理全滅させたような格好で、そこに意図を感じられなかったのだけは残念だった。
[地上波(吹替)] 4点(2007-08-20 01:23:33)
10.  真夜中のカーボーイ 《ネタバレ》 
ムダに自信満々で都会に出てきた青年が現実の厳しさに触れる部分(世間の冷たさも同時に感じて)と、ダスティン・ホフマン演じる男が互いに都会から弾かれた同士で惹かれあう部分に妙に温かさを感じてしまい、最後のほうの友情部分は結構胸を打つものがありました。でも最後に男が死んでしまう感じは分かってしまうし、綺麗なまとめ方にしたくなかったにしろ、あまりに救いようが作品で結構寂しくなりました。所々に出てくる空想というか頭の中で展開される世界、あれって成功を信じる若者なら理解できるんじゃないですかね?理想と現実のギャップに落胆した事のある人なら「そうだよなー」と展開に納得できると思います。しかしこのカウボーイも志が低いですよね、このタイトルそのまんまだし(笑)特筆すべきはダスティン・ホフマンの死に顔、上手すぎです。
[地上波(吹替)] 6点(2007-05-06 13:16:51)
11.  太陽がいっぱい
おい!アラン・ドロンのあの目は何なんだ!?何であんなにカッコいいんだ!?男の俺でも言葉を失いそうなカッコよさですよ!それだけでも観る価値があるのに、この展開は凄いですね、しかも全く中だるみがありません。友達を殺して、友達になりすますリプリーに対して「捕まらないで逃げきってくれー!」なんて願いつつ、ハラハラドキドキしながら鑑賞しました。この作品を観た後にリメイク「リプリー」を観ましたが、多分鑑賞の順番が逆でもこの作品の方が遥かに評価は↑です。しつこいですが、このアラン・ドロンのカッコよさは神がかり的だと思います。ジミーちゃんが嫌いとかではなく、アラン・ドロンが凄すぎます。男の俺でそう思うんですから、女性が当時メロメロだったのも納得です。鳥肌が立つ程メロディアスなニーノ・ロータのテーマソング(物悲しくもあり、サスペンスチックでもある)に乗せて、「太陽がいっぱいだー」とセリフを放つリプリーで終わる、まさに大どんでん返しのラスト。凄い映画センスですね。映像も音楽も出演者も美しいのに、対照的に展開は非常に恐ろしい・・・。これこそ名画です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-09-20 12:06:23)(良:1票)
12.  荒野の用心棒 《ネタバレ》 
つい先日「用心棒」を観たばかりだったので、あまりに展開が同じなんでビックリしました。リメイクってここまでそっくりに作る事なのかと。それだけオリジナルの脚本が素晴らしいんですけどね。ただこの作品は同士討ちをさせるまでの展開にさほど魅力を感じませんでした。でもマリソルを逃がそうとするエピソード辺りから一気に緊迫感が増し、ジョーが逃がす計画を謀った事がばれてからの部分と逃げ出し、ロホス一家がバクスターを全滅させる辺りから「こいつら、許せねえ!」と観客を煽ります!最後に一匹狼よろしく黄砂舞う登場のシーンは、三船先生演じる三十郎が登場するそれとそっくりながら、それに負けていない魅力があり、若かりしイーストウッドのカッコよさも相まってシビれます。ただそこは外国映画、ラストの対決の引っ張りにちょっと抵抗を覚えました。もう少しアッサリでもいいんだけど・・・。でも中盤からの盛り上がりは確かなものですし、音楽も実に効果的で良い作品だと思いました。出来れば黒澤先生の「用心棒」を観る前に鑑賞した方が評価が高いかもしれませんね。
[地上波(吹替)] 7点(2006-09-01 10:26:41)
13.  アラバマ物語 《ネタバレ》 
法廷ドラマではなく、弁護士の父の苦悩を見ながら育った娘から見た、回想形式の人間ドラマの秀作です。最近の人種差別の裁判モノだと「目をつぶってください、それは白人でした」みたいな、証拠で解決できない最後の部分は人の心に訴えるというパターンが王道ですが、この作品は双方からの証言を元に展開する必要最小限の法廷ドラマなので余計に見ごたえがありました。子供が父親を尊敬する目、父親がちゃんと行動にして指針を見せる様子、これこそが親子の理想の形であり、フィンチ弁護士が理想のヒーロー像の第1位になった所以だと思います。「ローマの休日」がきっかけで映画の魅力にとりつかれた私にとって、グレゴリー・ペックの存在は色々な意味でヒーロー。彼の派手さはないけれど、しんみり心に伝わってくるこのヒューマンドラマでの演技で念願のオスカーを受賞した事は実に彼らしいなと思いました。また子供二人の見事な演技もこの作品の魅力に華を添えていると思います。黒人擁護で冷たい視線を送っていた周辺の人々すら、有罪の判決を聞いた瞬間に戸惑い、心揺れる様子が印象的でした。ブーはフィンチジュニアの命の恩人でしたが、フィンチもまた黒人の皆さんの心の中の恩人になれたのだと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-16 21:33:26)
14.  死霊の盆踊り
死霊は全く出ませんが、観ている我々に死相が出てきます。盆踊りは全く出ませんが、ボインが踊っています。正しいタイトルは「死相のボイン踊り」です。ちょうどこのレビューを書いている時の得点が「0.81点」でした。( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!
[ビデオ(字幕)] 0点(2006-08-11 15:59:30)(笑:4票)
15.  天国と地獄 《ネタバレ》 
本当に黒澤明って人は偉大なんだなと今更ながらに思います。144分という尺の長さを全く感じさせないし、一寸の無駄も感じませんでした。前半の誘拐犯との交渉、後半の神奈川県警の執拗な捜査、どちらも全く緊張感が途切れる事はありません。結局身代金はほとんど戻ってきたけど(ヘロインを買った2万円以外)、世論から同情を買うも権藤は会社を追われるという完全なハッピーエンドではない辺りもリアルで良かったです。印象的だったのは、自分の地位と全財産を投げ打ってまで身代金を払うか苦しむ権藤の葛藤、特急こだまの車内で身代金のカバンを投げ捨てるシーン、煙突からパートカラーのピンクの煙があがった決定的な場面、竹内をハメる為に執拗に足取りを追う街の場面、あらゆる側面から犯人を追う県警の捜査場面と、幾度のシーンでも鳥肌が立ち、「手に汗握る」とはこういう事かと感動しました。見せ場がこんなに多い刑事ドラマを観たのも初めてでした。また黒澤オールスターズとも言える超豪華キャストゆえ、「あ!あの人たったこれだけの役?」とかって楽しみ方も出来ました。また子役2人の演技力も忘れてはいけないと思います。不祥事を起こしてばかりいる警察に見てもらいたいですね。1人の金持ちにここまで同情的なのはドラマっぽい感じもしますが、この結束力と捜査への取り組み方は学ぶべき点も多いのではないでしょうか。
[DVD(邦画)] 8点(2006-08-02 11:00:41)
16.  用心棒 《ネタバレ》 
三船敏郎の圧倒的な存在感をこれでもかと感じる名作ですね。これぞ娯楽作と思いますし、6人を殺ったのがバレて、拷問受ける部分は結構痛々しかったですが、あまりに仲代さん演じる役が鉄砲に頼りすぎてるもんだから、途中から「三十郎、もうすぐ四十郎やっちゃってくれ!」と肩入れしたくなっちゃいます(笑)音楽もここぞって所でピッタリな音楽かかるし、愉快痛快でたまりませんね!本当に殺陣が速い!もっとバッタバッタ斬っても嬉しいもんですが、前半のもったいぶってる感じ、あごヒゲを撫でる仕草もすげえカッコいいですよね!頭は切れるけど鉄砲に頼りっきりのあの男、本当に嫌な奴でしたね!目のギラつき方といい悪役にピッタリで。「椿三十郎」での血のブシュ~!といい、仲代さん、ナイス引き立て役!
[DVD(邦画)] 8点(2006-07-22 20:47:15)
17.  噂の二人
「お前なー、妖精がレズなワケねーだろが!!」と日本のオードリーファンを代表してあのクソガキに鉄槌を食らわせたい気分でした。小学生の頃に伝言ゲームとかやりましたが、5人経由するだけで全然違う言葉になってしまうように、人の噂なんて噂に過ぎないのに、それがきっかけで人の命まで奪ってしまうんだよという警鐘的なものも感じました。気丈なオードリー、非常にナイーブなシャーリー・マクレーンの豪華共演だけでも凄いのに、監督がウィリアム・ワイラーですから、さすがに全編緊張感が持続するワケだよなあと納得してしまいました。シリアスかつ後味も良くないですが、オードリーの演技の幅を知る上でもファンなら1度は観て損の無い佳作だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-14 14:39:20)
18.  猿の惑星
アンタ水面に着陸したのに「草木があるという事は、水もあるかもしれない!」ってどんだけ素っ頓狂なんだよ。でもメス猿はメスらしい表情をしてたのが可愛かったのと、やはりストーリーの強引さ、突っ込みどころ満載さを差し引いても、ラストのあのやり切れなさは衝撃でした。2作目以降は実に不要だったなあ・・・。特に3作目の「新・猿の惑星」なんて、タイムスリップしてきた「猿ご一行様」の道中モノですからね。やっぱりこの1作目が偉大です。
[地上波(吹替)] 7点(2006-07-10 15:34:38)
19.  椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 
まず96分という短さ、テンポの良さがいいですね。「用心棒」は中盤説明に時間をかけるのでゆっくり進む部分があるんですが、こっちは常に一定のスピードで進みます。コミカルな部分も多く、皆で敵の偵察に行く時も、三十郎の後ろに9人もゾロゾロ付いてきちゃって「お前ら、金魚のウンコじゃねえんだから」とか突っ込み入れるし(笑)「仲間9人でも、戦うしかない!」と言ったら三十郎が「いや、10人だ」とか言ってるにも関わらず、三十郎が相手の屋敷に情報収集に入り込んだのを謀反だと仲間が疑って付いてきちゃったり、屋敷の水流に椿を流す名シーンもムダが無いなぁ~。   最後の仲代達矢との決闘シーンも秀逸。20秒近くの間合い・沈黙が続いたと思ったら一瞬で決まる決着!斬られた室戸の胸元から吹き出る血の豪快さはインパクト十分!しかも助けてもらった9人が土下座でお礼をする中、去り際の最後のセリフは「奥方の言う通り、いい刀は鞘に納まっているんだ。お前らも大人しく鞘に納まってろよ・・・・・・、あばよ!」ですよ! あんなに「あばよ!」が似合うのは、三船先生か柳沢慎吾位ですよ! ミフネ超カッケ~~♪男が惚れる男だよありゃw しかも口はめっぽう悪いけど、女の前じゃ紳士だったりする! テンポアップしつつ、斬ってる人数じゃ「用心棒」より上!もし観られていない方で、男くさい感じの侍スキーな方はご覧になってみてください!立ち振る舞いから仕草から全てが画になってる役者なんて、今の時代には残念ながらいないなぁ~。織田裕二が「椿三十郎」をリメイクするらしいけど、ちょっと心配です。。。
[DVD(邦画)] 9点(2006-07-10 14:53:47)
20.  シェルブールの雨傘
最初は大学の仏語の講義で観ました。全編唄いっぱなしって凄いチャレンジだなあと思いました。英語に比べて聞き慣れない分だけ余計に違和感があったり(笑)でもストーリーに入り込むとそれが薄れてきて、同時に映像の美しさ(街並みも衣装も音楽も登場人物も)に惹かれていきました。でもやっぱり美しい映画は悲恋が多いんですね・・・。戦争とかが要因で男女を引き離すのって正直ピンと来ないんですが、ギィとジュヌビエーブの表情がそれを物語ってましたね。終盤再開するシーンが心打たれました。
[DVD(字幕)] 7点(2006-07-10 14:34:28)
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